【あなたの】俺の家に来ないか?15【生活空間】

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575仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/02(木) 23:10:04 ID:???
>>573
いや…変わらんで欲しいかもな…。
お前さんのそういう所、気に入っとるきに。

つ…くぅ…っ…
(共に絶頂を迎えれば、腕の中の美里の身体から力が抜けたのがわかる)
(いつもとは違うその反応に、内心慌てながら支えるように抱きしめると)
(そのまま崩れるようにベッドへと倒れ込んでいた)

…ハア…ハ…美里…ん…大丈夫か?
(しばらくは何かを言う余裕もなく、荒い呼吸だけが部屋に響き渡り)
(それでも何とか美里の顔を見てみれば、ぐったりとしながらも穏やかな表情で安心する)

ああ…まだ離れたくない、俺も。…どうした?
(ねだってくる美里の甘さと気だるさを含んだ声と伝わる体温が心地よい)
(返事をしながら視線を下げれば、まっすぐに見上げてくる瞳と交わって)
(汗ばんだ美里の頬に貼りついていたほつれ毛を、指先で掻き上げながら問うてみた)

【お言葉に甘えて少々削らせてもらったぜよ。美里も何かあったらいつでも言いんしゃい】
576美里 ◆Ln46so437k :2009/04/02(木) 23:26:33 ID:???
>>575
…雅治君も…そのままでいて。
(あたたかい答えに、少し恥ずかしそうに頷いて)

…はぁ……大丈夫…だよ……
ん……はぁ…嬉しかった…。
(余裕なく息をしながらも、気遣ってくれる雅治君の気持ちがうれしくて)
(安心させようと弱々しく微笑んでみせた)

ありがとう。…ん…ふふ。
(ふいに視線が交わり、優しく額に指がかかれば鼓動がまたとくんと鳴る)
(あんなにも乱れた後なのに、少しのことでまたときめいている自分がおかしくてクスッっと笑ってしまう)
…本当にね、溶けちゃうかと思った……。
んっ…雅治君…もういっかい、キスして。
(不思議そうに見つめている雅治君へ視線を戻し、少し恥ずかしそうに呟き)
(胸と胸をぴったりくっつけるように抱きつくと、甘えてキスをねだった)
577仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/03(金) 00:01:16 ID:???
>>576
ん?フ…そんな事を言ってエエんかの?
お前さんをからかったり、いじめたりして楽しむような男じゃが。

ならエエが…少し驚いたぜよ。
あのまま気を失ったのかと思ったからな。…しんどいなら無理はしなさんな。
(心配かけまいとする美里の気持は嬉しかったが、その微笑みはどこか儚くて)
嬉しかったんか?…心配された事がかの?
(意表を衝いた言葉に、美里が言わんとする意味を考えつつ)

礼なんていらんぜよ。…?
(美里の髪に指を絡ませてみれば、不意に彼女が笑みを零す)
(その様子が、いつもと違う雰囲気を醸し出しているように思えて見惚れてしまう)
珍しいな、美里がそんな事を言うなんて。
ま、そう言われれば悪い気はせんが…今日は本当にどうしたんじゃ?
…ん…
(美里からねだられるままに、顔を寄せてそっと唇を重ねて目を閉じれば)
(ぴったりと重なった胸から美里の鼓動が伝わってきて、身の内に響いた)

【このまま〆の方向でエエかの?それとも…もう一回ぐらい凍結していちゃいちゃするか?】
578美里 ◆Ln46so437k :2009/04/03(金) 00:28:54 ID:???
>>577
雅治君のそういうところも好きなの…。
…雅治君にならいじめられてもいいもん…。

…うん、すごく気持ちよかった…そのまま気を失ってもいいって思ったくらい。
なんてね…心配してくれてありがとう。大丈夫…幸せだから。
(心配してくれる雅治君の手をそっと握って指を絡め、きゅっと力を込めて大丈夫と伝える)

ううん…なんていうか…全部。抱きしめてくれて…私だけって言ってくれて
一緒に気持ちよくなれて、嬉しかったの。
雅治君はどうだった…?
(言葉が足りなかったことに気づくと、少し恥ずかしそうにひとつずつ気持ちを伝えて)

…あ、あのね…。雅治君…いつも、ちゃんと言ってほしがるでしょ…。
だから…今日は言ってみたの……。
(仕草だけでキスをねだれば、いつも意地悪そうな瞳で言葉で続きを促してくることを思い出していたが)
(不思議そうに指摘されれば、その時よりもずっと恥ずかしくて瞳を伏せてしまう)

…ん……。
(雅治君の顔が近づけば、そっと瞳を閉じて身を任せる)
(先ほどまでの熱に浮かされ求め合うようなキスとは違った、甘く優しいキスも心地よくて)

【もうちょっといちゃいちゃしたいな…雅治君は?】
579仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/03(金) 00:39:11 ID:???
【ん、俺ももう少し美里とゆっくりしたい】
【それで少々早いんじゃが、今日はここで凍結してもらってもエエじゃろうか?】
【時間をかけて返事を考えたいが、時間をオーバーしそうじゃき】
580美里 ◆Ln46so437k :2009/04/03(金) 00:41:36 ID:???
【ありがとう、雅治君。嬉しいな】
【うん、丁度良さそうだし、ここで凍結にしよう】
【雅治君は次に都合の良い日わかる?】
581仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/03(金) 00:44:53 ID:???
【俺の方こそありがとうな】
【次に美里の都合のエエ日が日曜じゃったな。5日の22時なら大丈夫ぜよ】
【もし昼に時間が取れるんじゃたら、土曜の午後はどうじゃろうか?】
582美里 ◆Ln46so437k :2009/04/03(金) 00:47:37 ID:???
【うん、5日の22時でも大丈夫だし、土曜日なら16時までは大丈夫だよ】
【雅治君の都合のいいほうで約束してくれる?】
【次に会えるのも楽しみにしてるね】
583仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/03(金) 00:57:35 ID:???
【んー、じゃったら土曜の13時半に約束してもらえるか?】
【それで終わらんようなら日曜…ってのは欲張りすぎかの】
【俺も次に会えるのを楽しみにしとるが、何かあったら遠慮なく連絡しんしゃい】

【美里のレスを見てから落ちるが、この場はこれで失礼するぜよ】
【今日も楽しかった。ありがとうな。冷えるけん、暖かくしてゆっくり休みんしゃい】
【ではまたな。おやすみ、美里】

【貸してくれてありがとさん。お返しするダニ】
584美里 ◆Ln46so437k :2009/04/03(金) 00:59:55 ID:???
【うん、土曜日の13時半だね。わかった、早く会えて嬉しいよ】
【私もそれがいいな…ありがとう。雅治君も何かあったら連絡してね】

【私も楽しかったよ。うん、ちゃんと暖かくして寝るね。風邪を引いたら会えなくなっちゃうもん】
【またね、おやすみなさい…雅治君】

【お返しします、ありがとうございました】
585シェリル・ノーム ◆f92jDP6obY :2009/04/03(金) 19:07:29 ID:???
【スレをお借りするわ】

【ちょっと遅れちゃったわね】
【アルトは…まだみたいね、よかった】
586シェリル・ノーム ◆f92jDP6obY :2009/04/03(金) 19:23:07 ID:???
【…やっぱり忙しくてダメだったのかしら】
【居座ってもいなけいから、帰るわね】

【スレを返すわ、ありがとう】
587アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/03(金) 21:25:11 ID:???
【我が主とこの場を借りる】

【ところで九郎……数えて振り返れば、汝と遭うたのも今頃であった…ような気がする。
間違っていたなら忘れろっ!……まぁ、永くおることには違いあるまい】
【汝と妾は双翼、今日までを共に過ごせたこと、感謝するぞ】
【妾も少し先に余裕が出来たのでな、汝が愛想を尽かさぬまで、これからも宜しく頼む】
588大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/03(金) 21:39:29 ID:???
【俺の大切な相棒とここを借りさせてもらいますよ、と!】

【そういやそうだな。季節で言えば今ぐらいで……もう少し後だったか?
 まあ俺もそこまではっきり覚えちゃいねえけど、それじゃ俺も区切りとして――】
【これまで有難う。今日まで楽しく一緒に過ごせて来れたのは、きっとお前のおかげだ】
【そんで、これからも宜しくな、アル】

【……で、書き出しは用意してあるんだけど、いつもの馬鹿な俺のままで誘う言葉が
 思いつかなくて、多少格好付けてるんだが――誘う時くらいは許してくれっ!?】
【気に入らないんだったら書き直してくるからきちんと言うんだぞ、アル。それじゃ次で投下するぜ】
589大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/03(金) 21:44:57 ID:???
(天に座する星たちよりも尚明るい、虚構の光が夜のアーカムシティを満たしている。その光は、とある探偵の
 事務所兼自宅にも無遠慮に差し込んでいた。無粋な人工の明かりに照らされ、薄闇に浮かび上がるのは
 年端も行かないと見える少女を抱き寄せている男の姿――しかも、場所はといえば、ソファの上だった)
(隣の古本娘のおかげで毎日の生活はそれなりに忙しく、とても愉しい。軽口をぶつけ合っては笑い合い、
 時には共に怪異へと立ち向かいもする。しかし、それだけでは自分と少女はただの戦友で、恋人ではない。
 最近どうもその辺りの触れ合いが不足している様に思う)
(そう認識したのがつい先程で――考えてしまえば、深く、熱く、激しく愛し合い、愛する相手の存在を
 これ以上無い程にしっかりと感じたい、という衝動を抑える事など、根源がロリコン、変態、駄目人間の
 男に出来よう筈も無かった)
(友として、相棒として、そしてそれ以上に……その衝動に従って、自分の心を鷲掴みにして離さない
 女である、アル・アジフを強く抱き寄せたのが直前。華奢な身体を包み込んでそのまま囁こうとするのは、
 相手を求める言葉。その寸前でどう言えばいいだろう、と少し迷う)

