ソフィアの日記
僧服を繕う間、仕方なく魔女服で過ごす。ソーサレスのローブだ
例によって替えたのは上着だけなので、腿から下腹部にかけて妙にスースーして落ち着かない
破れた僧服の方がまだマシだったのではないか。しかし破れたまま放っておくわけにもいかない
この格好で座ると、前垂れを腿に乗せて膝から垂らすのだが
これが、衣服を身に着けてる気が全くしない
スリットが深いため、臍のあたりから浮き上がり、横から覗き放題になるような気がする
かといって前垂れを腿に挟むと、スリットが余計に捲れて、腿の付け根まで覗いてしまう
結局、着てる気がしないまま、一挙手一投足に細心の注意を払うしかない
レクター装束用のガーターベルトのせいでこうなのだ
ソーサレスになったら、是が非でもストッキングにしようと思う
「ソーフィアっ」いきなりフィロが抱きついてきて、危うく手元が狂うところだった
「だって、いくら呼んでも全然気付いてくれないんだもの」
何度も呼ばれてたのか。手元と足元に集中していて気付かなかった。私としたことが
「おフロ空いたよ」そう教えてくれたお風呂上りのフィロはほかほかと火照っていた
バスローブに包まれたフィロのカラダから、レオニア産特性ボディソープの香りがふわりと漂う
北国の厳しい冬の寒さに皸など起こさぬようにと、陛下から北方戦線に賜られたものだ
その温かなお心遣いだけで、身も心も温められる程だが
当然陛下も使っておられるであろうボディソープと
同じものでカラダを泡立てていると思うと、ますます温まるというものである。が
「続き縫っておくわね」この涙が出そうな程のあったかさにはかなわない
脱衣所で服を脱ぎ去り、手拭を取ろうとして気付いた。どれも濡れていない
フィロがとうとう小娘に倣って、手拭を使わずにお風呂を浴びたのだ
リスティノイスには長居せず、すぐにジュークス防衛に引き返すことになっているので
洗濯物を増やさないようにしようという、賢い心遣いの結果だろう
私は少しの間佇んで
取ろうとした手を引っ込めて、そのまま何も持たずに風呂場に入った
僅かに早まる動悸が、未知の期待を伝えていた
ボディソープは、ねっとりとした原液を、お湯で戻して使用する
普段ならスポンジに染み込ませ、泡立てて身体を擦るのだが、今日は手で塗す
まるで氷の華のローションでマッサージしてるように滑りの良い手触りで
全身を撫で回していると、泡立つにつれて、肌の感触が変わってきた
我ながら滑らかな肌が、もっちりと瑞々しさを含んで手指に絡み付いてくるのだ
素手で直に触れてなければ気付かなかっただろう
洗うという名目でカラダをくまなく撫で回す私の手指は
いつしか、あの極上の感触を思い出していた
瑞々しくしっとりと馴染む、神の祝福に満たされた、フィロの柔肌
間違いない。この感触はフィロに似ている。胸いっぱいの芳香は、お風呂上りのフィロの香り
フィロと同じ、という感覚は、湯船の外なのに逆上せるような錯覚を齎した
思い出す、その柔肌を揉み解す私の手と、お返しに覆い被さってくる火照ったカラダ
合わさり馴染む肌と肌。互いの熱を孕んだ熱い吐息と、押し殺した囁き
いたずらっぽく這い回るフィロの手指と、耳を擽る微笑い声
ほんの戯れのつもりで、これはフィロの指、と思ってみた
カラダがびくんッと跳ねた。その急な反応に驚いて、心臓が早鐘を打つ
こんなふうになるとは思わなかった。呑んだ息を整えるために、目を閉じて深呼吸する
その間も、這い回るのを止めないいたずらっぽい手指。呼吸が乱れる
出そうになる声を、何故か押し殺す。目を閉じたまま顔を逸らす
擽り、なぞり、摘み上げ、捏ね回す。これはフィロが私のカラダに刻んだ記憶
もう、こんなことするなんて。処構わず遊ぶ指先が、いつしか特定の場所を執拗に
いけない、そう思った。でもフィロは止めてはくれない。否、止めないのは私?
