【種編】DQのギャルゲを本気でプレイしるスレ5【間借中】

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1場 ◆Gp/A555JhQ
1 :天沼 ◆GM/KlEM2 :02/05/14 01:54 ID:???
本気ですか?

>プレイしる
 プレイしない

これが全ての始まりだった・・・


前スレ
【短編】DQのギャルゲを本気でプレイしるスレ4【種編】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1125762645/

過去スレ
【短編】DQのギャルゲを本気でプレイしるスレ【種編】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1121492706/
【短編】DQのギャルゲを本気でプレイしるスレ2【種編】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1122743935/
【短編】DQのギャルゲを本気でプレイしるスレ3【種編】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1123775409/


ログ保管所(過去ログはこちらにあります。どーみ氏お元気でせうか?)
ttp://members.at.infoseek.co.jp/dqgg/index.html

詳細は>>2-10辺りまでを参照してください。
2場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 05:32:07 ID:???
当スレは本来、種変GM◆GM/x/Ettt氏による短編リアルタイム形式のDQギャルゲーのスレですが、
残念ながら種氏多忙につき、場 ◆Gp/A555JhQが一時借りて長編ゲームブック形式のギャルゲーを運営しています。
GMに復帰したい方(もちろん種氏最優先)、GMをやってみたい方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくお申し出ください。


〜ゲームシステム(場 ◆Gp/A555JhQの場合)〜

ドラクエキャラクターによる、ドラクエらしき世界を舞台にした、GM独自のオリジナルストーリーです。
基本的にゲームブック形式です。SSの最後にある選択肢を選んでください。
<<入力>>とあるときは文字入力ができます。
(選択肢の後「作戦変更可能」とあるときは[作戦]の変更ができます。作戦については>>3を参照してください)
1つの選択肢につき1人1回という以外、参加者の人数に制限はありません。
選ばれた複数の選択肢が同じ数だった場合は、先に書き込まれた方のものが優先されます。
(複数選択可能のときなどは、過半数等、一時ルールを決めることもあります)
GMへのご意見ご希望も書き込んでいただければ、喜んで参考にさせていただきます。

-参加者規約-
とても言えない理由により、参加者は以下の3つを遵守できる方のみとさせていただきます。
・18歳以上で、自己の行動に責任がもてる
・常時sage進行
・他の参加者を罵倒しない
・更新を数週間待てる、おおらかな方(前回の更新間隔は2ヶ月ですた・・・)

なお、このスレは、「DQのギャルゲーを本気で作る会」「さんかく」とは、今では一切関連はありません。
(今も新作開発なさっておいでなのでせうか・・・(´・ω・`))
また、このスレの内容が実際のコンピューターゲームになることは、私がGMである間はまずもってございません。
3場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 05:34:04 ID:???
〜作戦〜

G.ガンガンいこうぜ (全体攻撃重視・攻撃呪文&特技多用・速攻系)
V.バッチリがんばれ (攻撃呪文&特技&道具多用・連携系)
L.いのちだいじに  (防御重視・回復&防御系呪文多用・慎重系)
 <<パーティ全体で庇護する仲間を1人入力。指定しなくともよい>>
S.じゅもんせつやく (直接攻撃重視・間接攻撃系呪文&特技多用・慎重系)
M.おれたちにまかせろ (攻撃人数限定・攻撃支援系&防御系呪文多用・連携系)
 <<攻撃担当者を2人まで入力。残りの仲間は支援に専念。指定のない場合は主人公だけで攻撃担当>>
T.じゅもんつかうな (直接攻撃重視・精神力絶対維持・特技&道具多用・速攻系)

*速攻系:敵の先手をとり、戦闘を早めに終わらせる。敵の攻撃を受けやすい。
*連携系:仲間どうしが協力しあい、攻撃と防御に無駄がなくなる。ただし仲が悪いときは逆効果。
*慎重系:敵の攻撃を見極めやすく、フィールドで不意打ちされることが少なくなる。敵の後手に回りやすい。
4場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:36:28 ID:???
前スレからの更新の続きでつ。。。
5 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:39:20 ID:???

夕日が目の前の山脈に下りてきた頃、俺たちはマッケナ峠の山小屋に到着した。
途中、アリーナの協力のもと四人一緒に歩くことを徹底したせいか、魔物はあれっきり襲ってこなかった。
木にぶら下がって眠っているやたらでかいミノムシのそばを静かに(戦いたがるアリーナをミネアさんが
説得して)通り過ぎ、プテラノドンとかいう灰色の翼竜が飛んでいるのをはるか遠くに見たくらい。それでも
俺はすっかり気力体力尽き果てていた。森の中では枝の間に一つ目が浮いていないか探し、岩と石だら
けの尾根まで登ってきてからは四方八方の空間に目をこらしていたせいだ。ベレスがどういうつもりなのか
知らないが、監視役も斥候も全く見つからず、俺の推測はどうも怪しくなってきた。幸い、と言っておくべき
だろう。
一夜の宿とすることにした山小屋は、岩だらけの尾根に立つ、いくぶん場違いな建物だった。炭焼き小屋
や掘っ立て小屋のような雨よけ風よけの急ごしらえなあばら屋ではなく、柱にはしっかりした木材を選び、
屋根は石板が敷かれ、分厚い壁板に防腐用の塗料がまんべんなく使われている。内部も、大テーブル
の置かれたホール、暖炉、台所、それに二階に8部屋の二人部屋、さらに屋根裏に自由空間と、小屋と
言うには立派な宿泊施設だった。それが遠目でチョコレート菓子に見えたのは、俺が疲れすぎ空腹すぎな
せいだろう。ミネアさんもクリフトも空腹はともかく疲労については俺と同程度だったようで、リーダーの
俺が何も言わないうちに、そうするのが当然とばかりに扉の閂を外し小屋の中へ入って荷を下ろした。
アリーナだけは日が残ってるうち少しでも前進したいらしかったが、「夜になって風が吹き始めたらとても
 外では休めません」というミネアさんの言葉に、不満そうな目つきをなぜか俺に向けながらも従った。
もちろん俺に否やはなかった。
二人部屋を個室として適当に割り振って使うことにし、さっそくミネアさんは夕食の準備、クリフトはその
手伝いにつき、俺は水場を教えてもらい、桶を持って水をくみに行くことにした。アリーナはというと部屋
に入ったきり出てこなかった。ふさぎ込むようなお姫様ではないから、何かすることがあったんだろう。
例えば腹筋二十回とか。
外に出てマントを肩にかけ直す。日が傾くにつれ風が強くなっていた。散り散りの雲が ねぐらに帰る鳥の
ように頭上を忙しく飛んでいく。まだ陽が沈んでいないうちからこれなのだから夜は厳しくなりそうだ。それ
でなくても空気そのものが肌寒い。綿布とはいえ旅人の服一枚では辛いな。もう一着重ねて着ようか。
俺がいちばん寒さに弱い服装らしいからな。ミネアさんはもう一枚織布を羽織ってたし、アリーナは寒さ
対策として借りたみかわしの服、クリフトは元々暑苦しい神官服を着てる。まあいいや。このくらいで寒い
なんて言ってたらライフコッドで暮らせないし、ちゃんとした山小屋に泊まるのだから凍え死にはしない
だろ。
石と下草を敷く道を少し下った、苔に覆われた石組が水場だった。突き出た竹管から氷柱のように静かに
流れ落ちる水を桶に受ける間、俺は周囲の景色を、もちろん警戒しながら、ほとんど見たような見てない
ようなだった景色を眺めてみる。夕日に片面を赤く照らし出された尾根が起伏し分岐しながらねじれて
連なり次第に灰色の岩肌をむき出しにして南側に回り込みつつ俺の足元を通り過ぎ、干からびた芋の
ような山頂に登りきった後、西へと続く。尾根と尾根との峡谷は木に埋まり、尾根に囲まれた盆地の底は
湖のような森林となってところどころ島のように盛り上がりながらはるか北の山脈まで広がっている。彼方
の山の中腹にある白い帯は雪渓だろう。ぞっ、寒いわけだ。
6 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:43:00 ID:???
ただでさえ疲れてる上に桶二杯分をプラスされて重くなった歩みのぶん割り増しで寒風を浴び、小屋に
戻る。早いとこ暖まりたい。扉を開けようとして、板に焼き印された紋章が目に留まった。丸にタテ十字。
どこかで見たぞ。それもごく身近で。
思い出そうとしていると、クリフトが薪を抱えてやってきて、急いでその薪をガラガラと置き「ウィル殿、
 どうぞ」扉を開けた。開けられなくて困ってたんじゃないんだが。殊勝な顔した神官を咎めるように苦々
しく見た俺の目が、先ほどの疑問の答えを見つける。あーそうだった、こいつの帽子だ。
「どうかなさいましたか?」
『ここは王室の別荘なのか?サントハイムの紋章がついてるが』聞きながら小屋に入る。ふー、暖けえ。
「いえ、別荘ではありません。この山小屋は王命で立てられたのですが、それは峠を通る者のための
 山小屋としてです」
『じゃ、王族様たちは、この峠通ってモンバーバラへ行くのか?』扉を足で押えてやる。
「火急のときには。しかしそのような機会は滅多にありません。一人では危険ですし、テンペの峠と違い、
 馬が通れませんからね。この山小屋は一般の旅人の安全のためなのです。この峠は風が強くてテント
 が張れませんし、身を隠せる場所もありませんから」
なるほど、国あげて作ったがために、こんなビアンカの宿屋よりご大層な山小屋ができたわけだ。
『[トヘロス]は、かけてあるのか?』さっさと扉を閉める。
「もちろんです。安心して泊まれます」
豪華だな、トヘロスまでとは。『どのくらい強い結界なんだ。ベレスにまで通用するのか?』
「術者のお言葉では、魔界竜でもない限り、この結界は破られることはないそうです」
対魔界竜クラス……城郭に使われるのと同じレベルの魔法じゃないか。さすが王立山小屋。
クリフトが暖炉に薪を置く。暖まりたいとこだが、まず用を済ませてしまわないと。
『ミネアさん、この水、どこに……?』
あれ。台所にいない。部屋かな、と思ったとき、床板の下からミネアさんの頭が現れた。
「お水ですね?」塩辛い匂い。地下室から保存食を持ってきたらしい。「じゃ、そこの水瓶にお願いします。
 いっぱいにしておいてください。明日の朝のぶんと、もしものときのために」
水瓶って、このばかでかいのですか?『………』二杯入れたのに、水面までまだ手届きませんけど。
『これ、いっぱいにですか?』
「あと五杯くらいだと思います。日の沈まないうちに、早く。あっ、クリフトさん、薪を今度はこっちに」
台所を仕切るミネアさんに容赦なく言い渡され、寒い水汲みにもう三回行く羽目になった。一度はクリフト
と分担できたが。
ミネアさんて、得意分野になるといろんな意味で突っ走っちゃう人なのかもしれない。


夕食の間、ミネアさんもこの山小屋について話してくれた。王立といっても実際にはコーミズ村が管理
していて、雪に埋まる期間を除き年に6回、登って来て掃除や補修をするのだという。キャストミント峠と
その先のウルプナ峠にも山小屋があり、そちらはサランの街の管轄。峠を越える際はその三軒の山小屋
のうち2軒に泊まるのが普通で、ミネアさんもそうしてきたそうだ。まるで自分の家のように勝手知ってた
のは、泊まり慣れてたからか。
備蓄食と野草のスープという塩気の多い料理を、空腹と安心感、それにミネアさんの料理の腕のため、
四人とも黙って平らげてしまった。やはりというか最初に食器を空にしたアリーナがこれだけでは足りない
とおかわりをせがみ、ミネアさんとクリフトが自分のぶんを少し分けてやっていた。「ウィルさんはどうですか」
とミネアさんに聞かれたが、すぐ断った。実のところ俺も腹六分ってとこだが、一人分の備蓄食の量は
決められているはずだ。こういう場所で食事の質や量に文句言っても仕方ない。
7 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:46:24 ID:???
片づけも終わって空いたテーブルの上に、ミネアさんがこの山小屋据え置きの地図を持ち出してきて
広げた。右の端にコーミズ村、左の端にサントハイム城の絵文字が書かれた、このキャストミント峠の
地図だ。
「今は、この、マッケナ峠です」ミネアさんが、小さな湖の左にある家のマークを指さす。コーミズから
そんなにはきてない。ただしフリーハンドの地図なので距離が正しいかは疑問。「ここからは尾根づたい
 に歩いていき……」つつー、とミネアさんの細い指が地図をなぞる。「カッシーナ山を回り込んでいきま
 して……ここが、キャストミント峠です。以前、私がどなたかの気配を感じたのは、ここから、キャスト
 ミント峠の間ですわ」
『方向は覚えてますか?』
「ええ。道の右側のほう、ですからカッシーナ山の北です。とても広くて深い森になっていて、昔は火山の
 噴火口だったって、とう……」ちょっと言葉を切ったミネアさんだが、「ええっと、森ですよね。この森を
 避けて尾根をこう通って行くのですが」気を取り直し、指が太い線をなぞる。「隠者の村があるとすれば、
 この大きな森の中だと思います」
「やはり、その森ですか」クリフトが勝手にうなずく。「そのどなたかの気配の場所を、この今、感じ取れ
 ますか?森のどのあたりか見当がつくのでしたら、教えていただきたいのですが」
これが、我がパーティにおけるミネアさんの最も重要な役割。もし今その場所を地図の一点に示せるなら、
俺としてはミネアさんにはここに残ってほしい。説得が大変だろうけれど。
「……いいえ」ところがミネアさんは肩をすくめ、首を振った。「それが、まるで……。前は、この山小屋に
 いても、ほんの少しは感じられたんです。なのに……」
へ?
「わからないんですか?」
そりゃあないですよ、という目をしているクリフト。俺もだろう。『全然……ですか?』
「え、ええ……。近くまで行けば、わかるかもしれませんけど……」
「あたりまえだろ」眉をしかめ呆れた顔をしたアリーナが、口を出してきた。「ルナは何年も前に村を魔物に
 滅ぼされて、それでサランに出てきたんだ。そん時、その誰かってのは殺されちまったに決まってるじゃ
 ないか」
「あ……」俺を含めた三人が顔を見合わす。その通りだ。てことは……ミネアさんの感覚を頼りに探すのは
無理なのか!?
『その森って、どのくらい広いんです?』
「……このくらい」ミネアさんの指がくるっと円を描く。“キャストミント”と“サントハイム”の文字を並べた
よりも長い直径。それはまた大森林ですな。
「私たちだけで探り当てるのは無理でしょうね。まして今日明日でなど」つぶやいたクリフトの言葉に、
全面的に同感。こんな広大な森の中に埋もれた村を無事探しあてるには、人数使って数ヶ月計画で
やらなきゃ不可能だぞ。何しろ、今まで見つからなかったんだから。
「一つの村が滅ぼされたなら、多くの人が亡くなられたはずですから、その魂を感じられれば……ああ、
 でも」ミネアさんが目をつむって首を小さく振る。「その村が森の真ん中にあったりしたら、私にわかる
 かしら。無理だと思います。すみません」
いいえ、ミネアさんが謝ることはありませんよ。頼りすぎてた俺たちが悪いんです。
「この山のてっぺん行ってみれば、何か見えるんじゃないか?」
「カッシーナ山、それにマッケナ山に登った人は今までたくさんいます。その人たちに見つけられていない
 のですよ」
アリーナにしごくごもっともなご回答をしたクリフトに、『何か手がかりみたいな情報はなかったのか?
 お前が読んだ本に』俺が聞いてみる。
「隠者の村の場所を示すような記述はなかったと思います。語り継がれてきた伝説を書き記しただけでは
 ないかと」
人騒がせな本だ。『じゃ、目撃証言は。森から煙が上がるのを見たとか、見知らぬ人に出会ったとか』
「私が伺った限りでは、ありません」
「……私も、知りません」ミネアさんも首を振る。ま、知ってたら言ってるわな。
四人とも沈黙。といって考えることはあまりない。絶望的だ。思いつく案と言えば、地図とコンパス持って
森を当てずっぽ縦走してみるくらいだ。運が良ければ3日くらいで見つかるかもしれん。
と俺は思考を早々に放棄したが、他の三人は思案中。アリーナですら腕組みをして地図をにらみ、クリ
フトは何やら指を繰っている。うつむいたきり肩幅がどんどん狭くなっているのはミネアさんだ。責任感じ
て落ち込んでるらしい。うーむ、フォローしてあげたいけど……。
そうだ!何もこっちから出向く必要はないかもしれない。
8 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:48:17 ID:???
『ことによると、ベレスは向こうから来るんじゃないでしょうか』
顔を向けてきた三人に、俺は、ベレスの罠についての推論を話してみた。
『――この通りなら、明日あたりベレス本人が出てくるってことも考えられますよ。どこかでどうかして、
 うまく誘い出せれば』
アリーナが眉を上げ、心なしか楽しそうに唇の端をほんの少し曲げている。楽しい話を聞かせた憶えは
ないぞ。
「それは、どうでしょうか」顎に手をやっていたクリフトが、渋顔で言った。「あの魔物たちと、魔族に、連絡
 があると考えるのは、早計ではないかと」
は?『ベロベロって魔物とベレスは何か関係があるってのに、お前賛成しただろ』
「ええ。何かしら関係はあるとは思います。が、直属の部下として使っているかは、わかりません。むしろ、
 その可能性は薄いと考えます。あくまで、私の考えですが」
『理由は?』
「私たちを待ち伏せするにしては、場所がばらばら過ぎます。釣り橋、森の中の竹藪、山の中腹。何か
 連絡があるなら、私たちを直接仕留めずとも疲弊させるが目的であろうと、ある程度はまとまって攻撃
 して来るのではないでしょうか。例えばあの釣り橋で、今日現れた魔物の三群のうち2群に挟み撃ち
 されていたら、私たちは窮地に陥ったでしょう」
確かに。特にお前は真っ先にやられてただろうな。
「それに、ウィル殿が予想された作戦は、それほどうまい策略とも思えません。わざわざ魔物ごとに分け
 て私たちに当たらせるは多数自ら少数に敗れる愚。数に物を言わせ一斉に押し包むのが大群の利、
 私たちにとっては危険でしょう」
兵法の禁忌“戦力の逐次投入”ってやつか。それも一理なくもないけどな。兵法を言うなら、その魔物ども
にとって棲み家となってる慣れた地勢で襲わせたんじゃないか?俺たちを疲れさすのが目的なら、それ
でいいんだからさ……と反論を組み立ててはみたものの、これって反論のための反論にしかならない
よなあ。俺がベレスでもクリフトの言った通りにする。この高所恐怖症神官に追随するのは癪だがな。
『ミネアさんは、どう思います?』
もう一人の良識派に振ってみる。「私は、その……」ミネアさんは口ごもってから、「クリフトさんの言う通り
 だと思います。あの魔物たちが魔族に操られていたなら、ウィルさんや私まで相手にせず、アリーナさん
 だけを狙うはずですから」これも真っ当なご意見をおっしゃった。
そうなんですよ。まるで敵じゃなかった虫群はともかく、ネズミと土鬼は明らかに俺たちその他三人にも
攻撃してきた。邪魔者を足止めしターゲットを孤立させる、などという思考ができるような脳をネズミや
土鬼どもが持ってるとは思えない。
「それに、襲われたのがけっきょく三回だけで、私たちが今こうして無事ここで休んでいるのは、ウィル
 さんの考えとは……そのう、ちょっと違うというか、おかしいんじゃないでしょうか。すみません」
うつむき加減なミネアさんだが、言うことは鋭くたたみかけてくる。いいえ、そんなに遠慮せず。それ俺も
気になってたとこですから。
『その通りかもしれませんね』
良識派二人に軽く論破されてしまい、さっさと説を引っ込ませた俺は、背もたれに体重を預けて息をつく。
ま、俺の予想は、そうでないほうがはるかにありがたいんだから、ハズレならそれでいいさ。
「どういうことだ。ベレスは来ないのか?」黙ってろ直情派。
再びの沈黙。さあて、こっちからは行けない。向こうからも来てくれない。ならどうすりゃいい?答えるより
聞くほうがはるかに楽って質問だが、誰が答えるかって言えば俺なんだろうな。リーダーなんだから。
村を見つける方法がないなら、このまま峠越えしても意味はない。いったん山を下りてから善後策を練る
か。いっそ危険覚悟でサントハイム城に乗り込んでみるか?何もしないよりマシかもしれん。
ああでも。地図を眺める。せっかくすぐ近くに来てるのに下りてしまうのはもったいないよな。村があると
すれば、ミネアさんが指さした円、このへんか。この地図にはさすがに何も書いてない……?
『……?』
この山小屋のマークのちょうど北、カッシーナ山の麓のあたりにインクの染みのような点が打ってある。
何だこれ。ランプのゴミか?
「あ、それは……」点を何気なく爪先でこすってみたとき、ミネアさんとクリフトが同時に声を上げた。この
反応、てことは。
『何かここにあるんですか?』
「え、ええ……」ミネアさんは口ごもり、クリフトと目配せしあうだけ。もしかして、この点が村の位置で、
知っててわざと隠そうとしてるんじゃ?まさか。
9 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:51:18 ID:???
「おい。クリフト」腕組みしたアリーナが、クリフトをじろりと覗き込む。「どうなんだ。何があるんだよ」
「は、はい。そこは……木こりの家です」クリフトが諦めたように息をついて言い、ミネアさんも眉を寄せて
困り顔になっている。「ドルガという人物のお宅ですよ」
『木こり?お宅ってことは、その木こりは、ここに住んでるのか?』
「ええ。木こりと言うより、森番のような方です。何十年も前にあるご夫婦がこの森に小さな畑を作って
 住み着いたのですが、そのご夫婦のご子息ということになります。ご子息と言っても相当なご年配です
 が。街に姿をお見せになるのは、何年かに一度、サランに下りてきて木の細工物を売り、その金で農具
 や金物などを買っていく、それだけです。素朴ながら独特な削りの犬の彫り物をお作りになり、かなりの
 高値になるそうですよ」
なんだ。そういう人がいるんじゃないか。『そんな人なら、森の中の村くらい知ってんじゃないか?』なんで
黙ってたんだ?
「しかし、その方は」クリフトがまたミネアさんと目線を交わす。「偏屈と言いますか、気むずかしい方で、
 失礼ながら私たちとまともに話をなさるとは思えません。生存確認……いえ、ご無事かどうかを確かめる
 ために年に1度は官吏が訪問しているのですが、そのたびに罵られて追い返されるそうです。きちんと
 した戸籍がある方ではありますが、城でも納税していただくのを諦めているほどでして……」
よくそんなこと知ってるなこいつ。いや、きっとその木こりのほうが城中のお役人の間でそこそこ有名なん
だろう。
「そいつに会おう」アリーナが身を乗り出した。「そんなに長く森に住んでる奴なら、ルナの村だって知ってる
 はずだ。ボクらを追い返すってんなら、こっちも力ずくで白状させてやる」
「いけません姫様。そのような乱暴は」クリフトが両手を上げてなだめる。「姫様ともあろう御方がそのような
 ことをなされば、かの木こり殿はさらに頑なになってしまわれるでしょう。国や政治というものに不信が
 ある方のようですからね。知っていたとして、話してくれるかどうか」
「だからってどうすんだ。今はそいつだけなんだろ?ルナの村わかりそうなのは」
「いいえ、どうかお考え直しを。姫様とサントハイムきっての偏狭者とを会わせれば、いったいどのような
 騒動になるか」
「どういう意味だ、それは」
言い合いを始めた主従。クリフトの隠したがってた理由はそれか。アリーナをそんな頑固爺に会わせたら、
[鉄の爪]持ち出して怒鳴り散らしたあげく、癇癪起こして本当に森をしらみつぶしにしようと暴走しかねない。
しかし、だとしても。
俺はアリーナに賛成してしまっていた。ミネアさんがわからないなら、その木こりに聞くくらいしか手はない。
どうせ駄目モトだ。明日はその木こりに会いに行ってみるか。
『ミネアさん』黙ったきりのミネアさんに向く。『この木こりの家は、ここからどのくらい……』あれ?ミネアさん、
唇震えてるし顔色青いぞ?『……どうか、したんですか?』
「ウィルさん。今夜は休みましょう」
早口で言うと同時にミネアさんは席を立ってしまう。今は何もマズいこと言ってないぞ俺は。
「そうですね。姫様、ウィル殿、休むとしましょう」
クリフトが言い、アリーナも髪に手を突っ込みながら立ち上がる。おい、明日の予定も決めずに撤収モード
かよ。そりゃ寝たい気もわかるけどな。
一人で地図を見つめ、粘ってみる。今んとこの選択は3つ。問題アリな木こりを訪ねるか、森に入って闇雲に
村跡を探してみるか、潔く山を下りるか、だ。サントハイム側にしろコーミズ側にしろ、山を下りるのは[キメラ
の翼]使えば簡単なんだが……。
ん?緑の着物が視界から消えていかないのに気付き、ふと顔を上げる。アリーナがテーブルの端のところで
立ち止まって振り向いていた。唇をすぼめ、赤い瞳で探るように俺を見つめている。何か用か?俺が口を開け
かけると、アリーナは瞬時にいつもの睨みつける眼差しに戻り、クリフトを押しのけるように階段を登っていって
しまう。暗いんだからコケるなよ。といってもあのお姫様は灯り一つない闇の中でもすっ転んでくれそうにない
けど。
『………』見送っているうち、はっとした。あいつ、俺に何か言いたかったのか?
10 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:55:09 ID:???
土鬼戦からこっち、ミネアさんには道順を聞く程度で、アリーナとはもちろん会話はなかった。だからミネア
さんがアリーナに何と言ってくれたのかは知らないのだが、アリーナが俺の顔を一瞥する時間を四半呼吸
から半呼吸に増やす程度の宥和効果はあったらしい。とはいっても俺に話しかけるまでには至ってないよう
だから、俺から声かけてみるべきか。ま、あいつと顔突き合わせてまともな会話が成り立つかどうか怪しい
けどさ。本当に振り出しに戻ってるよな。また“後ろから髪撫でアタック”やってみるか?詫び状と始末書と
キメラの翼用意して。
そんな危険思想に自分で苦笑し、地図を見直そう……としたが、その地図はテーブルの上を流れていく。
ミネアさんが黙ってテーブルから地図を取り上げ、くるくる丸めてしまう。ああ、片づけちゃうんですか。今後
のためにもう少し見ておきたかったんですけど。
「ウィルさんも疲れてるでしょう。休んでください。あとは、私がやりますから」
息をつきながら出したような、どことなく元気がない声で言い、ミネアさんは背を向ける。『あの、ミネアさん』
呼び止める。疲れてるのはミネアさんのほうだろう。俺たちのうちでたぶんいちばん体力ない上に、今日も
呪文使いまくってたし。『ミネアさんこそ疲れてるでしょ。後始末なら、もしよければ俺がやっときます。どこに
 何があるか教えてくれれば』
「いいえ。平気です」ミネアさんが俺を見もせず返事。
『でしたら、せめて何か、手伝うことありませんか?』
「平気です!早く寝てください!」
突然のミネアさんの高く大きな声に、『??』俺はぽかんと立ちすくむ。何で?ミネアさんまで俺を徹底拒否?
「あ……」だが驚いたのはミネアさん当人もだったらしい。俺を振り返り、「す、すみません、ウィルさん。その
 ……お気遣いはいいですから、ゆっくり休んでください……」急いでつぶやくように言って、小走りで台所へ
行ってしまった。
「ウィル殿、何かあったんですか?」
階段の上からうるさく顔を覗かせたクリフトに、何でもないと手を振って追い払う。
うーん。俺、ミネアさんに気を遣いすぎお節介すぎか?でもミネアさんはそれだけで怒鳴る人じゃないような。
疲れてるのか、それとも……村まで道案内できると張り切ってたのが役立たずだとわかってしまって、気に
病んじゃってるのかな。思い詰めてなきゃいいんだけど……。
ホールに一人取り残された俺。さて―――

1.誰かと話をする。
 1−1.ミネアさんと
 1−2.アリーナと
 1−3.クリフトと
2.部屋に行く。
 2−1.さっさと寝る。
 2−2.[ターニアの風鈴]を使う。
 2−3.荷物のチェックをする。
3.外に出てみる。
11場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 06:58:02 ID:???
〜登場キャラクター〜

-主人公-

◎ウィル(村の少年)
 経歴:レイドック王国ライフコッドの村人。妹のターニアが唯一の身内。
     ヘンリー王子とホルス王子の親友および従者として、レイドック城に通勤していた。
     剣を使い、ブーメランも得意。ルカニとホイミの呪文を勉強中。
     その場にないものを不意に思い出したりする。
 職業:商人2+盗賊3
 強さ:打撃3 防御2 敏捷3 魔力0 (各MAX15、装備による補正は含まない)
 体調:疲労
 精神:不調
 武器:ブーメラン(モンバーバラの防具屋より購入。複数の敵や空中の敵にダメージを与える)
 防具:旅人の服(モンバーバラの防具屋より購入)
    旅人の服(ミレーユから)
 道具:薬草x7(モンバーバラの防具屋、コーミズの道具屋より購入)、
   毒消し草x3(コーミズの道具屋より購入)
   キメラの翼x2(グランマーズから及びコーミズの道具屋より。マーズの島行きとコーミズ村行き)
   爆弾石(バーバラから。投げるとイオラが発動する。バーバラに居場所を知らせることができる)
   青紫色の玉([ふくろ]に入っていた石。謎のアイテム)
   マーズの手紙(サントハイム王へ太陽の石の安否を訊ねる手紙)、
   グレーテの手紙(バーバラから。アリーナへの私信?)、
   ターニアの風鈴(ゲマから。幽閉されている妹ターニアと会話ができるが、使用中は聴覚が閉ざされる。複数使用可)
 呪文:インパス(アイテム鑑定の魔法)、メラ(敵一体に炎のダメージ)
 特技:砂煙(一時的に敵の視界を遮る)、力ため(一時的に攻撃力を上げる)、突き飛ばし(敵一体を戦線離脱させる)

行程:レイドック王国ライフコッド→???→ラインハット王国サラボナ→グランマーズの館
    →サントハイム王国モンバーバラ→同国コーミズ村→同国キャストミント山脈

状況:6日目・夜1   現在地:サントハイム王国マッケナ峠
所持金:39765G
現在の作戦:いのちだいじに・アリーナ保護(慎重系)
12場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 07:06:53 ID:???
-メインヒロイン-

◎現在同行 ○現在パーティ仲間 △限定的に会話可能 カッコ()内はフラグ状態と現在の好感度

△ターニア(86):ウィルの妹。ゲマにさらわれて人質になっているが[風鈴]で会話できる(現在使用回数3)。
  ビアンカ(65):ウィルの幼馴染みでお隣さん。宿屋の娘。ウィルより2歳年上のお姉さん。炎系の呪文を会得。
           ライフコッドでウィルの婚約者扱いされているが、双方とも気にしていない。
  マリベル(55):ウィルの幼馴染み。ライフコッド村長の娘。何かとウィルに絡む。炎系の呪文を習得中。
           ウィルの回想にたびたび登場。幼い頃、ウィルとちょっとした行き違いがあったらしい。
  フローラ(124):サラボナの白薔薇と呼ばれているお嬢様。父はサラボナの大商人ルドマン。元シスター。
             いろいろあってウィルから告白され、回答を保留している。ウィルの所持金はすべて彼女からの借金。
  バーバラ(93):魔女。マーディラス王国魔法研究所の所長。最高ランクの魔法の使い手であり、鞭使いでもある。
            アリーナ宛の手紙をウィルに預ける。使者としてアリーナやクリフトとも顔見知り。
 マーニャ(126):錬金術師エドガンの娘。モンバーバラ劇場の売れっ子踊り娘。自称世界一の炎術士。
            ウィルを「ビル」、アリーナを「アルト」と渾名で呼んでいる。何かとウィルを惑わすが、キレると怖い。
            メラの呪文を教えてくれた後、モンバーバラに帰ってしまった。
◎ミネア(A186):マーニャの妹。名占い師で、治療師。ウィルとフローラの仲を最初に占い、何かとそのことを気にかける。
            よく襲われ、よく気絶し、よくウィルに助けられる。ところにより挙動不審。
  ミレーユ(44):夢占い師グランマーズの弟子。グランマーズの館に居住。昔ムーンブルクにいたことがある。
◎アリーナ(B14):サントハイム王国のお姫様。性格も口調も男勝り、腕力と身軽さは天才的。いろいろあってウィルとの喧嘩継続中。
            ウィルと決闘の約束を2つしている。母は亡くし、父のサントハイム王は病気らしい。
            後ろから抱きつかれて髪を撫でられると泣き出してしまうという弱点がある。

他、未知のヒロインx?
13場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 07:09:46 ID:???
-現在の同行メンバー-

ミネア(占い師) 職業:−
 打撃2 防御2 敏捷1 魔力4
 体調:疲労 精神:不調
 装備:ブロンズナイフ〈鎖鎌〉+絹のローブ+手織りのケープ
 道具:破邪の剣、キメラの翼、星のかけら、?
 呪文:ホイミ、ラリホー、バギ、フバーハ、?  特技:(死神の鎌)、(占い)

アリーナ(王女) 職業:−
 打撃6 防御1 敏捷6 魔力?
 体調:疲労 精神:普通
 装備:身かわしの服+三角帽子+スライムピアス
 道具:?
 呪文:? 特技:疾風突き、正拳突き、?