……なあ、アル。まだ寝るには少し早いし、俺、久しぶりにアルの可愛い所が見たいんだけど……?
(そして僅かな沈黙の後、どこぞの公園のベンチに座る男の如き言葉を吐きそうになる口を捻じ伏せながら、
 精一杯ムードがありそうな囁きで、形の良い耳を擽った。莫迦は莫迦らしく、軽い言葉で誘うのが分相応と
 いうものなのだろうがこういう時くらいはある程度格好を付けておきたい物だ。どうせ、事が始まったら
 変態だの何だのと続けざまに罵られる様な一面が顔を出すのだから)
(ゆるゆると細い脚を撫でるのは、強引に事を進めたいという欲望に抗っている様に見せるためのポーズ。
 少女が自分を拒絶しないと言う事を識っているからこそ行う狡い嘘。滑らかな肌を掌で感じながら、
 促す様に少女の名前を呼ぶ事で答えを求める。トドメを刺す様に――)

――――アル……。
(それ以上、続く言葉は無かった。少女の答えが返ってくるまでは、だが)
590アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/03(金) 22:14:22 ID:???
>>588-589
(夜のネオンの煌きに包まれたアーカムシティ、部屋に木霊するのは眠らない街の騒がしい声。
雑多な音の集まりである其れらも、この男の傍らであれば愛おしい音色に変わるのだ――
永く音もなければ光もない暗闇に居た過去が、信じられない程に賑やかしい毎日。
喩えようもない充実した日々、積み上げていく一日が夜を向かえ終わろうとしている)
(今日も汝は大うつけだったと相手へ告げて、休もうとする頃、見掛けの優男ぶりを裏切る
力強い腕に包み込まれ、抱かれた。一瞬、翡翠色の双眸が閉じることを忘れ)
(近くにあっても距離を失うほど近しくいなかった今日この頃、不意に抱きしめられて頬に熱が灯る)
な、汝、何をしておるっ!は、離さんか、このうつけ――

う、い、いきなり何の話をしておるのだっ!妾はいつでも可愛いであろう?
(抱擁が何を意味するか分からぬ程初心ではない、この腕の中で知ってしまった。だがその意に
気付かぬ振りで振舞ってしまうのは、何よりも未だ行為への羞恥へ重きがおかれているからだろう)
(長い指に広い掌が脚に伸び、触れることは容易くとも出来ないのは心の中で自らも同じように
求めているから。この美貌でなら当然、と惚けてみるものの、この先へ踏み込むことへ、躊躇と
戸惑い、葛藤を見せるような手つきに二の句が紡げず、押し黙る)
(やさしく肌を這う手に誘われん…っ、と迂闊にも声が漏れた。しまった、と慌てる前に、
心の柵をあっさりと越えて響く声。そんな風に名を呼ばれては、言葉に詰まる)

汝、卑怯だぞ。……妾が、本気で拒まぬことを識っておろう?
(逃げるように逸らしていた視線を、悔しそうに――恥じらいを覆う為のカムフラージュであるのは歴然
だった――狡く愛しい男へ向けて、抱きとめる太い二の腕へ腕を回す。きゅうと自らも抱きつき)
……その、久しぶりであったから、無茶はするな。汝は、歯止めを知らんから、
妾は何時も、何時もっ……み、乱れ、乱れて……っ
(猛々しい行為の記憶が蘇り、さぁっと朱色に頬が染まっていく。それ以上語るのは、まだ理性が
残っている今、難しかった)

【汝よ、其れは自ら四六時中格好悪いと宣言しているようなものだぞ。
汝が格好……良いのは、妾が一番知っておる。汝の言葉で妾が気に入らんことなど無かった】
【……其れが答えだっ、わ、分かったか、此処まで言わすな、大たわけがっ】

【今日の刻限は汝に合わせる。時が来れば言うが良い】
591大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/03(金) 23:14:22 ID:???
>>590
(本当は知っているはずなのに、それでも尚惚けて見せる少女の台詞が羞恥から来ていると簡単に
 見抜けるのは、多分身体以上に心もまた繋がっているからこそ。もう何度となく自分の目の前で
 艶かしく乱れたにも関わらず、失われない恥じらいが生む可愛らしさに、思わず笑い声が漏れる)
悪い悪い、そうだよな。アルが可愛すぎるせいで、俺にはロリコンの上に本に欲情する変態、
という否定できない烙印が、魔導探偵の肩書きの上に堂々押されちまった訳だし。
(嬉しそうな、楽しそうな――子供の如き笑いの後で紡がれるのは、普段叩く軽口に良く似た言葉。
 ただ、その声の響きはいつもよりずっと穏やかで、静かな物だった)
(普通の人々からすれば少々恥ずかしい称号であろうに、どこか誇っているようにも思える声音なのは
 腕の中に在る魔導書の化身を愛した事に、何の後悔も抱いていないから。ロリコンとからかわれようが、
 何をされようが、それは自分がアルを愛しているという事実を裏付けている様に思えるのだ)
(だから教会で子供たちにからかわれても、別に気にしてはいない。こう、アリスンの純真な瞳で見られると
 少しだけ胸をナイフで抉られている様なちょっと切ない気持ちに時々……そう、時々なったりはするが、
 遊んで欲しいんだな、と言う事が分かるから乗っているだけで、別に本気で否定してはいない)
(むしろ、少し嬉しい――そこまで思って、思考をやめる。嬉しいと言う事を認めてしまうといけない、
 何故か心が強くそう訴えかけてきていたし、思考に没頭していたら腕の中にいる少女に失礼だ。
 そう意識を持ち直した矢先に思わずと言った様子で零れた声に、顔がにやけるのが自分でも分かった)

当たり前だろ。俺を誰だと思ってんだよ、アル。
お前の相棒で、主で、生涯の伴侶であるマスター・オブ・ネクロノミコン様だぜ?
自分の魔導書の事ぐらい把握してなくってどうすんだ。
まあ、卑怯なのは認めるが……ちょっとくらい格好つけさせてくれても罰は当たらないだろうがよ。
(悔しげな色を宿す翡翠色の瞳に、自分の視線を重ねてニヤリと笑う。本当は優しげな微笑を、と
 思ったのだが――つい意地悪そうに笑ってしまうのは、こうしている時の少女の可表情や仕草が
 嗜虐欲を凶悪なまでに掻き立ててくるからなのだろう。自らも抱き付き、零に近い距離を更に
 縮めてくる相棒を力一杯抱きしめながら、久々の感触に酔う――)
(少女の身体から立ち上る甘い香り、心地良さを喚起させずにはいられない温もり、そして少しの
 自制を心からあっさり奪ってしまう、言葉。耳から忍び入ったそれが脳に届いた瞬間、既に
 アル・アジフと言う存在に酔わされていた身体は勝手に動き――桜色の小さな唇を、男の唇が
 乱暴に奪い去った)
(捻じ伏せる様な、あるいは何かを刻み付ける様な荒々しい舌が唇を割り、狭い口内を侵し、
 愛する相手との繋がりを更に深めようと探るように這い回る。少女の頭を掻き抱いた腕には、
 息すらも逃がさないつもりなのか、また力が篭められて――)

【ええい、基本的にはそうだって自覚してっから否定はしねえよ、畜生っ!】
【……それでも言ってくれるあたりが可愛いから、後でいい子いい子しちゃる】

【んじゃ、こっちは眠気次第だからきつくなったらその時に言うって事で。
 アルの方も眠くなってきたらきちんと言えよ。無理はなしだからな?】
592アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 00:08:46 ID:???
>>591
(意地を張っても仕方ない、相手には一文字も残らず識られている。其れでも、だ。己は千年の時を
生きてきた最強たる魔導書、そう易々と腑抜けた姿を晒すなど……振り返れば散々にしているのだが、
否だから余計に、むすっと頬を膨らませ、全てを見通し笑む愛しき主をねめつける)
そうだっ!汝のようなド変態の大たわけは他におらんっ!幾ら妾が可愛いからといって……うゆ。
顔がにやけておるぞ、九郎。少しは困らんかっ!汝が否定の余地ないロリコンであるのは兎も角、
其のように嬉しそうな顔をされては、う、うう……この、たわけが。
(機を得て勢い付くも、優しい響きの声に顔を上げれば、自らの性癖を認めて罵られても、穏やかに
微笑み浮かべられる余裕のある男の姿。誇らしげな口調が己への偽らぬ愛を示し、逆上せた頭で
返せるのは型通りの罵り詞だけだった)
(教会の子供等に罵られ、神仕える女にも怯えられてもへこたれない姿勢に、では何処までもつだろうと
同調し煽る己であるが――寧ろ最近、それが嬉しそうに見えなくもない――二人きり、援軍呼べぬ場では
勝ち目はない。素直は美徳だ。……たとえ其の嗜好が人に誇れるものでなくとも)
(他人の目や、尺等蹴り上げ乗り越えてでも自分を迎えてくれる其の姿に絆された自分がいる)
にやけるなっ!顔から犯罪者になっておろうがっ!
(緩む顔すら愛おしい、其の想いとは裏腹に、怒鳴りつける。この男の打たれ強さは識っているから)

な、汝は、如何して――……其のような恥ずかしい言葉をしれと並べられるのだっ!
うつけが。言葉で飾らずとも、汝が佳い男だということは、……分かっておる。
最強にして最高の魔導書である妾が選んだ男ぞ、汝に勝る者等居るものか――……んっ!
(生涯の伴侶と、……そう継ぎ足して照れた言葉を挙げ、意地の悪さを覗かせた笑みの主を怒鳴る。
性根優しい癖に意地悪など、何処まで性質の悪い男だろう。見惚れる貌からふいっと眸を逸らし
言われるばかりではないと、九郎の台詞をすぱんと一蹴して、真実と言う名の惚気を呟いた)
(逞しい腕に組み敷かれたのは何時だったろうか、身体を為す輪郭が憎らしく思える程に、愛する男を
求めていた。違う個で形成される身ならば、深くに繋がりたいと)
(己の欲望が肌越しに伝わったのか激しく唇を塞ぐ、唇に眸の奥が熱くなる。求めていたのは他でもない、
この強さ、雄々しさ、乱暴でいいから奪って欲しい。重なる唇の感触に瞼を下ろし、太い首に腕を回し、
濡れた音を立てて欲を煽る舌に咥内を蹂躙される)
んんんぁ、……くっ……ろぉ、んむっ……んぁ、ふぁ、んんんぁふ、……っ
(苦しい程求められている、呼吸する隙すら与えないような腕の強さが嬉しい、其の腕を、押し離すのでは
なく腕をいっぱいに伸ばして引き寄せる。接吻だけで頭の芯まで痺れていき、腰を浮かせて九郎の膝へ上り
手で九郎鴉色の髪を掻き乱し)

