>>763 (男に茫洋とした目を向け――)
……私の価値、なんて…菱沼の家名と…この、変わった姿形だけ……。
(くすり、と小さく笑い)
…代々続いた由緒正しい血が流れる、珍しい器。
…利用したい人も…いるでしょう。
(男の返答に唇を歪め)
なら――私を陥し入れて…惨めな姿を笑う為に、欲しかったの?
そういう人は――今までにも居たわ……。
(今までに自分が受けて来た、隠れた嘲笑を思い出して苦く呟く)
……ええ。きっと……勘違いよ。
(男の残念そうな表情には気付かず、自らも――微かに淋しそうな表情で)
………!
(男の視線と冷ややかな口調に)
(今更ながら、あられもない自分の姿を思い出し)
(飛びすさる様に男から離れる)
(傷付いた、それ故にしっかりと覚めた瞳で男を見下ろし――)
そう……此処に居るのは、獣だったわね…。
飽きるまで――愚弄すれば、いいわ。
その代わりに…私は、心の中でアナタを嘲笑ってあげる。
(きらきらと瞳を光らせてそう宣言すると)
(その白い裸身をもう隠そうとはせず――男の眼前に立った)
【締めが遅くなってすみません】
【お疲れ様でした…お休みなさい】
【それでは、…ご都合が合う様でしたら、伝言板の方に】
【どうも有難う…スレをお返しするわ】