wikiって俺もいじれんのか?田島がエースでなくて4番と訂正したい
あらすじ:アンドロイド384が9くみにやってきた。
「み、三橋君!」
「えええ?は、はい?」
突然、背後から呼ばれ、三橋は椅子からピョンと飛び上がった。
振り向けば小太りな男子がオドオドとした態度で立っている。
「な、なんですか?」
「ああ、あの」
三橋の顔を近くで見た男子は嬉しそうな笑みを微かに浮かべ、
アンドロイドの三橋にも聞き取れないぐらい小声でモゴモゴと何かを言いはじめた。
「あの、な、なんて言って…」
「え、あ、」
「津村、三橋に何か用?」
オドオドして会話が成り立たないところに、便所から戻ってきた泉が2人の間に入る。
津村と呼ばれた男子は泉を見ると、「な、なんでもない」と足早に自分の席に戻っていった。
「アイツ、気をつけたほうがいい。」
「え?」
「まーオレや田島には害のないタイプだけど、お前はたぶん範囲に入ってる」
何がだろう?三橋が後方の席に戻った男子の方へ振り返ると、彼は雑誌に夢中の様子だった。
俯いた顔が少しニヤニヤ笑っているようにもみえる。
「中学ン時、小さい子攫おうとして補導されたことがあるんだと」
といっても噂は噂だがな。
津村を一瞥した後、泉はよっとバッグを肩にかけると、
「田島は購買から直行で屋上に向かうってさ。俺たちもいこうぜ」
「う、うん」
三橋の手をひいて阿部の待つ屋上へ向かった。