【汝は謝るなと言うだろうが、すまない、待たせ過ぎた……】
【ってこら、妾を子供扱いすなっ!……いや、要らんというわけでは……】

【心得た。互い無理を言う程水臭い仲ではない、其の時は、遠慮はせんよ。其れは汝も同じだろうが】
593大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/04(土) 01:37:56 ID:???
>>592
(耳を刺す叱責が勢いを失い、その後に気を取り直す様に改めて部屋に響くが――変態、たわけと何度
 面罵されようが知る物か。自分は目の前の、傲岸不遜で生意気な魔導書に惚れている。心底惚れている。
 例え他人様に後ろ指を差されようが、この思いを恥じる事など有りはしない。人の世の無情さに僅かの
 物悲しさを感じるとしても、それは己の嗜好が悪いのだから、潔く受け入れよう)
(睨み付ける精錬された緑柱石の色をした眼に開き直った人間の強さを写しながら、言葉に困った様に
 たわけと吐き捨てた少女の頭を、くしゃくしゃと掻き回す。一対一であれば、罵る言葉にムキになって
 突っ掛かり、照れを隠す必要はなかった)
何で俺が困るんだよ。別に他人様の家でもなし、自分の家で好きな女といちゃつくのが法律違反か?
街中でロリコンロリコン言われたらそりゃ困るが、照れ隠しに言われてもどうとも思いやしねえよ。
(口からすらすらと流れる言葉で、普段なら正面切ってぶつかっていく罵倒をあっさり受け流しながら
 手を細い身体に這わせる。魔導師として接続すればない物として扱えるドレスではあるが、そんな事を
 するのは味がない――少女から女へと変化する際にある、膨らみ掛けの胸を豪奢な布の上より
 撫でる様に愛でながら、怒鳴り声をハッ、と笑い飛ばし)
おーい、実年齢何歳だ、アル?外見年齢が幾ら若々しくっても、書類ってのは残酷なもんだぞ?
……と言う訳で、絵面以外は完璧に合法だ。大人しく俺に身を任せてしまえい。
(そう言い放つ。流石に傍から見れば少女を襲う男、と言う完全無欠の犯罪行為に見えるのと、
 これが屁理屈だというのは自覚しているらしく、苦笑混じりではあったが――余裕のある表情で更に手を
 進めた。下から順番にドレスの釦を外していく指は、その大きさに比べて小器用に閃いて、事を為していく)

そりゃ、愛は強し!ってこった。それにそういうアルの方だって、割と恥ずかしい事言ってるじゃねえか。
特に最後!他の人が聞いてたら、甘ったるいのを何とかしようって口の中を塩でジャリジャリさせて……
こーら、顔逸らさないでこっち見ろアル。
(自分の事は棚に上げて言い放つ魔導書に真っ直ぐ最短距離を突き込む様な台詞で追い討ちしつつ、
 線の細い顎をひょいと持ち上げてこちらへ向けさせるのは、視線であろうと自分から離れさせるのは
 許さない、という子供じみた思いから。全てが欲しい、そんな事を考える自分は駄々っ子なのだろうか、と
 少し笑むと、そのまま猫にする様に喉を指先で撫ぜ――)

(以前に重ねた時からそれ程時を経てはいないのは、間違いない。だと言うのに、改めて重ねられた唇は
 万年望み続けた物をやっと手に入れたかの様な、得も言われぬ充足感を胸に溢れさせた。焦がれた
 感情が身体を通して物理的な物に変わり、舌で、腕で――思い付く限りの方法で、アルを求めさせる)
(柔らかい頬の裏を削ぐ様に舐めながら探す舌は、目的の物の場所を知っている筈なのに、敢えて
 そこへ赴かない。触れてしまえば、それ以外を求めようとしないのを知り得ているから――その前に
 舌を余す事無く咥内に這わせ、その後に漸く舌と舌とを擦り合わせる)
ふ……っう、ん……ア…る、っ……む、ん…く、ふ……っ!
(唾液を啜る余裕すらない。ただ求めるだけで精一杯だった。髪を乱される心地良さも、息苦しさも
 感じられないのは、それらを感じるべき意識が全て口付けに傾けられているから――)
(しかし、そんな事は知らないとばかりに口が塞がれ、吸い込める空気が減った身体は限界を訴える。
 自分の意志が望まないにも拘らず、重ね合った唇の繋がりがゆっくりと解かれ、大きく息を吸い込めば
 肺を満たすのは立ち上る熱気――血に溶けたそれらが全身を巡り、身体が昂ぶっていく)
(身体に満ちるその昂ぶりを冷まそうとするのは、先の無茶をするなという詞故か。続けて重ねられた唇は
 強引さを幾分か失っていたが、その代わりに舌はじっくりと味わう動きで再び絡められていき)

【……だが俺ほどじゃないなっ!威張って言うことじゃないけどっ!!】
【謝罪合戦になっちまいそうだからこれ以降は謝らないが、今回は謝らないと拙いから……悪い、アルッ!】
【ついでに【】もここまでにしとく。何かあったらまた言うからな】
594アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 02:08:48 ID:???
>>593
【妾も此れ以降、睡魔に襲われるまで【】を閉じるが、伝えておくぞ】
【万一にも、待たせた分眠気をおしてでも待たねばならん、などと考えるなよ九郎】
【汝は汝の身体の訴えに従い、休まねばならん。このこと、破ることは許さんぞ。
こほん。妾も時間を取りそうなので、此れだけ先にな】
595大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/04(土) 02:35:27 ID:???
>>594
【当たり前だろ?そんな真似して気づかない内にグースカ鼾かいてた、なんて事になって
 そのまま待たせちまってたらアルに顔向けできないだろが。眠くなったら言うさ】
【……えー、つーかですね。丁度今、眠気に襲われてるとこでして……。
 ああもう、これじゃ最強の魔導書の主だなんて胸張って言えねえぞ、畜生ッ!】

【……あ。言い忘れてたんだが、俺は一応明日も……いや、今日だな。今日も同じ時間から
 いけるからアルが平気だったら付き合ってもらえりゃ、俺は嬉しいな】
【午後に用事があるって言ってたし、それと擦り合わせて無理しないように決めろよ?】
596アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 02:42:36 ID:???
>>593
(如何して此の男は、責める言葉にも迷わず真っ直ぐに自分を捉えるのか、其の強さは何処から来るのか。
己を手にして驕り粋がった者を何人と見てきた、そんな主人達の手を巡って来た、年の数ほど人間を
識っている自分が、初めて出逢った強い眼差しに、言葉を呑む)
(共に戦った頼り甲斐のある手が髪に触れて、警戒した猫のようにぴくんと肩が震えた。たまに外見年齢で
扱うような九郎の仕草を恨めしく、否、そんな遠慮ない優しさを嬉しく思う。此処での意地は無意味だと、
大きな手が伝えてくれる。それだけでは意地を曲げられぬ弱い己に、更に言葉もくれる)
……く、多少は困れ。――何で妾が困って、こんなに困って、汝は平気な顔をしておるのだっ。
不公平だ、納得いかん。……照れてなど、おらんっ!照れ………るなと言う方が無茶だっ!
(其れが男の強さであり、同時に己の弱さでもあることを分かっている。だけれどほんの僅かな時間で、
此の強さを得た九郎に及ばぬ自らが恨めしい。同時に体裁など下らないと、鼻であしらえる強さを
見せられると弱いのだ。強引に迫られれば、開いてしまう。そう望んでいるが為に)
こ、こらっ……九郎、聞いておるのかっ?やたらそういうことだけ器用にこなすでない!
其れに女に年齢を聞くのは万国共通の法律違反で、九郎っ。
(さくさくと捲られていく布地。いっそ接続して不要のものにしてくれれば恥らう隙もないのだが、
手が解いていく動きを目の辺りにし、薄く僅かな膨らみを其の手で暴かれると堪らず、隠そうとし
だが釦は下から、故に短い丈の裾は二つに別れ、淡碧色の下着が九郎と己の眸に晒される)
(恥ずかしいが嫌ではない、隠せない先は、膝を擦り合わせ顔を朱色にして唇を噛み、耐えた)

う、うーっ、汝に比べれば妾の言葉など大したものではないわっ!
……にゃ、にゃうっ……。
(正論でもって打ち砕かれ、唸るしか出来ない。負け惜しみを最後にぶつけつつ、精一杯の抵抗で
貌ごと逸らした双眸も、顎を擽る指先によって身体全体を竦ませ、指先が導く先、九郎の貌へと戻る。
猫の如き悲鳴を上げて、上目遣いに保持者を確認し、そしてぎこちない笑みが浮かんだ。敵わない、と)

あふ、ん、んんぅうう……ん、ふっ、ぅ……!
(魔導書を抱こう等という発想は、此の男以外今まで居なかった――等、其れは言い訳に過ぎない。
九郎だからこそ、身体は餓え、求めている。唇だけを重ねた繋がりが愛おしく、舌絡むそこが全ての器官の
中心に成る。逃げ場のない狭い咥内で、容易く捉えられるのに九郎の舌はなかなか捉えてくれなかった。
それだけに、絡められた舌を自ら求めて合わせ、貪る)
(零れる乱れた息遣いや、息の間に名を綴ろうとする声、それら全てが全身を熱くさせる。沸騰しそうな
身体、それでも熱を昇華出来ず、助けて欲しいと乞うように九郎の首へ回る腕へ、力が篭った)
ふ、ぁ、あっ……ん、んんん……ふ――っ、九郎、九郎……っ
(燃える身体をほんの少し冷ますように、緩くなる接吻の愛撫。貪る激しさがない分、愛しい相手の名を呼ぶ
ことが出来る。開いた唇から舌を伸ばし、愛する男に己の姿が卑猥に映ろうとも構わず、潤み熱を孕んだ
双眸を細め見つめる。少しの距離を置いたことでぬめった音が一際鼓膜を刺激し、視覚にも舌を繋ぐ糸が
いやらしい。指通りの良い髪を掴み、軽く引き寄せることで、詞では辿り着けない、欲する意を伝え)
597アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 02:52:16 ID:???
>>595
【気付くのが遅れたっ!もう良い、何も言うな、皆まで言うな、汝は寝ろ、速攻寝ろっ!】
【良いか、返事は不要だ。主は魔導書ではない、人なのだ。食事を摂らねば死ぬし眠らなければ死ぬ。
喩えが物騒だろうが構わん、そう言うことだっ!】

