沢近かわいいよ
【しばらくの間、場所を借りるぜよ】
【美里 ◆Ln46so437kを待たせてもらう】
【それでは美里、改めてよろしく頼むな】
【書き出しはのんびり待っとるきに、あせらず気楽にやりんしゃい】
【あと今日のリミットを教えてもらえるかの?俺の方は1時頃になるぜよ】
雅治君、早く早く。
(目的の公園までの間、普段ならゆっくり歩くのだが)
(楽しみで仕方なくて、繋いだ手を引いて急かしながら瞳を輝かせ、元気一杯で)
丁度満開の頃だよね?混んでるかなぁ…。
雅治君と一緒にお花見、すっごく楽しみだったんだ。
(春らしい色合いのスプリングコートに、動きやすそうながらも女の子らしい服装で)
(お弁当が入った大きなバッグを肩にかけ、信号で歩みを止めても慌しくポニーテールが揺れている)
わぁ…っ。行こう、雅治君。
(公園の入り口に差し掛かると、奥の見事な桜並木が少しだけ見えて)
(雅治君の手をきゅっと握りなおすと、春の暖かい風に吹かれながら公園の中へと入って行く)
【うん、改めてよろしくね、雅治君。こんな感じで大丈夫かな?】
【私のリミットもそれくらいかな…時間までよろしくね、何かあったら教えて】
>>524 こらこら、そんなに慌てなさんな。
そんなに急がんでも、桜は逃げんきに。
(穏やかに晴れた空の下、手を繋いでいる美里に引っ張られるように歩いていく)
(隣で上機嫌に笑う彼女は、今にも走りだしそうなほどに軽やかな足取りで)
んー、少しは人が居るかもしれんがたいした事なかろ。
広そうな公園じゃし、探せばゆっくり出来る場所ぐらいありそうやしの。
(暖かくなって、すっかり薄着になった美里にのんびりと言葉を返しつつ)
(信号が変わると同時に歩き出した他の人に、美里のバッグが当たらないよう手で支える)
…まずは、無事に辿り着く事が先決じゃが。
美里、その荷物は俺が持つぜよ。貸しんしゃい。
ああ、そうじゃな。どうせなら、すぐ傍で見てみたいきに。
(他にも咲き始めている他の花を眺めつつ、奥に向ってゆっくりと歩き出す)
ほう、これはまた。見事なもんじゃの。
(辿り着いた桜並木は満開で、微かに風が吹けば)
(周りが薄紅に霞がかって見える程の、花びらが舞い落ちた)
美里、幸いにもあまり混んでなさそうじゃけん、少しのんびり歩かんか?
【書き出しをありがとうな、美里。ばっちりぜよ】
【ああ、美里も何かあったらいつでも言いんしゃい】
>>525 賑やかなのもお花見って感じはするよね。
うん、ゆっくり出来る所探そう。
あ…。
(雅治君の手が、自分とバッグを支えてくれれば慌てて持ち直そうとするが)
だ、大丈夫…ちゃんとたどり着けるから。
……いいの?重たいよ…?
(頼もしい恋人の言葉に、少し恥ずかしそうに頷くと、バッグを託した)
すごく良いお天気で、お花見日和だよね。
ぽかぽかしてすごく気持ちいい。
(雅治君と並んで歩きながら、春の陽気を楽しんで)
わぁ……すごい…。綺麗……。
(目の前一杯に広がる満開の桜にうっとりと見とれ、感嘆の声を上げる)
(そこだけ切り取られたまるで別世界のような光景に瞳を輝かせ、舞い散る花びらに手を伸ばしてみる)
………。
…あ、うんっ。のんびり歩いて、少し奥に行ってみよう?
(名前を呼ばれるとはっとして顔を上げ、雅治君の提案に頷いて並木道を歩きはじめる)
本当にきれいだね…。あ、後で写真を撮っていい?
(桜に視線を奪われながら歩いていると、足元が少し危なっかしい)
(上機嫌に微笑みながら、並木道を進むと抜けた先には池といくつかのベンチが見えた)
>>526 ……ああ、時間もたっぷりあるんじゃし焦る事もなかろ?
今日は、この桜を見るのが目的のひとつなんじゃからな。
写真?桜のか?
じゃったら別に、俺に断らんでもエエぜよ。
美里が撮りたい場所があったら、いつでも撮ってきんしゃい。
(うっとりとした表情で桜を眺める美里の横顔に時折見惚れつつ、)
(彼女が転ばないように、人とぶつからないように歩くのは中々に忙しい)
…美里。
桜はもちろんじゃが、それを見てるお前さんも悪くないぜよ。
(夢中で上ばかり見ている美里に、冗談半分本気半分で言ってみる)
お、ここでなら座ってゆっくり出来そうじゃの。
(桜並木を抜けて視界が開ければ、池とその周りにベンチがある)
(池の周りに植わっている桜も満開で、水面に映る桜と共に目を楽しませた)
美里、ベンチの方に行ってみるか?
池の傍ってのも、なかなか涼しそうだしな。
(美里が頷いてくれれば、大きな桜の下にあるベンチへと歩み寄り)
入口から、かなり歩いてきたのう。…疲れとらんか?
(先にベンチに座るよう、彼女の手を引いて促した)
>>527 うんっ、後で撮ってくるね。
どこもすごく綺麗だから迷っちゃうな。
(撮影場所を探そうと、さらに上ばかり見ていれば)
(守るように歩いてくれている雅治君に気づき、さり気無い気遣いに鼓動がとくんと高鳴る)
…えっ?
