>>96 (顔を上げると、ヘンリーと目が合って)
(幼さを残すも想像以上に整った顔立ちに驚きを覚える)
…そうかい?やっぱり私達と違って生真面目なんだね
それじゃあすまないけど私もこういう話し方しか出来ないんでね
(表情は先程以上に親しみのこもった表情になっていた)
なんだ、それくらいの事で謝らないでくれよ
(あまりにも悲痛なヘンリーの様子に少し呆れてしまって)
せっかく足を運んでくれた王子様を
きちんともてなしもせず返したとあっちゃ私達の恥だからね
むしろ泊まってもらえるなんて願っても無い事だよ
ゆっくりとこの国を楽しんでいってくれ
と言っても、王都に比べりゃここなんて獣の巣みたいなもんだろうけど
それでも良けりゃ一晩と言わず何日だって滞在してくれてかまわないよ
(そう言った後ヘンリーには聞こえない様な小声で)
…そう…永遠にだってね
(獲物を見つめる肉食獣の様な声でそう呟く)
さあ!みんな!王子様が滞在してくれるってさ!
(そして一転、明るく大きな声でそう叫んで)
宴の準備だよ!私に恥をかかせたら承知しないからね!
(さけびつつ女官達に指示をして)
…さて…王子様、私は色々と手配りをしなきゃいけないからね
宿泊できる所はこいつらが案内するから、すまないけど失礼させてもらうよ
(女官を一人呼ぶとヘンリーに付け、自分は宮殿の奥へと去っていった)
…また後で会おう!
【始まったばかりですまないんだけど突然出掛けなくちゃいけなくなってしまった】
【今日はここまでで凍結とさせてもらえるかい?】
【明日は一日中時間があるから、もしヘンリーさえ良かったらまた明日会いたいと思う】