あまりにも世界がテラカワイソスだったので前スレのネタ拝借。ごめん。
そっか、「ゆうちゃん」は俺のコトじゃないんだよな。
はは、我ながら一瞬でもドキっとしたのはバカだったぜ。
三橋にとっては、結局俺は「いい人」止まりなんだ。
そりゃ、俺は阿部みたくバッテリー組めるわけじゃないし、
田島みたいにあんなに三橋に上手く絡むことも出来ない。
せめて、一組じゃなくて、もっと九組に近ければよかった、なんて。
昼休み、三橋が珍しく一組に顔を出した。どうやら教科書を忘れてきたみたいだけど珍しい。
「な な、組のみ んな、持ってきて、な くて…」
「おー、俺持ってきてるから、使えよ」
「…っ!さ、かえぐち君、いいっ!人!」
さっきまでオドオドして目をあわさなかった三橋が俺を見て叫んだ。
なんだろう、「栄口君」て。「いい人」って。それ以上にはなれないのか―?
ギリッと歯軋りをした。鉄の味が口の中に広がるけど、それ以上に胸のどこかが痛くなった。
「…三橋、今日部活ミーティングだけだし、その後ちょっと付き合って」
「…う、うん!」
ふにゃっと笑う三橋は、俺の中で渦巻く薄汚い感情には気づいていないだろう。
この後ちょっと暴走した世界が三橋を「なんで俺は、俺はッ…!」って泣きながら
三橋をあれやこれやするんだけど三橋は「ごめんね、ごめんね」とか言いながらセクロス、
最後にはお互いのこときちんと伝えて合意の上でアクエリオン!!みたく
ちょっと鬼畜からピョアピョアに流れる話を妄想したけど上手くつなげなかったので一部地域。