クリフト(神官戦士) 職業:−
 打撃2 防御2 敏捷2 魔力3
 体調:疲労 精神:不調
 装備:鋼鉄の剣+旅人の服+皮の帽子
 道具:鉄の爪、皮のドレス、?
 呪文:ホイミ、マヌーサ、マホトーン、スカラ、? 特技:?
14場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 07:15:06 ID:???
-サブキャラクター-

◎クリフト:サントハイムの神官戦士でアリーナの従者。アリーナを城へ連れ戻そうと躍起。
       僧侶系呪文の使い手。剣を使うが、腕はたいしたことはない。
       アリーナの扱いを巡ってウィルとたびたび対立。しかし意見が合うことも。
  ヘンリー:未登場。ラインハット王子。ウィルの親友。悪友としてのエピソードが多い。
  ホルス:未登場。レイドック王子。ウィルの主君であり親友。
  ランド:未登場。ライフコッド村の狩人の息子。ウィルの喧嘩友達。ブーメランが得意。姉グロリアがいる。

ゲマ:魔族。ターニアをさらい、勇者を探し出してくるようウィルに脅迫している。
グランマーズ:ミレーユの先生。元ムーンブルク王国の宮廷占い師で、今は孤島で隠居中。
         ウィルをムーンブルク王国に関わりのある者と見立て、館へと呼び寄せた。
         ウィルが見たはずの夢が見られなかったことが気がかりなようだが……?
ルドマン:未登場。世界的な大商人で大金持ち。フローラの父。ウィルとはまだ会っていない。
リリアン:フローラの愛犬。ペット犬らしくない行動力を見せた。
チェリ:ルドマン家のメイド。ウィルが滞在中、いろいろ気遣いをしてくれた。
ユルル・キッカ・エッコ:サラボナの3人娘。チェリの知り合い。ウィルにミネアの行き先を教えてくれた。
エドガン:故人。サントハイム王国宮廷錬金術師。マーニャ、ミネアの父。5年前、バルザックに殺害された。
バルザック:エドガンの弟子。師匠を殺し研究成果を奪う。ゲマの部下として2度ウィルの前に現れている。
オーリン:エドガンの愛弟子。ミントスという街の出身らしい。3年間行方不明。
ラゴス:サントハイムの大臣の息子。レストランでミネアにちょっかいを出してウィルと一悶着を起こした。
     ルナと関係していた現場をウィルとアリーナに発見された。サントハイムに帰ったらしい。
シンシア:未登場。ターニアの世話係らしい。
ルナ:モンバーバラの見習い踊り娘。元サントハイム城の小間使いだが、アリーナに反抗。キャストミント山脈隠れ村出身。
キピン:未登場。ルナの弟。行方不明らしい。
フレア:モンバーバラで暮らす、コーミズ村出身の未亡人。元サントハイム城近衛兵で、アリーナの先生だった。
シロン:サントハイム王の側近で、ウィルの知り合い。ラゴスを迎えにモンバーバラに来ていた。
グレーテ:未登場。マーディラスの王女様らしい。
マゴット:モンバーバラ教会の僧侶見習い。クロービスという神父についての言づてをウィルに頼むも、急にウィルを避けた。
キレス:マーニャとミネアのモンバーバラでの下宿の女家主。果物屋。サンディとジョセフの仲立ちをした。
サンディ:コーミズ村の宿屋のウエイトレス。レイドックの街サンマリーノのメイドをしていたが、売り飛ばされた。
      再会したジョセフと結婚し、一人息子ジョンをもうける。ウィルに、ジョセフ救出を懇願する。
ジョセフ:サンマリーノの町長の息子。ウィルの友人。サンディを追って家出し、結婚したが、父親に連れ戻された。
      地下牢に監禁されているらしい。
ノルザス:コーミズ村の宿屋の主人。村の人々と同じく、ウィルとミネアの仲を誤解している。
ヤザッカ:コーミズ村の道具屋の主人。上に同じ。
ベレス:魔族。部下を引き連れアリーナの命を狙ってコーミズ村を襲う。キャストミント山脈の隠れ村がねぐららしい。
ファーズ:故人。レイドックの侯爵。レイドックでのウィルの滞在先の主人で、ウィル兄妹を養子に迎えようとした。
リリカ:レイドック城の小間使い。サンマリーノのパン屋の娘。ウィルと一緒にホルスを仕付けている。
ギンドロ:昔モンバーバラを仕切っていた偉い人。
ドルガ:未登場。森に住む木こり。かなりの偏屈らしい。
15場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 07:22:20 ID:???
〜ストーリー(07/3/2更新含む)〜

 ウィルは、レイドック王国の山村ライフコッドの少年。誕生日の夜に魔族ゲマによって村からさらわれてしまい、
妹のターニアの身柄と引き替えに伝説の勇者を探して来るよう命じられた。ラインハット王国の街サラボナに
放り出されたウィルは、介抱してくれたサラボナの白薔薇フローラに愛の告白をしたり、魔女バーバラと出会ったり
いろいろあったのち、占い師ミネア、踊り娘マーニャの妹姉と知り合った。ミネアを助けるためサラボナの川港で
彼女らの父親エドガンの仇バルザックと戦ったウィルは、次に現われた謎の女性ミレーユの案内で、ミネアらと
ともに夢占い師グランマーズの島へ飛んだ。そこでムーンブルク王国の危機、天、地、人の3人の勇者の伝説、
そして勇者は体のどこかに特徴あるアザがあること、また地の勇者ロトの血をひくのは5つの王家の王子王女5人
のうちの誰か一人だということを聞いた。翌日ウィルは勇者を捜すため、ミネア、マーニャの街、サントハイム王国
モンバーバラへ。月に一度の祭りの最中、以前レイドック城で出会ったことのあるサントハイム王女アリーナに
会うことができた。しかしその経緯からアリーナはウィルを疑い、走り去ってしまった。追っていったウィルは偶然、
男に襲われていたミネアを助け、アリーナの指南役だった元女兵士フレアに無事送り届けるが、その夜、再び
バルザックと遭遇し、叩きのめされた。翌朝、恐ろしい夢から目を覚ましたウィルは、フレアの家でバーバラと再会し、
手紙を預かる。そして、アリーナの従者であり神官のクリフトの頼みで、ミネアらの故郷コーミズ村に行き、うまく
アリーナと合流するが、誤解は解けないままだった。
 そのコーミズ村に、魔族ベレスの一党が襲ってくる。ミネアが精神力を使い果たして倒れたりと苦戦するものの、
アリーナの活躍とバーバラの加勢で撃退し、捕らえた魔物を尋問したウィルたちは、ベレスの目的がアリーナの
生命であり、かつて魔族らが滅ぼした隠れ里を住処としていることを知り、討伐を決意。その晩ウィルは、ミネアと
理無い仲ではと村民に誤解されたり、再会した知り合いのサンディに彼女の夫ジョセフを救い出す約束したりした後、
回復したミネアにフローラとの運命を占ってもらい、フローラとの仲むつまじく過ごす自分の姿、マーニャとミネアの
幼少時代の一場面、さらに思い出すのも痛々しいマリベルとのいさかいなどの光景を目撃し、冷水の中で気を失う。
思いがけずアリーナに助けられたウィルだったが、占いの最中に見た光景の一つをミネアに告げたところ、ミネアは
昏倒してしまう。さらにその場でアリーナと話をしようとして意に反し彼女を泣かせてしまう始末。翌朝、モンバーバラへ
アリーナを連れ戻しに行ったウィルは、彼にすべてを見せ同行を拒むアリーナを、ターニアと話をさせることでどう
にか説得に成功。さらにコーミズへの帰り際にマーニャから呪文伝授される。ところが、逃がすと約していた魔物を
殺してしまったためアリーナとまたも断交。その状態でベレス討伐に向かうことに。独断に走るアリーナに困惑しつつ
も襲ってきた魔物たちを撃退し、峠の山小屋に到着。だが魔族の住処の場所をミネアが探り出せないことが判明。
手詰まりとなる中、森に住む木こりの名が挙がる。その木こりに会おうと意気込むアリーナ。どこかおかしな様子の
ミネア。主姫の暴走を危惧するクリフト。彼ら彼女らのリーダーとして頭を悩ますウィルは―――
16場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/02(金) 08:01:10 ID:???
というわけでプレイヤーの皆さま、>>10の選択をおながいしますです。。。
フラグはシナリオの進行度で異性としての意識も示したり
好感度はそのまま好感度でイベント条件だったり何かの成功率だったり

2ヶ月ぶりの更新ですた・・・
しかも更新予告からも1ヶ月経ってしまい、毎度のことながら申し訳ないでつ
保守していただいた皆さまには、感謝してもしきれませんです
目指せ!年度内更新!(ハンセイナシ・・・

このところ涼○ハ○ヒにハマつてしまい(イマサラ!?)、文体に影響が出てるやも
文句は正月にスニカ文庫置いてった友人に言ってやってくださひ
あうう仕事中もオリコン9位の歌(あれ歌!?)が耳から離れてくれませぬ
WiiもDSも買わねばならないのに、漏れ何してんでせう・・・
17名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 09:33:02 ID:???
乙でした。
1−2で
18名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 15:55:12 ID:???

2-3で
19名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 12:07:44 ID:???

2−2で
もはや女心はワカランのでターニアに相談する。
20場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/10(土) 10:58:49 ID:???
ここにいても用はない。俺も部屋に引き上げよう。
『ミネアさん。俺、部屋にいますから、何かあったら呼んでください』
台所に呼びかけたものの、返事はない。ミネアさんのことだから小声で返事したかもしれない、そう思おう。この上
ミネアさんにまで嫌われたら、俺もうやってけませんよ。
俺の部屋は階段を上って左側二番目。手前がミネアさん、向かいがアリーナだ。階段を上ってすぐの部屋を
いちばん用事の多いミネアさんが選び、あとはそれを囲むようにめいめい勝手に決めた。とはいっても、クリフト
がアリーナの隣、それも階段側を選択するのは従者なら当然で、俺はミネアさんの隣を選ぶわけだから、ミネア
さんが決まれば全員が決まるとも言え、それにこういう僻地の建物では何かあったらすぐ逃げ出せるよう出口
近くに集まるってのが、まあ、自然だろう。
部屋には、二段ベッドにタンスが二つ、それに書き物机と椅子に窓が一つ。絨毯や装飾物はなし。王立とはいえ
内装にまでは手が回らなかったらしい。小物まで下手に豪華でも管理が大変なだけだろうしな。
ベッドに座り、[ふくろ]を覗き込む。一時の休憩中に道具をきちんと整理しておかねば。
まず、現在の俺の唯一の武器[ブーメラン]と、命と同じくらい大切な[風鈴]。それから替えの[旅人の服]。[薬草]
の袋が7つ。[毒消し草]の袋が3つ。[キメラの翼]が2枚に、フレアさんから貰った非常食の干し肉。そして、これだ。
バーバラ曰く今度こそホンモノの[爆弾石]、ベレス戦の最後の切り札。爆風の威力もだが、バーバラが自分の
魔力の発動を感じて俺たちがベレスと戦っていると知り、助けに来てくれるはず、来てくれなければ困る、そういう
アイテムだ。だが……打ち合わせができてるわけじゃないんだよな。あいつの性格からいって、来る、とは思って
いるんだが。
えーっと、他の道具は……。
あ、そうだ、これをすっかり忘れてた。今持ってる中で唯一ワケがわからんアイテム。
[ふくろ]の底から、そのペンダントを取り出す。誰か――第一候補はバルザック、第二でバーバラ――がこっそり
入れてった、澄んだ青い宝石がはまった首飾り。竜の手型に埋め込まれているからアミュレットなのかもしれない。
が、調べてみようにも、何故か[インパス]が通じなかった。覚えたてで信号弾にしかならない[メラ]と違い、[インパス]
にかけちゃそれなりに俺は使い慣れているから、俺の魔力が弱いせいではなく、魔法を拒む呪いか何かがこの玉に
かかってるんだろう。魔除けというより、魔法除けだな。ミネアさんかクリフトに聞けば……ちょうどいい、今見せに
行ってみようか。
あとは……奥のほうに、大事な2通の手紙。マーズさんのと、マーディラスのグレーテ姫からの……あ、しまった。
こっちの手紙、頼まれといてまだアリーナに渡してねえ。バーバラに文句言われるな。討伐の旅の途中という
非常事態とはいえ、今夜んとこはここでこうして落ち着いてるわけだし、今、渡してやるべきか。嫌な気分が
しないでもないが、アリーナと俺の関係と、この手紙とは別問題だ。隣国のお友達からのお手紙なら、届ける
相手が俺だとしてもあいつは受け取るだろう。
そうだ。この手紙、アリーナと話をするきっかけを作るのに使えるかもしれないぞ。少なくともドアを開けさすこと
はできるだろう。そこでついでとばかり言いたいことを聞き出せば。ミネアさんとクリフトがいたあの場で言わな
かったのは、たぶん俺だけに対し言うことがあったんだろうからな。
おっとそれなら、この宝石もだ。ミネアさんがこの玉に興味を持ってくれさえすれば、会話成立させるための格好の
材料になる。うち解けたところでさりげなく、何を気にしているのかを聞けばいい。
ただ……相手してもらいたくて関係ない小道具を挟むってのはちょっとばっか不純で卑怯……いや、関係なくない。
じっさい俺は手紙を渡さなきゃならないし、この玉だってミネアさんに見てもらって意見聞きたいんだから、全然
卑怯じゃないさ。……ま、玉については、クリフトに聞いたっていいんだが。
21場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/10(土) 10:59:58 ID:???
でも、そもそも今は、二人とも俺が話しかけたところで聞いてくれる雰囲気じゃない。今夜はこのままおとなしく寝とく
か。ミネアさんは疲れてるってだけで、朝になれば落ち着いていつも通りニコニコ接してくれるかもしれない。アリーナ
については、クリフトを介して聞いてみるって手も、あるにはある。それに、重要なことなら、向こうから話しに来るって
可能性も、なきにしもあらず。
どうすっか―――

1.道具を使う(2つまで可。順番も)
 1−1.[青紫色の玉]をミネアに見せる
 1−2.[グレーテの手紙]をアリーナに渡す
 1−3.[青紫色の玉]をクリフトに鑑定してもらう
 1−4.クリフトを使ってアリーナに意見を聞く
 1−5.外に行って[爆弾石]を投げる
 1−6.[ターニアの風鈴]を使う
2.普通に話をしに行く
 2−1.ミネアと  2−2.アリーナと  2−3.クリフトと
3.さっさと寝る
22場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/10(土) 11:14:18 ID:???
更新と言えるような進み方ではない気がしまつが更新は更新でつ!
目指せ!引き続き年度内更新!

今回の選択についてでつが、例として、
1−2、2−1、2−4、3−1、3−2、3−5
という結果だった場合、まず多数の3−に絞り、次に早い順で3−1を選択とする
・・・というルールを本家板でやっている際に決めたためでつ。説明不足すみませんです。。。
23名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 14:26:24 ID:???
いきなり早ッwそして乙。

1−2,1−3で
24名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 19:46:27 ID:???
失礼だけど早すぎて一瞬目の錯覚かと思いましたww

1−3、1−6で
25名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 03:21:26 ID:???
1-2 1-6で
26名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 00:54:49 ID:???
ho
27場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/17(土) 12:35:25 ID:???
一応締め切っておきますです。。。
28場 ◆Gp/A555JhQ :2007/03/25(日) 22:48:51 ID:???
自己ほす
29名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:52:21 ID:???
掘る


もとい保守
30名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 03:18:36 ID:???
ウホッ
31名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 00:11:20 ID:???
保守ならまかせて!
32名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 05:30:05 ID:???
33名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:05:39 ID:???
一月たったわけだが。
34名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:49:51 ID:???
保守するわけだが。
35場 ◆Gp/A555JhQ :2007/04/24(火) 02:25:18 ID:???
自己ほす。。。
36名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 02:36:29 ID:???
き、貴様というやつは・・・!
37名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 01:56:11 ID:???
保守行動
38名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 01:54:42 ID:uZTZEZBG
保守行動
39名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 23:45:44 ID:???
ho
40名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 21:32:12 ID:???
おっぱい
41名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 12:21:43 ID:???
2ヶ月
42場 ◆Gp/A555JhQ :2007/05/13(日) 02:14:27 ID:???
めいそう中。。。
43名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:30:36 ID:???
瞑想?迷走?
44名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 23:37:12 ID:???
hy
45場 ◆Gp/A555JhQ :2007/05/28(月) 23:55:43 ID:???
迷走のほうでつ
今月中に何とかしまつ
46名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 00:21:18 ID:???
その意気やよし…
47場 ◆Gp/A555JhQ :2007/05/31(木) 23:25:40 ID:???
雨天順延。。。
48名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 03:01:32 ID:???
順延ってーのは最大3日間と相場が決まってるんだぜ?
49名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:48:13 ID:???
スライド投板
50場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/08(金) 19:08:08 ID:???
これだから雨は嫌いなのでつ。。。
更新期限:6月10日29時(緩)
51名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:34:12 ID:???
注:ただし2008年。
52名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 23:37:21 ID:???
どうやら本当に2008年のようだな
53名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 21:06:23 ID:???
それでも待つ
54場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:04:47 ID:???
いつまでも俺が持ってたって意味がないよな。気付いた今、渡すべきだろう。
意を決して部屋を出、真向かいのアリーナのドアの前に立つ。
ノック。応答なし。小さく咳払いしてから、『あー、俺だ、アリーナ』呼びかける。『バーバラから、君への
 手紙を預かってた。マーディラスの王女様からだ』
やはり、応答なし。声かけたとたん満面の笑顔で出迎えてくれるとは、もちろん俺も思っちゃいない。
『アリーナ』もう一度ノック。『起きてるなら開けてくれ。手紙だぞ。知ってるだろ、グレーテ姫。火急の
 用件かもしれないし、今のうちに読んどいたほうが良くないか?』
それはないだろうけどな。国家機密や緊急事態を知らせたり国家機密を扱った手紙ならバーバラは
昨日もっと俺を急かしたはずだし、そもそもそんな手紙を他人に託したりはしないはず。いくらあの
イタズラ魔女だろうとそんくらいわきまえてなきゃ使者って仕事は勤まらない。その使者が、たった二度
しか会ったことのない俺に頼んだのだから、王女御自らの筆による手紙とはいえ――むしろだからこそ
――国家の関係などとは関わりのない、どうでもいい御書簡なのだ。そういう代物な以上、アリーナを
釣り出す餌として使ったとしても大した不敬にはなるまい。では王女様を餌で釣り出すのは不敬に当た
らないのかと問えば……ま、細かいことは気にしないでおこう。
『……おい、アリーナ』
応答もないのに加えて、気配もしない。風の音だけ。寝ちまってるのか?今夜に限って良い子すぎるぞ。
もしや!?嫌な予感。あいつ、いないんじゃないだろうな。俺の部屋と同じ間取りだとしたら、窓が1つは
ある。あいつが2階からくらい軽々飛び降りられるのは実証済み。あの莫迦、一人で木こりに会いに行っ
たんじゃ!?
『アリーナ。いるんだろ?おい――』
ドアノブを回す。閂棒が留め具に頭突きする金属音、「……に……とけ」短い声。いたか、良かった。
『何だって?いるんなら開けてくれ。渡せないだろ、これ』見えるはずもないが宙に手紙を振る。『もし
 寝てんのなら、明日の……』
「クリフトに渡しとけっ!」
怒声が扉板と俺の手を震わせた。このお姫様よほどこのドアを開けたくないらしいな。それとも一時期の
アマンダ嬢みたく、手紙という手紙の受け取りを拒否ってるのか?
『クリフトに読ませてどうすんだよ。お前宛なんだぞ』
「グレーテからの手紙なんて、ボクが読んだってわかるか!」
なるほど、そうきたか。“しあわせの手紙”を悪ふざけで友人たちに送ったらその友人全員からもれなく
返信され手紙恐怖症に陥ったサンマリーノの宿屋の自業自得娘のような状態ではなく、他国の大物から
このお姫様へ送られるじれったい格式やちんぷんかんぷんな政論の羅列する読んだところでただ
腹立つってだけの書簡は従者が取り次いで外交担当官に全権委任する、ということになってんだろう。
合理的だ。無理してアリーナに読ませたところで理解させるには内政軍事外交の最低三人の解説官
と三ヶ月の学習期間が要る。それよりは信頼のおける専門家が読んで、個人的な通信内容が書いて
あったなら後で報告すりゃいい。そういった書簡は受取人以外にも読まれるのを前提で書かれてるから
問題ない。バーバラが言っていた、アリーナからの返事に前回の手紙の内容が書かれてなかったっ
てのは、そのへんが原因じゃないのかね。
だが、今の俺とそれとは直接関係ない。俺がこの手紙に必要としてるのはアリーナにこのドアを開け
さす役割だ。それにバーバラから、アリーナに直接渡せって念を押されてるからな。押されてたっけ?
押されてたんだよ。
『これは親書じゃない。私信だ。グレーテ姫様個人が君個人にあてた手紙なんだ。君本人の手に渡す
 ようにって頼まれてる。クリフトだろうと秘書官だろうと、代理に渡したら約束を破ることになるんだ。
 頼む』
まくしたててみる。さすがに言いすぎか?後日バーバラにそんな約束した覚えはないなんて言われたら
……いや、あいつなら平気な顔してそういうことにしてくれそうだ。そのあと笑顔で落とし前を要求して
きそうだが。
55場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:06:04 ID:???
お。気配。近づいてきた。乱暴に閂棒をずらす音。扉板が動き……止まる。戸の小さな隙間から突き
出されたのは――ふやけたみたいに白っぽい、手のひらだけだった。
『………』俺の顔を見上げる手は、早くよこせ、とばかりに動かない。そうだな。アリーナとすれば手だけ
で用が足りるんだ。俺はお前の口と耳が欲しいんだが。
さて。スネてる奴に何とか戸を開けさせた以上、ここぞとばかり押し入りたいところだが――これが
マリベルの部屋ならためらわずそうする――そんなことをしようものなら俺の身体は扉板2枚突き破っ
て向かいの俺の部屋に叩きこまれかねない。このまま手を相手に話を持っていくしかないかな。
「何してやがんだ。よこせっ!」
隣国の王女様自らの御書簡になんちゅう言葉遣いだ。この手紙に口と耳があったら即送り主の元に
逃げ返って二国間手切れって羽目になりかねんぞ。バーバラから預かった手紙だ、そのくらいの
仕掛けが……ないことを俺も祈る。
『これ渡す前に、だ』手紙をドアの隙間に向けて揺らす。『アリーナ、俺に何か言うことはないか?』
子供に言い聞かせるような口調で訊ねてみる。しばし静寂。ドアはそれ以上開きもせず物欲しげな手も
ぴくりとも動かない。
『言いたいことあるなら聞くぞ。なきゃないでいいが……』
さらに促し……気付く。やべ。今の俺は、さっき地図を前に考えていた俺ではなく、手紙を渡しに来て
やった俺だ。その俺に‘何か言うことはないか’なんて、誤解されても仕方ない台詞じゃないか。
『あー、礼を言えとか、謝れって言いたいんじゃない。さっき――』
下で何か言おうとしなかったか、と続けかけた俺の目の前で、ドアが大きく開いた。眉と睫毛を水平にし
口を下唇で蓋した一見無表情な顔、ひるがえった緑のローブが見え、次の瞬間にそれは赤茶の扉板に
遮られた。バタンでなくドシンという響きが小屋を揺らす。そして俺の右手の手紙は、なくなっていた。
……ハッ。瞬き六回分ほど呆然とした後、俺は思い切り額を叩き、息を鳴らした。事態をますます悪化
させたようだ。どうすっかな。粘ってみるか諦めるか。言うだけ言おう。
「さっき、下で何か言おうとしなかったか?」
ドアに呼びかけてみる。よし、返事はないな。とっとと退散して、素直なターニアと話をしよう。
《アリーナの評価が下がった》


