>>623 ……ど、どうして、そんなこと言うの。
クレアのこと…違うとか、そんな風に私は思ってないわ。
…それは、アムロさんは私と同じでニュータイプって、呼ばれてる人だから…多分、私の感じているのと同じか、近いものを感じているから…
それに他の人たちもいい人だから…セルゲイさんは特に、女で、子供の私を心配してくれてるっていうだけよ。
私は、まだ他の人と比べて、くよくよしてるから…
(クレアの感情が、はっきりとではないにせよ、私には伝わってくる)
(私のことを羨ましいと思うような…そんなクレアの心が)
(クレアが私に抱くそんな気持ちが、黒い感情に変わっていく様子が感じられる)
(けれど私にはどうしてクレアが…友達である私にそんな感情を抱くのか…わからない)
(私も誰かのことを羨ましいと思ったことはあるけれど、こんな感情にまでは変化したことがなかったから)
はぅっっ!!!
(パシン、という乾いた音が、私達の部屋に響く)
(クレアに打たれた頬は赤くなって、今もじんじん痛い)
(どうして、こんなことになってしまったのか…わからない。ただ私は…彼女に逆らえない弱みがある)
(クレアがいない時、しばらく戻らない用事で出かけたということもあって…私はそこで…自慰をした)
(まさかそれを…私もクレアがハロなんて持っていることを知らなかったけど…そのハロが録画なんてしていたなんて)
(データ自体はいくらでも複製が利くから、だから彼女のハロや、データメディアを取り上げればいいという単純なものでもなく)
(ただ彼女に従うほか…なかった)
ぐっっ……!!!
(犬みたいに首輪をつけられて、リードを引かれて息苦しくて、顔をしかめて苦しげな声を漏らす)
(何故ここまでされるのか…本当にわからない)
あっ……
(下着姿になったクレアが、残したままのブーツを私に向ける)
(その意味…私は知っている。彼女に調教、されているから)
ご、ごめんなさい…あ、挨拶もろくにできない、奴隷で…ごめんなさい…
わ…私、エリス・クロードは、…クレア・ヒースロー…様の奴隷…です…
なんでも…ご命令してください…ご主人、様…
(そう言うと私は差し出されたブーツに顔を近づける…とても綺麗とは言えないそれを)
…くちゃ……
(それに…舌をつけた)
(苦いような、埃っぽいような、そんな味が広がる…私は…今、人の靴を…舐めている…)
>>624 【気にしないでクレア。そういう風にさせてもらったから】