【FBI失踪者を追え】ダニー・テイラー萌え Part2
4 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 02:52:39 ID:gRYRpW6Q
ダ二ー(*´д`*)ハァハァ
ダニーは古巣のブルックリンのアパートに戻ってきた。
ごめん、マーティン、お前の切符は早すぎるねん。
俺はまだこの生活におうてる。許してくれや。
マーティンは心あらずにいた。
せっかく用意したアパートなのに、なんでダニーは
出て行ったんだ。僕と近くいたくないのか?
二人の気持ちは交錯したまま、次の日になった。
ボスからの捜査依頼は簡潔なものだった。
精神障害施設からいなくなったティーンエイジャーの少女を探すことだ。
マーティンもダニーも別々に行動することを余儀なくされた。
ダニーの携帯に電話が入った。NYPDのピーターからのものだ。
「はい、テイラー。」
「あ、テイラー捜査官ですか?今捜索中の少女のことで情報があるんですが」
「なんや、はよ言うてくれ。」
「それが込み合ってるんで、ランチに合いませんか?」
ダニーははからずもピーターと二人で会うことになった。
ダウンタウンのカフェでダニーは言った。
「そっちの持ち駒は?」
「貴方の出方によります。」
「何や、取引かいな。」
「そうです。フィッツジェラルド捜査官のことです。」
ダニーは、真剣に聞き入った。
8 :
1:2005/07/01(金) 03:03:25 ID:???
>>6 早速続き書いてくれたんですね、ありがたいです。
今までの流れがよくわかるように前回までの作品を載せたかったんですけど
一応許可を得ないといけないと思い載せてません。
前スレはすぐに落ちちゃって読めなくなるので。
9 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 03:05:57 ID:gRYRpW6Q
「率直にいいます。別れてくださいませんか?」
「なんや藪から棒に」
「貴方たち二人の仲は明白だ。それはFBIにとっていいことではない。」
「だから?」
「マーティンを俺にください。」
ダニーは席を立った。話を聞く気もうせた。
「そんなことで連邦捜査官を呼び出したらあかんで。」
ダニーは振り返ることなく、カフェを後にした。
10 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 03:08:10 ID:gRYRpW6Q
>>1 たまたま明日(今日)が代休だったので、書き始めました。
本当にありがとうございます。
前回の作品も載せていただけると、自分の記憶が呼び戻されますが
ここではそんな贅沢は申しますまい。
本当にありがとうございました。
11 :
1:2005/07/01(金) 03:11:35 ID:???
じゃあ順序通りに載せますね。
ありがとう。
13 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 03:13:00 ID:gRYRpW6Q
そんなことが起こってるとは知らず、マーティンは相変わらず
デスクワークに励んでいた。このところ、サマンサと話す事が多く
刺激になっているマーティンだった。
「サマンサ、元カレとはどうなの?」
FBIマグをサマンサに渡しながらマーティンは聞いた。
サマンサは外見で誤解されているが本当に優秀な捜査官だ。
それはチームの誰もが認めている。
「えー、それってセクハラ〜!ボスに言いつけてやる。」
サマンサにケムを巻かれて、静かになるマーティンだった。
捜査を終えて一人NYのアパートに帰るダニー。迎えてくれる人もいず
一人で電気をつけて、ソファーに身体を沈める。今日の失踪者を救えなかった
罪悪感に彼の手はテーブルのカッターを捜し求める。
これで何本の筋を作った?自問しながら今日も自傷行為がやめられない。
マーティンに電話してみる。留守電になっていたので、伝言を残さず切る。
孤独なニューヨークの夜。明日は来るんだろうか。
珍しくエアコンが故障したFBINY支局、Yシャツの腕まくりしている捜査官が
多い中、ダニーは汗だくで調査資料を見ている。
魔「ダニー腕でもまくったらどうだ」
谷「あー俺、皮膚が敏感よってにこれでええんや。」
支局近くのパブに魔が珍しく谷を誘った。
谷「何やねん、俺の捜査方法にまだ疑問があるんかいな」
魔「そうじゃないよ。」
魔は谷のシャツの袖をまくった。そこには無数の切り傷が。
魔は言葉を失い、谷の袖を下ろした。
その夜、谷のアパートに魔が訪れたのだった。
「ごめん。嫌なことして。」
「やー気にしてへんで、俺の過去や。隠すつもりない。」
「ダニー、もう一回傷口見せてもらってもいいかな。」
「減るもんやないし、何度でも見いな。」
見た瞬間、魔は谷の傷口に口ずけていた。優しく何度も何度も。
谷は魔を突き飛ばしたいのにできずにいた。
これは、子供の頃何度も「女」にさせられたのと
同じことになるのか?
しかし魔あの頃は誰も魔のように優しい口ずけなど
してくれなかった。 谷は言葉を失った。
同僚とはいえ仮にも父親がFBI高官のまな息子だ。
拒絶するのもたやすい。しかし関係は最悪に転化するだろう。
「ダニー、お願いだから、このまま続けさせて欲しい。」
魔はさらに力強く唇を谷の傷口に押し付け、自らの体重で
谷をソファーに押し倒した。
「マーティン、重いで。」
「ダニーこのままいさせてくれよ。」
マーティンは勇気をふるって、ダニーの
シャツの第二ボタンに触れた。
「マーティン!」
さすがのダニーも少年期のトラウマから
反射的にマーティンの腕をはねのけた。
ダニーのベルトをすばやく引き抜き
手早く下着ごとパンツを脱がせるマーティン。
「お前、何やってるかわかっとんのか。」
「ああ、だが誤解しないで欲しい。僕は誰とでも
こんなことできる訳じゃないんだ。ダニー、
君が僕をこんなに狂おしくさせる。事務所で
我慢するのが必死な位だよ。」
マーティンは恥ずかしそうに頬を紅潮させた。
ダニーは自分が十分に勃起しているのに気がつき
恐れおののいた。
俺は忌み嫌っていたあの頃を繰り返したいのか?
「あ〜、ダニー、君も感じていたんだね。うれしいよ。」
マーティンは素早くシャツとパンツを脱ぎ捨て全裸を
ダニーにさらした。ダニーは圧倒された。鍛え抜かれた体躯に。
ドビュッシーを弾くダニーの足元にマーティンはもぐり
ダニーの半分持ち上がっている肉某にしゃぶりついた。
「ああ」ピアノを弾く手が思わず止まりそうになる。
「続けて、ダニー。」
マーティンは自らのものに手を伸ばししごき始める。
「ああ」二人の濃密な世界が続く。
ダニーはマーティンを自分の上に座らせた。
「ダニー、大きいよ」
「我慢や。お前のも大きいで」
力任せにダニーはマーティンの菊口に自らいきり立ったものを
ぶち込んだ。
「ああ、ダニー、いい。」
22 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 03:16:08 ID:gRYRpW6Q
マーティンは自分のセクシュアリティーについて白黒つけていない。
ダニーにも惹かれているし、身体の相性も最高だ。一方でサマンサにも
惹かれている自分を隠すことが出来ない。
この間、ダニーに冗談言われたっけ。
マーティンのような天然坊ちゃんは、その決裂が関係する人々の人生に
どのような結果をもたらすか考えようもなかった。
「マーティン、だめや、我慢できない。いくで。」
ダニーのザーメンがマーティンの中に入っていく。
「ああ、ダニー、愛しい。」
ダニーは間髪をいれず、マーティンの菊口からあふれ出てくる
自らのザーメンを丹念に舌で始末していた。菊口の中に舌を出し入れし
その度にマーティンは、よがりまくるのだった。
ダニーの巧みな手は果てたばかりのマーティンの肉某を優しくしごい
ていた。
「あ、マーティン、お前、元気あるな。もう硬くなってきとる。」
「ダニー、それは君のあそこがきつすぎるからだよ。」
「うれしいな。じゃ、もう一戦いこか。」
二人は、ダニーのベッドルームに場所を移し、濃厚なキスを繰り返し
お互いの唾液がからみあうのを実感した。
「ダニー、僕、君に恋してる。迷惑だったらごめん。でも
もう隠し通せないんだよ。」
「マーティン、俺みたいな底辺から這い上がってきた人間で
ええんか。お前とは全部が全くかみあわない組み合わせやで。」
「ああ、考えたよ。でも、僕は君に惹かれている。いくら現場で
意見が合わなくても、君を裏切ることなんてできない。
君のためなら僕は死ねる。」
「マーティン・・・」
静かにマーティンの肉某をナメながらダニーは聞いた。
「お前、クローゼットクイーンやろ」
「ああ、当たり前だよ。家じゃ許されるわけがない。」
「じゃ、これは・・」
「ああ、秘密にして欲しい。君と僕だけの。」
「わかった。俺だって今の職場は大好きや。離れとうない。」
「ありがとう、ダニー。」
「そっちこそ、マーティン。」
二人は何かを確認しあうようにお互いの身体を愛撫しあった。
「マーティン、お前の親父はこの事をしっとんのか」
「知ってるわけないよ。勘当されるよ。」
「もし分かってしまったとして俺みたいな底辺から上がってきた人間でも
いいんか。」
「当たり前じゃないか。ダニー、僕は軽々しく関係を始めない。現場での
君の仕事を尊敬しているから始まったんだ。」
マーティンのそそり立つ肉某にダニーはかぶりついた。口でいかせてやる。
マーティンのPRE=CUMの味は格別だった。アーモンドの香ばしさが
混じったようなミルクの味だ。ダニーはこれからの人生を、
マーティンとの今日一夜に賭けようと決め、マーティンの亀頭を
なめあげるのだった。
話が交錯しちゃうんで、よろしくお願いします。
明日フォローします。感謝です。
マーティンは身体をずらし、ダニーのそそりたった肉某を口にくわえようと
した、その時、初めて、ダニーの身体に無数の傷があることに気がついた。
左わき腹には銃創まである。
「ダニー、これは・・・」
「とうとう見られたか、俺の過去を。」
「ダニー、ああなんてかわいそうに」
マーティンの頬に自然と涙がつたった。
そしてその傷ひとつひとつを癒すように
優しく口ずけを始めた。
「これからは、君にこんな思いをさせない。」
「マーティン、不可抗力や。俺たちの仕事は・・」
「シー。」マーティンは熱のこもったキスでダニーの口を封じた。
ダニーは怖くなった。このボンボンはほんま一途過ぎる。
人間、一時の感情で流されても、結局は裏切ることだったあるんや。
俺だって、どうなるかわからん。
マーティンは舌にダニーの暖かい亀頭を感じた。
舌触りは絶妙だ。熱い肉棒を口全体に感じながらマーティンは自らの肉棒をしごかず
にはいられなかった。
マーティンが舌をはべらすごとに、ダニーはその快感にあえぎ声を上げずにはいられ
なかった。
「おぉ、マーティン、もっとや、もっとや〜、おぉぉぉぉ〜〜」
二人は69をとった。ダニーのカリの部分に執拗に舌をはわせる
マーティンにダニーは悶絶寸前だった。マーティンもダニーの
情熱的なディープスロートにすでにイきたい気持ちを我慢していた。
「マーティン、一緒に行こう」
「ああ、ダニー」
二人は、同時に果てた。ダニーはすぐ眠りに入ってしまった。
マーティンは、ダニーのバスルームからタオルを持ってくると
彼の汗を拭きながら、身体中にとんでいる二人のザーメンを丁寧に
口でぬぐった。
どんな過去があろうとも、僕はダニーと生きていきたい。
これは一時の感情じゃない。
ダニーが小さくいびきをかきはじめた。
マーティンはシャワーを浴びにバスルームへ入った。
ダニーの隣りに身体をはわすと、マーティンも眠りについた。
ダニーはちゃんと目覚まし時計をセットしていた。
マーティンは思わず微笑んだ。ダニーの生活の一部を知ることが
できるのがこんな幸せをもたらすなんて。
今までの恋愛にはこんなことはなかった。
マーティンは少し早く目を覚ました。だがアパートに戻って着替える
暇はない。
隣りで深い息で眠っているダニーを起こさないように細心の注意を
払い、ベッドを出る。
「ダニー、ありがとう。」
マーティンは、FBI支局を向かった。
すでにヴィヴィアンが出勤していた。
「ハーイ、サンシャイン、あら、昨日と同じ服じゃないの?」
ニヤと笑うヴィヴィアンを適当にあしらって、コーヒーとベーグルを
買いにいった。
一体ダニーはどんな反応をするだろう。ポーカーフェイスの奴だから
ごまかすに違いない。マーティンはそれが悔しかった。
ダニーが出勤してきた。彼の好きなブラウン系のスーツだ。
「や〜、寝むそうだな、ダニー、昨日のデートが盛り上がったか?」
マーティンはカマをかける。
「あ〜、まぁな。寝癖治してくるわ。」
ダニーはトイレに行った。追いかけてマーティンが続く。
「ダニー。」
「あ、昨日はごめんな。俺止められなかった。」
「僕もだよ、ダニー。このまま続けてもいいのかな。」
ダニーは躊躇した。相手はFBI高官の一人息子だ。
「ああ、お前さえよければな。昨日はありがとな。」
今日はダニーは一人で聞き取り調査。マーティンは事務所で
データ解析になった。ダニーは何時ごろ帰ってくるのか
マーティンは仕事に身が入らなかった。昨日の濃密な時間が
頭の中をよぎって、全く集中できない状態だ。
「へぇ〜、さすが坊ちゃんやな。ええ部屋や。」
マーティンに招かれてダニーはマーティンのアパートに入った。
「その坊ちゃんっていうの、やめてくれないかな。」
腹立たしくマーティンは言った。そう、僕の生まれはそうなんだ。。。
「はぁ〜、ほんまの事やのに、嫌なんかい、坊ちゃん、坊ちゃん!!」
ダニーがからかった。
マーティンは、ダニーにタックルをかけ、二人でソファーへと
なだれこんだ。自然と唇が合わさり、情熱的なキスが始まった。
ダニーが上目使いにマーティンの顔を見ながら、ジャケットを脱がし、
ネクタイに手をかける。後を追うようにマーティンもまねをした。
全裸になり、二人は立ち上がる。
マーティンの白くて無垢で傷一つない身体。
ダニーの浅黒い傷だらけの身体。
二人を分けている人生が刻まれている。
マーティンに導かれ、ベッドルームへと進む。
「マーティン、俺、もう、我慢できなくなってる。」
ダニーの肉某からは先走りの液がにじみ出ていた。
「ダニー、僕もだよ。どっちからいく?」
「俺にに突っ込んでくれ、お前の熱いものを。」
マーティンはダニーを四つんばいにさせ、自らいきり立ったものを
ダニーの浅黒い菊口に突っ込んだ。
「あああぁ、マーティン、動かしてくれ、激しく!」
マーティンはダニーの男にしては細めのウェストを持ち、前後させた。
「ああ、もっと早く!」
マーティンは同時にダニーの肉某を握り締め上下させた。
「あぁ、マーティン、いく〜」
ダニーは簡単に果てた。今日の聞き込み調査が辛かったのか、全身の力を
抜いて横たわっている。イッていないマーティンは、さらにダニーの
腰を持ち上げ、前後させ、自分も思う存分ザーメンをダニーの直腸に
ぶちこんだ。
「ああ、癖になりそうや。マーティン。どうすりゃいい?」
ダニーの身体を覆うように身体を伸ばしながら、マーティンは言った。
「じゃ、まずピザの出前頼んで、ワインをあけよう。いいシャルドネが
冷蔵庫に冷えてる。」
「よっしゃ。」
ダニーはシャワールームを探して入っていった。マーティンはまだ物足りない。
ダニーの後を追って、マーティンもシャワールームへと入っていった。
期待していたかのように、ダニーが腰を突き出して待っている。
「ダニー行くよ。」「ああ」
シャワールームでのセックスは消耗する。二人はぐったりして、バスローブを
着て、ソファーに腰掛け、マーティンご自慢のワインセレクションの中から
カリフォルニアのシェルドネを空けた。
「お前、用意万端、バスローブがあるんやな。前に付き合ってた相手は?」
口ごもるマーティンにダニーは促した。
「俺は気にせんで。俺にだって過去はある。」
「お察しの通り、僕はクローゼットクイーンだった。大学までヘテロだった。
でもFBIの企業調査でサンフランシスコに行った時、うまく捜査が進まなくて
気がついたら、バーで男にひっかけられてたってわけさ。」
「お前みたいないい血筋のWASPがな〜。人生わからんもんやな」
「君は?ダニー、話してくれるかい?」
ダニーは口ごもった。
「いや、俺の今までの生活を知ったら、絶対お前は俺を遠ざける。」
「ダニー、そんなことないよ。こんなに相性があってるのに。」
「そんなんと違うんや。俺の生活のこれっぽっちもお前は分からない。」
空気を察して、マーティンは、ピザとシーザースサラダをデリバリーした。
「ダニー、もう君を嫌いになるなんてできないよ。そうさせないでくれ。」
マーティンの直情型の情熱にダニーはオサレ気味だった。坊ややな〜。
俺が売春婦と寝てると知ったら、こいつどうするんやろう。
「明日は静かな一日になるとええな。」ダニーはピザをほおばりながら言った。
「ああ、少女二人の誘拐はきつかったな。」
「そういやお前、町長に色目使われなったか?例の校長のときは、
頭の上からつま先までなめるように見られたらしいやないか。」
「バカ言え!僕は自分が許せる相手としかこういう関係になれないんだよ。」
「じゃぁ、俺は許されてるわけや。ハレルヤ〜。」
こういうラテン気質のダニーは大好きだ。でも彼には誰にもいえない過去が
あり、その入り口を探し当てることすらできない。
マーティンはフラストレーションを感じずにはいられなかった。
シャルドネを1本空けて、ダニーは先ほどの2ラウンドの疲れからか
ソファーで居眠りを始めた。
マーティンはダニーを軽々と抱きかかえ、ベッドに運んだ。
「明日は君がヴィヴィアンに服装チェック受ける番だよ。おやすみ。」
額に軽くキスをして、マーティンはキッチンを片付け、ダニーに寄り添うように
スプーンポジションで横たわった。ダニーの寝息が気持ちがいい。
こんなに同僚を好きになってしまって、いいんだろうか。
まあいい、明日が待ってる。新しい一日が。
マーティンもじきに眠りに落ちていった。
翌朝、マーティンが気がつかないうちにダニーは去っていた。
多分着替えに帰ったんだろう。
ダニーは本当に僕が好きなんだろうか。父の影響力を考えて
僕を利用してるんじゃないか。
マーティンの悩みは深い。
一方、アパートに戻ってシャワーし、着替えて支局に向かうダニーの
気持ちは晴れやかだった。
マーティンみたいな奴と付き合える俺はラッキーや。
スタバでキャラメルマキアートを頼む声も思わずはずんでしまうダニーだった。
「おかえりなさい、フィッツジェラルド様、昨日の方が部屋におられます。」
アッパーイーストサイドのアパート。いつもドアマンは情報通だ。
「あ、約束してたんだ、ありがとう。」
一体ダニーは何しに家にいる?