踵を返したとたんに隣のドアが開く。クリフトが登場して俺に一礼。タイミングを計っていたらしい。
アリーナに用があるのかと思いきや、「ウィル殿……」俺。無視すりゃ良かったな。刺激的な話はやめて
くれよ。今の俺は、ほんの少しのきっかけで笑い出したり怒り出したりしそうな気分なんだからな。
「立ち聞きの無礼をお許しください。マーディラス殿下からの手紙とは、どのようなものなのですか?
 なぜ、ウィル殿が仲立ちを?」
質問は1回につき1つだけにしてくれ。今、記憶力も普段に増して鈍ってるんだ。
『内容までは知らん。バーバラから預かっただけだ。お姫様に渡してくれってな』
「それは昨日でしょうか。しかしご使者殿は、どうして姫様や私でなく、ウィル殿にお渡しになられたので
 しょう」
よくバーバラに敬語使おうと思うよな。むず痒がってるあいつの仕草が目に浮かぶ。
『預かったのは一昨日の朝だ。フレアさんの家で。渡しそびれてたんだよ』
「一昨日に?それでしたら私に預けていただければ。マーディラス殿下に限らず、他国君主からの親書は、
 私かビリアン殿がいったん受け取り、拝見した上で――」
『だろうとは思ったが』途中で切る。『事情があったんだよ。直接あい、アリーナに手渡さなきゃならない
 理由がな』
「どのようなご事情なのでしょうか?」
王城美化担当大臣のようなクリフトの目線に、俺は天井を見上げ、指先で壁板をコツコツ叩く。頼まれて
渡してやったってのに、なぜこいつに尋問されなきゃならないんだ。
やむなく俺は部屋にクリフトを通した。立ち話してられるほど身体が元気なわけでもないし、廊下で
ブツブツゴチャゴチャ話していればアリーナにどやされないとも限らない。
クリフトを机の椅子に座るよう勧めてから、俺はベッドの荷物を――青い風鈴も仕方なく――隅にどかし、
腰掛ける。外の風がうるさくなってきた。
56場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:08:32 ID:???
『俺も聞いただけなんで、詳しくは知らん。以前、グレーテの王女様がアリーナに手紙をやったらしい
んだが……』バーバラの言った台詞を思い出し、繰り返す。『返事来たのはしばらく後で、しかも前に
 届けた手紙の内容が全然書いてなかったそうだ。それで……』
「お返事、ですか?」クリフトが口を挟んできた。「それはいつのことなのでしょう?」
『知らん』だから聞いただけだっての。『まあ、ごく最近だろうな。一ヶ月かそこらの』
「変ですね」腕組みするクリフト。「返事というと、確かに一ヶ月前に差し上げられたご機嫌伺いの書簡と
 いうことになりますが、あの手紙は私がお出しするよう姫様にお薦めしたもので、お返事などではあり
 ませんよ。姫様は一筆も書かれてはおりませんし」
『確かか?』
「ええ。マーディラス殿下からはひと月に一度ほどは書簡を頂戴いたしておりまして、それが先月に
 限って無かったため、姫様の側から出されてはいかがかと私が提案したのですよ。もちろん催促状
 などのように思し召しにはならぬよう文面を整えまして」
『そいつは、妙だな』俺も顎に手をやる。『そのひと月に一度の手紙ってのは誰が届けに来てるんだ?
 バーバラか?』
「そう、ですね……たいていはあのご使者殿です。別の魔法使いの方がお届けになることもありますが」
てことは、あいつはちゃんと他国からの使者として認められている。生意気な小娘が王女様にお手紙を
持ってきたと思われて内々で処理されては、いない。つまり。
『グレーテの王女様は、前の手紙が届いてなかったんじゃないかと疑って、今度は直接アリーナに渡す
 ようにバーバラに言ったらしいんだ。だとすれば、本当に届いてなかったんだな、前の手紙ってやつは』
「そんなことはありえませんよ」クリフトが咎めるように眉をひそめる。「一国の君主よりのご書簡を疎かに
 するようなことは、王侯はもとより一兵卒に至るまで、我が国ではありえません。失礼ながら、マーディ
 ラス殿下か、ご使者殿の勘違いではないでしょうか」
そんな決まり文句、俺に並べたててどうすんだ、と思ったが俺もこの国の人間じゃないんだった。
『親書を帯びた他国からの使者が城門を訪うとする。その場合、サントハイムの城ではどうしてる?』
「事前のご連絡がなかった場合ですか?」俺が肯いてやると、クリフトは手のひらを出し、「まずは、
 城門兵が兵士長殿を呼びに行きまして」ものを交互に手渡す仕草をする。「兵士長殿がビリアン殿に
 知らせた上で、使者殿を護衛して……」
『それは謁見も要する場合の手順だろ。使者がすぐに帰りたがったらどうするんだ?』
アリーナに届かなかったんだから、王様にだって会ってなかっただろうしな。あいつがいちいち王様に
お伺い立ててるとも思えん。
「そのときは城門の兵が受け取りまして、それを兵士長殿に渡し、陛下宛でしたらゲバン殿かビリアン殿が
 取り次ぎ、姫様宛でしたらビリアン殿か私がざっと拝見した上で、姫様のお目に留めます。もちろん
 陛下にもご報告いたしますが……」説明してからクリフトが堅い表情になる。「ウィル殿は疑っておら
 れるのですか?我らが手と手に取り次ぐ間にご書簡がいずこかに取り落ちたと」
『まあな』バーバラを信用するなら、そうとしか思えない。だからあいつはクリフトでなく俺に渡したんだ。
他国の一般庶民だと思って。
「そのような遺漏、レイドックではどうなのかは存じませんが、先ほども申し上げた通り、サントハイム
 ではあり得ませんよ。紛失したならちゃんと報告されるはずです」
『レイドックじゃいい加減にやってるって言いたいのか?』
「いいえ、まさか。言葉の綾というもの。誤解をされたなら、申し訳ありません」
冗談じゃない。レイドックだって、サントハイム並みにきっちんとやってるさ。ベッソンさんかブランさん
(当番兵殿)が受け取って、ソルディさんに渡り、それからホルスへ。とはいえまともな手紙はホルスの
目の前を通過してメンドーサさんへ渡されるんだけどさ。
しっかし、その渡すのがなんで俺でなきゃならんのか。ランドでも、リリカでだっていいじゃないか。手紙
預かったらメンドーサさんと会わなきゃならないというのは、ホルスの従者として嫌なことの一つだ。レイ
ドックに賓客が訪れるたびヘンリーと一緒になって引っかき回す俺だから、対外担当官のメンドーサ
さんとは会うたびに過去の不始末持ち出されて叱られている。ま、最初の頃は書簡に手を触れただけで
叱られてたのがだんだん信用されてきてこうなったんだから、俺としては喜ぶべきなんだろうけど。
57場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:10:09 ID:???
ん?待てよ。メンドーサさんに持ってくときって、いつもホルスからってわけじゃ……。
『クリフト、こういうことはないか?』思いつきを聞いてみる。『使者からの手紙を預かった門番が、途中で
 偶然お偉いさん、例えばお前に会って、代わりにお前がその手紙を預かって、メンド……じゃない、
 アリーナに直接届けるってことは』
「そういうことはあるでしょうが」
『会ったのがお前じゃなく、大臣各位や、貴族だとしたら?』
「渡すでしょうね。それからビリアン殿か私に……」クリフトはそこまで言って俺を見据えた。「しかし、
 ありえませんよ。そうして預かった方が万一紛失し隠蔽しようとしても、いずれ発覚するでしょう」
『だから今、発覚してんじゃないか?送ったはずのが届いてないって、先方が言ってんだぞ』
「………」
言葉に詰まったらしくクリフトが考え込む。こいつの難しそうな表情、誰かに似てるな。ああ、ヘンリーか。
『城に帰ったとき調べてみたらどうだ?』言ってから、わざと顔をそらしてみせる。『別に俺は知ったこっ
 ちゃねえんだが。何せレイドックの人間だからな』
クリフトは頷きもしなかった。「……では、かの国へ使者を立てて確認されるよう、申し上げてみましょう」
ぼそりと言い、椅子を立つ。葛藤してるらしい。身内を信じたい気持ちはわかるけどな。
「では、おやすみなさいま……」
クリフトがドアを開けかけて閉じ、俺を再度振り向いた。いくぶん青ざめている。「もう一つすみません、
 ウィル殿。その手紙の内容は、どのようなものだったのでしょうか?」
『知らないと言っただろ。俺は預かっただけだ』
「前に送られたという手紙の、ですよ」一歩、クリフトが戻ってくる。「マーディラスの国家に関わる事が
 書かれていたなどということは?」
ああなるほど、その心配か。『だから知らん。ただ、そんな重要な手紙なら、ちゃんと手続き踏んで、
 王様かアリーナ本人に渡すだろ』いくらバーバラでもな。
って俺、さっきからあいつを莫迦にしすぎだな。あれでも魔女で所長で使者をつとめられる奴なのだから、
爵位の一つくらい貰ってるはずだ。クリフトが話すみたいに敬称つけてやるべきか?知らんからいいや。
「そ、そうですよね……疑うのではありませんが、万一ということがありますから」
それは、サントハイムの連中を疑うって意味か、俺を疑うって意味か。どっちにしろ俺には不愉快だ。
俺が黙っていると、「では……」クリフトは出て行った。
またまた変な具合になってきたぞ。この国はどうなってんだ?王女の命を狙う奴はいるわ、手紙を隠す
奴がいるし、色魔の侯爵はいるし。そういや王女様からして変だな。俺としては、マーニャさんとミネア
さんがいるというだけで、いい国だと断言して憚らないが。
俺は[ふくろ]を膝に乗せた。少々邪魔が入ったが、ではターニアと……。
『……!』おっと、クリフトには俺も用があったんだった!
謎のペンダントをひっつかみ、廊下に飛び出してみると、幸いクリフトの姿はまだあった。アリーナの
部屋の前でノックをしかけたポーズで、俺を驚いた目で見ている。
『言い忘れた。一つ、見てもらいたいものがある』
「何でしょう?」
近寄ってきたクリフトに、『これ、何だか知ってるか?』指先にぶら下げたペンダントを見せる。
と、「あっ!?」クリフトが飛びすさり、まぶしい光でも浴びたかのように両手で顔を隠す。「ウィル殿!
 これはいったい何の冗談ですか!」
冗談?『真面目に聞いてんだぞ』何をあいつはびびってんだ。『何なんだ、これ』手にとり、覗き込んで
みる。見た目はただの透明な青い玉なんだが、やはり呪いでもかかってんのか?
「ああ、なりませんウィル殿、それを覗き込んでは!」クリフトが叫んだ。「ご存じないのですか。それは、
 おそらく[静寂の玉]ですよ。光を浴びた者の魔法を封じる宝玉です!」
魔法を封じる、だって?わっ!反射的に放り出そうとしてしまったものの、鎖を指に絡めてあったため、
宝玉はダウジングになるだけで済んだ。『[静寂の玉]?そんなに有名な道具なのか?』
「私も実物を見るのは初めてですが……おそらく」俺が宝玉を手の中に収めたのを見て、クリフトは
両手を下ろす。「亡きエドガン殿が錬金術によって作られた魔石の一つで、魔導師の精神にある魔力の
 源を渦の力で隔離する……確かそのような理屈だったと思います。その魔封じの力は通常の封印
 魔法よりも強く、よほど運の良い魔法使いでなければその厄を免れることはできぬとか。まして弱い者
 では、宝石の輝きを見ただけでその力を受けてしまいます」
エドガンさんが作った玉?それじゃ。
58場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:11:49 ID:???
『エドガンさんはこれ、いくつ作ったんだ?これ1つだけか?』
「ただ1個のはずです。エドガン殿をもってしてもただ1個しか作れなかった」するとやはり、これを置いてっ
たのは――。「その玉を、なぜウィル殿がお持ちなのです?マーニャさんからでもお借りしたのでしょうか」
その質問には半分しか答えられない。俺に渡した奴はわかった。エドガンさんの弟子だったそいつなら、
持っていてもおかしくはない。でも、なぜ俺に?と、けっきょくここで疑問符に戻るわけだ。
『事情が複雑なんでな。気が向いたら話す』
俺はそれだけ答え、クリフトが何か言う前に部屋へ引っ込んだ。一応、『おやすみ』と言ってやってから。
《クリフトの評価が上がった》
《[静寂の玉]を手に入れた》


窓を揺さぶる風を聞きながら あらためてベッドに座る。けっきょく何しにアリーナの部屋へ(正確には
部屋の前まで)行ったのかわからない。手紙を渡すという仮の目的だけが終わり、予定になかった
クリフトとの会談により、抱える謎が余計に増えてしまった。
アリーナ宛の手紙は、どうして届かなかったのか。バルザックは、[静寂の玉]とやらをなんでまた俺の
道具袋に入れたのか。
手紙の消失は二国間の王女の連絡を絶とうとする陰謀であり、プレゼントの魔法球はゲマからの
クイズ形式のメッセージ……といった重要な意図や意味が隠されているとしたら、二つの謎とも今晩
かけて考えたって結論は出そうにない難題になる。が、そんな深いもんがないんなら、ごく単純明快な
結論を今すぐ出せる。誰かのミス、あの野郎の気まぐれ。以上終わりだ。なんせどちらも手がかり不足、
辻褄を合わせようにも合わせる辻褄自体がほとんどないんだからな。
今夜のところは、そっちの単純な結論で済ませとこう。ここまで登ってきたってのに明日の予定が
未知数な現在、これ以上余計なことを考えたくない。頭貸してくれそうな奴も今んとこ、いないんだから。
思わず溜息が出た。いない、のか。
このパーティにこういう謎を面白がって考えたがる奴……例えばヘンリーがいれば、二人して徹夜で
論戦しまくるかもしれん。しかしあいにくここは、かの王子殿の国からはるか西の国。こっちの国の王女
様はと言えば、元々が“議題”て単語のイニシャル聞いただけでご就寝あそばされそうな御方である上、
それが俺の発した言葉であれば、瞬間戸を閉ざしてしまう娘である。さりとて良識派のミネアさんも今は
俺に対してなぜかアリーナと似たような態度。もう一人の良識派なら真剣に耳を傾けてくるだろうが、
あの神官殿とではお互い国の代表者としての話し合いになってしまい、肩がこり過ぎる。難題に悩みな
がら言葉の選別までやれるほど俺の頭のキャパシティは広くない。なるほど、いないな。
俺は[風鈴]を取り上げた。話のできる相手なら、ここにもう一人いる。俺がどんな話をしても真剣に
聞いてくれ、一切気を遣わなくていい、俺の唯一の身内。
でもな、ターニアにこういう話はできないんだよな。じっと聞いてくれて一緒に悩んではくれるさ。だが
そこまでだ。やがて“ごめんねお兄ちゃん、役に立てなくて”しょんぼり肩をすくませる姿を拝むことに
なり、話さなきゃ良かったなといたたまれず、聞いてくれた礼も含めて頭でも撫でてやらなきゃ気がすま
なくなってしまう。いつからか愚痴の聞き手はビアンカに一任し、ターニアにはゴギゲンな話しかしなく
なった。それもあってか、ターニアはまるで俺を伝説の勇者であるかのように……。
59場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:14:00 ID:???
苦笑いし、[風鈴]を顔の前に持ってゆっくりと振った。羽根が回り出し、風の音が消えていく。話したい
ことのあるなしに関わらず、こういう時間にターニアとは話をしとかなきゃ。俺の無事を知らせて安心させて
やろう。それから、今朝アリーナと話してくれたのを褒めてやって。とにかく、難しくない、ゴキゲンな物語を。
「おにいちゃん?」
先手を取られた。『なんだ、起きてたのか。夜更かしなんて悪い子だ』
「いま寝ようとしてたとこだもん……あー、おにいちゃんこそー!」
『お兄ちゃんはいいんだよ、大人だから』ほっ。朝のまま元気だ。『えーっと、今日の朝はお兄ちゃん
 悪かったな。勝手なこと頼んじまって』
「あ、ねえおにいちゃん、アリーナさん、怒ってない?」
『何で?』どうして知ってる……はずないな。
「わたし、アリーナさんに変なこと言っちゃったかもしれないの。おにいちゃん、怒られなかった?」
そういうことか。『いいや、逆だ逆。いい妹だって誉めてくれた。俺もびっくりしたぞ。アリーナをばっちり
 説得してくれて。俺じゃどうしても無理だったのに』
「えっ、そ、そうなの?」驚き、安心したような呼吸。「今、おにいちゃん、ちゃんとアリーナさんと一緒?
 連れてってもらえた?」
『ああ。ターニアのおかげでな』心から言う。『ありがとう』
「えへへ……」
頬に手をあてているはずのターニアに触れられないのがもどかしい。もし声だけでなく感触まで伝え
られるのなら、すぐに頭なでてやるってのに。
「おにいちゃん、アリーナさんてどういう人?」
『どういう人って、どういう意味だ』真面目に説明すれば一晩を要す。『変わってるってことか?』
「ううん。女のひとなのにヘンリー様と話し方が似てたから、えらい人なのかなって。最初わたし、わかん
 なかったから、失礼な口きいちゃったかもしれなくて……」
『アリーナは怒ってなかったって言ったろ。普通に話しかけないとかえって気分悪くする王……女の子
 なんだ。チョイいい家のお嬢様だよ。マリベルみたいな』まんま王女様だなんて教えたら、ただでさえ
人見知りするターニアだ、遠慮して二度と話をしたがらないだろう。一方アリーナのほうは、お節介だけは
ビアンカ並みな性格上、逐一ターニアの無事を確認したがるはずだから、そのとき直接ターニアと話せ
ないとなると、また連れて行く連れて行かないになっちまう。これ以上の堂々巡りは勘弁。『ターニアを
 気に入ったみたいだから、また話したいって言ってくるかもな。そんときはまた頼む』
「ええっ……う、うん。でも、あんまり、その……たくさんはだめ。わたし、また怖くて泣いちゃうかもしれ
ない。それじゃアリーナさんも困るもん。だからね……?」気後れした細切れ台詞。村の外の人間と
滅多に話さないターニアにとって、同い年とはいえ他国の、それも王女様と会話するのは、酒樽の一人
運びより重労働だ。たとえ自分に好意的な人間であっても。
『けどな、ターニア。せっかく他の国の人とお近づきになれたんだから、もっと話をしてみたらどうだ。
俺の知らない面白い話をいっぱい知ってるはずだし、その、女の子どうしでしかできない話もあるだろ。
仲良くなりがいのある奴だぞ、アリーナは』ついてくのが大変だろうがな。
「でも……」
『声だけじゃどんな奴かわからないだろ。そうだ。無事ライフコッドに帰れたら、アリーナに会わせてやるよ。
 サントハイムに連れてってさ』
「え、だ、だめよ、おにいちゃん。わたし、王子様と会うときも何着たらいいのかわかんないのに、他の
 国の人となんて。わたしが変な服着てたら、おにいちゃんが笑われちゃうよ」
『身なりなんか全然気にしないヤツだよ。いつものカッコでも喜んで会ってくれる』俺は笑った。『でもまあ、
 普通に話してくれるからって調子に乗らないほうがいいな。芯からのお嬢様なんで、そういう言葉遣いに
 慣れてるわけじゃないからな』
「ふうん……。やっぱりすごいんだね、おにいちゃんて」
『何がだ?』
「だって、ぜんぜん知らない国に行ったのに、えらい人たちとすぐお友達になれちゃって。アリーナさん、
 おにいちゃんのこと、すっごく心配してたよ。おにいちゃんを危ないとこに連れて行くの、嫌がってた」
『そうか?』聞いてたけどな。『嫌がってたんなら、嫌がられてるんじゃないか?おにいちゃん』
60場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:15:27 ID:???
「ううん、嫌がってるんじゃなくて、怖がってるみたいだった。わたしが、おにいちゃんに何かあったらって
 思うのと、おんなじだと思う。だからアリーナさん、本当に心配してるんだよ」
俺を、なのか?『俺よりもターニアが心配だったんじゃないか。俺にもし何かあったら、ターニアを助け
 られないからな。ターニアのこと、心配してくれてたろ?』
「うん。心配してくれた。それで、優しい人だなあってわかったの。だからね、わたしのこともだし、おにい
 ちゃんのことも、アリーナさん、ほんとに心配なんだよ。そう、自分で、おにいちゃんを守るって言いきっ
てたもん。女の子なのに」
『それはただ、そういうヤツなんだ。アリーナは、俺よりずっと強い』
「え?だけど、わたしと同じくらいの歳だって、おにいちゃん」
『全部が本当だ。ターニアと同じくらいの歳で、どこかのお嬢様で、意外と優しいヤツで、戦ったら俺より
 強い』
「えーっ?じゃ、おにいちゃん、アリーナさんとケンカして、負けちゃったの?」
『ケンカやったわけじゃない』してんだけどな、肉弾戦まで至ってないだけで。『魔物と戦ってるのを見て
 たんだ。俺じゃ絶対にかないそうにない魔物と、互角にやりあってた。あいつは本当に強い』
「ホント?そんな子いるんだね……けど、本気でケンカしたら、おにいちゃんのが強いよ、ぜったい」
手を握りしめているターニアの姿が目に浮かぶ。お兄ちゃんを持ち上げてくれるのは嬉しいが、まともに
やってあいつに俺が勝つためには……力の種5粒に素早さの種10粒は必要だろうよ。
「あ、でもおにいちゃん、アリーナさんとケンカなんてしちゃだめよ?」
手遅れだぞ。
『ところでターニア。今日は何をしてたんだ?一日中お昼寝か?それで夜更かししてるんだな』
「違うよ!ええっとね、今日はね……」こめかみに指をあてるほどの間ののち、「マーちゃんが新しい鳥
 さんを連れてきてくれたの」ご機嫌モード。「マーちゃんに朝ご飯の残りを分けてあげてたら、もう一羽
 飛んできてくれてね、名前何がいいかなってお昼までずっと考えてたの。それで、やっと決めたのが
 ――」
大した変化はなかったようだ。ターニアの楽しく平和だった今日を、俺はベッドに横になって聞いた。
今おかしくなってる感覚は聴覚だけで、身体は動かせるし、マントを嗅げば血なまぐさく、指を舐めて
みれば……わかりにくかったので燻製肉を削って舐めてみると、味も感じる。耳だけターニアんとこに
持ってってる気分。どういう仕組みなのか想像もつかんが、変なアイテムだよな。便利でありがたいは
ありがたい。これがあれば城に泊まり込んでる間もターニアと話ができる。勇者探しが終わってもこの
[風鈴]はゲマから貰ったままにしときたいもんだ。
ゲマか……。
「はい。今度はおにいちゃんの番だよ」
『何だ?』聴覚に意識を戻す。『俺の番?』
「うん。おにいちゃんは、今日、どうだった?魔物退治に行くってアリーナさんが言ってたから、わたし、
 ちょっぴり心配してたんだよ。魔物さん、もうやっつけちゃった?強かった?」
『あー……』戦ってもいないってのはともかく、下っ端に苦戦して顔べろべろ舐められたなんて話、
ターニアにはできんな。『今日は山登りしただけだ。明日いよいよ、魔物の本拠地に乗り込む』ただし、
希望的予定。
「あ、まだだったんだ。おにいちゃんだから大丈夫だって思うけど、怪我しないでね」
『安心しろ。お兄ちゃんな、新しい魔法、使えるようになったんだ』
しまった、喋っちまった。ビアンカやマリベルは年齢一桁のときに覚えた、初歩中の初歩の呪文だ。自慢
にゃまったくならん。しかも火力不足で戦力にはなりそうにもないわけで。
「えっ。すごいすごーい!ずっとお勉強してた魔法?」
『いや、あれじゃないんだ』頼むからはしゃがないでくれ、ターニア。『炎の魔法を勉強し始めたんだ。
 ビアンカも使ってるやつ。一回で覚えちまった』
「じゃあ、えーっと、えーっと、[メラ]って魔法ね。すごーい!おにいちゃん、火を出せるようになっちゃっ
 たんだ。一回で覚えちゃったなんて、すごいわ!」
『ま、まあな』[メラ]覚えた程度で褒めてくれるのは世界でターニア(とマーニャさん)くらいだ。マリベルや
ランドなら“今さら!?”と笑われるだろう。ターニアのことだ、ライフコッドに帰れば自分のことみたいに
吹聴しまくるだろう。その前に、もう少し上級な魔法を覚えておきたい。つまらん見栄だけどな。
61場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:19:01 ID:???
「アリーナさんに教えてもらったの?じゃあアリーナさんて魔法使い?」
『いや、あいつは魔法なんか使えない』自分で言ってたからな。見た目は魔法使いって気もしないでも
ないが。『普通の女の子だ、ちょっとばっか腕が立つな。はい、いい子はそろそろ寝る時間だぞ。もう
 眠いだろ?』
「眠くないよ。もっとおにいちゃんとお話……ふわあ」
『ほれみろ。さっさと……ふ、ふは、あ……』
堪えきれず、大口が開いてしまった。「ふふっ、おにいちゃんも」くすくす笑われる息。不覚。
『ターニアに伝染されたんだ』この[風鈴]で伝わるのは声だけではないらしい。『それに今日は、ずっと
 山登りだったんだからな』
「じゃあ、早く寝た方がいいよ」ターニアの声はまだ笑っている。「わたし、おにいちゃんの無事、山の
 精霊様にお祈りして寝るよ。魔物さんやっつけちゃったら、すぐお話してきて。あっ、それと、アリーナ
 さんにも怪我させないようにして。おにいちゃんより強いって言っても、女の子だもん。おにいちゃんが
 守ってあげなきゃ」
『任せとけ』かなり厳しいな。怪我なく済ますのも、俺がアリーナを守るのも。『それじゃ、終わったら、
 アリーナと話、させてやるよ。楽しみにしとけよ』
「え、だ、だめ。もう、だめって言ったでしょー。おにいちゃん、ひどいんだから」
『悪かった』本気で嫌なのかね、アリーナと話すのが。『ターニア、おやすみ。また明日な』
「うん。おやすみー。ちゃんとお布団かけて寝てよね」
『うるさいぞ』笑ってやりながら風鈴の羽根を指に挟んで止める。今回でやっとまともな話の終わり方……
うおっ、何だ?
窓枠の揺れる音に身構えたが、何もない。ただの強風。驚かせやがって。こんな、窓枠ガタガタさせる
ほどやかましかったっけか。
窓から外を見てみる。近くに木がないので風の強さは音以外わからないが、空がぼんやり明るくなったり
真っ黒になったりしているのは、月の面前を雲が素通りしまくってるのだろう。この山小屋が安全なのは
[トヘロス]がかかってるせいだけじゃないな。こんな風の中じゃでかい魔物は飛べやしないし、歩いて
くるのも難しいはずだ。
つまりは、安心して眠れるってわけだ。騒がしいのを気にしなけりゃ。
《ターニアの評価が上がった》


‘――けっきょくこうなるんだからな。帰れないんなら下りてくるなよ’
“うるさいわよ。お嬢様をおんぶできるんだから、下僕として光栄だと思いなさい”
‘何が光栄だ。俺は、村長さんの召使いだった憶えはあっても、お前の召使いになった憶えはないね’
“しらばっくれんじゃないわよ。あたしはちゃーんと憶えてんだから”
‘夢でも見たんじゃないですか?どうせなら今、夢を見ててもらいたいです。うるさくて余計くたびれる’
“あんた、前はこんな道、ひょいひょい走ってたじゃないの。……ははあん、怠けすぎで鈍ったわね”
‘誰かさんのせいでね。今日は畑の添え木作ろうと思ってたのに’
“だからうちで働けばいいっていうのよ。クワットさんに鍛えてもらえば、樽だって軽々持てるようになる
 んじゃない?”
‘今も樽を背負ってるようなもんだ’
“なんか言った?”
‘いんや、何でも。これでも俺、前よりずっと体力はついてんだよ。ワイン樽なら一人で運べるようになっ
 たんだからな’
“だったらすいすい歩きなさいよ。何、三歩進んで一歩休んでんのよ”
‘たぶん、負荷のほうが、それ以上に増えちまったんだろうよ’
“負荷?負荷……って、かかる重さのことよね。ちょっと待ちなさい、ウィル。あんたまさか、あたしが重く
 なったなんてとんでもないこと言いたいんじゃないでしょうね?”
‘そう考えてもらって差し支えない’
“ムキーッ!可憐なくらい小柄でスマートなこのあたしの、どこが太ってるっていうのよ!”
‘太ってるとまで言ってないだろ。ターニアやビアンカよりずっと重いって言いたいだけだ’
“び、ビアンカよりも重いですって!今すぐ取り消しなさいっ!取り消さないとっ……”
‘おい、こんなとこで暴れんな。下、葉っぱが多くて滑、るん……わわっ!’
“ちょっ、ウィ、なん――え、ひゃっ、きゃあああああ!!”
‘お嬢―――!’
《なぜかマリベルの評価が下がった》
62場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:20:35 ID:???

