阿部「三橋、オレは三年間お前を犯す!! 」

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209HAPPY
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(仝ω仝)φ...

※三橋がしあわせになるエンディング
※若干鬱要素あり
※↑をバーローして問題ないと思った俺はどうぞ




口唇を微かに震わせて言葉の続きを紡ぐ。しかし、焦点はカメラのレンズではなく、その上辺りを彷徨っている。どうやら撮影者の男と話していたようで、暫くするとモニターがズームアウトして三橋の全身が画面枠に収まった。
すると三橋は何を思ったのか地面に手を着き体を起こすと、カメラに向かって見せ付けるかのように両の脚を横に割ったのだった。

『い、いたかった……けどっ、オレも、何回もイッちゃっ、た……』

すっかり萎えしぼんだ股間のブツは、余程手酷く扱われたのだろう。鬱血した肉の色をしていた。三橋は白い内股につけられた痣の痕を隠すように腿を手で掴み、更に大きく開脚する。
オレはと言うと、この質の悪いストリップAVの展開に頭がくらくらし始めていた。

『いたいだけ、じゃないんだ……。いたくても、きもちよくなれるん、だ……な、なれるようになった……っふぐ!』

“それって俺達のお陰だよなー?”
そんな声がしたかと思うと、寄って来た一人の男が三橋の頭を汚いスニーカーの底で踏みつけた。三橋は潰れた蛙のような格好でぴくぴくと痙攣しながら、それでもまだ何かを告げるべくカメラのレンズに焦点を合わせてくる。
見たくなくて、見れなくて、目を逸らす。それでも足りなくて目を閉じた。
三橋の声だけが鼓膜に響く。

『……から、阿部君にいたくされ、ても……気持ちいいんだ……いたくな……い……だ……』

なあ、三橋。
もしもお前があの時のままだとして、お前の裏切りが仮初めのものだったとしたら。
もしもお前があの時のままだとして、オレだけ変わってしまったのだとしたら……。

『阿部君は今、きもちいいです、か?』


いったい何が二人をおかしくさせてしまったのだろう。