逃げ惑う三橋を捕まえ犯す。
それが俺が何ヶ月も前から夢見ていた事だ。
普通に犯すんじゃだめなんだ。
逃げる時の必死な顔。
裏切られたと分かった時の顔。
同じ男に犯されると気付いて嫌悪感に塗りつぶされる表情。
考えただけでゾクゾクする。
―――― 俺は西浦高校野球部で三橋と出会った。
今でこそ仲良しな友達をやっているが、初めはあまり好きではなかった。
おどおど、きょどきょど。人の目を見ない。いちいち挙動不審。
カンに触るやつだったが、そのうち見ているのが楽しくなっていった。
俺の言動にイチイチ喜んだり悲しんだり。
初めはそれが楽しかった。今までこんなやつは周りにいなかったから。
でも、だんだん飽きてきた。そんな表情は見飽きてきたんだ。
これが壊れた時どんな表情を見せてくれるんだろう。それを考えた時、今までにないほど俺は興奮した。
その日から、俺はいつか来るその日のために順調に計画をたてていった。