テーブルに頬杖をつき、糒ホシイイの湯漬けをスプーンでかき混ぜつつ、舌打ち代わりの息をつく。
ビアンカがいれば叱り飛ばされかねない行儀の悪さである。わかっていながらこうしてるのは、ビアンカや
ターニアやソルディさんがいないからと遠慮無しに羽根を伸ばしてるわけではなく(他国の王女様とその
付き人を前にしてのこのマナーの悪さは、レイドック一国に関わる重大行為なのだろうが、当の王女様が
俺よりはるかにお上品なマナーで朝食をお召し上がりになっているのだから問題ない)、ミネアさんが
準備してくれた朝食に不満なわけではもちろんなく、単純に気分が悪いためであり、なぜ気分が悪いか
といえば、嫌な夢を見たからである。
昨日は、いやーな出来事を思い出す日だった。とどめがあれだったか。
あれってやはり俺が悪かったんかなあ。コケたのは足場の選び方を間違ったせいで、マリベルを振り
落としちまったのは、後ろにひっくり返ってマリベルが潰れちまうのを防ごうと無理に身体を回転させた
せいだ。あのとき、マリベルをしっかり押えてからコケていれば、怪我は俺だけだったはず……。
ええ、やめろ!今、後悔したって仕方ない。村長もとっくに許してくれたんだ。だいたい、なんで十余年
振り回されてきた古馴染の夢を今更見なきゃならん。どうせ思い出して見るならもっと見たいもんがある
だろ。フローラさんの笑顔とか、ミネアさんの胸チラとか、アリーナの裸……やめい!
そんなわけで起きてからこっち気分悪い俺で、さぞ不機嫌な顔を晒してるとは思うが、場の空気を悪く
してはいない。他の三人とも見るからに不機嫌だからだ。まともな朝の挨拶交わしたのはクリフトだけで、
ミネアさんはぼそっとつぶやいただけ、アリーナに至っては階段降りてったとき一瞬目を合わせただけ。
あいつはもちろん俺も何も言わなかった。各人パーティの仲間にすらこんな態度をとるのだから、誰かが
今スマイル掲げてやって来ようものなら四睨みで追い返しそうな雰囲気である。
全員が俺と同じく嫌な夢を見たわけじゃなく、四者四様の理由だろう。一息で吸い込むように朝食を済ま
せたアリーナの物足りなさそうなしかめっ面は俺と喧嘩して以来ずっとだし、逆に魚を一つまみして止まっ
ているミネアさんの悩み深く眉を寄せる様子も昨日の夜からで、刺したパスタを口元で落っことして慌てる
クリフトのヘマっぷりは手紙紛失の件に頭を抱えているからに違いない。……なんだか昔の夢を見た
くらいで不機嫌になってる自分が、バカバカしくなってきた。
今、早急に顔をしかめ眉寄せしかしヘマしない程度に悩むべきことが、俺にだってある。マリベルの夢
などよりはるかに平凡かつ重大な問題。
本日の予定だ。
改めて言葉にすると月並み過ぎてこれもバカバカしいし、一日かけてここまで登ってきておいて次の
手を決めなければならないってのも呆れる話ではある。だが道案内のミネアさんが頼りにならないと
判明した以上、村を探り当てる手段を別に講じなければならない。あ、ミネアさんのせいじゃないです
からね、お食事ごゆっくり。
大森林の中の、今まで誰にも見つからなかった村を、短期間でどうやって見つけるのか?それもたった
四人で。
……といって、考えることはあまりないんだな。
すべきことは、親の代から森に住むという変わり者の木こりのとこに行く行かないの決定だけだ。で、
俺は、手がかりのない以上、行く方に賛成。あとはメンバー三人の意向の確認。朝食の話題としては
ちょうどいいかな。
『クリフト』呼びかける。現在のところ会話が成立するのはこいつだけ。『何かいい案、浮かんだか?』
「いい案?」塩漬けキャベツをすくおうとした手をクリフトは止めて俺を見、「何のことでしょう?」漆黒の
瞳を一瞬、ミネアさんとアリーナを示すと、こほん、わざとらしく咳をした。手紙の話じゃねえよ。
『今日のことだ。木こりに会いに行くかどうかって話』
「ああ、なんだ、そのことですか」
アリーナとミネアさんも顔を俺に向けた。「……!」すぐ目を俺からそらしたアリーナだが顔は上げた
まま。一方ミネアさんは目をそらした上で顔もうつむかせた。テーブルに置いた手が握りしめられるのが
見えた。
63場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:22:10 ID:???
「私としましては」クリフトが食器を置く。「やはり、ドルガ殿を訪うのは勧められません。かの方が果たして
 その村を知っているかどうかわかりませんし、知っていたとしても教えていただけるか。そのような
 不確かなことのために、何があるかわからぬ森の中のお宅へ、わざわざ出向くのは」
『だけどな』俺が言いかけると、
「んなの、行かなきゃわかんないだろ」アリーナが口を出してきた。俺と同じく木こり訪問賛成派、いや
強硬派である。「そいつが知ってるようなら、ボクが白状させてやる。時間ないんだぞ」
「……しかし」クリフトが腕を組む。こいつが反対するのは、アリーナと木こりとを会わせれば面倒な事態
が起きると心配してるからだ。そりゃあ俺も心配だし何か起きるとは思うが、だからといって貴重な
手がかりの一つ(というより今んとこたった一つ)をみすみす見逃すわけにはいかない。朝になれば
ミネアさんが何か思いついてくれるかなと期待しないでもなかったけど……今も黙ってうつむいてるって
ことは、無いんだろうな。
待てよ。ミネアさんって言えば……!
『ミネアさん』ミネアさんが目線を上げるのを待って、言う。『占えませんか?村の正確な場所でなくても、
 方角、距離、あとは、何かの目印とか』
「やってみました」ミネアさんが再びうつむき、ますます肩が丸くなる。「昨日の夜。……すみません」
何で謝……成果なかったのか。いえ、ミネアさんのせいじゃありません。占いに頼るのは反則みたいな
もんですからね。
『そうなると』目をクリフトに戻す。『今、可能性があるのは、その木こりだけだろ。だったら行ってみる
 べきじゃないか。それとも、何か代替案があるのか』
「………」ミネアさんに目をやったクリフトだが、押し黙ったままなのを見て、「ありません」首も振らずに
言った。「しかし……」
『それなら、行くほかないぞ。アリーナが言ったとおり、時間ないのはわかってんだろ。ベレスたちが、
 お目当ての王女様がここにいると把握してるんならいいが、昨日のお前のお説通りだとすれば、今
 アリーナを血眼で探してるはずだ。村へ無意味に攻撃をかけたりしかねない』
「あの魔族は、暗殺が目的でしょうから、大騒ぎはできるだけ避けるはず。その点は楽観できると思い
 ます……」そんなたどたどしく言われても、聞いてるこっちは楽観できやしないね。「ドルガ殿がご存じ
 なかったり、教えていただけなかったとしたら、どうするのですか」
『そんときはそんとき考えるさ。可能性が一つ消える』肩をすくめてみせてから、『だが、それだって前進
のうちだ。今日一日ここにいて一歩も進まないよりはな』言ってから、思いっきり顔をしかめてみせた。
『それに、会ってもいないのにそんな悲観的に考えてどうすんだよ。そいつが知ってて、教えてもらえ
 れば、万事解決なんだ』
「……しかし」
「もういい!」アリーナが怒鳴り、立ち上がる。「じゃあお前は残ってろ。ボクだけで行ってくる。きっと村の
 場所を聞いてくるから」
「なりません、そのようなことは!」強硬派の交渉打ち切り発言に、慎重派は甲高い声を上げ、やはり
席から立つ。「このような辺境の地に姫様がいらしたことだけでも以てのほかなのに、まして姫様お一人
 でなど……。もしこのことが陛下のお耳に入れば、いったいどうなることか」
「わかりっこないだろ。そんな偏屈な木こりが、わざわざ親父に知らせるってのか?」
「来月も官吏がドルガ殿を訪い、王化を促すことになっているのです。その際、姫様がお訪ねになられた
 ことをドルガ殿が話されたら、事は必ず露見いたします。そうなっては私一人ではもはやかばいきれ
 ません。以前よりお話のある縁談が正式に取り上げられ進行してゆくことになりましょう。いえ、その、
 それは私としては喜ばしいのですが……姫様におきましては愉快な話ではないと思いますので」
一気に喋ったクリフトが、その分の息継ぎをまとめて呼吸している。縁談?この王女様にか。年頃だから
当然あり得るだろうな、と思っても笑いがこみ上げちまう。
「縁談だって?またぁ?」アリーナが、三食続けて焼きチーズパイを出されたような顔を作り、腰に手を
やる。「ボクは聞いてないぞ。そんなもんあったのか?」
「ええ。姫様にも、陛下より、それとなくお話があったと聞いております」アリーナの視線を避けるように、
クリフトが斜め上を見る。「ラインハットからのお話なのですが」
目が見開く。ラインハットだと?
64場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:24:23 ID:???
「……ああ」アリーナが目の下を歪ませる。「そういうことか。ラインハットに行って、何とかって王子に
 会って来いってのは。ちぇっ、親父のやつ」
王子。まさか?『それ、どっちの王子だ?ラインハットの』
俺を見たクリフトが、「いえ、お友達のヘンリー様ではありません。第二王子の……」言いかけてはっと
口をつぐむ。「ウィル殿、このこと、お聞きにならなかったことにしていただけませんか?これは正式に
 持ち込まれた縁談ではございませんので。第三国に知られれば、恥となりかねません」
『わかったわかった。黙っとく』両手を上げ、クリフトを安心させる。第二ならデールのほうか。まあそう
だろうな。皇太子のヘンリーを余所へ婿に出すはずもない。『それ、まとまりそうなのか?正式な方向に』
クリフトは何度か俺を見たり目線を外したりしたが、アリーナの咎め目線に息をつき、「……そうなるか、
 見送りとなるか、予断を許さないというところです」白状する。「今のところ、ビリアン殿が勧められ、
 ゲバン殿が反対されておられます。ですが、姫様の御行状が他国へも聞こえるようになれば、陛下も
 心をお決めになるでしょう。デール様はマーディラスやムーンブルクでも夫君の候補に挙がっている
 御方ですので」
そりゃまた羨ましい大人気だな。同じ王子のくせにホルスにはそうしたイイお話が一切ないのは何故
だろう。答えはわかってるけど。
「ビリアンのやつ……それで何かとうるさいんだな。ボクの顔見るなりお召し物が汚れてるとか髪を
 きちんとまとめろとか、ブライみたいなこと言いやがって」
『その縁談と』ぶつぶつ言ってるアリーナを無視し、クリフトに聞く。『木こりと、何の関係がある?』
「はい。姫様がお忍びで各地を訪れている一点においては、いかようにも言い訳が立ちますが……」
クリフトは、手振りを交え、必死な目をして語り出す。「本来城内で花や鳥を愛でておられるべき姫君が、
 城から遠き一村で魔族を迎え撃ち、その魔族を退治せんがため未開の森に分け入ったなどということが
 公になってしまったなら、今度のお話は沙汰やみとなるばかりか、彼方から縁談は二度と持ち込まれず、
 此方からの縁談はことごとく辞されてしまうのは明らか。ならば、公となる前にサントハイムの側から
 婿入りを勧めてしまおうと陛下も大臣各位もお考えになるに違いありません。そうなると私めは任を
 解かれ、姫様は……」
なるほどな。こいつは昨日っからこれが心配だったってわけか。
木こりのとこには役人が定期的に訪ねている。その役人が木こりから姫様のお出ましを聞けば、立場上
王様の耳に入れるだろう。領内のお祭りへの参加程度なら目をつぶっていた王様も、険しい山中を冒す
ほど自分の娘が活動的だと知れば、王としても父親としても看過できない事態だ。是が非でもアリーナを
城に幽閉した上で、クリフトを問い質す。そうなれば臣下である上に神官たるクリフトもすべて報告する
ほかない。その結果……。
ん?クリフトにとっちゃそれはそれで構わないんじゃないか?従者から下ろされる代わりに、アリーナの
不行跡(俺はそうは思わないが)も収まる。息を切らしながら王女の背中を追っかけることもなくなる
はずだ。それなら自分で言った通り、喜ばしいこと、本望じゃないのか?
では何故、木こりと会うのに反対してるのか。今でもベレス討伐に不賛成でできれば行かせまいと……
この期に及んでか?たぶん違うな。じゃ、従者を下ろされる不名誉を恐れてるのか。
俺にとっちゃ知ったこっちゃないんだがな。アリーナの冒険が城中にバレるにしたって、今すぐってわけ
じゃない。先のことより今のことを考えてほしいもんだ。
65場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:26:09 ID:???
『お前の立場もわかるけどな。今はとにかくベレスをだな……』
言いながらアリーナの様子はと見れば、ありゃ?らしくもなく虫歯が痛むような顔して腕組んで悩んでる。
いや、この独断専行なお姫様も案外悩んだり迷ったりするのだが、今は悩むような時か?“そんなもん
どうにでもなる!”くらいのこと言って、とっとと出かける支度をし始めるのがアリーナだろ、おい。
「………」目線を送ってみたが、即そらされる。駄目だな、さっきの勢いどこへやらだ。縁談が進むのが
本気で嫌らしい。相手がどうとかなんて深い理由でなく、自由な外出ができなくなるからだろうがな。
参った。強硬派が圧力に屈してしまったら、木こりに会いに行くほうに入る賛成票は俺の一票だけ。さっき
からテーブルで動かずにいるミネアさんはおそらく棄権で、クリフトは反対。結果、話し合い継続で、
事実上この山小屋から一歩も進まない。黙ってたら訪問自重派の勝利。
ここは、パーティリーダーとして決断しなければ―――

1.『とにかく行こう。お前らに何かあれば、俺が責任かぶってやるよ』
2.『だったら、俺とミネアさんだけで行ってくる』
3.『仕方ない。俺が一人で会ってこよう』
4.『別の方法はないのか?』
5.『……占ってもらいに行くか』
66場 ◆Gp/A555JhQ :2007/06/19(火) 17:57:33 ID:???
3ヶ月ぶり、それどころか切った期限まで1週間以上遅れ、まことにすみませんです。。。
あたたかい住人さんの保守には、感謝の涙も枯れるほどでございまつ
親と同居してるせいでうかつに資料をあされなくなったのが非常に辛ひ
なので漏れは萌えボイスゲームに恐怖症な現状でつ。ソードはどうすれば
目指せ!梅雨中更新!
67名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 19:16:07 ID:???
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
1でお願いします。
68名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:02:38 ID:???
3で
69名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:31:59 ID:???
おおお久しぶり。

3かな。一番平和そう。
70名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 23:13:14 ID:???
ここ何回が気になっていたが、
もしやプレイヤーは俺含めて3人?
71名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:05:51 ID:???
時と場合によると思われる
まあ今現在は概ね三人で良いんじゃね?
72名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 07:43:21 ID:???
少なくとも俺とお前らで3人だな
73名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 18:50:00 ID:???
俺を忘れてもらっちゃ困るぜッ!
74名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 21:09:32 ID:???
これで4名か
75場 ◆Gp/A555JhQ :2007/07/03(火) 22:54:05 ID:???
ううう、こんなぐだぐだ更新のスレなのに、4人もお客様いらっさるなんてまっこと感激なり
いちおう締め切っておきますです。。。
76名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 20:37:23 ID:???
保守
77名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 13:08:15 ID:4poydoP+
1.で偶には漢も見せよう
従者如きに何処までできるか分らんが、縛り首か火焙りぐらいは覚悟して。
78名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 15:49:52 ID:???
参考ページ。
http://v-tk.tk/ura/
79名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 01:30:00 ID:???
ほs
80名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:54:30 ID:bOkXZY1I
81名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 02:07:19 ID:???
82場 ◆Gp/A555JhQ :2007/08/13(月) 12:34:28 ID:???
あずひ・・・
83場 ◆Gp/A555JhQ :2007/08/13(月) 12:35:51 ID:???
うそーん、書けた?
84名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 05:15:44 ID:???
>>83位まで書き禁だったという事か
85名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 02:55:19 ID:???
保守のこころ
86名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 05:53:22 ID:???
holiday
87名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:29:04 ID:???
トロワ
88場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:28:30 ID:???
息を一つ吐き、肩をすくめる。今の状況から先に進むには、これしかないか。
「ウィル殿が、お一人でですって?」クリフトが目を丸くしている。当然の結論だろ、そんなに驚くような……
ありゃ、ミネアさんとアリーナまでびっくり顔だ。
『道は知ってるか?』
「え……ええ。だいたいの場所は伺っておりますが」
『往復にどのくらいかかる?』
「……半日ほどではないかと。朝、ドルガ殿の小屋を出れば、昼ごろにはキャストミント峠に登ってこられる
 と伺っております」
『そりゃ良かった。食い終わったらでいいから、道教えてくれ』
残った干し魚とキャベツを湯漬けに放り込む。さっさと行って、さっさと帰って来なけりゃ。
「あのう、ウィル殿。まさか本気でおっしゃっているのではないでしょうね?」
米をかっ込もうとした口を閉じクリフトを見る。眼光は真面目ながらも頬の緩んだ、薄笑い気味な表情。とぼ
けた顔して、何をとぼけたこと聞いてくるかね、この神官様は。
『冗談に聞こえたのか?』
「違うのですか?」
説明してやらなならんか。湯漬けを口に流し込んで皿を置き、口元を拭う。クリフトの咳払いが聞こえた。
ああなるほど。どうも小馬鹿にしたような面してると思ったら、この食い方のせいか。山の中じゃこの食べ方
が礼儀なんだぞ。お前んとこのやんごとなき御方だって、さっき同じように食ってたろうが。
『……俺一人で行ってくるのが一番いい方法だろ。今んとこ』
「と言いますと?」
『この中で、どうやら、俺だけみたいだからな。深い事情も引っ掛かりもなく、木こりと会って来られるのは』
アリーナが苛ついたように目元を細め、ミネアさんが瞬きを止め瞳を見開く。一呼吸おき、『それに』異論の
ないのを確認し、続ける。『俺はこの国の人間じゃない。森に迷い込んできたレイドックの旅人が木こりを
 怒らせちまったとこで、後々の面倒にはならんだろ』
「それはおっしゃる通りですが……しかし、だからといってです」アリーナを横目で見、「ウィル殿お一人では、
 やはり、危険すぎますよ」語気を強めてきた。「お怪我をなさったら、どうやって治療なさるのですか。それに
 昨日のような魔物の大群に襲われたら、お一人ではどうしようもないではありませんか」
お、クリフト。お前が俺を心配してくれるとは思わなかったね。
『[薬草]の持ち合わせはあるし』二階を指差してから、『俺は逃げ足には自信あるぜ』膝を叩く。『こないだも
 どこかの王女様を手に抱えたまんま、従者から逃げ切れたんだからな』
のろまな従者は顔をしかめたが、「……街の中とはわけが違いますよ、ウィル殿」それでも引き止めてくる。
「見通しのできぬ、足元の悪い森の中なのです。それでも逃げ切れるという自信がおありですか?しかも
 ドルガ殿の小屋には、深い森を分け入らなければならないそうです。迷ったら最後、生きて出てこられる
 保証はないのです。命を賭けるほどのものなのでしょうか?」
森の怖さは城暮らしのお前なんかよりずっとわかってるし、命に関わるという覚悟はベレスを退治しに行くと
決めたとき期してる。もちろん万が一の戦死の覚悟であって、それ以前の野垂れ死になど絶対したくないが。
『俺だけで行かなきゃならないのはな』クリフトを見返す。『お前が言った通り、その木こりを訪ねたとこで、
 村の場所を知る確実な保証はないからだ。森で長いこと暮らしてたってその森を知り尽くしてるとは
 限らないし』これも俺はよくわかってる。『知ってても教えてくれないかもしれん。その木こりは、謎の村に
 ついて今まで誰にも話さなかったんだからな』後頭に両手をやって椅子の背へもたれかかった。『一人
 だけなら、もし無駄足だったとしても、一人へばるだけで済む。その適任も俺だろ。アリーナはこれから
 大仕事があるし、お前とミネアさんにはサポート……補助としての役目があるから、できるだけ体力を
 温存しとく必要がある、と、こういうわけだ』
クリフトがミネアさんと視線を交わした。「では、姫様や私たちのために、お一人で行かれるというのですか?」
『誰のためとかじゃなく、単なる消去法だ。これからベレスと戦うってことを考えた場合の』
クリフトが眉を寄せた顔のまま口を閉じ、乗り出していた身を退いた。とはいえ納得した表情ではなく、
ミネアさんとアリーナも同じ表情……というより退いたクリフトをアリーナは咎めるようにミネアさんは不安
そうに見たあとで二人ともが唇を横に引き締め、今しもクリフトに代わって発言せんばかりの表情である。
良識派どうしの話し合いならともかく、直情派に喋らせて単なる言い争いするのは断固拒否したいね。
89場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:30:00 ID:???
『安心しろ。無理はしねえよ』急いで言い、指を組ませた両手を前に伸ばす。『コーミズ村に戻れる[キメラの
 翼]を1枚持ってるんだ。いざってときはそれ使うさ。俺にだって大事な家族、友人知人がいる。異国の
 森の中で死ぬ気は毛頭ねえ』
「それなら……」クリフトが表情と肩を緩めた。「そうですね。おっしゃる通りです。危うきを承知しながらお供
 できぬのは心苦しいのですが、ウィル殿には、ドルガ殿のもとへ赴いていただくとしましょう。しかし」俺を
再び見据えてくる。「くれぐれもお命は大切に。ウィル殿は、姫様のお命をめぐる陰謀をご存じであられる
 数少ないお一人。姫様、ひいてはこの国にとり、今や得難き大事なお味方です。これからのベレスとの
 合戦はもちろんその後も、姫様とサントハイムのため、協力していただかねばなりませんので」
ああ、そういうことかい。お前に味方と認められて嬉しいよ。
『任せとけ』二本指を立ててみせてやってから、その手でクリフトに席を示す。料理から立ち上る湯気は
もはや微かだ。『早いとこ食事済ませろよ。できるだけ早めに出たいからな』
クリフトがはっとしたように座り直し、アリーナは……立ったまま。食っちまったとしても座ってろよ。ミネア
さんがゆっくり食事できないだろ。
「……ミネアは」
ん?
「ミネアは、どうするんだ?」
アリーナの、やっと言葉にしたようなつぶやき声。両手を握りしめたその表情は、気のせいとは思うが
泣き出しそうにも見える。何だその顔。俺の自己犠牲の精神に感激したってわけじゃあるまい?
聞かれたミネアさんはというと、肩を強ばらせる気配がし、袖のある右手で左の二の腕を掴んで身を縮め、
唇を結んでいる。「………」俺の視線に気付いたはずの瞳はすぐに前に置いたスプーンに泳ぎ、アリーナ
に返答すべき口は開かない。行きたくないのでしたら、そう言ってくれていいんですよ。俺と行きたくない
のか、木こりのところに行きたくないのかは、理由も含めはっきり聞いてみたいですが。
「ミネアは、別に、何もないんだろ?そんなら……」
『一人で行くと言っただろ』
俺が遮ると、アリーナは眉をつり上げて俺を見た。「………」唇とその奥の歯がかすかに動いている。伝え
たいことがあるなら声にしろ。今ばっかりは、“黙ってろ!”なのか“何か言え”なのか、判断つかん。
『ミネアさん』沈黙中に等しきアリーナを放って、俺はミネアさんに呼びかけた。『こちらのことはお願い
 します。そうだ、すみませんが、昼飯としてテキトーに何か包んどいてもらえますか?』
「え、ええ……そのくらい。あの、ウィルさん」細眉を末広にした困惑顔で、ミネアさんが俺を見上げてきた。
「本当に、一人で、いいんですか?」
『ご心配なく』アリーナの視線も感じながら、俺は答えた。『キャストミントは初めてですからね、めいっぱい
 楽しんで行ってきますよ。魔物に気付かれないくらいの、こそこそっとひそかな勢いで』
「[薬草]、いくつ持ってるんですか?」
流された。痛いな、言わなきゃ良かった。
『7袋ほど。満身創痍になったってまだ余りますよ』アリーナの息が鳴った。お前の事を言ったんじゃないぞ。
『えーっと、ミネアさんもご存じでしょうが』心配げな伏せ眉毛を何故かかえって深くするミネアさんに、言葉を
続けた。『俺はこう見えて臆病者なんです。やばくなったらトンズラしてきますから、そんときはちゃんと笑って
 やってくださいね』
俺としては、今、笑ってほしくて茶化したのだが、「……そうですか」ミネアさんは唇を波形に締め、「お弁当の
 準備します」朝食をだいぶ残したまま、席を立ってしまった。
結果一人だけ食事中となったクリフトの手が、自然と忙しくなっている。だから湯漬けにすりゃいいっつーの。
『用意して来るから、ゆっくり食事してていいぞ』
じっと眺めているのもプレッシャーだな。食器をまとめて席を立ち、二階へ上がる。
夜中やかましかった風の音は嘘のように止んでいるが、空でそのまま雲となりそうな灰色の濃霧が麓から
吹き上がり窓のすぐそばを通り越していく。朝日がさしてきてるから、この霧もそのうち晴れるはずだ。晴れて
くれなきゃ困る。
《アリーナの評価が上がった》
《ミネアの評価が上がった》
《クリフトの評価が上がった》
90場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:32:23 ID:???

用意といっても、することは出した荷物を[ふくろ]に詰めシーツを畳んで軽く掃除する程度。どちらも即終わり
ベッドに腰掛けた。クリフトにくつろいだ朝食をとらせるため、もう少しタイミング計ってやるか。ターニアに朝の
挨拶をしておきたいし、ちょうどいい。
『……?』
階段を踏む足音。いやにゆっくりだ。二段上がって一段止まる按配。段数数えながらでも登ってんのか?
お。タタタタッ、一気に駆け登ってきて――この静かで速い足音はアリーナだぞ?――俺の部屋の前で
止まる。いや、あいつの部屋の前と言うべきか。化粧でもしに来たのか?まさか。それよりは階段昇降運動
おっぱじめたってほうが、はるかにもっともらしい。もう何の足音もしないので、それもどうやら違うようだが。
そうそう、あいつって言えば、縁談。あいつにだぜ、縁談。
ふ、だめだ、やっぱ笑っちまう。
大変だろうな、もちろん相手の男が。見合いの席でおとなしく座ってるぶんには五国一の可愛い美姫にも
見えるだろうが、相手と二人になったとたん、決闘しようとか言い出しかねない。しかもあの男言葉を聞けば、
ちょいといいとこ出のご清潔な貴族坊ちゃんなら尻尾撒いて逃げちまうだろう。万一興味持つ奇特な男が
いたところで、あいつの脚力についていける男が、さてこの世界の上流階級にどれほどいるか。さしもの
ヘンリー親分といえど無理だろう。ましてあの弟殿下じゃなあ……。
デール王子とは、ラインハットに行ったときにヘンリーが連れてきてご尊顔を拝した。ちょくちょく話を聞いて
はいたが、ヘンリーと違ってレイドックに来たことは(俺の知る限りでは)一度もなく、お互い初顔合わせ。
兄に似ず礼儀正しく、“ウィル殿ですね、兄さんから何度もお話を伺っています”とホルスより先に俺へ握手
を求めてきた。色白でいかにも大人しい顔立ちはホルスといい勝負だが、皇太子として傲慢に振る舞う
ホルスとは違い、話をしていても何かにつけ兄を立てる謙虚な弟といったご様子……つーか、兄さんっ子っ
てのがあるならデール王子にあてはまる。ヘンリーが部屋を訪ねると実に楽しそうな顔で出迎えたり(俺ら
は勉強の邪魔だとすぐ王妃様に追い払われたが)、ヘンリーと俺の後をいつの間にか付いてきていたりも
した。それで探しに来た侍女に見つかって怒られたのは兄のほうなのだが、その兄王子は“俺のせいに
しとかねえと、あいつ外に出られないからな。甘やかしすぎか?”と、けろりと宣った。‘どう見てもそうだな’
と応じてやれば“まだまだ、お前とターニアちゃんよりは―――”以下関係ないのでやめ。きっと今もデール
殿下は異母兄の背中について歩いてるだろう。兄同伴ででもなけりゃアリーナの縁談相手なんて務まる
王子様じゃないね。非公式で立ち消えっていうのが両国友好のためだろ、絶対。
ということはだ。アリーナを行かせない俺は、結果としてラインハットとサントハイムの外交に貢献すること
になるわけか。表彰モンだな。ま、いらないがね。
っと、見合いや外交なんて俺はどうでもいい。ターニアにおはようを言ってやんなきゃ。
[風鈴]の羽根を回す。頭の底が抜けて……いやに爽快な気分だ。初めてこれを使ったときの、マグマを
流し込まれたような感覚は何だったんだ?昨日アリーナも平気な感じだったよな。
『おはよう、ターニア』
「んじゅっ!?んー!ひゃっ、おに、おにひひゃん?」
朝食の最中とすぐわかる、舌足らずな返事が……あれっ?てことはだ、ターニアはまともに口から言葉
発して喋ってんのか?『おいターニア。今お前どうやって……』
「んっ、ぢょっ、待っ、口、中、ごひゃんっ」
それで答えになってるぞ。『あー、飲み込んでからでいい。ゆっくり食べろ』
「んっんん、ん、んぎゅ……あ、だいじょぶ。もう、おにいちゃん。急にお話してくるから、びっくりしちゃった」
『今頃朝ご飯か。寝坊したんだろ。昨日夜更かしするからだぞ』
「してないよー!ちゃんと起きたもん。ごはんだって、いつも通りの時間だよ。おにいちゃんはもう食べたの?」
『とっくにな。今日はこれから行くところがあるから』
「魔物さんと、戦うんだよね」
『いや、別の用事だ』別でもないな。『ちょっとしとかなきゃならない準備があってだな。それで』
「じゃあ、今日はまだ、タタカわないんだね」
『わからない。手際よく進めば、今日中にカタつけられそうだ』
「……ねえ、おにいちゃん。魔物さんと戦わなくて済むようにってできないの?」
『何?』おいおい、兄に敵前逃亡を勧めるわけじゃなかろうな。
「だって、魔物さんだって、死んじゃいたくないはずだよ、ぜったい。ごはん分けてあげるとかして、仲良く
 できないのかな」
91場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:34:00 ID:???
苦笑の息が漏れてしまう。ターニアらしい発想ではあるが……ベレスと交渉しろと言うのかこの妹は。
『ファーラットと喧嘩するなら考えるけどな』相手はあいにくと魔族だ。腹を空かせてるのでも縄張りを守って
るのでもない奴にとって“ごはん”にあたるのは、アリーナの命か、集団虐殺魔法の書。どちらも渡すわけ
にはいかない。『とーっても悪い魔物なんだ。ほっといたら世界が滅ぼされてしまう。だからどうしても
 やっつけなきゃならないんだ』
「そっか……。この前みたいな、すごく怖い魔物さんなんだ。しょうがないんだよね……」
『そう、しょうがない。そんなことよりだ。朝飯は何だった?』悪いがお兄ちゃんは今、そういうツマラン話を
したい気分じゃないし、今後もしたくないのだよ。
「今日はね、パンとイチジクジャムと、レタスとタマネギのサラダ。あのね、シンシアさんが、バターとジャム
 どっちがいいかって聞いてきてね、イチジクのジャムがいいですって言ったら、シンシアさんが作って
 持ってきてくれたの。それがとっても美味しいんだよ。作り方教わって、おにいちゃんにも食べてもらうね」
『そいつは良かったな』人質のためにパンを焼いたりジャム作りにいそしんでくれるとは。魔族のやることは
よくわからん。シンシアさん個人の厚意によるものなのかもしれないが、それにしたって材料調達してんのは
誰なのだろう?人間の畑から盗んで来るのだろうか。こないだ三本指の足跡を残して俺んとこの畑から
かっさらわれたタマネギが、今朝サラダとしてターニアの口に入ってたりして。
「おにいちゃんは、今朝、何食べたの?」
『俺は、おかゆと魚と……ん?』
不意に風を感じて顔を上げた。扉の隙間に息を呑み瞳を丸くしたアリーナの顔。「……!」すぐに引っ込み、
ドアが風を巻いて閉まる。やっぱあいつ、俺に用があったのか?
「ん、おにいちゃん?」
『ターニア、悪いがお兄ちゃん急ぐんだ。また夜にでもな』
[風鈴]を止めるや俺は閉まったばかりの扉から飛び出した。いない。部屋か、もう一階に下りちまったか?
『!?』どちらでもなかった。開けたドア板の向こう、階段側に、アリーナが立っていた。
『何か用か?』若干身構えつつ訊く。
「……すまない」
??
「邪魔をした。妹さんと話しているとは思わなくて、だから……」
思わず目が瞬く。こいつがまず謝ってくるとは。これで顔を壁でなくちゃんと俺に向けて言ってきたんなら、
もっと驚いたが。
『……別に、邪魔ってほどじゃない。無駄話してただけだからな。それより、何の用だ?』
「妹さん、元気だったか?」それは、俺に聞いてるのか、壁板に聞いてんのか。
『まあな。いつも通りだ。よく寝て、よく食べてる』
「……なら、いい」
呟くと、アリーナはくるりと背を見せ、とんとん階段を下りていった。何なんだ。ターニアの消息を聞きたかった
だけか、昨日から。お節介なお姫様だな、まったく。
「ウィル」
ドアノブを握ろうとして振り向く。降りていったはずのお節介がいた。短時間で四度も驚かすな。ロイヤル的
嫌がらせか?
『何だよ。まだ用あるのか?』
「く……み――」アリーナが唇をもごもご動かす。だからさ、俺に言いたいのか壁に言いたいのか、はっきりしろ。
『何だよ?』
「……く、クリフトか、ミネアを連れてけっ!」
『は?』聞き返してから、納得、苦笑。何を言いに来たのかと思えば。『そりゃあれか、俺を心配して言って
 くれてんのか?』
「心配なんてしない!」アリーナは血相変えて怒鳴った。「ただの、そう、あれだ、クリフトがさっき言ってた
 だろ、大事なミカタの命は大切にしなきゃなんないって。ただそれだけだ」
『そうかい』慣れない言葉でありがとよ。お前に味方とみなされたってだけで俺の命の危険は六割減だ。
「だから、いいな?二人ともでもいい、とにかく一人じゃ行くなよ。お前、弱っちいんだからな!」
『何だと?――』
言い返す暇はなかった。アリーナはすばやく階段を駆け降りていってしまう。「何があったのですか?」と
訊ねるクリフトの声がしたが、返事はドアを叩きつける音だった。一階のどこかの部屋に引きこもったらしい。
はーあ、ホント、お節介な上に勝手なお姫様だな。弱っちい?その弱っちい奴に昨日助けてもらったのは
誰だよ。
部屋に戻り、[風鈴]をしまう。またもや中途半端に話が終わっちまったが、ま、ターニアは怒っちゃいないだろ。
92場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:35:42 ID:???
アリーナが話したかったのは、ターニアについてじゃないはずだ。ノックなしに(ノックはしたが俺に聞こえ
なかった可能性も高い)押し入ってまで聞かなきゃならないほどの緊急性はないはずだ。俺が降りてきたら
一言聞けばいいんだから。
つまり、あいつの言いたかったのは後の方。クリフトかミネアさんか、はたまた二人ともを、一緒に連れて行け。
脱力してベッドに腰掛ける。俺の話を聞いてなかったのかあいつは。サントハイムの人間じゃない俺が行く
から、仮に交渉不首尾となっても後腐れなく済ませられるんだ。特に、王宮の神官であるクリフトを連れてく
のはまずい。聞いた様子じゃその木こりは城中の人間にいい感情持ってそうになく、いつもの税金の取り
立て係と間違われようものなら、ただでさえデリケートそうな交渉がのっけから悪いほうに傾いちまう。
ミネアさんにはこれといった支障はないかもだが、昨日から行きたくないって態度だ。あまり無理はさせたく
ない。木こりから村の場所を聞き出すいい考えがあるなら別だが、それもなさそうだし。
それに、ミネアさんを連れていたんじゃ、いざというとき俺が逃げらんない。ミネアさんが山歩き慣れしてる
のは確かながら、急いで坂道を駆け上れる脚力と決断力まではない。虫どもはともかく青ネズミや土鬼に
襲われたら、俺だけなら振り切れる可能性があるものの、ミネアさんとじゃまず無理だ。木こりが長年無事
に住んでいるのだから、それほど凶悪な魔物はいないとは思うけど、。
それにしてもミネアさんは、何を目下熱心にお悩みなのだろう?昨日は俺を避ける程度だったが、今は
真剣に思い悩んでるご様子。木こりの話が出た後からだから木こり絡み、でもないか。昨日の昼飯の後から
変だったからな。とすれば、やはり俺絡み?それとも、差し迫る戦いに占い師として感じる不安とかか?
休耕畑みたいに、昨今採りこぼれた悩みの種が一斉に芽吹いてきたのかも。俺らに相談でもしてくれりゃ
いいけど、ミネアさんて勝手に思い詰めちゃう人だからな。ちょっとの間に機嫌が一変しちゃう人だし。
マーニャさんなら、うまく聞き出してくれるだろうが。
うーむ、失敗したかな。無理言ってでもマーニャさんについて来てもらうよう頼むべきだったのか。ミネア
さんの保護者、アリーナの操縦役、ついでに俺の相談相手、どれとっても適性度70点以上のマーニャさん
がいれば、こんなに俺が苦労することもないのに……。
まあ後悔しても仕方ない。売れっ子踊り娘のマーニャさんだ。こんな山奥、どう頼んでもタダじゃついて
来てくれるわけがなく、気まぐれなマーニャさんに何千ゴールドふんだくられるか見当つかん。頼まなくて
正解だった、と安心しておこう。
さて。いい加減朝飯済んだだろう。ターニアだってとっくに食べ終わってる時間だ。
《ターニアの評価が上がった》