マーティンの心は曇った。奴はやっぱり僕の血筋に釣られてるのか。
部屋に入ると、マーティンは戦慄した。
そこには、ワインボトルを2本空け、意識薄弱のダニーがいたからだ。
「ダニー、どうしたんだよ。」
「マーティン、酒は麻薬や。俺、はじめてしもうた。」
「ダニー、今日は家に送っていくよ。」
「ああ。」ダニーの答えは酔いすぎの何者でもない。
マーティンはダニーのブルックリンのアパートまで送った。
「ダニー、明日、大丈夫か。」
「あ、俺なら平気やで。たかがアルコールや。」
マーティンは、まだダニーのアルコール依存症の過去を知らないのだった。
昨日空けたあんなに軽いシャルドネが、ダニーをこれほど変えるとは
マーティンには想像だにしない出来事だった。
翌日、ダニーは欠勤した。
ボスが厳しく問いただす。
「一体、ダニーはどこにいるんだ。」
「これから、アパートに言ってみます。」
マーティンは自ら買って出て、ダニーのブルックリンのアパートに向かった。
確かに自分が住んでいる世界とは違う。だから何なんだ。
ダニー、問題があるなら、僕に話して欲しい。マーティンは心からそう
思った。
ダニーのアパートのブザーを押した。返事はない。
マーティンは実力行使でダニーのアパートのドアを執拗にノックした。
「ダニー、マーティンだ。どうしたんだ。開けてくれ。」
やっと、ドアの鍵が開く音がした。
「ダニー。」
「すまんな。あの後、スコッチを一瓶あけてしもうたわ。」
「君、もしかして。」
「そうや、俺はアル中。それが今の俺や。」
マーティンは青白い顔のダニーを抱き締めずにいられなかった。
「言ってくれれば、ワインを薦めなかったのに。」
「だって、俺にとってはアメリカンドリームへの第一歩だったんやで。
ムリや。」
「ああ、ダニー、君に何をすればいい?」
「ボスに知られず、更正施設に入れて欲しい。シラフになりたいんや。」
「ああ、分かった。全部手配するよ。」
マーティンは匿名で受け入れてくれる施設を自費で手配した。
へべれげになっているダニーをかかえて、施設に入れる。
マーティンは自分を責めた。ダニーの過去を知らなすぎる自分に。
「ダニー、更正してくれ。早く。僕のためにも。」
一週間が経ち、ダニーが更正施設から出てきた。
「マーティン、お願いや。俺に酒を勧めんでくれるか」
「ああ、約束する。僕は君と一緒にいたいんだから。」
そして、やっとダニーとマーティンは通常勤務に就けるように
なったのだ。
ダニーはクラブソーダ、マーティンも付き合ってクラブソーダを飲む
日々が続いた。
その代わり、彼らのセックスは益々過激になっていった。
いつかは、どちらかが死に至るほどに。
マーティンのアッパーイーストサイドのアパート。
ダニーは全裸でベッドに縛り付けられていた。
「これって、氷の微笑ちゃうか。お前はシャロン・ストーンか?」
目隠しをされてダニーは言う。
「シー。これからがお楽しみだよ」
マーティンはダニーの晒された全裸の傷一つ一つを数えながら
唇を這わせる。
「なんで、こんなに傷があるんだよ。ダニー」
「それは言わない約束やないか。俺の過去や。もどかしい。早くヤってくれ」
マーティンは思う様ダニーの身体を蹂躙した。胸元、乳首、へそ、そして
黒い体毛で深く覆われた彼の肉坊を思う様もてあそんだ。
「ああ、マーティン、もうだめや。早う行かせてくれ。」
マーティンは今晩は容赦しなかった。自分の肉坊をしごきたて、正上位で
ダニーに挑む。
「うう、マーティン、もう我慢しきれん。」
ダニーは早速、濃密なミルクをマーティンの腹に飛び散らせた。
「ダニー、うれしいよ。君のミルクがこんなに沢山。」
マーティンは自分の欲望を満たすべく腰を激しく上下させた。
「ああ!」二人同時に大爆発を迎えた。今までの中で最も素晴らしい一瞬
だった。
夜中のFBINY支局。1週間の無断欠勤のせいで、事件ファイルの整理を
命ぜられたダニーは、一人残業をしていた。
やっぱ一人ちゅうのもええなぁ。ここんとこマーティンべったりやったし。
「おい、集中してやってるか?」
いきなり後ろから話しかけられ、飛び上がるほど驚いたダニー。
ボスだった。
「心配かけやがって。お前は犯人に恨みを買いやすいから犯罪に巻き込まれた
かと思ったよ。で、この空白の1週間のことを話す気になったか?」
「ボス・・・実は、またアルコールを飲んでしまいまして。」
「ああ、そんなことだと思った。ちょうど1週間、更正施設から出るのに
いい期間だからな。ここに来た時の約束を覚えてるか。」
「ええ、ボス。今度飲んだら、アラスカ支局に飛ばすって。ほんとっすか?」
「で誰に助けてもらった?その答えによっては、飛ばしてやってもいい。」
ボスの口調はいつもと変わらず落ち着いたものだった。しかし言いがたい
迫力があった。
ダニーは迷った。マーティンの名前を出せば、二人の仲まで追求されるだろう。
一方にはドン底から這い上がってきたダニーをここまで育ててくれたボスへの
恩義がある。ダニーは心を決めた。
「マーティンっす。奴に助けてもらいました。」
ボスは椅子に座り込んだ。
「マーティンか!水と油のお前たちが、そんな仲になっているとは!!」
「そんな仲って、そんな仲じゃないすよ。」
ダニーは慌ててとりつくろうが、意味をなさない言葉ばかりが口から出る。
「じゃぁ、こんな仲じゃないっていうことだな。」
ボスは椅子ごとダニーの隣に回りこみ、ダニーの股間をつかんだ。
「ボス!」
股間をいたぶられて、ダニーはすぐに反応した。
「お前は、ここは更正してないようだな、ダニー。」
ボスの攻撃に容赦はない。
「さぁ、私の部屋へ来るんだ。」
ダニーがボスの部屋へ入ると背後で鍵が閉まる音が響いた。
俺の人生、どうなる?
♪〜口笛を吹きながら、マーティンはご機嫌だった。
これから、残業しているダニーに差し入れを持っていくところだからだ。
ダニーの大好きなカッテージチーズとチキンとバジルのピタサンド。
ダニーはお礼に何をしてくれるかな。
それを考えると、口笛がワンオクターブあがった。
その頃、ボスの机の上に四つんばいにさせられ、口で肉坊を
指でアナルを攻められているダニーがいた。
「あぁ、ボス、もうやめてくださ・・」
「まだ、まだ、欠勤分の半分にもなってないぞ。」
エレベータを降り、ダニーのデスクの方に向かうマーティンの耳に
よく知っているよがり声が聞こえてきた。
ダニー?
ボスの部屋からほのかに電気が漏れている。
まさか、ダニーとボスが?
マーティンの心は凍りついた。いたたまれなくなりエレベータに駆け込んだ。
ダニーは机に手をつき、後ろからボスのいきり立った肉坊を
菊口に受け止めていた。ボスが動くたびに机が揺れる。
「ぁ、ぁ、あ、あ!!」ダニーの悲鳴と同時に
ボスがあふれるザーメンをダニーの直腸へ挿入した。
ダニーのものがボスの机を汚した。
「さぁ、ダニー、なめて綺麗にするんだ。」
いくらボスでもこの仕打ちは屈辱的だった。
唇をかんで、抵抗するダニーにボスは追い討ちをかけた。
「今度はマーティンをこの部屋に呼ぶかな。」
ダニーは、しぶしぶ顔を机にこすりつけ、自分が放ったものをなめとって
いった。
マーティン、助けてくれ、マーティン!
アッパーイーストサイドのアパートの前に
ダニーは立っていた。どうしてもマーティンに
会いたかった。身体を清めて欲しかった。
愛して欲しかった。
それなのに、ドアマンは冷たく言い放った。
「フィッツジェラルド様は今日はどなたにもお会いになりません。」
「おい、テイラーが来たって言ってくれよ。」
「テイラー様でも同様だそうです。」
ダニーは、言いようのない不安にかられていた。
何かがおかしい。
ブルックリンのアパートに戻ってすぐ
ダニーはマーティンの携帯に電話をかけた。
つながらない。家の電話にもかけた。留守電だった。
ボスの思いがけない行動といい、マーティンの不審な行動といい
今日は長すぎた。
明日は何かいいことあるやろ。マーティンと話しよ。
ダニーはリラックスのためにラベンダーのエッセンシャルオイルを入れた
バスに長くつかり、そのまま居眠りをしてしまった。
ぶしつけなブザーが何度も押されいていた。ダニーは、バスタブから
起き上がり、腰にタオルを巻いてアンサーフォンに答えた。
「誰?」
「マーティン、ダニー開けてくれ。」
「もちろん、早くあがってきいな。」
ドアを開けるなり、マーティンはダニーを力強く抱きしめた。
「何やねん、俺が行った時は居留守使いよって」
ダニーはうれしさを隠して、すねたように言った。
「ダニー、僕、夜中に支局に行ったんだよ。」
息を呑むダニー。
「それで、ボスと君の事を知ってしまった。」
マーティンは普通ではなかった。目がすわっている。
ダニーの細い首に両手を回して、こう言った。
「一体、いつからの仲なんだ。僕より先かあとか!言ってくれ!!」
マーティンは着やせするが、体躯はダニーの数倍も逞しい。
おそらく、ダニーの首などぽっきりと折れるだろう。
「マーティン、ごふぉ、ごふぉ、落ち着いて。話できへん・・・ごふぉ」
マーティンは自分がダニーの首を絞めていたのに気がついていず、
急いで両手を下げた。
「今日な、残業してたらな、ボスに先週の更正施設のことがばれてん。」
「それで?」
「俺をアラスカに飛ばすって言うから、お前に助けてもらったことを
言ってしもうたわ。」
今度はマーティンが、両手で顔を覆い、嘆く番だった。
「えっ、じゃぁ二人の仲はバレたってことか?」
「確信はないと思うで。ただボスはおしおきをしたかったんやと思う。」
やっぱりボンボンは保身に走るんやな。
半ば落胆しながら、ダニーはクラブソーダを冷蔵庫から出した。
「ダニー、今日、泊まってもいい?」
「ええけど、もう朝の4時半やで。」
「君と寄り添って眠るだけでいいんだ。」
「じゃ、ベッドにいこ。」
ベッドでいつものスプーンポジションでダニーを覆うようにマーティンが
ダニーの腰に手を回した。
「今日はキスしながら寝たい。」
「ええで。お前のは最高のキスやもん。」
二人は向かい合ってキスを始めた。そのうち、二人は全裸になって
勃起しているお互いのものをこすり付けるようにしてキスを続けた。
「マーティン、このままいってええか。」
「ああ、ダニー、僕もだよ。」
「じゃあ、一緒にいこ。」
「ああ、ダニー。」
二人はお互いの肉帽をこすりつけて、熱烈なキスを続けた。
「もういくで。」
「ああ、僕も。」
二人の爆発はマグナム級だった。
そして、静寂が訪れ、二人は眠りについたのだった。
このところNY、バルチモア近辺で男性の失踪が続発していた。
共通項は、30代、独身男性、白人、金髪、碧眼、180cm前後
まさに、マーティンと一致する男性が5人も失踪しているのだ。
失踪の場所は様々。職業も様々。しかし誰もが健康に気を遣い、
身体を鍛えているというのが特徴だ。消防士、ジムのトレーナー、警察官、
WEBデザイナー。皆に共通するのは何なのだろう。
ダニーの地道な聞き込みの結果、全員が9番街にあるシングルズバー
「ザンジバル」の常連だったことが分かった。
ボスは、失踪者のプロファイルと似ているマーティンにおとり捜査を
命じた。
マーティンにとっては、初めてのおとり捜査だ。気持ちは高揚する。
マーティンの部屋でダニーはイラついていた。
「お前が誘拐されたら、俺はどうすればええんや。どんなに危険か
わかってんのか。」
「ダニー、みんながバックアップしてくれてるんだから、大丈夫さ。
それに僕には君が付いてる。」
ダニーは嫌な予感が頭から離れなかった。
ザンジバル最初の夜。サヴェイランスを断ったマーティンを追うため
ダニーが同じバーで見張ることにした。
マーティンに何人もの女性がアプローチしてくる。
そこへ、ダニーに話しかけてくる女性がいた。
「ねえ、一杯おごってくれない?」
「クラブソーダでよければええけど。」
ほんの2分の出来事だった。
マーティンはそのバーからあとかたもなく消えていたのだ。
ダニーはほぞを噛んだ。俺の目の前でマーティンが失踪!
仕事など頭から吹き飛ぶほどダニーはショックを受けていた。
「ボス、マーティンを見失いました。」
「何てことだ、ダニー。この意味を分かってるか。」
「はい。」
ダニーはパニックに陥っていた。
もしマーティンが死体で発見されたら、俺はどうなるんや。
捜査本部のホワイトボードに「マーティン・フィッツジェラルド」が
加わった。チームの雰囲気は葬式のようだ。
ボスは静かにいった。「まだ死体があがってもいないんんだ。通常捜査と
同じ要領で、行け。マーティンを救いたい気持ちは誰もが同じだ。」
ヴィヴィアンが付け加えた。「容疑者はザンジバルから直接連れ去ったね。
ダニー、あそこを徹底的に洗って。」「ういっす。」
マーティンはぼんやり目を覚ました。
ここはどこだ。それにしても、やたら気持ちがいい。
「目を覚ましたかね。マーティン。いやフィッツジェラルド捜査官。」
焦点を合わすと目の前に椅子があり黒装束で顔をおおった男が座っていた。
「いやぁ、うれしいね。クラブへようこそ。君は一番の上玉だ。」
「クラブ?ここは〜」
思うように話せない。
「ああ、気持ちがいいだろう。ヘロインを少し注射させてもらったよ。
暴れられたら困るんでね。それから、特製の媚薬も混ぜさせてもらった。」
媚薬?ここはどこだ??
