しかし、三橋が抱きつくようにベンチにしがみ付いている所為で、
どうにも触り辛い。
「…ちっ! 」
阿部は不機嫌な感情を露わに舌打ちをし、三橋の腹を抱えて
ベンチから引き離す。
「はわわ…」
足腰が立たなくなっていて、反動で後ろの胸板にぶつかってしまった。
ごめんね、と謝る暇もなく、抱えられたまま、その場でくるりと反転。
(あ、あんまり いっぱい動かない、で…! せめておしりの抜いて カラ…)
挿入したままの状態で乱暴にベンチに腰を下ろされれば、
同時に腰を掴まれた三橋も道連れに、阿部の膝の上に乗る形になる。
「ぅああ… ぁ…ッ! ! 」
自分の重みでアナルに深く突き刺さり、声を抑えることも出来ない。
背もたれに深く寄り掛かって腰をグラインドすれば、上に乗った三橋は
ゆっくりと上下に揺さぶられる。
「あっ、ぁッ、んん ! も やだぁっ! 」
涙声で訴えながら、立たない足腰をどうにかしようと前のめりになると、
腕を後ろにぐいっと引かれた。
阿部にぴったりと上半身を預けた状態になってしまい、これでは完全に逃げられない。
やっと好きなように乳首に触れられる体勢が整って、
阿部はニヤニヤと厭らしい顔つきで、両方のツンと膨らんでぬるぬ〜るの突起を弄くった。
「ふぁ…、あ んっ、ぅんッ…」
(ほんとに 頭 おかしく なる)
斜め前に無言で立つ田島が、鋭い目つきでこちらを見る。
正しくは、見られている気がする。
さっき一度瞬きをしたように見えたが、今は完全に停止しているハズだ。 でも。
(見られてる気がする… のに、俺 へ、ヘンタイだっ! )
三橋は自ら自分の、張り詰めて色んな液体でドロドロのちんこに手を掛けたのだった。