ライバルは熱血ピンクだね。
あと、たまにホワイトが暗躍するから気をつけないと。
ぐりんぐりーん君大活躍のまき。
(白なのに暗躍ーと上手い事を言ったつもりなのか、おどけて)
(本名を聞いて尚、ぐりんぐりーんの呼称はなかなか外れない)
んっ ん……。
(背中が弱いせいで、背筋を擦られるとぴくぴく震えて)
(その刺激から逃げるように、体をくねらせる)
違うもん。木は木でも、ぐりんぐりーんはとーへんぼくだ。
(桜色に染まった顔を上げて、大樹に抗議するけれど)
(照れている上にでれているため、まったく迫力なし)
それは、戦って自信をつけるしかないよ。
それかたきつぼ……。
(彼女曰くの「基礎」から、頭が離れていないようで)
ううん。いいの……いいって言ってくれたから、いいの。
(変わっている自分を、そのまま受け入れてくれた)
(それが嬉しくて、甘えるようにきゅっと服につかまり)
マイナーだから人気ってあるもんね。
あれ、でも人気だったらメジャーだからマイナーじゃないのかな?
(頭の中でこんがらがったのか、くりくりと瞳を泳がせ)
ば話?
んと、じゃあね。
ヒーローに変身してる時じゃなくて……。
(言いかけてから俯き、それからもう一回顔を上げて)
笑わせるのは、大樹が日常パートでたんとーしてほしいな。
(戦闘パートがやってくるとでも言うのだろうか)
(とりあえず、おねだりはしてみた)
ちがうちがーう。
それだと私が黄色になっちゃうじゃん。
ぐりんぐりーん君が、ブルーみたいに気障だったら
私が料理作って、いっぱい食べさせるて黄色分を補ったげる。
(真顔で言う辺り冗談ではないようで)
(頭の中では速くもどかべんせっけーずが描かれている)
それなら二人っきりのときね?
……ほら。大勢の中で二人がお食事してるのって、怪獣出現ふらぐだから。
(二人っきりでゆっくり食べたい、と素直には言えずに)
(映画でよくあるシーンを持ち出して、言い訳する)
【ありがとうございます。よろしくお願いします】
ピンク、ホワイト…ダメだ。勝てる気がしない。
それに暗躍するならホワイトよりブラック…?
宮路はホワイトだよな。とっても真っ白な。肌的な意味で。
(きちんと突っ込んだ上で、大活躍を期待されてプレッシャー)
ていうか、と、とーへんぼくともうしますか…
(いやいやをするように身体をくねらせた事よりそっちにショックを受け)
(けれども顔が春一番!的な、もしくは熱血ピンク的な色でいるためそれに瞳を奪われ)
(心の奥底から「可愛い」と思い、表情が緩んでしまう)
戦って自信をつける…敵はどこにいるんだろうか…
敵がいないと滝つぼですか。敵が早くも待望の救世主になってるんだけど。
(たきつぼにそろそろトラウマが発生しそうになって)
ん、そっか。嬉しいんだな?それなら何よりだ。俺も嬉しい。
(顔を見る。嬉しそう。仕草を感じる。嬉しそう。抱きしめる。嬉しい)
俺が人気あるとは思えないけどなー。なんせグリーンだし。
宮路にはヒーローって呼ばれるくらいだし。それでもいいけどさ。
マイナー同士の絆って奴で、納得しようぜ?お互いに。
(不思議そうな顔で僅かに左右に振る首…その上の頬を優しくさする)
ヒーローじゃなくてコメディになっちゃうか。
宮路を笑わせるのは難しそうだけど…頑張るよ。
ギャグが上手いわけでもないけど、気持ちはわかってあげられるからな。
こんな俺でよかったら、ヒーローじゃなくても、頼ってくれるか?
(おねだりを快諾して、でも完全に自信たっぷりとは行かなかった)
宮路、料理できるのか?
俺がそれを食ってもいいのか?本当に?
(意外な特技を聞いた。正直な所、とても楽しみだ)
俺、結構もの食べる方だし…君がいいって言うんなら…是非是非、頼むぜ。
(なので早くも乗り気にもなる)
二人きりでご飯か。君の作ったご飯を、二人で。はは。何か夫婦みたいだな…
(いや、それは違うだろう、と心の中でつっこみをいれ)
戦う前から諦めたら、ヒーローじゃないよ。
当たって砕けなきゃ。
ん……じゃあ、春はぐりんぐりーんのライバルだ。
(砕ける、の部分を省き忘れてあっと詰まるものの)
(まーいーかーと肩をすくめて)
(葉っぱVS花の戦いが幕を開けるのだったーとナレーション)
だって、にぶいもん。
ヒーローに頭を撫でられて、ヒロインが熱くなるのは……うう。
べんきょーぶそく。ぎゅいんぎゅいーんへの道は遠いよ。
(つんつんと指を突き合わせて、赤くなった頬を前髪で隠し)
(大樹が微笑むのを見ると、紅の花がますます大きく咲く)
生きる事は戦う事だよ。
びょーきとじゅーぜーと薄給とびょーきの四天王が特に手ごわいから気をつけて。
(四天王、という単語に合わせて四つ名前を挙げようとするけれど)
(すぐには思いつかなかったのか、被ってしまう。四人揃っての登場は難しそう)
そ、それは……嬉しいけど……嬉しいから、嬉しいって事にしとく。
(ぐりんぐりーんに自信を持たせたいのと、素直に認めるのが恥ずかしいのと)
(二つの感情が入り混じって、何やら国語的にまずい返事を口にする)
(抱きしめられると、そのへんてこな連鎖返答さえも小さくなって消えて)
だいじょーぶ。しちょうーしゃアンケートで支持率100%だから。
(1分の1という具体的な数字を出さない辺り、ものは言いよう)
日常ぱーとでは、変身前のヒーローの生活が描かれるんだから。
笑いあったり喧嘩したり、夕日の土手で肩を組んだりするのだ。
(後半を担当するのは彼女自身ではきつそうだけれども)
ん……大樹君も、ぐりんぐりーん君も私のヒーローだから。
(どんな姿をしていても、自分を受け入れてくれた存在には変わらない)
(その自信なさげなところも含めて、彼のことが……)
任せて。いえろーらしい体型に……。
はっ でもそしたらブルー成分がちっちゃくなっちゃうのか。
(バランスって難しい、とかりかり頭をかく)
(黄と青の配合比率が狂うと、熱血ぐりんぐりーんは緑ではなくなってしまうのだー)
ふーふ? ふーふ……。
(最初はきょとんとして、もう一度繰り返す)
(よっぽど照れてしまったのか、目を見開いたまま固まり)
(もう一回ふーふ、と呟くとほっぺを両手で包み込む)
あう。でも、その。緑と白を足すとエメラルドグリーンになっちゃうから。
(嬉しいけれど誤魔化してしまう、というへそ曲がりはたくさんいるけれど)
(熱血戦隊の配色に気を使うというごまかし方は、なかなか見られないかも)
そ、そうだな。グリーンだって意地はある!
その気になれば六人目より目だって見せるさ!
(砕ける?…聞き流した)
むぅ、宮路と戦うのは嫌だな。戦いたくないよ。
いや、ライバルってそれだけの意味じゃない事はわかるけど、なんせヒーローだし。
俺の肺活量で花すらも支配下に置いてやるさ!
(乗りに乗りつつポーズを決めて)
むぅ、にぶい。ひ、ヒーローってそうじゃないか?大抵。
ヒロインから告白されるヒーローは大勢いるけど、ヒーローからってのは…って、あれ?
(つまりこの場合、ヒロインの美衣奈が…?途端に移ったように顔が赤くなる)
生きるだけで戦いなのか…!
びょーきが二人いるけど、何、双子?
(双子どころの騒ぎじゃないと、密かに思った)
変身前のヒーローの生活…
この世アレルギーとか、バイオリンを弾いたりとか、バイオリンを修理したりとか…
(何故か物凄く狭い範囲を想像して口にして)
宮路と笑い合って、口ゲンカして、仲直りして…なんか、ヒーローっぽくないな。
俺らしくはあるのかな。あははは…
(照れ隠しに頭を掻いて、だんだんと美衣奈の事を意識していることを自覚していく)
(でも、それを表に出すことは当分できなそうとも思った。何せグリーン)
ちょ、イエローらしい体型は勘弁…
イエローらしい体型のイエローって意外と少ないことを差し引いても。
イエローもブルーはなし!グリーンのままでいさせてくれよ…
(やはり美衣奈のペースに翻弄される。それが楽しい事も自覚してる)
ふーふ。…奥さんと旦那さん?ヒーローらしくないよな。はは…
結婚ごっことか、してみるか?日常パートでそういう、のも…ありじゃないかとか…
(そういうことに興味があるような気もするしないような気もする。だから思い切ってそんなことを提案しちゃう)
うん。最終目標はぎゅいんぎゅいーんになってレッドと二枚看板ね。
(夢は大きいほうがいいのだよーっとマスターっぽく諭し)
んー……じゃあ、敵を倒すきょーそー。
それで背中は任せたぜーとかするの。
肺活量は大事。ないと長台詞がいえない。
(変身中に息継ぎしていると、怪人に攻撃されてしまうのだ)
新時代のヒーローは、新しいことをしなくちゃ。
うう。私は、別に、うう。
(赤くなった大樹を見て、さらに赤くなり)
(相乗効果で、お熱になってしまう)
あ、ほら……びょーきAと、びょーきB。
(間違っている、というのは嫌でそう言い張る)
(哀れ戦闘員と同じ扱いの四天王・びょーき×2)
うーん。やっぱりちきゅーぼーえーぐんとかに入ったほうがいいんじゃない?