【汝が構わんのなら、妾も今夜また逢いたい……うむ、逢いたい】
【同じ時間で良いのだな?妾は問題ない。……ということで返事不要と言っている以上、
したら塵に還す。そうなりたくなくば休め。待たせてすまなかった】

【――愉しかったぞ。おやすみ、九郎】

【此の場を返そう、礼を言うぞ】
598仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/04(土) 13:39:36 ID:???
【しばらく場所を借りるぜよ】

>>578
ほほう。そこまでハマっとるとは、なかなか重症やのぅ。
いじめるのを許可してくれたのか、強がってるのかはわからんが…
覚えておくぜよ。その言葉。

…そうじゃな。俺も、嬉しかったぜよ。
(指を絡ませあったまま、頬を染めて気持ちを伝える美里の顔を見つめて)
いつも、どっかで自分をセーブしとったお前さんが
俺の腕の中で感じて乱れてくれて、正直な気持ちを聞かせてくれて…。ありがとうな。
(握り合っていた手を引き寄せると、美里の手の甲に口付けると悪戯っぽく笑い)
フ…美里も妙なところで強情じゃからな。苦労させられるダニ。

お見通しとは、まいったのぅ。
…確かにそうじゃが、今日に限ってってのは何か理由があるんかの?
(そうやって望むことを言わせようとしてきたのは、)
(美里の恥じらいと躊躇いに揺れる顔を見るのが好きだからだったけれど)
(彼女の方から言いだす時の、明確な意思と甘い期待の含まれた顔も美しいなと思いつつ尋ねる)

…ん…チュ…
(軽い音を立てながら何度も美里の唇にバードキスを落としていく)
(ふと思いついて目を開けて、瞳を閉じて待っている美里の顔を見つめた)
…ク…ふっ…
(その表情はどこか幼くて、先程まで見ていた淫靡で艶やかな表情とのギャップに)
(思わず笑みが零れる。美里が不審がって目を開ける前にと、今度は額に唇で触れる)

【美里、改めて今日もよろしく頼むな。返事が長くなりすぎたけん、適当に削ってつかあさい】
【お前さんの今日のリミットは16時じゃったな。オーバーしないようにするが、もう少し早目の方がエエか?】
599美里 ◆Ln46so437k :2009/04/04(土) 14:10:24 ID:???
>>598
…確かに重症かも…。
う…許可しなくてもいじめるくせに…。
それに、抵抗しないわけじゃないんだから…ね。

…雅治君。良かった…。
(雅治君が見つめてくれれば、じいっと円らな瞳にその姿を映し)
…っ……恥ずかしい…。
………うん……。
(雅治君の言葉に頬をさらに染め小さな声で呟いて)
(手の甲へ口付けてもらえば、まだ少し恥ずかしそうにしながらも笑みを浮かべる)
もうっ、雅治君ったら…。少しくらい…雅治君にも苦労してもらうもん…。

…今日はすごく嬉しかったから…雅治君に喜んでもらいたかったの。
あ、このまま寝たらなくしちゃうかも…。
(雅治君の問いに小首を傾けて答えると、耳に手をやってイヤリングをゆらす)

…ん…っ…チュ…
(何度も唇へ落とされる口付けを、瞳を閉じたまま幸せそうに受けて)
…?……んっ…。
(しばらく唇がおりてこないことと、微かに近くで雅治君の吐息が可笑しそうに洩れるのが聞こえれば)
(微かに顔を上げてもう一度とねだれば、額へと唇が触れて)
ね、雅治君……今の、私もしたいな…。
(瞳をそっと開くと、いつも届かない雅治君の前髪を見つめ)
(少し恥ずかしそうにお願いをしてみる)

【あ、削れなかった…。今日もよろしくね、雅治君】
【うん、16時までだよ。ううん、丁度くらいでも大丈夫。雅治君は?】
【何かあったら教えてね】
600仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/04(土) 14:38:36 ID:???
>>599
さーて、それはどうかのぅ。
はっきり許可されてしまうと、逆にしたくなくなったかもしれんが…。
美里が抵抗して楽しませてくれるんなら、ますますやめられんな。楽しみぜよ。

…恥ずかしいのはお互い様ぜよ。
ま、いつぞやのお返しって事にさせてもらおうかの。
(見つめていた美里の顔がはにかんだ笑みを浮かべれば微笑み返して)
ん?フ…それでも構わんぜよ。
じゃけど、ただで苦労する気はないきに。それに見合ったモノは頂くぜよ?

なるほどな。確かに、嬉しかったぜよ。ありがとうな。
…それに思いがけない発見もあったし。
ああ、そうじゃな。…一度外した方がよさそうやの。
(揺れたイヤリングが明かりを反射してきらめき、触れている美里の指を彩る)
(一瞬その様子に見惚れた後に、自分もイヤリングに手を伸ばした)

今の?おでこへのか?…エエぜよ。
(前髪をみつめられれば、その場所にくすぐったさを感じながら美里の体を抱き寄せる)
(同じぐらいの位置になった美里の目線に内心戸惑いつつ)
これなら、美里からでも届くじゃろ?

【俺も16時まで平気ぜよ。美里も何かあったらいつでも言いんしゃい】
601美里 ◆Ln46so437k :2009/04/04(土) 15:02:51 ID:???
>>600
えっ、そんなあ……。
うぅ…雅治君も重症だと思う……。

…うん……。
今日は雅治君からお返しをいっぱいもらってる気がする…。
(雅治君が微笑み返してくれれば、嬉しくなって)
見返りがいるの?…うぅん…あげられるかな…
雅治君が欲しいもの…何だろう?

ううん、お礼なんていいの…。私のほうが嬉しかったもん。
…?発見ってなあに?

ん……ありがとう。
(雅治君の手が反対の耳のイヤリングを外してくれれば、そうっと離れてベッドから降りて)
……まだ、もうちょっと…ここにいたいな。
(入っていた箱にそっと仕舞ってから、少し迷った後)
(恥ずかしそうに雅治君の腕の中に戻り、身をよせる)

ありがとう…いつも雅治君がしてくれるから。
(雅治君に抱き寄せてもらい、目線が同じくらいになれば嬉しそうに微笑み)
(おそるおそる前髪を掻きあげると、大切なものに優しく触れるようにその額へ唇を落とす)
チュッ……。私からも…お返し。
602仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/04(土) 15:37:43 ID:???
>>601
ハハハ。美里もそろそろ、俺の事をわかりんしゃい。
抵抗するから、なんて挑発されたら受けてたつに決まっとるじゃろ。
…それが目的かとも思ったんじゃが。まだまだやのぅ。
(困ったように眉を下げる美里の顔を面白そうに眺めて笑う)

んー、そう来よったか。
…俺の欲しいものなんて考えんでもエエぜよ。
貰う前に、あっさりバラしてしまってはつまらんじゃろ?

礼なんてエエぜよ。
(外したイヤリングを美里に手渡すと、ベッドから離れるその後ろ姿を目で追い)
…肝心なところでは恐ろしいほどニブイ、か。まったく手強いのぅ。
ま、だからこそハマっとるのかもしれんが…。まっこと、苦労のしがいがあるのぅ。
(苦笑混じりに零された呟きは、イヤリングを仕舞っている美里の耳には届かず)

エエぜよ。…離さないって言ったじゃろ?
(戻ってきた彼女が身を寄せてくれば、その腰に腕を回して抱き締め)
(互いの素肌がぴったりと触れ合えば、伝わる体温がぽかぽかと暖かい)

…ん…。
(近付く美里の唇が、緊張で少しだけ引き締まるのをギリギリまで見つめて)
(額に触れる直前にそっと目を閉じる。花びらのような甘い柔らかさは一瞬で離れていき)

フ…こうやってお返しばかりしとったら、キリがないのぅ。
(照れ臭そうに見つめてくる美里の唇を指でゆっくりとなぞりながら)
…美里、そういえばキスの数はどうなった?
(途中で数えてられなくなった事を知りつつ、問いかけた)

【…次の美里のレスぐらいで時間かの?】
603美里 ◆Ln46so437k :2009/04/04(土) 15:58:19 ID:???
>>602
んん…確かに……。
だって、苛められっぱなしじゃ悔しいって思ったんだもん…。
いいもん、頑張るんだから…。
(雅治君の楽しそうな笑顔は憎めずに、眉を下げたまま見つめ返して)

そうなの…?
気になるけど…雅治君が欲しいものを私が持ってるならあげたいな…。

ありがとう…今日はこのまま抱いて寝る約束だもんね。

…雅治君、あったかい……。
(雅治君が腰へ腕を回して抱いてくれれば、背中へ手を回してしっかりと抱きつく)
(素肌が触れ合って、心地よい温かさに瞳をとろんと蕩けさせ)

えへへ、そうだね…。
でも…なんだか幸せ…んっ。
(唇をなぞってくれる指にも音を立ててキスをして)
……え?えっと……ごめん…
途中で数えられなくなっちゃったの…。
(今問われるとは思っていなくて、瞳を丸くして慌てるが)
(素直にわからなくなったことを伝えると、しゅんとして)