「君はね、マーティン。お客様を接待する奴隷になるんだよ。」
「まず、君に奴隷の印を与えよう。これを持つものは求められたら
いつでも応じなければならない。」
男の後ろから二人の男が現れた。一人が焼きごてを持っている。
もう一人がマーティンの左の手を押さえつけ手のひらを上に向けさせた。
「ああ〜!!!!」
体毛と肉が焼ける音とマーティンの悲鳴が空気を切り裂いた。
気がつくとマーティンは、腰に布をまいただけの姿で椅子に座らされていた。
空調が調節されており寒さは感じない。ヘロインの浮遊感でふわふわしている。
隣りを見ると、5つ椅子があり、金髪の男性が座らされていた。
「みんな、僕はFBIだ。ここから出よう!」
「ムリだぜ。もう俺が何度もやった。NYPDのピーターだ。」
「俺も。NYFDのマットだ。」ああ確か警察官と消防士がいた。
「僕はスティーブ。トレーナーだ。」「僕はWEBデザイナーのアンディー。」
「俺はライアン。ザンジバルの用心棒だった。」
「マーティン、生きて帰れたらの話だが、ザンジバル、あそこが全ての
始まりだ。それを公表して欲しい。」ライアンが続けた。
「あそこで俺たちみたいな金髪で健康体の男を見つけ、それが趣味の奴らに
あてがうのが、このクラブの主旨だ。奴らは大物ばかり。上院議員、
大企業の経営者、大富豪、俳優やプロデューサーもいる。そればかりか
警察もFBI高官もかかわっているらしい。」
「さぁ、おしゃべりは終わりだ。」さっきの黒装束の男が部屋に入ってきた。
「お客様のご到着だ。皆、一言も口をきくなよ。きいたらどうなるか
わかってるだろうな。」
そういうと、男はライアンの額に一発銃をみまわせた。倒れるライアン。
「ライアン!」マーティンは自分が泣いているのに気がついた。
ダニー、僕はどうしたらいい!君はザンジバルを調査してくれてるかい?
マーティンら5人はサロンのような広間に案内された。
客人はみなヴェニスのカーニバルのような仮面をかぶっていて顔が分からない。
ピーターとマーティンを指差して、黒装束に話しかける男がいた。
身体の線のくずれ具合から60歳はいっているだろう。
「お呼びだよ。ピーター、マーティン。楽しませて差し上げてくれ。」
二人は黒装束に連れられて、サロンの奥の別室へと案内された。
「このお客様はプレイをご覧になるのがお好きだ。二人で思う存分
するといい。」
別室に入るなり、ピーターはマーティンの腹に一発おみまいした。
抱き起こすピーターはささやき声で「これで後が楽になる。」
マーティンはすぐさま四つんばいにさせられた。ピーターが何を考えて
いるか、すぐに分かった。自分がダニーとするのに一番すきな体位だからだ。
失踪後2日
ダニーがボスの部屋に入り、捜査報告を行った。
「ボス、あのザンジバルってバー、怪しいんすわ。表向きはシングルズバー
なんやけど、経営状態がよくない。すると、大口の寄付金が無記名で
送られてきて、継続してるというのがこの3年間の状態ですわ。」
「その上、従業員は皆口が堅いのなんのって。給料が他のバーより
いいらしく、誰もリークしたがらない。」
「そうか、まだ掘ると何か出そうだな。引き続き当たってくれ。」
「うぃっす。」
ボスは平静を装っているダニーがいじらしかった。おそらく、二人の関係は
一線を越えているだろうに。
ピーターはマーティンのピンク色に染まったアナルを舌でなぶり、
攻め立てた。マーティンは図らずも、先走りの汁をにじませている。
ピーターはさらにアナルに指を4本いれて大きくした。
マーティンはささやいた。「お願いだ、フィストだけは止めてくれ。」
ピーターは媚薬とヘロインで、我を失っていた。
「あぁああああ!」ピーターのこぶしがマーティンのアナルへ
吸い込まれていった。マーティンは気を失った。
失踪後3日
ヴィヴィアンとサマンサもザンジバルに胡散臭いものを感じていた。
サマンサが前におとり捜査した時は、男がどんどん話しかけてきたのに
ザンジバルは比較的緩やかで、むしろ金髪の男性がバーと別室のラウンジに
案内されていくのだ。
サヴェイランスしているヴィヴィアンに報告した。
「な〜んかヘン。ここってシングルズバーなのに、ゲイバーみたい。
マーティンタイプの男が特別待遇されてる。」
「マーティンタイプか。じゃ、ダニーはだめだね。捜査本部で金髪を
調達しよう。」
マーティンは目が覚めるとホテルのスィートのような部屋にいた。
身体からバラのエッセンシャルオイルの香りがする。
黒装束が現れた。
「今日のお客様はお前をしごくお気に入りで、今日はシングルプレイを
して欲しいそうだ。粗相のないようにしろよ。」
「マーティン、まずはお前が奴隷である証拠を見せてくれ。」
マーティンはしぶしぶ左の手のひらを見せた。SEX SLAVEの証拠の
SとSをナチスのカギ十字のようにデザインした焼きごての後だ。
「それじゃ、ベッドに仰向きに横たわれ。」
男は自分では起たせられないらしい。マーティンの口にいきなり萎えたもの
を突っ込んできた。
「うぐ・・・」「舌で噛み切るなんて考えるなよ。フィッツジェラルド捜査官」
マーティンはわが耳を疑った。こいつは僕を知っている!
マーティンは静かに男のものをしごき上げたが、全く効果がなかった。
「君でもだめだったか。それじゃあ、これを使うか。」
男が出してきたものは見たこともないくらい大きなディルドだった。
ダニーのより格段に大きい。
いきなりピンク色の菊口に入れられ、マーティンは失神した。
だが失神する瞬間、男が左足を引きずるのを目にやきつけた。
失踪後4日
ダニーはマーティンに面影が似ているリチャードソン捜査官と
ザンジバルの中を流していた。ガールハントというよりは、ゲイのカップルが
遊びにきたという趣向が今晩の作戦だ。
「リッチ、おとり捜査は初めてかい?」
「はい、テイラー捜査官。」
「それはやめい。俺はダニーや。お前の彼や。わかったか。」
「はい、ダニー・・・」
明らかに緊張している。ダニーにサマンサが携帯を入れた。
「どう、デュード、楽しんでる?」
「俺はどうせ、おまけやさかい、リッチにがんばってもらわにゃ。」
するとバーテンがリッチに紙を渡すのが見えた。
「何やそれ?」「バックルームへの招待状です。」
「それが糸口やな。お前、先に行け。俺がバックアップする。」
「は、はい。」 後は大団円だった。
リッチがバックルームに入った瞬間、待機していた他の捜査官も押し寄せ
待っていた男を取り押さえた。
ダニーが男を殴った「おい、マーティンはどこや!言わんと命の保障はないで。」
男はダニーのただならない殺気に、バックルームの壁の一部を押した。
すると、その奥に大きなサロンが広がっていた。
「マーティン!マーティン!どこや〜!返事せい!!!」
ダニーはヴィヴィアンやサマンサ、そしてボスがいるのもかまわず
マーティンの名を呼び続けた。
「ダニー・・・」サロンに続く個室のドアが開き、全裸のマーティンが
股間から大量の血を流してふらふらと現れた。
「誰か!救急車をはよう!」
「マーティン、大丈夫か。痛かったか。」
「ダニー、来てくれてうれしいよ。」そしてマーティンは気を失った。
ザンジバルの裏帳簿が発見された。しかし大口出資者の大部分が全く
分からない。解決後4日目にマーティンは職場復帰した。
チーム以外サロンの奥でマーティンに起こったことを知らない。
マーティンは照れながら皆にお礼を言った。
その時、マーティンの父親であるフィッツジェラルド副長官が支局に
現れた。ボスと対峙のときだ。
「今回は息子を救ってくれたことには感謝をする。しかし、おとり捜査に
使うとは大胆な手を使ってくれたものだ。」
「副長官、貴方が息子さんには何の手加減もいらないとおっしゃった本人だ。」
「ああ、そうだったな。とにかく無事でよかった。」
マーティンは緊張してボスの部屋の二人の姿を見ていた。
「フィッツジェラルド捜査官、怪我はなかったか?」
「はい、おかげさまで。NYへようこそ。」DCから来た父の側近だ。
マーティンの父がボスの部屋から出てきた。
「マーティン、母さんにはお前が良くやっていると伝えておこう。」
「はい、父さん。」
見送るマーティンは、父親の側近が左足を引きずるのを見逃さなかった。
でも証拠がない。マーティンはFBIの暗部を見たような気がした。
アッパーイーストエンドのマーティンの部屋に
ほぼ付きっ切りで、マーティンの看護にダニーは当たっていた。
「話さんでええから、傷を治すのが先や。」
「ダニー、君が来てくれると思ってた。」
「当たり前やないかい。俺は優秀な捜査官やで。」
そういいながら、ダニーは涙を隠せなくていた。
「お前がどんなに痛い目におうたのか俺はもう死にとうなるで。」
「大丈夫だよ。君が僕のそばにいるんだから。」
ダニーはマーティンの額に優しくキスをし、
ミネストローネスープをマーティンに差し出した。
「食べとうなければいいんやで。」
「まさか!君の料理を拒むことはできないよ。」
ダニーが運ぶスプーンからスープを飲むマーティンは
この上ない幸せを味わっていた。
「お前が耐えて来たことが頭に浮かんで、俺、気が狂いそうやねん。
辛かったやろ。俺との関係、続けられるんかな。それが知りたいねん。」
「君が救いに来なかったら、僕は性の奴隷だったんだよ、ダニー。
その屈辱を分かって欲しい。」
「ああ、マーティン、ごめんな。辛いこと聞いて。俺、絶対にこれからは
お前を守る。それを俺の人生の目標にするで。」
ダニーはマーティンの唇に熱烈なキッスを浴びせた。
「ダニー、ここだけの話にしてくれ。」
「何や、藪から棒に。」
「あの秘密クラブで僕が相手をした一人が父の側近だったんだ。」
「ええ!それは確かか!」
「ああ、あの声、あの歩き方。僕は忘れない。」
ダニーは思わずマーティンを抱きしめた。
「お前、本当に辛い目におうたんやな。俺、悲しいわ。」
ダニーの頬に涙がつたった。
ダニーは、そっとマーティンの肉棒に口をはわせた。
それは挑発的なものではなく、慈しむような行為だった。
「ああ、ダニー。僕はこれが欲しかったんだよ。」
まだアナルの傷が癒えていないマーティンにとってもダニーにとっても
二人の愛情を確かめる行為はこれしかなかった。
一方、マーティンの中ではNYPDのピーターから受けたフィストファックの
衝撃が忘れられないでいた。ダニーは抵抗あるだろうか。ダニーが拒んだら
僕の衝動はピーターにしか止められない。
マーティンはダニーとの69の渦の中に入り込んでいった。
ピーターも拉致一週間後、通常勤務に戻った。誰も事件のことを口にしない。
居心地の悪いNYPDだ。マーティンと連絡を取りたい!心からそれを願って
いた。ヘテロの自分がおかしいかもしれないが、マーティンにはこのモヤモヤ
した気持ちが分かってもらえると信じているからだった。
ピーターは勇気を奮ってFBINY支局に電話をかけた。
「はい、FBI失踪者探索チーム」受けたのはダニーだった。
「フィッツジェラルド捜査官お願いします。」
「今、席をはずしていますが、伝言は?」
「それならいいんです。失礼します。」
電話は切れた。ダニーは腑に落ちない気持ちで受話器を置いた。
マーティンは浮気をしている?
ピーターにとってはFBIの捜査官と話ができることすら、考えてもみない
シチュエーションだった。それが、あのような非日常の状態にあって、
自分のこぶしを相手のアナルに挿入するなど、ありえない状態だ。
何を自分が求めているかも考えず、FBI支局に電話してしまったのだった。
ピーターは大学卒業後、NYPDになって以来、性的事件とは全く無縁の
キャリアを送っていた。マフィア、麻薬、売春のたぐいだ。
今回、初めて自分が餌食になって、自分の今までの行き方に疑問府を投げかける
毎日が続いていた。
ひたすらマーティンからの連絡を待っているピーターだった。
あの経験を共有できている人間はいない。
「フィッツジェラルド捜査官をお願いします。」
「そちらは?」
「NYPDのピーター・ウェイスです。」
事件後初めてマーティンに電話が通じた。
「フィッツジェラルドです。」
「マーティン、俺だ、NYPDのピーターだ。」
「ピーター!どうしてる?職場復帰は大丈夫か?」
「ああ、お前もどうしてると思って電話しちゃったよ。」
二人は、仕事後のみに行く約束をした。
二人はリトルイタリーの小さなトラットリアで食事をしていた。
思い切ってピーターが切り出した。
「思い出したくないよな。あれ。」
「ああ。」マーティンの口は堅い。
「マーティン、お前ってヘテロなのか?」
正面きっての質問にマーティンは動揺した。
「ヘテロだったという感じかな。」
ピーターはそれを自分が彼をバイにしたと勘違いしたのだった。
「そうか!それってどう思う?」
「どう思うって、世界が広がったっていうか・・・」
マーティンは自分に大切な人ができたとは言えなかった。
マーティンにとってあの極限で一番頼りにしていたのがピーターだったと
言わざるを得ない。しかし、マーティンの気持ちのよりどころとは違っている。
それを分かってもらえるだろうか。
「僕、付き合ってる人がいるんだ。」マーティンは重い口を明けて告げた。
「そうなんだ。お前はスウィンガーだと思ってたのに。」
ピーターは、ペンネアラビアータをすくうスプーンを置いて言った。
「いや、ステディーってわけじゃないんだよ。」
マーティンもピーターの前では本音を出していた。ピーターとのセックスの
後ではダニーでは物足りない。
「じゃ、俺にもチャンスがあるわけだ。」
二人の間には、ダニーも誰も入り込めない秘密の底があった。
マーティンは答えざるを得なかった。
「また、電話してくれる?」
「ああ、喜んで。」
ピーターは大喜びだった。市警からの仕事から連邦政府の仕事への
橋渡しをマーティンがしてくれるかもしれないと思ったからだ。
二人はキャンティーで乾杯して別れた。
マーティンとピーターは、時間が空くたびに逢瀬を重ねていた。
お互い夜も徹した事件が多く、時間は限られていたが、
二人の親密さを止められる者はいなかった。そうダニーでさえも。
マーティンが早退したので、ダニーはテイクアウトのチャイニーズを
持って、マーティンのアパートに行った。
すでに顔見知りのドアマンのジョンはダニーにこう告げた。
「今日はフィッツジェラルド様はお出かけです。テイラー様。」
え、外出?
最近のマーティンは謎の外出が多い。携帯にも私用電話がよく
かかるようになった。例の「ザンジバル」事件以来のことだ。
楽天家で自信家のダニーでさえ、マーティンに他に付き合う相手が
できたのかと疑っている。
その頃マーティンは、NYPDのピーターとトライベッカのバーで
踊っていた。ピーターとだとアルコールも飲めるし、何しろ楽しい。
ダニーが楽しくないわけじゃない。でも、あの事件以来、自分の中の
何かに火がついてしまったのだ。説明がつかない何かが。
ピーターが言った。
「今日はちょっとハードゲイな場所に行かないか?」
マーティンは少しびびった。
「僕たち、大丈夫かな。ギャングレイプなんてごめんだよ。」
「大丈夫だよ。俺たち腕っ節強いじゃないか。」
そうだよな、FBI捜査官とNYPDの警察官なんだから。
「じゃ、行こう、ピーター。」
アルファベットシティーは、マーティン一人なら来ないところだ。
でも筋骨隆々のピーターと一緒なら大丈夫。
場所の名前はSTUD。モロの名前だ。マーティンは微笑んだ。
まずは用心棒のボディーチェックを受ける。もちろん股間も。
重い扉を開けると、けたたましいトランスミュージック。入り口
付近で人待ち顔の幾つもの目が二人を上から下までチェックする。
あからさまに口笛を吹き身体に触ってくる者すらいた。
「ピーター・・・」
「え、マーティン、聞こえない!」
ピーターはどんどん奥へと進んでいった。
ピーターはアメックスのエメラルドカードを見せると、静かな
ラウンジに案内された。ここからだとクラブ全体が見渡せる。
「ピーター、君の給与でエメラルドカード?」
「あ、気がついた?俺、遺産相続してさ、警官は趣味みたいなもんなんだ。」
「そうだったのか。」道理でピーターにはダニーの身体に染み付いている
ストリート臭さがなかった。
「マーティン、君はどうなんだ?どんな家?」
「父親は同じFBIだ。僕をFBIにすることしか考えてないような奴だよ。」
「ははは、生まれながらの連邦政府家系だね。それで仕事は
面白い?」
「毎日、失踪者を追って、走り回ってるよ。」
「俺が毎日、ポン引きや麻薬の売人を追ってるのと同じようなもんだね。」
ああ、なんでピーターといるとこんなに落ち着くんだろう。
そこへウェイターがシャンパンを運んできた。
「俺たち、頼んでないけど。」
「オーナーからのオンハウスです。どうぞ召し上がってください。」
顔をレザーマスクで覆ったウェイターは去っていった。
「じゃ、ご相伴に預かって乾杯しようか。」
ピーターが勢い良く栓を開けた。ドンペリニオンのロゼだ。
「ふーん、趣味がいいな。」「乾杯!」「僕たちの未来に!」
ピーターの言葉にダニーの顔がちらついたマーティンだった。
「何?彼の事考えてるのか、マーティン?」
ピーターは勘がいい。ウソがつけない。「ああ。少しね。」
「今日だけはいいじゃないか。俺だけのお前でいて欲しい。」
「ああ、ピーター。そうするよ。」
ダニー、すまない!