一階に下りると、クリフトが、すっかり片づいたテーブルに昨夜の地図を広げていた。
「姫様は、やはり、呼びに行かれたのですね」
否定するのも面倒だ。黙って対面から地図を覗き込む。
木こりの家の印はこの山小屋からほぼ真北。街道の太線はそんな点を無視するように北西の“カッシーナ山”
を南に大きく迂回、西の山脈の尾根にある“キャストミント山小屋”に続いている。そこまでの間に街道から
分岐する道は南北に2つ。どちらも小道らしく羊の肩の毛のように細い線で書かれ、そのうち北に分かれる
道が、木こり小屋の近くを通過し、ガントナと書かれた北の山へ向かっていた。
「では早速ですが、よろしいですか」
肯いてやると、クリフトは指を地図の上に置いた。「ここがこの山小屋。まずは尾根を道なりに進んでくだ
 さい。尾根が低くなり水平になったあたりに、北へ下るこの道があります。実はこちらのほうが古くからの
 街道で、カッシーナ山を北へ回る道なのですが、岩壁が多い上に風が強く、先々代の王様の頃に今の
 南へ回る街道を切り開いたそうです」蘊蓄はどうでもいい。とにかく険しい道なんだな。「ガントナ山に生える
 [月のめぐみ]を採りに行くために今も使われているため、途中で道を失うことはないと聞いています」
[月のめぐみ]?そんな高級薬草が採れるのか。途中に十本くらい生えてないものかね。「北へ歩いて行きますと、
 山頂へ登る道と中腹を横切る道の二手に分かれますので、横切る道、すなわち東側の道をお選びに
 なってください」その道は地図にはないな。「進んでいけば、東の森に下りていく小さな道があるそうです。
 そこを下って行けば、半々日ほどで木こりの小屋があるとか」
93場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:37:36 ID:???
あるとか、って……。『確かなんだろうな?途中、紛らわしい分かれ道はないのか』
「ないはずです。以前はこの」指が東の丸い湖に動く。「マッケナ湖へも行ける道もあったらしいのですが、
 今ではその道は埋もれてしまっているそうですから」
埋もれてることを祈るね。何せ東は広大なる森だ。道間違ったら、湖に飛び込むまで森の中を延々と進む
羽目になる。目印になりそうな景色を地図から覚えておこうにも、フリーハンドの地図だから、縮尺どころか
方角だって正しい保証はない。小屋の点だって、このへんだろうとばかりに適当に打ってあるのかもしれん
のだ。つまり、この地図を覚えたり借りてったところで意味はなく、頼りとなるのはクリフトの伝聞情報のみで、
それも覚えとくべきことは3つだけ。北へ曲がって、頂上へは登らず、東に下りる。簡単すぎるのが実に不安だ。
『その道順を教えてくれた奴は、信用できるのか?どうしてお前に教えてくれたんだ?』
「はあ。以前、ドルガ殿の説得に私も同行するという話がありまして、その際に。もっとも例によって姫様が
 ……」クリフトが、ホール左手の扉に顔を向ける。あそこか、アリーナは。「……野外学習にお出かけに
 なりまして、私はそちらに駆り出されたために、実際に派遣されることはありませんでしたが」
なんだ。てっきり苦労話として聞きかじった程度かと思ってた。実際に行く予定できっちり聞いたのなら、
確実な情報と言っていいな。
地図を引き寄せ、小道を指差す。『どこまで、道になってるんだ?ここにはないが、小屋までちゃんと道に
 なってんのか?』
「そこまでは伺っておりません。ですが、迷ったり行く方知れずになった方は今のところいらっしゃいません
 から、道は判然としているのではないかと」
ありゃ、そんな甘っちょろいんかい。1年に1度は間抜けな遭難者のせいで山狩りさせられるライフコッド山
に比べりゃ、城の庭園みたいなもんだな。運悪く嫌なお偉いさんに会わなけりゃ道なりに歩いてる限り問題
なし。心配するだけされるだけ損だ。
それでも一応地図を確認。逆に、これで無事帰って来れなかったら山村出身者として恥になるからな。
「念のため、書き留めておいたらいかがでしょう。道順も含めて」
『……そうだな』時間は惜しいし大して危険ではなさそうだが、初めての山道だ。用心に越したことはない。
ペンとインクを探すべく上げた顔が、ちょうど台所からやってきて足を止めたミネアさんの顔と合う。
『すみません、ペンとインク、それと、布切れありませんか?あったらでいいですから』
「ペンなら、ここに」ミネアさんはすぐ羽根ペンとインク壺を棚から持ってきてくれ、「地図を写すのでしたら、
 ちゃんとした紙のほうがいいですよ」と、紙まで見つけて渡してくれた。ありがたい、もし無ければマントか
板切れに書こうと思ってた。
椅子に腰掛け、一応、正しい保証もないが正しくないという保証もない地図の通り、道を引き地形を書き込む。
おいクリフト、いちいち横から覗き込むな、気になって書き損なう。あ、ミネアさんは構いませんよ、地図書くの
巧いでしょう俺?
ドアの開く音。奥の部屋から出てきたのはもちろんアリーナである。一斉に向いた俺たち三人の目線を
無視するようにホールに出てくると、椅子を潰すかのように腰を下ろす。乱暴に扱うなよ。山小屋で何か
壊した場合、修理が面倒なんだから。
「……誰が、一緒に行ってやるんだ?」
「はい?」アリーナの口の先にあるのは暖炉だが、聞き返したのはクリフトだった。「一緒に行くとおっしゃい
 ますと?」
アリーナが、しかめた眉の下の瞳を俺に向ける。お前の勝手に付き合って一悶着起こしてるヒマはないん
だがな。
『今聞いたが、訪ねてった人はみんな無事帰って来てるって話だ。一人で行っても全然安全らしい』
書きかけの地図に向かって言ってやり、「いえ、そこまでは……つっ?」余計なことを言いかけるクリフトの
足を膝で蹴る。「ええと、その……どういうことなのですか、ウィル殿?」
『心配してくれてんじゃないか、俺を』素っ気なく答える。『ありがたくて涙が出るよ』
94場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:40:00 ID:???
「し、心配なんか……」言いかけてアリーナは目を背け「お前、いちいちボクに逆らう気だな」口元をぴくつ
かせた。
『正解だと思うやり方を選んだだけだ。お前の言うことだろうと、正しいと思えば、そうするさ』
やはり素っ気無く言ってやると、「………」アリーナはあごを引いて肘を立て、「勝手にしろ!」両脚を持ち
上げ、ドスン、床に人為地震を起こす。本当にガキだな。呆れ顔を見合わせ肩をすくめる、我ら良識派三人。
短慮短絡なお姫様に構ってる時間はない。早く地図を書く作業に戻ろう。
どこまで書いたっけか。ああ、最後んとこだな。『んー……』北の小道から、木こりの小屋の点を線で繋ごう
として、『問題があるとすればだ』手を止め、道案内を呼ぶ。『ここんとこなんだがな。最後の、木こりの小屋
 に行く道』
「はい?どこですって?」落ち着かない様子で俺とアリーナを見比べていたクリフトが、慌てて答えた。
『お前んとこの官吏だかが最後に行ったのは、いつだ?』言いながら、道と木こりの小屋とにペン先を往復
させてみせる。『その木こりは、下界になかなか出てこないんだろ?だったら、ここの道、今もちゃんと埋も
 れずあるのかどうかだ』
「すぐわかるようになってると思います……たぶん」
『え?』
予期せぬ方向からの予期せぬ答えに、驚いて俺は右、クリフトの逆側を向く。「あ……」ミネアさんがはっと
口元を押さえ、「な、何でもないです」慌てたようにその手を振る。
『ミネアさん、もしかしてここ、行ったことあるんですか?』
「い、いいえ。ただ、その……そう思っただけ、です」
思っただけ?『ああ……』なんだ、占い師としての勘ですか。期待してしまった。『そうですか。早とちり、
 すんません』でもミネアさんの勘なら信じるに値するな。クリフトの説明よりずっと。
「もし通り過ぎたとしても、すぐわかると思いますよ」と、そのクリフト。「ドルガ殿の小屋がその道から見える
 はずです」
『拓ヒラけてるのか?』
「ええ。カッシーナ山は、裾から山頂まで木がほとんどなく、山道から森を見下ろす眺望が素晴らしいと
 聞いております。ドルガ殿を訪う官吏は、森の中に立つ煙突を見て、いよいよだと気を引き締めるのだそうで」
えらく細かいことまで教えてくれたもんだな、その官吏とやらは。おかげで助かるけどさ。
『そんなに見晴らしがいいなら、下の小屋からも、俺が歩いてくるの見えるんじゃないか?』
「無論、ありえますね。こちらから見えるなら相手からも見えるというのが視覚の第二法則ですから」
視覚の法則……そんなもんもあったな。第一法則はなんだったっけ。“自分の顔は鏡がなければ決して
見えない”そんな感じだったような。
「ドルガ殿に見つかるのはともかく、魔物には見つからないようにしてください。プテラノドンという翼竜の
 魔物に見つかると厄介です。炎を使ってひるませたところを急降下して襲って来ますから、見つかった
 ようならすぐどこかに身を隠して下さい。運悪く群れに遭遇なさったなら、とにかく近くの林に逃げ込むこと
 です。昨日の[エアラット]などとは強さが違います」
『わかった。気を付けるさ』それ以上余計なこと言うなよ。『んじゃ、行ってくるわ』メモをしまい、椅子を立つ。
誰かに引き止められないうちに出発せねば。
「……あいつらが、いるかも」
呟き声に前を見る。アリーナが窓に視線を向け両の拳を握りしめていた。あいつらってえと、「あいつらに
 見つかったら、すぐ仲間が集まってくる」……あいつらか。
額に手をやる俺。ほらみろ莫迦神官、お節介がまたお節介な心配をしちまったろうが。
『いねえって』鼻を鳴らし後頭に両手を回す。『いたとしても、ただの旅人を襲うなんて無駄なことはしない
 はずだ。この峠でそんな事件、起きてないんだろ?』
クリフトに振ると、「ええ、聞いてはおりません」よし、期待通りの答えだ。「しかし、あの森の中に隠れ村が
 あるとすれば、そこからも見えるはずで……ウィル殿のお姿は魔族どもも承知してるでしょうかりゃっつー!?」
クリフトが涙目で俺を見下ろす。小指一つ踏まれただけで済んで有り難いと思え。脚を蹴り折ってやりた
かったんだ。
「………」前の王女様は俺を睨みつけ今にもこの場の誰かに命令を発しそうな御様子である。構わず強引に
出てくべきか?だがこのお節介お姫様のことだから……?
95場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 04:43:48 ID:???
「ウィルさん!」
予期せぬ方向からの予期せぬ叫び、再び。何なんすか、と右横を向いた俺の目の前で紫の髪が翻った。
「私も、行きます!」
なぬ?
そりゃもちろんあなたが一緒に来てくれるんなら心強いのは確かですが何も今突然……って、辟易すん
のは後だ。
『待った、ミネアさん!』早くも階段を駆け上がっていくその背に、俺は急いで叫ぶ―――。

1.『お気持ちだけ預かっていきますよ。この二人の子守り、くれぐれも頼みますね!』
2.『焦らなくていいですから、忘れ物ないようにしてください』
3.『勝手なこと言わないでください……さっさと行って来たいんですから』
4.『いいんですか?俺と二人きりで行ってくるんですよ』
5.『無事帰って来られたら結婚しましょう!』
96場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/10(月) 05:10:10 ID:???
またも3ヶ月開き・・・
そのうえ一身上の理由でご連絡もできず、嗚呼、申し訳ありませんです。。。
天空シリーズリメイクの発表及び某アニメの第二期決定(関係ねー!)にコサックダンスした日も今は過ぎた夏
今回、主人公の口調にその某アニメ主人公の影響を受けまくってる気もすれば、元からこんなヤツだった気も・・・ううむ
早くまったり会話とかボス戦とか濡れ場とか書きたひ・・・

>>77 反映されれば選択は1ですたが、締め切ってしまった後ですたのでごめんなさいです。今回よろでつ

↓ご存じかもしれませぬが、本家にこんなスレがありますた。期待したいでつ!
俺が中心となってドラクエのギャルゲー作ります
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1183209999/
97名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 08:42:50 ID:???
乙です
2でお願いします
98名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 06:43:51 ID:???
1で
99名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 18:21:46 ID:???
4とかね
100名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 23:26:28 ID:???
ひっさし〜ぶり〜だの〜
ここまできたら1だな。
101場 ◆Gp/A555JhQ :2007/09/20(木) 00:23:50 ID:???
いちおう締め切っておきますです。。。
102名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 02:37:53 ID:???
素晴らしき保守
103名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 01:43:57 ID:???
命の保守
104名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:51:52 ID:???
j
105名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 09:28:42 ID:???
暮れなずむ保守
106名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:08:24 ID:???
策士・保守
107名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 10:59:50 ID:???
h
108名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 02:12:07 ID:???
星湯
109種 ◆GM/x/EtttA :2007/10/29(月) 00:19:07 ID:???
とりあえず干し湯。場つなぎ氏お疲れ様ッス!m(_ _*)m
そして皆様方ご無沙汰しとりまm(_ _;)m
 
つか、なんつーか…いやその…5とか…
 
 
 
      ↓嬉し泣きしたいが今の需要が判らなくて挙動不審の図
(((゚Д゚;=;゚Д゚)))モ、モレハ、モレハドウスレバッ!?
↑続きも再び開始したい気もするが、場つなぎ氏の続きも見たいのでうろたえるの図
 
とととりあえず、今PCがアク禁なもんで、生存確認だけ(; )ノ sageタママ&ケイタイカラダガ…
 
あと、続きやるなら前のデータが無いとやり辛そうなんでwiki借りてみた(;´・ω・)つttp://www12.atwiki.jp/dqgyaruge/
まだ全然放り込めてないんで手伝ってくれる人いたら頼ノシ
 
そして、良ければ場つなぎ氏のも一緒にログ放り込みませんか?(´・ω・`)
110名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 08:01:16 ID:???
種さんイキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
111名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:21:08 ID:???
イヤッホ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
112種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/05(月) 22:27:02 ID:???
ィヨ!(`・ω・´)ノシ
113名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 13:16:03 ID:???
アナルゲッター参上ッ!
114種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/12(月) 22:38:30 ID:???
ガクガクブルブル(((;゚д゚)))
115名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:46:56 ID:???
「オウ、ホットガイ」
「あの素敵な種は誰だい?」
116種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/17(土) 00:02:04 ID:???
た、ただのGMにござりまするヨッー(((; ゚д゚))) ガクガクブルブル
117名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:43:12 ID:???
多田野GMらしいわよ
118名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 14:16:00 ID:???
しゃぶれよ
119多田野種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/19(月) 22:47:29 ID:???
>>118
マテ。漏れはのーまrおいくそ何をすrくぁw世drftgyふじこlp;



さてイタチ気味になってきたところで、場つなぎ氏を待つ間に一つ番外でも…

やらんで待った方がいい気がするのだがと保守。


やっぱさ、場つなぎ氏からお答えいただいてからがいいかなと思うのだが…
そこんとこどうよ?
120場 ◆Gp/A555JhQ :2007/11/20(火) 03:03:20 ID:???
ここは種さんのスレでつ!
漏れのこと等、心配御無用!
121多田野種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/20(火) 21:47:01 ID:???
>>120
場さんお久しぶりでつ!
ありがたいお言葉どうもでつ!(`・ω・´)シャキーン

ちうか漏れも場さんの続き楽しみにしてるんで、上がってうpするところが
なかったら、是非このスレつかってくだしい(`・ω・´)ゞ ケイレイッ!


というわけで、まずは番外編で勘を取り戻したく…
(2作目の続きするにもログがうpし終わって無い品)

今日のぷれいは、ぷれいやが居れば22:30からちうことで告知age。

今日のプレーヤ募集は22:00頃から。
募集はGMの募集カキコの後から有効也。

気になった人は、プレーヤ挙手なり観戦なりしてくれると助かる。
(特に観戦…連投規制回避として)

今回のルールは、無理なこと言わんといてくれるなら長文規制もなし。
(ルール自体知らん人も多いだろう品)
ただし、後でまとめる時に邪魔になるのでAAは勘弁。これだけ。

とりあえず、告知まで。
122種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/20(火) 22:01:58 ID:???
んでは、今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!


…このコピペも久しぶりだな。
123種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/20(火) 22:05:40 ID:???
さて、プレーヤさんは来てくれるかどうか…
とりあえず30分までは待つでつよ。
平日だし人は少なそうだが。

…初見の方へのご案内もしとくべきか。

つ【昔のテンプレより】
当スレは、プレイヤーを1人選んで1(〜2)時間リアルタイムで話を進めるという形式の短編物を
やりたいGM&プレイヤーの為に作られました。
細かいルールやシステムは、其々のGMに従ってください。

また、サロン板ですので21禁でつ。イウマデモネー
よって、エロとかHとかEROとかセクースとか(´д`*) ハァハァし放題でつ。
思う存分ギャルゲって下さい。ムシロエロゲッテクダサイ。
124種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/20(火) 22:19:29 ID:???
やっぱ夏でもなくて平日開始は難しいか…?
まぁ、慌てず騒がず鬼畜候の番外でもうpしてくるか。
125種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/20(火) 22:38:23 ID:???
ぷれーや無しだな。
まぁ、平日ならこんなもんだろ。
ちうことで次は明日、同じく22:00頃から募集で。

2作目本編が臨時保管庫にうpし終わるまでは、番外編で募集予定。
臨時保管庫は
つ【ttp://www12.atwiki.jp/dqgyaruge/
今のところのうp進度は、
本編は1作目11/48回目
2作目0/7回目
番外編は7/13回目

126名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:58:51 ID:???
うーん
やってみたいがTRPG初心者なんだよね
127名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 02:28:43 ID:???
いきなりやってたのか…
これは不意打ちだな
128名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 21:30:37 ID:???
来てター!もったいねーorz
129種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 21:53:01 ID:???
>>126
選択肢選ぶだけの簡単プレイだから無問題!
TRPGというより、相談のできるノベルゲームっつー感じだから、
気軽に参加してみてくれ(`・ω・´)ノシ

>>127-128
ィヨ!!(`・ω・´)ノシ
今日も22:00募集でやるからよければ参加してくれると助かる。
本編じゃないから参加者決まったら即プレイ開始な〜(´・ω・`)
130種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:00:11 ID:???

そろそろ今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
鳥つきの藻米が今日のプレーヤだ!

今日も30分までは待つでつよ。
131場 ◆Gp/A555JhQ :2007/11/21(水) 22:09:04 ID:???
ギャラリーで来てみますた
種さんもプレイヤーさんもがんば〜!
132名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 22:11:17 ID:???
なら挙手させてもらう
133種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:11:22 ID:???
おお場さん(`・ω・´)シャキーン
ギャラリーといわずやっていきませんか?
134種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:12:19 ID:???
>>132
挙手キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!!
トリップ頼む(`・ω・´)
135132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:15:20 ID:???
実は126です
お手柔らかに願います

できれば経験者さんに手本見せてもらいつつやりたかったんですが
(チラッとギャラリー側を見る)
136種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:18:37 ID:???
>>135
まぁ、GMと適当に雑談しつつ進める幹事でおkでつよ(`・ω・´)

ちうことでまずはモードをえらんでくだしい。
さて、どれで逝く?

1.番外(女の子達相手)へGO!
2.番外(ショタッ子相手)へGO!
3.何を血迷ったかGSってみる(女性用落としゲーver.)
137132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:20:56 ID:???
GSってなんですか?

まあ、普通は1だよな
138種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:22:56 ID:???
>>137
ガールズサイド(出展はときめもより)の略で津w


ゲームの種類を選んでください
1.学園物
2.獣耳しっぽ物
3.イベント物
4.出会い系サイト編
5.その他()
6.保管庫にある番外編の続きを…
139132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:26:45 ID:???
>138
2と5かな
実はモンスターとのハーフだった魔法使いや戦士、武闘家……

りゅうおうたんと勇者の子の子孫だったりするといいよね!
140種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:30:23 ID:???
なんつーかマニアなwまさに勇者w

出演ヒロインを選んでください(複数人可。上限3人)

DQ1
 ローラ
DQ2
 ムーン
DQ3
 女3勇(アヴィ)
 女3賢(カレン)
 女他職業(任意)
DQ4
 女4勇(テイア)
 シンシア
 ロザリー
 マーニャ
 ミネア
 アリーナ
DQ5
 ビアンカ
 フローラ
 マリア
 タバサ
DQ6
 バーバラ
 ターニア
DQ7
 マリベル
 フォズ
DQ8
 ゼシカ
 ミーティア
141種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:41:37 ID:???
悩み中華?
ちなみにムーンタソは犬耳。これはデフォ。
142132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:42:57 ID:???
>140
マニアで結構!

10分以上迷った結果

アリーナ(武闘家)
ミネア(女僧侶?)
3女賢者

というパーティにします
回復2名でGO
女戦士は今回涙を呑んで諦めます
143132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:43:38 ID:???
>>141
それ聞いて気が変わった
賢者からムーンにチェンジで
144種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 22:46:30 ID:???
>>142-143
おk!(`・ω・´)

竜王「フフフ、名を名乗るがよい。お主に機会を与えてやろう」

名前を入力してください
「    」
145132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 22:47:59 ID:???
>144
「ああああ」
(呪いの音楽)

「名無し」で行きましょう
146種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 23:00:25 ID:???

竜王「何!?ふざけた奴め!お前など名無しで十分だ!
   フハハハハ!名無しよ!存分に暴れてくるがよい!!」



ミネアは カードを引いた!
それは 引いてはいけないカード だった!

―――ドォオオオンッ!!

3人  「きゃぁあああッ!!」
名無し 「うぉおおおおっ!?」

………

アリーナ「いったたたた…あーもー、とんでもない目にあった〜!」
ムーン 「うぅ…まったくですわ」
ミネア 「す、すみません皆さん。名無しさん、大丈夫ですか?」
名無し 「あ、ああ。俺はどうにか…ん?」

爆風が収まったところで名無しが顔を上げると、


…なんと!
竜の角としっぽをつけたアリーナが現れた!
犬の耳としっぽをつけたムーンが現れた!
猫の耳としっぽをつけたミネアが現れた!

名無し 「なッ!?おま、お前らその格好…!?」
アリーナ「え?…ッ!?きゃぁああ!」
ムーン 「な、何故!?呪いは解けたはず…」
ミネア 「こ、これは一体…!?」

三人は戸惑っている!


1.様子をみる
 A.アリーナ B.ムーン C.ミネア
2.事情を聞く
 A.アリーナ B.ムーン C.ミネア
3.とりあえず、街に移動する
4.その他
147132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 23:08:16 ID:???
>146
4.その他

戸惑う4人を前に、俺は平静を取り戻そうと努力した。
「ふんどし!」
とりあえずだいこんを持って叫んだ。何も起こらなかった。
どうやら一番混乱しているのは俺らしい。

「ちょ、ちょっと落ち着こう」
メラで火をおこし、薬草をお茶にして一服することにした
148種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 23:24:43 ID:???
遅くなってすまそ。
指定が長文だと考える時間が長くなるんで、できるだけ短文での指定だと
助かる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戸惑う3人を前に、名無しは平静を取り戻そうとしてみた。

名無しはだいこんを持って叫んだ!

名無し 「ふんどし!」

…何も起こらなかった。
アリーナ・ムーン・ミネアは冷たい目で名無しを見つめた。

アリーナ「…名無しぃー」
ムーン 「まったくこれだから男って…」
ミネア 「はぁ…」
名無し 「ちょ、ちょっと落ち着こう」

どうやら一番混乱しているのは名無しだったようだ。
冷たい反応をくれる3人に小さくなりながら、名無しは一服することにした。

お茶の用意をし始めると、竜の尻尾で地面をピシンッ!ピシンッ!と叩きながら
アリーナが近くに歩いてきて名無しの横に座った。

アリーナ「まったく…一体何なのさムーンもミネアも、その格好」
ムーン 「私は、多分昔かけられていた犬になる呪いがぶり返したのかと」
ミネア 「私のこれは父の錬金術の実験で、ちょっと。普段は見えないように
     していたのですが、どうやら先ほどの爆発で術が解けてしまった
     ようですね」

ムーンとミネアも近くへと腰を下ろす。
メラで火をおこし、薬草茶を用意していた名無しは…

1.アリーナの角と尻尾の事情を聞いた。
2.ムーンの耳を触らせてほしいと頼んだ。
3.ミネアに戻る方法が無いかをたずねた。
4.誰かと二人きりになれないかと考えた。
149132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 23:30:42 ID:???
>>148
わかった。短文でサクサク行くよ

~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1.アリーナの事情を聞いた

「ムーンとミネアの事情はわかった。なら、アリーナの角はいったいなんですか?」
ムーン&ミネアの話では、かつての術の影響が爆発で再度発現したようである。
しかし、もしアリーナが以前何事もなかったのに突然生えたのならば、別の原因だと
推測できる。
150種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 23:53:38 ID:???
>>149
あ、いや、基本的にこのスレはロールを必要としないのでつ(´・ω・`)
選択は選択のみなギャルゲ
短文てのは、その他だのの指定が必要な時に…ってことで
でも「ここのトコこうなら面白いよなw」ってな独り言とか、
「こういう展開萌え!!」ってなプレイヤー意見は時々便乗するw
説明不足スマソorz
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ムーン&ミネアの耳としっぽは、先程の爆発でかつての術の影響が再度出た
もののようだ。

名無し 「ムーンとミネアの事情は分かった。けど…」

名無しはアリーナを見た。

名無し 「なら、アリーナのソレは一体何だ?何か別の原因があるんだろ?」

ムーンとミネアの2人の事情を聞く限り、前もって何か原因がないかぎり耳と
しっぽは生えなさそうだ。
何か事情があるものだろうと、多少の確信を持ってアリーナに問いかけると、
アリーナはバツが悪そうに唇を尖らせ、緑色のしっぽを揺らした。

アリーナ「ぅ…ん、これは…先祖がえり?ってやつなんだって」
ムーン 「先祖がえり?」
アリーナ「うん。ボクの国サントハイムのご先祖様に、竜族がいるとか何とかで
     ごくまれに角としっぽを持った子が生まれるんだってさ。」
ミネア 「まぁ!それは初耳です」
アリーナ「そりゃ国家機密だもん。ボクのこれも神官の術で隠してたんだ。
     けど、さっきので解けちゃったみたいだね」

1.「へー。大変だな」相槌を打ちつつ、媚薬入りのお茶を3人に渡す。
2.「じゃあ、早めにサントハイムに行ったほうがいいか?」
  ルーラを唱えようとする
3.「国家機密か…」ニヤリと笑い、他の国に情報を売るとアリーナを脅す
4.「どちらにしろ、このままじゃ今日は宿に泊まれないな」
   元に戻す方法を考える
151132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/21(水) 23:57:50 ID:???
>150
なるほど。勘違いしてた。

1.媚薬茶ー

間違えて媚薬性能もある薬草をお茶にしたということで
152種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/21(水) 23:58:15 ID:???
ちなみに選択を選ぶとき、

「これはギャルゲでエロゲだ」

という頭で選ぶと、いい感じに先が見えたりする。
(中華、漏れは基本的にプレーヤがラブコメ展開を望まない限り、ERO展開に
持っていく確率が高い。…たとえ普通に見える選択肢でも)
153132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 00:03:04 ID:???
>152
つまり寿司を食いにいくという展開でも
いつの間にか893のクルルァに追突するんですね?
154種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 00:24:53 ID:???
>>153
ちょwww
でもまぁ似たようなもんでつなw
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名無し 「へー。皆、大変だな」

世の中いろんなことがあるもんだ。
名無しは相槌を打ちながら、出来上がった薬草茶を3人に渡した。
3人はお茶を受け取り、飲みながら頷く。

ムーン 「私、こんな体質なのは私だけだと思ってたわ」
アリーナ「あ、ボクもボクも!まー武道家としては、普通の女の子より力が
     強いからいいかなぁ〜って思うけどね」
ミネア 「他の方と違うというのは…少し不安ですよね」
名無し 「このパーティで一人だけ獣耳じゃないの俺だけか?
     これからイヂメられないか不安だ〜」
アリーナ「やーい仲間はずれ〜っ!」

急に犬や猫、竜といった動物の耳やしっぽが出てしまって少し緊張していた
雰囲気が、ほんわかとした空気に変わった。
どうやら、お互いに本当の姿(?)を認めあうことが出来て安心したようだ。
パーティとしても、秘密を共有したことでまた一つ絆が深まった気がする。
禍転じて福となすとはこの事だ。

アリーナ「……ん?」
名無し 「どうかしたか?」

安心ついでに名無しもお茶に口をつけ一息ついたが、不意にアリーナが眉を
寄せた。

アリーナ「……なんか、暑くない?」
名無し 「そうか?俺は別に」
ムーン 「…私も、少し、暑い気がするわ」
ミネア 「そう、ですね。どうしたんでしょう…?」

言われてみれば、3人の頬は赤く染まっていた。
3人とも手足の動きが緩慢で、瞳を潤ませて熱い吐息を吐いている。
熱でもあるのだろうか?
名無しはもう一口お茶を口に含み…

名無し 「!!」

その独特な苦味に体を硬直した。
どうやら名無しが用意した薬草の中に、媚薬成分の入ったものが混じっていた
らしい。
名無しは

1.今にも服を脱ぎ始めそうなアリーナの様子をうかがった。
2.息が荒いムーンを介抱しようと近くに寄った。
3.苦しそうに額に手を当てているミネアを覗き込んだ。
4.慌ててどくけし草を探し出した。
5.その他()
155132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 00:27:14 ID:???
>154
男ならば!


5.(毒消しをベギラマで全て燃やす)
156種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 00:37:59 ID:???

名無し 「(こんなおいしいシチュエーション、二度と無いに違いない!)」

名無しはふくろの中にあるどくけし草を、全部取り出した!

アリーナ「ふぇ…?ななしぃ…何やってr」
名無し 「ベギラマ!」
ムーン 「ハァ、ハァ、…え…?」

4人が見る前で、どくけし草は消し炭になった!

