>>231 好き……。そう……私も私、一固体として……貴方に好意というものを寄せている。
人は基本的に変わらない。影響を受けても本質はそのまま。
だから……敢えて私は。……私は変わるのかもしれない。貴方達の影響で。
(逸らされた視線を追うように瞬きを一度して)
欲なら在る……たぶん。貴方がいつか、私の中に「退屈」を見つけた時。
何万回も繰り返されたあの夏休み。退屈だと悟られるくらいなら……私はきっと……そう、退屈。
そこから解き放たれたい。
貴方は選ばれた存在。だから、私達が居る意味とはまた別の理由があるはず。
ただ。涼宮ハルヒが居なければ、私達の存在も無かった。……つまり、私と貴方が出会うことも無かった。
……これは彼女に感謝する……ところ?
…………貴方らしい。貴方の在り方、見本だと言っても過言じゃない。
一人語りが上手い。……自問自答……自己嫌悪……ボケ、突っ込み。
何でも独りでこなせる貴方は凄いと思う。……そう、野暮。健全な高校生男子。……本の中では
理性を……失うのが常……デフォルト。
いつか見た……桃色のディスクでも……男が所謂狼と言うものに豹変していた。
(パソコンで観たAVの感想を、無表情のままにさらりと告げて)
私が……ここで押し倒されていても不思議じゃない……寧ろ、デフォ。
(離れた唇からキョンの吐息が聞こえたような気がする)
(それも一瞬のこと――また重ねた唇、少し尖らせたそこへ筋のように送られてくる息吹きを)
(その都度、喉の奥へと流し込んでいけば小さな肩先と、制服の下でささやかに埋もれる胸部も)
(微かに上下して、弾んで――実際、酸素不足だったわけでもないため、キョンが離れてしまうと)
―――っ……っふ…………
(互いの呼吸が合わなかった分が溢れだすように、息を洩らして)
(つっと――唇の端から水滴が一筋零れ落ちた)
それは……無い。操作は無い、大丈夫。
操作をされているように……貴方の中で何か……特別な感情が芽生えたのなら、それは貴方の気持ちであって
私がそうさせた……操作させたものじゃない。
ただ……酸素を、と頼んで、本当に酸素を送られるとは思わなかった。
ここからは……もっと濃厚に……激しいものへと変わるのでは……そう、キス……と言うものなら。
―――続きを……。
(倒れるふりをした時に、二人は床に着地していた)
(なので、自分は身体半分寝た体勢ではあったが、キョンの首に両腕を回すには十分余裕があって)
(回した腕に少しだけ力をこめてみた)
【3時半どころか4時……ごめんなさい。とりあえず、レスは落とす。こっちは次で拾って返す】
【今夜はここまでで……】