雅治君……。……あ……。ありがとう…。
私がお花だったら、素敵な詐欺師さんに手折ってもらえるようなお花にならないとね…。
(雅治君の言葉に頬を桜の色に染めて、冗談を言い返してみた)
本当だ。お花見してる人はベンチは使ってないみたいだね。
うんっ、一緒に座りたい。ここもすごく綺麗だし…。池もいいね…。
(池の端のほうでは手こぎボートをレンタルしているらしく、池の中から桜を見あげている人達もいた)
(雅治君の提案に頷くと、促されるままにベンチに腰掛けて)
(彼が隣に座ってくれれば、荷物を受け取ろうと手を伸ばした)
ううん、全然疲れてないよ。寧ろ元気になったくらい。
雅治君は?ね、おなかすかない?
(ベンチに座って水辺の桜を眺め、水面にひらひらと舞ってゆく花びらを視線で追いかける)
(バッグを膝の上に乗せて、小首を傾げて問いかける)
>>528 フ…何じゃ、聞こえておったか。
花に夢中になってて、気付かんと思ったんじゃがな。
どうせなら、手折るのが勿体ないと思わせるほどの花になってみんしゃい。
(頬をほんのりと淡く染めている美里の前髪に手を伸ばし、)
(そこに舞い降りていた花びらをそっと取りつつ美里の冗談を受けとめる)
本当じゃな。池の水が綺麗で、まるで鏡みたいやの。
(彼女が座った後、自分も隣に腰を下ろして)
ん?なんなら、後でボートにも乗ってみるか?
この陽気じゃからな。水の上ってのも気持ちエエかもしれんぜよ。
…ああ。
(美里から手を伸ばされると、その意味に気付きバッグを手渡した)
んー、俺も疲れてはおらんが。…腹は減ったな。
(タイミングぴったりの美里の質問に苦笑しながら、腕時計を見て)
少し早いが、ここで食事にしてもらえるかの?
な、美里。さっきの写真の話じゃが…。
(バッグに手を掛けて開けようとしているのを見ながら、話しかける)
1枚ぐらいは桜をバックにして、自分の写真を撮ったらどうじゃ?
>>529 えへへ、聞こえてたよ。
…勿体ないほどの花かぁ…頑張って綺麗に咲かなきゃね。
きれいになるためのお水と栄養、くれる…?
(くすっと笑みを漏らすと、雅治君の手がそっと前髪へかかり花びらを取ってくれる)
…ありがとう。
乗りたいっ。いいの?手漕ぎのボートって難しくないかな?
うん…きっと気持ちいいよね…。わぁ、楽しみだな。
(雅治君の言葉に表情をほころばせると、期待に満ちた瞳を輝かせた)
うん。お弁当にしよう?お日様が暖かいし、ここが丁度いいよね。
(早く披露したかったのもあり、少し嬉しそうにいそいそとバッグを開け始める)
…うん?
私の写真…?雅治君が撮ってくれるの?
それなら一枚くらい撮ってもいいかも…私は雅治君と一緒の写真も欲しいな…。
はい、どうぞ。
(話しながらバックから出した可愛いお重を開けると、中には目も楽しませようと)
(工夫したのがわかる色とりどりのおかず、食べやすいサイズのおにぎりが詰まっていた)
…ど、どうかな…。いっぱい作ったからね、味見があまいかもなんだ。
美味しくなかったら教えて…?
【…美里、時間前なのにすまんが少々眠気がきておってな】
【場面的にもちょうど区切りのエエ所じゃし、ここで凍結して貰えるじゃろうか?】
【ふふ、暖かいもんね。全然大丈夫だよ、気にしないで?】
【今日も楽しかった、ありがとうね、雅治君。次の予定がわかったら教えてくれる?】
【後で伝言でも大丈夫。私は今週の夜は日曜日以外大丈夫だから】
【ありがとう、悪いな。俺も楽しかったぜよ、久しぶりのデートらしいデートじゃしな】
【次に来れるのは…金曜の22時半からになるな】
【その時間に約束してもらえるじゃろうか?】
【うん、金曜日の22時半で大丈夫だよ。その日に約束しよう。何かあったら教えてね】
【久しぶりのデート、楽しいよね。続きも楽しみにしてる。】
【今夜はゆっくり休んでね、雅治君。おやすみなさい】
【お返事をもらってから落ちるけど、先にスレをお返しします】
【貸してくれてありがとうございました】
【では17日にまたな。何かあったら遠慮なく連絡しんしゃい】
【ああ、俺も次にお前さんと会えるのを楽しみにしとるぜよ】
【ありがとうな。美里もゆっくり休みんしゃい。ではまたな、おやすみ】
【これで返すぜよ。貸してくれてありがとさん】
【場所を借りるぜよ】
>>530 ハハハ。ちゃっかりしとるのぅ。ま、エエぜよ。
手をかけた分だけ見事な花が見られるなら、それもよかろ。
駄目じゃったら最初から聞いたりせんよ。
ボートは俺が漕ぐんじゃけん、そう心配しなさんな。
なら、まずは昼飯じゃな。腹が減ってては力が足りんからの。
(嬉しそうに笑う美里の顔は可愛らしく、瞳はきらきらと輝いていて。それに見惚れつつ笑い返す)
ああ。どうせなら、自分の写真もあった方が思い出にもなるじゃろ。
…俺以外に他に誰が居るんじゃ?ま、心配しなさんな。
プロ並みとは言わんが、それなりの出来で撮っちゃるきに。
ん?俺と一緒にか。別に構わんぜよ。
ほーう。相変わらず見事なもんじゃな。
(美里が開けた重箱を覗きこめば、色鮮やかなおかずとおにぎりがきっちりと並んでいて)
(その見た目の綺麗さに感心する)
…まさか。まずい訳がないぜよ。美里が手を掛けて作ってくれたんじゃろ?
