>222-224(1/2)
(頭がぼーっとする。
ジナーナの唇を、口中を、そして頬や首筋やうなじを這い回るバットの舌が、
くすぐったくもあり、そのゾクゾクと背筋を走る不思議な感覚をこのまま感じていたくもあり…。
ジナーナ自身、まだバットに与えられる様々な感覚が何であるのかを理解してはおらず、
ただ幾度となく与えられ覚えたそれらの感覚がジナーナの内から生まれて来ることは意識出来て、
ジナーナは、戸惑っていた。
戦うこと、それ以外の事を覚えてしまったこの身体に。
それは本来「与えられてはいない」感覚であることをジナーナは漠然と理解していた。
その感覚に目覚めてしまうことに、これまでジナーナは抵抗を覚えていた。
その抵抗感が、バットの強引な仕打ちに打ちのめされて、崩壊しはじめている。
ジナーナは今、バットのねっとりとした口付けや愛撫を素直に受け入れ、従うことを受け入れている。)
ん……ハァッ、バット、キス…して。ジナーナに。
バットの女であるジナーナに、キスをして…くれ。
(もし、今この場で「ジナーナはメリーベルのボスか」と問われたら、
そうだと答えることができるだろうか。
バットの命令通りの言葉をつぶやき、その言葉通りの行為を与えられることを、ジナーナは喜ぶように、
素直に舌でバットに甘えて行く。
バットがジナーナを求めている。密着する肌、押しつぶされ押しひしげられる乳房への感触も、
貪るようにジナーナの尻を撫で回し揉みしだいている手の平の熱さも、
バットの抱いている欲望がダイレクトに伝わってくるのをジナーナは理解しはじめていた。
ジナーナは女だ。
知識では理解していたこと。今はその事実にもっと深い意味があることをジナーナは感じている。
そしてジナーナは気付いていない。
ジナーナもまたバットの紡ぎ出す快感を求め始めていることを。
突き入れられ絡んで来るバットの舌を、ジナーナもいつしか懸命に味わっていた。)
……変わ…った……? ジナーナ…が……?
(ジナーナに絡み付いていた触手が、縄紐がほどけて行く。
澱んでいた血流が正常に戻って行く微かな痺れと肌に名残り苛む痛みにわずかに
眉をしかめながらバットに問い返す。
変わった? ジナーナが?
確かに変わったのかも知れない。ただ戦うためのプログラムを実行し続けていた
あの日までに比べたら……いつの間にかバットの腕に抱きかかえられた己の身体を
不思議な気持ちで眺めながらジナーナはバットの言葉を噛み締めていた。)
……アルジラはエンブリオンだ。ジナーナはメリーベル……諄いぞ、バット。
バットの言う通りだ。ジナーナは……っ、ジナーナが、望んだ。これは……は、んッ。
(乱暴にベッドに投げ出された肢体。その柔肌に貼り付き這い回るバットの手指。
ジナーナは胸の奥、身体の芯に集まって行く衝動に似た熱を感じている。
ジナーナの中に眠るジナーナの何かが目覚めて行くような不思議な錯覚。
バットがジナーナの敏感な場所を繊細に刺激する毎に、その熱がジンジンと全身に広がって、
ジナーナの小さな身体を熱く燃え上がらせて行く。
例えばそれは、乳房の先端を彩る小さな突起、あるいは首筋、あるいは腹部で息づく窪み、
あるいは脚の付け根のその奥で微かに震える肉の芽……。)
ア……ッ、バット、ジナーナ……ジナーナは……ッ。
(エンブリオン…アルジラ……もうその名は聞きたく無いと言わんばかりに
フルフルと首を振るジナーナ。その表情はほんの少しの苦悩と、ほんの少しの恍惚を孕んでいる。
ジナーナの脚の間に押し付けられ擦り上げて来るバットの太股のリズムに合わせて、
