>>496 もォ〜〜、そう改まって言われると逆におかしいわね。ま、褒めてくれてるのよね?そうよね?
帰りは大分軽くなると思うけど?ねぇ、ここでキャンプできるようにテントとか持ってくればよかったわね?
夜空も綺麗だろうし…ね。
私はこの制服姿だったし、アナタも医大受験生だったし、ね。十代だと思うわ。留年でもしてなきゃ。
(やっと彼の視線に気がついたのか、少しばかり頬を紅くして眉を寄せ)
(腰を浮かして座りなおせば余計に肉感のある太股が曝け出されて、慌ててスカートの裾を)
(引っ張り下ろしながら)
ん、もォ、何見てるのよっ!
子育て――か。
(幼少時の惨事を思い浮かべ暗い表情になるが、既に悟り、納得した所為もあってか一瞬で)
健康上、よ。ま、良いじゃない?成仏するまでは普通に暮らしても。
何が普通かっていうと、そうやってアナタが今言ったように死んでるのに健康に気を使っちゃうようなこと、よ。
あら、私の天下なの?あはは、そりゃ良いわね。ねぇ、知ってる?男女の関係は少しくらい女の子が強い方が上手くいくんですって。
いつか母親から聞いた記憶があるわ。
で、アナタ…音無くんは平気なの?その…つ、強い女の子。――って…ま、まぁ…無理そうな気もするけど。
(自分とは対照的な奏を思い出し苦笑する)
はいはい、美味しかったのね。それはどーも。
(彼の背中を擦りつつ、耳元で棒読みにそう囁きながら、落ち着いたようなので一旦背中を)
(擦っていた掌を離し、そして何か思いついたのか悪戯な光を瞳に宿して)
そ。そんなに美味しくて、咽ちゃうくらいだったのね。―――じゃ、お礼を貰おうかしら?
ん〜〜〜…キス、一回。