私の指先がフィロを追い詰める。私のカラダがフィロの指先に追い詰められる
泡塗れの指先で、尚も泡立てるのは、洗ってるだけ。洗ってるだけだから
隅々まできれいにするまで、逃がさない
というのは、私とフィロと、どちらだったろう
荒い息を整えてから、湯船に浸かりつつ考えるに、どちらもだったような
機会が来たら確かめてみよう。そう遠くは無いはずだ
北国がツンデレ自治領になれば、話のわかる姫がきっと便宜を図ってくれる
小娘教育のための3人相部屋生殺し状態は、それまでの辛抱だ
一瞬か、もっと長い間、神の御姿が見えたような気すらしたけれど
その姿は羽衣を纏ったフィロだったから、いくらなんでも気のせいだろう
上がった私を待っていたのは、完璧に繕い終わった僧服だった
裾まで破れた大きな裂け目が、そっくりそのままスリットと化していた
おまけに綺麗な飾り縫いで縁取られている。絶対に縫い合わせた方が早かった
神よ、これは長湯をした罰でしょうか。汚れを知らない天使のような寝顔が恨めしいです
叩き起こそうか、それとも黙って縫い合わそうか、それとも
迷った私は、結局、お礼の代わりに接吻けて、おやすみ、と呟いた
フィロのひとりごと
ソフィアちゃんがね、「また規制か!!」って言ってたの。どういう意味かしら
それにしても、昨日は驚いちゃった
寝たふりしてたら、いきなりキスしてくるんだもの
ソフィアちゃんてば、誰も見てないとこでだけは積極的なんだから
ほっぺじゃなくて、口にしてくれればよかったのに
フィロのひとりごと
ソフィアちゃん、「今度は板別規制か!!」ですって
眉間に皺を寄せながら、部屋の中をウロウロ歩き回ってるの
僧服のスリットがはためいて、ちょっとせくしー
ソフィアちゃんなら脚が長いから、とっても似合うと思ったの
うふふ。大正解
こっそり撮っておこうかしら
ソフィアちゃんが内緒で写真機持ってるの、知ってるんだから
スリット生足ハァハァ
>>64 うむ、ガーターベルトではあるが、太股は眩しいものだ
フィロのひとりごと
最近ね、ソフィアちゃんのおフロが、少し長いときがあるの
そんなときは決まって、はにゃぁんとした顔で出てくるのよ
うふふ。おフロで何してるのかしら
何してるの?って聞いたら、どんな顔するかな、なんて
でも聞いちゃだめ。もう少しこのままで
そのうち、「一緒に入ろ」って押し掛けてあげるの
もちろん、最中に、ねw
>>日記の人
いつも楽しんでます。
しかしやっぱりエロパロ板じゃないのが悔やまれる。
あっちなら読む人も多そうなのに。
フィロ気づいてたんかい。
もうおまえら結婚しちゃえw
でもこんなんでアウロボロスやれるのか?w
>>66 なんだかんだでレベル上がってるから大丈夫
きっとソフィアがリリスを、フィロがルシファーを連れて蛇退治
フィロのひとりごと
いいこと思いついたの
コルチナちゃんと一緒におフロ入ってみようかな
そうすればきっとソフィアちゃんもその気になってくれると思うの
できれば、おフロに乱入して来て
コルチナちゃんに見せつけるくらいのこと、してほしいな
コルチナちゃんなら大丈夫。何があっても、誰にも言わないから
ソフィアちゃんには内緒だけどねw
フィロのひとりごと
ソフィアちゃん、ソファーに座って脚組んで、むっつり黙って虚空を睨んでる
規制っていうのが、また何かあったみたい
「明けないうちに重ねて来るか」って、ポツリと呟いてたの
独占欲を逆撫でしてその気にさせるのは、今はちょっとよくないみたい
あんなに元気の無いソフィアちゃんは
私がレクターになって、先に一人で前線に赴くことになったとき以来かも
なんとか元気づけてあげたいな
コルチナちゃんのマネして、おフロ上がりにタオルだけ下げて出てみようかな
ソフィアちゃん、喜んでくれるかしら
フィロのひとりごと
てへ。怒られちゃったw
コルチナちゃんの居る前でやったのがいけなかったみたい
規範とか、監督不行き届きとか言われちゃった
ソフィアちゃんはまだコルチナちゃんを躾けるつもりなのね
もうとっくに馴らしてあるのになー
でもちょっと喜んでくれたかな。ほっぺが赤かったし、顔がほころんでたから
その後のソフィアちゃんのおフロもすこぅし長かったしねw
今度はお部屋をちゃんと暖かくしておいて
コルチナちゃんも裸でいるときにやってみよっと
そうすれば、
ソフィアちゃんだけ仲間外れは、よくないわよね?
