「朽木ルキア」大ブレイクの予感パート17

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601名無しさん@ピンキー
だからこれから控えなさいって
こう言う騒ぎになるのを嫌ってこう言うスレに投下するのをやめた人なんだからそれを無駄にしたらあかんよ
602名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:47:58 ID:???
キャラスレとかに貼っているのは愉快犯だと思うけど…
次のテンプレには>>695は入れておいた方がいいね
603名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:48:44 ID:???
>>595でした
604名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:54:21 ID:???
マターリつ旦
とりあえず次スレ辺りからでも>>595のいう通りに
注意事項として書いた方がいいんじゃないかな
同じようなこと続いて雰囲気悪くなるのも嫌だし
賛成反対意見あればヨロ
605名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:02:43 ID:???
ニセ海燕に犯されるルキアを想像してる俺ジャスティス。
なんつーか凌辱モノとか大好きなんですワタクシ。
606名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:21:20 ID:???
>>604
異論なし
絵師は大好きだ
607名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:36:41 ID:???
文章神ももちろん大好きだァァァッ!!
608名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 23:42:50 ID:???
>>604
おk。そしたら次から1読めの一言だけでスルーできるからな。皆も大人なら察するはず。
…次なんて無い方がいいんだがな
609名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 12:48:37 ID:???
転載問題について大人の結論が出たところで。

話題は変わるが、保管庫で過去作品まとめ読みしてたら
自分内で恋ルキブームが再燃してしまった。
まとめて読めるっていいよな、やはり。
610名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 17:59:57 ID:???
>>609
同じく。小説書けるのっていいな
611名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 18:42:47 ID:???
ぬこルキ恋次別バージョンで書いてると言ってた515です。
13レスくらい使わせてください。
恋次はやることやってますが、結局 (´・ω・)カワイソスなんで
苦手な人はスルー推奨。
実は昔シスコンスレに「朽木家子女結婚の条件は卍解」な小ネタを書いたものですが
それがちらっと入ってます。
612ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合1:2008/06/04(水) 18:47:10 ID:???
朽木白哉が急な病で倒れて四日経った。
非番だった恋次を朝も早くから呼び出したのは、その白哉本人である。伝令神機の向こうの声は、いつものように感情というものを感じさせない抑揚のないもので、ただ「今すぐ来い」と命じただけであった。
朽木家の裏門から案内された恋次は、使用人に案内されるままに奥座敷に通された。なんらかの密命が下るのかと考えた彼は、非番ではあったが一応死覇装を身につけてきた。
蛇尾丸も帯刀してくるべきであった…と彼は少し不安になった。白哉の不興を買ったことにより、屋敷の奥で秘密裏に処分されるために呼ばれたのではないか…という妄想が頭の端を過ったからである。
妄想には根拠がないでもない。先日ルキアを飲みに誘った際の白哉の激高ぶりは、今も彼の記憶に新しい。
酒に弱いルキアは、恋次に勧められるまま数杯空けたところで簡単に酔い潰れた。名前を呼んでも、揺すっても叩いても目を開けない彼女を、かねてからの計画通りその手の宿に連れ込もうと抱き上げたその時--------
『何をしている』
下賎な居酒屋などには足を運ぶはずもない上位貴族が、彼の肩を後ろから押さえていた。
『瀞霊廷内の無断抜刀は禁止だが…私に掟を破らせる気か?』
冷徹な上司の顔が、あんなに恐ろしく見えた事はなかった。

だからこそ、である。
使用人が「当主のお出ましの前に、これ目を通しておくようにとの仰せでした」と彼に渡していったパンフレットを手にして、恋次の困惑は極みに達した。
(なんだ、これ------罠か?)
目にも鮮やかな色刷りのパンフレットには、朽木ルキア嬢専用猫義骸についての詳細が記されていた。
(牽制か?隊長はルキアとこんなことをして遊んでますよっていう、俺に対する当てつけか?)
異性との性交により相手の霊力を奪うという特殊な義骸には、悪趣味なことに猫耳だの尻尾だのがついているらしい。こんなものを技術開発局が作っていたのか?とパンフレットの裏面を確認した恋次は、がくりと肩を落とした。
「…浦原商店かっ!!」
『浦原は変態だから気をつけろよ』とルキアに以前忠告されたことを思い出し、恋次はため息と共にぬるくなった茶を飲み干した。
(確かに変態だ。こんなものを作ってレンタルするなんて…まさかルキア、あいつに体を弄くり回されたりしてないだろうな!)
義骸の採寸と称して、ルキアを素裸に剥いて不埒な事を仕掛ける浦原を想像して、恋次はパンフレットを手荒に机に叩き付けた。
「許せねえ!」
あの変態ならきっとしている。間違いない。ならば、今から現世に斬りに行くしか…と自分の想像で激高した彼が、怒りにまかせて立ち上がったその時。
「何が許せないのだ」
この家の主が、襖を開けて入って来た。慌てふためいて平伏する恋次に、白哉は冷たい視線を投げた。
「一人で何を騒いでおるのだ、聞き苦しい」
「は…申し訳ありませ…ん…」
頭上からの霊圧が痛い。首筋がちりちりと焼けるような感じがして、彼は身を竦めた。
恋次の向かい側に座った白哉は、彼が畳に投げ捨てたパンフレットを手に取った。
「読んだか」
「は、はい。でも、あの…」
「私に質問をするな」
冷たい言葉で遮られて、恋次はまた頭を下げた。白哉の意図が掴めなくて、居心地悪い事この上ない。息苦しさを感じながら、彼はその場を取り繕おうと口を開いた。
「あの…隊長、お加減は…?」
「問題ない。だが------ルキアが倒れた」
「はい?」
思わず顔を上げた恋次とは視線を合わせずに、白哉は淡々と続けた。
613ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合2:2008/06/04(水) 18:47:40 ID:???
「ここ数日、私の治療に全霊力を振り絞ってくれたようでな。おかげで私は全快したが、ルキアは過労で床から起き上がることもかなわぬ」
手にしたパンフレットに目を落として、白哉は続けた。
「回復の助けになればと特製義骸に入れてはみたものの、どうも容態が思わしくないのだ」
つい、とパンフレットを恋次の方に滑らして、白哉は続けた。
「ついては、お前にルキアの治療を頼みたい」
(罠?)
恋次の全身が緊張で固くなった。
(やっぱ罠かな、これ?俺の答え如何では、消されちゃうのか?どうしよう、迂闊な返事で死にたくは…)
「ち、治療って…その…」
「私に野暮な説明をさせる気か」
白哉の視線が氷のように冷たくなった。
「貴様ができぬというなら、他の者に頼むが…」
「やります。やらせてください」

