(背中を抱いたら、それまで触れていた手が 逃げた)
(そういえば、影分身のほうには×××××どころか)
(×××××××××××××が… ←ノイズ)
(本体のカカシのことをこうして抱き締めたりする機会は)
(今まであまり無かった)
(というより、これが初めてのような気も……)
(やっちまった、という状況かもしれない)
(けれど背中の腕を振りほどかれたりしていない)
(嫌悪で避けられたようには見えない …ように見える)
(それから、何か言いたいことがありそうにも見える)
(言いたそうな顔をしてるように見える、というより…)
(何かしら思うことのあるやつがする表情。)
(…難しく考えなくても顔を見れば分かるこったろうに)
(どうも自分のペースに違和感がある)
(相手が腕の中にいるコイツだからというのが原因らしい。)
(何となく調子が狂っている。)
(どうも、考えすぎて結局わからなくなるような)
……………………
(ああ…)
(怖いのか。)
【すまねェ、こっち、もう1レスあったんだが…】
【(その旨すっかり書き忘れた←しっかりしろ)】
【大丈夫、想定内だ…そのつもりでレス作成してた】
【どうにも苦労かけちまって悪い…】
【続き、もう1レスな。】
(モヤモヤしていたものの答えは全部、ソレの気がする)
(嫌がられてはいないと分かれば、良い)
(抱く腕の力を遠慮なく強くする)
(…キツくしない程度に。)
(気分が落ち着いていくに任せ、ゆっくり息を吐き)
…………
(気分は落ち着いていても、鼓動は穏やかな速さを保つ)
(カカシの腕が背中に回り)
(正面から改めて瞳を見交わして、少し目元を緩め)
(瞼を伏せながら顔を傾ければ、視線は外れ)
(閉じた唇が徐に触れる先は頬で)
>>938>>942(1/2)
(背中に置かれた相手の腕が熱を帯び)
(自分の背中に温もりを提供する)
(そして、自分が相手にまわした手にも)
(うっすらと汗が滲み熱を発している)
……………。
(会話のない時間が永遠にも近いものに感じられ)
(不安というよりは居心地の悪い間…)
(自分が伝えた言葉に、ようやく相手の返事)
(力がこもった腕…密着感が強くなり)
(こちらも同じように返す)
(伝わってくる心臓の鼓動、徐々に近付く吐息…)
(瞳を見合わせながらゆっくりと近付き)
(あたたかい唇が頬に触れてくる)
(1/2)
…………。
(望んでいた一歩踏み込んだ展開…)
(影の経験の続きが脳裏に浮かぶ)
(密着する唇と頬)
(自分の銀髪とゲンマの長髪)
(そして…触れ合う男同士の体)
(相手の唇の感触に心地よさを感じながらも)
(どうも照れくさくてしょうがない)
………。
………くくっ…
(突然笑いがこみ上げ)
ああ、そうか…なんか違うと思った…
(肩を震わせながらゲンマの首筋に顔を埋め)
(↑笑いをこらえてる)
…オレが“したい”んだよ バーカ
(背中にまわした手で相手の髪をかきわけながら)
(露出した首筋に唇を強く押し当てる)
【OK…】
>943-944 (1/2)
(強く背中に回された腕の熱さが快い)
(熱を孕みだし僅かに動きの鈍る瞼を上げてみれば…)
…………………
(カカシから何やら、笑う気配)
(ようすを窺ってみようとしたところ)
(…肩口辺りで、やっぱり笑ってる気配)
違う?
(何のことかは分からない)
(擽ったい)
(そして徐々に照れくさい。 ←カカシ側から伝わった代物)
(髪に指が通る感覚は、些細なものを払拭した気がする)
(首筋に柔らかさが触れ、ゆるく目を見張り)
―――。
知っている… オレが足踏みしちまってんだ。
(むっつりと眉間に皺を入れ不機嫌そうに目を細める)
(零した言葉も、深刻さより餓鬼臭さに傾いた低さを湛え)
(ゆるゆると、溜め息にしては重さを伴わず長い息を細く吐く)
(不満げなものは抜けて、眉尻が下がり)
(カカシのこめかみ辺りの銀髪に掌を添え、指を埋めて絡め)
(後ろ頭の輪郭に沿い撫でるよう、根元から髪先へと梳いていく)
(二人分の体重はソファの背に預け。視線は銀髪を何気無く見て)
カカシ… 熱い。
(単純に自分の状況を呟いてみるにも似た言葉は、独りごとじみ)
>>947-948(1/2)
(ゲンマの頭を抱えるように)
(髪の毛に指を絡め梳く)
(熱を帯びた体から相手の匂いが立ち上る)
(鼻先を首筋に押し付けたまま)
(その匂いをすうっと吸い込み)
(はぁーっと満足げに息を吐く)
ん?
足踏みしてるの?
くく……らしくないねぇ
(ゲンマの吐いた息が髪にかかり)
(その部分がほんのり熱くなる)
(梳かす様に触れてくるゲンマの指先に)
(気持ちが高ぶりながらも平常を装い)
熱い?
…ヤケドにはまだ早いだろ
(2/2)
(一旦顔を上げ)
(眉尻下げて呟くゲンマの顔を間近に眺めた後)
(その顎を撫でるように指を添え)
(親指でゲンマの唇をなぞる)
ゲンマ……
…キスしようか
(いつものように目を細め)
(にっこりと笑顔をみせると)
(…ゲンマの鼻をつまみあげ)
(反射的に開いただろう相手の口に)
(弄るように半開きの唇を押し当て)
>949-950 (1/2)
…ヤキモチの具合はどうだよ?