だいじょーぶ。職安なら近所に二つもあるから。
(ちきゅーぼーえーぐんの公募ページ……なんだかかっこよくないと首を捻る)
ううん。むじゅんとかっとーを乗り越えるのが真のヒーローなんだよ。
だから日常ぱーとでは、そーゆー場面があったほうが。
私と……あう。そう、だよね。私もいなかったら番組作れないよね。
(し、仕方ないから相手してあげる! を宮路風に味付けすると(ry)
だって……最初にぶるーっぽいことしたのぐりんぐりーん君だよ?
(頬にまだじんじんと残る、唇の感触)
(そこに手をやると、自然と耳が熱くなって)
へ!? あ、う、あ……んと。
(思い切って提案されちゃうと、逃げ出したくなるほどの恥ずかしさを覚えて)
(上を向いたり下を向いたり、定まらない視線でおろおろと大樹を見つめる)
(それから、小さな小さな声で)
うん。しちょーりつは取れそうだね。
(またまた回りくどい形で賛成する)
どんな進化を遂げればそんな大出世を…
(興味はあった。しかし怖くもあった。さまざまな意味で)
敵を倒す競争か。でも宮路、運動苦手なんだろう?
運動せずに敵を倒す事…罠でも仕掛けるのか?
(なんか、姑息なホワイトが誕生しそうで戦々恐々)
長台詞…決め台詞は別に長くなくてもいいんじゃないか?
「俺、参上」とか「気張っていくぜ」とか、一言ですむじゃないか。大丈夫大丈夫。
新しい事か。例えば今みたいに、お互い顔を真っ赤にしてみるとか?
何か少しでもレッドに近づいてるよ。いい傾向だよ。
(胸がどっくんどっくん脈打つ。とりわけ胸に顔が近い美衣奈にはそれが伝わっているはず)
びょーきAとびょーきBか…なんてかませ臭の強い四天王なんだろう。
俺がAを相手するから、宮路はBな。うん。今でも勝てそうな気がする。してきた。
地球防衛軍はいいや。最近のヒーローは無所属多いもの。
今はお互い、学生って事で。学生でヒーローってカッコイイじゃないか。
矛盾と葛藤を乗り越えて、二人で戦う!…二人でも大丈夫…だと思う…
(割と自信なさげに、ホワイトであり宮路である少女に告げる)
ああ、あれは…宮路が泣いてたから、何とかしてあげたくて…
嫌だったか?…まぁ、自分でも変なことだと今は思う…
(キスをしてしまった事は事実。弁解不可能。でも…)
でも…
へ?って…ああ、やっぱそういうの変か…
宮路の変わりっぷりが俺にも移ったんだよ…いや、そうじゃないか。
(おろおろする美衣奈がとても可愛いと思ってしまったことも密かに後悔して)
視聴率…シビアだな…俺と宮路が触れ合うところって、取れそうかな?
と、とにかく…二人きりになれるところに行こう。どこがいい?
俺の家でもいいし、誰もいない場所でもいいけど。
(ヒーロー的には自宅もあり…だと思ったので。一応)
滝つぼだけじゃ足りないよね。たぶん。
(聞かれれば、いつでもじごくの練習メニューを読み上げそう)
うーん。じゃあ話し合う。で、帰ってもらう。
そしたら世界はらぶあんどぴーすだよ。
(自信満々で、小さな胸をえへんと張る)
(それができたらせんそーはそもそもないのだけれど)
だめだよ。変身と決め台詞で5分は使わないと。
あ……じゃあ、変身シーンを長くするとか?
こ、これはぐりんぐりーん君のせいだもん。
……緑に赤を混ぜたら、熱血茶色になっちゃうよ?
(照れ隠しに、憎まれ口……になっているのかどうかわからない指摘)
(大樹の鼓動が耳に届くと、相手もなのかと認識して)
(ほっとしたような、余計に恥ずかしくなったような)
びょーきAは細菌で、びょーきBはウイルスだから。
……あ、困った。けんびきょーがないと見分けがつかない。
(どうしよっかとどうしようもないことを相談し)
す○いだーまん?
ぐりんぐりーんが一緒だったら、だいじょーぶ。
(どこからともなく聞こえてくるピー)
(自信なさげなぐりんぐりーんを励まそうと、ぎゅっと捕まる)
嫌、なら、いえろー分補ったりしないもん。
二度とブルーになるなって言うもん。
(大樹が青くなる……訂正気障になるたびごちそうするつもりなのか)
(本当はいつでもいいのだけれど、それだと恥ずかしいので理由付け)
へんてこヒーローが、なにを言う。
私のせいじゃなくてもともとだもん。
(言い返すというよりは、誉めているかのように表情を緩める)
(変人の私に構ってくれたへんてこヒーロー、という意味だからなのだけど)
(持ち前のややこしい話し方のせいで、自分で理解するのにも数秒かかる)
だいじょぶ……それも、支持率100ぱーせんとだから。
(未公開の番組の視聴率限定の話だけれども)
(何週も遠回りして、やっと自分が望んでいる事を伝える)
……えと、ね。
誰も居ないところだと怪人に襲われるから。
(それだけ言うと、ぷしゅーッと空気の抜けた風船のように)
(真っ赤になりながら、力を抜いて大樹の袖に捕まる)
(本当は最初から自宅を選びたかったのだけれど)
(消去法という建前をとらないとせーめーいじに支障が出そうで)
滝つぼは決定事項なんだ。
もういいよ。いきなり別人のようにパワーアップしなくても。
話し合って帰ってもらう。ラブアンドピースってヒーローとしてそれでいいのか?
俺、宮路を傷つける奴にそんな甘い事で許せると思えねえんだけど。
(得意げに胸を張る中、申し訳ないが)
いや、5分も何に使うんだよ。敵がむしろ呆れ顔だよ。こっちが気まずいよ。
顕微鏡がないと見分けつかないって、どれだけ小さいんだよ。
むしろはっきゅーとじゅーぜーの外見が気になってきたよ。
こっちも小さくなって対抗するとか、どう?
いや、小さくなる方法がわからないことには机上の空論で終わるんだけど。
でも、これはよくないな。わからなかったら見つけるくらいの心構えがないと。
ホワイトが一緒にいるんだ。何とかなるよな?
(小さな腕が絡みつく。心があたたかかったり、温かったり)
まあグリーンだしな。ブルーになれって言われる方が困るよ。
でもホワイトの料理は欲しいじゃないか。
とても困る状況じゃないか。
(何気なく無理を言ってるような気がする)
へんてこヒーローが…やっぱ元からかな。別に宮路が悪いとか言うつもりはゼロだったけど。
元々俺も変か。褒め言葉と受け取っとく。宮路が嫌がらなければな?
それじゃ…怪人に襲われない為に俺の家いくか。
狭い家だけど、ヒーローっぽい気が…する。多分。
それじゃホワイト!グリーンと共に家に向かいたまえっ!
(袖を掴む手をそっと包み、ある意味恋人みたいな距離を保ったまま)
(足取りを合わせて目的地に向かった。乗り物がなかったのが心残りだ)
そうだね。47話位でそうなれたらいいけど。
でも、そうするとれっどが盲腸で入院する32話に間に合わない……。
(小さな脚本家の頭の中には、既にプロットが描かれているようで)
(というかそもそも全部で何話あるのだろうか)
憎むだけじゃなくて、愛がないとヒーローにはなれないよ。
あ……う。ん、じゃあぐりんぐりーん君に任せる。
(傷つける奴は許せない、という言葉がものすごくヒーローで)
(得意げになっていたのも忘れて、もじもじとはにかむ)
うーん。まず大樹君が光って服が脱げるとこからだね。
それから、まほーのステッキをぶんぶん振り回すの。
(子ども番組は子ども番組でも、ちょっと種類が間違っていまいか)
だって、そこはリアルさをついきゅーしないと。
はっきゅーとじゅーぜーは、お金の形……。
はっ こっちも見分けがつかない。
(がーんと口に出してショックを受け)
二人なら、見つけられるよ。
(答えてくれたこと、元気を分けてあげられたこと)
(嬉しかったのか、初めて満面の笑みで微笑み)
どんどんかっこつけてだいじょーぶだよ。
どんどん作ってあげるから。
(妙なところで真剣になって、こくこくこくと三回くらい頷き)
うん……変が、いい。
(素直にいえない分、その短い一言に胸いっぱいの感謝の気持ちを籠める)
らじゃー!
(しゅたっと敬礼すると、短い脚をちょこちょこと動かしてぐりんぐりーん君についていく)
(手を繋いで歩けるのが嬉しくて、自然とスキップするようにふわふわと歩き)
長いな。て言うか終盤も終盤じゃないか。
そんな所まで見せ場もなくひたすら地味に…
(当てにされてるのかされてないのか理解に苦しんでいると)
(さらにレッドがまさかの入院。全く先が読めない)
愛は…うーん、後で。後で愛もきちんとやるから。
でも、宮路を傷つける奴を愛するなんて、できないし。こてんぱんにしてやるから。
(珍しく強い意志で拳を握って宣言する)
光って服が脱げるおいちょっと待てお願い待ってください。
服が脱げるべきなのは宮路の方じゃ…いや、脱いで欲しいわけじゃないからな!?
リアルすぎるだろ。ヒーローでもどうにもできないと思うんだけど。
ヒーローの活躍で給料が上がりました!税金が下がりました!
ヒーロー過ぎやしないか、それ。
でもそうだな。二人で力をあわせて、見つけようぜ。
君のその顔を見るだけで、俺ももっと強くなれそうな気がするしな?
(ほんわかとした満面の笑み。とてもとても可愛らしく見える)
(それを見てるだけで口元がほころんで、幸せそうに微笑み返して)
どんどんかっこつけて…ここじゃ恥ずかしいな。
いや、ここじゃなくてもはずかしいっちゃぁ恥ずかしいな!?
でも、宮路の作る料理が食べられるならそれくらい全然。全然平気だぜ!
(開き直ったのか言葉に逆に勢いが出て)
そっか。なら安心だ。変でもヒーローでも、宮路にそっぽ向かれなければいいさ。
それじゃ、出発!
