好きに使うスレ〜窓際26

このエントリーをはてなブックマークに追加
327神裂火織 ◆ONAqFvIHB3lA
>>322
は、はぁ…………そういうものですか。
どうやらこうしている時間が、あなたの疲れを癒やすのに足りているようで私としても幸いです。
それにそもそも私の側にあって、幸福を感じられているという時点であなたは強運を得ているのかもしれません。
(褒められているはずなのに断然不名誉な価値を続々と重ねられているかのように思えて)
(話半分に聞いている疑いの半月目で小さく頷き、土御門の熱弁を気のない空返事で聞き流す)
(その間も、重い頭を受け入れる着物の膝裾へかけての受け皿へ重量による皺を寄せ、労いのための時間は続いていく)
(元気そうににゃーにゃーうるさくはしゃぐ彼を見ていれば、緊張もなくこちらもいつもの調子も戻ってくる)
本当に、大袈裟なんですから…………
(土御門が頭の下へと敷いた枕はまがりなりにも生きているため時折、正座を直すためにもぞりと動く)
(とくんとくん、と太腿へ血潮が流れる音も薄布一枚越しに土御門の鼓膜を揺らそうと小音で鳴って)

大丈夫ですよ、そのときはそのときでそれとなくあなたの意識を昏倒させます。
ふふ……背中刺す刃ともあろう者が、私程度が口にした方便を真に受けてどうするのです。
……母性とあなたは先ほど言っていましたね。
これこそ母が子へするような若干子供扱いのおこないだと思うのですが、あなたは嫌がらないのですね……。
(頭髪へ触れて拒まれないとなれば、逆立つ髪を指の間へ通し撫でていく不慣れな行為を求められるがままに続行していく)
(和装の顔が上から前髪を垂らして土御門の気の抜けた様子の表情を覗き込んだ前傾姿勢で)
(ほっそりと白い手が頭頂部から耳へかけてとさらさらと弄んでいって、それを何往復も優しげな手つきで続けて)

>>326
【それではお疲れ様でした】
【ええ……残念なお知らせがあるときは、事前に待ち合わせの場所で伝えさせて頂きましょう】
【……はいはい、あなたの大好きは言葉半分に受け取っておきます】
【また日曜にお会いしましょう】

【スレをお返しします、ありがとうございました!】