フィロ黒すぎw
馴らしたってなんだよw
アーチャー系は(ry の人でつか?
フィロのひとりごと
ふふっ、大成功w
最初はちゃんとバスローブを着て出たの
コルチナちゃんはベッドに寝転がってすっぽんぽんね
ソフィアちゃんたら、コルチナちゃんを見てないふりして、しっかり見てたわ
私が上がったら、慌てて本に集中しだしたけど
それから頃合いをみて、「暑いわね」って言いながらローブを脱いでみたの
わざとソフィアちゃんの方を見ないようにしてね
そしたら、本に顔を向けたまま
ソフィアちゃんが、こっちをちらちら見てるのがわかったわ
うふふ。いっぱい見せてあげちゃったw
さ、次はソフィアちゃんの番ね
フィロのひとりごと
うーん、もう少しなんだけどなー
ソフィアちゃんがおフロに入ってる間に
コルチナちゃんに手伝ってもらって、お部屋を余計に暖めておいたの
すっぽんぽんでも、じんわり汗ばむくらい
ソフィアちゃんが上がって、ローブ着て出て来て
ふふ、すごい汗
脱いでくれるかなあと思ったけど、残念、理性が勝っちゃったみたい
ソフィアちゃんを見ないふりしてたら、こっそり前を開けてパタパタしてたから
「暑い?」って聞いたら、真っ赤になって前を閉じちゃったw
こっちは裸なんだから、恥ずかしがることないのにぃ
ソロン師匠がこんな二人を見たら、どうなることやらw
いや、師匠も同る(ry
ようするにGJ!てことです。
師匠は酒が入ると奥深いエロトークが飛び出すんだ
フィロのひとりごと
私のピクシーがフェアリーになったの。祝福を込めて、キスしてあげたわ
そしたら「これでやっとお返しできる」ですって
何のことかしらと思ったら、ソフィアちゃんのフェアリー。いつも悪戯してくるんですって
あんなとこやこんなとこを、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ・・・・・・
まあ悪い子ね。誰に似たのかしら
・・・・・・あー、ひょっとして、ソフィアちゃん?
まさか、配下の子で発散とかしてたり
してたら、ちょっと複雑
あ、シャーリンさんの連れてた子なのね。納得w
フィロのひとりごと
そうそう、お返しするのよね。いろいろ教えてあげなくちゃ
いい? 確率は1/5よ
1/5で、うっとりさせるの
ビリビリは使っちゃダメ。ピリッとさせるの
要所と要所を両手でつまんで、一方から他方へ通すのよ
最初は手を緩めずに、コチョコチョしたり、クニクニしたり
息も絶え絶えにできたたら、焦らずじっくりと
強い刺激ばかりじゃなくて、優しく丁寧に解したり、甘く切なく擽ったり、交互にするの
耳元で囁いてあげたり、軽く噛んであげたりも、忘れずにね
それじゃしっかりね。負けちゃダメよ♪
フィロのひとりごと
ソフィアちゃんがおフロ入ってる間に、コルチナちゃんに寝たふりしてもらったの
ソフィアちゃんが上がったら、ベッドの隣に座って、フェアリーのこと話してみたの
やっぱり心当たりがあったみたい。ソフィアちゃんたら、みるみる赤くなって
「暑いわね……」って言いながら、ローブを脱いじゃった
きゃっw 大成功w
「悪戯って、どんなふうに?」なんて
うふふ。知ってるくせに、どうして聞くの?w
じゃあ、教えてあげなくちゃ
実際に指先で、ねw
フィロのひとりごと
まずね、コチョコチョするの
擽って、弱いとこを探すのよ
それに、こんなのもだんだん混ぜていくの
くすぐったくてギュッてなった後、くてって力が抜けるように
こんなふうにつまんでから、ピリッてするのよ
ふふっ、どんな感じなのかしら
ここからここまで、電気が通って
キュッ てなるのかな。それとも、ピンって尖っちゃうかしら?
