491 :
犬三橋3:
お漏らし注意。
俺の犬に、赤い首輪を買ってやった。
白い首にいくらかきつめに嵌め、繋がったリードを強く引くと、
裸で四つん這いになった三橋は、顔を歪めて「わん」と鳴いた。
「今夜は散歩に連れて行ってやる」
リードを引っ張って、外へ出るように促すが、渾身の力で拒絶された。
「そのカッコで朝まで繋いでおいてやろうか?」
犬の耳をつけ、犬の尻尾を突っ込まれた姿で衆目に晒すと脅すと、
三橋は鳴きながら首を振り、四つん這いのままのろのろと動いた。
賢明な判断だ。俺も、俺の犬がみんなの犬になるのは嫌だしな。
犬に拒否権はない。ただ主人の命令に素直に従えばいいだけだ。
俺は三橋のリードを引きながら部室を出る。真夜中の学校は、暗くて冷たい。
俯いた三橋の月明かりに映える白い肌は、羞恥のためか薄桃色掛かっていた。
「わんっ…」
暫く退き回すと、三橋が歩みを止めて切なげに鳴いた。
視線を投げれば、剥き出しにされた半身が震えている。
「どうした?」
尿意でも催したのだろうか。わざと優しげな声色で問う。
「ションベン?」
三橋は首を上下させた。夜風にあたって腹が冷えたのか。
「ここでしていいぞ」
ちゃんと見ててやるから、足を上げて上手にやってみろ。
「いや、だっ」
三橋が俺の命令を拒絶した。折角調教してやったのに。
逃げようとするのを、リードを強く引いて押し止める。
「お、おれ、犬じゃ、ないっ…」
尻餅をついて倒れた三橋を、冷たい視線で一瞥すると、
下の穴に埋めたバイブつきの尻尾を、強く振動させた。
「や、やめてっ…」
白い腹を踏みつけ、膀胱を圧迫する。
必死で手で押さえるが間に合わない。
「…あぅ」
吹き出したそれは、三橋の手と内股とコンクリートを汚した。
犬が粗相をしたら、その場に頭を擦り付けて叱るのが良い。
俺は三橋の頭を地面に押し付け、尻だけ高く上げさせた。
なんて馬鹿な犬だ。
主人の命令に逆らうなんて!
人語を喋るなと言っただろ!
小便も満足に出来ないのか!
罵りながら尻を叩くと、被虐に反応して小さなペニスが勃ち上がる。
「わんっ…わん、わん」
三橋は叩かれながら何度も射精した。どうしようもなく淫乱な犬め。
汚れたままではみっともないので、冷たい水道水で身体を洗ってやった。
部室の隅で丸くなってぐったりと眠っている三橋のやわらかい毛並みに、
指を差し込んで優しく撫ぜたが、疲れているのかまったく動かなかった。
三橋は淫乱で、少しアタマが悪くて本当に時々俺に逆らう
本当にどうしようもない犬だが、だからこそ躾甲斐がある。
上手く出来るようになるまで、何度も練習させよう。
明日も、明後日も、その次も。