田島×三橋とレンタルメイドにwktkしつつときメモ主人公っぽい俺投下。
ルリの彼ヨシオとかすごい捏造。
夏休みも後半、暇を持て余していた俺に悪友ヨシオから電話がかかってきた。
いっておくけど、うんこヨシオの方ではなく親父の名前がヨシオのヨシオだ。
本当はヨシオって名前じゃないんだけど、顔がヨシオって感じだからそう呼んでるんだ。
ヨシオはプールに誘ってくれた。何と2対2の合同デートっぽい。すごいぞ! ヨシオ!
お前きっと名字は早乙女だな! さすがヨシオは伊達じゃない。
待ち合わせの入場ゲートに着いて俺は愕然とした。
あれ? 片方男じゃね?
ヨシオとヨシオの彼女っぽいふわっとした髪の女の子。その横にいるのって‥。
女の子とちょっと顔似てるけど、あれ? でも男だよね。
俺はヨシオを裏に呼んで問いただした。
「お前、何だよ、2対2って言ったじゃん! ふざけんなよ!」
「うるせぇよ。女子と思ったら男子だったんだよ。俺のせいじゃねぇよ」
「はぁ?」
何だそれ? 女子と思ったら男子って何それ? 意味わかんない。
尚もバトろうとした俺たちを取り残された二人のうち女子の方がおずおずと声をかけてきた。
「あの、さ。暑いし。はいろ?」
男子の方もこくこくと真っ赤な顔をしてうなずいている。
「ごめん。うん。ごめんな」
そういえば二人とは初対面なんだった。ヨシオが悪いだけで二人は全然悪くない。
俺は反省する。ヨシオの頭をこずいてから入場ゲートをくぐった。
「そういえば二人は名前なんていうの?」
歩きながらその場を取り繕うように俺は言う。
「私はルリ。こっちはレンレン」
「れ、レンレンって言う な」
「何でよお、いいじゃない」
けろりと言う女の子と真っ赤になった男の子。小鳥みたいなやりとりが微笑ましい。
でもこいつら俺と同い年だよな。何だよ、この可愛らしさ。驚異的。
「いいじゃん、レンレンで。仲良しっぽくて」
ヨシオがそう言うとレンレンがすごく嬉しそうにえ?みたいな感じで笑った。
花が咲いたみたいに笑ったんだ。俺は‥。あれ? 俺は‥。いや、なんでもない。
当然の事ながら更衣室では俺とヨシオと初対面のこいつ。3人一緒なんだよな。
女子と思ったら男子だった。ヨシオのそんな言葉が何となくわかる気がする。
運動やってるっぽいひきしまった身体なのに、何でか色白で柔らかそうなんだ。
無意識に俺はガン見してたっぽい。
「な、何?」
Tシャツに手をかけ脱ぐ途中だったレンレンの動きが一瞬止まる。
ツリ目がちの猫みたいな瞳でおどおどと俺を見る。そんな目で見られると俺は焦ってしまう。
「な、何でもないよ。いいから着替えろよ」
逆切れの俺にレンレンはひゃんと身をすくませる。肩がびくりと動いた。やばい、怖がらせた?
「ご、ごめんなさい、俺くん」
可愛そうなレンレンは涙目になって着替えをしている。
ごめん、レンレン。悪いのは俺なんだ。怖がらせるつもりなんてなかったんだ。
俺はそうやって謝りたかったんだけど言えなかった。ただ黙っていた。
早乙女ヨシオはすごいいい奴だから、ルリちゃん水着どんなかなぁとか呑気に言う。
空気が変わって俺少しホッとして、ビキニだといいな、なんて合いの手。
うるさい、お前なんかに見せないってヨシオが言って、見るもん!って俺。
俺たちがバタバタしている間にレンレンの着替えが終わった。
レンレンは当たり前だけどビキニじゃない。黄色い長めのトランクス型の海パン。
ふわふわっとした薄茶色の髪の毛と色白の肌にすげぇよく似合ってた。
乳首見えるぶん俺の勝ち! って、おかしいな。
さっきから俺なんか間違っている気がする。