715 :
四肢切断?:
過疎の今のうちだ!
四肢切断?警告
気違い、監禁、鬼畜平気な俺に
略
緊急で呼び出された。
いい加減にしてほしいが、仕方ない。
黙々と患者に執刀しながら、廉くんの事を考えた。
僕は僕専用の手袋を交換しながら、つい鼻歌を歌っていた。
略
「あの、先生!」
ああ、またか。
「今日、もう終わりですよね。私も今日は夜勤無くて、え、と、」
背を向けて帰り支度をしているにも関わらず、彼女は勝手に喋る。
「ゆ、夕飯でも一緒にどうですか?」
ドアの出入り口前にいる彼女の方へ振り向くと、精一杯だと思われる彼女の笑顔があった。
「ありがとう、でも今日は本当は休みだったんだ。僕は疲れているし、
すまないが、遠慮しておくよ。また、体調が整っている日にでも埋め合わせをするからさ、」
さっきまでの良い気分が、どこかへ消えてしまっていた。