(感情が薄い美衣奈らしくないような…やっぱりらしいような。でもなんか嬉しそう)
(そんな事を通行の邪魔にならないように考えてると、ご都合主義的にアパートの一室の前に二人でいる)
そのへんは心配ないよ。
ぱーぷるの裏切りとか怪人が味方になったりとかするから。
(奇抜、という点だけ見ればなんとか……)
(総合的にどうなのかは、眼中に無いらしい)
あ……う。うん、熱血戦隊だね。
(いつも自信のなさそうな大樹が、強く言い切ってくれた)
(そのことがとても大きくて、頭がぼーっとしてきて)
あ……りがと。
(脱げる脱げないという騒ぎに隠れるように、小さな声でお礼を言う)
そーして人はきぎょーせんしとして生きていくのだよ。
ちなみに選挙に勝ったらながたちょーせんしにもなれるよ?
(夢や希望があるようなないような博士っぽいお話)
ん。う。
ぐりんぐりーん君も、ぎゅいんぎゅいーん君ならないといけないからね。
(自分を見てくれたヒーローの、反則のような微笑み)
(とても素直に同意はできず、仕方ないなーとばればれの演技をする)
もう。そういうの、既に恥ずかしいじゃんか。
ぶるー成分は、さりげなく気障にならなきゃ増えないよ?
(勢いよく言われると、満更でもなさそうにしながら口だけ反発して)
……向くわけ、無いじゃん。
(掛け声に隠れて、そっと呟いて)
(跳ねるように歩いていると、いつの間にかアパートの前)
(二人のお散歩が終わることが、少しだけ名残惜しく)
……うん。ヒーローには迅速な移動が求められるもんね。
(そういって自分を納得させる)
パープル…バイオレットじゃないんだ…
それに怪人が味方に…それ死亡フラグ死亡フラグ!
俺にも立たないといいけど…やっぱ死ぬのは嫌だ。
俺が死んで悲しむ人だっている!…多分。
(奇抜さ際立つ意見を参考にしたりしなかったりして)
お礼なんていらない。当然のことをしたまでだからなっ!
(何か自信がついてきた。滝つぼは免れられるかもしれない)
企業戦士熱血グリーン!?
選挙にまで出るつもりはないけど…むしろそれはヒーローじゃなくて悪役の立場じゃ?
(例えばどこぞの暗黒騎士さんとか)
でも、あ、熱血グリーンから熱血ぎゅいーんになるには選挙が不可欠なのか?
厳しいんだな。ヒーローって奴は。
宮路の笑顔だけでも、ぎゅいーんになれると思ったけど…それはちょっと楽観過ぎか?
(そっけない返答…だが、その顔はどう見ても嬉しそうだったので深い追求はしないで)
え?ご飯が食べたいって言っただけでその評価ですか?
ブルーにはなれないな、俺。うん、絶対無理。確実に無理。
あぅぅぉ。
(ブルーへの適応力のなさを嘆きかけて)
向くわけ、ないのか…そっか。
(あっさり立ち直る。この単純さはどちらかというとレッド?)
(とにかく、家の前。秘密基地でもなんでもなく、どこかのアパートの一室)
うん。誰もいないけど…いや、いたら意味ないしな?
とにかく入るがいい。グリーンとホワイトで、ちょうどいい具合だ!
(美衣奈の手を自然に取って、鍵を開けるとドアを開け、二人で潜り抜け)
えーと…ご飯作ってくれるとか、今日はそんなこと必要ないんだけど…
あれ、じゃ、何で俺、宮路をここに…
(意味もなく、なんて思ったらがっかりされる…だから言い訳を考え始める)
ばいおれっとだと、うぉしゅれっとみたいだし。
……え!?
(死、と聞くと思わず目を見開いてぱっと大樹の手を掴み)
やだ。ぐりんぐりーん君がいないとやだ。
じゃあ改心した怪人がとっこーすることにする。
(よくわからないシナリオ変更をする)
(……とりあえず、前半部分が言いたかったのだけれども)
すごいよ。ヒーロー検定で絶対出てくる台詞だよそれ。
この分だとぎゅいんぐりーんぐらいにならなれるかも。
(ぽん、と小さな手で太鼓判を押す)
せーじかが悪役をやってたら、国が滅んじゃうのだよ。
むしろひこーきをせんりょーしたハイジャック犯と戦うくらいじゃないと。
(エアーフォース1は日本には無いけれど、気にしない)
ぎゅいんぎゅいーんっ
(師匠的には大事なのか、びしっと訂正し)
んーん、大丈夫。
ヒーローは選挙じゃなくて市民満足度でランクが決まります。
……え、笑って。え?
(笑顔と言われて、今更恥ずかしくなって)
(緩んでいる頬を持ち上げるように、手を当てる)
ないよーじゃなくて言い方が問題だと思うんだ。
気にしない気にしない。誰にでもてきせーがあるんだから。
(ヒーロー道を追求して十数分の含蓄のある? お言葉)
お、おとーさまとおかーさまに挨拶しなくていいの?
(何を気負っているのか、確認するように尋ね)
(二人っきりだと再確認するとほっと安心する)
いーの? さっきの……ぶん。
(キス、と口に出そうとするとぎゅっと胸が苦しくなって)
(もごもごしながら、とりあえずそれだけ聞いてみる)
(大樹の困っている様子を見て、あたりを見渡し)
じゃ、変わりにぼーけんしよう。ヒーローなら冒険しなきゃ。
(大樹の部屋を指差すと、あのダンジョンとかと失礼な評価を下し)
バイオレットが可哀想だ…ん?どうかしたか?
わっ?
(焦りを見せつつ小さな手が普通サイズの手を包む)
(思わず貰い焦り?して)
だ、だから、俺は死なない。死んだりしないって。
そして誰も死なせない。改心さえしてくれれば、怪人だって守ってやりたい。
(変更したシナリオも甘んじて受け入れはせずに)
(甘い自分を自覚しながら、誰も死なせない決意をホワイトにも聞かせる)
あれ、いきなりパワーアップ?俺って何気に凄いのかも…
(褒められるとすぐ調子に乗る。悪い癖と半分思いつつも)
何かリアルだな…滅びはしないと思うけど。
革命が起こるかもしれないね。たくさん人が死にそうだ。
そうなる前に、ヒーローだもん。何とかしたい。ああ、理想…?
(現実の壁にへこたれる前に師匠の訂正がいい方向に動かした)
ぎゅ、ぎゅいんぎゅいーんっ!…?
市民満足度か…善行積んでいけば獲得できそうかな?
(恥じらいから笑顔を戻した事に、少し未練を残し)
おとーさまとおかーさまはここにはいない。
別の基地で頑張っているんだ。
だからここは俺とホワイトだけ。いまは俺と宮路だけ、かな?
(ほっと息をつく美衣奈…緊張していたのかも)
さっきの…ぶん?
(ご飯の事じゃない…よな、と自答して、わからなくなってしまって)
冒険…え?俺の部屋ってダンジョン?そんな…
(がーんとショックを受けながら、とぼとぼと、けれども手を握る事は忘れないで)
(ダンジョンの扉を開け向かいいれる。寝室なのか、ベッドにステレオくらいしかなかった)
だいじょーぶだよ。
とっこーしても、ちゃんとさつえーごのお疲れ様会には呼ばれるから。
(実も蓋もない事を言って)
でも……ぎゅいんぐりーん君は優しいね。
(甘くても何でも、その思いが頼もしくて)
(へにゃ、と笑うとぎゅいんぐりーんを見つめる)
(はしゃぐへんてこヒーローの側に、もっといたいなと)
うーん、じゃあかくめーの前にやっぱり選挙に出よう。
そんでもってかくめー起こさなくてもいーようなだいとーりょーになろう。
(いや、日本の政府のトップは首相なわけだけども)
(どうしてもハイジャック犯と戦ってほしいらしい)
優しい人はすぐたまるから、心配ないよ。
ちょーしにのって暴れない事です。
(くすくすっと、今度はおかしそうに笑う)
(もとの感情が違うためか、同じ事だと気付くのは遅れて)
いーの。それはいーの。
(説明しなおす事になりそうで、ふりふりと手を振って)
(逃げるように「ダンジョン」へと脚を踏み入れる)
(それでも手を離したくないため、大して逃げた事になっていないけど)
ダンジョンといったら、やっぱりどーくつ?
(きょろきょろと、それらしい場所を探して)
(もぐりこむ隙間のありそうな狭いところ……ベッドの下を見つける)
【ごめんなさい。明日が早いのでそろそろ中断しないといけなくて】
【もしぎゅいんぐりーん……大樹さんがよかったら、凍結してもらえると嬉しいです】
【あ、ごめん。りょーかいだよ】
【次はいつになりそう?日曜日?】
【はい。大樹さんがよかったら、で構わないのですが……】
【ありがとうございます。日曜日の20時くらいからになると思います】
【もちろん。こっちからもお願いします】
【それじゃ日曜日。23日の20時に、空いてたら直接こちらに来るね】
【今日もありがとう。とても楽しかった。それじゃ、お休みなさい】
【お気に召していただけて、何よりです】
【はい。もし誰か使っていたら、待ち合わせスレに行きますね】
【ありがとうございました。お休みなさい】
大丈夫なのか…本当に、それ。
(一体誰が集まるのだろうか。レッド役は?そもそも色分けはどうなっているのか?)
(何より、その時点にならないとそれら全ては判明しないのか?)