(それだけの手間がかかっている事は、料理に疎い自分にもわかる程で)
じゃったら、美味いに決まっとるぜよ。…いただきます。
(美里の期待と緊張に満ちた視線を感じながら、箸を取りまずは卵焼きを摘まむ)
(口に入れれば、卵の柔らかさと絶妙の味付けがほろほろと解けていって)
んっ、美味いな。本当に。前の時よりも美味いかもしれんぜよ。
【美里、改めて今日もよろしく頼むぜよ。…返事が長くなりすぎたけん、適当に削ってつかあさい】
【それと今日もリミットを教えてもらってもエエかの?】
>>536 うんっ、私乗ったことないの。
白鳥の奴…あれ。足で漕ぐやつなら小さい頃に乗ったけど
手漕ぎのは初めて。楽しみだなぁ…。
うん、いっぱい食べようね。
(手漕ぎのボートに混じって水面に浮かぶスワンボートを指差し)
わぁ、嬉しいな。良い思い出になりそう。
桜は満開ですごく綺麗だし、残しておきたいなって思ったんだ。
ありがとう。雅治君と一緒の写真欲しかったの。
あと、お父さんにもこの桜を送ってあげようと思って…。こっちは携帯で撮るね。
えへへ。早起きして頑張ったんだよ。
(雅治君がお弁当を褒めてくれると、ちょっとだけ誇らしそうに微笑んで)
うん…どうぞ。………。
(雅治君が卵焼きを口へ運ぶと、少し緊張気味にその様子を見つめ)
よかったぁ…。ふふっ、きっと桜の下だから特に美味しく感じるのかも。
(お重に詰まったおかずはアスパラのベーコン巻き、たけのこ入りのつくね、卵焼き、煮物…)
(煮物の人参はお花の形にくり貫かれていて、それをお箸で摘むと口へと運び)
私もいただきます…。うん、美味しいっ。
…私もそれ、欲しいな。
(水筒を出してお茶を入れながら、卵焼きをもうひとつ摘んでいる雅治君のほうを見て顔を上げ)
(食べさせて欲しそうに甘えた視線を送って)
【場所をお借りします】
【私こそ今日もよろしくね、雅治君。削れそうな所があったら、雅治君も削ってね】
【今日のリミットは昨日と同じくらいかな…雅治君は?】
>>537 ああ…あの子供連れやカップルが乗っとるヤツか。
(美里が指差した先でゆっくり進んでゆくスワンボートを見つめ)
(いくら頼まれても、あれに乗るのはちょっと勘弁だな、と考えつつ)
その時は、やっぱり親父さんと乗ったんか?
いや、礼を言われるような事じゃないぜよ。
残しておきたいって美里の気持ちもわかるしな。
ん?携帯で撮ってメールで送るんか?
…桜の下ってだけが理由じゃないぜよ、きっと。
早起きまでしてくれて、俺のリクエストを聞いてくれてありがとうな。美里。
(自分が食べるのを見届けた後、同じように箸をつけ始める美里に礼を伝え)
フ…。美里も、美味そうに食べるもんじゃのぅ。
ん?…エエぜよ。ほれ、口を開けて。アーンしんしゃい。
(再び卵焼きを摘まむと、甘えたような口調でねだられて)
(池の上以外に周囲に人が居ないのを確認すると、箸を美里の口に運ぶ)
【俺の方のリミットも同じぐらいじゃな。何かあったらいつでも言いんしゃい】
>>538 そうそう、あれ。懐かしいな。
ふふ…やっぱり小さい子が乗ってるね、かわいい。
(雅治君が困ったような表情を浮かべるのに気づくと、くすくすと笑みを零し)
うん、ここのじゃないんだけど…私はお父さんの膝の上だったよ。
手漕ぎのやつに憧れてたの。何か素敵だよね。
お弁当食べたらあっちの木の下で撮ろう。
二人の写真は…誰かに頼まないとね。
うん、そのつもり。
そうかな…どういたしまして。雅治君が美味しいって言ってくれて嬉しい。
頑張った甲斐があったよ。
雅治君のためならいっぱい頑張れるし。
(お礼を言われると、幸せそうに頬を赤らめて口をもぐもぐ動かし)
ん…桜の下だし、雅治君と一緒だし、すごく美味しいんだもん。
うん。…あ〜んっ…。ん………美味しいね。
(雅治君が口元へ卵焼きを運んでくれると、嬉しそうにぱくりと食べて)
じゃあお返し、アーンして。…おいしい?
(今度は自分からと、つくねを摘んで雅治君の口元へと運んでみた)
(そんな風にして、いつもより穏やかな食事の時間はあっという間に過ぎてゆき)
>>539 ん?何じゃ、急に笑ったりして。
(美里が微かな笑い声を零すのを不思議そうに見て)
ほう。親父さんの膝に乗るほど小さい時なら、本当にかなり前じゃな。
……誰かの膝の上が好きなのは、今も変わっとらんみたいじゃけど?
