>>204 うん、じゃあ君の話と関連付けて少しだけ話をするね。
ああ、これも…僕の話し方がおかしかったら言ってよね。
僕は、名のあるなしに関わらず、ここで出会う全ての生き物で形成されるこの場所の、
一人一人同じ人間として、個人としてを尊重して、この場所を一種の交流の場という考え方をしてきたよ。
日常で起こり得る問題点は当然この中で起こって然るべきだし、それが自然だと思う。
つまり、日常の中で仲のいい特定の友達がいたり、好きな人がいたり、合わないな、と思う相手がいたり。
授業のつまらない教師がいて、同じ歴史の本なのにさっぱりわからない教科書と、わかりやすい漫画があったり。
そういった感覚はあって当然で、人はみんな自分に合った選択肢を選べるのだと、思っていた。
でも、僕の言葉は好いてくれる一部の生き物には安心を与えても、
それ以上にたくさんの生き物を不安に陥らせてしまう。
楽しめる相手とだけ楽しめばいいと考える生き物よりも、ここにいて言葉を発する全ての意味を
理解してくれようとする優しい生き物が、本当にずっとたくさんいるんだ。
だから、不安を与えてしまってすまないという謝罪の気持ちと同時に、すごく―――
分かる、分からないといった形でも、僕の言葉を知ってくれようとしてくれた生き物たちに感謝したいし、…嬉しかったんだ。
僕の話はいつも具体性が無くて、全般的なことを言い過ぎるんだと思う。
それは僕が「考えること」に対してそういう考え方をしているからで、ここで言うべきことじゃないよね。
「この場所」で生きている僕が、「この場所」に必要な分だけ、同じく「この場所」で生きる生き物たちが、
難しいと思わないような表現を選ぶように今後は努めるよ。
あまり変えてしまうと、口調が変わってしまいそうなんだけど…(クス
ともかく、僕が「変えたつもり」でも、まだ足りないだろうから、その都度「わかりにくい」と教えてくれるかな。
練習も兼ねて、色んな生き物たちと、とりとめもなくでいい、話がしたいよ。
…それは、昔から僕の変わらない我侭のひとつでもあるけれど。
誰か特定の人にだけ伝えたかったわけじゃない。
不安を与えて、ごめんね。
それからもし、また僕のあの言葉の選び方で雑談したいという生き物がいたら、勿論受けるよ。
ただし、その後に改めた言葉の選び方でもう一度話すことにする。
それは、もしそういう生き物がいたら、の話だから、僕から自主的にすることはないと考えてもらっていいよ。
僕の望みも、彼の望みも変わらない。
この場に一緒に過ごす全員が、僕たちと出会って、楽しかった、嬉しかったと感じ、
嫌な気持ちには極力捕らわれず、笑って過ごせる時間が1分でも長く続くよう―――
…、
僕も全力で出来ることをするよ。
迷惑をかけ、この総合の時を長く停滞させたこと、この雲雀恭弥 ◆HERO8tgztg 、ここに改めて詫びる。