>>278 え……あ……もう、私、そうですよね、聖職者じゃなくて……あなたに、心を……
(今更ながらに、聖書がサキュバスの手をやけどさせたことを思い出し)
(今、サキュバスが自分に良いように触れているということは
自分がもう神の僕ではないのだと意識させられ)
(それはフィーメの勝手な錯覚なのだけど……
今のフィーメにとっては、そんな自分自身の変化も恋した気持ちの前では塗りつぶされていき)
お、おもちゃって、そんなっ……ひゃうっ?!
あ……ちょ、調教って……私、んぁぁっ?!
(聖職者として、全く縁のなかった言葉に困ったような声を出すものの)
(たっぷりとした乳房をもみほぐされるだけで漏れてしまう甘い声は
乳首を爪で愛されるたび甲高い甘さを交え)
はいっ……私、あなたのものに、身も心もっ……んっ……
(肩口にサキュバスのものである証をまた一つ刻まれると、キスの刺激にも嬉しそうに小さく鳴いて)
……私、神の僕どころか人間でさえなくなっちゃうんですね……
(人を捨てることに躊躇いががないわけではないのか、わずかに声を曇らせるものの)
(奥深くまでなめ回される膣は、人でないものの舌を待ち望むかのように
愛蜜をあふれさせ、サキュバスの舌を楽しませながらきゅうっと締め付けて)
さ、サキュバスとそことは関係ないんじゃっ……きゃああっ?!
ま、待ってくださいってば、そんな、あっ……!
(腰を押さえこむ力に抵抗しきれず)
(指でほぐされ始めてしまうと、サキュバスの腕の中でびくびくっと腰を跳ねさせながらも、
アナルへのマッサージについ声が漏れてしまい)
ううううううそですっ、きゅうきゅうなんて、そんな、そんなところっ……!え……?
(何かが投げ落とされたばさっという音に、大きな鏡があったことに気がつき)
あ、えっ……鏡、嘘っ……!
(そこには、ベッドの上で絡み合う二人の痴態と)
(なにより、足下には神に仕える身であったことを示す二つのアイテム)
や、やああっ?!こんなところ、こんなはしたない姿神様にっ……ぁ……
(ベッドの上で濡れた秘所を、よりによって魔族の手で大きく開脚させられると
泣きそうな声で小さく囁くものの、
既に自分が神に仕える身でないことを思い出させられればそれ以上言葉もなく)
(ただ、まだわずかに躊躇いがあるのか)
(処女膜をなぞるサキュバスに、神様よりも信じられる何かを求めるような、潤んだ視線をじっと向けて)