(わからないことだらけである。それでいいと思えるのもまた、わからない)
そ、そんな…グ、グリーンが優しいのはパターンなんだよ…多分。
甘いとも思うけど、宮路だって言ったろ?ラブアンドピース。そう。ラブアンドピースだよ。
(優しさに好意を示すような緩んだ微笑みに、また照れながらも力強く言う)
(本音でありながらもこうもはっきり言えるなんて、とある意味感心したり)
日本国に大統領はいないわけだけれども。
それ以前に、確かに頂点に上り詰めれば革命を起こさずにはすむかもしれない。
けれども宮路、革命起こされたら、結局は同じ事なんじゃ…
ていうか、革命を起こされるヒーローって言うのも、なかなか締まらないものだな…困った。
調子に乗って暴れたら、まさにそんなことになりそう…気をつけるよ。
だから宮路は、俺が調子に乗ったりしないように叱りつけてほしい。
そんな状況にならないのが、一番だけどな。
(美衣奈の袖を、頼る人にすがるようにきゅっと握り締める)
洞窟?ん?何処へ…?
(よりによって、エロ本などを隠してあるベッドの下へ忍び込もうとする?美衣奈)
ちょ、そ、そこらめぇぇぇぇ!!
(ヒーローとして止めにかかる。エロ本持ってるヒーローって時点でなんかもう色々とダメだが)
(早速「調子に乗ったりしないように叱り付ける」時期がやってきてしまいそうだ)
【こんばんは。今日もよろしく】
表に出ている部分より、裏の部分の方がおーきいんだよ。世の中は。
(ひょーざんひょーざん、と語りだす)
(何を言っている時も真顔なために)
(直前にへんてこなことを言っていた時から表情が変わらず)
ぎゅいんぐりーん君をぎゅいんぐりーんに選んで良かったよ。
じゃあ、らぶあんどぴーす目指して七人八脚だね。
……困った。ぎゅいんぐりーんとホワイトは身長差がある。
(どうやら7人いるらしい熱血戦隊)
(背のことを気にしている辺り、二人が隣同士なのは決定事項らしい)
……えあふぉーすわんが。
(まだ拘る。ぎゅいんぐりーんVSハイジャック犯のシナリオのほうが政治の仕組みより大事なのか)
不満がある人が満足するようなせーじかになったら、革命は起こらないよ。
わかったー。さんぼーとして支えてあげるよ。
だから、きけんな修行にも恐れず突き進めばいーと思うよー。
(マスターでも老師でもないと見ると、ホワイトとして同じ戦列につく気になったようで)
(本人としては頼られたことに答えるように、堂々と答えたつもりでいる)
(たきつぼとかたきつぼとか、と付け加えたところで台無しになるわけだけれど)
お、あれは……。
(運悪く本をつかんだ瞬間に、ずるずると引きずり出される)
(冒険中だった熱血ホワイトとともに、日の目を見るえろてぃっくぶっく)
…………。
(こんな時でも、表情がほとんど変わらない)
(ちら、と振り返ってまた本に視線を戻し)
おお、ないすばでぃ
【遅くなってすみません。こんばんは】
【今日もよろしくお願いします】
それは、ま、そうだよな。裏って言っても悪い意味だけじゃないしな。
裏技はむしろかっこいい部類に入るし。
(だからなんだって話でもあるが。さて、氷山。氷山の一角?)
(それしか思い浮かばないので、それにしておく。まさかホワイトだからって氷山を召喚するわけでもないだろう)
(したら強すぎる。バランスクラッシャーだ。厨性能だ)
選ばれてよかったよ。俺も。多分。
(選んだ基準が肺活量である事を、忘れてはならないが)
(さておき、背を気にするホワイト。そして新情報。どうやら熱血戦隊は7人いるらしい)
(特捜戦隊以来の快挙である)
背、高くなりたいのか?宮路はそれくらいでいいと思うけどな。
両方の意味で、背伸びしすぎるのもよくないぜ。
えあふぉーすわんもいいかもしれないけど、やっぱヒーローなら巨大ロボだろう。
名前通り、ぎゅーんぐりーんと動くのだ。
革命が起こった暁には議事堂を変形させて対処する所存です。
あくまで無血を目指しつつ。見た目のインパクトでアピール。
しかし、さんぼー、なんだ。頭が売りのホワイトなら、身体が資本のグリーンと相性いいんかな。
(突き進む覚悟はできた。仲間と一緒なら、何も怖くはない…いや、滝つぼは怖い)
(美衣奈と一緒なら、尚更怖くない…意識せずにそんな事が心に響いた)
ぎゃー!処刑確定!やーめーてー!
(何とか間に合ったかと引っ張ったホワイトの手には、一冊のバイブル(違)
…終わった。
(無表情なのがかえって恐ろしい。恐怖に引きつった顔を見合わせていると)
(本に視線を向け発した一言が「ないすばでぃ」。さらに反応に困る)
あ、こ、これはその、ひ、ヒーローになる前は俺も単なる男の子でして。
だ、だからその…ごめんなさい。
(なんでここまで謝るのか、そして恐怖するのか。女の子だから、それだけではないような気もする)
裏技は一作品に三回までだよ。
最近は一つの戦いに三回出てくる作品もあるけど。
一気にどばって出しちゃうと後が大変なんだよね。
(そろそろ特撮ヒーローとしての言動としてはレッドゾーンに入ってくる)
(うんうんと頷いた後、ぽそっと小さく)
……でも、ぎゅいんぐりーん君は私に飽きちゃダメだよ。
でも、背が違うと紐が結びにくい。
れっどとぱーぷるとピンクとオレンジとごーるどに迷惑が……。
(なんだか偏った配色。ブルーやイエローはどこに行ったのだろう)
……ん。じゃあ、私はしっこ。
(あっさりと考えを改める。他の人と結ぶ、という選択肢はないようで)
!!
巨大ロボ……それなら議事堂じゃなくて霞ヶ関だよ。
あとウイングとかつけて合体させなきゃ。
人踏まないように、立ち上がる30分前から警報鳴らさないと。
(見た目重視、と聞いて早速アドバイスを出す)
(30分前から告知していたら、インパクトも薄れてしまうのだけれど)
いいね、ぶれいんと足って感じで。
戦っている間は肩車でがったい。
(1たす1が2では収まらないのがヒーローなのだ、と胸を張る)
(……肩車などしては、逆に2を割ってしまいそうな事は置いておく)
だめだよぎゅいんぐりーん君。
ヒーロー者で処刑する怪人は、鎌か何か持っていないと。
(暗闇から引きずり出されながら、全くずれた問答をして)
いいよ。若い男の子には必要な事さ……。
(ここに来て老師に戻る辺り、一歩引いたということか)
(うんうんと頷くと、慌てる大樹を放ってさらにじーっと本を見つめ)
ふう。
(さらに自分の体に視線を戻すと、大きなため息を付く)
(のっぺりと変わらない表情に、わずかにすくりーんとーんが貼り付けられ)
三回までなんだ。
俺は裏技とは無縁な関係だと思ったけど、そうでもないのかな。
いきなり死ぬとか。最近そんな事はないはずなんだけど。
(目立つ=死亡フラグ。かなり嫌だ。ご勘弁願いたい)
私に飽きちゃダメ?…わかってるよ。そんな事絶対ならないから。
安心して。な。安心。
紐で結ぶのがデフォルトですか!?
どうやって戦うんだよ、俺たち。そんなハンデ背負ってもなお、勝てるというのか?
どんだけ力に差があるんだよ。そんな緊張感のないヒーロー嫌だよ。
(色についてはつっこまない事にした。パープルが出た時点である程度予想できていたからだ)
それじゃ俺は端から二番目か。まあ、大丈夫じゃね?
議事堂、霞ヶ関、ウィング合体、30分前告知…
(どこからどうやってつっこめばいいんだ!?)
用意がいいな。でも、メインパイロットがレッドなら、俺たち何すればいいんだ?
ただひたすら警報を流す役割?微妙に嫌なんですけど。
えと、俺足?宮路はブレイン?何その歴然とした差。
俺と宮路は肩車で合体なのか?もっといい合体方法ないものか?
(肩車…明らかに非効率的。そして、合体…目の前にえろてぃっくな本があるせいか、よからぬことを想像しては首を振り)
ああ、宮路は鎌を持ってない。なら今は処刑されないか。
よかった…けど微妙によくない…
ひ、必要って、その、だから…!
(明らかに引かれているように見えて必死に弁解に励む)
(相変わらず無表情のまま、今度は自分の身体と本を見比べ始めた)
(そして大きな溜息。さらに顔にはっきりと陰りが見えて。ヤバイ)
み、宮路…その…だから…俺は…そんな本の女より、宮路のほうが可愛いと思うぞ!
(フォローになってねーだろby心の声)
だいじょーぶ。一人で裏技を出さなきゃいいんだよ。
そのための合体技じゃない。
四人くらいの技で、一番端っこでポーズ決めてればだいじょーぶ。
(えろてぃっくぶっくを前にして尚、あっけらかんと言う)
(ないすばでぃ、の部分は気になってもそれ以上は無関心なのか)
ん……うん。
私もぎゅいんぐりーん君がぎゅいんぎゅいーんすぺしゃるとしてやっていってる日々を見届けたいから。
(どこまで進化させる気なのだろう。ちなみに自身はまだノーマルホワイトである)
んーとね、一番はじっこの人が軸になって他の人がぐるぐる回るとか。
そして熱血戦隊たいふーんを……。
(口に出してから、その一番はじっこの人間が自分である事に気付き)
はじっこはまずいよね。やっぱりここは2番目くらいだよね。
うーん。動力を供給するんじゃないかな。
ペダルを漕ぐとか、オールを動かすとか。
(議事堂や霞ヶ関を改造する割に、随分と前時代なテクノロジー)
(他人事のように言うあたり、今回もホワイトは応援役らしい)
さんぼーは常にれーせーちんちゃくに熱血しないといけないから。
(運命なんだよ、と悲壮感(?)漂う台詞を続ける)
鎌はないけど手刀はあるのだ。
熱血ヒーローは全身武器のきょーりょくヒーローなのである。
(他意なく、さらりと追い詰めるような事を言い)
……いいよ。若い男の子はみんな通る道さ。
(穴でも開けようかという勢いで、ないすばでぃを凝視する)
え?俺お払い箱ですか!?