「それにしても、このシャンパン酔うよな。」
「ああ、何だかいい気持ちだよ。」
二人はほぼ同時に意識を失った。
と、その時さっきのウェイターともう一人がラウンジに入ってき、
二人を担ぎ上げて、ラウンジの地下へと運んでいった。
冷水を浴びせられて、二人は目覚めた。衣服は剥ぎ取られ、代わりに
レザーのパンツを履かせられている。それも股間から後ろの部分が
ジッパーであけられるようになっている代物だ。
「ピーター・・・」「マーティン、どうやらはめられたみたいだ。」
見ると周りには、飢えた目をした6人の男たちが二人を囲んでいたのだった。
「ようこそ、ブロンドのエンジェル。君たちみたいな美形は
珍しいんでね。簡単なウェルカムパーティーを企画したよ。
遅ればせながら自己紹介しよう。ここのオーナーのXだ。」
「それで俺たちに何をしようっていうんだ、X。」
ピーターが挑むように聞いた。
「だからパーティーだよ。この6人はうちの店でも常連でね。
中でもブロンドに目がない。二人して相手をしてもらおう。」
「そんなことさせるもんか!」マーティンは怒りに声を荒げた。
「おうおう、元気がいいな。それが6人のボルテージをさらに
あげるのを分かってるかな。」
すでにピーターが二人の男に襲われ、全裸になっていた。
「マーティン!」「ピーター!!」
次にマーティンに3人が飛び掛ってきた。
そして、凄惨なギャングレイプが始まったのだった。
一人の男根を口に受け、後ろの口にもう一人のいきり立ったものを
受け入れているピーター。マーティンは、自分のものを口に含まれ
菊口には誰かの指がすでに4本挿入されていた。
レイプは何時間も続いた。二人は失神した。
目を覚ますと、二人は元いたラウンジにいた。
「マーティン、夢見ていたみたいだ。」
「僕もだ、ピーター。そろそろ帰ろうか。」
「ああそうだな。明日は早番だし。」
一体、二人は夢を見ていたのだろうか。
マーティンがアパートに戻ると、ダニーがドアマンのジョンと談笑していた。
「マーティン、待ったで。チャイニーズをダメにしたな。」
「ああ、ダニー、ごめん。今日は友達の誕生日だったんだ。」
「そんなことええ。今日、泊めてくれないか?」
「もちろん。上へ行こう!」
マーティンは自分の世界に戻ってきた気持ちがしていた。
そうだ。ダニーが僕のネストなんだ。今日の不思議な体験は黙っておこう。
もちろん、ピーターのことも。いつかは紹介できるだろうか。
ダニーは、マーティンの身体からスペルマの匂いが立ち込めるのを
察した。
「マーティン、今日の誕生日ディナーはどこやった?」
「トライベッカだよ、ダニー。」
「まぁ、シャワー浴びてきいよ。それから話そう。」
「ああ。ありがとう。」
マーティンは今日の出来事を夢のように感じながら、ダニーの
言葉に従うのだった。
案の定、シャワールームにダニーも入ってきた。
後ろから首筋に舌を這わせる。
「ほんま、お前、どこにいった。」
ダニーの手が股間を刺激する。
「だから、トライベッカだってば。」
「うそやろ〜。お前、何隠してるんや。」
「ダニー、待ってくれ、シャワー済んでから話すから。」
シャワーを終え、二人とも腰にタオルを巻いた姿でベッドに腰掛けた。
「ダニー、話さなきゃならないことがある。」
「おう、聞いとるで、一体何や。」
「僕、他の男と関係を持った。」
ダニーが考えたとおりだった。捜査官としての勘で彼は名前を言った。
「ピーターって奴やろ。」
「どうしてそれを?!」
「お前の日常を見てれば、それくらいわかるで。」
「で、奴はどこのどいつや!」ダニーの口調は荒い。
「この間の事件で一緒に拉致されていた警察官だ。」
ダニーはマーティンの両肩をベッドに押し付けた。
「なんで、お前は俺だけじゃだめなんや。俺の何が悪いんや。」
「別にないんだよ。」
「いや、あるに決まってる。さぁ、言え。」
マーティンは白状した。ピーターのフィストファックがどれほど
よかったのかを。
「じゃ、お前はそれが望みなんやな。これからしたるわ。」
マーティンはダニーが怖かった。ラテン系のダニーの逆上した姿は
今まで見たこともないものだったからだ。
「いくで〜。」
前戯もなく、指をマーティンのアナルに入れてくるダニー。
優しさのかけらもない。3本、4本、入ったところで、
ダニーは力を入れた。
「さぁ、どうや〜。」
まだ傷が完全に癒えていないマーティンは悲鳴を上げた。
「い、痛い、ダニー、やめて・・・」
「いや、止めへん。お前が他の男を忘れるまでは。」
ダニーの責め苦は続いた。
マーティンはそのうち、自分が快感に感じているのを発見した。
ダニーの肉某に手を伸ばす。
「ええやん、可愛がってくれ。」
二人の濃密な時間が流れた。マーティンもイき、ダニーもイった。
朝まで静寂が訪れた。
マーティンがピーターとの関係を告白して1ヶ月が過ぎた。
表面上はスチュワーデス失踪やら花嫁失踪の事件に奔走する日々だったが
ダニーとマーティンの間には微妙なずれが生じていた。
お互い、気まずさからか、セックスレスになっていたし、
夜を一緒に過ごす機会も極端に減っていた。
マーティンはピーターとも距離を置くようにしていた。
電話にも出ず、コールバックもしなかった。ピーターを嫌いに
なったわけではない。ただダニーとの仲の修復に集中したかったのだ。
一方のピーターは、気が気ではなかった。
あのハードゲイナイトが原因かな。
それにしても、マーティン、ひどいぜ。無視なんて。
ピーターは、実力行使、FBIのNY支局を訪ねることにした。
非番の日、コーデュロイの茶のジャケットに青のシャツ、カーキのパンツで
軽くお洒落をして、NY支局に出向いた。
オペレータが来訪者をマーティンに告げた。マーティンは入館を許可すると
答え、ピーターが来るのを席でじっと待っていた。
まずい、ダニーが聞き込みから帰ってきた!
「おい、マーティン、進展あったで。」
同時にサマンサが「マーティン、お客さん〜。」と叫んだ。
ふりむくマーティンとダニー。
ダニーには、ピンときた。こいつが、あのピーターや。
サマンサは「ふぅ〜、いい男!マーティンに紹介してもらおっと!」と
コーヒーをいれに給湯室へ急いだ。
ダニーはピーターを上から下まで眺め回し威嚇するようにして
自分の席についた。
「やぁ、ピーター、久しぶりだな。」
「ああ、ごめん。急に寄ったりして。そばまで来る用事があったから。」
「あっちのデスクで話そうか。」「ああ、そうしよう。」
サマンサがことさら胸を突き出して、ピーターにコーヒーを差し出した。
「マーティン、紹介して。」
「あぁ、こちら、同僚のサマンサ・スペード。」
「へぇ、サム・スペードか。探偵小説好き?」
「それ、よく言われる。家のバカ両親がね。貴方は?」
「NYPDのピーター・ウェイス、どうぞよろしく。」
ピーターは紳士らしくサムの手の甲に口ずけた。
席についてもサマンサはご機嫌だった。
ヴィヴィアンが「あんた、目がハートマークだよ。」と声をかけた。
「だって、あれNYPDにもあんないい男がいたんだ〜。NYのブラピって感じ。」
「あたしはデンゼル・ワシントンじゃなきゃ感じないの。」
そんな会話を聞きながら、ダニーは心をかき乱されていた。
NYのブラピ!?冗談やない!俺のがずっとマーティンにおうてる。
マーティンと10分ほど話をして、ピーターは席を立った。
まっすぐダニーに向かってくる。
「テイラー捜査官。」「あぁ?」
「よろしく、NYPDのピーター・ウェイスです。ザンジバルの時には
貴方に命を救われました。命の恩人です。」
その上、間男かいな、こいつ!!
ダニーとピーターは固い握手を交わした。まるで腕相撲のようだ。
「いゃ〜、捜査の一環よって、その場判断やっただけや。」
「とにかく、これからもよろしくお願いしますよ。」
そう言って、ピーターは去っていった。
なんや、挑戦状か!?マーティンに聞いたろ。
これが、ダニーとピーターの初めての出会いだった。
その晩、久しぶりにダニーとマーティンはアッパーウェストサイドの
ダイナーで食事をした。
「マーティン、食欲ないな。お前の好きなバーガーとポテトやで。」
「ああ、今日のこと・・・」
「ふん、すぐピンと来たわ。あいつがあのピーターやな。」
ダニーは指についたカッテージチーズを舐めとりながら聞いた。
その一挙手一投足がマーティンの性感に刺激的だ。
「ああ、でもあの晩以来、関係はないよ。本当だ。」
「それに俺とも関係がない。マーティン、お前がわからのうなった。」
「ダニー、僕は・・・」「あん?」上目使いでマーティンを見るダニー。
「僕の帰るべきところは君の胸の中だ。それが良く分かった1ヶ月だった。」
ダニーの顔に満面の笑みが浮かんだ。
「ああ、今すぐにでも抱きしめたいくらいや。マーティン、それを待ってた。」
「じゃぁ、僕の部屋に行こう。」
「ああ、すんません!ドギーバッグにしてくれ!!」
ダニーとマーティンが氷解した夜だった。
マーティンは望み通りダニーの胸の中にいた。
ラテン系特有の天然のムスク。ダニーの体臭は特別だ。
「今日はハードプレイはなしや。二人して身体を味わおう。」
「ああ、ダニー。君の言うとおりにする。」
「お前の匂いをかがせてくれ。」「ああ、ダニー。」
ダニーはマーティンの局部に顔を近付け深く息を吸った。
「これが俺が求めていた、お前の香りや。枯れ草みたいなセクシーな香りや。」
ダニーは静かにマーティンの肉某を口に含んだ。
どこまでも柔らかい舌使いのフェラチオ。
マーティンはすぐにイってしまった。
ダニーはくすくす笑った。「早すぎるで。」「ごめん。」
顔を真っ赤にしてシーツにくるまるマーティン。
「可愛い。お前、本当に可愛い。」
ダニーは長い間、自分の心を閉ざしてきた。他人を遠ざけてきたのだ。
それが、同僚のそれも同性の人物をこれだけ愛せるようになるとは
ピーターはミッドタウンの自宅でくつろいでいた。
今日、ダニーに宣戦布告が出来てよかった。
それにしても、マーティンの相手がラテン野郎とは思っていなかった。
マーティンにこそ同じWASPの自分がふさわしい。
ピーターの自信は揺らいでいなかった。
ピーターには野心がある。いつかは市警から離れて連邦政府の仕事を
したい。そのためにはどうしてもマーティンの助けが必要だ。
あんなラテン野郎に負けてたまるか!
ピーターの競争心に火がついた。
ダニーにも野心があった。社会の底辺からここまで上ってきた。
これから先はFBIでの管理職、しいては幹部になりたい。
そのためにもマーティンとの仲を終わらせたくない。
恋愛の純真な気持ちと邪まな気持ちが交錯するダニーだった。
隣りで軽いいびきをかいて寝ているマーティン。
マーティン、ごめんな。でもお前は俺にはなくてはならない相棒や。
ダニーも股間をマーティンの臀部に押し付けて
眠りについた。まさか次に待っている事件が
ダニーの過去を掘り下げることになるとは
思いもしない晩だった。
ピーターはずっとマーティンのことを考えていた。
職場恋愛(?)ほど強い結びつきがない。
自分がFBIに入らないと、マーティンは手に入らない。
それに、あのラテン野郎のダニー、奴が邪魔だ。
奴を陥れることが出来るだろうか。
ブルックリンのアパートで、マーティンとダニーはテイクアウトの
インド料理を食べながらくつろいでいた。
「このクミンってスパイスが何だか男性機能を強くするみたいだね。」
マーティンは、ソファーに寝そべってバカな事を言っていた。
ダニーは、ピアノに座りエリック・サティーを弾いていた。
「いつか二人でライブに行きたいね。」マーティンの純粋な気持ち。
だが俺たちは連邦政府の捜査官で、同性愛者と分かったら、即リストラだ。
父親の地位があるからか、マーティンは全く関心がない。
しかし、俺みたいな底辺から立ち上がってきた人間にとっては、一つの
スキャンダルが命取りなのだ。マーティンがそれを分かってくれない事実に
苛立ちながらも、そんなぼんぼんのマーティンを愛さぜずにはいられなかった
「マーティン、今日はバブルバスにしよか。」
「いいね〜。ダニーとのバブルバスなんて夢みたいだよ。」
「ダニーはバスにラベンダーのバスバブルを加えた。」
今日の複雑な花嫁失踪事件の疲れをほぐしたかった。
「ダニー・・」
「何や。」
「ピーターのこと、怒ってる。」
「お前はおそらく心的外ストレス障害やぞ。とにかく風呂や風呂。」
ダニーはどこまでも自分に優しい。信じられる唯一の存在だ。
二人でバブルバスでしばし遊びながら、バスルームを後にした。
「今日は何もしないで寝よう。」ダニーが言い出した。
マーティンも今日は満ち足りていて異存はなかった。
「こうやって寝るのも何回目かな。」
マーティンがダニーをくるむようにしてベッドに入る。
「俺、アバウトやさかい、わからん。でもこれからもこうして寝ることには
変わりないんやろな〜。キスしてくれ。」
ダニーが初めてキスをねだった。マーティンは心の底から気持ちをこめて
ダニーにキスを繰り返した。
ピーターは何ども拒否されるようなマーティンの留守電のメッセージを
聞いていた。
やっぱり、マーティンはダニーみたいなスタッドがいいんだろうか。
俺のどこがいけない?
早く市警からの仕事からワンランクアップしたい。ダニーみたいな能天気な
奴がやってるFBIの仕事だ。俺に出来ないわけはない。
マーティンは爽快に目覚めた。
ダニーが傍らで寝息をかいている。
着替えに自分のアパートに寄らなければならないから、
ここでお別れだ。
「ダニー、ありがとう。」額にキスをするとダニーが寝返りを打った。
まだ起きるまで2時間あるよ
マーティンはピーターとのことを許してくれたダニーに感謝しながら
アパートを後にした。
航空業界は広いようで狭い。社内恋愛や不倫は日常茶飯事といえる。
今回の事件は、業界ならではの展開とダニーもチームも思っていた。
しかし、それは違っていた。いつも男の不実に泣くスチュワーデスの
失踪事件だ。マーティンもダニーも捜査に集中することにした。
「よくもまあオンラインデートサービスなんて使うな。」
ダニーはマーティンに話しかけた。
「でも仕事で忙しい人たちには有益なんだよ。」
「なんや、お前もメンバーかいな。お前って本当に虚飾の人生やな。」
「そんなこと、ないよ。僕には一人の人がいいんだから。」
ダニーは話半分で聞いていた。奴はいつ俺を捨てるかわからんよって。
有名なシングルズバーで、サマンサは容疑者と接触できた。
だが、彼はいわゆるスウィンガーで、ストッキングで連続殺人を犯すタイプ
には見えなかった。
「NYって孤独な街だよね〜。」サマンサがため息をついた。
「虚飾の世界って感じやからな。」ダニーも同意した。
マーティンだけは、自分とダニーとの関係が虚飾じゃないことを信じて
何もコメントしなかった。
「もう捜査やめよ。俺テンション低ううなったさかい。」
「ボスに連絡入れよう。」「ああ、そうしてくれるか。」
二人とも何も言わず、ブルックリンと島を分かつところまで来ていた。
「どうする?」「お腹すいてる。」「じゃ、ブルクッリンのチャイニーズ
おごったわるわ。」
二人はブルックリン行きの地下鉄に乗った。
「今日は酢豚と春巻きとチャーハンや。どうか?」
無邪気に聞くダニーにマーティンを声をかけた。
「ああ、もちろん、それにクラブソーダだよね」
ダニーのアパートは必要最低限のものが揃っている質素な場所だ。
彼のこだわりのギターとピアノが室内に独特の雰囲気をかもし出している。
「さ、食おうぜ。」バリバリとテイクアウトの包みを破くと
ダニーはキッチンバーにすべてを広げた。
「お前ってさ。」ダニーが春巻きを頬ぶりながら言う。
「NYでもどんなファンシーディナーでも出来るんだろう?」
それは父のカードを使えばどこでも行ける。
「なんで、そういう生活を選ばない?」
社会の底辺から這い上がってきたダニーが唯一分からない点だった。
「自分の力じゃないって、思い知らされるからさ。」
マーティンははき捨てるように言った。
二人でふざけながら中華のテイクアウトを食べた。
この幸せは他に変えがたい。いくら親父が政府高官のパーティーに連れ出そう
とも、この二人だけの充実した時間には代えられない。
マーティンは、ダニーとの人生に自分を託そう、そんな気持ちになっていた。
一方のダニーは、ピーターの存在が頭の中をうずまいていた。
あんな金髪野郎、のしてやってもいいいが、
自分の経歴に傷がつかないように しなければならない。
心からあの「ザンジバル」事件が悔やまれれるダニーだった。
「ねえ、ダニー、アッパーに越してこないか?」
藪から棒のマーティンの提案だった。
「俺、そんな金ないで。」
「僕に援助させてくれよ。もっと近くに居たいんだ。」
「だってお前の隣のフラット、いくらする?」
ダニーはまじめに聞いた。
「一ヶ月25万円。」
「おいおい、それで生活できる給与か、お前も分かってるだろう?」
「でも、僕は君が近くにいないとダメになる。」
涙を浮かべて頼み込むマーティンの様子を伺い、「よっしゃ、なんとか
したるわ。」そう答えたダニーだった。
マーティンは何故そんなに壊れやすくなったんだろう。
ダニーは長年すんでいたブルックリンのアパートを引き払い、
マーティンと同じアッパウェストサイドのアパートに越した。
荷物が少ないから、引越しは順調だった。
ドアマンのジョンにあらためて挨拶する。「今日から住人やてよろしゅう
お願いしますわ。」「かしこまりました。テイラー様。」
全てがこそばゆい出来事だった。
ダニーは新しいアパートで居心地の悪さを感じていた。
マーティンには心地よい環境だろうが、ダウンタウンテイラーの異名を持つ
自分にとっちゃ、過ぎる場所だ。それにブルックリンのあのアパートが
恋しくなっていた。
とんだホームシックやな。
不動産屋に電話したら、まだダニーの後の住人が決まっていない。
ごめんな、マーティン。俺、家に帰るわ。
ダニーはほとんど解いていない引越し荷物をまとめ始めた。
「フィッツジェラルド様、テイラー様が引っ越されました。」
「え!一体いつ?」「今日の午後でございます。」
ドアマンからの情報はマーティンに衝撃を与えた。
ダニーは僕の近くにいたくないのか!ダニー教えてくれ。
マーティンはダニーの携帯に電話した。
すぐにダニーは出た。
「ああ、ごめんな。俺、極度のホームシックにかかってんねん。
多くは聞かんといてくれ。」
そう言って、ダニーは電話を切った。
ダニーは古巣のブルックリンのアパートに戻ってきた。
ごめん、マーティン、お前の切符は早すぎるねん。
俺はまだこの生活におうてる。許してくれや。
マーティンは心あらずにいた。
せっかく用意したアパートなのに、なんでダニーは
出て行ったんだ。僕と近くいたくないのか?