ミネア 「な、何を…っ?!」
名無し 「何って…」

1.「いい機会だから、3人ともっと親交を深めようと思って」
  ニヤリと笑うと手近にいたアリーナを後ろ手に縛り上げた!
2.「え?…あれ?俺、何してんだろ…?」
  混乱している振りを装って、ムーンの服を破き脱がせる。
3.「家畜は調教しないといけないだろ?」
  ニッコリ笑って媚薬茶を口に含み、ミネアに口移しで飲ませる。
4.「…何して欲しいんだよ?」
  クスッと笑って近くにある岩の上に腰かけ、3人を視姦する。
157132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 00:42:03 ID:???
>156
ホント、何やってんだろw
っていうかどれも鬼畜だな。好きだけどw

3.家畜

ミネアじゃなくてアリーナかな
ムーンとミネアは案外素直についてきそうだし
158種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 01:01:17 ID:???
>>157
さて、もう少し続けたいのは山々なれど、そろそろ開始から2時間。
今回はここでセーブなり。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名無し 「家畜は調教しないといけないだろ?」
3人  「!!?」

名無しはいきなりの暴言に目を見開いている3人にニッコリと笑うと、
見せ付けるように自分のコップから媚薬茶を呷り、アリーナの肩を掴んで
引き起こした。

アリーナ「な、何すん…っ!?」

頬を赤く染めながら潤んだ瞳で上目遣いに睨んでくるアリーナの唇に、
有無を言わさず自分の唇を重ねて舌を絡める。
アリーナの舌を自分の口内に引き込むように絡めながら、その舌を伝わせる
ようにして、名無しはアリーナに口移しで媚薬茶を与えた。
キスの経験が少ないのかアリーナはパニックしたように舌を閃かせるが、
媚薬茶で体の力が抜けている上、舌を引き出されて思うように息が出来ず、
名無しに与えられるがままに媚薬茶を嚥下する。

アリーナ「んん…っ!んぅうっ!んぅっ!んむぅ…っ…ん…んん……」

始めはそれでも離れようと抵抗したが、舌裏や上顎をなぞる名無しの巧みな
口付けによって、カタカタと体を震わせながら瞳を閉じ、唇を離すころには
名無しの腕の中にクタリと身を任せていた。

ムーン 「ハァ…ッ、何、を…、するつもりなの?!」

ボーッと中空を見つめるアリーナを抱きとめる名無しを、ムーンが熱い吐息
で喘ぎながら睨みつける。
ミネアも警戒した眼差しを名無しに寄せながら、少しでも遠くへと後ずさる。
しかし、その体は媚薬茶で言うことを聞かないのか、艶かしい足を投げ出した
ままだ。
名無しは2人にもニッコリと笑って、唾液と苦味のある液体に光るアリーナの
唇をやさしく指で撫でた。
2人の中の、女という性に見せ付けるように…


名無し 「俺はパーティの仲間と仲良くしたいだけだよ。…とってもね」



番外編:獣耳の冒険 1回目 END。。。


恋愛の書に記録しますか?
1.記録する
2.記録しない

159132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 01:03:11 ID:???
>158
1.記録する


さて、やりなおすか
デデデデデデデデ デンデン
(例の音楽)

次回はいつごろになるんでしょうかね
気長に待っておきます
160種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 01:07:56 ID:???
恋愛の書に記録しました。

132 ◆6eUVAtum5w さん、お疲れ様でした。。。。


レスが遅くてスマソな(´・ω・`)ノシ
3人インターバルを置くと再プレイ可能でつ(`・ω・´)
本編始まっちまうと、番外優先権云々だの、10回毎の番外回だのを
利用しないといけなくなってしまいまつが、本編が始まるのはまだまだ先の
予定なので、また気が向いたときに来てくれると嬉しいでつ(*´・ω・)(・ω・`*)ヨー
161132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 01:10:49 ID:???
いんたーばる、というと他の人が3人するまで待つということか
結構かかりそうですね(汗

ということでジジイになっても待つので、お願いしますね
162種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 01:14:54 ID:???
>>161
ちなみにインターバルは、募集開始25分過ぎたら解除でつ。
運がよければ連続ぷれいも可能でつので、気になるようなら3人入ってなく
とも来てみれ(`・ω・´)ノシ

ちなみに明日は21:30から募集開始予定。
急用が入らなければだけど(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
163132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/22(木) 01:21:58 ID:???
>162
了解です
ではまた是非続きを願います
164種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 01:37:48 ID:???
>>163
こちらこそ
また遊びに来てくれ(´・ω・`)ノシヤシミー
165種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 21:30:51 ID:???
さて今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!
166種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 21:32:00 ID:???
ちなみに今日も番外編。
ロルは必要としないスレなので気軽に挙手願う(´・ω・`)ノシ
167種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 21:32:38 ID:???
………sage忘れも久々だorz
168種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 21:44:31 ID:???
う〜ん…やっぱり時間が早いと人もいないのか…
やはり22:00募集の方がいいのだろうか…
169種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 21:57:11 ID:???
ほい、ただいまよりインターバル解除でつ。
132 ◆6eUVAtum5w氏も参戦おk(`・ω・´)

ついでにいうと、今日は23:00まではぷれーや募集。
挙手はお気軽に(´・ω・`)ノシ
170種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 22:11:49 ID:???
番外編を含むまとめは
つ【ttp://www12.atwiki.jp/dqgyaruge/
にうpちう。
参考にどうぞ
171種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 22:23:48 ID:???
10分毎の生息報告…そろそろ書くことがなくなってk(ry)

あ。>>170は、漏れがGMした奴しか出てないので、スレの全体的な流れを
見たい方は>>1にあるどーみ氏のまとめサイトでどぞー
172種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 22:38:00 ID:???
むしろ本編を新しい書で始めるべきか…
いや、でも前の続きが気になってる昔馴染みがいたら申し訳ない品…
173種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 22:47:30 ID:???
まだまだ挙手ぼすうしとりますよ〜 ノシ
174種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 22:59:27 ID:???
流石にもう今日はないかな…
175種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 23:06:12 ID:???
締め切り!今日はぷれーや無し。・゚・(ノ∀`)・゚・。
まぁ、平日なんてこんなもんさ。
ちうわけで、明日も21:30頃から募集でつよ。
176種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/22(木) 23:24:34 ID:???
現在の臨時保管庫投下進度
1作目 12/49+ED4
2作目  0/7
番外編 COMPLETE
177名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:28:04 ID:???
もう少し早く用事が終わっていればああああああ
178名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:52:41 ID:???
ちくしょおおおおおおおおお!!!!
今頃きても遅すぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

>>170
まとめ乙。
一度プレーしたことあるんよw
自分の時を読み返したら、プレイ中変なキャラ作っててワロスwww
179名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:27:08 ID:???
俺がリオレウス狩ってる間にこんな事になってるなんて!
180種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 21:28:52 ID:???
>>177-178
なんてニアミス。・゚・(ノ∀`)・゚・。

>>178
dノシ

そうだ、昔の番外編優待権もちゃんとつけてあるから、昔の鳥覚えてて
心当たりのある猛者は、前の鳥で挙手してみてくれ(`・ω・´)

>>179
出戻りGMでつ(´・ω・`)ノシ
181種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 21:31:16 ID:???

そろそろ今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!
182種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 21:33:39 ID:???
今日は22:30まで待機でつよ。
183種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 21:47:05 ID:???
祝日のこの時間でもなかなか挙手はないか…
何か策を考えるべきか?
184種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:01:04 ID:???
むしろ、このスレの知名度も低めになってしまったし、FFDQ板に戻るか…?
その方が作品知ってる分、参加人数は多くなってくれる気がしる

駄菓子菓子、あちらではここまでオーペンなえゑは出来んしなぁ(´〜`;)
185種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:09:53 ID:???
でもこのままぷれーやがあまりいない状態が続くと、漏れの方が消えそうだ品w

このままココで何週間かやってみるべきか?
それともFFDQ板に出戻って、ココは落ちるか埋まるかするまでエロ時のみの誘導
使用場所にでも…


………それはそれで容量の無駄遣いになって心苦しいなorz
186種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:17:59 ID:???
むしろ開催時間を深夜に移したほうが的確か?
長期休暇時じゃない分、ぷれいしる猛者の時間が空くのは遅い時間のようだし…
悩みどころだな…

あ。まだまだ参加者ボシュ中でつよ ノシ
こんな独り言しとりますが気軽に挙手願いまつm(_ _)m
187132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/23(金) 22:27:05 ID:???
もう続き参加良いんでしょうかs?
188種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:28:20 ID:???
今日も参加者なしか…?orz
誰か〜、勇者いないか〜?(´・ω・`)
189種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:36:43 ID:???
…ッと!見逃してたスマソ!!orz

もちおkでつヽ( ・∀・)ノ

竜王「フフフ、来たな。132 ◆6eUVAtum5w よ、名前を変えてからプレイするか?」

 1.はい →名前を新しくする
 2.いいえ →名無しで始める


190132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/23(金) 22:40:07 ID:???
3.コンティニューや の おやじをなぐる

(そうしきがめん)

そのまま続けるよ
⇒2.いいえ
191種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 22:46:26 ID:???
竜王「ぬっ!こしゃくな!」

132 ◆6eUVAtum5wのこうげき!

ミス! りゅうおうはダメージをうけない!

竜王「フハハハハ!おろか者め!存分に暴れてくるがよい!!」



名無し 「俺はパーティの仲間と仲良くしたいだけだよ。…とってもね」

うつろな瞳のアリーナを腕に抱きながら微笑む名無しに、ムーンとミネアが
後ずさる。

1.アリーナの服を脱がせ、ムーンとミネアを煽る
2.アリーナを横たえ、動きの鈍いミネアに襲い掛かる
3.アリーナにオナニーを命じ、ムーンのしっぽを掴む
4.その他
192132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/23(金) 22:51:29 ID:???
ふんてこわ

1.二人を煽る

ここはアリーナから服を脱ぐようにさせたいな
キスをしてボーっとさせて、暗示をかけるとか
193種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 23:18:31 ID:???
>>192
遅くなってスマソorz
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しかし2人の体から媚薬の効果が消えたわけではない。
現に、2人の視線はアリーナの唇をなぞる名無しの節くれだった指をジッと
見つめている。
コクリと唾液を飲み込む喉の動きを見ながら、名無しはアリーナの胸元を揉み
しだいた。

名無し 「アリーナ?大丈夫か?体…辛いだろう?」
アリーナ「んぁっ、あっ…な、なしぃ…んっ!」

胸を揉まれる刺激も辛いのか、アリーナは眉を寄せて名無しの胸元に縋り付く。
角としっぽがついているせいかいつもよりどこか淫靡な雰囲気をかもし出して
いるアリーナは、熱い吐息を吐きながら濡れた瞳で名無しを上目遣いに見上げ
てきた。

アリーナ「な、なし、変…なのっ!あ、アソコが、ジンジンするのぉ…っ」
名無し 「それは大変だ。俺が診てやるから、服脱いじまえ」
ムーン 「なッ!?!」
ミネア 「ななななんてははははしたないッ!!!」

名無しの言葉にムーンとミネアが目を見開いて2人を見る。
しかし、アリーナはうつろな瞳のまま、コクン。と一つ頷いた。

アリーナ「ン…わかっ…たよ」

羞恥心などもう消えうせているのか、アリーナは緩慢な動作で服を脱ぎ捨てて
いく。
ミネアは真っ赤になりサッ!と目をそらし、ムーンは口を鯉のようにパクパク
させながら目をそらすタイミングを失って見ていた。

その2人のどちらも、足を内股でもじもじさせている。
どうやら媚薬はかなり効いているようだ。

アリーナは服をすべて脱ぎ捨てると、名無しに強請るような視線を向けた。

アリーナ「ね…ななしぃ…みてぇ?」

アリーナの体は、しなやかな筋肉と女性的な柔らかい丸みが共存する、正に
理想の体型だ。
…少し胸は小ぶりだが。

1.足を大きく開かせ、オマ○コを舐める
2.ムーンにアリーナのオマ○コを舐めるように命令する
3.ミネアにアリーナを診るように言い、その尻を撫でつつ反応を見る
4.その他()
4.
194132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/23(金) 23:24:28 ID:???
>>193
気にするな、兄貴

3.だな。
3.ミネアを誘う

ムーンは逆に自分から混ぜて欲しいって言ってきそうだ
195名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:54:46 ID:???
今北支援
1961/2種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 23:55:56 ID:???
>>194
dクス ノシ
流石に4Pは時間がかかるorz
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
名無しは淫蕩に溺れたアリーナを見てニヤリと笑った。
アリーナはこれ以上何もせずとも、快楽を欲しがって男を求めるだろう。
ならば次の獲物は…

名無しはアリーナから目をそらし、ミネアを見据えた。

ミネア「ッ!!」

ミネアは、名無しと視線が合うと息を飲み体を硬くした。
名無しの腕の中に納まっているアリーナは、既に普段のアリーナではない。
ドラゴンの角としっぽがついている分、彼女が纏う妖しい空気は…まるで
淫魔のようだった。

名無しはアリーナを草むらに下ろすと振り返り、猫耳をピンッ!と立たせ
しっぽを膨らませて警戒しているミネアに声を掛けた。

名無し 「ミネア。アリーナを診てやってくれないか?」
ミネア 「私はそんな風にはッ……………、……はい?」

思わぬ言葉にミネアも、小さく赤い舌を少し突き出して苦しげに熱い吐息を
吐いていたムーンも目を瞬いた。

名無し 「男の俺が診るより、女のミネアが診たほうがアリーナも安心する
     だろう?」

ニコリと笑って正論を言う名無しに訝しげな視線をやりながらも、ミネアは
躊躇いつつ頷いた。

もしかしたら名無しが正気に戻ったのかもしれない。
今まで信用してきたパーティのリーダーの言葉でもある。

そんな考えも頭に浮かんだため、ミネアは嫌とはいえずに恐る恐るアリーナ
に近づき、アリーナの前に膝まづいた。
1972/2種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 23:56:31 ID:???


ミネア 「…アリーナさん?こちらを見てくださいますか?」
アリーナ「はぁ、はぁ…んぅ…ななしはぁ…?」

声を掛けると、アリーナはミネアを見ずにキョロキョロと辺りを見回す。
しどけなく開かれた足の間から、透明なしずくがしっぽを濡らす程に滴って
いる。
ゆらゆらと揺れる緑のしっぽのうろこが愛液にテラテラと光り、ミネアは
下腹部が熱くなるのを感じた。

ミネア 「やはりこれは…っ」
ムーン 「ミネアッ!!」

自分達が口にしたものに含まれていた成分を確信して青ざめると同時、ムーン
のミネアを呼ぶ声がしてハッ!とミネアは後ろを振り向いた。

名無し 「どうだ?分かった?」
ミネア 「ひぁあああんッ!」

ミネアは背後から音もなく忍び寄ってきた名無しに、いきなり尻としっぽを
逆撫でされ、体中に伝わるビリビリとした快感に背をしならせてビクンッ!
と跳ねた!

名無し 「あれ?予想以上の反応だな」
ミネア 「ふぁあッ…しっぽ、やめ…っ!」

しっぽをもったまま自分を見下ろす名無しをミネアが見上げる。
名無しはその手にあるしっぽを見て、


1.やさしく笑うとすぐに手を離し、ミネアの猫耳を撫でた
2.ニヤリと笑うと激しくそれを扱きあげた
3.しっぽを弄らない代わりに(キャラ任意)に奉仕しろと脅した
4.ミネアの膣にしっぽをむりやり突き刺した
5.その他
1982/2種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/23(金) 23:57:57 ID:???
>>195
支援dクス(`・ω・´)ノシ
199132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/23(金) 23:59:15 ID:???
>>196-197
4だね

4.弄らない代わりにアリーナに……

そして油断したところで、ミネアを攻める
2001/2種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:29:26 ID:???

クスッと小さく笑うと、ミネアの猫耳に唇を寄せた。

名無し 「嫌なのか?しっぽ…」
ミネア 「ぁッぁッぁあっやっやめ、やめ、てくりゃしゃ…っ」

ふわふわした銀色の毛並みの猫耳を軽く食みながら優しくしっぽを撫でつつ
囁くと、ミネアは何度もビクビクと体を震わせ呂律の回らない口で名無しに
懇願した。
見開かれた瞳からは、快楽と羞恥の涙がボロボロと流れている。
どうやら獣化している場所は性器並みの快楽器官になっているらしい。
ミネアの反応に満足すると、名無しはしっぽを握ったままミネアに囁いた。

名無し 「アリーナに奉仕したら、弄らないであげるよ」
ミネア 「そっそんなっ」
名無し 「嫌ならしっぽを無茶苦茶に可愛がってあげるだけだ」

名無しの言葉にミネアが「ヒクッ」と音を立てて息を飲む。

こんな快楽を与え続けられては、きっと頭がどうにかなってしまう…

ミネアはわななく唇をかみ締め、泣きながらギュッと目を閉じた。

名無し 「どうする?」
ミネア 「………わかり、……ました…ッ」
ムーン 「ミネア…さん…っ」

2012/2種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:31:53 ID:???
ミネアの言葉に、ムーンの瞳が絶望の色に染まる。
しかし目を閉じてムーンに背を向けているミネアにはそれが見えない。
名無しはムーンを振り返り、勝ち誇ったようにクスリと微笑んだ。

名無し 「さあミネア。アリーナのオマ○コを舐めるんだ」
ミネア 「………はい」



ピチャピチャピチュ…チュクッチュクンッピチュ…

アリーナ「あっあッんんぅっ!いい!いいよぉっ!」

濡れた音とアリーナの嬌声が草むらに響く。
ムーンはしゃくりあげながら自分の体を抱いてうずくまっていた。
ミネアは始めこそ緩慢な動きで舌を閃かせていたが、次第に猫がミルクを
飲むように一心不乱にアリーナの愛液を舐め出した。
猫の本能に媚薬が作用でもしたのかもしれない。
愛液で顔をベトベトにしながらしっぽを左右に揺らす様は、正に猫が餌を
取っているかのようだ。

名無し 「ミネア、アリーナのオマ○コは美味しいか?」
ミネア 「んくっ…んちゅ、ぁふ、は、はい…とっても…おいひぃれす…」

アリーナの股間から顔も上げずに答えるミネアは、既に快楽の虜になっていた。
名無しは2人の雌の痴態を見てニヤリと笑い、


1.2人を視姦しながら、ムーンを押し倒した
2.ローブをめくり、ミネアの膣にいきなり剛直を突き立てた
3.ミネアにムーンへの奉仕を言いつけて、アリーナのオマ○コにチ○ポを突っ込んだ
4.ムーンを呼びつけて、息子への奉仕を命じた
5.その他
202種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:33:12 ID:???
次あたりで今日は締めだな(´・ω・`)
203132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/24(土) 00:35:52 ID:???
>>200-202
そうですね、じゃあ無条件でセーブをねがいます

5.その他

ここでミネアの尻尾を再度握って攻撃だ
で、ムーンに見せ付けながらアリーナとディープキス
204種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:50:07 ID:???
>>203
おk(`・ω・´)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミネアのしっぽを再び握りしめた!

ミネア 「んぁぅあああああッ!!!」

いきなりの強い刺激にミネアは体をくねって背を仰け反らせる。
顔を上げてガクガクと体中を震わせながら硬直し、ドサリと草むらに横たわ
った。
どうやら派手にイッてしまったらしい。
焦点の定まらない瞳で小さく震えながら荒い息をついている。
ローブで見えてはいないが、多分中は洪水状態になっているだろう。

名無し 「なんだ、堪え性のない奴だな」
アリーナ「んん…ななしぃ…もっと欲しいよぉ…」

ミネアが勝手にイッてしまったせいで快楽が途切れたアリーナは、不満そう
に身を起こして名無しに擦り寄った。
そのしっぽを戯れに撫でてやりながら、名無しはムーンに見せ付けるように
アリーナの角にキスを落とした。

名無し 「悪いな。躾が足りない猫だ」
アリーナ「ん…ななしがキモチヨくして…」

甘えるように柔らかな胸を押し付けてくるアリーナを抱き寄せ、その唇に
深いキスを与えながら、名無しは口端を笑みに吊り上げた。




涙を流しながら、呆然と羨望の眼差しを向けてくる犬の仔の姿を見て。



番外編:獣耳の冒険 2回目 END。。。


恋愛の書に記録しました。

132 ◆6eUVAtum5w さん、お疲れ様でした。。。。
205種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:52:10 ID:???
全体通じて遅くてスマソorz
206132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/24(土) 00:53:50 ID:???
いや、気にしてないですよ
むしろこれだけの力作に時間がかからないほうが不自然です、ハイ
207名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:56:08 ID:???
2人とも乙〜
208種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:56:31 ID:???
>>206
dクスでつよ〜
もう少し短文にして選択肢を増やせればいいんだが…
何だかこのネタは長文になるらし(´Д` )ヨー
209種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 00:57:26 ID:???
>>207
d〜&感染乙カリー ノシ
210132 ◆6eUVAtum5w :2007/11/24(土) 00:59:09 ID:???
>207
どもです。っていうかこっちはほとんど何もしてないぜ

>208
それならば仕方がない
がんばってください

それじゃあおやすみなさい
211種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 01:01:14 ID:???
>>210
やしみー(´・ω・`)ノシ

さて漏れも臨時保管庫の目次を弄って寝るとするか。
212種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 01:11:45 ID:???
さて臨時保管庫は>>170
流れを見たい場合には>>1のどーみ氏のまとめサイトをご利用ください。

では臨時保管庫投下状況
1作目 15+EX2/49+EX5+ED4
2作目 0/7
番外編 新規1/過去作COMPLETE
213種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/24(土) 21:57:10 ID:???
アク禁に巻き込まれた…orz
シャアは何をやっている!。・゚・(ノД`)・゚・。

んなわけで、今日からしばらくは強制休暇のようでつ
せっかく土日のぷれーや発生率が判るとオモタノニ…(´・ω・`)ウンガナイナ…

仕方ないので、しばらくは臨時保管庫への過去作うpに専念しるよ
 
 
 
あと、ぷれーやが少ないのを受けて、板引っ越しを真剣に思案中。
引っ越し先は古巣ことFFDQ板予定。元スレオチテシバラクタツシ(´・ω・)(・ω・`)ネー
ぷれーやが居ないことには話が進まないし…だが向こうに行くとエロは薄くするべきかと思うし…
いや今でも十分ヌルー気味な部分があるのは分かってるが。(まだだ…まだ俺は逝けるはずだ…ッ!)
しかしそれも、プレーヤあってのGMだからなぁ…
 
つーわけで、興味覚えて見てくれてる新入りさんも昔馴染みの常連さんも含めプレーヤ希望の勇者方、それとココで続けて下さった場さんの意見を聞きたい。
ミンナ!オラニチカラヲwktkレ(`・ω・´)ノシ
214名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:35:10 ID:???
安心しる。今日こそはと思ったが漏れもアク禁だorz
移転については・・・意見はあるが携帯から書くのマンドクセ
215名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 03:00:53 ID:???
俺はここでやってほしいですなぁ
昔はみているだけだったので、今度こそやってみたいと思っていた
216名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 14:18:54 ID:???
やはり昔の賑わいが足りない気がするな!!
もっと種さんが来ていることを知ってもらうにはどうしたら良いんだろう
それが問題だ。
217種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/25(日) 19:35:00 ID:???
>>214
ナカーマ(´・ω・`)ノシ
出来れば聞きたいが…携帯ダト(´・ω・)(・ω・`)ネー

>>215
d楠 ノシ
是非に。
(どうせERO要素は無くならんと思うし)

>>216
やっぱり問題は認知度だよな…
キャラサロンだと来る人来る人がDQ好きってわけじゃないだろうし、
FFDQからこっちに来た時と違って食いつきも違う品。




考えるに、天空三部作がリメイクだし、FFDQにはそれなりの
人数のDQ好きな人が集まってる基ガスrんだ。
プレーヤしてくれる勇者も、夏程じゃなくとも現れるんジャマイカとオモテ。
そこでだ、容量喰いでマイナールール無視気味な提案するなら

@FFDQ板でスレ立て
A募集&アドベンチャーパートはFFDQ板で。
EROパートはこのスレに誘導&使用。
(多分どっちかが書き込み少なくなるので、場さんがよければ続きをどちらかに投下して貰えるとイインジャマイカと)
BFFDQのスレが埋まったら、FFDQ板では(種GMとしては)次スレを立てず、以降PINK板オンリーで話展開。
(もちろん他GMがFFDQ板でガンガッてくれるなら、そちら主導でFFDQに次スレを立てていいと思う)

とかどうよ?と逝ってみるテスト

どちらにしろ、このスレ埋まったらエロパロに移るべきかとオモテルし。
キャラサロでやると、他スレキャラハンさんの誤爆があったりするからな(w
218場 ◆Gp/A555JhQ :2007/11/25(日) 19:49:01 ID:???
エロパロ板は、種さんのやうなリアルタイムのSSは想定外だと思いまつ。。。
本家板の鬼畜王スレさんで、コマーシャルを打つてみたらばいかがでせうか?
219名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 20:04:29 ID:???
なかなか難しいものですね。
コマーシャルの考えは悪くないと思います。
私もPC歴は浅く力足らずですが、協力します。
220種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/25(日) 20:27:54 ID:???
>>218
場さん意見d(`・ω・´)ノシ

おお!鬼畜王スレさんでコマーシャル!
今の段階ではそれが最良の策でつな

それでもプレーヤが居ないようだったら、その時また考えまつか


エロパロ板のこともドモでつ(`・ω・´)
エロパロはまったり進行が基本でつし、参加型SSってのに慣れない住人も多いでしょうしねぇ。。。
221種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/25(日) 20:39:17 ID:???
>>219
dでつ!(`・ω・´)ノシ
では漏れがアク禁オワタら、是非プレーヤ挙手を。
楽しくぷれぃして貰って、楽しく観戦して貰って、楽しく観戦雑談してもらうのが一番の協力でつm(_ _)m

宣伝はやはり漏れが逝った方が良さげだろうか?
222名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:40:19 ID:???
自分がとも考えていたのですが、今まで眺めていたばっかりなのでどうすれば
良いのか全くわからないのでどうかよろしくお願いします。
223種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/25(日) 22:41:24 ID:???
おk(`・ω・´)
じゃ、アク禁明け2、3日前になるだろう明後日辺りにでもご挨拶に逝ってくるお!



つか、この流れで勘違いしちまう勇者が出ると困るので少し解説。

※宣伝云々は、今は伝説になってしまった大元スレの一時間GMさんのスレだからこそのことでつ。
どこのスレでも出来る訳ではないでつので、「宣伝おkヽ(゜▽、゜)ノ」てなノリでコピペ厨の如くカキコしまくるなどして他スレの方にご迷惑をかける事などが無いようお願いしまつm(_ _)m
224名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 20:53:06 ID:???
かつて最速の名を恣にした俺にはそんな事、数年前から承知済みだぜっ!
225種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/26(月) 22:25:42 ID:???
最速候が現れた!(`・ω・´)ノシ ヒサシブリ!
226名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:30:45 ID:???
余りの速さに鳥キーを過去へ落っことしてしまったけどな!
227種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/27(火) 10:49:55 ID:???
(ノ∀`)アチャー
228名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 19:27:39 ID:???
漏れはアク禁解除したお。ウズウズ・・・
229種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 20:43:44 ID:???
解除キタ━━(゚∀゚)━━!!!!!!

つーわけで、プレイ再開ナリ!
今日の開始は22:00で、募集開始は21:30から。
本編逝くつもりなんでヨロ!(´・ω・`)ノシ
230種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 21:11:31 ID:???
鬼畜王スレさんへのコマーシャル…そっちのGMさんに失礼にならないのが
思い浮かばない。・゚・(ノД`)・゚・。
231場 ◆Gp/A555JhQ :2007/11/28(水) 21:23:27 ID:???
解除おめでつ!
詳細まで述べずともよいのではと思いますです。鬼畜王スレさんも古参の方々が多いでつから・・・
リアルタイムギャルゲー(エロゲー?)をおこなっている事実を一行か二行で宣伝すればよいのではないでせうか
また、一時間GMさんが更新なさるのを待つてから行くのも、ひとつの手だと思いまつ
232種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 21:33:02 ID:???
dでつ!
アドバイスもドモでつ!(`・ω・´)ノシ
今のタイミングで行くのはアレかと思うので、更新なさってからにしまつでつ
233種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 21:35:21 ID:???
さて、時間でつので募集!(´・ω・`)ノシ
プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!
234 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 21:57:40 ID:???
約束通り、消防署の方から来たぜぇ(笑)

勇者様が現れないみたいなので、私がプレイヤー希望します。
実はこの様な事をするのは初めてなので、未熟な部分もあると思い
ますが、よろしくお願いします
235種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 22:02:10 ID:???
>>234
いらはい(`・ω・´)ノシ ヨロシクナ!!
楽しんでくれれば無問題!

命名神マリナン様が告げる…
マリナン「◆4OAQ3vytHw よ、名前を変えてからプレイしますか?」
    (前回の名前はグイード)

 1.はい
 2.いいえ
236 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 22:04:05 ID:???
>235
こちらこそ宜しくん

2.いいえ
で宜しく
237種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 22:11:33 ID:???
マリナン「勇者グイードに精霊の加護がありますように」




前回のあらすじ…

マリベル「ちょぉっとまったぁ!」
アベル 「ちょっとぉGM〜!初心者ちゃんにいきなり前回のって、それ
     マズイんじゃないのォ?」
マリベル「そうそう!それに前のデータも全然まとめられてn」
アベル 「とにかく!ちょっと聞いたほうが良いんじゃない?」

マリベル「ねぇそこのグイード◆4OAQ3vytHw!
     新しい書で始めるの?それとも前の書で始めるの?」
アベル 「あ。前の書は、臨時保管庫(>>170)の第2作目のことだから、
     知らなかったらそっち参照ね。…って、知らないなら新しい書で
     始めた方が早いかもしれないけどね〜」
マリベル「さぁどっちなの!?」

1.新しい書で始める
2.前の書をロードする
238 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 22:22:29 ID:???
>237
まあ、そこそここのスレ覗いていたので内容はうろ覚えています。
覚えているのですが、確かに初めてなので新しく始めた方が良いのかも
知れませんね。

それじゃあ
2.の前の書をロードする(笑)で決まりだぁ
それでは宜しくお願いします。
239種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 22:35:35 ID:???
アベル 「んふふふふ♪勇者一名様ごあんな〜い」

前回までのあらすじ

DQ市に引っ越してきた主人公。
引っ越したマンションのお隣さんは幼馴染のマリベルだったが、
マリベルは主人公の事を忘れているようだった。

チンピラに絡まれていたミーティアちゃんは可愛かった。
ミーティアちゃんの名刺を頼りに行ったロザリーヒルの、カレンちゃんも可愛かった。

職員室前でぶつかったミネアさんは美人だった。
学級委員長で隣の席のフローラさんは優しげだった。
金髪美人のムーンたんは可愛かったから強姦した。
黒髪の寝坊少女アベルは、気があったので一緒にムーンたんと3Pしてみた。

こんな感じの話である。





グイード「……ムーンは………嬉しくないのか?」

白濁と涙に頬を濡らしたムーンに、グイードは首を傾げた。
普段であればムーンも声を荒げるところであるが、それまでの淫行でそんな
気力はなくなっていた。
それが幸いしたのか、ムーンはグイードの表情が「なぜなに」と首を傾げる
子供のようなものだということに気づいた。

ムーン 「…ねぇ、…あなたの周りの人は今まで…本当にこんなことで、喜んでいたの?」

ムーンは僅かに強張った顔で問いかけた。

1.はい
2.いいえ
3.マリベル以外は。
4.その他()
240 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 22:39:11 ID:???
まあ、ここはオードソックスに無難な?
1.はい

で宜しく
241種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 22:54:25 ID:???
グイードは素直に「はい」と頷いた。
ムーンはその反応に思わず固まった。

ムーン (それじゃ…本当にグイード君は、これが女の子を喜ばせるための
     行為だと思っているの…!?)

