>>249 ……夢見が悪いって、そ、それってどういう……?
……っ。
(気になり弱気に問いただすが、すでに彼女は向き直っていて)
えっ……き、切ってくれる予定だったの……?
なんだよぅ……もったいないことをした気分だ……っ。
じゃ、つ、次……次……次に伸びてきたときは、きき、切って……?
(子供に戻ったみたいに、彼女にせがんでみて)
だ、だって……! 男女が一緒にお風呂に入ったら、あ、洗いっこするのが、常識だろ……っ!!
ゲームだとそういう展開が多いし……ふ、普通だろっ!? 僕は、ヘンタイじゃないよっ!?
……な、なんで、今日は、僕に、そんな意地悪するんだよぅ。
(完全にクローシェのペースに乗せられていることに、少し抵抗してみて)
ぼ、僕は、いいんだよ……っ、このままで。
今から鍛えようと思ったところで、こんな細い腕じゃ筋肉なんて付かないよ……。
それに、正当な訓練を受けなくたって――――体を張って君を護ってみせる!!
……絶対に。
(今まで逃げることを考えてばかりだった自分と決別するかのように、はっきりとそう宣言して)
そ、そんな色っぽい声出さないでよ……ま、また、反応してきちゃうだろ……っ。
(ウソです……実はもう反応しちゃってます……)
……ここか、ここなのか!! こ、ここがいいのか!! んんっ?
(僕は、元気になる下半身を抑え込むようにして、半ばヤケになってマッサージを続ける)
クローシェ専属のマッサージ師にだったら、よ、喜んでなってあげるよ……っ。
ここは……だ、誰にも、触らせやしない……ふひひ。
(しばらく続けていると、赤い点もだいぶ見えなくなってきたので、)
(真っ赤に染まってしまっている肩に手をかけ、力を入れて揉んでいく)
(実は、最初から肩が気になっていた)
(なんでこの場所に集中して…………と、ふと考えてみると――)
……胸が大きいと肩が凝るって、本当だったんだな……ふひっふひっ。
(背中からも、少し見えてしまっている彼女の乳房を見ながら、ニヤニヤと表情を緩めて呟いた)
【……そ、その睡魔は、クローシェが日ごろ頑張っている証拠だよ……。
それなのに、付き合ってくれてありがとう。もう何回も言ってるけど……ありがとう】
【そこそこ寝られたんだな……よかった。
ぼ、僕のせいで、公務がままならない状態になったらどうしようかと……心配だったんだよ。
うん、ぼ、僕も気をつける……っ】
【うん……よろしくなっ】