二人の気持ちは交錯したまま、次の日になった。
ボスからの捜査依頼は簡潔なものだった。
精神障害施設からいなくなったティーンエイジャーの少女を探すことだ。
マーティンもダニーも別々に行動することを余儀なくされた。
ダニーの携帯に電話が入った。NYPDのピーターからのものだ。
「はい、テイラー。」
「あ、テイラー捜査官ですか?今捜索中の少女のことで情報があるんですが」
「なんや、はよ言うてくれ。」
「それが込み合ってるんで、ランチに合いませんか?」
ダニーははからずもピーターと二人で会うことになった。
ダウンタウンのカフェでダニーは言った。
「そっちの持ち駒は?」
「貴方の出方によります。」
「何や、取引かいな。」
「そうです。フィッツジェラルド捜査官のことです。」
ダニーは、真剣に聞き入った。
「率直にいいます。別れてくださいませんか?」
「なんや藪から棒に」
「貴方たち二人の仲は明白だ。それはFBIにとっていいことではない。」
「だから?」
「マーティンを俺にください。」
ダニーは席を立った。話を聞く気もうせた。
「そんなことで連邦捜査官を呼び出したらあかんで。」
ダニーは振り返ることなく、カフェを後にした。
本当にここまでUPしていただいてありがとうございました。
感謝感激でございます。
そんなことが起こってるとは知らず、マーティンは相変わらず
デスクワークに励んでいた。このところ、サマンサと話す事が多く
刺激になっているマーティンだった。
「サマンサ、元カレとはどうなの?」
FBIマグをサマンサに渡しながらマーティンは聞いた。
サマンサは外見で誤解されているが本当に優秀な捜査官だ。
それはチームの誰もが認めている。
「えー、それってセクハラ〜!ボスに言いつけてやる。」
サマンサにケムを巻かれて、静かになるマーティンだった。
マーティンは自分のセクシュアリティーについて白黒つけていない。
ダニーにも惹かれているし、身体の相性も最高だ。一方でサマンサにも
惹かれている自分を隠すことが出来ない。
この間、ダニーに冗談言われたっけ。
マーティンのような天然坊ちゃんは、その決裂が関係する人々の人生に
どのような結果をもたらすか考えようもなかった。
149 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 04:11:23 ID:gRYRpW6Q
ダニーは感じていた。マーティンはゲイではないと。
シチュエーション的にどちらにもなれるが、所詮ヘテロと自分を
信じたいんではないと。
今回までの分、ざっと転載完了しました。
後はよろしくお願いします。
一方の俺は何だ?幼少の頃のトラウマでセクシュアリティーすら
曖昧な自分。ダニーは自己嫌悪に陥っていた。
でも、今一番大切な人間はマーティン一人なのも事実だ。
152 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 04:14:34 ID:gRYRpW6Q
UPしていただいて本当に感謝に耐えません。
ありがとうございました。
よいアイディアがあったら、また教えてください。
腐女子は死んでね
立てる板間違えたの?
●ここはキャラクターに関するエロとネタを語る板です。
『単独のキャラ萌え談議(キャラ小説を含む)』や『キャラなりきり』などの用途に利用できます。
ダニーとマーティンのカップリングをテーマにした801小説は板違いかと。
801板でやるべし。
ダニーが主人公でマーティンはサブだから問題ないと思われ。
今回の事件はダニーにとっては自らのトラウマをなぞる結果となった。
こういう時、一杯でも飲めたらな
前回、マーティンのところで飲んだたった数杯のワインが1週間の更正施設
送りを招いている。ボスからもキツイおしかりを受けたのも記憶に新しい。
もうバカなことは出来ない。
朝、ハドソン川のほとりを散歩しながら、自然と涙がほほを伝うのを感じた。
俺の過ちから両親が死んだ。
封印した過去の一つが少女の事件で浮かび上がってしまった。
ふっ、この俺が感傷的な。
気持ちを振り切って支局へ出勤した。
そして肌身離さず持ち歩いていた両親の写真を自分のデスク前のボードに
飾ったのだった。
ベッドの中で、マーティンはダニーにたずねた。
すでに一戦終えて、二人にとってはまどろみの時間だ。
「ダニーの親父さんってどんな人だったの?」
「えっ、何や、急に。」
「だって、君って全然家族の話をしないじゃないか。僕は知りたいな。」
「お前の親父さんはどんな人や?」
「話を切り返さないでよ。」
「こんな事する親やった。」右手首の傷を見せた。むごい切り傷の跡だ。
マーティンは戦慄した。身体中にある傷は父親のつけたものなのか?
「ごめん、ダニー。」
「ええんや、ほんまのことやから。でも優しい時もたまにあったで。」
マーティンは泣いていた。
ほんまにボンボンは泣き虫やな。
しかし自分のために泣いてくれる人がいる。その至福はこれまでのダニーの
すさんだ生活にはありえないものだった。ダニーはマーティンを抱きしめた。
「僕の父は、僕を跡継ぎにすることしか考えていないような人だ。」
「ああ、ボスもDon't CooperateのDCって笑ってたな。」
でも、ダニーには分かっていた。どんなに厳しい父親であっても、期待を
しているから厳しくするのだ。そして、いつまでも愛すべき息子だと
マーティンの父親は感じているのだと。
ダニーはしかし、ピーターとの確執が日を追って激しくなるのを
感じていた。奴が俺たちのことを告発したら、マーティンはともかく、
俺がFBIを去ることになる。それだけは何としても避けたい。
ダニーは、ピーターを訪ねて、もう一度真意を聞くことにした。
NYPDをたずねたダニーにピーターは驚きを隠せなかった。
「これはこれは、FBI捜査官のお出ましですか。」
「どうだ、今晩リバーサイドカフェに8時に来てくれ。」
「はい、おおせのままに。」
プラチナブロンドのピーターは確かに目を引く美丈夫だ。
見方によってはマーティンより魅力的かもしれない。
ダニーはブルックリンブリッジを見渡せるこのカフェが好きだった。
女といざこざを起こした時もたいていここで解決していた。
8時フラットにピーターは現れた。昼間と同じ、Tシャツにジャケットの
いでたちだ。
「それで、この間の話の続きですか?」
ピーターはやおら切り出した。
「まずは、何か飲めや。ウェイター!」
「俺はクラブソーダ、お前は?」
「ドライマティーニ。」
いい出だしだ。
「お前、本気で俺とマーティンの仲を公にしたいと思ってんか?」
「僕は、連邦政府で働きたい。それだけだ。」
「マーティンの父親が誰か知ってるか?」
「いや。」ピーターは焦った。今日のダニーは自信にあふれている。
いつもの嫌味なポーカーフェイスとともに。
「奴の親父さんは副長官や。息子のスキャンダルはお前もろとも消すで。」
ピーターにとっては晴天の霹靂だった。これじゃ勝ち目はない。
「ダニー、じゃ君はそれだからマーティンと付き合ってるのか。」
ダニーにも答えにくい質問だった。
「いや、俺は底辺から上がってきた育ちやから、もう一度底辺に戻るのは
全く怖くない。」
ピーターは脱帽した。「負けたよ、テイラー捜査官。」
「だからと言っては何だが、俺と今日はちょっと付き合ってくれるかい?」
ダニーは気がつかなかった。ピーターがダニーの飲み物に睡眠薬を入れたのを。
ピーターはダニーが眠りについたのを確認してダニーの股間へ手を伸ばした。
場所はピーターがマーティンを連れて行ったアルファベットシティーの
STUDだった。「ウェイス様、今日はヒスパニックをお連れですね。」
オーナーのXがやってきた。
「ああ、奴は俺の家畜だからどうにでも好きにしてくれ。」
ダニーの股間は寝ているにもかかわらず、勃起始めていた。
「それでは家畜専用の檻プレイはいかがでしょう?」
「ああ、そうしてくれるか?」
今日、かのFBIのダニーテイラー捜査官は俺のなすがままだ。
ピーターの顔に笑みが広がった。天使のような笑みなのが恐ろしい。
顔をレザーマスクで覆った例のウェイターが、ダニーを担ぎ上げ、
地下に連れて行った。
ピーターはもう我慢の限界だった。
ダニーの股間をまさぐりズボンのファスナーをおろしその勇み勃った一物を取り出した。
「お集まりの皆様、今日は家畜が一匹手に入りました。ワンプレイオンリーで
入札をしたいと思います。」Xの口はなめらかだ。
「1000ドル!」すかさず値がついた。「2000!」「2500!」
「3000!」「5000!」ピーターだった。
「5000、他におられませんね。それでは落札です。」
ピーターはダニーをなぶり者に出来る喜びに紅潮していた。
ピーターはダニーのそのそそり立ったものを手で掴み自分の口元へと誘った。
そして口を開き一気に喉元奥に届くようにくわえこんだ。
173 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:37:16 ID:gRYRpW6Q
薄い意識の中、目を覚ますとダニーは見たこともないような大きな
ディルドーで犯されている最中だった。
「やめい!」「やめられるわけないだろう。ダニー!」
ピーターは勝ち誇ったように攻撃を続ける。
まだ睡眠薬で身体が思うように動かないダニーの身体に蝋燭のロウを
たらし、「ああぁ」というダニーの声にどんどん自分が高ぶるのを
感じていた。
ピーターの口の中にはダニーの我慢汁で満たされていった。
176 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:44:29 ID:ZRuRsFef
|つ旦~ 乙華麗です。
今回のプレーでピーターがダニーの身体に惚れ、
またダニーもピーターに惚れてしまい、
ダニー×ピーターが付き合う展開でお願いします。
腐女子は死んでね
ピーターとマーティンが襲われたのはやっぱりピーターの仕業だったんだ・・・。
ピーターがどうも怪しいと思ってた。
ダニーが死んだ両親の話をした件では「お星様になったんや」発言を思い出しました。
腐女子は死んでね
181 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 19:05:53 ID:s3hLQnhg
ピーターの攻めは執拗だった。ダニーをディルドーで犯した後、
ダニーの肉棒にしゃぶりつき、思い切り口でなぶり続けた。
ダニーの身体は正直だ。感じてはいけないという心と裏腹に
もうはじけそうなまでに屹立していた。
「ダニー、行きたいなら、俺の顔に向けてくれ」
ピーターは言った。ダニーはその通りにした。
test
ダニーは今までにない高揚感を感じていた。
若い頃のブラッド・ピット似の無垢な顔にスペルマを発射した行為が
彼に深い感動に近い快感を与えていたのだった。
そこでダニーは自ら進んでピーターのひくひく動く一物を口に含み
激しく上下させた。「ああぁ、ダニー」
檻の中のプレイを覗く観客たち方も感嘆の声が漏れていた。
「ピーター、俺にもお前をかけてくれ〜!」
そう叫ぶダニーの顔面に、我慢できなくなったピーターは、
思う様自分の液体をぶちまけていた。
「あぁ!」ダニーはもう一度イった。
観客たちの大きな拍手が鳴り響いていた。
力尽きた二人の身体を二人の大男が軽々とかかえ上げ、檻から出し、
地下のさらに奥の部屋に運んでいった。
ダニーはすでに睡眠薬から覚醒していたが、今の非日常の状況を心が理解
するのを拒否していた。しかも、相手は、ピーターだ。
ピーターは、辱め貶めようとしていた相手から、想像以上の快感を引き出され
心穏やかでなかった。
ダニー、お前のそのスパイシーな体臭もスペルマも全てたまらなく欲しい。
マーティンからお前を奪う!
ピーターの歪んだマーティンへの愛情がこのような結果になるとは、当の
ピーターにも想像だに出来ないことだった。
二人はそれぞれ一人ずつの青年にかしずかれ、身体をバスで清められていた。
ローズマリーの香りだ。まずピーターが口火をきった。
「ダニー、どうだった。俺の味見は?」
「WASPにしちゃ、なかなかのもんだったよ。まさか檻に入れられるとは
考えもせいへんかったけどな。」ダニーは笑った。
ピーターに少しも不快感を感じていないのがおかしかったのだ。
拉致されて監禁プレイまでした相手やぞ。俺はおかしいのか?
「そろそろ、家に帰してくれへんか。明日早いんや。」
「俺も早番さ。俺たちを必要とするアメリカ国民がいるんだからな。」
「ああ、そうやな。帰ろうや。」
「ああ。」
二人はふかふかのバスローブで十分に水気を拭いてから、元の服装に戻る。
ああ、なんて夜や。
ダニーは、マーティンを思い出していた。
アパートに戻ったダニーはマーティンからの留守電5本を聞いて、
そのまま電話を切った。今日はマーティンと話す気になれない。
自分で今日のことを振り切ることが出来るまでは。
腐女子は死んでね
ダニーの夜の友達はギターやピアノだ。防音設備がそろっている
このスチューディオ式のアパートが気にいっているのはそのせいだった。
それに、昼間いる自分と隔絶できる一人だけの世界が今まであった。
しかし、今、その世界に二人の人間が入り始めた。一人は同僚、一人は
ライバルだ。ダニーの気持ちは二つに引き裂かれそうだった。
>>189 ここじゃ何を言っても無駄とおもわれますが。ふふ。
腐女子は死んでね
ダニーはシャワーをしなおし、ピーターの体臭もローズマリーの香りも
全て洗い流して、ベッドに入った。
明日は明日の風が吹くよって。深く考えずに寝よ。
そう、この強さがダウンタウン・テイラーを支えているのだ。
腐女子は死んでね
>>192 ここじゃ何を言っても無駄とおもわれますが。ふふ。
>>194 ここじゃ何を言っても無駄とおもわれますが。ふふ
今晩はマーティンを招いてメキシコディナーをもくろんでいたダニーだった。
アパートを引越しなおしたり、ピーターとの一夜があったり、ダニーに
とってもハードな日々だった。久しぶりに二人で濃密な夜を過ごしたかった。
マーティンは時間通りにやってきた。
「今日は残業しなかったんやな。」
「ああ、ボスも家庭の事情ですぐ帰ったし。はい、クラブソーダ。」
「いつも悪いな。俺が相手だと飲めなくて。」
「いや良いんだよ。僕もアルコール強いわけじゃないしさ。」
二人でブリトーをつまんだりワカモレチップスを食べあっているうち、
自然とベッドへ向かっていった。
「お前との相性がこんなにええやんか。お前と別れたら俺、どうしよ。」
「そんな心配する必要ないよ。僕はダニーを愛してるから。」
愛してるから・・・
親からもめったに聞いたことのない言葉だった。
ダニーは思わず目に涙をためた。
「ダニー、どうしたの?」
「ああ、目にゴミはいってんねん。」
「じゃぁ、僕が取ってあげるよ。」
そういって、ダニーの眼球を舐め取るマーティンだった。
こんなことしてくれる相手、他にいたか?