言われてみれば、自分が嫌がるのをすごく不思議そうに見ていたではないか。
もしかしたら、グイードはこれを強姦だと自覚していないのかもしれない…
それに本当に今まで周りの人々がそれを喜んでいたとしたら、それを悪い事だ
と自覚出来ずに来てしまうかもしれない。

…自分が知らなかった快楽に溺れてしまったように

ムーンは一つの決断をした。

ムーン 「…そう。でも、私はあんな事されても嬉しくないわ」

グイードの瞳をしっかりと見つめて言う。
ムーンはグイードの頬に手を添えた。
ムーンの澄んだ碧い瞳がグイードを見据える。

ムーン 「ここにいるほとんどの女の子は、あんなこと喜ばないの。だから…
     あんなことをしてはダメ。…分かった?」

白濁にまみれた聖女は、幼子に諭すように優しい微笑を浮かべた。


1.「分かった」と素直に頷く
2.「ごめんなさい」とすまなそうに俯く
3.「…詭弁だな」と鼻で笑う
4.「よくわからない」とため息を吐き、立ち上がる。
5.「…そうなのか?」とアベルに聞く
242種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:00:41 ID:???
ちなみに、前回のデータを集計してみたところ、今ココにいる2人の好感・隷属度は
こんな感じ

ムーン   +4 /╋117パートナー  
アベル   +43/╋11 親友

ムーンたんは、体だけは既に陥落済みw
ですが性格が気丈つきなので、ストーリー展開もあり今の状態に。
243 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 23:01:45 ID:???
次は
5.「…そうなのか?」とアベルに聞く

アベルからの返事でルーンがどう反応するのかが
萌どころだ。
244種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:02:08 ID:???
書き忘れ。
>>241
【ムーンの好感度が少しUPした】

>>242
+=好感度
╋=隷属度
245名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:13:59 ID:???
ここでつC
246種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:24:09 ID:???
グイード「…そうなのか?」

グイードは、ムーンの隣でシーツに寝転がり膣から太腿に白濁を溢しながら
余韻に浸っていたアベルに問いかける。
アベルはうっとりとしていた表情を憮然とさせると、気だるげに体を起こして
クスッと哂った。

アベル 「…そこのお姫様みたいなカマトトならそう言うんじゃない?」
ムーン 「なッ!?」

妖艶な笑みを浮かべながらグイードの胸にしなだれ掛かる。
その視線に侮蔑の意思を感じ、ムーンはアベルを睨みつける。

アベル 「いや〜んこわ〜いwww」
グイード「なら違うのか?」

ふざけてみせるアベルにグイードが再度問うと、アベルはクスクスと笑いながら
グイードの首に腕を回す。

アベル 「そんなワケないじゃない。誰だって気持ちいいことは好きだよ。
     けど、気持ちいいことが好きな女と、好きな人と気持ちいいことを
     したい女がいるってだけよ」

存外まともな答えをしたアベルに、ムーンがホッと息を吐き頷く。
その後のアベルの囁きが聞こえなかったから。

アベル 「…けどね?そういう女を骨抜きにするのが楽しいんじゃない」

アベルはグイードの耳元でそっと囁いた。

【アベルの好感度がUPした】
【ムーンの好感度が少しdownした】


1.「…そうだな。」アベルに頷き、ムーンを2人のペットにする
  A→ED(ムーン隷属ED)にイク、B→プレイを続ける
2.「…そうか。」やはり理解できない。腹が減ったので2人を置いて保健室を出る。
3.「…無理強いはしたくない」ムーンの意見を尊重する
4.「…ベルたんと遊ぶ方が楽しそうだ」アベルを連れてムーンのいない所へ
247種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:28:16 ID:???
>>245
放置プレイとはなんと鬼畜なwww
248 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 23:29:33 ID:???
うーんここは新しい出会いを求めて新天地へ
2.「…そうか。」やはり理解できない。腹が減ったので2人を置いて保健室を出る

しかし、なんかどっちもつかずでグダグダになってしまいそうで怖いですねぇ
まあ、その時は新しい勇者様に後を託しますよ。
249種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:41:16 ID:???
グイード「…そうか。」

やはり理解できない。
良いと言ったりダメと言ったり…女ってのは難しいもんだ。

グイードはレベルが1上がった!
鬼畜度が1上がった!
優しさが2上がった!
女心を少し知った!
………ような気がする。

アベル 「ま、いいんじゃない?お姫様みたいなのもさ。せいぜい頑張りなよ」
ムーン 「あなたに励まされるイワレはありません!」
アベル 「ええ〜?でもさぁ、こんなにグイードに仕込まれて、他の男で我慢
     できんのぉ〜?」
ムーン 「な、なっ、なな…ッ!?」
アベル 「ななし?」
グイード「………。」

口論を始めたムーンとアベルを見て、グイードはそっと立ち上がった。


この状況ならグイードも分かる。
このままココにいると、自分が巻き込まれる。


激しい運動で腹も減ったことだ。
ちょうどいい。

グイードは2人に気づかれないうちに保健室を後にした。
4時間目終了のチャイムを聞きながら…。


【ムーンの好感度が少しdownした】
【アベルの好感度が少しdownした】

一日目、四時間目2 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。

グイード ◆4OAQ3vytHw さん、お疲れ様でした。。。。。
250 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/28(水) 23:45:40 ID:???
いえいえこちらこそありがとうございました。

コマーシャルで昔の賑わいが蘇ることを待ってます。
それではまた、機会がありましたら参戦したいものです。
251種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/28(水) 23:51:02 ID:???
>>250
どもでつ(`・ω・´)ノシ
是非、また参戦してみてくだしい!

では今日の成績ハピョーウヽ( ・∀・)ノ

今回の好感度、その他
==================================

「喜んでいたの?」
【ムーンの好感度が少しUPした】+1

「ダメよ。分かった?」
【アベルの好感度がUPした】+8
【ムーンの好感度が少しdownした】−1

「骨抜きにするのが…」
【アベルの好感度が少しdownした】−4
【ムーンの好感度が少しdownした】−1


結果(◆→パラメーター変化)
===========================
好感度/隷属度

◆ムーン   +3 /╋117ペット  院生 【裏切】
◆アベル   +47/╋11 友達  院生
 カレン   +19/±0  友達 【指名可】
 マリベル  +16/±0  友達  園生
 フローラ  +10/±0  友達  院生
 ミネア   +8 /±0  友達  院生

 ????  +3 /±0  友達  院生

===========================


やはり瞬発力が鈍っておる様子…
次からはもう少し質問回数増やしていくぞ(`・ω・´)
252種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 02:40:03 ID:???
まぁ今更ではあるが、システムだのルールだのと攻略ヒントなどを投下ノシ
253種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 02:40:47 ID:???
■□■種変GMのゲーム概要■□■

≪今までに決められたルール≫
【プレイヤー決定方法】
基本は開始時間30分前にプレイヤー募集のあげレスするので、
その後一番最初にプレイヤー希望したトリップ付きの希望者が
その回のプレイヤー。
(その時々によって、変則の場合があります)

一日1〜2回程開催で、2回目の回はsageレス募集。
深夜組はプレイヤーが決まり次第開始。
(種変GMのゲームを既プレイのプレイヤー希望者は、
 3人のインターバルを置いたら再エントリー可。
 インターバルは原則開始5分前に解除。

>【新柚】【1柚】【懐柚】
新人さんに譲ってもいいという人→【新柚】
1回しかプレイした事が無い人なら譲ってもいい→【1柚】
1週間以上プレイしていない人なら譲ってもいい→【懐柚】

【柚】装備の挙手があってから、10分以内に対象者の挙手があった場合、
装備者の【柚】使用となり、対象者はプレイヤーに、譲る側は【柚ボーナス】
がつき、プレイ権を対象者に引継ぎます。
【柚ボーナス】がつくと、番外編等が 優先的に出来るようになります。

 楽しみは皆で分かち合おう!


【長文に関しての規制】
・前提として、自由リク選択肢は既存に含まれない行動・台詞を思いついた
 時のみ使用可。

・『その他()』表記の時は、原則として行動のみ指定可能。
 その時出ている選択肢に「台詞」が含まれている場合は、短台詞のみ指定可。
 また行動は、既存選択肢の最高アクション数まで指定可能。
 ただし、無理な内容指定の場合は、最悪GMがランダムで選択肢を選ぶ。
 また、回数オーバーした分のアクションは、原則としてロールしない。
 ただ、行動全般に渡っての「〜という感じで」という雰囲気指定に関しては、
 無茶なものでなければ、アクション数外であってもGMの気分次第で反映。

・『「」(台詞任意)』表記の時は台詞のみ指定可能。
 長文は、1プレイにつき1回まで。
 台詞に伴う行動指定は、原則として1つまで指定可。
 行動はカッコ書きで、反映されないことを前提に考えること。
 また雰囲気については、『その他()』と同じく無茶なものでなければ
 GMの気分次第で反映。

・NPC(ノン・プレイヤーキャラ)への確定ロールは如何なる場合もNG。
 相手が反応を決め付けるor相手の反応を無視したロールは×。

※覚えられない人は、「GMを困らせることをしなければおk(`・ω・´)」と覚えてください。

【AAについて】
プレイ中のAA使用は、GMが後でまとめる際の邪魔になるので、極力使用を控えてください。
(顔文字に関しては可)

【トリップについて】
プレイヤーの意見とプレイヤー以外の意見とを区別する為に必要です。
プレイ中は、必ずつけてください。
254種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 02:45:07 ID:???
≪システム≫

【特性一覧】
A地位:お嬢様・幼馴染・妹・妾・お姉様
B性格:クール・温和・勝気・元気・しっかり・おっとり・エロ
C基盤:一途・気丈・薄幸・苦労症
D新要素:純情・男装
※特性によって、好感度のUPの仕方が違います。


【好感度】
友達  =0〜20
親友  =21〜50
気になる=51〜69
片思い =70〜89
相思相愛=90〜100

【隷属度】
セフレ=0〜20
メイド=21〜50
肉奴隷=51〜69
ペット=70〜89
パートナー=90〜100

【好感度隷属度100over後】
100overボーナスとしてSSがUPになる。
100到達しても、時期が来るか、ED迎えようと動かない限り、EDにはならない。
(EDを見ないままゲーム続行可能)
鬼畜ルートの場合、ゲーム続行しても3回性交すると自動的にEDに移行


【不信感レベル】
10になると秘密が一つバレる


【クリア条件】
<純愛ルート>
・ヒロインの好感度を100にし、告白する(通常ED)
 (複数人数の場合、一人を選択)
・文化祭のダンスパーティで恋人になる(文化祭ED)
 (ダンスパーティに誘うには好感度70以上、告白には90以上)
<鬼畜ルート>
・ヒロインの隷属度を100にし、3回性交する(鬼畜ED)
 (複数人数の場合、対象キャラ全員でのED。
  クリアキャラは別途に特別ED有り)
・文化祭のダンスパーティで恋人になる(純愛ED移行)
 (ダンスパーティに誘うには隷属度80以上、告白には95以上)

※クリア条件は、ゲームが進むに連れて増える可能性があります。


【ED後】
(続きがある場合は)
現主人公とEDを迎えたキャラが交際中設定に。
ED迎えたキャラは攻略不可になる。
2回目は上げた好感度と隷属度は、半分になった状態でスタートする。
(上限を100とした状態で半分になるので、100以上のキャラでも、
初期値50からになります)
255種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 03:01:09 ID:???
※ヒント※
・属性って大事
・エロ→Hまでのプロセスが早い。
・お嬢様→地雷を踏まなければ、好感度上がりやすい
・勝気→(ロザリーヒル関連じゃない限り)好感度が無いと自由台詞での強姦は難しい。

・パラメーター変動は、
 @【特性補正値】
 A【一定条件選択肢によるボーナス】
 Bプレイヤーの自由入力による【想定外GJ選択へのボーナス】
 によって決まる
・アリーナ→既出ヒロインの中で1、2番目に難易度低。
・フォズ→既出ヒロインの中で1番難易度低。

・隷属度は、しばらく構ってあげないと下がっていく。(ロザリーヒルは別枠)
・鬼畜ルートでは、隷属度100以上のキャラクターを揃えることで、ハーレムが可能。上限5人。
 (クリアキャラは、その中から選ぶことになります)

・ルビス様が出たら、気をつけれ。

・コピペミスったら、判明した時点で何はともあれ「コピペミスった!」と叫べ
・ゲームオーバーになると、次回は直前のセーブポイントからの開始。
(だからといってワザとゲームオーバーになるように動くと、GMも消失する可能性
があるのでやめませう)


Q&A
Q.フェラはセクース回数に入りますか?

A.はい、入ります。
 セクースというより、性交全般がカウント内になります。
 ただ、フェラで止めようが挿れて中でだそうが
 始めて終わるまでが1回のカウントなので、
 ヤルなら最後までイッた方が得でつ。

256種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 03:04:02 ID:???
Q.今まで登場したヒロイン達のバストサイズは?
 揺れるか揺れないか、
 ぷるんかゆさりか、
 挟めるか挟めないか←これ重要(ぉ
 オッパイ星人からのお願いですた(・ω・)

A.わかりますた。これが名前が出ているヒロインのバストを分析でつ!
DQ1
 【ローラ】
 Cカップ。少し揺れまつ。「ぷるふにゅ」でせう。
 挟めまつが、少し足りないでせう。
DQ2
 【ムーン】
 Cカップ。少し揺れまつ。「ぷるん」でせう。
 無理やり挟むのもよいと思いまつ。
DQ3
 【アベル(女3勇)】※ロザリーヒル
 Dカップ。揺れまつ。「ぷるん」でせう。
 ぱふぱふも出来る上に美乳でせう。
 【カレン(女3賢)】※ロザリーヒル
 Eカップ。揺れ揺れでつ。「ゆさゆさ」でせう。
 ぱふぱふはお手の物でつ。
DQ4
 【テイア(女4勇)】
 Dカップ。揺れまつ。「ゆさり」でせう。
 挟むに丁度いいでせう。
 【アリーナ】
 Bカップ。それほど揺れません。「ぷるぷる」でせう。
 挟むには少し足りないでせう。
 【マーニャ】※ロザリーヒル
 Dカップ。揺れまつ。「ゆさり」でせう。
 しなやかな弾力でせう。
 【ミネア】
 Cカップ。少し揺れまつ。「ぷるんっ」でせう。
 しなやかな弾力でせう。
 【シンシア】
 Cカップ。少し揺れまつ。「ゆさっ」でせう。
 挟むことはできまつ。
 【ロザリー】※ロザリーヒル
 Dカップ。揺れまつ。「ゆさり」でせう。
 使い込まれていない美乳でつ。  
257種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 03:05:07 ID:???
DQ5
 【ビアンカ】
 Dカップ。揺れまつ。「ゆさり」でせう。
 挟むのは可能でつが、顔はむりでせう。
 【フローラ】
 Eカップ。揺れまつ。「ゆさっゆさっ」でせう。
 もちろん挟めまつが、慣れていないでせう。
 【マリア】※ロザリーヒル
 Eカップ。揺れまつ。「ゆさり」でせう。
 顔を挟むのも得意でつ。 
DQ6
 【バーバラ】※元ロザリーヒル
 Dカップ。揺れまつ。「ぷるりん」でせう。
 まだ芯に硬さの残る、青い果実でつ。
 【ターニア】
 Bカップ。それほど揺れないでせう。「ぷにゅん」でせう。
 挟むには少し足りないでせう。
DQ7
 【マリベル】
 Bカップ。揺れるか揺れないか微妙なところでつが、柔らかいでせう。
 挟むには足りないでつが、頑張ってみませう。
 【フォズ】
 Aカップ。揺れません。でも触ると「ふにふに」でせう。
 挟むにはかなり足りないでせう。
DQ8
 【ゼシカ】
 Fカップ。揺れまくりでつ。「ゆさり」でせう。
 挟めないわけがないでせう。
 【ミーティア】※ロザリーヒル
 Dカップ。揺れるようになりますた。「ぷるんぷるん」でせう。
 挟むのにも慣れてきますた。


※ロザリーヒルの従業員は、最低でもDはありまつ。
258種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 03:43:03 ID:???

【既出ヒロイン】
ヒロイン     |特性       |特記        |好感・隷属度 |関係
======|=======|=======|======|====  
ムーン     |お嬢様・気丈   |級友【裏切】   |+3/╋117|パートナー
アベル(女3勇)|勝気・エロ    |院生       |+47/╋11|親友
カレン(女3賢)|純情・エロ    |【RH:指名可】  |+19/±0 |友達
ミネア     |しっかり・苦労症|院生・占いの館 |+8 /±0 |友達
フローラ    |お嬢様・温和   |学級委員・隣席 |+10/±0  |友達
マリベル    |幼馴染・勝気  |園生・お隣さん  |+16/±0 |友達

セクース可能残り回数
ミーティア3/3回(前主人公)

(DQ学園生→園生、DQ学院生→院生、ロザリーヒル→RH) 
【裏切】→主人公が一定の属性を持つ女の子を傷つけると、発動。
     指定のついた女の子の好感度が、上がりにくくなります。


【未出現ヒロイン】 
ヒロイン   |特性       |好感・隷属度|出現ヒント  
=====|======|======|======
 ローラ   |お嬢様・ ☆☆ |±00/±00|学院・竜王
 ???? |☆☆☆☆☆☆|±00/±00|学園・病院
 ???? |☆☆☆☆☆☆|±00/±00|保健室・繁華街・屋上
 テイア   |気丈・ ☆☆☆ |+50/±00|学園・ルイーダ・病院
 シンシア |温和・ ☆☆☆ |+09/±00|学園・ルイーダ・病院
 ロザリー |☆☆☆☆☆☆|+03/±00|ロザリーヒル
 マーニャ |エロ・ ☆☆☆ |+05/±00 |ロザリーヒル・ミネア
 アリーナ |勝気・ ☆☆☆ |+50/╋35|学園・ルイーダ・競技場
 ビアンカ |気丈・ ☆☆☆ |+50/±00|学園・ルイーダ・宿屋
 マリア   |気丈・ ☆☆☆ |+03/±00|ロザリーヒル
 ???? |しっかり・純情 |±00/±00|学院・動物
 ???? |お嬢様・ ☆☆ |±00/±00|学院・図書館・ヘンリー
 バーバラ |☆☆☆☆☆☆|+03/±00|級友
 ターニア  |温和・☆☆☆ |+09/±00|学園・プール
 ???? |温和・ ☆☆☆ |±00/±00|占いの館・テリー
 フォズ   |しっかり・☆☆ |+15/╋50|保健室・病院
 ゼシカ   |お嬢様・勝気 |+45/±00|学園・バーバラ
259種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 03:50:06 ID:???
《追加要素》
2作目再開に伴い、

・出現キャラクターを数名増やしました。
 (サマンサ(女3魔法)、タバサ(5娘)、ミレーユ)
・攻略可能キャラに、男装キャラを用意しました
 (通常男キャラの中に、「実は女でした」キャラを2名用意しました)
260 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/29(木) 04:14:29 ID:???
ちょっと眼がさめて見に来てみました。
中々分かりやすかったです。

次プレイする時は男装キャラを探してみるのも面白いかもしれませんね。
261名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:27:08 ID:???
先生質問です!特性の裏切りってどんな意味あるんですか??
262種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 18:33:30 ID:???
>>261
はい、名無し君!いい質問でつね。お答えしましょう!

【裏切】は、特性【お嬢様】の特殊補正キーワードでつ。

つくと、キャラが主人公を警戒し、好感度が上がりにくくなります。
【裏切】が付いたことによる隷属度上下率の変化はありません。

消すにはフラグ立てと信用回復が必要でつ。


また、他特性にもそれぞれ特殊補正キーワードがありまつ。
もう2作目でつし、特性ヒントも投下しまつか。
263種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 18:36:53 ID:???
【特性詳細一覧】

A.地位
 お嬢様=世間知らずで財力あり。
   【警戒心薄。信頼を裏切らなければ好感度UP幅大】

 妾=ぱふぱふ屋でNPCのお手つきキャラ。イベント・フラグを複数
   こなさないと攻略不可…?
   【好感度を30まで上げると変化率上昇】

 幼馴染=実にベタな設定。一作につき一人。
   【意外性のある好感度上げに反応】

 妹=属性としての、ではなく、家族としての妹につく特性。
   良くも悪くもPCをよく知っている。
   【甘やかすと好感度UP】

 お姉様=ぱふぱふ屋キャラ。家族ではなく、単なる属性。色気度↑
   【時々リードしてあげると好感度UP】


B.性格
 クール=普段は大抵冷静。こういう子のペースを崩させるのは楽しい。
   【警戒心濃。好感度を30まで上げると好感度変化率上昇】

 温和=おっとりまではいかないが、のんびりした優しい性格。
   【警戒心弱。好感度変化率上昇】

 勝気=男勝りで、喧嘩腰になりやすい。
   【警戒心強。好感度を20まで上げると好感度変化率上昇】

 元気=文字通りの元気ッ子。無駄に元気。
   【ノリがいいと好感度UP】

 しっかり=色んな面でしっかりしている。
   【真面目な人程好感度UP】

 おっとり=のんびり屋。天然。
   【警戒心薄。挿入後、一途に変化】

 エロ=酸いも甘いも噛み分けてる人。何はともあれエロい。
   【気遣うと好感度UP】

264種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 18:37:37 ID:???

C.基盤
 一途=好きになった人を盲目的に愛する。浮き沈みが激しい。
   【裏切ると好感度変化幅減少】

 気丈=いつも気を張っている為、自分に関する事は一線引いている事が多い。
   【優しくすると好感度UP】

 苦労症=周りに振り回されやすい子。
   【気遣うと好感度UP】

 薄幸=苦労しまくって来た子。
   【甘やかすと好感度UP】


D.新要素
 純情=恥ずかしがりで、仲良くなるのが簡単。
   【警戒心薄。優しくしたり甘やかしたりすると好感度UP】

 男装=何かの事情で男のフリをしている子。攻略にはイベントやフラグが必須…?
   【警戒心強。気遣ったり優しくしたりすると好感度UP】
265種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 18:44:14 ID:???
>>262
訂正
×【裏切】は、特性【お嬢様】の特殊補正キーワードでつ。
○【裏切】は、特性【お嬢様】【一途】の特殊補正キーワードでつ。
266種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 18:48:55 ID:???
>>260
どもでつ(`・ω・´)ノシ
ぜひ探してみて下しいwww
学園と学院に一人ずつ配置しますたので。
267種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 21:12:55 ID:???
今日も21:30から募集で22:00開始!

ということで仕込み開始〜。
268種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 21:19:46 ID:???
≪今までのあらすじ≫
DQ市に引っ越してきた主人公は、DQ学院に転校した。

引っ越したマンションのお隣さんは、幼馴染だが主人公の事を忘れている【マリベル】。
ぱふぱふ屋『ロザリーヒル』で働く、彼氏持ちのミーティアと、純情でHな【カレン(女3賢)】。
公園で拾った勝気でHな【アベル】、職員室前でぶつかった【ミネア】。
クラスメイトには、学級委員で温和なお嬢様の【フローラ】、気丈なお嬢様の【ムーン】。

主人公の周りには素敵な女の子がいっぱいだ。

主人公は小さい頃のマリベルとの約束により、かっこよさを上げるために日々努力している。
その分、元住んでいた所では少し苦労してきたらしい。

お隣のDQ学園では文化祭が近いが、メインイベントにダンスパーティがある。
だがダンスパーティには、予めパートナーの女性と登録を済ませていなければ参加出来ない。

果たして主人公は、意中の相手とダンスパーティに参加するのだろうか?
それとも……

☆☆☆☆☆

マリベルに忘れられていた事に失望した主人公は、クラスメイトになったムーンを温室で強姦
した後、保健室に運んだ。
保健室に行くと朝に公園から運んできた女の子・アベルが目を覚まし、2人でムーンを弄んだ。
そんな主人公に、ムーンは「女の子はHすれば喜ぶ」という考えは違うと訴えた。
しかし主人公にはそれがよく理解できずアベルに意見を求めるが、ムーンとアベルが喧嘩を
始めてしまった。
主人公はこのままでは面倒に巻き込まれると判断し、2人に気づかれないように保健室を後にした。


四時間目が終わるチャイムとともに…

269種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 21:30:08 ID:???
そろそろ今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!

>>268前回までの流れ、>>253-254>>259ルール・システムまとめ、
 >>263-264特性詳細一覧
 >>255-257>>261-262>>265ヒント・Q&A
 >>258ヒロイン達の好感・隷属度&設定・フラグ等。
 >>170臨時保管庫(7回目まで保存済み)
全部に目を通さなくてもプレイは可能でつ)
270 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/29(木) 21:48:53 ID:???
どうも、こんにちは`・ω・´)ノシ

今は
た・だ・見・て・る・だ・けぇ
にして新たな勇者の参戦を期待していましょう。
271種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 21:52:10 ID:???
>>270
感染d(`・ω・´)ノシ

まだまだ募集中でつよ〜 ノシ
272 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 21:53:42 ID:???
なにやら面白そうなことをやっておりますね、もし他にいらっしゃらなければ立候補してみましょうか。
273種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 21:55:48 ID:???
>>272
お!いらはい!(`・ω・´)



命名神マリナン様が告げる…
マリナン「◆.xnUXUe1iQ よ、名前を変えてからプレイしますか?」
    (前回の名前はグイード)

 1.はい
 2.いいえ
274 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 21:59:15 ID:???
実はこっそり以前から動向を見守っていたり居なかったり……
というわけで、よろしくお願いします。

1.はい
ティール、に変更お願いします。
275 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/29(木) 22:03:46 ID:???
>>274

おぉ!!
新しい勇者様じゃぁぁぁ
276種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 22:03:47 ID:???
>>274
楽しんでってくれ!(`・ω・´)ノシ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マリナン「勇者ティール◆.xnUXUe1iQ に精霊の加護がありますように」




ティールは保健室を出ると歩き出した。


1.教室へ
2.食堂へ
3.屋上へ
4.部室棟へ
5.学校外へ
277 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 22:09:11 ID:???
>>275
勇者となるか悪魔となるかは今後の展開次第でしょうが、今後も覗かせて頂きますのでw

>>276
力の限り楽しんでいこうかと思います。
では、参ります。

3.屋上へ
腹は減ったには減ったが、ちょっと頭を冷やそうか。
屋上で風にあたれば気も紛れるだろうと屋上へ行ってみます。
278種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 22:09:54 ID:???
>>275
勇者様が来てくださった!!
村の衆!宴の準備じゃぁあああ!!
279種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 22:19:01 ID:???
>>277
主人公は既に黒い翼の天使くらいにはなってるぽいけどなwww
戻ってこれるかどうかは今後の展開しだい…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ティールは屋上への階段を昇り始めた。



…正直、一人になりたかった。



腹が減ってはいたが、先程のムーンの言葉が…微笑が、頭に残って離れない。

ちょっと頭を冷やそう。
屋上で風にあたれば、少しは気も紛れるだろう。

それに一人になって、さっきのムーンの言葉を考えてみたい。

もしかしたら、彼女なら…等身大のティール自身を見てくれるかもしれない。


☆☆☆☆☆

ティールが屋上の扉を開けると、そこには先客がいた。


????「…ここは生徒は立ち入り禁止だよ」


1.それは白衣を着て煙草を咥えた女性だった。
2.それは真っ赤な長い髪をした女の子だった。
3.それは青い髪にミニのタイトスカートを着た女性だった。
4.それは優しげで大人しそうな少年だった。
280 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 22:24:54 ID:???
>>277
黒くたっていいじゃない、にんげんだもの
とまあそんなことはともかく。

4。それは優しげで大人しそうな少年だった
「じゃあ、何でアンタはこんなところにいるんだ?」
ぶっきらぼうにそう言って、少年の横を通り過ぎて柵まで行きましょう。
そこからグラウンドでも眺めてみます。
281種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 22:33:24 ID:???
それは優しげで大人しそうな少年だった。

ティール「じゃあ、何でアンタはこんなところにいるんだ?」

ティールはぶっきらぼうに言うと、少年の横を通り過ぎて柵に凭れ掛かった。
まだ昼休みが始まったばかりなせいか、眼下に見えるグラウンドに人影はない。

????「ここは人が来ないから」

少年はティールに立ち去る意思がないと知ると、小さくため息を吐きつつ言った。

????「あなたも、そう思ったから来たんじゃないんですか?」

少年の問いかけにティールは振り返りもせずに言った。

1.「…別に」
2.「お互いアテが外れたな」
3.「どうでもいいだろ」
4.「サボり場所の下見だ」
282 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 22:38:04 ID:???
2.「お互いアテが外れたな」
肩を揺らして苦笑混じりに。
一応、邪魔とはっきり言われれば立ち去るつもりはあるようです。
283種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 22:51:01 ID:???
ティール「お互いアテが外れたな」

邪魔だと言わんばかりの言い様に、自然と苦笑が漏れる。
ククク、と小さく肩を揺らして笑うティールの背中を、少年は静かに見つめた。

????「………いえ、いいですよ」

しばしして、少年はティールに聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で
呟いた。

????「あなたは五月蝿い人間じゃなさそうですし…」

少年は少し言葉を躊躇い、クスリと小さく笑う。

????「……煩わしくなければ、一人でいるよりは気が紛れます」
ティール「………」

ティールは少年を振り返った。
少年は優しげな顔に、僅かに陰りのある穏やかな笑みを浮かべていた。


1.名前を聞く。
2.名前を言う。
3.相槌をうって、隣に座る。
4.悩みを相談する
  A.「女の子の喜ばせ方」 B.「幼馴染に忘れられていた事」
  C.「(任意)」
284 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 22:58:15 ID:???
2.相槌をうって、隣に座る。
「それじゃ、遠慮無く邪魔するぞ」
グラウンドを見ても当然、見知った顔などあるはずもなく。というか見知った顔を見つけて喜ぶほど子供でもない。
何の面白みもないグラウンドから視線を移して、隣に座ろうとする。
285種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:09:11 ID:???
ティール「確かに、な」

一人で居たいと思ったのは本当だが、こんな気持ちのときに一人でいても、
落ち込むだけだというのも本当だ。
それに、自分も思ったのだ。


隣にいるのがコイツならいいか、と。


ティールは疲れの混じる曖昧な笑みを浮かべて少年の隣に歩み寄る。

ティール「横、邪魔するぞ」

一言声を掛けて少年の横に腰掛けた。
少年はそこから動くでもなく、ティールに顔を向ける。

????「僕はデール=ラインハット。君は?」
ティール「ティールだ。」
デール 「よろしくね、ティール」

デールは薄茶色の短い髪をサラリと揺らして、お行儀のいい笑顔で笑った。



…その笑みがどこか寂しげなのは、変わらなかったが。



一日目、昼休み1 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。

ティール◆.xnUXUe1iQ さん、お疲れ様でした。。。。。
286 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 23:12:37 ID:???
ありがとうございました。
ゲームブックもTRPGも好きな自分です、また機会があれば参戦してみたいと思っております。
もしご迷惑でなければ、また次の機会に。
287種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:14:53 ID:???
>>286
乙ですた!また是非遊びに来てくだしい!(`・ω・´)ノシ
288名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:21:57 ID:???
断層か!活断層なのか!?
289種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:28:50 ID:???
>>288
バレルまでは休火山な罠www
しかし隠しでパラはちゃんと付けるから安心汁(`・ω・´)
好感度100overまでにバレなかったら、100overでバレになる品!