でも待て。その理論からすると、宮路、いやホワイトもポーズ決めるだけになるぞ。
それとも別技にぎゅいーん系があるのか?
ぎゅいーん、ぎゅいーん2、ぎゅーん3とか
(どう進化するかさっぱりわかんない。それ以前に、なんなのだろう。ぎゅいーんって)
すぺしゃるまであるのか。そこが到達点なら、頑張るしかないんだろうな…
(何かまた新たな決意を固めて)
たいふーんってまた、古風な技を使うんだな。
軸も回る方も凄いしんどいと思うけど、ヒーローなら平気なんだね。
そして軸が俺になるわけだ。上手く行ったら少しは褒めてくれよ。
(ヒーローって思った以上にしんどい)
ペダルを漕ぐ、オールを動かす…原始的過ぎるだろ動力!?
何かないの?核融合とか、太陽炉とか。こっちはこっちで壊れると確実に死ぬけど。
冷静沈着に熱血ってなんか矛盾してると思うんだけど…確かに宮路は冷静だ。
なら熱血は俺が頑張るよ。肩車でも何でもどんとこいだ。
(宮路軽そうだし、と余計かもしれないフォローを加えて)
手刀…使う気か!?
(思わず身構えてしまう。グリーンには武器があるのかないのか。それも気になるが)
若い男の子の未来を簡単に奪うのはどうかと思うよ?
それに俺が死んだら悲しむ人だっている!(と思う)
…だからそんな事を。それに宮路は女の子だろ…
何でそんな宮路が穴が開くほどえろてぃっく本を見てるんだよ。
(嫌がらせ…というわけでもないようだが。とにかくえろ本から離れて欲しいと願って、ベッドに腰掛ける)
のーうぇい。
一人で出すだけが裏技じゃないのだよ。
左端から四人とか、右端から五人とか。
(引き続き老師っぽく諭した後、考え)
でも、そうだね。ぎゅいーん系の技をぎゅいんぎゅいーん以外が出しちゃだめだよね。
……ダメ。ぎゅいんぐりーん君に死亡フラグが立つのは困る。
その裏技はお疲れ様会までとっておこう。
(裏技を出さなければならない打ち上げ。なんだか大変な事になりそう)
(それともせっかくのぎゅいーん3は宴会の余興に使われてしまうのだろうか)
回転はいつの時代も技の基本だよ。
うん、じょーろで水あげる。
(わくわく、と明るい表情になる辺り本気らしい)
(栄養剤は何がいいかなーと考えてみたり)
人命をそんちょーするなら安全なものにしないと。
かいじゅーに攻撃されて壊れたら大変じゃん。
(もっともなことを……本人は言っているつもりなのだけど)
(ペダルで霞ヶ関級のロボを動かせというのも理不尽な話だ)
うん、それでこそヒーローだ。
(にこやかな表情のまま、ちょっとだけ首を傾ける)
うん? 今は使わないよー。
(使う理由が無い、という意味で言っているのだけれど)
(抑揚の乏しい話し方のせいで、「今は」が際立って聞こえ)
!? なんで……大樹君病気にでもかかってるの?
(自分が恐れられている、とはまだ気付いていないらしい)
だって……大樹君は夜な夜なこのないすばでぃを舐めるように見つめて濃密な時間を――
(以下略。まるで見ているかのような細かな描写は、いったいどこから出てきたのか)
きりんさんはね、高い葉っぱをじーっと見つめていたから首が伸びて高い葉に届いたんだよ。
だから私も、じーっと見ていたらないすばでぃに到達するに違いない。
(もはや、理論というよりはそうであってほしいという願望で動いているようだ)
組み合わせによってさまざまな技が炸裂するわけだな。
俺とホワイトの合体技は何なんだ?氷山?
(何でそういう結論に達したか自分でもわからない)
ぎゅいーん系って名前だけ聞くと回転技っぽいな。
何ていうのか…ドリル系?みたいな。
ああ、俺も死亡フラグ嫌だよ。死にたくないのは最初から最後まで。誰でも。
お疲れ様会は楽しみだな。宮路も料理作ってくれると嬉しいな。
(ブルー要素がなくなっても、美衣奈の料理は楽しみで)
じょーろで水を…俺にか!?
俺は植物の力を持っているだけで植物じゃねええ!!
本気か。本気みたいだな、どう見ても。
それなら宮路には白だから…シロップ?
(かき氷をイメージしてみた)
安全じゃねえよ逆に!
壊れたら真っ先に俺が死んでしまいますよ!?
(純粋に数の問題なのかもしれないけど。心中の趣味がないことは、とりあえず二人の共通項のようだ)
だったら壊されなければいいとか言うのかもしれないけど…だったらもっと効率的な動力で動こうよ!?
(にこやかに褒めてくれているのだろうが、こっちとしては割とたまったもんじゃない)
せめて宮路も手伝ってくれれば…いや、あまり変わらないか。
今は使わないか。よかった。今はが強調されてるのは気のせいに決まってるからよかった。
別になんでもないよ。元気そのものさ。
見られたくない俺のウィークポイントを早々に発見されてある意味ブルーではあるけど、それだけだよ。
(美衣奈が怖いわけじゃないのだが、何か逆らえない。逆らいたくない)
だからそんな誤解を招く…(あながち誤解でもないのが余計たち悪い)
何度も言うようだけど、別にないすばでぃに見とれてるわけじゃなくてだな…
(この言葉を言うたびに落ち込んでる気がして。何とか説得しないと)
多分到達しないから。それに、宮路にないすばでぃになられると寂しいというか…不自然というか…
(思わず美衣奈の身体を撫で回して、そこに充足を覚えるような安心しきった顔を見せる)
うーん、うーん。
主にぎゅいんぐりーん君が動いて、私が応援する技。
(ぱっと名前が思いつかず、答える)
(即答できてしまう辺り、そこはもう動かないようで)
ドリル……歯医者さん……。あ、そうだ。
私がホワイトスーツを貸したげて、ぎゅいんぐりーん君がぎゅいーん歯科医になる技。
(お茶の間の子どもたちのトラウマを呼び起こしそうな技が出来上がった)
そこら辺は任せといて。おーるいえろーになるくらい頑張るよ。
(腕によりをかけて、と言いたいのだろうけれど例えはなんともびみょー)
だめだよ、緑色なら植物と一体にならなくちゃ。
そしてこーごーせーでちきゅーを救うのだ。
(時代に沿った画期的エコヒーローの誕生の瞬間?)
シロップなら、メロン味がいい。
(味の事を言っているのか、色の事を言っているのか)
(捕らえにくい表情で、それだけぽつんと呟く)
うーん、じゃあ壊されない事前提で一番効率のいい燃料使う?
……ニトロとか。
ヒーローはほーりつを守らないといけないから、
ちゃんと危険物の表示をそれなりの大きさでしとかないと。
(極端から極端へ。自分に肉体労働が降りかかってきそうな事も手伝ったかも)
(可哀想に、黄色い三角印がでかでかと胸部に表示される霞ヶ関ロボ)
ん? じゃあ、怪人に狙われてるの?
秘密基地が怪人にばれたら、たいへん。
(脅威としての自覚が無いまま、理由を詮索する)
(大樹に死んでほしくない、という強い思いの表れではあるのだけれど)
ブルーなの? じゃあ後でりょーりしなきゃ。
(いえろー成分を補う的な意味で言うのだけれど)
(状況的に大樹を料理する的な意味にも聞こえたり)
誤解?
(子どもがなんでなんでを繰り返すように)
(疑問に思ったことを、感情抜きで反芻して問い)
到達しない……ダメ、ヒーローは諦めちゃダメ。
(そろそろすくりーんとーんからベタ塗りに変わってくる)
(目の据わり方が、ヒーローというよりはマッドサイエンティスト)
……きゃあ。
(自らの体に手が伸びると、棒読みの悲鳴をあげる)
(とはいえ、ぴくっと震えたところを見ると平気というわけでもないらしい)
俺が動くのはわかった。しかし宮路が応援してどうなるのでしょうか。
応援すると光が走ったり雪が降ったりパワーが3倍になったりするのか?
応援って結構心強いから、そういう効果がなくても構わないのも本音だけど。
(応援が趣味なのだろうか。どうもそういう節があるように見受けられる)
歯科医になるのは結構だけど…それってどっちかっていうと回復技じゃない?
グリーンらしいけど、ぎゅいーんとはまた、何か違った方向というか。
宮路の料理を食べてから、きちんと歯を磨けば必要ない技だな。他にも色々あるんだろうけど。
植物と一体に…バラの鞭とか、死を招く草とか使って?
それもいいかも…カッコイイな。グリーン。
(画期的なエコヒーローに、まさかの乗り気)
メロン味…緑…グリーン!やっぱり俺たちの相性は?
(いいのだと思う。メロンという味がただ、よかっただけなのかもしれないけど)
核はダメなのね。絶対。
(別に核にこだわるつもりはないが。しかしヒーローは法律を守るために動くのか)
危険物以外で動かせればいいんだけどな。例えば光合成とか。
それはグリーンの特技である事はわかるけど。
(想像する。核と光合成で動くロボ。太陽とお友達)
(何かあったら地球が第二の太陽になる。ダメすぎる)
怪人というか、仲間に倒されるバッドエンドがね。
宮路が俺を裏切ったら、俺は多分ヒーローにはなれない。
俺、宮路に認められるようにならないと。
怪人何人倒せば、認めてくれるか?こんな事、本人に聞くこと自体、間違ってるんだろうけど。
(何か互いにブルーになっていってる予感。折角の家が、蒼いオーラに包まれてる感じ)
いや、何でもない。宮路の言ったことは正しいと思う。
あまり触れられたくない事だけどな。
(子供のような純粋な視線が、今は痛い。してしまった事もあって、さらに痛い)
それじゃ聞くけど、何でないすばでぃになりたいんだ?