(ふと二人で居る時の事を思い出して、からかってみる)
憧れ、ねえ。では今日はぜひ乗って帰らんとな。
ああ…あの木か。あれも大きくて見事じゃな。そうするか。
ん、背景を入れて撮るなら、そうせんと無理じゃな。
親父さんと仲がエエのは相変わらずみたいじゃな。
…そこまで言われると流石に照れるのぅ。
美里にばかり頑張らせる訳にもいかんから、何か礼を考えんとな。
…フ。やっぱり似とるかもな。
(うつむいて口を動かす美里の様子に、どことなくウサギを連想してしまい)
ハハ。弁当を作ったのは美里じゃろ。俺はご馳走になっとるだけぜよ。
ま、俺でも多少のおまけぐらいにはなれとるとエエが。
ああ。では、ありがたく…んっ、…。これも美味いな。
(美里が差し出してくれたつくねを口に入れ、満足そうに頷き)
(そうして食事を楽しんでいるうちに、重箱の中はすっかり空になってしまい)
ん、ごちそうさん。美味しかった。ありがとうな、美里。
(お茶を飲んだ後に、改めて美里に礼を言い)
(バッグを詰め直すのを手伝いつつ、それぞれのクラスや部活の事をのんびりと話し込む)
……さて、ボートに乗る前に先に写真を撮るかの?
今なら、誰かをつかまえて頼むのも簡単そうじゃし。
(美里の手から軽くなったバッグを受け取り、立ち上がると手を差し出す)
(ちょうど、さっき見ていた桜の辺りを花見客らしい家族連れがゆっくり歩いてくるのが見えた)
>>540 …か…変わったもん…。今は雅治君の膝の上が好きなの…。
雅治君は、私を乗っけるの嫌…?
(雅治君の言葉に顔が熱くなるのを感じつつ、照れ隠しに小さな違いを主張して)
うんっ、楽しみ。
おそまつさまでした。こちらこそ、残さないで食べてくれてありがとうね。
…好きな人に手料理を食べてもらえるのってね、女の子として、うん…
すごく嬉しいんだ。だから、雅治君はおまけなんかじゃないよ。
(心から嬉しそうにそう言うと、微笑みあって食後の時間をのんびりと楽しみ)
うん、そうする。じゃあお願いしよう?
(雅治君が差し伸べてくれた手を握って立ち上がると、先ほど目をつけた桜の下まで歩いて)
すみません。
シャッターを押してもらえませんか?
ありがとうございます…ここを押すだけなので…お願いしますっ。
(通りかかった家族連れへと、人懐っこくお願いをしてみる)
(快く承諾してもらうと、カメラを渡し雅治君と並んで桜の下へと立ち、にっこりと微笑んだ)
――ありがとうございました。
(手を繋いだままだったことを子供にからかわれたりしつつ、撮ってもらったカメラを受け取ると)
(お礼を言って、家族連れを見送ると、雅治君に向き直って)
ちゃんと撮れてたよ。現像したら雅治君にもあげるね?
あ、あと携帯で……っと。ん〜…。
(カメラを仕舞うと、ポケットから携帯を取り出して綺麗な桜の枝を撮ろうと背伸びをして)
【長くなっちゃったから、やりやすいように手折ってくれると嬉しいな】
>>541 …それじゃと、膝の上が好きって所は変わってないぜよ。美里。
(照れ隠しについつい突っ込みを入れつつ)
別に嫌じゃないぜよ。美里一人ぐらい軽いもんじゃし。
ん、では行こうか。
(美里の手を握って桜の元までゆっくりと歩いて行く)
(木の傍まで来れば、ちょうど通りかかった家族連れに彼女が声を掛ける)
(その素早さを意外に思いつつも、手を引かれるまま大人しく並んで立つ)
……ありがとうございます。
近頃の子供はませとるのぅ…。
(美里と共に家族連れに礼を言って見送り、その背が遠くなったところで呟いた)
ああ、そうしてくれると有難いな。現像代はちゃんと払うきに。
おいおい、足元がふらついとるぜよ。…無理しなさんな。
(上の枝だけに集中して、いっぱいまで背伸びをしている美里の足元は危なっかしく)
(後ろから美里の肩に手を置いて、その体を支えると携帯を持った手に自分の手を添え)
こうしとった方がブレんじゃろ。どの辺りの桜が撮りたいんじゃ?
…あんまり高いようじゃったら、このままお前さんを抱き上げてもエエきに。
(美里の横顔に近い距離で問うてみた)
【ありがとうな。お言葉に甘えさせてもらったぜよ】
>>542 うぅ…子供っぽいのかなぁ…。
(そういえば雅治君に甘えたり腕枕をしてもらったり、撫でてもらうのも好きなことを思い出し)
良かった。…もう雅治君にしかしてもらえないもん…。
ふふ…いつもありがとう。
…ませてるけど可愛かったね。
うん、今度学校に持っていくから。
あっ…雅治君。
ありがとう…。あの枝の桜がすごく一杯に咲いてて綺麗なだから、あれが撮りたいな。
(手を添え支えてもらえば、撮りたい場所を彼へと教える)
(桜の枝は高い位置にあったけど、二人の距離が吐息がかかるほどに近づいていれば)
(ドキドキしてしまって、余計に手元がおぼつかなくなってしまう)
…ダメ……抱き上げられたらもっと手がブレちゃうよっ…。
このままで……うん。撮れた!