無意識にジナーナは腰をヒクヒクと揺らしはじめる。)
>222-224(2/2)
じ、ジナーナ、必用なの、バット…だけ……ッ。
ジナーナの仲間……バット…だけ……だから……ッ、ァアッ。
(尖り切った乳頭がきつく吸われる。バットの唇に押しつぶされ、舌で転がされて。
ジナーナはぎゅっとシーツを握りしめながらビクンと弓なりに跳ね上がる。
それから熱で焦れたエメラルドの瞳で恍惚とバットを見つめる。)
ジ…ナーナ、好き。
胸も、クリトリスも、おまんこ、お尻の穴、どれも…好き。ハ…ァ、アッ。
(ジナーナの敏感な部分が擦られ、刺激される度に背筋を掛け上る快感の信号が、
ジナーナの思考を乱して行く。
まるで取り付かれたようにバットの望む言葉を探す。)
アァッ、ジナーナ、ジナーナはバットに、ちんぽ、お尻の穴…ッ、ンッ、はめられて、
気をやったこと、ある…っ。
バットの精液、たっぷり注がれて、イッたの…っ、ジナーナは…っ、ハァッ、バット、許して…っ。
(それからジナーナたちを取り囲むように視線を向けている手下たちを向きながら、
精一杯バットの言葉を復唱して聞かせる。
ジナーナを見る手下たちの表情は、今までジナーナが見たこともない、
それはまるで血に餓えた獣のようでもあり、どこか下卑た笑いを含んでいて。
ジナーナはその視線に堪え切れず眼をつぶる。そして、どうしていいかわからずにバットに許しを請った。)
ぁ、う…っ、バット、あぁ…ダメ…ジナーナ、許して、バット、許して…。
(身体の中の敏感な場所が充血して興奮して行く毎に、ジナーナの中の堪え難い衝動は鮮明になって行く。
それは「恥じらい」という感情……だがジナーナにはまだ自覚できない。
バットの話は、今のジナーナには半分も理解できない。ただジナーナの頭に血が上っていることは理解出来た。
ジナーナは小さく折り畳まれた身体をさらに小さく縮こまらせながら、羞恥と期待に震えていた。
バットの指で広げられた肉壷から、透明な潤滑油がとうとうとあふれ出す。)
あ、あっ! んんーッ、ンッ、バット、ハァッ、ダメッ、じな、ジナーナッ、
はぁ、あ、ぁ、あ、あんんっ!
(バットの舌が、生き物のように息づきながらジナーナの敏感な肉の裂け目を這い回る。
ジナーナは普段とは明らかに異なる声色を上げながらただビクビクと震えた。
何度もバットに解されてバットの愛撫を覚えた身体が一気に開いて行く。
バットを受け入れる準備はもうとうに整っていることをその感触で、ビジュアルでバットに伝えて行く。)
はぁっ、はっ、バット、バットのちんぽ、はめて…っ、
ジナーナ、バットとおまんこ、一番…シアワセ…ッ、…っ!
(焦らされて、焦れた身体が疼いて堪らない。
ジナーナはどうしてこれほどまで思考が乱されるのかも理解しないまま、熟れた身体を持て余して身じろぐ。
手下たちが見ていることも少しだけ気にはなったが、もう、構わないと思った。)
あ、んっ、んっ!
はあァッ、バット、深い…っ、の、ジナーナ…入って…る……っ。
(自分の意思とは無関係に、力強くバットに突き上げられながら、バットを今受け入れたことを
ジナーナは感じていた。
シーツを握りしめていたジナーナの指を解き、絡み付いて握りしめて来るバットの手を縋るように握り返す。
ジナーナはバットと交わる圧迫感に大きく息を吐きながら眼を細める。)
【今回のジナーナからのレスは以上だ。
今回、ジナーナに余裕が無いせいで、掻き回してしまったようで申し訳ない。
スレを移動してもよろしく頼む。では、またな。】