好きに使うスレ予備15

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647音無結弦 ◆9dyasYtoLQ
>>646
痛覚は無しでもよかったのにな、痛みを感じるってのも重要な要素なのかもしれないけど。
…誰がこの世界を……やっぱり神様か?
結局突き止めなかったよな、誰がこの世界を作ったかなんて些細な問題になっちまった。
……忘れてて当然だ…こうやって話して、食事して、寝て起きて、翌朝には学校に行く。
こんな平凡な生活してたら死んだってことなんか忘れちまう。
(胸に手を当ててみれば、鼓動は無い)
(死んでいるのに生きている不思議な感覚だが、自我を保っていられることは恐怖よりも嬉しさが勝る)
ムッツリってあれか、こうしてゆりと普通に話してても本音じゃエッチなことばかり考えてる。
俺だって…考えないって…わけじゃないけど。四六時中そればっかってことはねえよ、何せこの世界に来てから大変なことばかりだったし。
(やぶ蛇な質問をしてしまったと、返事に悩みながら答えていって)

自分から望んで変わりたいって思ったんなら…それはきっと悪いことじゃないよ。
ゆりが変わったらどうなるのか、ちょっと気になるな?
あれな……間近で聞かされたこっちが恥ずかしかった。けど、日向すげー男らしかった。
俺なんかユイに何も言えなかったのに……
会うんじゃないの?そうじゃなきゃ、せっかくのプロポーズが台無しだ。
ゆりは……ああいうプロポーズ…好きなのか?
(熱烈なプロポーズには心動かされるものなのかと、興味本位から尋ねてしまって)

保留ってのも情けないけど、今はなんて言っていいか分からないんだ。
(答えられない申し訳なさを口にすれば、ゆりを困らせるだけだと言葉少なに繋げていき)
(この場の雰囲気を切り替えようと笑顔を見せてくれたゆりの気持ちを無駄にしないために、満面の笑顔で応えていく)

ポジティブだな、奏が無口だったからこそ……か。
正体不明だからこそ奏のことばかり、深く考えてたよな。
天使、なんて見当違いな方向に言っちゃったけど……結果オーライって感じか。
でも俺はあの日々を無駄だなんて思わないぜ?
奏と殺し合いしたいわけじゃないけど……対立ってのは向き合うってことだからな。
そうそう、そのおかげで仲良くなれた。そういうことにしておこうぜ。
(あの戦いにも意味があった、そう考える気持ちも嘘じゃないが本気に憎しみを抱くほどの戦闘)
(意味があったとしても納得しきれるものではなかったが、目の前のゆりを見つめていると自分でも不思議なほど自然と微笑していき)

んむッ……ぐ……。
(茶々を入れるゆりに何も言い返せず、ただ辛さを耐えるため口はしっかりと閉じられている)
(水を飲めば幾分辛さがやわらぎ、やっと口を開くことができて)
うわっ、涙まで出ちゃってたのか。涙が出るほど美味しいってわけだ。
(頬を伝う涙に気づくと指先でその雫を払いのけようとしたが、先に届いたゆりの指先に触れて)
(その事を意識するが、突然のことに言葉を発せずにいた)
全然余裕だっての、ちょっと涙が出やすい体質なだけだ!
ゆりだって無茶したらまた涙が零れてくるぜ?
(どうして食事にこんなにも体力を消耗するのか、体は激戦の後のように気だるく重い)
(残りの最後の一口はどうするべきかと苦悩していると、そのスプーンはゆりの口へと入ってしまい)
(きっと涙が零れるだろうと勝手な予想をして、指先をゆりの頬に近づけていった)

【切ろうにも、ここで凍結をお願いしたいからもう一度だけ】
【もうじき眠る時間なんだ。ゆり、ここで凍結を頼んでもいいか?】