(雅治君に支えてもらいながら桜の枝を携帯の画面に写すことに成功し)
(両足をしっかり地につけて、雅治君の腕の中でほうっとため息をつく)
……えっと…ボートっ。…ボート、乗ろう?
(何となく離れがたくて、そのまま寄り添っていたが)
(頬っぺが熱くなっているのを気づかれる前にと、慌てて携帯をポケットへと仕舞った)
【雅治君、時間は大丈夫?そろそろ凍結にする?】
【そうじゃな。今日はここで凍結してもらえるか?】
【俺が返事をすると、かなり時間をオーバーしそうじゃき】
【今日も楽しかったぜよ。ありがとうな。美里の次の予定を教えてくれるか?】
【うん、そうしよう。私も楽しかったよ、ありがとうね】
【私は次は月曜日と水曜日の夜が大丈夫だよ、雅治君の都合と合うといいんだけど】
【なら月曜の22時に約束してもらえるかの?】
【何かあったら、遠慮なく連絡しんしゃい。次も楽しみにしとる】
【美里の返事を見てから落ちるが、この場はこれで失礼するぜよ】
【連日で付き合ってくれてありがとうな。ゆっくり休んでつかあさい。おやすみ、美里】
【これでお返しするぜよ。貸してくれて感謝ダニ】
【うん、月曜日の22時に約束ね。私も楽しみにしてる】
【雅治君も何かあったら連絡してね。今日も遅くまでありがとう】
【雅治君もゆっくり休んでね…おやすみなさい】
【場所をお返しします。貸してくれてありがとう】
【場所をお借りします】
【雅治君、今日もよろしくね。リミットを教えてくれる?】
【ゆっくり待ってるから、お返事は急がないでね。】
【場所を借りるぜよ】
>>543 ん、あの枝じゃな。…結構ギリギリかの。
(桜の枝の場所は高くて。携帯を持った美里が精一杯腕を伸ばして背伸びをする)
(バランスを崩さないよう支えていれば、美里の手が微かに震えた気がした)
…もう少しぜよ。頑張りんしゃい。
(この姿勢が辛いのかと、彼女の顔をチラリと見れば仄かに赤くて)
(早くなった鼓動と、緊張で軽く紡いだ吐息が頬で感じられた)
…そんなヘマはせんつもりじゃが。
ん、エエ感じに画面に枝が入ったみたいやの。撮れたか?…っと。
(携帯からシャッター音が鳴ると同時に、美里の身体が胸の中にトンと寄りかかってくる)
(それを受け止めて支え、携帯を持った方の彼女の手をその上から包み込んで握れば)
(美里と同時のタイミングで、安堵の溜息を吐いた)
…っ。…あ、ああ。そうじゃな。
(後ろから抱きすくめていれば、美里のうなじが桜色に染まっているのが見えて)
(この陽気には少々厚着なコートの所為か、それとも恥ずかしさの所為かとふと思う)
(そんな事を考えていれば、美里に声を掛けられて我に返った)
池の上からもエエ写真が撮れるかもしれんな。行くか。
(桜の木から離れると美里の手を取り、池の縁に沿ってボート乗り場へゆっくりと歩く)
中学生2人。……いや、スワンじゃなく手漕ぎの方で。
漕ぎ方?ああ、わかるんで平気です。…どうも。
(乗り場にいた係員に声をかけてボートを借り、教えられたボートの方へ行く)
美里、少々揺れるが慌てることはないからな。
(美里に手を貸して乗り込むと、ちょうど向い合わせになって座る形になり)
(手にしたオールをゆっくりと動かせば、ボートは池の中央へと滑ってゆく)
【待たせてすまんな、美里。今日もよろしく頼むぜよ】
【今日のリミットは1時過ぎぐらいかの。美里のリミットも教えてくれるか?】
【…それと長くなりすぎたきに、前半は思いきり削って構わんぜよ】
>>549 うんっ…行こう。
さっきの写真、こんな風に撮ったってお父さんが知ったら大変かも。
ふふっ…また今日の思い出がひとつ増えたよ。
池の上からの桜も楽しみだな。
(雅治君に手を握ってもらうと、まだ少し火照った頬と高鳴る鼓動は)
(ボート乗り場に着くころにやっと収まって、自然な笑顔を浮かべられるようになった)
…ありがとうございますっ。
(雅治君が係員に声をかけている間、不安定そうな手漕ぎボートを眺めて)
(不安半分、期待半分で胸をわくわくさせていた)
うんっ、…っと。エスコート有難う、雅治君。
(雅治君に手を取ってもらってボートに乗ると、ゆっくりと腰を下ろして)
(雅治君と向かいあい、楽しそうな笑顔を見せる)
わ、動いた…すご〜い。雅治君、上手なんだね。
初めてじゃないの…?
