>>9 ええっ……これで最後……これで最後だからっ……
(同じ人間の身体とは思えないほど柔らかな胸で雄二の指を受け止めながら……
指の隙間から乳肉が零れてしまいそうになるほど掴まれると、
思わず声が出てしまいそうになるけれど)
……そんなっ……私のこと、胸ばっかりみたいに言わないでよっ……
(目尻に涙を浮かばせながらも、今の環には弟の手を、舌を受け入れる事しかできず)
(雄二の顔が離れたころには、桃色の乳輪には仄かな赤さが加わり……
その先端は、ぬらぬらと唾液で輝きながら、ツンと硬さを帯びてしまっていて)
わ、分かったわよ……分かったからっ……
(清潔に片付けておいたベッドを指さされると、
ピンと伸ばしたシーツ、うっとうしい季節の合間に良く乾かしておいた布団が
これから穢らわしい行為に及ぼうとしている自分を拒むかのような清潔感を放っていて)
(唇を噛みながらその脇へ立つと、イルファの上着とブラを脱ぎ……
サイドテーブルに片付けると、スカートに手をかけたところで)
……これ、借りてるものだし、皺付けたく無いから……
向こう……向いてて……
(これから全てを見せることになっても、
着替えを見られるのはまた別の意味で恥ずかしいのか……
雄二の視線を感じると、なかなかスカートを脱ごうとせずに)