前どこかわかんね。
花井三橋ピョアせっくるのターン!
三橋の手が俺の肩掴む。
そのまんま撫でるみたいに腕まで下りて、体の線確かめるみたいに指先で俺の肌を撫でた。
なんも意識してないでそんなことしてんのかもしんないけど、三橋の仕草にすげえ心拍数上がる。
今まで誰かに触られて、こんなんなったことなんか無い。
俺、どんだけこいつの事好きなんだろう。
「ん、あ」
俺もおんなじように三橋の体、撫でてやる。
三橋も俺に触られると気持ちいいんだって思うと、それだけでなんか、嬉しかった。
「や、あ あっ、おっ 俺っ 変 だ よっ」
急に、三橋が両腕で顔、隠すみたいにした。息が乱れて、言葉が途切れてる。
「ん?」
「だって、どこっ 触られ て もっ きっ きもち よく て…」
そっから先は、声にならなかった。
もうヤバイなんてもんじゃない。そんなこと、好きなやつに言われたら誰だっておかしくなるに決まってる。
「俺もだよ」
もう立ってる三橋の握った途端に逃げるみたいに腰が撥ねた。
「や、や、あっ」
三橋の体に力が入る。手、ぎゅって握って、何かに耐えるみたいにして。
「だ、めっ しない でっ」
「なんでだめ?」
聞くと、ゆるく首振った。唇が動いてるけど、聞こえない。俺は体ずらして三橋の口元に耳寄せる。