ルキアは離れにいる、と言いおいて白哉は部屋を去って行った。
(これはやはり罠なんじゃ-----離れまでの道に刺客が潜んでるとか)
薄暗い奥座敷から出ると、陽光に輝く裏庭の新緑が目に痛かった。恋次はふらつく足を踏みしめて、使用人に教えられた方向へと歩んでいった。
こんなに旨い話があっていいものか、という疑問は彼の頭から依然として去らない。だが罠に落ちるかもしれないという懸念よりも、『猫義骸に入ったルキア』という甘い餌に対する渇望が勝った。恋次はとうとう離れに足を踏み入れた。
離れには人の気配がなく、深閑としていた。明るい屋外に慣れた目に、廊下は暗く沈んで見えた。仄かに優雅な香りを漂わせているのは、鴨居の掛香のようである。
「ルキア…いるんだろ、ルキア?」
幼なじみの霊力を探りながら、恋次は廊下を進んだ。外は余りにも明るく、壷庭に植えられた卯の花が純白に光っているのが廊下の小窓から見えた。ルキアを探しながら覗いた無人の小部屋は、それと対照的に眠さを誘うような暗さの中にあった。
ここだ、と恋次は一つの部屋の前で足を止めた。この襖の奥から、確かにルキアの霊圧を感じる。心なしかいつもより微弱に感じるのは、病のせいなのであろうか。
「入っていいか?」
「ダメだ」
にべもない返事が、襖の向こうから返ってきた。恋次はその冷たい調子に少し苛立を覚えたが、堪えてまた声をかけた。
「見舞いに来たんだぜ?顔くらい見せろよ」
逡巡する気配と、ごそごそという物音がした。
「顔は見せられぬ」
「じゃあ話だけでも」
「話ならこのままでいいではないか」
「わっかんねえ奴だな!入るぞ、コラ!」
元々気の長い方ではない恋次は、乱暴に襖を開けて部屋に押し入った。
「…ルキア?」
部屋の真ん中に敷き延べられた布団が、こんもりと丸くなっている。その丸みの中から、幼なじみのくぐもった声がした。
「大丈夫か、お前?そんなに辛いのか?」
「…大丈夫だ。心配かけてすまなかったな。私はもう元気だから帰ってくれ」
後ろめたいことや隠したい事があるとき、ルキアはいつもそっけない物言いになる。それを知っている恋次は、布団の脇に腰を下ろした。
「過労で倒れたんだってな。いったいどうしたんだ?隊長、なんの病気だったんだよ」
こういう時はわざと別の話題に逸らした方がいいと知っている恋次は、何気ない口ぶりで問いかけた。
614ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合3:2008/06/04(水) 18:48:49 ID:???
「…わからぬ…」
ルキアの返事は弱々しかった。息苦しいのか、ほんの少しだけ布団に隙間を作って空気を通しているが、頑として顔は見せない。
「さ、最初は…私が風邪で体調を崩したのだ。兄様が鬼道で治療してくださって、一晩寝たら元気になったのだが…代わりに兄様が危篤になられていた」
「危篤?風邪がうつってか?」
「風邪ではない、と思う」
歯切れの悪い物言いで、ルキアは続けた。
「とにかく侍医も四番隊も呼ぶなという厳しい仰せで-----こんな病で倒れたことが世間に知れたら、朽木家の名折れだとかなんとか…」
じりじりとルキアににじり寄っていた恋次が、彼女を布団の上から押さえ込んだ。通風口になっていた隙間も潰し、彼女の頭と思われる部分に重量を掛ける。
「何をする!重い!どけ、どかぬか!」
布団の下でじたばたする彼女の抗議が聞こえない振りをして、恋次はとぼけた。
「それでお前が治療してぶっ倒れたってわけか。大変だったな」
「ぷはぁっ!」
わざと手の力を緩めると、息苦しさに堪り兼ねたルキアが布団から顔を出した。真っ赤になって息継ぎをしたルキアは、彼をキッと睨むと矢継ぎ早に捲し立てた。
「私を窒息死させる気か、馬鹿者!なんのつもりだ!見舞いに来たのではないなら帰れ!」
恋次は言葉を失った。
いつもより白く透き通って見える肌。桃色に上気した頬。寝乱れた黒髪。
その艶やかな黒髪の間から、ぴょこりと顔を覗かせている漆黒の三角形。
猫耳は、不機嫌な猫さながらに伏せられている。
「…あ…」
拙い、という顔でルキアは猫耳を手で押さえた。
「こっ…これは…なんだ、その…私の趣味ではなくてな、兄様が、あの…」
「わかってる。事情は聞いた」
恋次は穏やかに頷き返した。
「わ…笑わぬのか。私はてっきり…お前に笑われると思って-----こんな、仮装みたいな…」
真顔の恋次にちらりと目をやって、ルキアはもごもごと言い訳をした。
「…おかしくなんかねえよ」
掠れ声で恋次は返した。
おかしいどころの騒ぎではない。予想以上の衝撃だった。耳を見た瞬間に叫ばないで済んだのは、『今、尻尾もぷーって膨らんでるのかな?怒ってる猫みたいに』という疑問に気を取られたからである。
(みっ…耳の中は桃色だ!触りてえ…)
こみ上げる劣情に息が荒くなる恋次を、ルキアは不思議そうに見ていた。
「悪かった。お前に馬鹿にされるのが嫌だったんだ。笑わないでくれて嬉しいよ」
枕の上に頭を乗せ直し、ルキアは笑った。
「なりは奇天烈だが、この義骸に入っていればそのうち治るそうだ。心配かけてすまなかった…」
ルキアの笑顔が凍った。恋次が不意に顔を至近距離に近づけてきたのだ。
「そのうち?そんな呑気な事言ってていいのかよ。お前、何日仕事休んでると思ってんだ?」
「そ…それは…隊の皆には申し訳ないと…」
痛い所を突かれて口ごもるルキアの顎を、恋次の手が捕らえた。
「早く治りてえだろ。俺が治療手伝ってやるよ」
615ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合4:2008/06/04(水) 18:49:12 ID:???
「…んっ!んんーっ!!」
いきなり唇を奪われ、頭を打ち振って逃れようとしてもかなわず、ルキアは息苦しさに呻いた。恋次の胸や肩を押し戻そうと努力するが、力では敵わない。
「はっ…」
やっと解放されて荒い呼吸を繰り返すルキアの猫耳に、恋次が軽く噛み付いた。
「ひゃうっ!」
ルキアがいきなり与えられた刺激に仰け反った隙をついて、一気に布団を剥ぐ。その途端、恋次の頭に血が上った。
(これは-----据え膳って奴か!食っていいのか、俺!!)
先ほどは首まで布団に覆われていたのでわからなかったが、ルキアは一糸まとわぬ裸体であった。ただ一つ、赤いリボンだけを首に結んでいるのが余計扇情的である。
明るい光の下に晒された白い肌に、恋次は衝撃を受けた。子供の頃とは違う、丸みを帯びた形の良い胸。なめらかな腹部。細い腰。全身のどこからも甘い香りが立つような、瑞々しい水蜜桃のような肢体。
「やっ…見るな、見るなっ!」
体を手で隠しながら、ルキアは恋次に背を向けて丸まろうとした。その肩を掴んで引き戻し、体の上にのしかかって、恋次はもう一度口付けを落とした。
「っ!」
唇を軽く噛まれて、恋次は反射的に身を離した。息苦しさと怒りに赤くなったルキアが、下から彼を睨んでいた。
「てっめえ…痛いじゃねえか。ひでえことすんなよ」
「ひっ、酷いのはどっちだ!りょ…良家の子女はなっ、嫁ぐまで他所の男と接吻してはならぬのだぞ!-----と、兄様が言っていた」
自分で『良家の』と言ってしまったのが気恥ずかしくて、ルキアは最後に小声でそう付け加えた。
“他所の男と接吻してはならない”
そのフレーズを、恋次は頭の中で何度も反復した。
白哉の命令に従順なルキアが、それを遵守しているであろうことは想像に難くなく。
(…ってことは、今のキスは俺が初めてのっ!?)
フリーズした恋次を体の上から押しのけようと努力しつつ、ルキアは言いつのった。
「婚姻までは、他所の男と手をつないだり体を触らせたりしてはならぬのだ!兄様は本当に厳しい方で、誓いを破ったりしたらどんなことになるか…」
「あ、うん。大丈夫だからそれ」
「あ?」
どこか虚ろな目で的外れなことを言う彼を、ルキアは不審そうに見上げた。今恋次の頭の中では、ルキアと二人で築く幸せな未来予想図が高速で展開されているのだった。
「結婚しよう」
「あ?」
今度はルキアが硬直する番であった。予想外の発言に、思わず腕から力が抜ける。
「据え膳用意してくれてたってことはそうなんだよな?隊長も俺ならいいって言ってんだよな?なあ?」
「何が『なあ?』だ!お前の言ってることは何一つわからぬ!」
怒ったルキアが、恋次の頬を力一杯抓った。
「いやだから、結婚するからこういうことしてもいいってことで…」
胸へと延ばされる恋次の手を必死に払いのけて、ルキアは叫んだ。
「だっ、駄目だ!私にはまだ早い!朽木家の子女の結婚は卍解が条件で-------」
「じゃあ問題ないじゃん」
卍解に到達していて良かった、と恋次はこれまでの苦労をしみじみと振り返った。
(妹さんは必ず幸せにします、隊長っ!)
「だからそうではなくて…こらっ、聞いておるのか!どこを触っておるのだーっ!」
じたばたと暴れるルキアの胸元に唇を寄せて、恋次は目の前の美味を貪り始めた。

616ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合5:2008/06/04(水) 18:49:37 ID:???
「嫌、嫌だっ!やめろ!」
円やかな乳房を口に含んで舐め回す恋次の頭を、ルキアは必死に引きはがそうとした。
「ひゃんっ!!」
乳首を舌先で突つかれ、ルキアの口から甘い悲鳴が漏れた。
「やめっ…そこ、あ…」
恋次はその反応に気をよくして、勃ちあがり始めた胸の頂をじっくり責め続けた。先端のみを重点的に吸い、舌先で転がし、また胸全体を揉みしだく。恋次に嬲られる両の胸から起こる、疼くような感覚にルキアは震えた。
「い…嫌だって…言っておるのにっ!」
ルキアが怒りをこめて恋次の耳と髪を強く引いた。
「痛てててて!」
さすがに唇を胸から離した恋次が、ルキアを睨んだ。怒りに燃えるルキアの目と、恋次の視線がぶつかった。
「何すんだ、てめえ!」
「貴様こそ、ふざけるな!さっさと私の上からどけ!」
罵声と同時に、ルキアの膝が恋次の腹を突き上げた。
「ぐふっ…!」
思わぬ反撃に怯んだ恋次の腕の中から、ルキアは身を捩って抜け出そうとした。だが、ルキアの可愛げのない物言いと暴力に逆上した恋次は、痛みなどものともせずに彼女を力でねじ伏せた。
「そうか…てめえがその気なら、俺にも考えがある」
ルキアが今まで聞いた事のない、不機嫌そうな低音。横向きに布団に押し倒されている彼女が見た恋次は、獣の目をしていた。
「な…」
何をする、というルキアの詰問は声にならなかった。初めて目にする幼なじみの凶暴な眼差しに身が竦む。恋次の指がルキアの喉元に延びた。
「あ…」
蝶々結びの一端を引くと、リボンは簡単に解けた。首もとをくすぐって去っていく細長い布地の感触に、ルキアは震えた。だがその直後、さらなる驚愕が彼女を襲った。
「やだっ!やだやだやだ!」
首を飾っていたリボンを用いて、恋次は彼女を後ろ手に縛り上げた。手首をきつく戒められて、ルキアは子供のように叫んだ。
「やだ、これ取って!取ってよ恋次っ!」
戌吊で二人が暮らしていた時のような、幼い口調。あまりの恐怖に、ルキアの精神が子供時代に後退しかけていることに、恋次は気がつかなかった。
「やだって、お前-----感じてんじゃねえか」
ルキアの足の間に指を差し込んで、恋次は嘲笑した。ルキアの拒絶とは裏腹に、そこは熱い蜜を滴らせていた。
「こんなに濡らして嫌だとか言われても、説得力ねえな」
ルキアのぬめる蜜を指で掬い、それを彼女の眼前に突きつけて恋次は畳み掛けた。
「う…」
明るい部屋の中では、粘液に塗れて光る指がはっきりと見える。言葉を失うルキアを仰向けにして、恋次は彼女の両足を大きく広げた。
「あぁ…」
恋次の指を秘所に受け入れるとき、ルキアは悲し気に啼いた。己の膝の上にルキアの足を乗せ、露になった秘花を目で犯しながら恋次は指の数を増やした。
「すげえ…もう2本入ったぜ。なあ、お前も待ってたんだろ、これ?」
羞恥に頬を紅く染めて顔を背けるルキアの猫耳を、恋次は空いていた左手で引っ張った。
「いやぁ…いや…」
耳への刺激と連動して、中が収縮する。その感触を指で知った恋次は、楽し気に続けた。
「そんなにいいか?じゃあサービスしないとな」
「うあっ!あああああ!」
617ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合6:2008/06/04(水) 18:50:03 ID:???
指の抜き差しを激しくすると、ルキアは涙を零して首を打ち振った。喜んでくれていると思い込んだ恋次は、もう一度彼女の乳首を左手で摘んだ。同時に上体を倒して猫耳に齧りつく。
右手の二本の指を中にねじ込んだまま、親指でルキアの花芽をぐりぐりと押しつぶすと、ルキアの体が跳ねた。明らかに感じているその姿に、恋次は悦に入った。
「ひぃ…」
ついにルキアは短く啼くと、息を止めて背を仰け反らせた。中に受け入れていた恋次の指を、ルキアの肉壁がきつく締め付ける。
「…イった?」
わかりきったことを、恋次はわざとらしく尋ねた。薄ら笑いを浮かべる彼に、ルキアは霞んだ目を向けた。
「もう…いいだろう?終わりにして------腕、痛い」
戒めを解いてくれと訴えるルキアに、恋次の顔が険しくなった。
「まだそんなこと言ってんのか、てめえ…!!」
ルキアの足の間に入り込み、恋次は濡れた花にむしゃぶりついた。なんとしても「いい」と言わせてみせる、と彼は意地になっていた。
「あ…やめ…そんなとこ、舐めるなっ!」
困惑に目を見開いて、ルキアは懇願した。達したばかりで敏感な花芽を、恋次の熱い舌が包み込む。途端にわきあがる桁違いの快感に、ルキアは煩悶した。
「お願い、やめて…やめてぇ!」
盛りのついた犬さながらの熱心さでそこに吸い付く幼なじみに、ルキアは泣きながら訴えた。
「こんなこと…ひゃうっ!」
内部に入り込むぬるりとした感触に、ルキアの肌が粟立った。舌で中を犯されていると知って、ルキアは大粒の涙を零した。
嫌なのに、こんなに嫌なのに、蜜は際限なく奥から溢れてくる。止む事のないぴちゃぴちゃという水音でそれを思い知らされ、ルキアは絶望した。
花芽を強く吸われ、二度目の絶頂は不意にやってきた。わき上がる蜜を啜っていた恋次が、花から顔を離してせせら笑った。
「切りがねえな。こんなにしやがって」
粘液はルキアの秘裂から尻肉の狭間を伝い、後ろの菊門まで濡らしていた。
「なに?こっちも欲しいのか?」
後花の表面を指で乱暴に押されて、ルキアは哀願した。
「駄目っ!そこは駄目だっ!お願い、触らないでっ!」
前だけでなく後ろも犯されるかもしれない。そのおぞましい感触を想像してルキアは顔を引きつらせて叫んだ。
「あれも駄目、これも駄目…全くてめえは我が儘だな」
わざとらしくため息をついて、恋次は身を起こした。やっと解放してもらえるのかというルキアの淡い期待は、あっさりと裏切られた。
手早く死覇装を脱ぐ恋次を、ルキアは絶望の面持ちで見つめた。彼が下帯を外すと、凶悪なまでの大きさのものがそこにはそそり立っていた。
「ひっ!」
猛り立った自身に手を添えて近づいて来る恋次を前にして、ルキアの顔は恐怖で歪んだ。何をされるのか、容易に想像がつく。子供のようにいやいやをして、掠れた声で彼女は訴えた。
「やめて…そんな大きいの、入らない」
せめてもの抵抗で膝を閉じるルキアの体を、恋次は強引に開いた。
「いや、無理っ!できない、やめて…怖い、怖いよ恋次!」
剛直した恋次自身を蜜壷の入り口に押し当てられ、ルキアは許しを乞い願った。日頃は彼女に優しい恋次が、なぜこんな酷い事をするのか理解できず、ルキアの頭の中は混乱を極めていた。
一方、恋次は恋次で彼女の哀願を完全に誤解していた。こんなに蕩けて、彼の指や舌で二度も達して、嫌がっている訳がない…と。嫌だ、やめろと騒ぐのは恥ずかしがっているだけなんだと。
そう都合良く解釈した恋次は、嬉々として彼女の中に己を沈めていった。
「力、抜けよ?緊張してっと痛いぞ?」
618ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合7:2008/06/04(水) 18:50:32 ID:???
その声は、いつものようにひどく優しい。甘いとすら言ってもいい。だがその行為はルキアにとっては残酷なものであった。
(狭い…)
亀首を潜り込ませたところで、恋次は躊躇った。無理に押し入って傷つけてしまうことを彼は恐れた。ルキアが慣れるのを待とうと、半分ほど入れて恋次は動きを止めた。
「痛いっ!痛い痛い痛い!」
もがくルキアを抱きしめて、恋次は言い聞かせた。力任せに貫いてしまいたいところをぐっと堪え、耳元で囁く。
「だから、力抜けって。息吐くんだよ、ゆっくり…」
「こんなのいやっ!助けて、助けて兄様っ!」
その一言で、恋次の理性の糸が焼き切れた。怒りに頭の中が沸騰する思いで、恋次は彼女の顎を乱暴に掴んだ。
「こういう時に他の男を呼ぶか?」
幾筋もの涙の跡がついたルキアの顔を、恋次は歪んだ笑いを浮かべて見下ろした。
「いい度胸だ-------優しくしてやろうと思ったが、やめた」
半ばまで入っていた己を抜き出し、ルキアの体を乱暴につき転がしてうつ伏せにする。
「素直じゃねえお前が悪いんだぜ?」
冷酷にそう言い切って、恋次は後ろから一気に突き上げた。

「なんだ…全部入るじゃねえか…」
余裕のない自分を隠して、恋次は言葉で彼女を嬲った。
「はは…奥まで簡単に入ったぜ。お待ちかねってところか?」
動き出さないのは、ルキアが痛みに慣れるまで待っているからではなく、少しでも動けばあっさり達してしまいそうだからである。きつい肉の締め付けは、彼の予想や期待を遥かに上回るものであった。
(やっべえ…こりゃ2、3回腰振ったらいっちまう。ルキアに早いって思われたくねえしなあ)
冷や汗をかく恋次の視界に、黒くうねる長いものが入った。
白く滑らかで、桃のようなカーブを描く形の良い尻。その尾骨のあたりから、黒い尻尾は生えている。
ルキアの緊張を反映してか、尻尾はぴんと張って時折ぷるぷると震えていた。
「お前、こっちも感覚あんの?」
何気なく尻尾を撫でると、ルキアの背が震えた。
「ひゃんっ!」
「嫌…じゃなさそうだな」
そこを摩る度に上がる甘い声に、恋次は満足した。調子に乗って、左手に尻尾を握って下から上へと擦り上げる。
「あんっ!あふっ…あぁんっ!」
敷布に顔を押し付けてルキアが嬌声を漏らした。先ほどまでとは明らかに違う反応である。
「やっぱ動物は後ろから…ってか」
尻尾への刺激と連動してわき起こる内壁の蠢きと、素直になったルキアに気を良くして、恋次は彼女の首筋に口付けを落とした。
「うあ!」
猫の交尾の時のようなその仕草に、ルキアの体がびくんと跳ねた。その姿を堪能しつつ、恋次は耳にかぶりついた。右手は前に廻し、花芽の上でゆるゆると円を描くように指を動かす。
「あ!あ!ああああああ!」
後ろから刺し貫かれたまま、尻尾と耳と肉芽を同時に愛撫され、ルキアは艶かしい声で甲高く鳴いた。
「恋次ぃ…っ!!」
その声に、先ほど彼女が白哉に助けを求めた時からわだかまっていた恋次の怒りがすっと溶けていった。
「やっと良くなってきたか?な、そうなんだろ?」
「あ…」
619ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合8:2008/06/04(水) 18:51:12 ID:???
もはや言葉にもならず、ルキアはただ喘いでいる。唇の端から銀の雫の糸を引いて悶えるルキアの姿を目の当たりにし、恋次は喜びに胸を震わせて腰を使いだした。
「すげえ…すげえよお前の中…熱い…」
半ばまで抜いて、また深く刺す。抽送に伴って、にちゃにちゃという厭らしい音が部屋に響く。
恋次のいきり立ったものを受け入れているうちに、ルキアの中にもざわめきが生まれてきた。
(何だこれ…痛くない、けど…変な感じ…)
「ひぁっ!」
ぐい、と一点を突かれてルキアが快楽に濡れた声を上げた。縛られた腕の痛みを忘れるほど、甘くじんと痺れる感覚が内奥からわき起こる。
(私、おかしい…こんな恥ずかしいこと嫌なのに…嫌じゃないなんて…)
その感覚が特製義骸からもたらされるものだとは知らず、ルキアは戸惑った。
(こんなの知らない…怖い…)
ルキアが新たな快感に目覚めだしたその頃、恋次は限界に近づきつつあった。
(やっべ…もう持たねえ!俺、いつもこんなに早くは…)
驚くほど柔軟に彼を受けいれたルキアの内部は、漣のように緩やかに彼を押し包んだ。奥へ奥へと誘い込むように蠢いては、時々不規則にきゅっと締まる。無我夢中で腰を使っていた彼の喉から、獣めいた呻き声が漏れた。
「うっ…うぁ…っ!!」
ルキアがもう少しで達する、というところで恋次は暴発した。たっぷりと放たれた熱い滾りを中に感じて、ルキアはまた涙を流した。

