好きに使うスレ〜窓際 6

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176石田三成 ◆Nv8kjiFweM
>>173
【誤りは誰にでもある。気にする必要などない】

>>174
(平坦な道を、心地良い日差しの中進む)
(他愛のない話と笑顔、それらが贅沢にすら思えてくる)
(やがて、進む道は注意を要する傾斜へと変化する)
…随分、外れた道を行くのですね。
(ただでさえ急な斜面が今は雪に濡れている)
お市様―――
(呼びかけて、共に降りようとしたがそれより少し早く、控え目に添えられてきた手)
引っ張られて転ぶほど軟な俺ではありません。
…その手を遠慮すれば、お市様といえど俺は怒ります。
(時間をかけて斜面を共に降り、次に程なく見えて来たのは上りの石段)
待って下さい。
(石段の上を見て今にも上ろうとする相手より、一歩先に出る)
これを登るだけならば、お市様の案内はいりません
――俺が先に行きますから、後に続いて下さい。
(手を取って、先に上った石段の雪を踏み、横へ散らしながら上っていく)
(こうして手を取って導くのはこれで二度目だと、以前の事をふと思い出しながら)

ここが、目的地……
(木々という木々に囲まれた四方を見回す)
(否が応にも目を奪われるのは、螺旋を描いて棚を覆う藤の蔓)
(花はつけずとも、その生命力と力強く時を待つ姿があり余る存在感を示している)
(初めて目にした光景に気を取られている間に、席を用意され――素直に座ることにした)
……特に手入れがされている様子もない。
人の手が加えられているのなら、この中心にある藤の蔓以外に大きな顔はさせないと見受けますが。
……良かったのですか?
……人に知られぬこのような場所を俺に教えて。
(隣に座る人を見ながら静かに聞いてみる。その顔に含みはない)

(質問を自分から発しながら、間髪入れず話し続ける)
まあ、俺は……お市様の意図がどうであれ―――
勝手に喜びますから。……忘れろと言われて忘れられる程、俺の頭は単純ではないのです。
(蔓に視線を向ける。照れ隠しと、隣にいる人が見せようとした光景をもっと見たい思いを混在させて)
―――ここに花が咲けば、きっと見事なのでしょうね。

>>175
【理解しています。……そして、時間をかけたがためにもう刻限が目の前です】
【今日はここで凍結でしょうか?】