その朝、三橋がでかくなった。
目が覚めて何だか寒いなとベッドの横をまさぐったら三橋がいない。
トイレにでも行ったかと思っていたら、窓をコンコン叩く音がする。
「俺くん、俺くん」
情けない声がするので窓を開けると、そこに巨大化した三橋の顔があった。
「俺くん、俺、どうしよう」
泣きそうな顔をする三橋を放ってはおけない。とりあえず俺は外に出る。
三橋は庭で居心地悪そうに膝を抱えてしゃがみこんでいた。
恥ずかしそうに縮こまっているから、頭の先まで数メートルといったところだけど
立ち上がって背を伸ばしたら、15メートルくらいはありそうだ。
服は巨大化したときに破れたのか、身に着けていない。つまり全裸の巨人だ。
「随分、成長したな」
「うん、大きくなった、よっ」
「いつから?」
「わかんない。朝、起きたらこうなってた」
「どうしようか」
「どうしよう」
裸で半泣きの三橋を見ていたら何だかかわいそうになってきたので
よしよしと頭を撫でてやろうとしたけど届かなかった。
抱きしめようとしたら、腕が回らなかった。
三橋の眉がますます情けなくハの字になるのを見ていると、
俺も切なくなってきた。
何とか三橋を慰めてやりたくなってきた。
「三橋、ちょっと横になれ」
「こう?」
地響き立ててごろりと横になった三橋の口元に近づくと、キスをしてみる。
口がでかいから、下手すると飲み込まれそうなので少し怖い。
「お、俺くん」
「舌、出しな」
一抱えはありそうな舌の先を、俺の舌でレロレロしてディープキスのつもり。
それから鼻の先を舐めて鼻の穴を舐めてまぶたを舐めて耳を舐めて顔中舐めてやった。
一生懸命ぺろぺろしているうちに何だか盛り上がってきた。
胸の上によじ登って、洗面器くらいある乳首を舐めていると、ぷくんと立ち上がってきた。
感じているんだと思って下を見ると、俺の身長くらいありそうなでっかいチンコも勃起して
ゆらゆら前後に揺れている。
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「お、俺くん、あっ、んん……」
三橋の声が鼻にかかって甘く響く。
もどかしそうに太腿をすりあわせてモジモジしている様子を見ると、
これは最後まできちんとしてやらないとかわいそうかもしれないと思った。
「三橋、足ひらけ」
俺は覚悟を決めて、股間に降りていった。目の前に三橋のケツマンがひくひく開閉している。
こんなにでっかくても三橋のは綺麗なピンク色だ。
シワに沿って舐めると、くすぐったいよう、と身をよじる。ああん、と嬌声をあげる。
「俺く、ん、来て。おちんちん、挿れてっ」
三橋が潤んだ声でおねだりしてくる。俺のもギンギンにいきり立っていて臨戦態勢だ。
そうにゅうしたい。そうにゅうしてやりたい。
でも、サイズが全然足りない。
今の俺が三橋にそうにゅうしても、爪楊枝の先っぽ以下の刺激にしかならない。
それじゃ生殺しだろう。三橋がかわいそうだ。
俺はしばらく考えて覚悟を決めた。
他ならぬ三橋のためだ。俺は何でもしてやれる。
「三橋、力抜け」
「え、お、俺くん?」
穴のふちに手をかけるとぐいっと力をいれ、俺は頭から三橋の中にそうny
××× ××× ××× ××× ××× ×××
俺くん、俺くん、と三橋の泣き叫ぶ声が聞こえた。
俺はそれをぼんやりと中空から聞いている。
三橋が、動かなくなった俺の身体を抱いて泣いている。
俺はそれをぼんやりと中空から眺めている。
俺の意識は、巨大な三橋に抱かれた俺自身をじっと見下ろしている。
まあ、そうだよな。
あんな事したら、死ぬよそりゃ。
俺は案外冷静にそう考えていた。
そうして、気づいた。
足から入れば良かったな、と。