>>541 …はぁっ……ん、っ……っ?
(視線が重なる――と同時に動揺した彼の様子を)
(乱れた呼吸を整える様に、ゆっくりと息を吐きながら)
(黙って不思議そうに見つめていたけれど)
(続けられた言葉に今度はこちらが動揺する番で)
……っ……三成っ……
(ずっと顔を見られていた事がわかって、恥ずかしくて顔を背ける)
(今更だというのは分かっているけれど、そんな事を言われて平然としていられる訳がなくて)
(自分を気遣っての相手の言葉も、嬉しくないはずがないのに今はなんだか恨めしい)
………っ……ぁあっ……ん、っふぁ……っ
(探る様な指の動きに再び悶えながら、吐く息も絶え絶えに)
(身体に当たる彼の熱を強く感じて、更に体温が上昇していくのが分かる)
……はぁっ…ん、っ……ぁっ……もっ……
(身体の奥から生じる甘い疼きが全身に回っていて)
(もう自分で自分が分からなくなりそうな所まで来ている)
(そんな中で苦しげに息を吐きながら問いかけられて)
(こんな状況で、自分も余裕がない筈なのに、自分を気遣ってくれる相手の想いが嬉しくて)
(―――もっと強引にしてくれても構わない、のに)
(相手の顔を両手で包み込みながら、指で頬を撫でながら)
…………私、もっ……三成を感じたい……感じさせて?
(それだけ言うのがやっとで。そのまま瞳を閉じて口づける)