「ふう…」
満ち足りた思いで、恋次は彼女の中から己を引き抜いた。
「悪い。腕、痛かったよな?」
縛っていたリボンを解いて、跡がついた手首を優しくさする。ルキアの肩を抱いて仰向けにし、甘い口付けを落とそうとした恋次は、予想外の表情に出会って驚いた。
「えっと…あの…まさか、良くなかった?」
共に高みに達したあとの恍惚と忘我の面持ち…などという余韻は欠片もなく。激しい怒りに満ちた目に恋次は射竦められた。
「…腕が痛い。起こせ」
不機嫌そのものの声で、ルキアが命令した。恋次が慌てて抱き起こすと、ちょこんと正座したルキアが黙って両腕を彼に差し出してきた。
これは摩れということか?と、恋次は恐る恐る彼女の両手首をマッサージし始めた。ルキアは俯いたままで、その表情は読めない。
まさか怒ってるのか…と狼狽える恋次に、ルキアは「もういい」と告げた。そのまま数度手首を廻し、感覚が戻ったか確かめるような仕草をした後に------
「この------たわけがっ!」
鋭いスナップを効かせて、ルキアの平手打ちが恋次の頬に炸裂した。
「馬鹿、馬鹿!お前なんか嫌いだ、だいっきらい!!」
往復ビンタの嵐の後に彼を襲ったのは、猫のようなひっかき攻撃だった。顔と言わず首と言わず、ルキアは力一杯恋次を掻きむしった。
「あんなに嫌だって言ったじゃないか!」
「ちょ…おっ、落ち着け!話を…ふぐっ!」
凶暴な手を押さえて必死に説得を試みる恋次に、ルキアは思い切り頭突きをした。手を封じられても、まだ武器はあるということである。
最初は頭、そして牙が。
「ぎゃあああああーっ!」
肩に思い切り噛み付かれて、彼は情けない悲鳴を上げた。
「ふわへるわ(ふざけるな)」
肩にがっちりと歯を立てたまま、ルキアは憤慨の意をこめて鼻を鳴らした。
「いたたたた!悪かった、俺が悪かった!謝るから許し----」
「誰が許すか!」
痛みのあまり恋次の腕の力が緩んだ。その機を逃さず、肩から口を離したルキアが拳を握った。
「あっちへ行け、この馬鹿者がーっ!!」
渾身の正拳突きを顔面に食らって、恋次は鼻血を吹き出しながら後ろに倒れた。
620ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合9:2008/06/04(水) 18:51:38 ID:???
「えっ…ふぇっ…」
恋次に背を向けて、ルキアは敷き布団の上で丸まって泣き続けていた。ようやく鼻血が止まった恋次は、どう声をかけていいかわからずにしょんぼりと肩を落とした。
『あっちへ行け』と言われたものの、素直に引き下がってはルキアの怒りはもっとひどくなる。感情を激発させた後は、いつも彼女は人恋しくなるのだ。その複雑な心の動きをよく知っている恋次は、ルキアの傍でじっと待ち続けた。
ルキアが慰めを求めているのはわかるのに、なぜここまで怒っているのかが理解できない。途方に暮れた声で、恋次は何度目かの謝罪を口にした。
「ごめん」
黒い尻尾が持ち上がって、ぱたんと倒れた。聞いてないわけではないようだと判断して、恋次は続けた。
「腕、痛かったんだよな?俺、途中から夢中になって…忘れててごめん」
もの憂げにうねっていたルキアの尻尾の動きが止まった。
「悪かったよ、その…早かったし」
その言葉と同時に、ルキアの尻尾がブラシのように膨れ上がった。
「そういうことで怒ってるのではないわ、たわけっ!」
わあ怒らせた、と恋次は首を竦めた。
「だって俺、あれが治療になるって聞いて…調子に乗ってごめんなさい」
「治療?貴様、治癒霊力など使えぬだろうが」
相変わらず背を向けたまま、ルキアが疑問を投げかけた。
「え…?」
嫌な予感に、冷や汗が背中を伝う。
「お前、その義骸でする治療のこととか、隊長から-----」
「聞いてない」
ルキアの怒りがこめられた冷ややかな声に、恋次は目眩を覚えた。
(言っておいてくれよ隊長!そりゃ怒るのも無理ねえわ)
何から説明したらよいものかと困り果てる恋次に、ルキアはぽつりぽつりと話しはじめた。
「ただ兄様から…お前の言う通りにしろと命じられていたから…私は我慢してたのに…」
我慢していたのか、と恋次は頭を殴られたような衝撃を受けた。
投げ出されていた枕を引き寄せて、ルキアはそれに顔を埋めた。
「怖いって言っても…聞いてくれないし」
「や、だからその…」
言い訳はできなかった。確かに最中、ルキアは『いや、駄目、怖い』しか言っていなかったのだ。その事をよくよく思い返して、恋次は自己嫌悪に陥った。
(俺のしでかしたことって…まるっきり犯罪じゃん)
「兄様はいつも…他所の男は危険だから二人っきりになっちゃいけないって仰るけど」
しばらくの沈黙の後、ルキアは続けた。
「恋次だけはそんなことしないって、信じてたのに-------どうしてあんな酷いことするんだ…」
最後の方はだんだん涙声になっていた。罪悪感で胸が潰れそうになりながら、恋次は彼女の背を抱きしめた。
「俺が悪かった。本当にごめん」
「知るか!離せ馬鹿!」
前に廻された恋次の手に、ルキアはがぶりと食いついた。思い切り歯を立てられても、恋次は腕を緩めなかった。
「好きだ」
ルキアの口から、力が抜けた。その耳元に唇を寄せて、恋次は積年の思いを告白した。
「好きだ。流魂街にいた頃からずっとお前が好きだった。俺が朽木家の格式に釣り合うくらいの地位に昇進したら告白しようって、前からそう考えてた」
621ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合10:2008/06/04(水) 18:52:00 ID:???
「嘘だ」
小さい声で、ルキアは否定した。
「お前、一度だってそんなこと…」
ええそりゃもうお兄様に妨害され続けましたから。という言い訳を、恋次はぐっと堪えた。
ルキアと二人っきりになって告白しようとする度に、けたたましく鳴る伝令神機。
受話器の向こうはいつも白哉で、タイミングよく面倒な仕事や長期の出張を命じてくれるのだ。どこかに盗聴器でも仕掛けてあるんじゃないか、と恋次は常に疑っていた。
「俺と、もう一回家族になってくれないか?」
ルキアを仰向けにして抱きしめると、今度は彼女も拒まなかった。恋次の胸に頬を寄せて、ルキアは小さく言った。
「私はあの時…お前が私を連れ出してくれた時に」
処刑の場に、満身創痍の彼が駆け付けたときのことを言っているのだと恋次は悟った。
「たとえ今は離れて暮らしていても、心だけはもう一度家族になれたんだと思っていたのだけれど」
お前の言う家族と、俺の求めている家族は違うんだろうな…という言葉を呑み込んで、恋次は寂しく笑った。
「好きだ、ルキア」
乱れた髪を手で梳き直して、彼女の白い額に恋次は口付けを落とした。
「お前が嫌ならもうあんなことはしねえから…もう一度、キスさせてくれ」


「あ…嘘…つき…」
恋次に胸を吸われながら、ルキアは切れ切れに抗議した。
「接吻だけと…言ったではないか…」
「だからキスしてるだけじゃん。胸に」
赤子が吸い付くように熱心にしゃぶりつつ、恋次は彼女の腹や太腿を優しく撫でた。
「くすぐったい…」
「嫌か?嫌なら止めるけど?」
ルキアは赤くなって口ごもった。
「さっきみたいな、怖いことは嫌だからな」
「しないしない」
本当はする気満々なのだが、恋次はあえて誠実そうに誓った。
「隊長からお許しが出るまで、当分こういうことできねえだろ?」
舌を下腹へと滑らして、恋次はぬけぬけと言った。
「勿体ねえから、ちょっとだけ触らせてくれよ。悪いことはもうしねえから」
「悪い事って、もうしてるじゃ…!」
臍の窪みを舐められてルキアは喘いだ。
「あ、ここは嫌か?じゃあこっちかな」
内股を撫でて、そこかしこに口付けを落とす。だんだんと足の間のきわどいところに舌を延ばしながら、わざとルキアが感じるところを外して遊んでいると、ルキアが彼の髪を引いて抗議した。
「意地悪っ…」
「はい?」
悔しそうに睨みつけるルキアに、恋次は空とぼけて聞き返した。
「ここもキスしていいか?」
刺激を待ちわびて震える花芽を指でなぞられて、ルキアが息を飲んだ。
「そっ…」
二本の指でやわやわと弄ばれて、ルキアはぎゅっと目を閉じた。一度知ってしまった快楽を遠ざけるのは、なまなかな覚悟ではできないことだった。
「そんなことっ…聞くなっ…」
絶頂の予感という餌をちらつかされて、ルキアは陥落した。一番敏感な箇所が生暖かい感触に包まれる。規則正しく動き出す舌のリズムに、ルキアは酔いしれていった。
622ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合11:2008/06/04(水) 18:52:20 ID:???
「あ…」
こんなに気持ちいいことなら、ずっとしていてほしい。ルキアがそう願って体の力を抜いた時、柔らかく温かい感触が花芽から離れていった。
『やめないで』と素直に頼む事はさすがに恥ずかしくてできず、彼女は半泣きで恋次を見下ろした。
「恋次ぃ…」
差し伸ばされる手を握り、その指先に口付けて恋次は尋ねた。
「指、入れていいか?」
ルキアがこくりと頷くのを確認し、先ほど己の放ったものでまだ濡れている秘所を恋次は指で掻き回した。
「ああ…うあ…」
うっとりと目を閉じるルキアの表情を確認して、恋次は中を探り続けた。
「ひ!」
ある一点に指が当たったとき、ルキアの腰がびくりと跳ねた。ここか、と恋次は指の動きを早めた。
「あっ、ああっ…あああああ!」
花芽からの快感とは違う感覚に、ルキアは驚いて声を上げた。いつの間にか三本に増やされた指が、ルキアの中を犯していた。
(何だこれ…こんなの、知らない…)
指を付け根まで呑み込んで、ルキアは喘いだ。ちらりと目を開けると、満足そうに頬を緩める恋次の顔が目に入った。
(でも指じゃ足りない…もっと、奥…さっきみたいに…してほしい)
焦れながらも言葉にできないルキアの懊悩を汲み取って、恋次は囁いた。
「奥に欲しい?」
「ん…」
ルキアは躊躇いがちに頷いた。
(さっきはあんなに怖かったのに…やっぱり変だ、私。どうしよう…)
もう一度大きくなった恋次のそれを見ても、もはや恐怖はない。むしろ新たな快楽への渇望で身の中が焼けるようである。
ルキアの目の中にはっきりと欲望の色を見て、恋次もまた興奮していた。勃起した己をルキアの入り口にあてがうと、彼女は腰を少し浮かせてそれを進んで受け入れた。
「ああーっ!」
ルキアは挿入されながら、恋次にしがみついて喜悦の声を上げた。
熱い塊に開かれる肉の擦られる感触も、圧迫感も、全てが快感に変換されていく。
発情期モードに設定されている義骸がとうとう真価を発揮しだしたのだ。
今のルキアは、恋次の与えるどんな刺激も快楽になってしまう状態に陥っていた。義骸の説明書に記されている『スイッチが入った』状態である。
「恋次、恋次、恋次っ!」
待ち望んでいたものが最奥を抉る感覚に、ルキアは涙を流して狂喜した。もはや自分がどれほど乱れているかを省みる余裕はなくなっていた。
己の名を呼びながら縋り付いて身悶える彼女の姿に、恋次は有頂天になっていた。
「好きだ、ルキア…好きだ!」
唇を重ねると、ルキアの方から舌を差し込んできた。
(これは!お前も俺の事を…って思っていいんだよな!じゃなきゃこんなに積極的に…)
舌を絡めながら、恋次はまだそんなことを考えていた。だがそんな思考も、ルキアの熱く震える内壁がもたらす快感によってあっという間に吹き飛ばされていく。
淫らに蠢く肉に飲み込まれる至福に酔いながら、恋次は腰で律動を刻み始めた。
「嫌!」
猫耳を舐められたルキアが高い悲鳴を上げた。感じすぎて苦しいのである。『嫌な事はしない』と約束した手前、恋次はしぶしぶそこから撤退した。
(耳いじると中すっげえ締まるんだけどなあ…)
未練を振り切り、恋次は彼女の足を持ち上げて己の肩にかけた。深く深く抉る為である。
623ルキアたん専用猫義骸:恋次の場合12:2008/06/04(水) 18:52:53 ID:???
「れ…恋次ぃ」
いつの間にか目を開けたルキアが、縋るように恋次を見つめていた。涙に潤んだ濃紫の瞳に胸を突かれ、思わず恋次の動きが止まった。
(最近、こいつとこうやって見つめ合うことなんてなかったな)
もう一度「俺と夫婦になってくれ」と告白しかけた恋次の脳天を、ルキアの艶めいた声が直撃した。
「や、やめないで…もっとぉ…」
その発言は、腰骨から頭まで貫くほどの衝撃であった。そんなことを言われては、励まないわけにはいかない。ルキアの声と視線が、恋次をさらに駆り立てていった。
「ひっ…ひぁ…あ、恋次、恋次っ!」
叫びすぎて、掠れかけた嬌声。突き上げられる度に揺れる、可愛らしい白い胸。秘裂も花芽も、恋次の前に全てさらけ出してルキアは悶え狂っていた。
「やんっ!あ…ああああああ!」
ルキアの足の指がくいっと曲がり、同時に全身が緊張した。恋次を最奥に受け入れたまま、絶頂に達したのである。
大きく痙攣するルキアの腰を抱えて、恋次は息を整えた。彼もまた、あやうく今の波に共に攫われるところであった。
「悪い、もうちょっと付き合ってくれ」
息を止めて昇りつめたルキアが荒い呼吸を再開したころを見計らって、恋次はまた腰を使いだした。
「うあ!あ!や…もう…ゆるし…ふあっ!」
歓喜の瞬間の後、完全に脱力したところにまたさらなる刺激を与えられ、ルキアは焦点の合わない目で意味をなさない言葉を叫んでいた。
(どうして…体が、勝手に…止まらない…違う、こんなの私じゃない…でも)
義骸の思考ブロックのもとで、わずかに残った理性がルキアの頭の端を掠める。だがその疑念は、全身を包む恍惚感に押し流されてしまった。
(気持ちいい。気持ちいい気持ちいい----------壊れる…私、壊れてしまう…っ!)
自我を失う恐怖すら、愉悦にすり替えられていく。激しすぎるエクスタシーに、ルキアは絶叫した。
「うあああああああああ!」
そして訪れた二度目の極み。内壁それ自体が淫猥な生き物のように恋次をきつく締め上げ、何度も細かく痙攣した。
今度こそ恋次はひとたまりもなく高みに持っていかれてしまった。大きく震えながら、彼はルキアの中に白く濁った欲望を注ぎ込んだ。

「は…」
悦楽の果てに失神したルキアの中から自身を引き抜いて、恋次はその傍らに身を投げ出した。
(すっげえ良かった…)
しばらく呼吸を整えた後、気絶するルキアに布団をかけてやろうと身を起こした恋次の視界がぐらりと歪んだ。
(立てねえ…っていうか、体が動かねえ…なんだこりゃ?!)
不自然な形に崩れたまま身動きも取れず動揺する彼の前に、白い足袋を履いた足が現れた。
「げふっ!!」
足は容赦なく恋次を蹴り飛ばした。苦痛に悶絶する恋次の顔を踏みにじって、白哉は低い声で告げた。
「この義骸の欠点は、発情期モードで最大感度に設定すると、霊力ゲージがフルチャージされるまで媾合相手の力を吸引してしまうところにある」
恋次から離れると、白哉は気を失ったままのルキアの体に夜着をかぶせて抱き上げた。
「最後の一滴まで霊力を絞り尽くされたのだ。三日は腰が立つまい」
おかげでルキアは完全回復したようだがな、と付け加えて白哉は眠る義妹に目を落とした。
「日が暮れたら貴様を遊郭の外れにでも打ち捨ててやろう。女遊びが過ぎて死んだ副隊長として、不名誉な名を残すが良い」
物騒な事を言って薄く笑う上司の顔を見て、恋次はあることに気がついた。
「まさか…隊長の病気って-----」
「腎虚だ」
言いにくい病名をあっさりと告白する上司に、彼は激しい怒りを覚えた。
(やっぱルキア相手にやることやってたんじゃねえか、この野郎っ!)
ここに蛇尾丸さえあれば…と悔しさに畳を掻きむしる恋次に対し、白哉はさらに続けた。
「結婚だのなんだのと、調子の良い事を言っていたようだが」
(やはり盗聴器もあったか!)
歯噛みする恋次を嘲笑して、白哉はある事実を突きつけた。
「この義骸に入っている間の記憶は残らぬのだぞ?仕様書を読まなかったのか」
忘れてた、と恋次は愕然とした。長年の思いを込めた一世一代の告白が全て水の泡になったと知って、恋次の目の前が暗くなった。
「それと、一つ貴様は勘違いをしておる」
虚脱の表情で茫然とする恋次の心をさらに打ち砕くべく、白哉は宣言した。
「卍解が結婚の条件なのは、婿の方ではない。ルキア自身だ」
「なにその無理な条件!」
驚愕に弾かれて身を起こしかけ、また恋次は倒れた。そんな彼を無視して、白哉は夢見るような口調で語り続けた。
「朽木家史上初の、兄妹卍解達成…そして尸魂界の歴史上例を見ない、兄妹の隊長格同時就任だ。その日が来るまで、ルキアは男にうつつをぬかす暇などない」
「幸せなんですか、それ!キャリアは積んだけど縁遠くなっちゃったみたいな、そんな人生!」
「-------それは卯の花隊長のことを言っておるのか?」
「…や、俺はその…そんなこと一言も…」
ひとたび怒れば尸魂界最強と恐れられる最古参の女性隊長の姿を脳裏に描いて、恋次は戦いた。
「気が変わった。このまま四番隊に運んでやろう」
白哉の声は、いっそ朗らかとも言えるほどの上機嫌なものであった。
「貴様が卯の花隊長のことを、仕事ばかりで男に縁がない哀れな女呼ばわりしていたと、丁重に申し送った上でな」
「いやだから!女性隊長は他にもいるじゃないっすか、二番隊とか!」
「ほう…貴様、四番隊の他に刑軍も敵に廻したいと申すのか」
言葉に詰まる恋次の前に、白哉は懐から取り出した紙を落とした。
「義骸のレンタル代の請求書だ。7日分の、だがな」
(7で割っても、俺の月給より多い…!!)
桁外れの数字に目を剥く恋次に、白哉は最後の一撃を加えた。
「今日の分はお前の口座から引いておく。今月の給料は無いと思え」
「そん…な…隊長、せめて…分割で…」
絶望に打ちのめされて、恋次の意識は暗闇に墜ちていった。

殴られ、噛まれ、引っ掻かれた痕跡も生々しい姿で四番隊に運び込まれた恋次は、その後数日意識が戻らなかった。
「いったいどんなプレイをしたらああなるんだ」と噂になっていることを彼が知るのは、もっと後のことである。
625名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 20:06:27 ID:???
素直に幸せな思いさせてやれよwww
626名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 21:28:13 ID:???
猫義骸神来たあああ!
あの時の小ネタ投下してくれた神だったのか、乙です!
一護、浮竹、浦原ときて恋次verまで作ってくれて嬉しい
絶対何か裏があるなと思っていたけどやっぱりそうなるのか恋次ww
さりげなく白ルキ要素も入っていて凄く好みだ
エロもしっかりあって最後には吹いたww
627名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:32:25 ID:???
くおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
潤いが体に沁みわたってゆくうううううううううううううううううう
628名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:35:58 ID:???
俺もフルチャージ
629名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:47:34 ID:???
白哉したたか過ぎでワロタ
ルキアの尻尾の動きがかわええ
630名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:14:40 ID:???
うああああああああああああああ
ぬこルキネ申乙うううううううう

やばい、ぬこルキから抜け出せなくなりそうだマジで
631名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 10:44:36 ID:???
※神ってもうきてないのかな?
昨日のアニメキャプが見たいんだが残念だな
632名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 16:30:14 ID:???
ぬこルキ神乙!!俺を貴方の養子にしてくれええええええ


>>631
先週来てなかったっけ…
まあ神にも予定があるだろうしな、仕方ない。また来てくださるの待とう
633名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 21:34:13 ID:???
ぬこルキ神すげええええ
エロもさることながらオチも予想以上でした
なんつうか白哉と恋次の絶対的な主従関係がこれでもかと
いわんばかりに全面的に出ていて面白いww

確かにルキアを娶るにはハードル高すぎるなww
でも周りに大勢の実力者いるしルキアもパワーアップの余地があるから
卍解は時間かかるが修得できそう
隊長格就任なら場合によっては卍解修得より早いかもしれん
ほら、どこかの隊長がいつ病で逝くか分からん状態だから候補位にはなれるかも
634名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 00:33:10 ID:???
>>633
それは浮竹のことかー!

>>505さんの恋ルキ猫義骸も好きだー。
本懐とげてないのに可哀想な目に遭う恋次。
どうやっても幸せにはなれない運命か。
635名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 00:37:53 ID:???
無理を通して道理を蹴っ飛ばすんだよ!
636名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 01:22:25 ID:???
ぬこ義骸で一番美味しい思いをするのは誰なんだろうな。
金にモノを言わせてやんちゃする兄様か、
がっぽり儲ける悪徳商人浦原か。
637名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 07:02:01 ID:???
>>636
俺。
638名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 12:24:31 ID:???
猫耳猫尻尾は漢の永遠のロマンだからな
639名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:41:43 ID:???
これは是非とも白ルキで猫ルキアたん読みたいな
640名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 17:56:18 ID:???



























































641名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 22:15:26 ID:???
遅れたけど神乙!
恋次、極楽から一気に地獄へと落下ww
でも今回は夢オチじゃなくて想いは一応遂げられたんだな
小説中にある「腎虚」ってどんな病気だ?って気になり辞書を引いた俺
…少し賢くなった、ありがとう神。
642名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 02:09:17 ID:???
>>505の恋次がどうやってことに運んだのか
酷い進行状態でルキアの反応が気になる
恋次が知らぬ間に仲間が先にルキアとやってて実は処女じゃなかったら笑える
643名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 08:18:43 ID:???
>>642
ルキアたんのことだからそれはないだろう。
痛がるとこに突っ込んで即暴発だったのでは?

で、それがトラウマになって以後数十年拒まれ続けてたら笑える>恋次
644名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 09:40:23 ID:???
505です。
読んでくださった皆さんありがとうございます。
エロありは初めての投下だったので、乙コメント感謝です。

>>642、643
失恋とルキアたんの初体験は想いを打ち明けてじゃなくて、他の仲間がいなくなって人肌寂しくなって。
でも、失恋がルキアたんのオパーイ見てドピュっ!さらに暴走してまだ濡れてないルキアたんにルキアたんに突っ込んで(ry

失恋としてはずっと恋人のつもりですが、ルキアたんは一度寝たくらいで彼氏ヅラするなくらい温度差があったりw

以上、文章に入れれなかったマイ設定です
645名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 10:26:55 ID:???
>>644
改めて乙です^^
646名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:46:02 ID:???
>>644
読ませて貰ったぜ 乙でした


恋「何で俺いつもいつも結局痛い目に遭ってるんスか」
白「小説神の愛だ」
恋「何で俺の哀しい設定に笑えるってコメントがつくんスか」
白「スレ住人の愛だ」
恋「何で痛い目の原因が大方隊長なんスか」
白「私の(ルキアへの)愛だ」
恋「だったら俺の(ルキアへの)愛も」
白「散れ、千本桜」
647名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:48:04 ID:???
ちょwアモール自重www
648名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 14:10:20 ID:???
完璧でカコイイ恋次にルキアたんがベタ惚れっていうのが、まず想像しにくい。
なんか不憫なオーラが漂うんだよな、恋次。

これが白哉なら、ルキアたんにあれこれ命令して思うままエロいことしまくりそうなんだが。
649名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:30:01 ID:???
まあ、スペックがちがうからしょうがないネ。
兄様…美形、金持ち、隊長
一護…恋次に近いが主人公補正
失恋……

だから、必然的に神々の扱いも兄>一護>>失恋になるんだヨ
650名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:35:51 ID:???
恋次が好きな俺涙目www
まあ誰も兄様には勝てんから仕方ないな。兄様以上の権限を持っている人物といったら……山爺か……ww

>>649
マユリ様乙です
651名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:44:03 ID:???
>>649
ちょwwwマユリ様降臨www

ま、フェラ一つとっても

白哉:ルキアたんが自分を慕う心につけ込んで、間違った教育を施す
   自分の好みに合わせてルキアたんが奉仕するようじっくり指導
浮竹:病弱な自分の治療法だとかストレス発散法だとか
   口からでまかせでルキアたんを騙してやってもらう
ギン:弱みに付け込んであれこれ脅迫とか、エグイ真似をして
   ルキアたんが泣こうが嫌がろうが強制する
浦原:一服盛ったり義骸に細工したり変な術かけたりして
   ルキアたんの意思を縛った上で口に突っ込む
海燕:妻帯者の自分が本番までやっちゃうのは流石に躊躇われ、
   お互い指とか口だけで我慢
一護:突っ込むとすぐ発射しちゃう一護に同情したルキアたんが
   若さ故に制御の効かない一護のそれを口で宥めてあげる
   もしくは、若さ故の勘違いと逆ギレで暴走した一護が無理強いして
   やはりそんな一護に同情したルキアが口に受け入れてあげる

と、キャラによって似合いのシチュは違ってくるもんな。
恋次の場合は、ルキアと相思相愛になってから頼んで頼んで土下座して
ようやくやってもらえるとか、そういうイメージだ。

   
   
652名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:54:18 ID:???
>>651
登場したての頃なら
牢屋に入れられたルキアをねじふせて無理やりだとか
戌吊の頃なら
仲間が全員いなくなって身を寄せ合って
というパターンもありかもしれない
653名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:58:37 ID:???
白哉は鬼畜から純愛、ギャグ、兄弟愛ブラコンシスコンなんでもござれだからネタが豊富だしな。
それでいて他のキャラとキャラかぶりがないし、オチだけでおいしいとこもってくことも多い。

対ルキアに関する限り、苺とレンジは自分の中でなんかかぶってる。
654名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:22:10 ID:???
そういう扱いでこその失恋なんだろうな


失恋「この四十年間頑張ってきたのって一体何だったんだろー…
あははははは」
655名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:43:03 ID:???
なーーんか、自分の好きなキャラ思いっきりけなされてるみたいで気分悪いな・・・
ここの住人はルキアがモテモテだったら何でもいいんだろうが
656名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 22:48:56 ID:???
報われない恋次が好きだ
657名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:03:39 ID:???
そんな恋次だからこそ幸せになってほしいという気持ちになる
658名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:23:01 ID:???
そうだよな。幸せなのがいいな
659名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:29:06 ID:???
まああまり恋次をいじめるのも程々になww
ネタやギャグとはいえ度が過ぎるのもちょっと
確かに話の展開では恋次が報われないパターンが定着してることが多いが
自分はそんな恋次もひっくるめて好きだ
>>655
不快な思いさせてスマンな
けど本気でここの住人も恋次が嫌いでけなしてるわけじゃない
でなきゃ小説にも起用しないしあんなに多くの恋ルキ作品も生まれないだろう
660名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:44:39 ID:???
>>655
自分は恋次好きだぞ
失恋って呼ばれる度に切なくなったりする
けどルキアは単体で好きで、カプはちょっと…って奴もいるんだ。分かってやってくれ
スレには色んな漢がいるから
661名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:12:39 ID:???
本スレで「この先恋次が」を失恋次と読み間違えて
失恋次と呼ばれるようになったんだよな
次をかかれなくなって失恋で定着したが
662名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:00:30 ID:???
ttp://kantei.am/24929/query.htm

やってみたら、「ランクCまだまだルキア大好き人間には遠いです」w
だったOTL
663名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:09:59 ID:???
>>662
Bだった
でも……個人によって萌るとこって違うし、な







|||orz
664名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:15:23 ID:???
Dランクだった・・・

納得いかん!!
四六時中ルキアたんで頭の中いっぱいなくらい愛してるのに!
665名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:22:10 ID:???
ルキア個人ではやらんの?
満点だった
666名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 01:43:35 ID:???
( ´;゚;ё;゚;)
667:2008/06/08(日) 12:51:57 ID:???
今週のルキアタン…

ラノベ277100


最近放送当日中に見られないので
多分これからもアプは週末になるかと思います
すまんですが気長にお待ちください
668名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 13:19:44 ID:???
*神乙です!
お忙しい中、いつもありがとうございます
669名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 13:24:23 ID:???
*神いつもありがとうございます
こうして見られるだけでも嬉しいので
無理せず都合のいいときに落としてもらえれば
それでもう十分です
670名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 17:53:00 ID:???
*神乙!
無理せずのんびりやってください

ルキアたんかわええ…
671名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 01:15:02 ID:???
黄色いワンピースのルキアたん萌え
谷間がほんのりのルキアたん萌え
672名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 03:09:26 ID:???
*ネ申乙です
忙しい中有り難いっす
こちらは見られるだけでも満足ですよ


ルッキアたああああああああああああああああん!!!!!!
673名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 13:07:46 ID:???
*神乙です
ルキア可愛いよルキア

>>671
バックからズッコンバッコンのポーズだろw
674名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 14:52:54 ID:???
おまいら肉にモザイクかけたりすんなよ!
675名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 14:55:45 ID:???
肉などない!
676名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:06:28 ID:Gy/hxHJU
>>675
>>674はルキアたんがくわえようとしているこんがり焼けたお肉にモザイクかけてイヤラシイ画像なんか作ったりしたらあかんぞ!って言ったのかと

それとも>>675の脳内ではもう肉が自分の肉棒に変わっているとか「んあ……んぷ、う…」とくわえているルキアたんが居るとかそういうqあwせdrftgyふじこlp
677名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:07:35 ID:???
スマンsage忘れたw
ルキアたんにガッツリ食われてくる
678名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:29:58 ID:???
ルキアたんが無邪気な可愛い表情をしていたから良かった
これで目が虚ろで頬を赤らめていたりしてエロい表情していたら俺はどうなっていたことか・・・
679名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 15:30:34 ID:???
>>677
そんなうらやましいことは断固として阻止
680名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:09:34 ID:???
お前達は最高だwww!!!!!
681名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:25:17 ID:???
682名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 17:59:00 ID:???
ブラクラ注意
683名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 18:24:24 ID:???
やばいだろ、あの扉絵のルキアたん可愛すぎだろ!
ルキアたんに谷間が!とバレ聞いて実物見るまでwktkしてたんだが
谷間というか…隙間というか…
スレンダーなルキアたん可愛いよハアハア
684名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 19:33:26 ID:???
重ねて言う!
おまいら肉にモザイクかけたりすんなよ!絶対すんなよ!
685名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:13:19 ID:???
ルキアたんのパンツが見えそうなきがして
ページの裏側から透かしてみたのは俺だけじゃないはずだ
686名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 21:34:12 ID:???
>>684
一瞬なんのことかわからなかったww
687名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:01:38 ID:???
ルキアたんの黄色いワンピとすらりとした足と
美しい胸元に感動したので、一本投下させてください。
恋次はルキアたんとできてる設定ですが
エロなしなんでスマソ。
688天使の谷間:2008/06/09(月) 23:02:12 ID:???
おかしい。
明らかにいつもより大きい。
何が大きいかと言えば、黄色のワンピースの胸元を突き上げている、その膨らみが。
恋次は、買い物から帰って来たルキアの胸をまじまじと凝視した。
「何だ。何か用か」
「や、なんでもねえ」
お前胸大きくなったんじゃねえの?とストレートに尋ねるのは、流石に憚られた。
「どこ行ってたんだ?」
「井上達と、ちょっと買い物に…な。そうそう、さっき警報が鳴ったが、何かあったか?」
話を逸らすルキアを深追いせず、恋次は彼女の手にしていた袋を受け取った。
「ああ、小物がちょっとな。片付けといた」
「そうか。すまぬな」
着替えてくる、とルキアは自室に去った。

藍染達との死闘を終え、ようやく平和が戻った空座町。そこに、恋次とルキアは『現世駐在員』として派遣された。
二人は義骸に入り、尸魂界側が用意したアパートに入居し、まるで人間のような暮らしをしている。
霊的能力が高い人間が多く生活する特殊地域である空座町の警備の為には、事が起きてから担当者を派遣するのではなく、常駐させておくのが良いと上層部が判断したからである。
本来これは恋次のような副長クラスの死神がする仕事ではないが、いわば一時的な降格処分といえよう。
ルキア処刑騒動の際の行動や、虚圏への無許可先行侵入など、一連の命令不服従問題の責任を取らされる形になったのだ。
ルキアも虚圏の一件ではやはり責任を取らされ、恋次と共にしばらくは空座町勤務をすることとなった。
一護の死神代行業はそのまま続行されることとなった。もちろん、本人の希望ではない。「使えるものは何でも使い倒せ」という上層部のケチくさい根性に、罪も無い男子高校生は犠牲になっているのである。
とは言え以前彼のやらかした、瀞霊廷不法侵入、器物損壊、建造物破壊、死神関係者暴行傷害致傷などのツケが、今廻されているという解釈ができなくもないが。
上層部のケチ臭い姿勢と言えば、恋次とルキアに対する給金にもそれが現れていた。
まず、悲しくなるほどの減給処分。これは一時的なものとわかっているから良いようなものの、ルキアとの結婚資金を貯め始めたばかりの恋次には精神的ダメージが大きかった。
生活費は、現地通貨に換金して必要最低限の額が月ごとに支給される。しかしそれは近年の物価上昇を反映したものではなく、十数年前のデータがまだ使用されているのだ。
当初適当に食品や日用品を買っていたら、あっという間に手元の金は消えてしまった。恋次もルキアも、今では倹しい節約生活に知恵を絞る毎日である。
689天使の谷間2:2008/06/09(月) 23:02:58 ID:???
「なあルキア」
ルキアの買ってきた食料品をチェックしていた恋次が、廊下を歩きながら彼女に呼びかけた。
「豚肉は冷蔵庫?冷凍庫?」
そう言いながら、無遠慮にルキアの部屋のドアを開ける。
「きゃあっ!」
ワンピースを脱ぎ、下着だけになっていたルキアが悲鳴を上げた。
「ばっ…馬鹿もの!ノックをせぬか、ノックを!」
床のワンピースを拾い上げて、慌てて前を隠す彼女は真っ赤になって怒った。
「おおー」
恋次はニヤけた笑いを浮かべて、ルキアの体を鑑賞した。
一瞬だが、しっかりと見た。薄いオレンジ色の、繊細なレースで飾られたブラとショーツを。
そしてルキアの白い胸の間に、くっきりと形作られた谷間を。
「何、お前?そんな可愛い下着持ってた?」
彼の問いに、ルキアはしぶしぶ答えた。
「今日選んでもらったのだ。井上に」
まあそんなことだろうと思った、と恋次は一人頷いた。
ここ数日ルキアが井上とこそこそ話していた会話を、彼はしっかり盗み聞いていたのだ。
「またそんな無駄遣いして…隊長に怒られるぞ?」
清貧な生活ぶりを心配した白哉が、理由をつけては現世に来て彼女にあれこれ買い与えていることを知っている恋次は、わざとらしくため息をついた。
「むっ…無駄遣いでは無いわ!これはな、このブラは凄いんだぞ!」
ワンピースを少し下げて、ルキアが熱弁を振るった。
「見ろ、この『谷間めーく』効果を!」
「…確かに凄いな」
熱くなる股間を意識しながら、恋次は同意した。死覇装の時はサラシに潰されている慎ましやかな胸が、きっちりと寄せて上げられて、円やかな膨らみを主張しているのだ。
(あんな布きれでこれだけ持ち上がるもんか…ってことは、両サイドから寄せてくりゃ挟んでもらうのも可能ってことか?)
邪な算段をする彼の心中も知らず、ルキアは無邪気に続けた。
「毎日使っていると、胸が大きくなると聞いた。私だとて、まだ成長期だからな」
「義骸に使っても意味なくねえ?」
恋次の最もな疑問に、ルキアは胸を張った。
「もちろん霊子変換機を通して、死覇装の下で使う。尸魂界にも持って帰る」
そこまでして胸を大きくしたいものだろうか…と首を捻る恋次の背に寒気が走った。
ルキアの部屋の中の空間が軋んだ。尸魂界との通路が繋がった、と彼が悟るよりも早く、ルキアの背後に白哉が立っていた。義骸に入っているのか、白哉は現世の人間が着るような平服を身につけていた。
「このようなもの、お前には無用だ」
「にっ…兄様っ!?」
胸元を冷気が撫でていった。そうルキアが思った時には、ブラは彼女の胸を離れて白哉の手の中にあった。
「返してください兄様!」
白い胸を服で隠しながらルキアが叫んだ。
(早い…見えなかった!隊長、また瞬歩のスピードが上がってやがるっ!)
瞠目する恋次と恥じらうルキアの前で、白哉は口を開いた。
「必要なものはこの兄が全て与える故、事前に申請せよと言っておいたはずだが?」
「でっ…でも兄様…」
そりゃあ寄せて上げるブラが欲しいから買ってくださいとは言いにくいよなあ、と恋次はこっそり呟いた。
おそらくルキアは、少ない給金をやりくりして貯めたお金で購入したのであろう。それを買った当日に奪われては…とルキアに同情しつつ、恋次はしっかりと彼女の可愛らしい桃のような尻も目で楽しんでいた。
690天使の谷間3:2008/06/09(月) 23:04:09 ID:???
「どこを見ている」
「いいえ!何も見てませんです、はい」
千本桜が散りそうな気配を察して、恋次は慌てて目を逸らした。
「それは無駄なものではないのです。装着により健康に良い影響が認められる衣装で…」
「寄せて上げるブラなど、お前にはまだ早い」
「つけているだけで大きくなると…」
半泣きで哀訴するルキアの前で、白哉が怒気を露にした。
「お前の胸はそのままでよい!」
白哉の手の中のブラが蒼い炎に包まれた。鬼道の炎で灰と化したブラの残骸を床に捨て、白哉は言い放った。
「そのささやかな胸に希少価値があると、なぜわからぬか!」
わかりませんそんなこと!とあやうく突っ込みそうになった恋次の前で、ルキアの霊圧が膨れ上がった。
「ごせんろっぴゃくえんもしたのに…」
(ええっ!女の子の下着ってそんなにするの!?)
恋次は驚愕に言葉を失った。同じく、ここまで反抗的な目のルキアを初めて見る白哉も、驚きの色を隠せないでいた。
「兄様のばかああああああ赤火砲ーッ!」
ルキアの放った破道は、白哉の横を通り抜けて窓を吹き飛ばした。白煙にまぎれて、ワンピースを手にしたルキアが二階の窓から通りへと飛び降りた。
「馬鹿、何してんだルキア!おい、戻ってこい!」
破壊された窓から路地を見下ろした恋次が叫んだ。しかしルキアは、手早くワンピースを頭からかぶると、裸足のままアスファルトの道を走って去って行った。
「…どうしたらよいものか」
狼狽える白哉を、恋次は叱咤した。
「どうするもこうするも、追いかけて謝ってください。今すぐ!」
部下の命令口調をとがめ立てする余裕もないのか、白哉は素直に窓から飛び降りてルキアを追っていった。
「…誰が直すんだよ、この窓…」
大破した窓に目をやって、恋次は頭を抱えた。
691天使の谷間4:2008/06/09(月) 23:05:00 ID:???
ルキアと白哉の霊圧を探るのは、わけもないことであった。
恋次が昼下がりの公園にたどり着いた時、ルキアはベンチに座ってすすり泣いていた。
そして、その傍らには無言で立ち尽くす白哉が。
(まったく、しょうがねえなこの人は…ハンカチ一つ貸せないのか)
不器用すぎる上司を持ったのが恋次の不幸である。彼は、持参したミニタオルを白哉に手渡した。目で感謝の意を表して、白哉はルキアの傍に跪いた。
「すまなかった」
小さな白哉の謝罪の言葉に、ルキアは受け取ったタオルで目元を覆ったまま首を横に振った。
また白哉が縋るような眼差しで恋次を見た。まったくもう…と嘆息して、恋次もまた泣き続ける彼女に前に踞った。
「泣くなよ、ほら」
ウエットティッシュで、汚れた足の裏を拭いてやる。そして玄関から持って来たサンダルをルキアの足に履かせながら、恋次は言い聞かせた。
「そんな高いもんだって、隊長も知らなかったんだよ。今は反省してるって」
ルキアの頭をぽんぽんとあやすように軽く叩いて、恋次は続けた。
「悪い事したお詫びに、同じの買ってくれるって言ってるぞ?」
白哉が目で『そんなことは言っていない』と訴えていたが、恋次は黙殺した。
「それに、一つじゃ足りないだろ?」
震えていたルキアの泣き声が止まった。
「毎日使うんだから、洗い替えだって要るし。その分も隊長が全部買ってくれるって」
「本当ですか、兄様!」
顔を上げたルキアが、白哉を見上げた。赤くなった目元と鼻が痛々しいが、すでに涙は止まっている。
「………」
絶句する上司に、恋次は駄目押しをした。
「本当ですよね、隊長?」
「……本当だ」
ルキアにじっと見つめられて、白哉が声を絞り出すようにして答えた。
「…今から?」
ごちそうを前にした子猫のように輝く目で、ルキアが尋ねた。先ほどまで泣き濡れていた深い紫の瞳に、生気が戻っている。
「今からだ、ルキア」
沈痛な表情で白哉が答えた。日頃の彼の信条に反するものを買い与えようというのだ。内心ではおそらく血を吐くような思いをしているのであろう…と恋次は推測した。
「死神に二言は無い」

仲良く買い物に出かける二人を、恋次は公園から見送った。
(いいからイチャイチャしてないで早く買え!買ってルキアにつけさせろ!ノーブラなんだから!)
白哉の後ろ姿にありったけの呪詛の念を送っていた恋次の、伝令神機が鳴った。
「虚か…小物だな」
探り当てた霊圧から見るに、追加給金も出ない程度の雑魚のようである。
「どうするかなー。ま、いいか」
現世に来てから買った携帯を取り出し、恋次は石田に電話をかけた。
「ああ、俺。じゃ、よろしくな」
通話しながら探った黒崎家の方角の霊気に、全く乱れはない。一護は虚の存在を感知していない様子だ。
あいつはどこまで鈍感なんだ…と恋次は無給で働かされている死神代行男子高校生を心中で罵った。
「じゃー行くとすっか」
義魂丸を飲んで義骸から抜け出すと、恋次は虚のいる方へと高く跳び上がった。

692天使の谷間5:2008/06/09(月) 23:05:36 ID:???
一仕事終えてアパートの部屋に戻ると、尸魂界の人間とおぼしき男達が室内にひしめいていた。
「これは阿散井副隊長!」
その中でも責任者と思われる男が、恋次に敬礼をした。男は、朽木家の者だと名乗った。
「主の命令で、部屋の修繕に参りました。それとこの部屋では差し障りがあるので、早急に
もっと広い家屋へ移るようにとの仰せです」
男が差し出す地図を受け取って、恋次は何気なく尋ねた。
「ああ、このアパート壁が薄いもんな。隣の部屋で盛ってるカップルの声とか拾っちゃって大変だったろ?」
「ええまあ…いやなんのことだかわかりかねますな!」
慌てる男に背を向けて、恋次は舌打ちをした。
(まだあったのか、盗聴器。どうせ今度移らされる家も、監視カメラと盗聴器だらけなんだろうが)
「…阿散井どの。作業を続けさせていただいてもよろしいですかな?」
「はいはい。お好きなようにやってください」
ルキアの部屋の修繕に立ち働く男達を置いて、恋次はまた外に出た。
夕方になっても、まだ空は明るかった。

(おー、もう片付いたか)
虚の気配が消えた事を確認して、恋次は公園のベンチで空を見上げた。
『君は朽木さんと同居で浮かれているようだけど』
二人の赴任を知った石田と再会した時、彼はいつものように気障なポーズで眼鏡を押さえながら恋次に警告した。
『あの兄上のことだ。盗聴器や監視カメラの可能性は考えたのかい?僕なら真っ先にそこをチェックするがね』
慌てた恋次が浦原商店で買い求めたその種の探知機による捜索の結果は、彼を青ざめさせるには十分なものであった。
『赴任早々は自粛していたから助かった?いつまで我慢できるか、君にその自信はあるのかい?』
次に会ったとき、石田はもっと役立つ事を教えてくれた。
ファッションホテルと呼ばれる現世の連れ込み宿の存在や、その詳細な利用方法である。
『なに、礼には及ばないよ…見返りに、少し協力してもらいたいだけだ』
虚が現れたら、できる範囲でいいから一護の方へと誘導してほしい。そして自分にそれを知らせてほしい。
石田の要求はそれであった。
『そんなんでいいのか?』
『十分だとも』
石田の眼鏡の奥の目が光った。
『度重なる偶然!度重なる共闘!黒崎と僕の友情が深まる絶好のチャンスじゃないか!』
いくら一護が馬鹿でも、いつか気がつきそうなもんだが…とその時の恋次は危惧していた。
ちなみに、一護はいまだに気がつかない。
「…底抜けの馬鹿か、あいつは」
ベンチに座った恋次は、鈍感すぎるほど鈍感な死神代行に少し同情した。
「あー…しかし、金はいくらあっても足りねえなー」
現世の連れ込み宿ってのは、けっこう金かかるんだよな…と恋次は頭を抱えた。数回利用して、その利便性と快適さに感動したものの、先立つものがなければどうしようもない。
追加給金が出るような大物は、滅多に網にかからない。月給は懲罰としてこの先当分減給されたままである。
“実験に使いたいんですよね。謝礼は弾みますよ”という悪魔の誘いに負けて、生け捕りにした雑魚虚を浦原商店に持ち込んだこともあるが、そう度々やるわけにもいかない。
出現した虚の霊圧が消えたのに、浄化された魂が転送されてこないケースが続けば、いつかは上も気がつくであろう。
「ま、地道にやるしかねえか」
明日からの倹約生活を思いながら、恋次は腰を上げた。ルキア達が戻って来る前に夕飯を作っておいてやろうと思ったからである。
「隊長も食べていくのかな。久しぶりの肉なんだけどな…」
菓子や玩具や服ではなく、手みやげは食料品で。できれば肉味噌米関係で。そう上司に要求しようと決意して、恋次は家路についた。
693天使の谷間6(終):2008/06/09(月) 23:06:55 ID:???
ちなみにその頃、彼の上司は花園にいた。
正確には、花園もかくやと思われるほどの鮮やかな色彩の乱舞するランジェリー専門店に、である。
「こちらのブラには、お揃いのショーツとキャミもあるんですよ」
「兄様、こちらもいいですか?」
ルキアが微笑みながら白哉の手に可愛い下着を押し付けた。山のような下着を抱えながら、彼は鷹揚に頷いた。
正直、目が笑っていない妹が恐ろしい。彼女がまだ許してくれていないことを察して、白哉は嘆息した。
「寄せて上げる系なら、これが初夏の新作で…」
「わあ、これも可愛い!試着してもいいですか?」
うきうきと試着室に消えるルキアを見送って、白哉は虚ろな表情になった。
他の客の視線が痛い。
来店早々『さっき買ったのを兄に駄目にされたので』とルキアが大声で告げた為、店員も彼を冷たい目で見ている。
店員同士や客達の「駄目にって、何したのよ?変態?」「妹の買い物について来てるの?下着なのに?信じられない」という囁き声も、はっきり聞こえる。死神の耳は、人間より精度がいいのだ。
「これも買っていいですか、兄様!ありがとうございます!」
また増えたブラを前に、白哉は心の内で慟哭した。
(こんなものを毎日装着して、お前の胸が育ってしまったら----私はどうすればいいのだっ!)
嘆く兄の心情など知らず、ルキアはお揃いのショーツやキュートなナイトウエアの物色に余念がない。
針の筵に置かれた状態の白哉の苦痛は、当分終わりそうになかった。
694名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:30:29 ID:???
谷間ああああああ!!!!!GJGJ!!
兄様公開羞恥プレイww感動をありがとうwww
695名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:38:56 ID:???
神キター!!!!!
いつもとは違うルキアと恋次と兄様の関係でテラモエス
兄様羞恥プレイワロタww

部屋にまだ盗聴器のこってたってことは
兄様、ルキアが恋次にヤられてあんあん言ってるのを
歯噛みしながら聴いてたのかwww
だが、それだったら兄様が乱入しそうだから、見張り役が報告を止めたのかw
696名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 02:55:53 ID:???
神超乙!!
おお、恋次がなんか余裕こいててカッコイイ。
なんかとっても新鮮でした。
697名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 07:45:36 ID:???
神乙です
寄せあげブラにこだわるルキアタンハアハア
しかし兄様、貴方の主張は分かりますとも!
ささやかな膨らみだからこそ萌えるのですな
698名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 07:50:10 ID:???
うおっ!神超乙!
ツボヒットな恋次とルキアで嬉しい
いつもは遥か上にいるのにルキアの事になると弱い兄上も素敵だ
699名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 18:50:55 ID:???
>>698の兄上に不覚にもときめいた……ルキアたんに「あにうえ」って呼ばれたいハァハァ(*´∀`)b
700名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 19:35:39 ID:???
恋次がラブホにルキアたんを連れ込む時、どう言って騙したんだろう。
大きいお風呂があるよーとか、滑り台があるよーとか?