【うん、〆まであとちょっとだけど、ここで凍結にしてほしいな】
【今日もありがとう。楽しかったよ、何だかあっという間だった】
【次は日曜日の22時でいいのかな?予定が入っちゃったりしてない?】
604仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/04(土) 16:01:49 ID:???
【ではここで凍結にしよう。今日もありがとうな。俺も楽しかったぜよ】
【いや、明日の22時で大丈夫ぜよ。美里の方こそ平気かの?】
605美里 ◆Ln46so437k :2009/04/04(土) 16:04:33 ID:???
【うん。私も大丈夫だよ、じゃあ明日の22時にまた会おうね】
【楽しみにしてる。何かあったら伝言してね】

【じゃあ、またね。今日は昼から時間をくれてありがとうね、行ってきます】

【お返しします。ありがとうございました】
606仁王雅治 ◆MVPSpssOfE :2009/04/04(土) 16:07:49 ID:???
【ああ、また明日な。美里も何かあったら連絡しんしゃい】
【礼を言うのは俺の方ぜよ。時間ギリギリまでありがとうな。気をつけていってきんしゃい】

【これで返すぜよ。ありがとさん】
607大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/04(土) 21:40:08 ID:???
【今日もまた、傲岸不遜な相棒とここを借りさせてもらうぜー、と】

【例によってレスは書いてあるから、アルが来次第投下するからな】
【こっちの時間は昨日と同じ、つまり眠気次第なんだが――…
 何となく、昨日よりちょっと早く眠気が来そうな気がする。だから一応二時目安でっ!】
【大丈夫そうな時も、それより前に眠くなった時も俺は遠慮しないから、アルも遠慮すんなよ?】
608アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 21:57:12 ID:???
>>607
【着いたぞ九郎――此れより妾と主にて此処を借り……こら、汝。何を言っておるか】

【うむ、準備の程大儀であった。為らば妾は大人しく待っていようぞ】
【日付が変わってから長くおったのだ、疲れていて当然。明日も逢う時間をくれた汝に無理等させられようか。
汝が二時と言うなら其れで良いが、一時でも妾は構わん、遠慮はするな】
【大丈夫であっても、最大二時にしておこう。何、直ぐにまた汝に逢えるのだ、其の程度妾とて待てる。
其れよりも汝には休息を優先して欲しい。――無論だ、眠気が来たら直ぐに休め。妾もそうする】
【では九郎――今夜も、宜しく頼む】
609大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/04(土) 22:05:31 ID:???
>>596
(言葉でからかう度、手で触れる度に可愛い反応を返してくれれば俄然やる気が出るというもの。
 触り心地のいい髪から降りた手が、寸刻前に震えた肩をそっと撫でる。自分の手に馴染む白い肌の
 感触は、何度触れても飽きない。そこで留まらない指は腕を伝い、相手の存在を確かめるように
 優しく、丁寧に触れていく――)
子曰く、攻撃は最大の防御也。
攻撃するのに躊躇いがない俺の方が強い、ってのは当然だろうが。
照れさせたいなら自爆するのを待つか、自分からも攻めるしかないぞ、アルー?
(不公平だと言う訴えに返すのは、煽る台詞。攻めずに勝てるはずがない、優位に立ちたいなら
 攻めてみろと言い放って、手を進めた。肩から二の腕を通じ、一回り以上小さな掌へと下った
 男の手が一回り以上小さな手を持ち上げ、手の甲に唇が触れる)
(その仕草はまるで主従が逆転しているかのような恭しさで以て為され――その間、男の持ち味とも
 言える軽さや情けなさが口付けが終わるまで形を潜めていたが故に、優男然とした顔立ちが久々に
 目立つ事となった)
(こんな格好をつけた事はやはり己には似合わない。唇が離れる間際に襲ってきた照れから逃れるために、
 華奢な造りの指へと、軽く噛む様に口付ける。かぷりと細い指に軽く歯を立てる姿は、好物に齧り付く
 子供の様――そのまま指に舌を絡め、少女の指を味わえば、感じるのは甘さ。味覚からではなく脳から
 痺れる様なその感覚が伝わって来て、思わず目を細めた)
そりゃ悪かった、今度からは言わぬが花って事にしとく。
……で?そういう事ってどういう事だよ、アル。キスか?
(尚も服を剥きながらぬけぬけと――そうとしか言い様のない様子で問う。その表情を見れば
 理解しているのは明らかで、本人もバレると分かっているだろうに問い掛けたのは、言わせない
 自信があると言う事か、あるいは敢えて言わせる事で少し辱めてみようとしているのか)
(下から上まで、綺麗に釦を外し終わってドレスを肌蹴させれば小さな、それでも自分を魅了して止まない
 胸の膨らみと、幾度となく繋がりながらも清純さを併せ持ち続ける秘裂を守る下着とが、同時に目に入る。
 ――その両方が魅力的で、どちらへ視線を向かわせるべきかと迷い、目が泳いだ)
(が、相手の全てを求める欲張りな身は、結局は両方を、という結論を下す。まず緩やかに膨らんだ胸と、
 その先端の突起を視線が舐め、満足した様に吐息を漏らして、下へ。そして、触れる前にしっかり目に
 焼き付けておくつもりか、食い入る様な視線が下着の上から秘部を嬲っていく)
(その間、仕事を終わらせた片手が何をしていたかと言えば、一仕事終えての羽休めとばかり、
 小さくとも確かに柔らかい乳房で遊んでいた。細かい作業の疲れを取る様にやわやわと指を
 沈ませ、押し返してくる乳肉の弾力を楽しんでいる内に、つい巫山戯た台詞を吐きたくなって――)
……しっかり、大きく育てよー。
(気付けば、ページモンスターの姿からも読み取れる様に幼い容姿にコンプレックスを持っているらしい
 相手に、問答無用で殴り倒されてもおかしくない様な言葉を口から紡ぎ出していた。卑怯な事に、
 胸の頂を軽く引っ張る事で意識をそちらに向けさせ、殴られないようにしながら)

(繋がりを緩く、淡く変えての口付けならば耳に響く声に頬を緩める余裕もあった。耳に届く、己を呼ぶ
 声に伸ばされて来た舌を甘く噛む事で返しながら、重なっている唇を「アル」という形に動かす。
 敢えて声にしなかったその動きは、淡い色の唇を食む愛撫となって唇を責めた)
ん―――……っ、く………は、ふ…ぅ、ん……ん………。
(激しすぎる獣の貪り合いから、愛の交換へと口付けが変わって、確かに熱は僅かに引いた。しかし、
 こうして続けていれば結局は同じ事。身体は熱を逃がし切れず、蟠ったそれが劣情を煽る。首に回った腕、
 引き寄せる小さな手が求めるのは、激しさか――漏れる水音が心に染み入り、今や砂の城に等しい
 脆い理性を崩していく。掻き立てられる、ケダモノの衝動)
(激しさが、荒々しさが増していく。貪る口付けへと刻一刻と近づいていく。甘い舌の味に思考が狂わされ、
 顔を傾けてアルの唾液を浅ましく啜り上げながら、お互いを繋ぐ銀の糸の長さ――唇の距離を短く変えて、
 愛しい女を餓えた獣の如き息遣いで激しく求め、自分と言う存在を深く刻み付けて)
610大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/04(土) 22:08:29 ID:???
>>608
【いざとなって気付いたが……む、無駄に長いっ!こっちが収まらんくらいにっ!
 ああもう、容量の事くらい書いてる時に気付け、俺!】
【その辺でちょっと手間取っちまった。悪い、アル】
【それと、要らないと思った所はガリガリ削っちまっていいからな?
 俺もなるべく一つに収めてくつもりだから、むしろそっちのが助かるし】

【じゃ、俺も改めて――今夜も宜しく、相棒】
611アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 22:54:36 ID:???
>>609-610
く、くぅっ、うう……っ、汝を言い負かせと云うのかっ、こういう時ばかり減らず口の汝をっ!
自爆しろ、汝が自爆すれば良いではないかっ。じば――あ……っ、あ……。
(その気になった九郎相手に勝ち目はなく、己が必死にぶつけた言葉も軽やかに返す相手を前にして、
眉間に皺を刻み吊り上げてみせる筈の眉が、弱り気味に垂れ下がる。分厚い壁に小石を投げるが如し)
(相手の言葉を其の侭引用し繰り返し、喚く事で精一杯であるのに、この男ときたら紳士然とした――
日頃見せぬ姿を、此れが嫌味に為らずこなしてしまう、性質の悪さ。予想せぬ仕草を見せ付けられて、
耳まで赤くなり、声が上擦る。初めて紳士を前にした少女のように動揺して、唇の感触が残る手を震わせる)
ゃ、九郎っ……。食むな、――感じ、……てしまうから……。
(ぴりと小さな痺れが指先から神経を伝う。柔らかい舌に包まれ、濡れた感触に息が上がる。此れだけの事で、
と笑われてしまいそうで、そう思うと情けなくも恥ずかしくもあり、睫毛を伏せて俯く。気弱に震える声は、自身の
負けを認めるよう。――だがそんな大人しい恥じらいを続ける時間を、男は与えてくれなかった)
く、くうううううっ!ぬけぬけと言いおって!汝の、し、している事だっ!だからいい加減に止め、こらぁ!
み、見るなぁぁぁっ……いや、や……うつけ、そんな眸で、見るな、と――っ
(羞恥を知る差を利用し素知らぬ振りで言ってのける不遜さに歯噛みする。仔細を口にする事は憚られ、
苦情を連ねている間に次の手へ出る男を、如何やって止められよう。広い手と長い指に暴かれ、九郎の
双眸に曝されるのは、堪らない。舐めるように肌を這う眼差しに、身体は悦び戦慄く。其れを見止められるのが
快感という名の苦痛だ。追い討ちを掛ける九郎の言葉に、絶句する。一息おいて、嗚呼幼く小さな膨らみを
指しているのだと再び識り、込み上げる劣等感を握り締めた拳に溜めて振り上げ)
汝、という男はああああああ……ッ!この、たわ、ふにゃ……ゃあ……
(誰もが、己も、惜しむだろうとも、この男の顔が歪む程殴ろうと半ば本気で強く持ち上げた拳は頬を打てず、
つんと小さな蕾を弄る指により再び掌に形を戻し、鼻から抜けた緩い声が漏れる。神経と意識の全てを九郎の
指に支配され、小さな其処を弄られただけで、くたりと身体から力が抜けた)