(雅治君がオールを操ると、ボートは流れるように池の中央へと進んでゆく)
(ゆっくりと変わる桜が一杯の景色に感嘆の声を上げたかと思えば)
(ボートを漕いでくれる頼もしい恋人をうっとり見つめたり)
(はしゃいでいるのか、落ち着きがない様子で、早口に色々とおしゃべりをする)
【私のリミットもそのくらいだよ、何かあったら教えてね】
【勿体ないけど、削ってみたよ…その分増えちゃったけど。雅治君も遠慮しないで削ってね】
>>550 ハハ、そうじゃな。
どうやって撮ったか聞かれても内緒にしときんしゃい。
ん?さっきのも思い出になるんか。
フ…それはさすがに褒めすぎぜよ。
前に何度か乗った事があるぐらいじゃが、慣れれば簡単じゃき。
…あんまりはしゃいで、落ちたりしなさんなよ。
身を乗り出し過ぎたら、バランスを崩す事もあるきに。
泳ぐにはちょっと早すぎるからのぅ。
(楽しそうに周りを見回している美里を微笑ましく思いながらも声を掛ける)
この辺りで、少し止まるか。
周りに他のボートもいないようじゃし、池じゃったら、流される心配もそんなになかろ。
(さきほど写真を撮った場所とは反対側にあたる場所で漕ぐのを止める)
(ちょうど池の上に枝が伸びた桜の木から、たくさんの花びらが落ちて)
(空だけではなく。水の上にも花筏の淡いピンク色が広がっていた)
…俺も一枚ぐらい、撮って帰るかの。
(携帯を取り出すと、その風景に向けてシャッターを切った)
それにしても、エエ天気じゃのぅ。
美里、そのコートで暑くないか?
【ありがとうな。美里も何かあったら言いんしゃい】
>>551 うん、もちろんだよ。まだお父さんには内緒にしてるつもりだもん。
そうなの、これ一枚だけだと綺麗な桜の写真だけど
私達が見れば、二人で一緒に撮った思い出の写真になるでしょ?
(悪戯な笑みを浮かべながら、雅治君を上目遣いにじっと見つめ)
私じゃ難しそう…腕の力もいるんじゃない?
雅治君って、何でもできて……かっこいい。
(少しぽうっとした表情で、囁くように雅治君を褒めて)
大丈夫だよ〜。落ちたりしないもん。
大人しく見てればいいんだよね?
ふふっ、そうだね…また風邪を引いちゃうかも。
(雅治君の言葉に言い返すが、確かにはしゃいでいたことに気づくと)
(お淑やかに座りなおして、膝の上に手を添えた)
そうしよう。ここなら一面を見渡せるね…すっごく綺麗。
すぐに散っちゃうなんて勿体ないな……。
(池の上へかかる桜の枝や、少し遠くに見える桜並木がとても美しい)
(上を見上げても、水面を見ても桜の色で染まっているさまにうっとりとしていれば)
(前髪のあたりにひらりと花びらが一枚舞い降りてきた)
ふふ…良く撮れた?
(桜を髪につけたまま、携帯で風景を撮った雅治君へと微笑みかける)
うん、日差しが暖かいね。
少し暑いかも…脱いじゃおうかな。
>>552 つもりとは、また頼りないのぅ。…ま、エエけどな。
なるほどねえ。そういう考え方もあるか。
…その写真を親父さんに送るとは、美里もなかなかじゃな。
いや、腕の力はたいして要らんぜよ。
競技で漕ぐならまた別じゃろうが、遊びみたいなもんじゃし。
そ、そうか?…美里も俺に出来んような事が色々と出来るじゃろ。
今日の弁当もそうじゃし。
(この距離でうっとりと見つめられれば、流石に照れ臭くなり話題を変えようとして)
ああ。散る姿も綺麗じゃから悪くはないが、もう少し長く楽しめたらエエかもな。
なんなら、来年もまた見に来てみるか?
ああ、バッチリぜよ。……フ。
(おもむろに美里に携帯を向けると、不意にシャッターを切った後に)
美里、また花びらが付いとるぜよ。
(前髪に触れて桜の花びらを指で摘まめば、その花弁は風に攫われて水面に滑ってゆく)
ああ、そうしんしゃい。
無理に着てて汗をかいても、後で体を冷やすきに。
>>553 内緒にしてれば大丈夫だよ…お父さんは鈍感だし…。
もっと大人になったら考えよ?
…あはは、お父さんには桜の写真にしか見えないもんね。
そうなんだ?コツがいるのかな…。
ん、私に出来ることで雅治君に喜んでもらえるのは嬉しいな。
いいお嫁さんになれるかな?
(彼のそんな様子には気づかず、無邪気に微笑みかけ首を傾ける)
そうだよね…短い間だからこそこんなに綺麗なんだろうけど…。
…うん!来年も一緒に来たい。
(雅治君の言葉が嬉しくて、つい前のめりになって頷いてしまう)
え…っ?あ…雅治君…!変な顔に写ってたらいや…
(不意の出来事に何が起こったか一瞬把握出来ず、気づいたところで抗議しようとするが)
…雅治君。…ふふ、本当だ。
ありがとうね。
(優しく前髪に手をかけてもらって、花びらを撮ってもらえば)
(不満を言う気持ちが溶けていってしまう。本当に彼のことが好きで、彼には叶わないと思う)
うん。そうするね。
(頷くと、スプリングコートを脱ぎ簡単に畳んで膝の上へと)
(カットソーとキュロットという涼しげな姿になると、照れくさそうに微笑んだ)
>>554 鈍感ねぇ…。
(そう見せて多少は気付いているかも、などと考えるが)
ま、確かにそうじゃな。今考えても仕方ないけん。
そこは一緒じゃな。
俺も、俺の出来る事でお前さんが喜んでくれるのは嬉しい。
ああ。なれるんじゃないか?美里なら。
(美里の微笑みに答えるように、穏やかに笑い返し)
ハハハ、今からすごい気合いじゃな。
なら、来年もまた来ような。
心配しなさんな。ちゃんと可愛く撮れとったきに。
(抗議を途中でやめて礼を言ってくる美里に、写真は見せなかったがそれだけは教え)
どういたしまして。
暑かったんなら、もっと早めに脱いでも良かったんぜよ?
