シガポが三橋に前立腺マッサージをしない話。
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1189526031/835 口を開いたら、また田島君が噛みついてきたから。
口の中に田島君の舌が入ってきて、口中を舐められてる。
血の止まりかけた傷口に時折田島君の舌が触れて、びりっと電気が走ったように痛む。
体中に鳥肌が立っちゃったけど、それはきっと田島君が恐いからで、
背中に回された腕をきつくきつく締め付けられたからもっともっと恐くなる。
心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてる。
こんなにドキドキしたのは練習試合で畠君に壁を蹴られたとき以来だ。
そうか、恐いからドキドキしてるんだ。
恐い。田島君が恐い。
胸の中のもやもやとした感情。
一方向へ集中し出したら、もう止められなかった。
恐い
指先が冷たくなってきたのがわかる。
恐い
体温が下がっていく気がする。
恐い
震えが止まらない。
「三橋、どうした?」
「や…やだ…。た、たじまくん、こわい…っ」
田島君は一瞬目を見開いたあと、強ばった笑みを浮かべてすぐうつむいた。
「…わり。別に三橋がキライだからやったわけじゃねーよ…。
シガポとあんな事してんの見て、頭に血が上ったんだろーな。
ごめんな、オレがやったこと忘れてくれってゆーのはムリでも、気にすんな。しねーでくれ。
もう二度としねーからよ。今日見たこと誰にも言わねーし」