(繋がりを求めて重ねた唇、僅かに離れる時が惜しい。唇の動きで名を紡ぐ九郎の唇へ、応えるように吸い付いた。
掬われた唾液を九郎の咥内からまた奪う。互いの其れが入り混じり、どちらともつかない滴りが唇の端から溢れ)
んんんっ……ふ、んぅうう――んぅ、んんんんぁ……
(鴉色の髪から滑り落ちた指で逞しい首筋を辿り、形良い耳に触れる。ぎこちなく擽るよう動いた指先は襟足に戻り、
更に求めるよう髪を引く。接吻けで足りない、もっとと訴えるには如何すれば良いのか、沸く熱を静める術を唯に持つ、
男に全てを委ねながら薄く開く双眸が物欲しげに、あさましく端正な愛し人の貌を見つめていた)

【妾に削れとは、汝も無理を言う。長く返すは得意でも、削るのは苦手ぞ!故に、削れておるか如何かは分からん】
【手間暇、丹精篭めた応えをくれる汝が、何故謝る?汝は何時でも踏ん反りかえっておれば良いのだっ!】
【――人のことを言えた義理でないが、まぁ、そういうことだ。以降は【】を控えるぞ、睡魔に襲われた時は伝えよう】
612アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/04(土) 22:58:57 ID:???
【早くも前言撤回で【】を使うが、今回のみだ。つ、次こそ刻限か眠気に負けた時のみにするから心して聞け!】
【言うなと言われても一回に一度くらい言わせろ、良いな、良いな?此れもまた様式美なのだ、汝ならば
分かってくれると信じておるぞ、九郎。――遅くなってすまない!……うむ。では以降、大人しく続けるとしよう】
613大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/05(日) 00:17:56 ID:???
>>611
(手に入れた蜜を奪い返されれば、そのままにして置く物か、と舌が潤いを求めて略奪者に追い縋る。
 略奪者――即ち、アルの舌。これ以上はさせぬ、とお互いを絡み合わせる事で拘束しようとするが、
 当然の事ながら、自らの舌もまた唾液を掬い取る事ができなくなった)
(絡め取ったのか、絡み取られたのか。唇から零れた唾液が顎を伝い、一滴、また一滴と落ちるのを
 感じながら、求め合う。長く続いた口付けのせいで、舌は最早溶け合ってしまっているのかとも思えた)
(このまま永遠に繋がっていたい、とまで考え始めた思考を引き戻したのは髪引く感触と、先を求めて
 潤む翡翠の瞳。拒絶する理由等、有りはしない。離れた唇を繋ぐ糸は二度目故にか、粘り気を幾分か
 増しているようでもある――が、些細な事を気にしている暇はない)
エロい面しやがって、この古本め。……待ってろ、直ぐ楽にしてやるから。
(痺れる舌を繰って言葉を紡ぎ、唇の代わりに身体全体で存在を感じようと、強くその身を抱き寄せる。
 こうすればお互いの体温や身体の柔らかさ――少女からすれば逞しさだろうか――を感じ取れるし、、
 それに、自分が何処へ触れられそうなのか、何をされそうなのか、視界では分かるまい。思わず顔が
 にやけるのを見せない様、甘い芳香を放つ銀色の髪で顔を隠しながら内心で呟いた。さて、今日は
 どんな風にアルを乱れさせてやろうか、と――)

いっつもの間違いだろうが。むしろこういう時の俺は普段より少し真面目だぞ?
アルの口が動いてないだけだ。動かせない様にしてるのは俺だけど。
大体俺が自爆して、立ち直る前に主導権握れるか?こんな有様じゃ無理だろ、無理無理。
(合間に艶やかな吐息を覗かせながらの喚き声に、顔がにやけて戻らない。僅かな優越感と嗜虐の
 悦びという潤滑油が余計に口を回らせ、目の前の相手を好きに扱えると言う状況に燃えずには
 いられない。懇願する声が、余計にそれを煽り立てる。紡ぐ言葉も、意地が悪い)
(大体――そんな声音でするなと言われてやめる様な男がどこにいると言うのか。感じてしまう等と
 白状したら更に続けられるのは自明だと言うのに。返されるのは訴えを無視しての愛撫。綺麗に
 切り揃えられた爪の間を舌先で彫る様に舐め擽り、吸い上げ、満遍なく自分の口に溢れる液体を
 少女の指へ擦り込んでいく。――自分の匂いでアルの肌を犯しているかのようで、酷く興奮した)
んっ……ったく、この我侭娘め。わぁったよ、やめればいいんだろ、やめれば。
(普段ならば連ねられる苦情、抗議等無視して続けられる筈の愛撫がピタリと止まる。こういう時には
 聞き分けの悪くなる手が、口が、胸を玩び、指を濡らすのを止めて離れた。唇と指とを銀の糸が繋ぐも、
 それもやがて儚く切れる。それを合図に首筋に顔を埋めて、数秒の沈黙――)
(快楽に捕らえ掛けられていた身には長く感じられただろうその時間の後、改めて口が寄せられるのは、
 耳。ここも自分の匂いで染めてやるとばかりに軽く噛み付いた直後、静かな声が空気を震わせる)
……でも、切ないだろ?安心しろ、本当にやめる気じゃねえよ。
代わりに新しい所を……、こっちを、可愛がってやるだけだから―――
(指が、淡い翠色の下着に忍び寄る。それを態々知らせる様に腿をなぞるのには如何なる理由が
 あるのか、まるで少女が我に返って防備を固めるのを待つかの様に、少しずつ指が脚の付け根に
 にじり寄る。遅々とした指運びで距離を詰めながら、時に肌を傷つけない程度に引っ掻いて――
 五本足の蜘蛛の如き手が、迫っていく)

【気が合うじゃねえか、魔導書。……俺も削るの苦手なんだよっ!!何度も言ってるけどッ!】
【とりあえずこっちも頑張るから、そっちも頑張れ。オーバー】
【それはそうと……このレスで時系列が前後してるがあんまし気にすんな。気にしたら負けだぞ】
【さてと。一足遅れだが、俺も【】の方は眠くなるまでお預けにするからな】
614アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 01:20:27 ID:???
>>613
(潤い求め奪い、奪われ、舌を絡めて、取られ、近く交わす濡れた音が外の喧騒よりも鼓膜を擽る。
躊躇を捨てれば、動きに迷いはない。舌裏を探り譲られた快感を同じく返そうと。何時の間にか覚えてしまった、
身体が識ってしまった、接吻けの応え。ぬめった感触が襟足からぞくりと湧く悪寒に似た快感を呼び起こす)
うっ、汝がそうしたのであろうっ、うつけが……ぅ、ゆ――九郎……。
(呆とした貌をしているのだろうと、其の自覚はあったが言葉を敢えて選ばぬのか直的な詞で表す相手に、
赤く頬を染めて抗議した。呂律の回らなくなった舌で更に責めようとして、責を取ると潔く漢らしく応とされ
責め句の代わり、しっかと抱かれた腕の中、うっとりと愛しい男の名を呟いた。しなやかな硬さと弾力を備えた
筋肉の隆起を肌で感じ、逞しく打つ鼓動を聞く。髪に埋まる仕草その一つとっても如何して心これ程乱されるのか。
素直になれない口を閉じ、貌の見えない相手の、指の届く髪へ触れ、かぶりをそっと抱くように包み込む。
頬を寄せ、擦り付けて甘える。愛しい愛しい人と――甘いひとときに酔いしれて、男の心情を察するに至らず)

う、うううううっ……と、執ってみせようぞ、妾を見縊るなっ……!
わ、妾は……こらぁ、言い切る前に否定するでない……く、九郎、ひゃんっ、ぁ、あんんん、ふぁん……
(臍を噛み、必死に声を奮ってみるが虚栄は簡単に九郎の言葉で砕かれる。一つを綴るのがやっとの己に対し、
悠然と語る相手、絶対的な余裕がそうさせるのか、意地悪い表情が小憎らしい。その貌に魅せられながら思う)
(萎んでいく語尾の後を喘ぎが取って代わる。舌が撫ぜていく己の指先からが眸が逸らせない。爪の間まで
執拗に愛撫する舌、器用な――との詞では片付けられない、淫靡な動き。濡れた指が冷え、冷えた指にあたたかい
舌のぬくもりが背筋を痺れさせる。指を吸われているだけで、腰が砕けてしまいそうだった。きゅうと疼く奥を隠すよう、
膝を擦り合わせて震わせる。んんっ、と眸を閉じ唇を噛んだ。侵食されていく感覚に快感は指先から全身広域に広がり)
ん、んんんっ……ぁっ――?く、くろう……っ?
(ふ、と噛んだ唇の間から息を漏らし、指からくる愉悦に堪え――ぬくもりが不意に遠のいて、閉じた瞼を震わせ押し上げる。
引く宣言と共に其れが偽りでないことを、離れた舌が証明し、今度は快感ではなく物寂しさと切なさに貌が歪んだ。繋がっていた
頼りなげな銀の糸も途切れて、唇は去ってしまった。無意識に首は緩く横に揺れる。首筋に触れた九郎の温みにびくっ、と
細い肩が竦み上がった。問い掛けるのも憚られる無言、僅かな間であるのに、己が生きた時よりも更に永く感じられた)
あああああ……ッ!ぅろう、やめないで、いやぁぁぁ……
(唇の温み、食む歯の硬さに悦ぶ肌、直接鼓膜を震わせる声、顎が跳ねる。すっかり快感の虜となった身で、ほんの少しの間
でもお預けされて、我慢も苦しい中与えられた刺激に幼い身体が堪えられる筈もなく、頑なだった言葉も素直に解けた)
(嫌々と髪を散らして九郎の胸に縋り、強請る。続くと知れば安堵すら滲ませ唇を緩めたが、腿に這う指へ如何すれば良いのか
其の手と九郎を交互に見遣って、おずおずと下に視線は落ち着く。拒まねばと理性は訴え、本能は其れを否とする。
距離を縮めていく手を、力の篭らない手が静止するよう伸びて、戸惑いがちに手の甲へ指先を触れさせる。そんな抵抗しか今は
出来ず、そこまで辿り着くまで抗う意思は、肌擽る爪に何度も折れそうになった。ふにゃ、と泣きそうな貌と、悲鳴のような声を上げ)
な、汝は如何してっ、そ……んな、いじわる、するのだっ……――いじわる、しないで……
(腕を首に回し縋り、最後の懇願は啜り泣くような声で)
615大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/05(日) 02:14:05 ID:???
【間に合わない間に合わないと思ってたらやっぱり間に合わなかったかよ、くそったれ!】
【最初に最大二時に使用って言ってたから――今日はここまでになっちまうか、やっぱし】
【間に合わないと思った時に直ぐに言えば良かったなー……悪ぃ、アルッ!】
【……しかも気付けばオーバーしてやがるし】