それを
もしココに使ったら、どうなっちゃうのかしら
こんな感じ?
それとも、こんなふう?
ソフィアちゃんは、どっちが好み?
うふふ。冗談冗談w
こうだよ、ね
どんどん調教されていくなw
フィロのひとりごと
やん
ソフィアちゃんが覆い被さってきちゃった
ソフィアちゃんの喘ぎ声が大きくなりそうだったから
ほんの軽いいぢわるのつもりで
「コルチナちゃんが起きちゃうよ」って
そしたら急に、がばって起き上がって
覆い被さりながら、唇を重ねてきたの
口を塞いで、声を押し殺そうとしてるみたい
でも、そんなに一生懸命舌を絡ませて
口の中で2人の唾液をクチュクチュ混ぜてたら
つつ抜けなんじゃないかしら
って、本当は最初から寝たふりしてるだけだから、ぜえんぶつつ抜けw
ばらしちゃおうかしら
ううん、我慢我慢
だめだこいつら腐り過ぎてるwwwww
フィロさん ソフィアさん
PSP配信きましたよ〜
フィロのひとりごと
ソフィアちゃん、久し振りだからってちょっと激し過ぎ
そんなに音立ててたら、声を我慢してもしなくても同じじゃないかしら
あん、なによぅ
私じゃないわ。ソフィアちゃんのじゅるりが多過ぎるの
もう、じゃあソフィアちゃんにも同じことしてあげるんだから
ほら、こうすればお互いキスできるでしょ? よく見えるし
なあに? 急に恥ずかしくなっちゃったのかしら?
うふふ。許してほしかったら、今ここがどうなってるのか、自分で言ってみてw
溢れてるのは、どっち?
言うまで、許してあげないんだから
フィロのひとりごと
ソフィアちゃんが、私のお口にキス
私が、ソフィアちゃんのお口にキス
上から下から、クチュクチュ音がして混ざり合い、堪えきれない吐息が重なる
2人とも、もう夢中
あ、コルチナちゃんの毛布がモゾモゾしてる
毛布の陰からこっそり覗く、瞳がうるうる、ほっぺは真っ赤
ふふっ。そんなところに手を伸ばして、どこを弄ってるのかしら
あんまり夢中になってると、ソフィアちゃんに気付かれちゃうわよ?
ソフィアちゃんの息遣いが激しくなってきてる
うふふ。そろそろ限界ね
声を我慢したまま、耐えられるかしら?w
あけおめ
丸2ヵ月ぶりの規制解除ですよ
規制中に始めたフィロのひとりごとがイイトコロなので
一段落するまでは平行して行きます
ソフィアの日記
ジュークスへ戻り防衛線を敷く。その間に大変な事態となった
アリライム1拠点のみに追い詰めた北国を、陛下の部隊が壊滅させるはずだったのだが
漁夫の利とばかりに、先に西国が攻め入ったのだ
斥候からの伝令によって他国滅亡報告が届き、レオニア首脳部は騒然となった
白狼はもとより、白夜のツンデレ姫も行方が分からず
私が思い描いていた、レオニア北方領ツンデレ自治区化計画は、露と消えた
せっかく、話のわかる姫の許で、可愛らしいおんなのこが集い美しく咲き誇れるような
そんな理想郷を築けるようにと、いろいろ画策していたというのに
赦すまじ西国。亡国の王子だか何だか知らないが、世間知らずの若造の分際で余計な事を
こういう、純真無垢なふりをした、ものの価値を知らない餓鬼畜生、略して鬼畜王子が
傍若無人に振舞うせいで、この世から価値あるものが消えていってしまうのだ
百戦練磨のお目付け役が従いていると聞くが、どうせ唯々諾々と従ってるだけで
若者を正しく教育し導くことなど思いもよらないに違いない
だから他国の獲物を横から攫うような真似ができるのだ
お蔭で私の夢も潰えてしまった。この屈辱は倍にして返さねばなるまい
自分がいったい何を亡ぼしてしまったのかを、骨の髄まで叩き込んでやる
僧服に切れ込んだスリットも気にせず、部屋中をぐるぐる歩き回っていると