(満足そうな吐息を聞いて、尋ねてみる)
(ふわりとした髪は何か話してみるごとに、揺れ)
(挟みこんだ指間で手触りなど確かめられるだけの指通りを楽しんで)
(見目には分かり難いがこう見えて案外長いものだ、と小さく笑い)
時には止まる。場合によっちゃ全速力で引き返す…
お前に嫌われんのは御免だ。
……… 涼しいツラしてやがって……
(装われた平静に気付いてか知らずにか、挟まれる短い沈黙
そこに含まれるものは、
こっちは熱いというのに、という逆恨みのようなもの)
(近くからカカシを見つめ返す瞳にあまり大きな感情は現れない)
(指が顎を撫でれば、瞼の開きかたはゆると狭まり)
(指の腹が伝っていくにつれ、未だ乾いた唇は閉じ)
(目を細めた表情が いつも通りの「にっこり」になる)
(何かをする前に……)
!
(おそらくは呼吸を遮った奴の思惑に沿い人工呼吸のように、唇は開き)
(ついでに目も見開かれ。)
(唇同士が触れる)
(柔らかく押しあてられた温かい感触に目を細め)
……………
(鼻をつまむカカシの手を捕まえ、顎を引いて指から逃れ)
(逆にかるく顎をしゃくって、離れかけた唇に改めて唇を寄せ)
(瞼を閉じ)
(薄く開いた合間へと、下唇のなだらかな膨らみを押しあて返し)
―――
>>951-952(1/2)
ヤキモチ…?
この状況で誰に妬けと?
(真顔ですっとぼけてみたりするが)
(今は“自分”の腕の中に納まる同僚を見ていると)
(もしかして自分が影に妬かれるんじゃないかと思ってみたり)
…冷静だなゲンマは
オレは止まれないかもしれないが
その時はオレの事、嫌いになるか?
(今度は心底真顔で聞いてみる)
…………
(思惑通り口を開き、目まで見開いたゲンマ)
(押し開くように当てた唇で)
(口内を吸うように弄りながら)
(ちょっと驚いたような同僚の表情を嬉しそうに眺める)
はぁ………ん…
ん?
(弄りながら呼吸をし)
(舌をねじ込もうとした瞬間)
(強い力で腕をねじ伏せられ自由を奪われる)
(2/2)
………
(拒絶かと思われた相手の行動を)
(確認しようと目を見開いて見つめ…)
…………
(勘違いであった事に気付き)
(目を細めほっとする)
(瞼を閉じ唇を求めてくる同僚…)
(それに答えるように)
(唇を開いて、ついばむようにこちらも求め返し)
(…長いキスをする)
(ふうっと口を離し、ちらりと横目で同僚を見ると)
(嬉しそうに微笑みかける)
…オレも熱くなってきた
(くっくと悪戯っぽい含み笑いをした後)
(ソファに押し倒すように)
(優しく抱きしめる)
【もう1レス】
>>ゲンマ
【悪いね、今日のオレの投下分はここまで…】
【再凍結を頼みたい】
【お前も疲れたならここで一旦終了で、
大丈夫そうならお前のレスを待つ…
(↑まだ寝ない予定だから待つのは問題ない)】
>>カカシ
【了解… 今朝も早ェ時間までありがとうな…】
【オレの調子で行くと七時半あたりになり兼ねんが大丈夫か?
先に落ちるだけ落ちておいてくれても構わねェ。】
>>ゲンマ
【こちらこそ…長期戦になりそうで申し訳ないけどよろしく(にこ)】
【全然問題ない…ゆっくりやってくれ(潜伏しながらロムしてる)】
>>カカシ
【その点は構わんが、同じ台詞をそのまま返すよ…(笑)】
【解凍の日取りは後日で良いか?】
【オレは14が恐らく空かない予定になっている。】
【…とりあえず、ロールはもうひと巻き。】
>953-954(1/2)
さてね… どこに行っちまったんだか。
(とぼけて見せるカカシを眺めて可笑しそうな笑いを零し)
(髪にあった片手を解いて、相手の背中あたりに添える)
(術を解かれた分身はどうなるのやら…)
(探してか、どことなく愛おしそうに呟いて掌でさすり)
………………
なんねーな。そっちの心配はしていなかった……
(真顔を見れば、こっちからも笑いは引っ込み。)
(すっきり言いきる言葉が含みそうなものといえば、
意外なことを聞いた、とでもいうような響きぐらい)
(ある意味、不意をつかれた状況で)
(離れたのは、ただ酸素を確保したかっただけだったので)
(ハ… と荒い息を継ぎ)
(瞼を閉めていたうちに、カカシが安堵していたことは知らない)
(短くない口付けを交わす合間、言葉はなく)
(渇いていたものが潤う頃、)
(両腕は一番キスをしやすいように相手の身体へ回され)
(唇が離れると、同じように深い息をゆるく継ぎ)
(嬉しそうな顔をジッと見)
……… 火傷してる。
(既に。どこかしみじみと呟き)
(眉尻が下がって、嬉しそうな… 愉快そうな笑いが洩れる)
(あっちのぶんの重みも受け、)
(ソファのやわらかい布地に、少し背が沈み)
(改めて抱きしめ返して、背中を撫で。)
(引き寄せてもう一度 唇を重ね)