阿部「三橋!生まれ変わって幼馴染プレイだ!」

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681童貞と変態

俺の遅い初恋は中学3年生の時だった。
同じクラスの色白でショートカットが似合う可愛い女の子。
俺は彼女がすごく好きだったんだけど、勇気が出せず、結局告白できないまま卒業してしまった。
一度だけ二人で遊びに行ったとき、彼女が白いワンピースを着てきて、それがとても似合っていたのを今でも覚えている。
白いワンピース姿の彼女は今でも俺のズリネタだ。
清純な彼女を夢の中で汚すのは、すごく罪悪感があって興奮する。

高校にあがっても、俺はその子のことを忘れられずにいた。
もっと仲良くなって、自然に名前で呼び合うようになって、手繋いで、遊園地行って・・。
そんで、キスしたり・・それで・・・。
そういう事をしたかったよ。でも、彼女はもういないんだ。高校生活はつまらない。
そう思っていたある日のこと。

「なあ、あいつさ、俺らと同じ学年?」
人ごみの多い廊下をキョドりながら歩く少年を指差して、友達に聞いてみた。
なんか変なヤツっぽいけど、ちょっと似てるんだ。彼女に。
釣り目なのに、気が弱そうなところとか、色白なところとか、ふわふわな髪の毛とか。
「えーと、そう。9組の三橋じゃなかったっけな。確か野球部のエースって聞いたことあるよ。」
「ふーん。」
いや、別に似てるって言っても男だから、名前聞いてどうするってわけでもないんだけど。
なんとなく気になってしまった。
俺はそれから、いつのまにか三橋のことを目で追うようになった。
廊下ですれ違ったり、昇降口で偶然会ったりする度に、胸がドキッとする。
たまに目がチラッと合ってもすぐに逸らされてしまうんだけど、そんなところも恥ずかしがりだった彼女に似ていた。

俺が三橋を気にするようになってから2週間ぐらいが経った日のこと。
その日俺は、ツ○ヤにビデオを返し忘れたことに気がつき、暗い夜道を一人で歩いていた。
人通りのほとんどない、寂しい道だ。もうすぐ日付も変わるぐらいの時間帯。俺は自然と早足になっていた。
(気持ち悪い道だなぁ、なんか出そう・・)
そう思ってドキドキしながら歩いていると、目の前からフラフラ、とセーラー服を来た人が歩いてくるのに気が付いた。
こんな遅い時間に女の子が一人で危ないな。しかも、なんだか足取りが変だ。
(なんだろ・・気味悪いな・・)