フィロが心配そうな顔でおずおずと声を掛けてきた
気付かない内に、相当な顰め面になっていたようだ
フィロの顔を曇らせてしまうとは不覚だった。いかんいかん。彼女の方が辛いのだ
笑顔で返し、ソファに座って手招きした。フィロは隣に寝そべると、露な膝に頭を乗せる
サラサラな髪を梳っていると、心が落ち着いてくる
「白夜ちゃん、大丈夫かしら……」微かな呟き。慰めてあげたいが、言葉は無力だ
カラダなら無力じゃないのに
扉の陰から恐る恐る此方を伺う小娘の視線が邪魔だ
ああ神よ。ツンデレ自治領が雲散霧消するなんて、嘆くべき損失です
私はいったいいつまでこの3人相部屋生殺し状態を耐え忍ばねばならないのでしょうか
フィロさん ソフィアさん
あけましておめでとうございます
まだまだツンデレ自治領の夢は潰えてはいませんよ
がんばってくださいね
フィロのひとりごと
大きな声が出ちゃった
2人の荒い息遣い。その向こうから聞こえる、押し殺したかわいい喘ぎ声
コルチナちゃん、もう寝てるふりする気ないみたい。しょうがないなあ
息も絶え絶えなソフィアちゃん。目はとろ〜んとして、胸が激しく上下してる
その口を、私の口で塞いじゃう
すごく苦しいはずなのに、夢中で舌を絡ませてくる
二人分のいろんな味が混ざって、舌と舌がねっとり絡みつく
おいしい?ソフィアちゃん
ソフィアちゃんが目を閉じてネトネトしてる間に
コルチナちゃんが、ぐっ と反り返って、クタッ てなった
ぷはあ。苦しかったぁ
どうにか、バレずに済んだみたい
期待
まだー?
ソフィアの日記
陛下のおわすソレスタンに緊急招集され、御前会議。今後の方針を検討する
滅ぼされた北国の騎士が若干名、他国に流出しているらしい
我が国にも一人流れて来たようだ。滅ぼされた祖国の雪辱を果たしたい、ということだろう
健気な話だが、北国を追い詰めたのは寧ろ我が国のような気もするのだが・・・
本人が納得してるなら黙っておこう
領土の拡がりに比べて騎士が不足気味の我が国では、ありがたいことだ
と思っていたのだが、士官した騎士の詳細を聞くにつれ、内心愕然とした
女性だそうだ
良質の槍を持参している
どうも生真面目な性質らしい
モンスターの扱いは、おっかなびっくりで頼りない
・・・まさか、という私の不安は的中した
議場に現れたのは、どう見ても先節に矛を交えたランサーですほんとうに(ry
入室した女騎士が、悲痛な決意を秘めた面持ち、しかし確固たる足取りで陛下の下へ向かう
その歩みが一瞬乱れた。私と目が合ったのだ
気付かないふりで通り過ぎようとするが、顔がみるみる赤くなっていく
忘れろと言ったろう。いや言ってないけど
ああ私の僧服スリット開いちゃってるんだっけ。忘れてても思い出すわねこれじゃ
私のせいじゃない。あんたが破いたせいだ。せめて気にしないふりをしろ
女騎士が跪いて仕官を請う
・・・どもるな
こっちをちらちら窺うな
あっ、顔を逸らした。失礼な。平常心くらい自分で保ちなさいよ
まあ私も内心不安でしょうがないけど。ポロッと余計な事言わないでしょうね
陛下、彼女は我が国に怨みを持って潜入し、内部から崩すつもりに違いありません
あることないこと流布する前に拘束しましょう
ああ、受け入れちゃった。心根のお優しい陛下が断るわけないのよね・・・
彼女は氷の華の下で研鑽を積むことになった
ランサーとしてヴァルキリーの指導を受けるのは当然だろう
生真面目な性格も、氷の華の指揮に応えて、良い方に働くに違いない
・・・昼間は、の話である
夜にあれこれ引き出されては手遅れになる。その前に釘を刺しておかねば
ジュークスに戻る前に部屋を訪ねた