(時折ボートの位置や周りのボートに注意を払ってオールを動かしつつ)
(穏やかな日差しの下で、美里とたわいない話を楽しんで―――)
……風が強くなってきおったな。
そろそろ戻…っ。
(一瞬、春先特有の強い突風が吹けば一斉に桜の花びらが枝から舞い落ち)
(薄紅色の花霞にすぐ傍にいる筈の相手すら見失いそうな錯覚を覚えて)
(思わず手を伸ばして、美里の腕を掴んでいた)
【今日はそろそろ凍結かの?】
【うん、お返事をしたら時間が大分すぎちゃいそう。ここで凍結でもいいかな?】
【今日もとっても楽しかったよ、ありがとうね。何かして欲しいこととかあったら、遠慮なく言ってね】
【雅治君は次の予定はわかる…?】
【では、今日はここで凍結にしよう。俺も楽しかったぜよ。ありがとうな】
【美里も俺にして欲しい事やしたい展開があったら、遠慮なく言いんしゃい】
【確か、美里は次は水曜の夜が空いとるんじゃったな】
【まだ空いとるようなら、22時に約束してもらえるじゃろうか?】
【うん、いつも言わせてもらっちゃってる気がするけど…そうするね?】
【水曜日の夜、まだ空けてあるよ。その日の22時に約束しよう。】
【次も楽しみ…でも、何かあったら教えてね】
【雅治君のお返事を見てから落ちるけど、今日はここでね…】
【お休みなさい、雅治君、今日も本当にありがとう。嬉しかったよ。】
【お返しします。ありがとうございました】
【では22日にな。美里も何かあったら連絡しんしゃい】
【俺も次に会えるのを楽しみにしとるぜよ】
【今日も遅くまでありがとうな。本当に楽しかった】
【ゆっくり休んでつかあさい。ではな、おやすみ美里】
【ありがとさん。これでお返しするナリ】
560
いま491KBか、そろそろ次スレだな。
【続いてになりますけど、スレをお借りします】
【雅治君、大丈夫だったかな…?】
【今日もよろしくね。リミットを教えてくれる?私は1時か少し過ぎるくらいまで大丈夫だから】
次スレも用意しといたほうがいいんじゃない
>>555 そうなんだ。雅治君はいつも私のことをすごく
喜ばせてくれるよ。
えへへ…やった。素敵な旦那様の…理想のお嫁さんに
なりたいから頑張るんだ。…気が早いかな、今は理想の女の子ってところで。
(穏やかな微笑みに見とれながら、少し視線を落として呟いて)
だって来年も一緒に来てくれるなんて嬉しくって。
約束だよ、きっと来ようね。
本当?…びっくりしたんだから。
(雅治君の言葉に不安半分で、鏡が見たいななんて思いながら頬を押さえた)
あは…今日のために買ったやつだったし…。
(雅治君がボートを操ってくれる様子と、桜の景色を楽しみながら)
(ぽかぽかとした陽気の下、楽しい時間を過ごせば、いつの間にか時間は過ぎて)
そうだね…。きゃっ…
(急に吹いた突風に、髪を押さえて目を細めると)
(舞い落ちた花びらで視界が綺麗な薄紅の花吹雪に彩られる)
(そんな中、腕をしっかりと捕まれる感触に瞳を見開けば、雅治君が私の存在を確かめるように)
(じっと此方を見つめてくれていた)
……雅治君…。
私は飛ばされたりしないよ…?
(そのまま彼の腕の中に飛び込みたかったけれど、ボートの揺れが怖くて出来ず)
(掴まれた腕に、そっと手を添えて微笑んでみせた)
(二人の髪や肩には、いくつもの花びらがついていて―)
【私からだったね、お返事と一緒に書けば良かった】
【
>>563さん
はい、今雅治君が立てに行ってくれているので…。
もしダメだったら、私が立てます。ありがとうございます…】
【…っと、リロードミスぜよ】
【すぐに返事をするきに。そういう訳で今日もよろしくな】
【
>>563】
【わざわざすまんのぅ。何とかなったぜよ】
>>564 フ…ずいぶんと気の早い事じゃな。
理想のお嫁さんとやらになるには、もう少し寝起きも良くせんとな。
(笑みを少し深くすると、いつもの軽い口調でそう言い)
…もし、本当にそうなる事が出来たら、来年だけじゃなく…
その時もまた、ここに桜を見に来ような、美里。
ハハハ。悪かった。
撮る前に言ったら、お前さんのいつもの顔が撮れないんじゃないかと思ってな。
…ああ、そうじゃな。
(一瞬驚いた顔でこちらを見た後に、ゆっくりと微笑む美里を)
(少々戸惑ったような照れたような顔で見つめ返して)
あんまりすごい花吹雪だったもんでつい、な。…どうやら桜に欺かれたようぜよ。
びっくりさせたか?すまんかったな。
(苦笑しつつ詫びれば、腕を握ったままの手に優しい温かさが触れる)
ん、また花びらが積もっとるぜよ。美里の髪…肩にも。
(その手の上にもう一方の手を重ねると、ボートを揺らさないようにして)
(そっと美里に近付くと、風に紛れるような軽く触れるだけのキスを落とした)
>>567 うぅ…そうだね、課題は山積みかぁ…。
…ふふ。旦那様より早起き出来ないとね。
(軽い口調でからかわれると、悪戯っぽく舌を出して)
……雅治君…。
うんっ、毎年ここに桜を見に来よう。
…そうなれたら素敵だな……。
(幸せな未来を想像して、うっとりと夢見がちな表情で甘いため息をつく)
ん…よそ行きの顔を撮って欲しいのに〜…。
でも、雅治君が可愛いって言ってくれたから許してあげるね。
うん。すごく綺麗だったね…あんな風が何度も吹いて
桜も散っていくのかな。儚いから綺麗だったのかもね。
ううん…大丈夫。
(雅治君が謝れば、ふるふると首を振って)
…あ、ありがとう。……んっ……!
