阿部「よーし三橋!今日も挿入すっぞ!」

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757名無しさん@ピンキー
誘拐12

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男がいなくなった部屋で三橋は一人泣いていた。
下腹部に与えられた圧迫感が苦しい。
縛り上げられた右腕が痛い。
そして何より、これからどうなるのか分からない恐怖が三橋を苛んでいた。
「ひっ・・やああっ!」
突然、下腹部に鈍い刺激が走り、三橋はビクッと震えた。
「なっ・・なにっ・・あ・・っ」
下腹部の中に押し込まれた携帯が振動しているのだ。
「うっ・・うう・・っ・・やだあ・・止まって・・っ」
おそらく、発信元は阿部か田島か。とにかく親しい誰かからだと思われる。
しかし、携帯の微動な振動は、背筋にゾクゾクとした何かを与え、その感覚がたまらなくいやだった。
「・・はあ・・はあ・・」
やっと止まった。しかし、安心しているとしばらくしてまた振動が始まった。
「っ・・やっ・・うそ・・っ」
背中がビクビクッと震える。手が自由ならば、体内から出してしまいたい。
しかし、ギチギチに拘束されているので、ビクともしない。
三橋は一人、振動が止むまで泣きながら身悶えていた。


「つながる?」
「全っ然だめ。もっかいかけてみる。」
「こっちも誰もでねえし。絶対何かあったな。」
阿部はキンコンキンコンとしつこく三橋の家のチャイムを鳴らした。
しかし、何度やっても誰も出てくる気配はなかった。
「アイツんとこだよ!」
田島が携帯を折りたたみ、投げ捨てるようにカバンにほうりこんだ。
いつになく田島は苛立っていた。
三橋に手紙の写真の真実を聞いたとき以来の怒りがこみ上げてくる。
阿部も、田島と同じくらい苛立っていた。
「・・・アイツん家がどこにあるのかまではわかんねえけど、
転校先の学校名は、アイツがこの学校出てく前に吐かせたから分かる。ここから3駅くらい離れたとこ。」
「学校先で、アイツの家の住所聞けっかな?」
「わかんねえ。とりあえず、さっさと行ってみるしかねえよ。」
田島は頷き、阿部とともに駅のほうへ走りだした。