生真面目な女騎士は・・・スリットの切れ込んだ魔女装束を纏い、真っ赤ま顔で出迎えた
まずはエンチャントレスをマスターすること、という氷の華直々の指導だそうだ
私は心底同情しながら部屋を後にした
ktkr
本スレのファテシアの話とリンクしててワロタw
今日を活かした日記がでないならもうやめちまえおっお
>>93 無茶言うな。日記じゃまだ真冬だ
というわけで特別企画『今日は何の日だ』
山猿「な、なあリオネッセ、今日は何の日だか知ってるか?」
女王「ええ、聖人が殉教した聖なる日よ。これから聖堂に篭ってお祈りしなきゃ」
山猿「……」
色黒「ね、ねえキルーフ、今日は何の日か知ってるかい?」
山猿「ああ?! 知らねえよ! 知ったことかよ、けっ!」
色黒「なっ、なんだよ……」
優男「よおバーリン、美味そうなもの持ってるな。一つくれよ」
色黒「……欲しけりゃあげるよ」
優男「そっか。じゃあ俺が全部食ってやる」
銀の「これは?」
副官「はいっ、先日の、心得の書のお礼にと思いまして!」
銀の「ふむ、菓子か。手作りかね?」
副官「はっ、はい! あの、つい作り過ぎてしまい……
いえあの決して余ったからというわけではなく、その」
銀の「貰っておこう。作戦会議に茶請けがあればと思っていたところだ」
副官「は……」
銀の「陛下もああ見えて甘い物を好むのだが、遠征中では嗜好品の調達もままならなくてな。
手作りの菓子は姉君以来かも知れん。有難く頂くとしよう」
副官「は、はいっ! 恐縮です!」
尊大「まったく、戦時中だというのにどいつもこいつも浮かれおって!」
疾風「まあよいではありませぬか。たまには息抜きも要りましょう」
尊大「居候の若造宛てに、どうしてああも甘ったるい箱ばかり届くのだ?!」
疾風「なにやら一筆添えてあるものも、多く見受けられますな」
尊大「俺は甘い物は好かぬ! この匂い、なんとかならんのか!」
疾風「締め出しますか?」
尊大「……いや、もう少し待て。貴婦人を気取った行き遅れからの嫌がらせがまだだ」
疾風「眠気覚ましの苦薬、でしたか」
尊大「ふん! 今年も残らず飲み干して、一泡吹かせてやるわ」
妹君「はいお兄ちゃん、あ〜んw」
年増「カイ様、あ〜んw」
妹君「ちょっとシェラさん、お兄ちゃんに変なもの食べさせないで!
厨房で何か妙な薬混ぜてたの、しっかり見てたんだから」
年増「おだまり! これは大人の味というものよ。
一人でチョコも作れないコドモは引っ込んでらっしゃい」
妹君「私とミリアちゃんの合作にケチつけるのは、
お兄ちゃんの歳の数だけチョコを用意できてからにして!」
年増「媚や……エヘン!高級な素材は高価なものなのよ。量より質でしょ!」
雛壇「毎年のことながら、熾烈な戦いですなあモグモグ」
筋肉「毎年こうなのか? 大変だなモグモグ」
発明「まあ、おかげでこうして恒例の立食チョコパーティに肖れるわけでモグモグ」
熱血「誰か、俺の皿の『キノコの山』と交換しようぜ、なあ」
賢王「……やれやれ」
召使「ええっ!? イリアさん、チョコ食べたことないんですか?」
香水「あらあら、今時珍しいわねぇ」
召使「うーん、それじゃいきなりチョコ作りは難しいかもしれないですねー」
香水「まずは味見から、のほうがよさそうねぇ」
召使「それじゃあ、最初に私がいくつか作って見せますから、
イリアさんは味見しながら、どんなチョコを作るか決めてくださいね」
取戻「エプロンと三角巾、これでいいか?」
召使「大丈夫、絶対出来るようになりますよ。頑張りましょう、イリアさん」
太鼓「陛下、大広間のジェノフレイムコンロ、あとは着火だけでございます」
