>>311 求めたものを与えているのはお互い様だぜ。お前だって……俺が欲しいものをくれているんだからな。
唇も、柔肌も……こんなこと言うと身体ばかりみたいだが、一番好いているのは懸命に愛してくれるお前の一途さだ。
……いいぜ、二人で溺れちまえばいい……ここまで来たら奈落の底まで落ちていくだけだ。
(懺悔するよう目を閉じた相手の顔には悲壮に満ちた感情が垣間見えた気がしたが)
(その正体を聞いてはいけない気がして黙って見守るだけだが、そもそも自分の勘ぐり過ぎかもしれないと自らを嘲笑して)
……んぅ…すっかり従順になっちまって……愛してる、何だって言ってやるよ。……愛してるぜ…
ちゅ…っ…んッ……れろっ…ちゅ、く…っ。
(普段隙を見せない女が自分の前でのみ乱れた姿を見せる、その変貌ぶりが劣情を燃え上がらせる一因となって)
(甘い善がりが耳に響くほど先端を貪る吸引力が増していく。優しく撫でられる手に反して、みっともないほどの音を立てて乳首を攻め立てる)
(赤く充血させてしまうほど強く刺激し、欲望に塗れた体に手加減はなかった)
……んっ、ふう……愛してるぜ。悪魔だろうと女ってやつは愛を欲しがるもんなのか?
これからはいくらでも時間はあるんだ……ちゅく、っ……聞き飽きるほど囁いてやるよ。
(一歩分だけ這うようにして前進すれば相手の豊かな乳房がひしゃげるように胸板に当たってしまう)
(ぴたりと合わさるのは胸板だけに終わらず、唇も、両脚も、二人溶け合うように絡まっていく)
とことんまで交じり合おうぜ……俺とお前の境が分からなくなるくらいにな……
……あッッ……ン……!!
(耳をくすぐる温かい吐息は意識さえも白く霞をかけ、理性を失えば後は欲望と本能のみが身体を動かす)
(それはごく自然のうちに、誘われるまま肉棒が挿入されていった)
(たった一度しか貫かれていない場所はまだ窮屈ではあるが、波打ってうねる襞に飲み込まれるよう埋没していく)
【そうだな、おかゆを口移しで食べさせてやろうか?(しおらしく頷く相手を優しく見守り)】
【そんな顔するなよ。次もたっぷり愛してやるからな】
【今度は土曜、日曜がいいが、他がいいなら来週都合のいい日を聞かせてほしい】