【んで、良く考えたら明日の事何も話してなかったよな、って事で俺の都合を少し】
【午後は前と同じ15時辺りから、そこからはずっとオフだ。予定は入ってないっ!】
【つまり15時以降ならアルの都合に合わせてやれるから、好きなだけどうぞって事だな】
【そんな感じなんだが、アルの都合はどんな具合だ?】

【あ、それと容量が本格的にヤバそうなんで、ちょっと次用意してくるわ。そんじゃいってきまーす】
616アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 02:29:46 ID:???
>>615
【一先ず……汝、落ち着け。――妾だと汝に此れが言えるのが良いのう。
其れはさておき妾はまだ眸は冴えておるが、妾が待つことで、汝が気を急くのは妾の望むところでない】
【今日も逢えるのだし、先にゆっくりしてくれと伝えるか、妾より凍結を申し出れば良かったの、すまん】

【ふむ、心得た。……妾も何時も通りといえば其れになるのでな……
ならば主よ、15時に待ち合わせの場で逢えるだろうか。
夕刻まで共に過ごし、また何時もの夜の時刻、21時に再開、では如何だろう】

【任せてすまんが頼んだ。汝が無理であれば妾が往こう】
617大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/05(日) 02:38:54 ID:???
>>616
【言われる立場が逆転するってのは結構新鮮な気分だが……何か悔しいぞ、おい】
【俺もまだ眼は冴えてるからそのまま書いちまおうとか思ったけど、書き終えないままで
 結局凍結になるってのが最悪すぎると思ったから、一応な。うん】
【それでも15時までにはきっちり仕上げとくから、また今日の午後に宜しくな、アル】
【アルが謝るこっちゃないだろ。待たせたのは俺、勝手に慌てたのも俺なんだから】
【むしろ気にされるとこっちが困る。もう謝んなよ?】

【前と同じだな?オーケー、問題ないぜ】
【となると大体18時頃に一度解散だと勝手に思っといていいのか?】
【いいんだったら、俺は一応18時を目安に午後は動くが】

【あなたの】俺の家に来ないか?16【生活空間】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1238865568/

【……って訳で、無事完成だ。そこまでやらせたら立つ瀬がなくなるしな】
618アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 02:54:34 ID:???
>>617
【氷娘では得られなかった此の優越感は中々如何して、悪くはない。……ふふん】
【もとより急ぐことでもない。其れはたまたま時間的な機会が上手くいかなかっただけで、汝に責はないだろう。
汝は余計な事に気を回しすぎるのだ、たわけ。たわけ、たわけたわけたわけっ、……もう一つ、たわけが】
【む――ぅ、心得た。……だが為らば妾も同じなのは、分かるであろう。いい加減慣れねばな、互いに。
……妾と汝は、何時まで経っても謝罪し過ぎる癖が抜けんな】

【そうだな、18時に一度解散しよう。汝もその後は21時まで自由に過ごしてくれ】

【御苦労、お疲れ様だ。さて――眠くはないが今日の事もある。妾の返しも時間を食ってしまった】
【此れで解散としよう、九郎。妾は汝が落ちたのを確認した後、休む。……ほれほれ、休め休め】

【とても楽しかった。本日もまた愉しみにしておる。どうかまた宜しくな】
【おやすみ、九郎。――ゆっくりと疲れを癒してくれ】
619大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/05(日) 03:01:11 ID:???
>>618
【まあ、なぁ。でも親しき仲にも礼儀ありってどっかの人も言ってたし、別に抜け切らなくても
 構わない様な気がしてきたような……しないような。暫くはこのままでもいいかもな】

【と、俺が時間を食ってたらアルが寝れないんで手短に済ませるぜ。お疲れさん、アル】
【……だーっ、そんな繰り返し言わんでもいいわいっ!分かった分かった、寝るっての!】
【俺も楽しかったぜ、アル。今日の事だからまた後で――だな。おやすみ、アル。よく寝ろよ?】

【って訳でお返しします。ありがとうございましたっ!】
620アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 03:13:20 ID:???
>>618
【汝はどっちなのだっ!……まぁ、此れからもこうであるのだろうな。良い意味で変わらん関係だ】

【うゆ。今日は妾と汝、まるきり台詞が逆転しておるな。眠くはないからな、妾は待つのは構わん】
【と……言ったら向こうの世界で汝がやきもきするやもしれんので……休んでおろうなっ?
――汝の姿も確認出来たしな、妾も此れで休ませてもらおう】

【此の場を返すぞ、永く借りた。礼を言う】
621大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI :2009/04/05(日) 15:21:42 ID:???
【今日もまたここを借りさせてもらうぜー…っと、これでよし】
【それじゃ昨日の続き置いとくな。また入りきらなそうだからちょっとカット気味だが――】
【肝心な所は入ってる、と思う。それじゃ宜しく頼むぜ、アル】

>>614
やってみな。何度でも返り討ちにして、最強の魔導書もただの女なんだって事を証明してやる。
……なんせ、今ん所は勝率零だしな。でかい口は勝ってから叩かないとカッコ悪いぞ?
っと言う訳で、アルが本当に俺を倒せるのかを調べるため、少しテストだ。
(売り言葉に買い言葉と言うべきか、快楽に流される自らを鼓舞する様な詞を紡ぐ様が愛らしく、そして
 愛しくて仕方がない。こちらも王者の余裕と言う物を見せ付けるべく、感じた分の愛しさを編み直した
 言葉を叩きつけ、抗議される前にと舌を耳へと潜り込ませた)
……ん、ふ……ん、っ………む、んん…。
(鼓膜を震わせる愉悦の声も上塗りしてしまえとばかりに、遠慮と言う物に無縁な舌が先ず襲い掛かる。
 濡れた舌が暫くの間、耳の内側を所狭しと這ったかと思えば、歯が後詰として柔らかな耳朶を甘噛みし、
 更に、と舌で耳を畳んで咥内へと誘い込んでから――止めの一撃として指を愛撫していた時に溜まった
 唾液を啜り上げ、秘裂から溢れた蜜を吸う時に良く似た、しかしそれよりも品の無い音を流し込んだ)
(――こちらの首級を挙げると言うなら、この程度は耐えて然るべし。短い時間に四つの刺激を連続で
 叩き込むと何かをやり遂げた様な晴れ晴れとした表情で口元を拭い、アルの表情を確かめるべく、
 貌をひょいと覗き込む。どの様な状態になっているかという予想は、大体付いていたが)

(詞で責められるよりも、切なげに歪む表情の方が自分の胸を深く突き刺す――筈なのであるが、それも
 状況に依ると言う事なのだろう。正直、愛しさと嗜虐欲を燃え上がらせる役にしか立たない。もう少し
 このまま焦らしてもいいんじゃないか、とつい自問しそうになる程だった。頭の中では天使と悪魔が
 お互い一歩も引かずに戦っている。やっぱりやめようか、いや、しかし――)
(そう思い悩んでいる最中にやめないで、と素直に強請られると、不意打ちにも近いその声によって、
 心の均衡が一気に崩れ去る。言うまでもないが、思う存分に虐めたいと言う方向にだ。頭の中では
 お互いにいがみ合っていた筈の悪魔と天使がガッシリと肩を組んで、やってしまえ、虐めてしまえ、
 と騒ぎ立てている。つくづく、大十字九郎は駄目人間だった)
(今にも泣き出してしまいそうな危うい表情が愛しい。普段の傲岸不遜な態度と、今現在の弱弱しさの
 ギャップに興奮する。服の下に押し込まれ、封じ込められていた熱の塊が膨張するのが自分でも分かる。
 快楽と理性の狭間で思い悩む弱弱しいアルの貌を見たい。快楽を求めて身悶える乱れた姿を観たい。
 極限まで焦らされ、泣き出しそうになっている少女が快楽で満たされた時の声を聴きたい――)
……そりゃあ、虐められてる時のアルが俺から見て、理性とか倫理観とかそういうモンの一切合財を
捨て去って只の変態ロリコンペドフィリアになっちまってもいいくらいに可愛いからに決まってんだろ。
それとな、アル……今の俺にそういう事言うのは逆効果だわ。……もっと苛めたくなっちまう。
(だから、懇願に返す言葉もこの期に及んで尚、意地が悪くなる。自分に縋る相手が可愛くて仕方がないのに、
 否、可愛いからこそ更に乱れさせたい。如何すればもっと感じさせられるだろう、と抱き締めながら
 考えて――不意に浮かぶ、とても素敵な考え。思わず唇が吊り上がった)
……そういややめないでって言ったくせに、素直にならないこの手は俺を止めようとしたよな?
横槍入れられても困るから、そんな手は……縛っちまおうか。
(楽しげに紡がれていく屁理屈。力の抜けた華奢な手に、自分の責めを止められる程の力がないのは
 承知しているだろうに、それでも敢えて束縛すると宣告して、見せ付ける様に魔力を編み上げていく。
 それはアルに記された蜘蛛の化身の記述、捕縛結界呪法――)
―――アトラック=ナチャ。
(何処となく楽しげな魔術の宣言と共に、生まれ出でた蜘蛛の糸が少女の四肢に絡み付く。ある程度の
 抵抗が出来る様に多少の緩みを持たせたそれらではあるが、脚を閉じて大切な箇所を隠したり、手で
 防いだりと言う事は出来ない程度の束縛力はあった。その姿を見てうむ、と納得した様に頷く男の顔は、
 蜘蛛糸に囚われた側からすれば悪魔の様に見えるかもしれないが――何とも爽やかな笑顔で)
622アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 16:25:01 ID:???
>>621
勝率に関しては汝が、い、いつも小狡い手をつかうからっ……!
妾だって、妾だって本気になれば汝を喘がすのも容易っ――ひゃゃあんっ!
(言い訳を幾つ並べた所で負け越しの事実が揺らごう筈もない、墓穴を掘るとはこのこと、言えば言う程
相手の良いようにされている真実を己で露呈させる形となり、まさに語るに落ちきった状況。其の都度
女たる身を知らしめる、と宣言する男の前で、泣きそうに貌をくしゃりとさせていると、不穏な一言が耳に――
言葉で、届いた直ぐ後、ぬるりとあたたかい感触に、耳を取られて悲鳴が上がった)
や、ああああ……くろう、ひ、ひぃんっ――やめ、ろぉ、音を、たて、たてるなぁ……っ!
ほんとうに、だめ、だといって、ぁああああッ!
(九郎の息遣いがダイレクトに伝わり、舌の愛撫が聴覚から身体を蕩かせる。生々しく濡れた音に翡翠の眸が
瞼を下ろせず、いっぱいに溜め込んだ悦楽の涙が頬を伝う。耳ではない、別の器官を弄られているようだった。
貪る舌の動きに弛緩した身が、堅い歯に食まれヒクッと震える。此れ以上されたらもう――と制止する声の言外に
早くもギリギリまで引き上げられた快感への怯えを訴えるが、行為を愉しむ此の男が聞き届けてくれる筈もなく)
(直接蜜溢れる其処へ耳を当て聞かされたような、激しく卑猥な音色に、一際声高く喘ぎ。充実感に満たされている
のだろう近くに来た九郎の貌を、見つめ返す力もない、蕩けきった双眸。逆上せた頬に銀の髪が張り付いて、
開いたままの唇から酸素を求め鈍い呼吸が繰り返される。一度糸を張ったように張り詰めた一瞬、達してしまえば
その身に力など篭められはしない。久々だから、否此の男からの愛撫だから、容易く昇り詰めてしまった)

