阿部「三橋、つばめ返しって知ってるか」

このエントリーをはてなブックマークに追加
531泉君と三橋でピョア2
泉と三橋でピョア書いてみよう計画続き。
>>511
 俺が小さくため息を吐いてそう言うと、三橋は慌てたように「ち、がうよっ!」と首をぶんぶん振る。
「そういうの、あんまり言われたことない、から…び、びっくりした」
「そっか」
 その言葉に胸が小さく痛んだ。
 三橋が他の奴から好きだって言われ慣れてなくて嬉しいって思うのと同時に、
それはとても悲しいことじゃないのかと思った。
(…そういうのは喜んじゃ駄目だろ俺。何考えてんだ)
「俺に好きって言われるの、嫌か?」
 赤面したままの三橋の様子を窺い、俺は平然とした顔を装って問いかけてみる。
「嫌じゃない、よ?…う、うれしい」
 エヘヘと本当に嬉しそうに笑う三橋に、心臓がバクバク音を立てる。
「友達の好きじゃ、ないぜ?」
「う?」
「友達としてもそりゃ、好きだけどさ。…そういうんじゃなくて」
 チームメイトだとか、クラスメイトだとか、そういうんじゃなくて。
「恋人とか、そういう意味で…三橋の特別になりたい」
「いずみ…く、ん」
「三橋は俺のことどう思ってる?」
 真っ直ぐ三橋の目を見て問いかける。
 この瞬間、俺はお前にどう思われてるんだろうな。
 男同士でそんなのありえないって思われてるだろうか。
 真っ赤になった顔で、うろうろと視線をさまよわせながら、あぁだの、うぅだの、
唸る三橋を俺は静かに眺めた。
「オレ、みんな好き、なんだ。と、とくべつとか、わかんなくて」
「おう」
「阿部君とか、田島君とか、ハマちゃんとか…みんな大事で」
「うん」
 一生懸命頭をぐるぐるさせながら言葉を口にする三橋に、
これはお友達でいてください的な雰囲気だろうかと俺は焦る気持ちをぐっと堪える。
「でもね、で、でも!」
 でも…?突然言葉を詰まらせるほど更に真っ赤になった三橋に、
ドキっと心臓が大きく音を立てた。
「泉君のこと、おれはっ」
 三橋がそう口にした瞬間。




これから仕事なんで、とりあえずここまで。
帰ってきたらたぶん続き投下に来る
チョコボ交配の続きwktkしながら待ってるぜ!