それを何も出来ずに見ているのが腹立たしい……!これすらヤツらの思い通りになるなんて、本当になんもできねぇんじゃねぇかっ!
「ぐぇっ!おぇっ!ごふっ!」
やがて、ヤンガスの口角から黄色い液体が溢れ出てくるのが見えた。ヤンガスは泣きながらそれを吐き出しているようだったが、きっと飲めない分は喉の奥に入ってしまっているだろう。
俺は我慢の限界だった。
「ぐぇえええっ!」
「分かった!分かったから!」
『何が分かったというんだ。言ってみろ、ヤンパー君?』
ここは慎重に言葉を選ばないと、不味い。本当にヤンガスだけがあんな目にあうことになる。それは最悪のパターンだった。
「お、俺にも、やらせてくだせぇ」
屈辱だった。自分から魔物の小便が飲みたいなどと言わされるのは、死より苦しい拷問だった。しかし、ここで俺が死ねば、残りの全部をヤンガスに押し付けることになる。
『ふむ……では次の言葉を復唱するように』
デウスは気が向いたらしい。これなら何とか命令を変えさせることが出来るかもしれない。
『魔物たちに、「この便器に小便を恵んでください」と言え』
嘲笑った。
姿こそ見えないが、確実に俺を嘲笑った。
「ぐぅ…ううううっ!くそぉっ!」
足元を見られた。デウスは本気で要求しているのだろう。多分、言うまでヤンガスを嬲り続ける。
ヤンガスは、三匹目になるギガンテスのチンポを咥えさせられていた。泣きながらその尿を吐き出している。ヤンガスの足元の床は、既に黄色い液体でびちゃびちゃに濡れている。
「おぇっ!ぐぇえええっ!」
「……この、便器に小便を、恵んでください……!」
『声が小さいな。それでは魔物たちに聞こえないのではないか?』
「この!便器にっ!小便を恵んでくださいっ!」
一気に言い切った。顔から火が出そうだった。何故か頭が痛い。
『ク、アッハッハッハッハ』
デウスがおかしくてしょうがないというように笑い出した。魔物の半分がこちらに向かってくる。
「くそっ!くそぉおおおおっ!」
俺はやるせなくて、慟哭した。魔物は俺を取り囲む。これからが正念場だと言うのに、俺は既に涙が止まらなかった。
さてと、休憩入ります。
ちょっと眠いので、寝落ちしちゃってたらすまん。
それと、こちらの作品も安価を10回こなしたらエンディングに持って行こうと思います。ご了承ください。
次安価
>>223