(雄の本能を剥き出しにし、獲物に牙を立てる獣の如く容赦ない責めを、身体は悦んでいるから始末に終えない。
それ程までに激しく求められるのが嬉しい。モノとしてではなく、人として、アル・アジフという名の女として愛すが故、
あさましく貪らんとする姿は、秘め事の間のみ見られる一面。其れに全て任せてしまいたいと思いながら――否と、
絶え間ない快感を教え込まれた愉悦への怯えが、先に進む事を拒む。言い表せない葛藤と矛盾の渦の中)
ふ……ぅ、うう……っ、もっと、色気のある台詞は、い、言えんのか、汝っ……!
(迷わず葛藤など一蹴にし、犯罪者の汚名すら被っても求めようとする九郎の言葉が沁みる。呆れた振りで、
快感に押し流されそうな声を必死に留めて紡いでも、自然頬が緩んでしまう。たわけ、と愛しさを篭めて呟いて
抱き締める力に全てを任せようとした。――この変態め。と悪態もまだ、此の時は可愛らしく呟いていたが)
――な、汝、今物凄く良からぬことを考えておるなっ?や、やめ、九郎!
にゃ、にゃあああああああっ!いやいやいやっ、考え直せ痴れ者がっ!く、九郎っ!
(楽しげな声に反比例して背筋が悪寒に震えた。頬引き攣らせ、嫌な予感は十の確率で的中すると、九郎が
仕出かす前に引き止めようとして、――出来なかった。紡がれる己が記述、其れを所持者の権限をもってして
此の時に行使する伴侶……と言いたいところを訂正、――変態)
くろおおおおおおおおっ!!魔術をこのようなたわけた事に使うなとあれほど言ったろうがああああっ!
汝は余計な事にしか頭が働かなすぎなのだぁああああっ!!
――ひぁあっ、やああああ……っ!見るな、見るなこら、解け、術を解かんかあっ!
(四肢の自由を拘束するのが己に記されたもの、皮肉、屈辱もいいところだ。捕られた手足に痛みはないが、
膝を抱えることも手で胸や下肢を覆うことも出来ない。良い仕事をした職人が如く、満たされた貌が嗚呼憎い。
耳を劈く怒り混じりの悲鳴を上げても、四肢の自由が利かぬ今、其れは空しく響くだけ。先刻の接吻けで、
幼い女の輪郭を包む下着の上に、滲む薄い沁みが此れでは九郎の眸に晒されてしまうと、ぱたぱた脚を揺らし)

【無事起動成功だ、待たせたな、九郎】
【削ってくれたことも感謝するぞ、大変であったろう、ご苦労様だ】
【改めて、今日も宜しく頼む】
623アル・アジフ ◆Qd.ch2RShE :2009/04/05(日) 16:37:05 ID:???
【先に伝えておくが、汝が問題なければ多少時間が押そうと妾は構わんぞ】
【無論其の逆、汝の都合により時刻通りに終わるべきだと思ったなら、書き終わらずとも
夜に改めるが良い。其処は任せたぞ】
624大十字九郎 ◆B/VTjvPhHI
>>622
……勝てば良い、それが全てだ!つーか、そこは否定できん。両方。
だからこそ、アルを封殺するべく俺は日夜努力してたりする訳だ。色々と。
(声音を落として強く言い切るのは、自分が狡いのを自覚しているからか、手段は選ばないと高らかに
 宣言する台詞。勝ちとは即ち、目の前の相手よりも優位に立って事を進める事。本気になれば
 己を鳴かせる事は容易いと言う詞は、確かに真実を突いている。その小さな舌で欲望の象徴を
 慰められれば、口から声が漏れるのは抑えられないだろう)
(――防御に回ると脆いのであれば、終始攻め手として振舞えば良い。幸いにもアルはその幼い
 身体に不釣合いな程に快楽を敏感に受け取る身体をしているし、今一歩羞恥も捨て切れていない。
 故に、攻撃に回る暇を与えず押し切ってしまえばそれで済む。そうすれば思う存分可愛がりたい……
 もとい、苛めたいと言う自分の望みも叶って一石二鳥だ)
(それに、こんなちっこいのに好きな様にされるのって何か悔しいし。――突き詰めてみれば、子供の
 如き対抗心が原動力な辺り、魔導探偵よりは大きな子供と言う称号の方が、似合いそうな有様だった)
(焦点を失った翡翠の瞳が宙を彷徨い、柔らかそうな頬は染まり切って、か細く息をする無防備な姿は、
 歳相応の――否、齢二千を超えた魔導書ならば、外見年齢相応と言うべきか――幼い子供の様にも
 見える。未だに「少女」の抜け切っていないアルの貌が、女の快楽に浸り切って蕩けている淫らな光景。
 気を抜けば脳が熱感に負けて、夏場のアイスクリームの如くだらしなく溶けてしまいそうだ)
―――耳だけでイっちまったな?アル……。
(そうなってしまっては勿体無い、と襲い掛かりそうな己を必死に抑えるのが男の意地、あるいは煩悩。
 折角どうぞ好きにしてくださいとばかりに無防備なのだから、たっぷりと楽しまなければ損だと
 自分に言い聞かせ、頂点を極めたばかりの耳に、甘い囁きを滑り込ませる)
(唾液に汚れた耳を掃除すると言う名目で優しく、優しく――続けて高みへと追い込まない様に
 注意して舌を這わせながら、今の状態をアル自身に確認する詞で以て羞恥を煽ろうと)

注文の多いこって。まあ、魔導書のリクエストに応えるも主の務めだろうし、なら――
(心底呆れたとばかり言われても、色気より食い気――この場合、貪り食われるのは当然腕の中の
 少女だが――なのが己である。お上品にナイフとフォークで頂くより、問答無用で引っ掴んで食い散らかす方が
 自分に会っているのは知ってるだろうに、何を今更)
(そう思うも、所詮は照れ隠しなのが顔を見れば分かる。嬉しそうに緩んだ表情が、何よりも明確に
 心の内を映し出していた。その嬉しそうな表情に絆されたのか、普段なら似合わないから無しと
 言って流してしまいそうな照れ隠しに真面目に応えようと、アルの顔を両の大きな掌で包み込み)
……愛してるぜ、アル。愛してるからこそ、アルの全てが見たくて……意地悪、しちまうんだ……。
こんな俺の事……嫌いに、なったか?
(切なげな声音と、不安に満ちた弱弱しい表情で以て、問い掛けた。知り合いが見れば誰だお前、と
 二秒も掛からずに突っ込まれる事請け合いの演技だ。そして、言い終えた後でこんなもんだろうかと
 首を傾げて出来を尋ねるのは――わざとではないようで)
確かに言われたが、俺にも言い分はある。いいか?魔術は外道の知識の集大成、
つまり外道な目的に使うのはある意味当然。で、幼い少女に好き勝手したいという欲望のために使うのは、
こりゃもう間違いなく外道だ。つまり、俺は全く全然一片たりとも目的から外れてないし、間違ってないっ!
って、屁理屈をこねて見たりするが……改めて見てみると絶景だな、こいつは。
(耳を叩く怒声と命令に反論と華麗な無視で対処をしつつ、一旦身体を引いてまじまじと磔の娘を見遣った。
 脱がされ切っていないドレスに僅かに隠れた胸の膨らみ、可愛らしいデザインの下着に浮かぶは女の
 悦びの証たる蜜)
(幼い女体が背徳感を煽り、背がゾクリと総毛立つ。ただ一部分、怒りに震える少女の貌を除けば、完璧。
 ――とりあえず完成させてしまおう、とたわけた事を考えて、ゆるりと手が伸びる。目指すのは当然、
 蜜が滲む下着がある場所――暴れる脚の間に身体を入れて抵抗を封じ、指が其処へと近付いていく。
 そして蜜の滲みを広げる様に薄布の上から指が、触れた)

【あ、危うく返せないまま6時になるかと思って冷や冷やしたが、何とかなった……か?】
【様式美とかそういうのなしで言わせてもらうっ!待たせちまって悪い、反省してるっ!すまん、アル!】