「朽木ルキア」大ブレイクの予感パート22

このエントリーをはてなブックマークに追加
134ギン×花魁ルキア 4
「ギン…さま…、はよう、おいでなんし…」
そのまなざしは淫惑に満ちて、ギンは自身をいっそう熱くした。
もう何も言わずに手早く衣服を脱ぎ、屹立したものをルキアに押し当てた。
「あ」
ルキアが思わず声を漏らすが、ギンは躊躇なく腰を進める。
「…ああぁぁっ」
剛棒に中心を押し広げられルキアは艶やかな叫びを上げた。
「……極楽やなぁ」
ギンが腰を動かすたびに肉のぶつかる音がする。
ルキアが顎をそらし呼吸を荒げ、肉襞はギンのものを放すまいと締めつけた。
「ああっ…あっ…あっ!」
嫌な客だということも忘れたように、ルキアの中は熱く、男に貫かれる愉悦を貪っていた。
柔肌に汗が浮かび、牝の匂いが立ち昇る。
ギンの動きが速まり、そのまま欲望を放った。


余韻の醒めぬうち、布団に横たわったまま、ギンは呟き始めた。
「ボクだけのルキアちゃんやったら最高なんやけどなぁ」
「……」
ルキアは目を伏せ、身じろぎひとつしない。
「もうちょい頑張って、いつか身請けしたる」
花魁の身請けには相当の金がいる。簡単なことではない。
「待っておりんすよ」
ルキアは今まで何人かに言った言葉を囁いた。
「……今夜はまだまだボクだけのもんやで」
ギンはルキアの裸身に再び手を伸ばした。

享楽と嘘と悲哀を滲ませ、遊郭の夜は更け行く。