狂王「よぉし。ナッツやレーズンは揃ってんだろうな。アーモンドの具合はどうだ?」
脳筋「ガッハッハー! 大鉢いっぱいコナゴナですぜぇ!」
不良「湯煎、準備ヨシ!」
長兄「冷却用氷塊、ヨシ!」
狂王「なんだ?バタバタうるせぇぞアルスター!」
腹痛「そ、それが、厨房でイリアさんが鼻血を吹いて倒れたとかで」
狂王「鼻血ィ?」
道化「チョコでも食べ過ぎたんでやんすかねえ」
帝国皇帝勅令:
カカオ及びカカオを食材とした食物の、流通と飲食の一切を禁ずる
>>94 無茶言うなといいつつしっかりとネタ書きできるあんたはエライネ
エライネたんのチョコレート隠し味のシチューが食べたいおっお
しかし現実世界のこの日の寂しさよ・・・orz
フィロのひとりごと
ソフィアちゃんがおフロからなかなか出て来なくて
心配半分期待半分で見に行ったら、湯船に浸かったままブクブク言ってたの
全板規制とかいうののせいで、こっそり愚痴ってたみたい
声が漏れないように、鼻の下までお湯に浸かってガボガボガボって
あのね、それって気にしない方がいいと思うの
ソフィアちゃんのせいじゃないんだし
ソフィアちゃんって、イライラすると顔や仕種に全部出るから
それはちょっとかわいいと思うけど、コルチナちゃんが怯えちゃうし
イライラしたりクヨクヨするより
神様が与えてくださった、ちょっとした余暇だと思って
ゆっくりするのがいいと思うわ
話し込んでたら、すっかり湿気を吸っちゃった
ね、いっしょに入ってもいい? 背中流してあげる
あ、その前に、鼻血を止めるのが先かしら
続きwktk
待ってる
ソフィアの日記
何故だ
先日我が国に再仕官した女性士官・・・今は女魔術師として修行中・・・の
鞭の使い方が覚束ないとかで、国内で最も高度な女魔術師暦保持者であるという理由で
私が指導を受け持つことになってしまった
どうして態々レクターであるところのこの私にお鉢が回ってくるのか
国中探しても私が最も鞭を振るい慣れているのだろう、などと見做されるは甚だ心外だ
こんな役目は小娘が受け持てばいい。運動神経だけは抜群なのだから適任だろうに
騎士暦の差と軍歴の有無と年齢差とそもそも指導適正?
なら仕方が無いか
ソーサレスのローブに着替えて入室する。生徒は既に着席して待っていた。良い心掛けだ
相変わらず真っ赤な顔が、私の姿を見た途端、更に真っ赤になった。失礼な
例の件に関しては、いい加減忘れてほしいものだ
まずは試しに一人でやらせてみた
・・・これはひどい。狙いを付ける以前の問題で、椅子に当てる、自分に当てる、私にまで当てる
仕舞いには、自分の身体にぐるぐる巻き付けて、ばったり倒れてしまった
解いてやるために鞭の先を持って引っ張ってやった。あ〜れ〜とか言いながら転がっていく
あちこち丸見えになったが隠せなかったので涙目になっている。まあこれであいこだろう
なるほど、そもそも鞭の振るい方どころか、立ち居振舞い自体が怪しい
足元、具体的にはスリットを気にしすぎなのだ。これでは何もできないだろう
道理で氷の華では矯正できなかったわけだ。あの男女ではこういう心の機微には合点がいくまい
小娘でも無理だろう。フィロは言わずもがなで、心には気付けても原因に気付けない
私にしかできないということだ
もっと足を開いて、スタンスを大きく。大丈夫、思ってるほど危うくは無いんだから
打ち振る時はこう、体の捻りで踏み込みに前垂れの動きを合わせれば、ほら大丈夫
胸元なんか気にしない! はみ出やしないんだから。谷間くらい平気でしょ!
揺れてもいいの! さあ胸張って! 寧ろ誇りなさい!
もっと強く踏み込んで! 槍投げた時はそんなもんじゃなかったでしょ!