ダニーは至福のときを味わっていた。
ああ、別れられん。
しかしピーターとのあの一夜も忘れずにいたダニーだった。
FBIの支局にいる時と捜査している時だけがダニーが集中できる時間になった。
なんで俺の単純な人生がこんなことになったんやろ。
マーティンはともかく、ピーターの蜘蛛の糸に引っかかってしまった自分の
甘さが悔やまれるダニーだった。
マーティンは相変わらず能天気だ。
「ダニーいつものピタサンド買って来たよ」
「ああ、ありがとな。」
サマンサはヴィヴィアンにつぶやいた。
「あの二人、最近やたら仲がいいよね。」
「飲んだかなんかで、今までの壁がくずれたんじゃないの。」
二人の変化を理解しているのは、ボスだけだった。
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
【円滑なスレ運営のために】
●キャラハン・コテハン叩き、煽り、揶揄、釣り、頭のおかしな人は放置してください。
放置すべき対象を放置できない者も放置。
放置を徹底しないと、スレが廃れるだけです。
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
子犬化してるマーティンにワロタ。
ピーターってセブンの時のブラピみたいな感じ?
腐女子は死んでね
>>206 年齢とリンクしないけれど、リバー・ラン・スルー・イットの頃の
輝くような微笑のブラピのイメージ。天使の顔をした悪魔という設定で
書いてます。
ああ、そっちのほうがかわいいね。
セブンの時はやさぐれた刑事の設定だったから。
カリフォルニアの役柄だと怖すぎるけど、それはそれでいいかもね。
この後のダニーとピーターの絡みが楽しみ。あとボスも頼みます。
>>209 了解です。うまく書けるかわからないけれど、がんばってみますね。
ダニーの携帯が鳴った。「はい、テイラー。おぉ、じゃあ行くわ。」
「たれこみや。ちょっと行ってくる。」支局から急いで出かけるダニー。
「なんか張り切ってるね。」ヴィヴィアンはマーティンに言う。
「ああ。」マーティンは釈然としないものを感じていた。
先日のメキシコ料理の夜は、二人の間のわだかまりが氷解したものと
思っていたが、やはり、何かしっくり来なかった。
場所は代わって、ミッドタウン、バスターミナル近くのホテルの一室。
ピーターはすでに素肌にシーツをまとってダニーを待っていた。
後ろからの光に透かして見えるピーターは、まるでダビデ像か宗教画の
天使のようだ。
うわ〜、綺麗や。
ダニーはサングラスをはずして、まぶしそうにピーターに微笑みを送った。
「待ったよ。ダニー・ボーイ。」
「何いうか、お前の方が年下のくせして。」「ふふん。」
ピーターはアルコールはほどほどだが、コカインを常習していた。
「ダニーも、どう?」白い粉の入った袋をふる。「ん。」
ダニーは、無邪気な顔で誘うピーターの誘惑を断れず、いくつもの自分への
約束を破っていた。
大切な人を裏切らないこと
大切な人にウソをつかないこと
麻薬をやらないこと
あといくつ破ることになるのだろうか。
このブロンド・デビルといる限り、自分がどこまで堕ちるか。
「さぁ、ダニー、服を脱いで、こっちに来いよ。」
「ああ。」
コカインをやっているせいで、行為そのものは緩慢なものだったが、刺激は
数百倍だった。お互いの菊口にコカインを塗って舐めあったり、突然、
一物を突き立てたり、ルール無用の時間が過ぎた。
ぴぴっ、ぴぴっ!ダニーのアラームの音だ。
二人の約束の1時間が過ぎた。この1週間に1回の逢瀬が始まって1ヶ月が
過ぎていた。
「なぁ、来週はお前から俺に連絡くれよ。」
ピーターはどんどん傲慢になっていくように感じられた。
しかし、そんな申し出すら、断れないくらい、ダニーはピーターに惹かれていた。
「ああ水曜日のこの時間にな。」
お互いシャワーを浴びて、別れ、また仕事に戻る。
俺はどうなってんのや?あんなひよっこの手玉にとられとる。
ダニーは自分の心のありかを確かめたくなり、教会によることにした。
告解の狭くて暗い部屋に入る自信はない。まだそこまで自分に向き合えない。
ただ、イエス様の像の遠くにひざまずき、ひじを台に乗せて祈る姿勢をとった。
神様、私は罪深いことは判っています。どうしたら止められますか。
この習慣も2週間前から始めたことだった。
「貴方は先週も来ておられた。何か悩みでも?」
ダニーはどきりとした。神父様だった。
「いえ、神父様、何でもありません。」
「何かおありのようだ。もし聞いて欲しくなったら、連絡をください。」
今や神父も名刺を配る時代か。
神父の名前はジョン・スティーヴンソン。
聖ヨハネか。いつかは貴方のところに行きますよ。ジョン神父。
ダニーは急いで、支局に戻った。
うわー、ドラッグか・・・。
職場でポン中の男(幻聴レベルで壁に耳を当てまくる状態)見てるからショック。
治療してもフラッシュバックが残るからなぁ。
ダニーはどうなるんだろ。はまる前に抜け出してほしい。
ジョン神父もゲイっぽいね、これからの展開に絡んできそう。
ダニーは何度も堕ちた経験があるから、よほどの覚悟と意志がないと
堕ちるよね。マーティンも一緒に堕ちたら大変なことになりそう。
別物としか思えない設定は正直萎える罠。
失踪者追跡ユニットはFBIの中でも、地味な存在だ。
ボスの業績並びにヴぃヴぃアンの検挙率でユニットの存在感を示している。
全米での失踪者全てを追えずとも、その数十%でも救えれば、、そんな
絶望的な数字の元で営まれているユニットなのだった。
後押ししてくれているのが、誰でもない、マーティンの父親だった。
旧知の仲のジャックとは息子を託すということで取引をしているような
関係であった。
マーティンにとっては、そのような父の威光が邪魔そのものだった。
自分の実力が評価されているのか、底上げ評価が行われているのか
ボスに聞かなければ分からない。
マーティンは、ある晩、ボスに話し合いを申し出た。
自分の実力を知りたかったからだ。
ボスと二人、誰もいない支局で話し合いする。
それだけでも、マーティンにとっては勇気が必要な行為だった。
「ボス、お話が。」
「ああ、そうだな。」
ボスは快く部屋に招いてくれた。
「率直にいいます。僕はこのユニットに必要な人材でしょうか?」
「ああ、もちろんだとも。ダニーとの仲も親密になったことだし、
二人が切磋琢磨してくれるのを希望しているんだがな。」
切磋琢磨?他に深い意味はあるんだろうか。
「はい、ダニーは僕に足りない街の情報をユニットに提供する優秀な
捜査官だと思います。」
「それだけかね?」
「は。」
「マーティン、お父様のことがあるから黙っているが、君とテイラーの事は
もう分かっているんだよ。」
マーティンも覚悟していた。ダニーの告白によって、二人の関係がボスに
知られていることは判っていたからだ。
「それで、ボスはどうされるんでしょうか。」
ボスはゆっくりいった。
「二人とも甲乙つけがたい優秀な捜査官だ。二人を失いたくない。分かるか?」
「はい。」
「それが分かればいいんだ。今日は帰っていい。」
「ありがとうございました。」
マーティンは釈然としないものを感じていた。ボスはダニーの方に肉体的に
惹かれているのか?
一方のダニーは自分の古巣に戻り、くつろいでいた。
そこへ、ブザーが鳴った。
「ハイ。」「ダニー、僕だよ、開けてくれ。」
マーティンが連絡もせずやってくるのは珍しい。
「上がってきいな。」「おう。」
マーティンは、具合が悪そうだった。
「どうしたん?お前、ガスパチョ作ったから食うか?」
「ああ、ありがとう。ダニー。」
ダニーの料理の腕は天下一品だ。
マイアミ育ちのせいか、ケイジャン料理やニューオリンズ料理も
何の苦労もなく作ってしまう。
「マーティン、どうした、しんどそうやな。」
聞きながら、答えにドギマギするダニーだった。
「今日、ボスに呼ばれた。」
ダニーはボスと対峙したあの日を思い出し思わずたずねた。
「それで、何かあったんか?」
「いや、何も・・」
「何や、そんならええやんか。ガスパチョが温まらないうちに食うてや。」
228 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 00:12:56 ID:yZKKWpWU
マーティンは話せないでいた。
ボスとの対峙について。
ダニーといると自分では何でも出来るような気がする。
ぼんぼん特有の思考回路で、マーティンは考えていた。
腐女子は死んでね
ダニーってアボカド好きそうな気がする。
自爆たんきっついわー。みずから宣伝ageかよ。厚顔無恥〜
腐女子は死んでね
ボスの格別の取り計らいに感謝せざるを得ないマーティンだった。
FBIでも大した業績を上げていない自分が同性の同僚とつきあっていると
知ったら、父は絶対、ダニーと自分を切り離す。それは一番避けたい
事態だった。
しかし、その影にはダニーがボスに蹂躙されたであろうことは分かっている。
それに対して、嫉妬を感じ得ないマーティンだった。
二人でカリフォルニア州にでも移住して、婚姻を認めてもらおうか。
マーティンはひたすらダニーと自分の未来を考えていた。
一方のダニーは、ただ刹那的な生き方に身を置いていた。
>>231 宣伝アゲしていません。落ちないようにメンテしてるだけです。
どうして、こう一挙手一投足悪くとられるのか分かりません。
ただ、ダニー萌えを書いているだけなんですけど。
久しぶりに休みを取ったマーティンは、コニーアイランドで時間をつぶしていた。
考えることは、ダニーのことばかりだった。浮気疑惑、いろいろあるけれど
彼と面と向かうと、全ての質問がいえなくなってしまう。
そうだ、ダニーと食事しよう。
マーティンはダニーの携帯に電話をした。
一方、ダニーはピーターからの執拗な誘いに逢っていた。
マーティンの電話にワンコールで取った。
「今日はお前何してるん。」
「コニーアイランド散歩してる。」
「なんや、暇なやっちゃな、俺んちに8時に来いや。おごったるで。」
「ありがとう、ダニー。」
これが心を繋ぐ術なのだ。
マーティンは8時ちょうどにダニーの部屋へ向かった。
「おう上がってこいや。」ダニーがセキュリティーを解除してくれる。
部屋に入るとバジルのいい香りが漂っていた。
「今日は、お前にぎょうさん食わせたくて、沢山つくってもた。」
「ダニー、ありがとう。」
シーザーサラダに、ペンネアマトリチャーナ。いつものクラブソーダで
乾杯だ。
「で、どうしたん。お前、何かあったんか?」
「んーん。僕たちの仲をほのめかされた。」
「そうか。。。。まぁ、ボスは実力主義さかい、俺たちが一緒にいられる
可能性は高いと思うで。」
こういう楽観的なダニーの思考回路がうれしく、またうらやましい
マーティンだった。
腐女子は死んでね
マーティンがシャワーから出てくると、ダニーが携帯で話をしていた。
「だから、約束とちゃうやないか。もう切るで!」
マーティンがいるのに気がつき、思わず息を呑むダニー。
「ダニー、どうしたの?誰?」
「タレこみやの一人や。ギャラのことでもめてん。」
マーティンにはピンときていた。前、支局に電話してきた奴だ。
「ねぇ、今度、そのタレこみやに会わせてくれない?」
マーティンは何気なく聞いてみた。
ダニーは、首を振った。
「いくらお前でもそれはダメや。捜査官にとってタレこみやは資産の一つやで。
お前が上にコネがあるように、俺には俺のネットワークがある。わかってくれ、」
「わかったよ。じゃ、今日はセックスなしだからね。」
ふて腐れるマーティン。
ほんま子供や、これじゃ。
呆れて思わず笑うダニー。
「笑い事じゃないからね。ストライキだ。寝る!」
ダニーも感じていた。ピーターからの誘いが執拗になったことで、
マーティンは明らかに何かを感じ取っているということを。
そろそろピーターとは手を切るか。
そう思うものの、あの微笑、美しさの裏腹の邪悪さ、コカイン、これらから
逃げ出せることが出来るか、自信のないダニーだった。
ダニーはシャワーを浴び、軽く寝息を立てているマーティンの隣りに
横たわった。
このぼんぼんのお守りだけでも楽しい人生や。将来もある。
ダニーは、ベッドサイドライトを消した。
朝ダニーが目覚めるとマーティンはすでに帰った後だった。
『今日は家でピザを食べよう M.』
メモがベッドサイドに置いてあった。
あいつはジャンクフードのデリバリー専門やな。
一人暮らしもうまく出来ないぼんぼんに惚れてる俺か。
そこへ携帯が鳴った。「はい、テイラー。」ピーターだった。
「昨日はひどいじゃないか。一方的に切るなんて。」
「お前も相当しつこいな。俺たちの約束は週1回水曜日じゃなかったんか。」
「それじゃ、我慢できなくなってきたんだよ。ダニー。」
ため息まじりの声だった。
「お前、朝からコカインか!」「ああ、昨日電話切られてからやってる。」
「今、行くから、住所言え」
西35丁目の瀟洒なアパートがピーターの家だった。
ウェイスの名前を探す。8階だ。ブザーを鳴らす。「だーれー」
ハイになったピーターだ。「ダニーだ、空けろ。」ロックが解除された。
エレベーターに飛び乗る。803号室。ノックする。ドアは開いていた。
ドアを開けると、バスローブをひっかけたピーターが笑いながら立っていた。
「やっと会えた。ダニー・ボーイ。」
「お前、そのうちODで死ぬで。」「死ねれば本望さ。お前と一緒に。」
話にならない。ダニーはふらふらのピーターをぬるま湯のバスに入れた。
「お前、今日、仕事は?」「ひ・ば・ん。ん〜気持ちいい。」
「何がひ・ば・んや、こっちはあと30分で出勤や。さぁ、ベッドに
行こう。」
「ダニーとベッド・・・」まだピーターはハイのままだ。
初めてのことではあるまいし、このまま置いていこう。ダニーはピーターを
ベッドに寝かせて、アパートを後にした。
なんて一日の始まりや。エスプレッソでしゃきっとせにゃ。
今日は特に事件なく、デスクワークに追われた一日だった。
トイレに用を足しにいくと、マーティンがいた。
「今日、ピザでいいよね。」
ダニーは誰も入っていないか中腰になって確かめた。
「誰もいないよ。」「お前って大胆な奴っちゃな。」
「今日、それがちょっとやぼ用できてん、家に寄れんようなった。」
それしか言えないダニーだった。
西35丁目のアパートを再び訪ねた。ブザーを押すと、すぐにロックが開いた。
803号室に行くとドアの鍵は開いており、ドアを開くと大音量のロックが
響いていた。「ピーター、ダニーや。おるのか?」
間接照明で部屋は薄暗く、よく判らない。やおら、キッチンからピーターが
現れた。手にはナイフを持っている。「ピーター、お前・・・」
手元のコントローラーでオーディオを下げる。
「嫌いかい?このバンド、Funeral For a Friend (友人の葬式)って
いうんだよ。俺はこのアイロニカルなバンド名が好きでさ。」
「ナイフ持ってる奴から聞きたい話やないな。」
「あぁ、ごめん。今ライム切ってた。」
そこへ、居間の方から屈強な男が二人現れた。
「ダニー、紹介するよ、レックスとマイク。友達だ。」
ダニーは反射的に身構えた。「ダニー、リラーックス」
後ろからクラブソーダにライムを添えたグラスを持って、ピーターが来る。
「今日は四人で楽しく出来ればなと思ってさ。」
レックスは、マーティンに面差しが似た童顔のダークブロンド、マイクは
ダニーと同じヒスパニック系だった。
ダニーはグラスに一口つけた。クラっとくる味だ。
「お前何いれた?」「ロヒプノール少々。ちょっとだるくなるだろ。」
すかさず、レックスがダニーを抱きかかえ、ジャケットを脱がせた。
「ベッドに行こうぜ。」意識が薄くなるダニーと3人は、ピーターの大きな
ベッドルームへと移動した。
ダニーが目を覚ますとすでに全裸にされていた。アイスキューブを
レックスがダニーの胸にたらして、溶けた水を舐め取っていた。
隣りでは、ピーターをマイクがすでに貫いていた。
「やぁ、ダニー。起きるのを待ってたよ。ほら君のここはもうこんなに
起きている。」ダニーのものは屹立していた。
レックスはすかさず69の体制をとり、ダニーを口に含んだ。
ダニーはふわふわした気分のまま、レックスのものを口に含んだ。
あぁ俺、またコカインやっとるわ。
ダニーとレックスがお互いの口の中でイった後、マイクがダニーのそばに
来た。「やぁ、アミーゴ。よろしくな。」マイクは訛りのない言葉を
話す。ホワイトカラーの証拠だ。マイクとダニーが身体を寄せ合い
お互いの肉棒を摩擦していると、ピーターの楽しそうな笑い声が聞こえた。
「完璧だ〜。ダニー。」
ダニーとマイクの自然のムスクのような体臭と、ピーターの焚くアロマオイル
の香りが部屋を包む。ピーターとレックスは誘われるように、ダニーと
マイクの後ろから抱きしめ、レックスはマイクの、ピーターはダニーのアナル
に照準を定めた。「さぁ、みんなで逝こう!!」ピーターの声を合図に、
四人は猛烈に動きだした。そして静寂が訪れた。
何時間たったのだろうか。目が覚めると、マイクとレックスは帰り仕度を
していた。二人とも高級そうなスーツだ。
「やぁ、ダニー、楽しかったよ。また会いたいな。」
二人は帰っていった。
「ピーター、今日のは・・・」
「ふふん、入信の儀式みたいな奴かな。俺がやってる集まりのメンバーだ。
マイクもレックスも名前を聞けば誰でも知ってる企業の役員でね。
偽装結婚までしてるような連中だよ、でも魅力的だったろう?