ちなみに断層キャラは固定なので、剥いて調べても秒数判定ではないでつ。
ちゃんと女の子としてストーリーは進みまつよ。


今回の好感度、その他
==================================


????


結果(◆→パラメーター変化)
===========================
好感度/隷属度

 ムーン   +3 /╋117パートナー 院生【裏切】
 アベル   +47/╋11 親友  院生
 カレン   +19/±0  友達  RH【指名可】
 マリベル  +16/±0  友達  園生
 フローラ  +10/±0  友達  院生
 ミネア   +8 /±0  友達  院生

 ????  +3 /±0  友達  院生

===========================

290種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:33:46 ID:???
さて、ちなみに深夜組を募集したら手をあげる勇者はいるかね?

00:00まで募集してみるノシ
291 ◆.xnUXUe1iQ :2007/11/29(木) 23:35:36 ID:???
>>288
別に普通の男の子と仲良くしたって別に構わないんだz(ry
今後を楽しみに見守っておりますw
292名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 23:38:57 ID:???
う〜んやりたいが明日早いから_
明日の夜はギンギンでっせ〜w
ではノシ
293種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:41:49 ID:???
>>291
オウヨ!(`・ω・´)ノシ


勇者まだまだ募集中ナリ! ノシ
294種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/29(木) 23:42:59 ID:???
>>292
マットルよ〜(´・ω・`)ノシ ヤシミ〜
295種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 00:02:58 ID:???
深夜組受付終了〜。
てなわけで続きは明日でつ〜 ノシ
296 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 00:18:19 ID:???
見てることしかできない自分が恨めしいぞこの野郎

こんなどこか寂しそうな終わり方もGJ!!です。
今まで、TV見てたので参戦の流れに乗れませんでしたが、次の機会は
逃しませんよ。
297種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:08:02 ID:???
ガソ☆スタが混んでて遅くなりますた(´・ω・`)7エンウプキツイ…

中わくで、今からプレイヤー募集age!
10:30まで待つでつよ!
開始は30分からなり(´・ω・`)ノシ
298種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:18:59 ID:???
…そしてagaってない罠orz

「まずは仕込みをしてから」というルビスの思し召しでしょう。うん。

募集停止。
今日は23:00開始で22:30から募集に変更でつ(´・ω・`)
これから仕込み…
299種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:23:21 ID:???
≪今までのあらすじ≫
DQ市に引っ越してきた主人公は、DQ学院に転校した。

引っ越したマンションのお隣さんは、幼馴染だが主人公の事を忘れている【マリベル】。
ぱふぱふ屋『ロザリーヒル』で働く、彼氏持ちのミーティアと、純情でHな【カレン(女3賢)】。
公園で拾った勝気でHな【アベル】、職員室前でぶつかった【ミネア】。
クラスメイトには、学級委員で温和なお嬢様の【フローラ】、気丈なお嬢様の【ムーン】。

主人公の周りには素敵な女の子がいっぱいだ。

主人公は小さい頃のマリベルとの約束により、かっこよさを上げるために日々努力している。
その分、元住んでいた所では少し苦労してきたらしい。

お隣のDQ学園では文化祭が近いが、メインイベントにダンスパーティがある。
だがダンスパーティには、予めパートナーの女性と登録を済ませていなければ参加出来ない。

果たして主人公は、意中の相手とダンスパーティに参加するのだろうか?
それとも……

☆☆☆☆☆

保健室を出て屋上に行った主人公は、優しげで大人しそうな少年に会った。

「あなたは五月蝿い人間じゃなさそうですし………煩わしくなければ、一人でいるよりは気が紛れます」

少年は優しげな顔に、僅かに陰りのある穏やかな笑みを浮かべていた。

「僕はデール=ラインハット。よろしくね」

デールはどこか寂しげ笑顔で笑った。


300名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 22:23:53 ID:???
人が来ないかageて見る。
301種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:25:37 ID:???
さて改めて、今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!

>>268,299前回までの流れ、>>253-254>>259ルール・システムまとめ、
 >>263-264特性詳細一覧
 >>255-257>>261-262>>265ヒント・Q&A
 >>258ヒロイン達の好感・隷属度&設定・フラグ等。
 >>170臨時保管庫(7回目まで保存済み)
全部に目を通さなくてもプレイは可能でつ)
302種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:26:33 ID:???
>>300
凄いタイミングの支援dwww
303名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 22:28:43 ID:???
>>302
いえいえwww
(´・ω・`)ノシ
304名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 22:47:39 ID:???
また上げ
305種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:57:12 ID:???
今からインターバル解除〜。
◆6eUVAtum5w氏、◆4OAQ3vytHw氏、◆.xnUXUe1iQ氏も参戦可でつ(´・ω・`)ノシ
306 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 22:57:15 ID:???
まっていましたぜぇ
おれが立候補だと言いたいところだが、
まだ3回のインターバル過ぎていないので待ちます。

もし参加がなかったら、全柚(全部の袖装備)
で立候補しますぜ(´・ω・`)ノシ
307種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:59:35 ID:???
…3秒。
………ニュータイプがここにッ!Σ(゚Д゚ )
308種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:01:09 ID:???
柚子付きだったから待ってみたが、他の挙手はないようだな?
309種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:03:37 ID:???
>>306
他挙手がないので柚成立ならず〜(´・ω・`)
中古とで、◆4OAQ3vytHw氏、今夜のプレーガンガッてくだしい ノシ



命名神マリナン様が告げる…
マリナン「◆4OAQ3vytHw よ、名前を変えてからプレイしますか?
     貴方の名前をロードしますか?」
    (前回の名前はティール。ロードする名前はグイード)

 1.はい →名前を新しくする
 2.いいえ →ティールで始める
 3.ロードする→グイードで始める
310変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 23:03:42 ID:???
>>307
それでは今から私は変態仮面と名乗ることにしましょうwwwwww

それにしても、人の入りがいまいちですね。
すべてはあなたのCMにかかっています頑張ってくださいね。
311種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:04:32 ID:???
>>310
ちょwwwww
なんてタイミングwww
312変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 23:05:01 ID:???
それじゃあ
3.ロードする
でお願いするとしようか!!
313種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:14:42 ID:???
マリナン「勇者グイードに精霊の加護がありますように」



グイード「デールは何年?」
デール 「2年だよ、君と同じ。校章が青いでしょう?」

デールが襟元を指す。
見ると、そこにある校章はグイードの物と同じ青い色をしていた。

デール 「今は1年が緑、2年が青、3年が赤い校章をしてるんだ。
     自分の持ってる色は3年間変わらないから、年毎に一つずつずれる」
グイード「そうなのか」

グイードが頷くと、デールは小首を傾げながらグイードを見た。

デール 「…もしかして、D組に来た転校生って君のこと?」


1.はい
2.いいえ
3.「学年が違う」と嘘をつく
4.その他「」
314種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:16:02 ID:???
>>310
そしてなんてプレッシャー…orz

ア、アタッテクダケロダ!!(`・ω・´)
315変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 23:21:25 ID:???
4.その他
「それよりも見てくれよ似合うかいこの仮面」
ではなくwww


「ああ、たぶんそうなんじゃないか、良く分らんが?
、お前は・・・・」
316種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:30:06 ID:???
グイードは少し眉間に皺を寄せながら頭を掻いた。
確かに自分は今日転校して来たし、クラスはD組だったような気がする。

グイード「ああ、たぶんそうなんじゃないか、良く分からんが?、おまえは…」
デール 「僕は隣のC組。女子が騒いでたよ?『カッコいい人が来る』って」
グイード「………そうか」

1.顔をしかめる
2.嬉しそうに笑う
3.照れて頬を掻く
4.疲れたようにため息を吐く
5.「現物はどうだ?」デールに感想を聞く
317変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 23:33:15 ID:???
4.疲れたようにため息を吐く
で宜しくナリ(´×ω×`)ノシ
318種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 23:47:35 ID:???
グイードは疲れたようにため息を吐く。
デールはそんなグイードにキョトンとして首を傾げた。

デール 「………嬉しくないのかい?」
グイード「…騒いでるだけなら、な」

今までの経験上、
騒がれる→ベタベタしてくる顔も知らない奴発生。
     我が物顔して隣に居座るウザい奴発生。
告白される→フるといつの間にか悪者扱い。
      または「体だけでもいいんです!」でセフレ大量発生。

結果、

争奪戦。

グイード「…今回が違うことを祈る」
デール 「…君も苦労してるんだね」

一通り説明すると、デールは少し楽しげに苦笑した。

デール 「でも、イヤな時は嫌だって言わないとダメだよ?じゃないと…」

デールが言葉を止める。
どうしたのかと顔を上げると、デールはどこか遠くを見つめながら呟いた。

デール 「…戻れなく、なるから」

何か、暗いものを押し隠した瞳で呟くデールに、グイードは表情を引き締めた。

1.「…愚痴なら聞くぞ?」
2.「…そうだな」
3.「…戻るって、どこにだ?」
4.「…お前は、戻れないのか?」
5.その他「」
319変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/11/30(金) 23:57:22 ID:???
5.その他

「…そうだな、その通りかもしれない。
すまんな愚痴みたいになっちまって
 ……………………お前はどうしたんだ。」

で出撃する!!ナリ
320変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 00:04:53 ID:???
うーん少し大人し過ぎかもしれないな。
もっと弾けたいが、こんな雰囲気も好きなのですから悩むところです。
321種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 00:18:37 ID:???
グイード「…そうだな、その通りかもしれない」

思い返してみれば今まで自分はウザいとか面倒だとか思うだけで、周りに
寄って来る女子達を適当に放置していただけだったような気もする。
嫌だという事をハッキリと示せば、何か変わるのだろうか…?

グイードは頷いて苦笑した。

グイード「すまんな愚痴みたいになっちまって
     ……………………お前はどうしたんだ。」
デール 「………」

グイードの問いかけにデールが俯く。
グイードは急かさずに空を見上げた。

沈黙の屋上の上を、白い雲がゆったりと通り過ぎていく。
無言だったがその空気はキツいものではなかった。
雲とともに、ゆっくりと時間が過ぎていく。

不意に、デールの顔が上がり、前を向いた。

デール 「…少しね。今の自分が苦しくなったんだ。僕の家は少し複雑で…
     僕は次男なんだけど、家を継がなきゃいけないんだ。母さんに…
     そう、言われて育ってきて…」

フゥ。とため息を吐いて、デールは続けた。

デール 「僕は………僕は、母さんのお人形さんじゃないのに…」
グイード「………。」

呟かれた言葉に、覇気はなかった。
迷い疲れた子供のような呟きだった。

デール 「…こっちこそ、愚痴みたいなこと言っちゃったね。ごめん」

アハハと笑うデールの笑みの陰りの原因が、見えた気がした。


1.「お互い様だ」デールの頭をワシャワシャと撫でる
2.「…初対面の相手に話すことじゃないよな」つまらなそうに呟く
3.「…笑いたくないときは、笑わなくていい」苦笑して立ち上がる
4.その他
322変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 00:21:11 ID:???
3.「…笑いたくないときは、笑わなくていい」苦笑して立ち上がる

でターンを終了をするぜ
323種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 00:40:29 ID:???
グイード「…笑いたくないときは、笑わなくていい」
デール 「え…?」

小さく苦笑して立ち上がるグイードを、デールが瞬きしつつ目で追う。
グイードは一つ伸びをすると、デールの頬をぐに。っと摘んだ。

デール 「う゛ぁッ!?ひひゃいひひゃいっ!!」
グイード「お前の笑顔は見てると何か寂しくなってくる。そんな笑い方する
     くらいなら笑うな」
デール 「はひ…?…ほんぁここいっはっへ(そんなこと言ったって)…」

頬を摘まれたまま落ち込むデールに、グイードはクスリと笑うと頬から手を
放した。

グイード「笑うときくらい自分で選べよ。…俺も、ちゃんと嫌って言うからさ」
デール 「………はい」

躊躇ってからデールは小さく頷き、少し照れくさそうに笑った。
会ってから初めての、陰りのない優しい笑顔だった。

グイード「さて…と。俺は昼飯食いにいくけど、お前どうする?」
デール 「…うん、僕も行くよ」

まだ頬が痛むのか、赤くなっているところを摩りながらデールも立ち上がる。

グイード「食堂ってどっちだ?」
デール 「僕が案内するよ」

ムーンの言うことはまだ良く分からないけれど、グイードは友人を一人手に
入れた。



多分、これから『大切な人間』の中の一人になる友人を。


一日目、昼休み2 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。

変態仮面グイード◆4OAQ3vytHw さん、お疲れ様でした。。。。。
324変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 00:47:40 ID:???
うーん相変わらず引き込まれる展開でこの先どうなるかとても気になります!!

>>323
いえいえ、こちらこそお疲れ様でした。

そろそろ私も立ち去ろうかな
ラ○ァ……私を導いてくれ
325種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 00:50:46 ID:???
>>324
dでつ!!(`・ω・´)ノシ ヤシミー
何となくイベントフラグ発生〜な回ですたなぁ…
326種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 01:06:25 ID:???
そして今更、ニュータイプ+仮面=某赤い人だと気づく漏れorz

………叱ってください大佐ッ!!!。・゚・(ノД`)・゚・。
気づいてみれば、今回のプレイはかの人をイメージさせrゲフンゲフン!


今日は遅いので、続きはまた明日!
(´・ω・`)ノシ ヤシミー
327変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 21:52:19 ID:???
まっている俺参上!!

今日は立候補せず見守っていようと思います。
328種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 22:18:50 ID:???
遅くなったが募集age!
301 :種 ◆GM/x/EtttA :2007/11/30(金) 22:25:37 ID:???
さて改めて、今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!

>>268,>>299前回までの流れ、>>253-254>>259ルール・システムまとめ、
 >>263-264特性詳細一覧
 >>255-257>>261-262>>265ヒント・Q&A
 >>258ヒロイン達の好感・隷属度&設定・フラグ等。
 >>170臨時保管庫(7回目まで保存済み)
全部に目を通さなくてもプレイは可能でつ)
329種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 22:19:47 ID:???
漏れ慌てすぎ…orz
330変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 22:26:48 ID:???
>>329
  ∧_∧
 ( ´・ω・) ままお茶でも一杯どうぞ
 ( つ旦O
 と_)_) 旦

あわてずゆっくり待ちましょう。
331種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 22:30:16 ID:???
旦(・ω・`)ドモデツ。

そしてメル欄がSアゲなのは仕様でつか?
332変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 22:34:23 ID:???
すまん忘れていた……orz
333種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 22:40:49 ID:???
いや!大文字→sageだったから、ageになっとるよという意味だったのだが(・ω・`;)
まぁ、人いないしageてかんとダメかな?
334変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 22:41:46 ID:???
>>331
あと臨時保管庫に今までのをまとめようと思っていたのですが、
やり方がわからんパスワードって何?
……………こんなことも分かんない自分がorz
335変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 22:44:20 ID:???
>>333

………………………………………………………良し死のう
336種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 22:51:31 ID:???
>>334-335
早まるなぁッ!傷は深いぞガッカリしろッ!www

臨時保管庫のパスは…中華漏れも使い方を良くしらn(ry
と、とりあえず調べてくる(´・ω・`)ノシ
337変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 23:02:43 ID:???
>>336
調べてくれて感謝汁(´×ω×`)ノシ

まあいちようノリでガッカリ!www

338種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:08:59 ID:???
>>337
ちょっと見てみたら、管理者側からユーザー追加が出来るようだ。
右下の「管理者に問い合わせ」ってので漏れのトコにめぃるが出来るように
なっとるらしいので、そっから登録用の希望IDとパスを捨てアドで送って
くれるか?
そしたら漏れがその内容で登録しとくお(`・ω・´)
339変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 23:12:51 ID:???
了解したナリ
340種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:13:21 ID:???
まだプレイヤー募集中でつよ〜(´・ω・`)ノシ
インターバル解除もしときまつ。
◆6eUVAtum5w氏、◆.xnUXUe1iQ氏がインターバル解除でつよ。
341変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 23:20:56 ID:???
参加したいが、自分はやり過ぎな気もするので
本日は自重したい
342種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:23:12 ID:???
23:30までにプレイヤーが現れなかったらまた明日ということで。
343種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:25:16 ID:???
さすがにインターバル中で連荘だとな(´・ω・`)
344変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 23:25:36 ID:???
そういえば最近場氏を見ていないが
どこか違うスレでも建てたのかね?
345種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:29:13 ID:???
いや、漏れも見ていない。
346変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/01(土) 23:30:33 ID:???
少し風呂抜けする
347種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:32:55 ID:???
>>346
(´・ω・`)ノシ
348種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/01(土) 23:38:06 ID:???
中華30分を過ぎていた罠orz
今日はプレイヤーなしナリ〜(´・ω・`)ノシ ヤシミ-
349名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:31:58 ID:???
最速だったのは遠い昔……
今じゃ飲み会の二次会ではっちゃけ過ぎて最終バスに乗り遅れる無様な男さ……(シュボッ←煙草に火をつける音
350種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 21:30:46 ID:???
(´ー`)y-~~~~-y(´ω`)
351種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 21:31:51 ID:???
さて、今日のプレイヤー募集age。

プレイヤーを希望する勇者求ム!

最初にプレイヤー希望レスをつけた
トリプつきのもまいが今日のプレーヤだ!

>>268,299前回までの流れ、>>253-254>>259ルール・システムまとめ、
 >>263-264特性詳細一覧
 >>255-257>>261-262>>265ヒント・Q&A
 >>258ヒロイン達の好感・隷属度&設定・フラグ等。
 >>170臨時保管庫(7回目まで保存済み)
全部に目を通さなくてもプレイは可能でつ)
352名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:39:05 ID:???
チンコ!
353種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 21:57:04 ID:???
五分前にてインターバル解除。
◆6eUVAtum5w氏、◆.xnUXUe1iQ氏、◆4OAQ3vytHw氏も挙手おkでつ(´・ω・`)ノシ
354変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 21:59:23 ID:???
挙手したいが、したいですが、自分はどうすればいいんだぁぁ……orz
355変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 22:00:27 ID:???
俺も揚げ
356種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 22:01:55 ID:???
人もいないしおkだろ。逝くかね?(`・ω・´)
357変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 22:04:14 ID:???
>>356
逝くぜ(!!
358種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 22:05:53 ID:???
>>おk(`・ω・´)

命名神マリナン様が告げる…
マリナン「◆4OAQ3vytHw よ、名前を変えてからプレイしますか?
     貴方の名前をロードしますか?」
    (前回の名前はグイード)

 1.はい →名前を新しくする
 2.いいえ →グイードで始める
359変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 22:08:28 ID:???
2.いいえ
で宜しく
あと、もし誰かがやってみたいと挙手してきたらその人と
代わってもらえばいいかな
360種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 22:22:12 ID:???
>>359
【常柚】か!新しいな!
おk(`・ω・´)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

マリナン「勇者グイードに精霊の加護がありますように」



デールに連れられてきた食堂は、まるで高級ホテルか見紛うばかりのレストラン
だった。

デール 「こっちだよ」

デールに言われるままについて行くと、混んでいるのに空けられているテーブルが
あった。
デールは当然のようにその席に腰掛ける。
グイードは戸惑いながらも丸いテーブルの向かい側に腰掛けた。
二人が腰掛けると同時に近づいてきたボーイ(?)に、デールが慣れたように
メニューを注文する。

デール 「シェフの気まぐれランチを。…君はどうする?」


1.同じものを。
 (シェフの気まぐれランチ
  1〜3→嫌いなもの
  4〜6→そこそこ美味い
  7〜9→美味い
  0→伝説級な美味さ)
2.デールに任せる
3.今日のオススメランチ
4.可愛い女の子
361変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 22:27:35 ID:???
ここは1−2
同じもので嫌いなものだ。

全然冒険できない自分が恥ずかしい……
362種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 22:36:40 ID:???
>>361
スマン、秒数判定ナリ(´・ω・`)ノシ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グイード「俺も同じものを」

メニューも無いのに何を選べと。

とりあえずグイードはデールと同じものを選んだ。
「かしこまりました」とボーイが引っ込むと、デールが口を開いた。

デール 「グイード君は、前はどこにいたの?」
グイード「親に付いていろんな所を転々と。今回から一人暮らしだから、
     やっと落ち着ける」
デール 「へぇ…」

デールはグイードに興味シンシンだ!

1.もっと自分の事を話す
  A-昔は近くに住んでいたこと B-幼馴染が隣に住んでいること
  C-自宅マンションの場所 D-その他()
2.デールのことを聞く
3.この学校のことを聞く
4.(任意)のことを聞く
363変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 22:40:51 ID:???
>>362
まあ俺は地味にフラグを立てていってEROはほかの人に
任せれますわ。
1−Aでやってやるぜぇ!!
364種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 22:55:43 ID:???
グイード「昔…ガキの頃はこの近くに住んでたんだが、ここら辺も変わった
     よな。越してきてすぐには分からなかった」
デール 「え?そうなの?じゃ、もしかしたら小さい頃会ってたりして」
グイード「どうだろうなぁ?ガキの頃の事だから、朧気にしか覚えてないし…」
デール 「案外、小さい頃の知り合いが多かったりしてね」

しばし談笑していると、ボーイがワゴンを押してやって来た。

「本日のシェフの気まぐれランチ、アリアハン風ハーブ鳥のステーキと
スイートポテトのおおきづち仕立てになります」

デールとグイードの前に置かれた皿には、美味しそうに盛り付けられたランチ
メニューが乗っていた。

グイード「美味そうだな」
デール 「うん。いただきます」

グイードとデールが料理を頬張る。
味は…まぁまぁと言ったところだ。

1.デザートをデールに譲る
2.デールのデザートを物欲しげに見る
3.デールの唇をジッと見つめる
4.デールの体を舐めるように見つめる
5.さっさと食べ終わり、教室へ行く
365変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 23:00:51 ID:???
ここは名前通りいきたいが、ガッツが足りない!!
3.デールの唇をジッと見つめる
で宜しく
366種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 23:10:24 ID:???
グイードは料理を食べながらチラリとデールを見た。

男の癖にやけに赤い唇が、小さく切り分けた鶏肉を上品に口に運んでいる。
僅かに見えた赤い舌に肉を乗せ、フォークの先を少しだけ咥えて唇が閉じる。
引き抜かれたフォークの銀色がやけにキラキラと光っている気がするのは、
気のせいだろうか?
ムグムグと咀嚼する度に動く小さな唇。
口端に付いたほんの少し付いたソースは、期待を外れてナプキンで拭われた。



男の癖に変な色気がある奴だ。



グイードはジッと見つめてしまったことに気づいて、内心頭を掻きながらフォーク
に刺した肉を口に運んだ。


一日目、昼休み3 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。

変態仮面グイード◆4OAQ3vytHw さん、お疲れ様でした。。。。。
367変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/02(日) 23:15:08 ID:???
こちらこそお疲れ様です。
368種 ◆GM/x/EtttA :2007/12/02(日) 23:17:57 ID:???
>>367
日産d(´・ω・`)ノシ

今日は選択肢が少なかったでつが、フラグはいくつか立ったようでつ。
では、やしみー(´・ω・`)ノシ
369変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/03(月) 23:03:06 ID:???
今日は来ないな
まあいちよう保守しとこ
370名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:48:33 ID:???
>>
371種携帯 ◆GM/x/EtttA :2007/12/04(火) 21:45:20 ID:???
諸用でPCから隔離されとりま(´・ω・`)
再開は日曜日orz
372変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/04(火) 22:01:24 ID:???
>>371
何と!!………orz
まあ、待ちますがね
373名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 15:18:52 ID:???
保守
374名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:54:56 ID:kz4vQMPG
375変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/08(土) 23:55:42 ID:???
保守
376場 ◆Gp/A555JhQ :2007/12/09(日) 22:35:52 ID:???
もしかすてまた規制でつか?
377変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/09(日) 22:47:39 ID:???
まだ来ないかなぁ
>>376
どうもお久しぶりです!!
378場 ◆Gp/A555JhQ :2007/12/09(日) 23:01:45 ID:???
体調を崩されたのではない事を祈りまつ
>>377
ごぶさたしておりますです。。。
379名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 23:09:46 ID:???
あんたも更新しなさいよ!
べっ別に楽しみになんてしてないんだけどね!
380名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 23:23:48 ID:???
俺もその意見に一票!
381場 ◆Gp/A555JhQ :2007/12/10(月) 00:24:25 ID:???
ありがたいやら面目ないやら(´;ω;`)ウッ
けれども、種さんを待つている最中に、そうした話をなさるのは・・・
382変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/12(水) 16:42:34 ID:???
保守
383変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/12(水) 16:43:23 ID:???
間違えたWWWW
384変態仮面 ◆4OAQ3vytHw :2007/12/16(日) 20:42:47 ID:???
保守
385名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 22:38:44 ID:???
おいおい種っち、また失踪かい?
386名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 15:14:56 ID:???
ただ待つのみ…………
387名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 11:02:08 ID:???
保守
388場 ◆Gp/A555JhQ :2007/12/26(水) 16:02:24 ID:???
種さん・・・(´・ω・`)

今PINK鯖が大変なことになつておりまつ
この板も、いつどうなるか判りませぬ
IEでご覧の御方は、ログの保存をお早めに。。。
389名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:23:54 ID:???
保守派
390名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 15:47:20 ID:???
保守
391場 ◆Gp/A555JhQ :2008/01/10(木) 23:58:07 ID:???
明けおめ〜‥‥‥
さびしひ(´・ω・`)
1ヶ月になりまつし、ふたたび場つなぎしてもよろしいでせうか?
392名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 03:31:14 ID:???
来るのが遅かったぜ!!
393名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 19:00:57 ID:???
おいでおいでw
2人とも消える最悪のシナリオを考えちまってたぜ・・・
394場 ◆Gp/A555JhQ :2008/01/20(日) 22:54:16 ID:???
ほす。。。
んでわ、今週あたりから
395名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:31:44 ID:???
もう直ぐ一週間
396名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 22:24:37 ID:???
そんな週末
397名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 01:11:07 ID:???
雪道の運転怖い
398場 ◆Gp/A555JhQ :2008/02/16(土) 17:15:53 ID:???
ほす。。。
休むから休日と言ふはずでつよね・・・?
399名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 00:36:42 ID:???
週末保守
400名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 16:11:18 ID:???
hosyu
401名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 01:20:34 ID:???
終末保守
402名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 14:14:33 ID:???
しゅうまつほしゅ
403名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 00:32:21 ID:???
じゅうしまつ
404名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 22:44:21 ID:???
まつまつ
405名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 22:57:26 ID:???
ほす
406名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 03:33:55 ID:???
ho
407名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:55:58 ID:???
守るべきスレがあるから 保守するだけだ
408名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:15:47 ID:???
すべては理想のため… 復活のため…
409名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 01:32:53 ID:???
fo
410名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:50:46 ID:???
411名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 04:17:15 ID:???
hori
412名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 00:11:12 ID:???
ここって、誰もいないの?
413名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 00:36:24 ID:???
居るさ
414名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 01:11:08 ID:???
再利用していいのかと思ってみたり。
415名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 01:14:56 ID:???
話を聞こうか
416名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 01:22:10 ID:???
単純になりきりやってもいいのかな、って。
417名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 01:36:17 ID:???
ほぼ半年か…で、残りが500あまり
DQのなりきり総合は一応あるね
418名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:52:22 ID:???
もしもビアンカやるとして、相手をしてくれる人はいる?
419名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 02:21:02 ID:???
居ないと思うぞ
こんなとこ使ってやるくらいならなりきり総合使った方が
スレのノリも良いし相手も出てくると思う
420名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 12:25:15 ID:???
ほほう
421名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 19:49:47 ID:???
保守
422名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 02:53:28 ID:???
保守行動
423名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 01:51:36 ID:???
無限の時をも待たん
424場 ◆Gp/A555JhQ :2008/08/21(木) 23:19:59 ID:???
保守して貰えてたんだ・・・
425名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 01:43:32 ID:???
>>424
如何なる時も待ち続ける
例え私一人でも おかえりなさい
426名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 06:53:18 ID:???
久遠に伏したる者死することなく(ry
427名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 09:59:44 ID:???
おかえり
428名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 17:54:47 ID:???
当然。
続きがよみたいのだぜ
429名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 03:25:21 ID:???
例え何が有ろうと
430名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 02:20:08 ID:???
保守
431名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 21:23:35 ID:???
保ち守る
432名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 01:32:27 ID:???
それこそ即ち
433名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 17:32:24 ID:???
保守の意にして極意なり
434名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:49:05 ID:???
保守
435 ◆CeRVhUTbPE :2008/11/08(土) 11:33:12 ID:???
けなげだ・・・
436名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 03:38:10 ID:???
宣言を違うわけにはいかない
437名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 01:52:13 ID:???
来たるべき未来のために
438名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 01:14:11 ID:???
ウィルスには負けん
439名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 04:28:09 ID:???
保守
440場 ◆Gp/A555JhQ :2008/12/24(水) 00:20:46 ID:???
みなさま、めりくりー
今日も現場でつ。。。
441名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 01:42:31 ID:???
待ち続けよう いくらでも
442名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 21:14:39 ID:???
test
443名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 01:22:49 ID:???
tesy
444 ◆mKp99.vaaw :2009/01/12(月) 20:04:42 ID:???
test
445名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 21:30:44 ID:???

○\ ○\
446名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 21:32:13 ID:???

○\ ○\
\  \
447名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 21:33:41 ID:???


○\  ○\
 \   \
448名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 10:06:33 ID:???
449名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 03:46:59 ID:???
今一度PCで此処に来る事が出来るとは思わなかった
さて… 俺は果たしてどんな鳥を使っていたか…
450名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 17:09:32 ID:???
451 ◆ISBFqDt4GA :2009/02/09(月) 21:37:31 ID:???
452名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 03:06:36 ID:???
一月大丈夫とは
453名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 22:08:47 ID:???
ho
454名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 14:51:06 ID:???
455名無しさん@ピンキー
保守というやつさ