ないすばでぃになって、どうしたいんだ?宮路は。
(ないすばでぃになりたいというのは自然な事だけど、美衣奈らしくない気がして思わずたずねる)
あっ!…あ。
(すぐに離れて自分の愚かな行為を詫びるように見つめる)
悪い。そんなつもりじゃ…なかった…
(自信を持って欲しかったのは事実。しかしそれとこれとは、全く異なる行為と思い知って)
団結力を信じないの?
(信じられなーい、と無表情のままおどけたリアクションをして)
さんぼーとしての職務は放棄してないから、中船に乗った気でいてくれていいよ。
後ろーとか、あっちから来るーとか、がんばれーとか叫ぶの。
あと登場前には大きな拍手をするから。
怪人の虫歯を治療してあげる、とみせかけて攻撃。
(なんだか戦場がステージの上になりそうな技になってきた)
(後ろに歯科医がいたら抗議が飛んできそうな舞台だ)
うん。自分が虫歯になったらヒーローじゃないもんね。
(ヒーローは歯きらーんが命、という持論を展開する)
それじゃあらぶあんどぴーすと違っちゃうよ。
どっちかっていうと……薔薇を咥えて……。
(不意打ちする歯科医という提案をしておいて首を振る)
(らぶというよりブルー成分に分類されそうな気もして)
核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずなのです。
赤信号も無視しちゃダメだからね。
(大通りで、怪獣と戦いながら信号を守らなければならない)
(ヒーローってほんとに大変)
うーん。じゃあ、こーごーせーと風力発電。
これならものすごくグリーンなロボだよ?
(敵は怪獣より、空想科学読本になりそうだ)
なんで? 私は、裏切ったりしないよ。
(困惑しているようで、眉毛が八の字をかたどる)
(すがるように、べったりと腕に抱きついて)
倒す事は、そんなに大事じゃないよ。
前に進んでいる事が大事だから。
(くっついたまま、上目遣いで大樹を見つめる)
そうなの? 別に、若い男の子だから濃密な時間を過ごす事は――
(やはり以下略。純粋にフォローしているつもりらしい)
んう……顔やせーかくは、私自身のものだから。
でも、体つきはせーちょーしたら変わるもん。
(自分自身、の基準が独特のものらしく)
(体つきはその外、服などの部類に入るらしい)
なって……ならないと、大樹君は見てくれない。
(ひんそーなだけに比べられたことが多々あったのか)
(大樹と濃密な時間を過ごした本を、睨むように見つめる)
(別に具体的な行為をどうこうというわけではなくても、大樹をとられるのが嫌で)
大樹君は……。
(触わられても離れようとはせず)
……大をかねない小でも、嫌いじゃない?
(非難も、軽蔑の視線も飛んでこない)
(ただ不安だけが、その目を支配して)
【すみません。明日が早いのでそろそろ……】
【りょーかい!凍結してもらえるかな?】
【次はいつ来られそう?】
【はい。大樹さんさえいいなら、こちらからも凍結をお願いしたいです】
【次ですと、火曜日の20時くらいからが空いています】
【ありがとう。それじゃ火曜日の20時に】
【空いていたら続きを書き込みつつ待たせてもらうよ】
【今日も付き合ってくれてありがとう。楽しかったよ。それじゃ、お休み】
【ありがとうございます。私も、とっても面白かったです】
【今から来週が楽しみです……はい。お休みなさい】
そうだなー。団結しないから負けるって結構あるよな。
一匹狼に憧れたりもするけど、憧れるだけで、俺になれるとも思わんし。
中船(どんな船だろう)な。OK。安心させてもらうぜ。
上から来るぞ、気をつけろ!とか台詞を言われたら、身構えるくらいはできるからな。
それに、宮路の応援ほど心強いものもないし。
唯一つ不安要素があるとすれば…怪人に虫歯がない場合はどうすれば…
(美衣奈にとって、怪人は虫歯が基本なのだろうか)
しかし、確かにらぶもぴーすもありゃしねーな。
でも薔薇を咥えてどうすんだって気分にもなるけど。
俺がそんなことしたら…面白いか?宮路は。
(面白いと感じる…かもしれない。他ならぬ美衣奈なら)
赤信号まで無視は許されないのか!?
(避難し終えてないのか、普通は)
それじゃ、もし赤信号を怪獣が壊した場合、これは渡ってもいいのか?
それすらダメだとハンデに拍車がかかるんだけど。マジやばいんだけど。
って、光合成と風力発電…
(何て天候に大きく左右されそうなロボットなのだろうか)
万が一の話だよ。ヒーローに裏切りは似合わないしな。
普通宮路たちが裏切るなんて思わないけど、ヒーローとして挫折したら、と考えると。
少しだけ不安になってしまう。悪い癖だよ。
(困惑した表情を見てしまうと余計申し訳ない)
(抱き疲れた腕を引き寄せて美衣奈を至近距離に招き)
そうか。たとえ自信を一時的になくしても、前に進む意思だけは失いたくないな。
宮路…応援してくれるか?
(してくれるよな?くらいはっきりと、瞳に優しさの色を乗せて問いかける)
そうはっきり言われるとどう返せばいいのか…
(フォローしてくれているのはわかるが、素直にありがとうともいえない)
そうかな?顔はともかく、性格だって、成長したらよい方向に変わっていくと思うぜ。
俺だって最初からこういう性格だったわけじゃ…ないと思うし。多分。
(しかし本当に驚くのはここからだった)
見てくれない?俺が!?待てって。何でそうなるんだ?
(話の流れを察して得た結論は、もしかすると美衣奈はこの本に嫉妬しているのかもしれない…と)
宮路…確かに若さからこんな本を持ったのは認めるけど。
だからって、大をかねない…所謂ミニサイズだからって、嫌いになるわけないだろ?
(無感情とは程遠い、子犬のような瞳をすぐにでも癒してあげたくて、力説し)
宮路さえいいなら…濃密な時間を、この本じゃなくて、宮路と過ごしたいくらいなんだからな…!
(その勢いで凄まじい事を言う。さらに、はっきり宣言したからか一つの事に納得し)
俺、宮路が好きだから。好きになったから。
(それを素直に口に出した)
【時間なんで投下。今日もよろしく】
わかればよろしー。
(左右の袖に手を突っ込んで、中国大人のように頷く)
(本人としては威厳をに満ちた態度……のつもりらしい)
そうだよ。応援はヒーローにとって最大のエネルギー源だよ。
……私の?
(宮路の、と限定されてこくりと首を傾げる)
(いつも眠そうな瞼が、ほんのちょっとだけ見開かれ)
だいじょーぶ。その場合は外科手術だと言えばいいから。
適当に内臓のびょーきをでっち上げれば……。
(歯科医だけでなく全国のお医者さんごめんなさいなヒーローショー)
もちろん、カスタネットを鳴らしながら怪人を口説くのだ。
私も1しちょーしゃとして楽しませてもらうよ。
(あくまで1視聴者。関係者として近くに立つつもりはないということか)
うーん、確かにかいじゅーと追いかけっこする時はしんどいね。
じゃ、頭の上に赤いライトつけよう。
これなら壊されても壊されなくてもかんけーないよ。
ちゃんと周りに聞こえるように、サイレンも鳴らさなきゃ。
(巨大ロボから発せられる巨大サイレン)
(道路交通法は守れても立派な騒音公害になりそう)
ぎゅいんぐりーんはちきゅーと一体にならなくちゃ。
ぎゅいんぐりーん君は――大樹君は、私のヒーローだから。
……あうっ へ、へんてこヒーローだからずっと見守ってなきゃ。
(泣きじゃくってからはずっと素直になれていたけれど)
(さすがに恥ずかしくなったのか、ちょっぴり照れ隠し)
だから、ずーっとついてる。
(瞬き一つせず、ヒーローの瞳をじっと覗く)
ヒーローはいつでも直球勝負だよ。
(びし、と親指を立て)
ん……性格は、びみょー。根っこのところは、あると思う。
でもないすばでぃは誰でも可能性がないわけじゃないこともないとは違うはず。
(変わっている、とはっきり自覚していたわけではないものの)
(性格のずれのせいで今まで孤独だったせいか、別基準らしい)
(逆に言えば、ないすばでぃについてはまだ完全に挫折したわけではないということか)
みんなみんなないすばでぃが好きだもん。
(むすうっとほっぺを風船のように膨らませ)
ほんと? ほんとにほんと?
(ぎゅーっと、体を密着させて問いかける)
(誰も彼もが遠ざかっていた中、ヒーローのように近づいてくれた大樹が)
(さらに自分の最大のコンプレックスまで否定してくれたのが、夢のようで)
……!? せ、せくはら。
(直接想いを口に出されて、潤んだ瞳を揺らす)
(思わず、ツンツンしたことを先に言ってしまい)
あう。う……。
(また大樹を不安にさせてしまったかなと心配して)
(拒絶する意志はないことを、動かない唇の変わりに抱きついて示す)
【大変お待たせしました。こんばんは】
【今日もよろしくお願いします】
ありがとうございます師匠!
って、何やらすんだおい。乗せるの上手だよな、宮路。
(そのポーズの意味をまず問いたかったが、無駄な質問になりかねないのでやめた)
(威厳に満ちた態度(?)の前に、一応ある意味平伏して)
ああ、世界の皆、元気を分けてくれ!って奴だな。
俺の場合、近くにいる宮路が一番元気をくれるわけで…
(もちろん、それだけが理由じゃないと思うけど)
ちょ…どんだけ陰湿な攻撃を得意とするヒーローなんだよ!?
それなら普通に人を治すお医者さんの方がよっぽどヒーローじゃないか?
(ホワイトな外見のくせに、意外とブラックな事考える人だと思う)
そして何、ひっそりと無関係を装うつもりか?ホワイトの癖にあんまりじゃないかさすがに!?
