好きに使うスレ32

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56ベアトリーチェ ◆vQ4lWf12zU
>>54
んく…ッ…、ゃ……ァ………ぅう…ふ、ん…っ
(開いた唇に熱い舌が這い進む。ピクンッと背を抱いた指が僅かに動いてスーツに皺を作る)
(乱暴で、遠慮もない。けれど拙くもそれを補って余りある情熱を感じる口腔を這う舌に頭が甘く、痺れるようだった)
(ざらついた舌を少し、差し出すかのように絡ませれば心が満たされ)
(求められ、与えられ…唇の端には混ざり合った唾液の雫が零れそうになって)
…ふぁ……ア…………。…ん、はぁ…は………
(唇が引き剥がされれば触れた外気が冷たく感じる)
(其れほどまでに熱く、熱をもった口付けだった――)
(名残惜しそうに開いた唇を噛み、ゆっくり開いた瞳の蒼を揺らした)
―――ン……、…ッ………ひゃぅ?!
ぅァ…あッン…!ひ……は、ぁぁあ…アッ…んんん!!
(これで終わりなのだろうと思っていた。だが戦人の唇はまた近づき、今度は頬へ落とされた)
(熱をもつ頬から下へ――刺激が滑れば今度は塞がらぬ唇から嬌声が漏れる)
ッつ――ん…いっ………
(首筋にほんの少しの痛みに似た刺激が走ると、それが何なのかすぐに理解し)
(白く透き通るような柔肌に、赤く痛々しい…けれど愛しい、一欠けらの花弁が印となって咲いた)
…んはぁ……、う…
………ひ、卑怯…者……。いきなりすぎだ…。
(豊かな弾力を誇る膨らみに、自分の物ではない手が触れる)
(問われれば恥ずかしげに染まった顔を逸らし、子供のような拗ねた声で呟いた)
(けれど口とは裏腹に、求める声に応じるように身に纏ったドレスが黄金に輝き、幾つもの蝶々となって身体を包む)
(ほんの少し念じれば蝶々は跡形もなく爆ぜ――そこには、下着だけを身に着けた身体が晒された)
(黒のレースを基調とした上品な下着は零れそうな柔肉を包み、ドレスから見えるそれよりも谷間は深く刻まれていて)
こ、これで…良い、か…?
………えと…だな、妾の身体はどう、だ?
(本当に晒してしまったが、果たして戦人にはどう映っただろうか)
(不安に声を震わせながら尋ね、羞恥に染まった顔にも不安が過ぎった)

【いやいや、妾だって負けては………うむ、これ以上は止めよう…】
【し、しておらぬわッ!人聞きの悪い事を言うでない!ゆ、譲らぬとか言われても………う、嬉しい…けどどうしたらいいのかわからぬではないか…!】