はい転んでも泣かないの! ・・・挫いたの? 見せてごらんなさい。治してあげる
覚えておいて。ヒールは女の脚を美しく魅せる神の御業なんだから
さ、もう一度! 段々上手くなってきてるわ。いいわよ。うん、綺麗! もう一回!
いろんな事を懸命に堪えつつ健気な努力を惜しまない生徒に、指導もつい熱が入ってしまったが
彼女は生真面目にもその全てに応え、1日が終わる頃には見違えるほど上達していた
特に愛の鞭を使っての「魅せる」技は、それまで鎧の下に隠していた
持ち前のプロポーションが開放されたことも相まって、抜群の冴えを見せ
生物が苦手という彼女が渇望していた、モンスターへのアプローチ手段を得た喜びが
全身から発散されるかのようだった。・・・これは彼女が持つべき物だろう
涙を流して礼を言いながら抱きついてくる彼女は、ちょっと可愛らしかった
しかし、指導を終えて自室に帰り、姿見を見たところで私はやっと気付いた
ついいつもの癖で、ガーターベルトの上からローブを羽織ってしまっていた事に
ああ、最初の赤面重ねはそういうことだったのか
忘れろ。気のせいだ。師の言う事は聞きなさい
キター!
なんと
フィロのひとりごと
コルチナちゃん、未成年がお酒ってよくないと思うの
いくら私やソフィアちゃんより飲酒歴が長いからって、よくないことはよくないわ
コルチナちゃんには、替わりに果物ジュース作ってあげる
だから、リオネッセ様から頂いたこの果実酒は、私とソフィアちゃんの2人で責任もって
……え?果実酒じゃないの?名前で分かる?でも、こんなにいい香りがするのに
……カクテルっていうお酒なの?え?混ぜてある?
ううん、受け取ったのはソフィアちゃんだけど
……ふうん
その話、詳しく聞かせてくれる?
わくてか
105 :
名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 03:54:28 ID:x6t+6iL4
このスレって一体何人で回してんだよw
PSPでリメイクされないかなー
点呼なんて無粋なことは言わないんだからね!
フィロのひとりごと
ソフィアちゃん、私ね、お酒に果汁をブレンドしてみたの
そしたらとっても美味しくなったのよ
こういうの、カクテルっていうんですって
飲んでみる?
かんぱーい♪
どう?美味しい?うふwよかったあ
私はいいの。いっぱい味見したから
ソフィアちゃんの注いでくれたお酒も、飲みやすくてとっても美味しいわ
うふふ。ソフィアちゃんたら感動しすぎ
私が貰った分と、ちょっと味が違う気もするけど、気のせいよね
ソフィアちゃんが注いでくれると、するする飲めちゃうみたい
ソフィアちゃんも、どんどん飲んでねw
フィロのひとりごと
ソフィアちゃん、ほっぺが真っ赤っかですよおw
私よりお酒に強いはずなのに、どうしちゃったのかしら?w
○○を混ぜただけだもの。そんなに回るはずないわよねー
もとから△△も混ざってたのなら、別だけどぉw
ううん、コルチナちゃんが言ってただけよ?
ソフィアちゃんが知らないなら、そんなわけないわよねーw
え? お部屋がぐるぐるしてる? 横になった方がいいかしら
コルチナちゃーん、手伝ってー
わあすごい汗。コルチナちゃん、お水と手拭持って来て
ソフィアちゃんはじっとしててね。私が脱がしてあげるから
うふふ。体中真っ赤に火照ってますよおw
どう?冷たくて気持ちいい? 待っててね、隅々まで拭いてあげる♪
フィロのひとりごと
えー?だって、脱がさないと拭けないじゃない
ほら、ここも
こことかも、汗びっしょり
よおく、拭かなくちゃw
拭っても拭っても、流れる玉の汗
そうよね、こんなに火照ってるんですもの
掌で包んでみても、摩っても、頬擦りしてみても、すごくあったかい
すぐにじんわり汗ばんで、ほら、また一筋流れてく
ぺろっ
ふふw くすぐったい?
そうだわ。いいこと思いついちゃった
冷たい水で、直接撫でてあげる
こうして口に含んで、んー……
ちゅっ
ちゅるるるんw