(ああ、元気が吸い取られていく)
巨大ロボで鬼ごっこしたくないんだけど。
せめて飛行機能は必需だろうさすがに。他者に迷惑かけつつ怪獣を倒すのは確かにデフォだけど…
どうも締まらないな。美しさにこだわってるつもりはないつもりなんだが。
(地球と一体になるというのは心惹かれるものがあるが。しかしその場合、環境破壊されるたびに大ダメージなのだろうか)
よっしゃ!それじゃ俺はヒーローだから、ヒロインの宮路を見守り続ける。
宮路が敵に襲われたら助けに行くし、俺が敵に襲われたら、宮路に助けを求める。
(ただ守るだけじゃない、という事を暗に主張する)
(その方が心が通じ合えると、信じているからだ)
ああ、俺たちは一緒だ。ずっと。
根っこの所は…ねぇ。成長の余地はあると思うんだけど。
それに、ないすばでぃよりないすな性格、だから。俺は。
(いい例がまさに美衣奈、面白い子。楽しい子)
まぁでも、そうだな。宮路がないすばでぃになってはいけないなんて、俺に言う資格はもちろんないか。
(拗ねてしまったのだろうか。そう考えてフォローらしくないフォローを入れる)
(美衣奈と同じように、こちらも照れていた)
ほんとにほんとだ。
見てくれないなんて、だから考えるのはもうやめてくれよ。
今みたいに、抱きしめたり甘えたりしてきてもいいから。いくらでもな。
(甘える事も甘えられる事もいい事だと思える)
(その瞬間だけは、素直な気持ちが絶対に伝わってくるから)
せくはらと来たか。あーはずかし、マジでそうだよな。
つーか、ベッドの下を探られた時点で俺はセクハラだったのかも知んないけど。
でも、言ってる事とやってる事が矛盾してないか?
そんな強く抱きしめたまま、セクハラって言われても…困る…
(好きだという事に偽りがないことを示すため、困りながらも見合って)
…ん…
(静かに唇を寄せる。唇へのファーストキスのおねだり)
んう、大樹君が乗りやすいんだもん。
(すぽん、と腕を引っこ抜くとそう返す)
(反応してもらえた事は嬉しいようで)
(満足そうにうんうんと声に出し)
じゃあ、いっしょーけんめー拍手していっしょーけんめー声だすね。
(やはりショーに帰着してしまう)
いわゆるアンチヒーロー?
(絶対違う)
元はと言えば、回復技じゃ嫌だっていったのぎゅいんぐりーん君だもん。
さんぼーはにーずに答えた案を出さなければならないのです。
やだなー、ヒーローとしちょーしゃは切っても切れない関係じゃない。
(脱力している大樹を元気付けるように、もふもふと背を叩き)
でも、街で暴れられたら真ん中にどしーんって着陸できないと思う。
すごい騒音公害になりそう。
(サイレンのことは忘れているらしい)
ええ、赤ランプかっこいいのに。それとも緑に統一する?
うーん……確かにそっちのほうがぎゅいんぐりーんロボっぽいかなあ。
(くいくい首を捻り)
たい……じゅ、く。
(自分で言い出したにも関わらず、直球をぶつけられると)
(水色のヘアバンと正対をなすくらい真っ赤になって口ごもり)
また、変なほーほーで加熱された。
(ぽふっと胸に顔を埋め、表情を隠す)
(それでも、大樹の言葉はしっかりと聞いているようで)
(助けを求める、ずっと一緒という言葉にぶんぶんと大きく頷く)
せーちょーと、全部変わることは違うよ。
根っこが残ってないと、別の木になる。
……だから、ぎゅいんぐりーん君がぎゅいんぎゅいーんすーぱーになっても大樹君は大樹君がいい。
(今の大樹を離したくない、というように小さくて細い腕に力をこめ)
ぎゅいんぐりーん君がいいなら、考えとく。
ほんとにほんとにほんとなら……ね。
(拗ねた表情のまま、唇だけ動かし)
んとね。毎日ぎゅいんぐりーん君が見てくれたら、絶対信じられる。
見るだけじゃなくて、甘えてくれても信じる。
(苦痛に思った日々も長かったから、それ相応の時間が必要なのか)
(それでも、大樹の言葉が温かくて静かに目を瞑る)
せくはらは、せくはら。ぎゅーっはぎゅーっ。
(甘えたままわがままな事を言い)
ん……。
(恥じらいながらも、顔が近づいてくるとそっと唇を触れ合わせる)
(頬の色を除けば相変わらずの無表情なのだけれど)
(体はぶるぶると震え、大樹のシャツを掴む手には跡が残りそうなくらい力が入っている)
ああ、それは認める。昔から俺は乗りやすい。
もう一つ言わせて貰えば、乗せられやすい。
(その方が好みだったらいい…のかどうか微妙だけど)
(感情が読みにくい美衣奈にしてははっきりと嬉しそうだということが見て取れて)
一生懸命拍手して、一生懸命応援…え?
(やっぱり結局、役割応援だけなのか…?)
いや、待ってくれ。
そりゃ回復技がいいってわけじゃないけど、さすがに騙まし討ちをするなら回復技のほうがいいよ!?
俺のニーズにこたえた結果が騙し討ちなのか…
俺って卑怯だったんだ。ダメダメ人間の代表だったんだ…
(落ち込みつつも、元気付けられるとそうもいかなくて、大きく息をして立ち直る)
それじゃどうすればいいんだ…何とか人気のないところへ誘導できればいいんだけど。
さんぼーとして、いい案はありませんか?なるべく卑怯じゃない方法で
(言ってる事は真っ当だと思いたいが、少し我侭な気もする)
たいじゅく?
(守り守られる関係。当たり前の関係)
(そう思っているけれど、真っ赤になって口をもごもごされると、やっぱり変?とか思ったりもする)
また、変な方法で…といわれても。普通に加熱する方法を知らないのだ。
グリーンだから…言い訳かなー。
(こうやって胸に顔を埋めて、こくこくと頷く姿はまさにヒロインなのに)
ヒーローになっても根っこが残る…よく考えたら当たり前か。
人間をやめる事はできないしな。グリーンになっても、俺は俺のまま。すーぱーになっても。
大丈夫。俺は俺じゃないものにはならない。俺のままで変わって見せるさ。
(体型に訴えるには説得力はなかったけれど、それでも安心させてあげられたと思う)
(何度も念を押すように傍にいることを求める美衣奈に、何度も念を押すようにそれを了承して)
ああ、毎日…宮路をこの目で見て、この手で触って、この口で語り合う。約束する。
(辛そうな表情が僅かに緩むのを感じて、自分の役割が少し、果たせたと自信を持つ)
宮路だって言っただろ…俺が年頃の…って。
そりゃ、他の人がせくはらされるのと自分がされるのじゃ、大違いだろうけど。
(子犬のように震える美衣奈の、儚く柔らかい唇に自らを重ね)
(縋る彼女を全く否定しないで舌でこじ開けて滑り込み)
んふ…ん…
(彼女の舌の裏側を舐める。甘酸っぱい味がそこから伝わってきた)
ヒーローなら、ノリが良いのはいーことだと思うよ。
でも、乗せられやすいならほーもん販売に気をつけなきゃだ。
(怪しい布団やら掃除機を買わされるヒーロー。なんだか締りがない)
おーえん、いらない?
作戦だけほしい?
(戸惑っている大樹を見ると、寂しそうにふうっと一鳴き)
違うもん、ぎゅいんぐりーん君はダメダメじゃないもん。
……でもほら、せーこーほーだとれっどと被るから。
(夢も希望もない解説である)
ぎゅいーん系で、私の服も貸せるのって歯医者さんくらいしか思いつかないし……。
(服限定。れーせーに熱くならなければならない参謀本体は動けないのだろうか)
うーん。おとり作戦?
ぎゅいんぐりーん君が変身を解いて、逃げ惑う市民Dの振りをして荒野にかいじゅーをおびき出すの。
(卑怯さ加減は薄まったかもしれないけれど、負担を強いる立案)
……い、じゅくん。
(言い直そうとしても、やっぱり詰まってしまう)
(恥ずかしさが溢れ出たように、ぐりぐりと頭を胸板に押し付け)
変なほーほーとしてはふつーすぎて恥ずかしくなること言えるのに?
(ちょっと顔を上げ、おでこがこすれて赤くなった顔で問いかける)
……じゃあ、大丈夫だ。
ホワイトはいつまでもぎゅいんぐりーん君と一緒なのだ。
(自分が、と直接言うのは照れてしまうのか即席変身)
んう……うん。手で触わるのは控えめに。
(照れ隠しに釘を刺した跡、べーっと舌を出し)
(無邪気な子どものような笑顔を浮かべる)
だって……いきなり濃密で熱(中略)な時間に巻き込まれるなんて思わなかったんだもん。
(きゅん、と締まった胸から精一杯声を絞り出す)
(舌が入ってきた瞬間、目を瞑っていてもわかるくらい大きく震え)
んふう……ふっ ふ……。
(舌が絡み始めると、力が入って痙攣していた瞼がとろんとしてくる)
(一箇所を掴んでいた手は、大樹の大きな背中を撫で回すように動き)
訪問販売って、俺まだそんな年齢じゃないからな。
(一人暮らしということもあって、全く来ないということはないが)
ヒーローは博士から謎の新兵器じゃないか?しかもロハで。
いや、応援だけじゃその、足りないかもしれないっていうか…
もう少し頑張ってもいいんじゃないか、とか…無理?
レッドの顔を立てるために卑怯者になれと…?
いいなぁ、レッド。羨ましい。
(ゴールドやパープルのスタイルがここで気になってきた)
ぎゅいーん系限定なんだ。うん、そこはもう諦めたけど。
せめてドリル形式の槍とかさ、もう少しなんかこう、強そうなの…
(一進一退の攻防が続く。続けなくていいところで)
おとり作戦…いやちょっと待て。
Dだけ別の方向に逃げたら、普通怪獣はA〜Cに向かわないか?