NYにはああいう連中がいくらでもいる。」
「俺はオージーには興味ないんや。」
「そうだよな、お前はあのマーティン様のおそばを守る騎士だからな!!」
急に声を荒げてピーターは言った。「どうして俺のものにならない!!!」
「その話は何度もしてるやないか。お前のつかんでるスキャンダルは
お前を殺すぞと。」
「それじゃぁ、これはどうかな。」
ピーターはベッドサイドのテーブルからA4大の封筒を持ってきた。
中を覗くと、そこにはアルファベッドシティーのクラブの檻プレーで
辱められるダニーの姿が映った写真が何枚も入っていた。
相手のピーターの顔は見えないアングルで撮られている。
「こ、これは・・・」
「これを支局全員にメールしてもいいんだよ。」
「卑怯な・・。俺をどうしたい。」
「もっと会って欲しい。集まりにも一緒に来て欲しい。カップルとして
祝福されたいんだ。」
ダニーは屈服せざるを得なかった。今度はマーティンやその父親の後ろだての
ない、自分ひとりのピーターとの駆け引きだ。マーティンを巻き込むわけには
いかない。その集まりとやらに出てやろうと覚悟を決めた。
一方、薄らいでいくSex Slaveの手の甲のマークをマーティンは隠していた。
しかし、あの場所で起こった事件を忘れるはずがなかった。ダニーにも
言えない秘密がそこにはあった。自分が快感を得ていたことだ。
家に戻ると留守電が3件入っていた。全部マーティンからだ。
「明日こそ、ピザだよ。」「明日は、家でディナーだよ。」
「ダニー、話したい。」3件目の切迫さに、ダニーはマーティンに電話した。
「ん、フィッツジェラルド。」「マーティン、ダニーや。」
「あ、ダニー。今何時。」「夜中の2時や。すまん。遅くに。」
「ううん、電話うれしいよ。タレ込みやはどうなった?」
「情報料を200ドル上乗せしたら、OKやったわ。遅うなって、ほんまに
ごめんな。」「いいよ、ダニーからの電話だもん。いつでも出るさ。」
「明日はピザ食おうな。ペパロニとバジルやで忘れないでな。」
「ああ、分かっているよ。君の好みは全部インプットしてるから。」
このITおたくのぼんぼんめ。俺のDBでも作るつもりか。
今日の4Pのことは忘れて、早く眠りにつきたいダニーだった。
腐女子は死んでね
今日も仕事はデスクワーク中心だった。ダニーもマーティンもPCに
向かって、それぞれの分野で捜査を続けていた。ボスが部屋から出てきて
言った。「もう、今日は帰っていいぞ。」
マーティンは心が踊った。こんなに早く終わっていいのかな。じゃ、
レストラン予約しようかな。
マーティンはこっそり廊下からダニーの携帯に電話した。
「今日、ヴォングに行かないか?」「何や、記念日かいな?」
ヴォングはアカデミー賞のパーティも牛耳る著名シェフのレストランだった。
二人は、時間をずらして支局を出、ミッドタウンのヴォングに足を運んだ。
マーティンはバーエリアでマティーニを飲んでいた。
腐女子は死んでね
「今日はオリエンタルやな〜。ピザから随分違ったやんか。」
「ん。実は、君に尋ねたいことがあるんだ。」
マーティンはワインを頼んだ。ロバート・モンダヴィの「オーパス・ワン」だ。
「今日は君にも飲んでもらう。後は全部僕が処理する。それより知りたいんだ。」
「なんやねん。お前今日マジはいってるで。おどかさんとくれ。」
ソムリエがオーパス・ワンの1996年ものをあけた。これだけで
400ドルはするだろうか。
テイスティングするマーティンのただならぬ雰囲気にダニーは飲まれていた。
腐女子は死んでね
マーティンに薦められるまま、シャルドネを口にしたダニーだった。
「マーティン、俺、止められるかわからへんで。」
「ああ、承知の上だ。今日は話があるから、アルコール入れて本音を
語り会おうと思ったんだよ。」
「話ってなんや。」久しぶりのアルコールですでに頭がぐるぐるしている。
「ピーターってNYPDの奴と、君は付き合ってるのか?」
ダニーも本音を言わざるを得なかった。
「俺、ブラックメールされてんねん。俺が薬でラリってるときにもてあそばれた
写真を奴は持ってて、それを支局に届けるっていうてんねん。」
「なんて、卑怯な。でも、君はピーターに惹かれているのか。」
この質問は心が引き裂かれた。確かにマーティンにもピーターにも惹かれている。
「ブラックメールしてくるような奴に俺が惹かれるわけない。わかるやろ。」
マーティンは面々の笑みをこぼした。こいつの笑みは人を無防備にする。
「それで安心したよ。で、どうしよう。このピーターの扱いは。」
「俺の知ってる手荒い連中を使う手もあるが、あいつもこの街に長い
警察官や。正直、困ってる。」
「それじゃ、僕の父の力を借りていいかな。」
「それって・・・」
「君が薬をもられて写真をとられたことにする。ピーターはどこかに
飛ばしてもらおう。」
「ああ、マーティン、ありがとう!本当にありがとう!!」
ダニーはレストランであるにもかかわらず、マーティンの手を取り甲に
キスをした。
ヴォングでの食事は最近のヒットだった。アル中が復活しない程度に
ダニーはワインを楽しんだ。それにあのピーターも消える。
この上ない幸せの上をダニーは歩んでいた。
マーティンにしても、ピーターとダニーとの関係の清算に全力を尽くす
つもりでいた。父親に頭を下げてでもやってもらうことだ。
翌朝、DCにいる父親に電話をしたマーティンだった。
そして事の次第を告げた。一番の親友が悪のシンジケートの罠にはまって
揺すられていると。そしてその親玉がNYPDにいると。
マーティンの父親の行動は迅速だった。ピーター・ウェイス刑事に、
ミネアポリス行きの辞令が出されたのがその日の夕方だった。
また、FBIの特別捜査官が家宅捜索をし、数あるビデオ、写真のネガなど
一部始終を証拠として持ち去ったのだ。
ピーターのアパートで、デリバリーのピザをほおばりながら、
ダニーは口を開いた。
「ピーター、何てお礼を言っていいか。」
「そんなの、僕にとっての君の存在のほんの数%だよ。」
「俺はそんな価値ある人間なのか?」
「良く分からない、こんなに恋に落ちたことがないから。」
マーティンは照れて笑い、ピザを温めにキッチンに向かった。
ダニーにとって、このところの中の一番の幸せの時だった。
274 :
273:2005/07/07(木) 00:50:41 ID:???
ピーターのアパート ×
マーティンのアパート○
ダニーのアル中依存症も自分でコントロール出来ているようになっていた。
マーティンもだから、アルコール度数の低いビールから、ワインを
薦めるようになっていた。ダニーも自然に受け入れている。
「ダニー、今日は愛して欲しい。」マーティンは久しぶりにねだった。
「ああ、マーティン。そうしよ。」
二人はシャワーを浴びに二人でシャワールームに向かったのだった。
シャワールームでの二人の行為は濃厚だった。
ダニーがしゃがみこみマーティンのモノを飲み込む。
それによって、力強く立ち上がったマーティンの一物はダニーの顔をいたぶる。
ダニーは壁に手をつけて腰を突き出した。そこへマーティンがいきり立った
モノをダニーの中に突っ込んだ。
「ああ、マーティン!」
ダニーは実感した。何人もの男性に蹂躙しようとも、相性が一番いいのは
マーティンなんだと。その上、マーティンとは心が通い合っている。
こんなに幸せな状況があるだろうか。
マーティンは自分の腰を突き出した。ダニーは意を決してマーティンの中に
自分を放った。「ああ、ダニー。」
これが俺が求めている関係なんだ。ダニーは心からそう思った。
腐女子は死んでね
ピーターは突然の辞令によりミネアポリスに異動となった。
サマンサの元彼のエリックから聞いてダニーは、ほっと胸をなでおろした。
これで俺のヤンチャを知る奴が減った。ダニーはあのピーターの集まりと
やらでであった二人を気にしているのだった。どこかで出会うかもしれないと。
しばらくはマーティンとの蜜月が続いた。どちらかの家で夕食を食い、
そのまま泊まるパターンだ。
「やっぱり、ダニーが僕の近所に越してくるのがいいよ。」
また前の議論の蒸し返しだ。
「お前はホントにわかってないな。人にはふさわしい生き様があるねん。
お前と俺とは違うよって、おれはアッパーには移られへん。」
「そうか。わかったよ。でも僕はダニーと何の違いも感じてないんだよ。」
マーティンは、精一杯、ダニーに伝えた。
何の違いもないといえる強さ、ダニーは悟っていた。
ぼんぼんは怖いものが何もない人生をおくっとる。
それにひきかえ、自分ははたけばいくつものほこりが出る身だ。
このままマーティンとつきあっていられるのか、不安でならなかった。
案の定、例の集まりのマイクからダニーに連絡が入った。
「ピーターがミネアポリスに異動して、メンバーは動揺している。
君が束ねてくれないか?」
とんでもない申し入れだった。しかし、これが元で青少年売買やその他の
犯罪が暴かれるのなら、ダニーは自分の将来のために役割を受け入れた。
そう、元締めだ。
腐女子は死んでね
「ああ。マイク分かったけど、君のIDが欲しい。」
「分かったよ。」
マイクの保障番号が手に入り、ダニーは動きは始めた。
青少年を性のとりこにしているねぐらなら即検挙や。
マーティンは、ピーターと行ったSTUDに焦点をあて、
検挙のチャンスを狙っていた。
腐女子は死んでね
作者タソ乙です。
素晴らしいストーリーテラーですよ、本当に。
毎日読み応えがあってワクワクします。
NYの描写や地図がサラリと頭の中をよぎるほど臨場感がありますね。ゲイが集うピザ屋を思い出しました。
これからも期待してます。
腐女子は死んでね
元アル中でAAの常連のダニーにお酒を薦めるような無責任な真似はマーティンなら
せえへんやろなあ。ダニーも絶対に飲まへんよ。
ただ、達筆なのは認める。センスもええよ〜。
自画自賛乙
マイクが次の集会の段取りをつけてくれた。
ビッグシックスに入る会計事務所のシニアパートナーが、
あんな火遊びしとる。分からないもんや。
出席者リストを見せてもらう。大企業の役員や自営業などが中心で
厳選されているようにみえた。ピーターなりに人選していたのだろう。
ダニーが仕事以外でわさわさ忙しくしている件について、
マーティンは口をはさまずにはいられなかった。
「一体、何やろうとしてるの?」
ダニーは話をした。
「例のシンジケートを一網打尽にしようと思ってるんのや。」
「でもそれって、うちのチームの仕事じゃないよ。危険だよ。」
「確かにな。でももうおとり捜査っちゅうか、中に潜入してんねん。
もう引くに引けなくなってるんや。」
「バックアップはどうするの?」
「ボスに話するわ。」
「何だか嫌な予感がするよ。やめてくれないか、ダニー。」
「お前の頼みだからって、これは聞けない。」
ボスに話すには、まずピーターと出会った経緯から始めなければいけなかった。
「ザンジバル」事件に始まり、自分の不注意からブラックメールを受け、
マーティンの父親の力を借りて、ピーターを一掃したことまで一気に話した。
「じゃあ副長官もご存知ということだな。」「非公式にはそうっす。」
「麻薬捜査チームと性犯罪捜査チームの両方の援護を仰ぐか・・・」
スクワッドが形成された。集会の日に現場に踏み込み、一斉検挙の予定だ。
うまく行き過ぎて怖いくらいやな。
ダニーは入局以来の大事件の中心にいることで、武者震いが止まらなかった。
これで名を上げて少しでも支局の中で上に上りたい!
