>>474 はっ、はぁ、はぁ、はぁ……っ…
…うん…えいえんの……しあわせ…………ぐすっ…
きっと……せかいじゅう、で…わたしたち、だけ、だね…こんな…あいしあって…る、のは……
あい…してる……あいし…て、る………あなたの…こ…と………ああ………!!
(息を切らせ、どくん、どく、どくんと、不規則に脈打つ心臓に声を途切れさせながら)
(それでも懸命に、思いの丈を言葉に、声に、表情に、身体に込めて伝えていく)
(歓喜と法悦の温かい涙が頬を伝わり、滑り落ちたそれが、耳朶に触れんばかりに近づいていた唇を湿らせる)
(それはこの世で最も尊い一滴……その味は、生涯忘れる事はないだろう)
……つくろう……?
わたしと、あなた………が、あいしあった、あかし…
……そして、その、こ……にも、えいえん、を………………ううん、そのこ、には…うまれたとき、から、の、えいえんを………
あ、あ、あ、あ……あああああああああっ!あい、してる、ずっと……いっしょ…!!ん………………………ッッ!!!!
(穏やかな笑みを浮かべながら、ゆっくり頷く)
(愛しあう男女が、子供を授かる……それはまるで、無から有を生み出す神の如き行為)
(終焉であるはずの死の果てにそれを成す、それは二人が終わりのない愛をなしえたしるし)
(そしてこの世の全ての悪意に、この世を支配する時間という理に侵されることのない、絶対の力──)
(死によってわが子をも永遠へと解き放ち護るという、逆説的な…そして究極の愛の形)
(体越しに伝わる体温の温かさに限りない安らぎを感じながら、一際熱く囁かれる愛の言葉に応えるように、天使は歌う…愛の歌の、最終章を)
(そしてその胎内で命のマグマが迸った時、背なの翼が大きくはためき、白い羽根が雪のように乱舞して)
(鼓動は、時は止まり───見るもの全てに、間違いなくこの天使は、幸せの中逝ったのだと納得させうる微笑を浮かべて)
……………………………
(────天使は、屍天使へと、その存在を昇華した)
【うん>置きレス】
【今日は…何時まで、大丈夫?】