まあ、卑怯でないだけマシとも言えるけど…
(成功率という点で物凄い不安が残る気がする)
…宮路…美衣奈……?
(答えるように美衣奈の名前を呼ぶ)
(それがベストな方法とは思わなかったが、ベターな方法だと思ったから)
(頭突きのようにぐりぐりと胸板に頭が擦り付けられて、カチューシャが当然目に入る)
だってな…宮路、繊細そうだし、熱くぶつかるって言うの、ちょっと違う気がするんだよな。
(変な方法というけど、他に思いつかなかったというのが本音らしい)
おうよ!ホワイトとグリーンは一心同体!
常に共にあれば熱血戦隊の影の活躍にこうご期待!だな。
(睦みあいながらも熱血を忘れない。これぞ心意気)
ええ、触るのは控えめに、なのか?
今だってこうやって抱き合ってるのに…
(ちょっと意外そうに目をぱちぱちさせて)
(無邪気な子供を微笑ましく見守る保父さんのような顔を見せる)
んふ、ぷふぁ…
(舌を一度引っ込めて、唇を重ねたまま言葉を紡ぐ)
巻き込まれ体質だからな。ホワイトは。
それに、エネルギー補給のために濃密な(略)を過ごすのはある意味お約束だし。
(アダルトゲーム的なお約束ではあるが、ヒーローはヒーローだと主張し)
若い男の子は狼だから、気をつけないと。
(狼が言う台詞かという突っ込みは受け付けず、また舌を絡める)
っ…ちゅ……んっ…んっ…
(同じくらいの大きさの舌がぴちゃぴちゃと弱い飛沫を飛ばして)
(グリーンの透明な唾液とホワイトの透明な唾液が結合して熱を持ち始め、それが全身を熱く燃やす)
(お返しに頭のカチューシャとお尻を指を立てて撫で始めた)
悪の組織は子どもにもよーしゃしないのだよ。
気をつけないと、家にしょーかきが二十本ほど……。
(頭の中では、大樹の乗せられやすさが増幅されているようで)
世知辛い世の中をはんえーして、とーかこーかんなんだよ。
んう……じゃあ、一緒に戦う。
肩車の上になってぎゅいんぐりーん君のこと守る。
(それがベストなフォーメーション、という考えは変わらないらしい)
顔を立てなくてもいーんだよ。別のほーほーで目立てばいいんだから。
ぎゅいんぐりーんにはぎゅいんぐりーんの戦い方があるもん。
(別の方法、で一番最初に出てきたのが卑怯殺法というのもどうなのだろう)
槍……ぎゅいーんらんす……!
(ぱっと目を輝かせる。どうやら気に入ったらしい)
どーやって合体技にしよう。二人がかりで持ち上げるとか。
(負担が2:8くらいになりそうな方法を考えてみたり)
〜〜〜〜〜っ
(下の名前を呼ばれると、文字では表せないような声を出し)
(猫のように、ごろごろと喉を鳴らして甘え続ける)
(ほっぺは隠しているものの、横にちょこんとつく耳まで赤くなってしまって)
……ゆーひの下で泣きながらくろすかうんたーは?
(後先考えずに70年代の少年漫画を現代に蘇らせようとする)
うん。はじっことはじっこから二番目が一番結束が固いのだ!
(二人一緒に盛り上がり)
う……こーいうのは、だいじょぶ。
でも、濃密で肉感てk(ピ〜〜〜〜〜)なのは控えめに。
(見守られている、その温かさが嬉しくて)
(はしゃぎすぎたためか、規制音が入る)
おやくそくなの?
そんな番組、テレビでやったことない……。
(あったら放送倫理機構の皆様が大泣きしてしまう)
えふっ ん、んん……ん……。
(狼、に反応しようとするものの舌をまたいじくられ)
(突っ込もうとする気持ちごと、とろとろにされてしまう)
(唇の隙間から漏れてくる卑猥な音が、外側からも体を熱くし)
ふうっ
(お尻をくすぐったい触わられると、えっちな手から逃げるように身を捩る)
(短めのスカートがはたはたとまくれて、ハイソックスとの隙間から白い太ももがのぞき)
子供に消火器を売りつける悪の組織って、どっちかっていうとレアだと思うよ?
俺が子供ってのは、まぁ、否定しないけどな。社会から見たら。
(しかし、そこまで心配されるのも結構恥ずかしい)
世知辛い世の中にするのが悪の組織…嘘じゃないな、確かに。うん。
そんな渋い組織と、力をあわせて戦うか。命を掛けて(ある意味)
(守ってくれるのは嬉しいが、肩車ってかなり効率悪いと思う。戦闘においては)
卑怯者で目立つのは嫌だからな!?
いい加減そっちのイメージ払拭されないと泣くよ?
(代替案として出したスクリューランス(仮)。たいそう喜んでもらえたようだ)
いや、俺が使うから。合体技は別なの考えよう。な?
(槍を持ち、肩車で合体技。殺す気か)
な、何だよ。名前呼んだだけだろ?
(子犬が子猫になった。美衣奈猫。野良猫から飼い猫に)
(飼い主は誰だろう。自分はその一人なのだろうか。ヒーローらしからぬアットホームな思考)
夕日の下で泣きながら俺と美衣奈でクロスカウンターして、何の解決になるの。
(そして冷静に突っ込んだ)
真ん中は一人でも強そうだしな。
しかしそうすると、反対側の端っこには負けられないな。
(色知らないけど)
ああ、大丈夫なんだな。なるほど。
濃密で肉感的で官能てk(ドカン)なのは控えめに…禁止じゃないんだ?
(揚げ足を取るようにニヤリとなるが、その前のドカンに全部持ってかれたイメージがある)
お約束だよ?テレビでは偶然映ってないだけで。
(偶然であってたまるか)
それに、補給だけじゃなく増幅もできる。二人ともパワーアップできるらしいぞ!
(以上の事を、キスをしながらたどたどしく訴えて)
(とろーんと落ちそうな眉を気合で引き戻しながらも喉にまで突くくらいの勢いで舌を突っ込んで)
(引っ込む事を知らない唇から先が痺れるくらい強く絡み合う)
んっ…
(気持ちを高める儀式と無理に自分を納得させて)
(めくれたスカートの中にえっちな手はお邪魔して、形のいい小ぶりな尻をショーツ越しにまさぐりだす)
社会人いちねんせーに売りつける組織は、いっぱいあるよ。
そしてじわじわとざ・うぉれっとを破壊してしまうのだ。
(なんて卑近な悪の組織なんだろう)
(まだ目的のない世界征服を目指していたほうがらしいといえばらしい)
うん。相手が渋くても熱血を忘れなければだいじょーぶ。
命……ぎゅいんぐりーん君が、どこかに行ったら困る。絶対勝つ。
(だから肩車だけじゃなくてサボテン、と無茶な事を言い)
ヒーローは泣いちゃダメだよ。強く生きるのです。
心配ないよ。配色的に絶対目立てるから。
(びしびしっと両手の親指を立てる)
えー、ぎゅいーんらんす使いたい。
(駄々をこねだす参謀。そして)
いーもん。じゃあ合体技の他に私も単独武器持つもん。
ひょーざんとか。
(ここで大樹の提案した氷山が登場……単独武器として?)
当社比2.5倍くらいに恥ずかしいもん。
(寂しいとくぅんと鳴き、甘えたいときはにゃーと鳴き)
(ある意味いいとこどりのキメラなのかもしれない)
くそるかうんたーの直後に倒れたほうを引っ張り起こすの。
そして肩を組んで泣けば大抵のいざこざは解決できるよ。
(崖に行けば犯罪捜査が終わる、というような言い草)
問題ないよ。反対側はゴールドとぱーぷるだから。
(なんとも目がちかちかしそうな組み合わせ)
へっ あう、う、う……ばか。
(ぽか、と猫パンチいっぱつ)
だって……若い男の子は(ビ〜〜〜)我慢できないじゃん。
(規制のし過ぎで音も疲れてきたようだ)
そーなんだ……2カメさんサボってるんだ。
ぞーふくも!? へんたいだ。じゃないたいへんだ。
(それはそれはとてもぐっじょぶな怠惰)
(もういっそ変態でいいと思われるのだけれど)
ふうっ ん……んぁっ ん……。
(普段のへんてこりんな反応とは違い)
(舌や指で本能を刺激されると、悩ましげな声が漏れる)
(変人であっても、人間としての根っこは変わらないわけで)
ううう……ゆ、ふゆっ
(スカートの中でもぞもぞ動き回る手がくすぐったいのも事実だけれど)
(何より、お尻を触わられているという事自体がとても恥ずかしくて)
(手から逃げるように前のめりになるせいで、小さな胸がふにふにと大樹にあたる)
【すみません。時間が来てしまいました】
【今日も、楽しいロールをありがとうございました】
【明日の事さえなければ、もっともっと続けていたいのですが……】
【凍結はOK?】
【そろそろ(他に誰もいないとは言え)占有気味になっちゃってるから、よかったら待ち合わせて別な場所行かないかな?って思ってたんだけど】
【こっちの我侭なんで、もしよかったらって事で、一応】
【はい。大樹さんさえよければ、最後までご一緒させてほしいです】
【長くなっていますし、強制するようなことはいたしませんが……】
【はい、わかりました。では次は待ち合わせスレで会いますか?】
【一番近い日付ですと、木曜日が空いてます】
【ありがとう。こっちこそ、美衣奈とできるだけ一緒にいたいから】
【これからは会うのに断りを入れなくていいよ?自信を持って…って言うのは違うけど】
【それじゃ木曜日…20時でいいかな?】
【待ち合わせスレで待ってるよ】
【今日もありがとう。楽しかった。お休みなさい】
【嬉しいです……ありがとうございます】
【はい、また20時にお待ちしています】
【こちらこそ、本当にありがとう。お休みなさい】
【スレ、お返しします】
ティエリア…