……っ…あ…。
…今のキス…さっきの風みたい…。
(花びらを取ってもらおうと顔を上げていれば、ふわりと花弁が舞い降りるような)
(一瞬だけの、でもとても心に響く印象的な口付けをもらう)
…ま、雅治君にも沢山ついてるよ…?
花びらも、雅治君が好きなのかな。
(頬を染めて暫くぽうっと余韻に浸っていたが、彼の視線を感じると恥ずかしそうに口を開く)
(手の届く範囲で雅治君の髪へ触れて、花びらを払ってあげた)
そろそろ戻ろう?風も強くなってきたし、桜まみれになっちゃいそう。
>>568 その様子だと、まだまだ寝坊の癖は直っとらんようじゃな。
時間はまだまだあるんじゃし、頑張りんしゃい。
俺より寝起きが悪いってのは、結構重症ぜよ?
よそ行きの顔なら、さっき撮ってもらった時にしとったじゃろ?
こっちのは、俺専用じゃからな。それじゃつまらんのよ。
(言いながら自分の携帯を軽く振って見せる)
…ん。驚かせついでに、な。
たまにはこういうのもよかろ?
(余韻に浸っている美里に向って片目を瞑ってみせた後)
(桜に負けない程の色を浮かべた美里の顔を見つめる)
ああ。ありがとうな。
ハハハ、それを言うなら美里も同じじゃろ?
ま、本当に好かれとるなら、嬉しいもんじゃけどな。
(美里の手が髪に触れて、桜の花びらを落としてゆく)
(その手の暖かさと、髪に触れられるのがどうにもくすぐったく感じて首を竦めた)
そうじゃな。このままだと花びらに埋もれてしまいそうじゃ。
(美里の言葉に頷くと、再びオールを握って乗り場へ向かって漕ぎ始める)
(夕暮れの近いせいか、他のボートもほとんど戻っているようだった)
先に下りんしゃい、美里。揺れんように、ボートを押さえておくきに。
(乗り場にボートを着け、美里が降りるのを見届けてから自分も乗り場へと移って)
ありがとうございました。
(係員に声を掛けると美里の手を取り、池のほとりをゆっくりと歩く)
…もしかしたら、今日が一番の見頃なのかもしれんな。
ここまできたら、夜桜も見てみたいもんじゃが…さすがに遅くなりすぎるのぅ。
(暗くなり始めた夕闇の下でも桜の美しさは褪せることはなく)
>>569 あは、そうなるのかな?私も花びらに好かれるのは嬉しいな。
あ、でも雅治君にぴったりくっついてるなんて、ちょっと妬けちゃうけど。
(雅治君がくすぐったそうにすれば、悪戯ぽく微笑む)
うん、ありがとう。
(雅治君がボートを押さえてくれると、そうっとボートから降りる)
(降りてきた雅治君と手を繋いで、ゆっくり歩き始める)
さっきまで水の上にいたから、何か変な感じがするね。
…そうなのかも、明日くらいからお天気が崩れるって予報で言ってたもんね。
……雅治君。私も…雅治君と一緒に夜桜が見たいな。
折角なんだもん、少しくらい遅くなっても許してもらえると思うの。
お願い…まだ帰りたくない…。
(今日でこの美しい姿が失われてしまう桜の夜の姿を見たいのと)
(不思議と幻想的な気分になった、雅治君との素敵な時間が終わってしまうのが惜しくて)
(繋いだ手をきゅ、と握って少し引っ張ると、上目遣いにお願いをして)
【ごめんね、少し削らせてもらっちゃった】
>>570 フ…花びらにまで妬きなさんなよ。
それに、いっぱいつけとるのは美里も同じぜよ?
ああ、足元がふわふわしとるの。
…雨が降ったりしたら、完全に散ってしまうじゃろうな。
儚いのが桜とはいえ、やっぱり惜しいな。
…エエんか?美里。
俺にとっては、願ってもない事じゃけど。
(握っていた手が引かれて、美里からお願いをされると)
(驚きとそれ以上の嬉しさを感じながら、立ち止まってその顔を見つめた)
フ…なら、頼む。お前さんの時間をあと少し、俺にくれ。美里。
(その瞳が甘い期待と、それ以上に強い願いを宿しているのを見てとると)
(口の端に強い笑みを刻み、改めて美里に請い)
なら、もう少し奥まで行ってみるか。
そうすれば、戻る途中に朝通った並木道も楽しめるきに。
(帰り始める人の流れに逆らうように、奥への道を歩き始めた)
【大丈夫ぜよ。ありがとうな】
【…っと、そろそろここはいっぱいかの】