集会の日、家を出たとたん、ダニーは両側から男たちにがっちり腕を
掴まれた。「何をする!」口にガーゼを押さえつけられ、車に押し入れ
られた。クロロフォルムの匂いがした。ダニーは気を失った。
「ボス、ダニーと連絡が取れません!」
マーティンはパニクっていた。「マーティン、サムとダニーの家へ行け!」
「ヴィヴィアン、ダニーの携帯に電話し続けろ。」
マーティンの予感は的中した。ダニーは拉致されたのだ。
マーティンは必死で車を運転した。
248アダムズストリート・・・
「マーティン、ダニーの家知ってるの?」
「サマンサが聞いた。」「ああ、何度か行ったことがある。」虚飾。
「ここだ。」
聞き込みの結果、ダニーの拉致が決定的となった。黒のリンカーンに
乗せられて、マンハッタン方向へと向かったことが分かった。
作戦の当事者がいなくなったことで、犯罪シンジケート撲滅作戦から、
「ダニー・テイラー失踪事件」に代わった。スクワッドも解散した。
あとはチームがダニーを救えるかどうかにかかってきた。
ダニーの部屋はコンクリート打ちっぱなしのステューディオタイプで、
ベッド、ソファー、テーブルが転々と置かれている簡素なインテリアだった。
ピアノだけが異彩を放っている。マーティンは、ピアノを弾いているダニーの
姿を思い出して、思わず泣きそうになった。
「マーティン、見て。これ、集会リストじゃない?」
A4で計3ページ。150名にはなろうか。
「やぁだ、すごい企業名ばっか。変態さん全員集合って感じ。」
サマンサはいつもと変わらない冷静さで、現場証拠から推理を開始していた。
「ねぇ、この集会の場所って本物かなぁ。」
マーティンは、名前を見てぎょっとした。STUD。間違いない。あの場所だ。
「あぁ、悪いうわさ聞いてる場所だ。今晩か。」
マーティンは、絶対、今晩ダニーを奪取することを心に誓った。
その頃、ダニーは全裸で、手足を皮のベルトで縛られ、
ベッドの支柱にくくりつけられていた。
「ダニー、この時を待っていたよ。」その声は他でもない、ピーターだった。
「よくもミネアポリスに飛ばしてくれたな。それもまた巡査からのやり直し
だぜ。毎日、この俺が交通違反のキップきりだよ。」天使の顔が冷笑する。
本当にぞっとする笑顔だ。
「今日はまずSEX SLAVEの儀式から行こう。」
ダニーの左手の甲に焼きごてがあてがわれた。皮膚の焼ける匂いがする。
「ちなみに、これはお前の大事な大事なマーティンとお揃いの印だ。」
「次には、無礼を働いた奴隷への責めを始めることにする。まずはムチで
可愛がってやろう。」
STUDの客層とプロファイルが一致するのはチームでマーティンとボスだ。
二人がおとり捜査で中に侵入する。そして、GOが出たらヴィヴィアンと
サマンサがバックアップ。これが今日の戦略だった。手薄なのは否めない。
しかし、チームの仲間を出来るだけ秘密裏に救いたい。これが、皆の一致した
考えだった。
ボスとマーティンが、リストに載っている名前を名乗って中に入った。
STUDの中はまるで洞窟だ。右側にバー、左側が客席、奥はおそらくVIPルーム
だろう。二人は案内されるがままに奥に入っていった。まずVIPルームで
ドリンク。マーティンは自ら経験したVIPルームの奥にいるであろうダニー
のことが気が気でなかった。「早まるなよ、マーティン。お前がダニーを
どれだけ心配してるかは分かっている。」
ダニーは身体の両側にまんべんなくムチの打ち跡をつけられ、気を失って
いた。そこへ冷水がかぶせられる。傷に染みてすぐ覚醒した。
「次はクリームをぬらせてもらうよ。お楽しみはこれからだ。」
ダニーのアヌスにはクリームがたっぷり塗られた。ダニーは次の責め苦の
想像がつき、慄然とした。ピーターが巨大なディルドを装着し、ダニーの
横に身を寄せた。
「さぁ、ダニー、行くよ。前よりもきついから気を失うなよ。」
一気にピーターが挿入した。
「ああぁぁぁ!!!」ダニーの悲鳴が部屋全体を貫いた。
「お客様、そろそろショーは佳境です。どうぞ奥へ」
例の頭からレザーマスクをかぶったウェイターがボスとマーティンを奥に
案内した。そこでは、百名以上のゲストが、ピーターとダニーとの
酒池肉林の様をかたずを飲んで見守っていた。
「ダニー・・・」「シー!」動揺するマーティンを制してボスはベッドの
なるべく近くのシートに陣取った。こうなったらピーターを逮捕するしかない。
出口にはヴィヴィアンとサムが張っている。ゲストはリストからも分かるだろう。
一瞬の出来事だった。ピーターが次の一撃を加えようと身体を持ち上げた
瞬間、ボスが言い放った。「FBIだ。誰も動くな。出口は封鎖されている。」
マーティンがピーターに襲いかかった。後ろから羽交い絞めにし、手錠を
はめた。サロンは騒然となった。出口からは、サマンサ、入り口からは
ヴィヴィアンがそれぞれをふさぐ形で銃口を構えていた。
「NYPD、至急援護お願いします。場所は・・・」ヴィヴィアンが冷静に
場所を緊急電話で伝えていた。さぁ、ダニーの救出だ。NYPDが来る前に
確保しなければ。
マーティンが陰惨な状態になっているダニーをシーツで覆った。
ボスが裏口に用意している専用車でダニーを病院に運んだ。
身体中から血を流している。特に臀部からの出血がひどい。
「ダニー、しっかりしろよ。」「ボ、ボス・・・。」
「もうしゃべらなくていい。」
事件は終わった。ピーターが結成していた集会のメンバーは全員逮捕された。
青少年に対する性的虐待と麻薬所持がほとんどだった。
ダニーはまだ病院に入院していた。
マーティンがやってきた。
「病院食飽きただろう。ほら君の好きなピタサンド」
「おお、サンキュー。これ以上痩せとうないわ。」ダニーは笑った。
「あれ以来、初めて笑ったね。」
「ああ、いつまでもふさいでいられへんからな。俺はこれでも、
ダウンタウンテイラーやぞ。荒っぽいことには慣れっこや。」
空元気なことは分かっている。看護師からダニーが毎晩悪夢でうなされている
事を聞いていた。
「早く、復帰してくれよ。忙しくってデートも出来ないよ。」
「コラ!お前、俺がいない間に悪さするんじゃないで。」
>>290 知り合いでAAから立ち直って、今お酒をたしなんでいる人がいるので
それで書いたんだけれど、やっぱりまずかったですかね。
今度からは、またクラブソーダに戻しましょうか。
>>313 このウクレレ写真結構笑いを誘いますよね。
ラテンミュージックアウォードのギブソン写真も笑いましたが。
リクエストにお答えして、ダニーをシラフに戻します。
ウクレレシーンは結構微妙ですねw
それにしても、最近のダニーの寝癖はすごいですね。
本当に捜査官で、夜も徹して仕事してるって感じで、リアリティー十分。
ウクレレってちょっとバカバカしいというか軽い感じなんで笑ってしまいます。
ダニーにウクレレは意外な組み合わせですね。
寝癖は捜査に昼も夜もないって表現かもしれませんが、
自分としてはマーティンのことが頭をよぎります。(ここのストーリーにどっぷりつかってるんで)
確かにウクレレというとジェイク・シマブクロか高木ブーなんですがw
寝癖、マーティンはちゃんとしてるのに、という対比になってますね。
読んでいただいてありがとうございます。
>>317 すごくおもしろくて読み応えも十分。
次回作も期待してます。
>>318 こんな拙文でも読んでいただいて恐縮です。
段々プレッシャーも感じていますが、ダニーとマーティンを動かす喜びが
それに打ち勝っているという感じかな。
精一杯がんばりますので、これからも感想などよろしくお願いします。
ダニーは事件から2週間後、職場復帰した。ヴィヴィアンもサマンサも
大体察しはついているが、事件については何も触れなかった。
「おかえり」サマンサがFBIの青マグでコーヒーをくれた。
「おぉ、俺がいなくてさみしゅうなかったか。」
おどけるダニーが痛ましいボスとマーティンだった。
身体から25%の血液を失う重症を負ったダニーの笑顔が心に染みた。
マーティンはボスの個室に呼ばれた。
「お前たちの関係はもう知っている。出来るだけダニーをサポートして
やって欲しい。」
「はい、ボス。分かりました。」
ダニーには一日も早く通常勤務に戻って欲しい。
マーティンはダニーに家での休息をオファーした。
珍しくダニーはそれを受け入れた。それだけ、ショックが大きい証拠だ。
マーティンは、また涙が出そうになった。
マーティンのアパートで二人はくつろいでいた。
今日はマーティンお勧めのレストランからのデリバリーだった。
サーモンのコリアンダー添え、アボカドとツナのケーキ。
メインはソフトシェルクラブのカレーソースだった。
「うまい、マーティン、すごいいいコンビネーションや。」
「ありがとう。ダニー。僕は君の笑顔だけでおなかが一杯だよ。」
「お礼に何かせにゃ〜。」
「何言ってるんだよ、まだリハビリ中だろう。今日は一緒に寝るだけでいいよ」
マーティンの優しさが心に染みるダニーだった。
二人、身体を寄せ合って同じベッドで眠る。
これが二人に必要なことだった。セックスなんぞ二の次だ。
それに、思いがけずピーターがつけたSSのマークが二人の絆を
さらに深いものにしていた。
「僕、君のイニシャルをタトゥーしようと思ってたんだ。」
マーティンが突然言った。
「なんや、藪から棒に。」
「だって、今までの人生の中でこんなに愛した人はいないから。」
ダニーは声をたてて笑った。
「親父さんが許すはずないやろ。お前はちゃんとした家柄のお嬢様と
結婚するのがこれからの人生や。覚悟しろや。」
「だめだよ!ダニー。僕は君から離れられない。」
またぼんぼんの夢物語だ。
「僕はロマンスとかそういう事にシニカルにいた。でも君と会って
そういう事が人生に起きることを悟ったんだ。」
「何とでもいいな。俺、寝るで。」
そういうとすぐにダニーは寝息を立て始めた。
こんなに愛しているのに何故ダニーは分かってくれない!
326 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 01:08:51 ID:yvndgh5o
保守ageします。
ダニーの人生は愛に裏切られた歴史そのものだった。
不仲の両親、やっかいもの扱いされた里親との生活。
一番心が休まったのは、更正施設に入れられているときだった。
少なくとも自分を見失わずにいられたから。
一方のマーティンはFBI高官の家で、大切に育てられ、将来を嘱望されている
ポジションだ。ダニーは自分の存在がマーティンの将来に影響を与えてる
だろう今の状況が悔しくてならなかった。
いつかは別れにゃあ俺はマーティンの未来をめちゃくちゃにする。
ダニーはマーティンの寝息を聞きながら、考えていた。
ダニーは、マーティンが寝ている間に家に戻った。
一度は捜査を受けた家だ。恥ずかしさが残っている。
サマンサも来たんやっけな。
ダニーはサマンサに対しては同僚以上の何の感情もない。
ただマーティンがサマンサを気にしているのは分かっている。
ええかもしれんな。捜査官同士、分かりやすい。
ダニーは自分の感情を殺してでもマーティンに幸せになって欲しかった。
それこそ、自分が得られないであろう幸せを。
支局へ出勤するダニーの足取りは重かった。いつものスタバで、
ダブルエスプレッソを頼む。
「ダニ!」マーティンだった。
「おう、おはよう。」「おはよう。」ダニーの耳に口をつけ
「今すぐキッスしたいくらいだ。」
「ははは、お前、今日は朝から調子いいなぁ。」
「当たり前だよ。」
こんな会話の端々に二人のしかけたフックがあった。
マーティンは今日も二人で過ごすことを望んでいる。
今回の事件は上院委員もからんだ、面倒くさいものだった。
ダニーは早く家に帰って寝たかった。
携帯が鳴る。「はい、テイラー。おう、おおいいで、分かった。じゃ。」
あのSTUD事件以来、マーティンはダニーのストーカーと化していた。
ダニーは家に戻り、チャイニーズの出前を用意した。
333 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 02:08:52 ID:yvndgh5o
マーティンは8時ちょうどに現れた。
ダニーは、シュウマイとショウロンポウと回鍋肉、くらげのサラダで
マーティンを歓待した。
「うあお、すごいご馳走だ。」
「お前があの日に俺にしてくれたことの御礼になってないよ。」
あの日、二人はあまり話さないでいた。どうしてもピーターのことを
思い出すからだ。
「お互い、危険を冒して、よく生きていたな。」
ダニーが言えるのはそれくらいだった。
「ああ、僕たち、同じような事をしのいできたんだよね。」
「ああ、マーティン。」
335 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 02:17:04 ID:yvndgh5o
チャイニーズのデリバリーは満足いくものだった。
チャイナタウン随一のレストランからのデリバリーだ。
これで不満が出たら、NYでチャイニーズが食べられない。
「じゃ、シャワー浴びようか。」ダニーは言った。
「大丈夫?」マーティンは慎重だ。
「ああ。」「じゃあ。」
二人の行為はお互いを労わるようなものだった。
挿入や荒々しい行為なく、二人でシャワーを楽しんで
ベッドに入った。
「マーティン、あれだけ悪にそまってた俺のことまだ思うとるんか?」
「当たり前だろう。僕の頭の中には君しかいないよ、」
「ありがとうな。」ダニーは力の限りマーティンを抱きしめた。
是非是非コテハンに!>書き手様
腐女子は死んでね
コテハンにすると叩かれるのがこわいので
すみません。名無しのままいかせてくださいませ。
腐女子は死んでね
マーティンは、失踪チームに配属されて以降の出来事を思い出していた。
企業犯罪のほとんどはPCを使ったデスクワークだったし、拳銃を抜いて
「FBIだ!」なんてお決まりの言葉を使ったこともなかった。
それが、ここに配属されてからというもの、自ら命を失いかけるような事件に
巻き込まれ、今やそれが日常化している。それがダニーと付き合い始めたから
とは思いたくなかった。が、日常が大きく変化したことに、そしてまた、
それに対処している自分の変化に驚いているマーティンだった。
ダニーにとって、これまでの荒波の人生の中で、初めて手に入れた平安だった。
俺にも大切と思える他人が出来たなんて、皮肉なこっちゃ。
愛に飢え、愛を拒絶して生きてきたダニー。恋愛は長続きせず、ワンナイト
スタンドにはまっている時期すらあった。今は、失踪チームの4人が家族で
あり、とりわけマーティンは、家族以外で初めて想える人間だった。
ダニーの折檻事件からすぐ後は、ダニーもデスクワークに回された。
身体中につけられたムチの跡はみみず腫れ程度になり、ひどい傷の抜糸も
終わっていたが、ボスが大事をとって、ダニーに内勤を課したのだ。
はようようなって、外に出たいわ。
窓から見下ろすNYの街が彼を招いているようだった。
「何見てるの、ダニー?」
サマンサだった。
「いや〜、俺の住んでたマイアミの夜景と随分違うなぁ思うて。」
「そうだ、マイアミ出身だったんだよね。いいなぁ、行ってみたい。」
「ええで〜、サマンサ好きそうなハンキーガイばっかりや。」
「ふふん、ダニーと違ってね!」「いうたな!」
ダニーはサマンサの頭をこずいた。妹みたいな奴やな。
「君の好きなタイプはやっぱりNYPDのエリックみたいな奴か?」
「まぁ、そうかな。でもうまくいかなかったし。」
「うちにいる、ボンボンなんかはどうなんや。」
「マーティン!!冗談言わないでよ。弟みたいな感じだもん。」
そんなもんかな〜。ええ感じやのに。
ダニーは男女の恋愛の機微は良く分からない。まぁ、ええか。
「もう帰る?」サマンサが聞いた。「あとちょっとだけ書類整理するわ。」
マーティンと約束があるのだった。「じゃぁ、お先に。」
「お休み、お嬢さん、いい夢を!」
マーティンの熱意に圧されて、合鍵を作らされていたダニーだった。
もうマーティンは家にいるはずだ。
こういうベタベタした付き合いは俺の性にあわんのやけど。
家に帰ると、全ての照明が消えていて、部屋中にキャンドルが灯されていた。
「うわぁ〜、なんや幻想的やな。」「ロマンチックって言ってよ。」
キッチンからマーティンは現れた。「今日のサパーな何や。」
「軽くワカモレディップとチキンサラダとピタパンにした。」
「サンキュウな。お前俺の栄養士みたいやな。」
「本当はダニーにはもう少し太って欲しいんだよね。いつか僕が君を
つぶしちゃいそうでさ。」そういってマーティンは頬を紅く染めた。
確かに二人は10キロ位体重の違いがあった。体格もマーティンの方が
一回り大きい。しかしそれが主従関係に直結しないのが、ゲイの付き合いだ。
腐女子は死んでね
ワカモレディップを指で掬いながら、ダニーは言った。
「今日、サマンサと話したで。」「え、何?」
「お前に気があるらしいとさ。」「よしてよ、僕は君だけなのにさ〜。」
ぷーっとふくれるマーティンが愛らしくて思わず頬にキスをする。
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
腐女子は死んでね
まだ夜は早い。今、進行中の事件もないので、ダニーとマーティンは
夜に繰り出すことにした。今日はミッドタウンの「コリンズバー」だ。
クライアンテールは、ミッドタウンのホワイトカラー中心で、上品な
バーということで定評がある。
二人はヘテロということで、どっちが多く女性に誘われるか20ドルを
賭けることにした。
まずダニーの前にトムコリンズが来た。「あちらのお客様からのおごりです。」
いかにも業界然した金髪の女性だった。「ダニー、どうする?」「断る。」
次にはマーティンにドライマティーニがやってきた。ラウンジの奥で
シャンパンを開けているブルーネットの女性からだった。「どうする?」
「断る。」結局2時間の間に二人は5杯のドリンクをオファーされ、全て
の誘いを断るという、実に失礼な作法で、バーを後にした。
「もう、あのバーには行けへんな。」「ああ。それにしても5対5か。」
「勝負つかなかったな。じゃぁ、家に戻るか?」
「うん、そうしよう。着替えを3着ダニーのクロゼットに入れたんだけど
怒る?」
ダニーの私生活に自然と侵食してくるマーティン。断れないダニーが
そこにいた。
【円滑なスレ運営のために】
●キャラハン・コテハン叩き、煽り、揶揄、釣り、頭のおかしな人は放置してください。
放置すべき対象を放置できない者も放置。
放置を徹底しないと、スレが廃れるだけです。
自分の殺風景なアパートがマーティンのおかげで、「生」を与えられている。
突然届けられた「幸福の木」やその他の観葉植物もそうだった。
「マーティン、シャワー浴びるよ。」「ああ、バスローブそのへんにあったやろ。」
「僕、持って来ちゃったよ。」
ダニーは半裸になって傷のチェックをした。まだまだやな。
ピーターの責め苦はダニーの悪夢の根源となっていた。
おそらく夜中うなされているだろうに、マーティンは一言も言わない。
彼の優しさは、限りがない。
シャワーから上がってきたマーティンは腰にバスタオルを巻いただけの姿で
ダニーを挑発しているかのようだった。それにしても、マーティンの上腕
胸筋、どこをとってもダニーが勝てそうな筋肉の部分がない。
「ほい、クラブソーダ。お前はビールの方がええか?」
「いや、ソーダで十分だよ。ダニーもシャワー入れよ。」
ダニーは傷を隠すようにシャワールームに向かった。
早く立ち直ってくれ、ダニー。お願いだ!
決して口に出していえない一言だ。ダニーのプライドのために。
案の定、バスローブをまとってシャワーからダニーは出てきた。
二人ともラベンダーの香りがしている。これもマーティンの趣味だ。
「さ、ベッドに行こう。」「ああ。」
ベッドにバスローブごと入ろうとするダニーを制して、マーティンは言った。
「僕には隠し立てをしないで。」「じゃあ、見せたるわ。」
治りかけとはいえ、あまりの傷口の多さをあらわに見て、マーティンは
息を飲んだ。「はい、ダウンタウンテイラーの身体でございます!」
おどけるダニーが愛おしかった。
「分かったから全部脱いで。僕が清めてあげる。」
首から腹、臀部、局部につけられたピーターの跡を一つ一つずつ消すように
マーティンはキスを繰り返した。「あああぁ、マーティン。」
キスは段々熱さを増して、愛撫に変わっていった。
「ダニー、もう大丈夫かな。」もちろんアヌスへの挿入のことだ。
「ああ、試してみてくれ。俺もお前がほしゅうなってきた。」
マーティンはそばにあったワセリンを十分にダニーにほどこし、
静かに挿入を始めた。「痛かったらいってくれ。」「ああ。」
痛い!でもこれはピーターとは違う。マーティンや。
ダニーは我慢した。マーティンも激しく動かず、じっとしていた。
「マーティン、ありがとな。」「僕こそごめん。」
二人とも射精だけが、愛を確かめることではないことを学んだ夜だった。
ダニーは目覚まし時計より早く目を覚ました。
マーティンは軽くいびきをかいて隣りで熟睡だ。
そうやベーグル買いに行こう。クリームチーズもあったしな。
ダニーはマーティンを起こさないように身体を起こし、買い物へ行った。
マーティンが起きた頃、ひき立てのコーