阿部「ほら三橋、俺特性のおにぎりだぞ」

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757名無しさん@ピンキー
過疎と見込んでの投下。

イメクラ嬢三橋。長い。




俺のいる営業課と庶務課で合コンをするらしい。
俺は断ったのだが、主催してくれる女の子からの軋轢がひどい。
これがまた強気な姐御系の押しつけがましいタイプなんだ。
エレベーターや廊下ですれ違うたびに「彼女がいるならそういいなさいよ」ときつい口調で詰問される。
いないんだよ、それはマジなんだ。
何回言っても信じてもらえないから俺は「彼女いらないから」と返事をするようになってしまった。
中村が気の毒そうに「早く認めちゃえばいいのに〜」と能天気に言ってくる。
「彼女はいませんが何か?」
「本当はいるんでしょー?俺にだけ教えてくださいよ」
「絶対いやです」
俺は仕事に戻った。
だが、思う。
中村に事情を話せば、もしかしたら周囲に上手く言いまわってくれるんじゃないかと。
レンは男だし風俗嬢だが、この子に本気だから彼女を作る気にはなれないと言えば、口の上手い中村のことだ。俺には好きな人がいるからと、言ってくれるんじゃないかって。
こんなときは口下手な自分の性格が疎ましくなるな。
レンの相手をするときはあんなに饒舌になれるのになあ。