なりきりH〜1号室【四十一泊目】

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624ジャック ◆4saOjgqhfM
こっちの学園で女の子を取り囲んで何かやっているって噂は聞いていたけど、
まさか本当にサバトだったとは……
(周りに転がっている学生服の変死体たちとは違った、牧師の格好をした男)
(見た目に若いだけでなく劣勢に置かれた見習いらしく、緊張した表情が現われている)

女の子の格好をしているからといって、
おっ、女の子で可愛いからといってこれは許されることじゃない!
(周囲の死体は、逃げようとした者や椅子に座ったままのけぞっているような学生達)
(騙されて集められ、問答無用で精気を抜かれたという様がありありと見てとれる)
そもそも……名を名乗れ、悪魔の子よ!
(よく自分だけで完遂できる、邪気を祓う依頼のつもりで振るった十字架は溶かされ、教典は焼かれて)
(もはや素手の状態でも一歩も引かずに女の子の目の前にいる)

逃げなきゃまずい……でもこの子は、何か………!
(異様な雰囲気を出している白肌の少女から視線が外せない)
(敗北感・観念・恐怖・畏怖、それだけじゃなく何か別の感情が心を支配しており)
(それが目の前での逃走を、彼女を幻滅させることを許さず、結果身動きできなくている)

【気が早いかもしれないけど、負けたところから書き出してみたよ】
【もし出会いのところから始めたかったりしてたら……もうゴメンナサイ!としか】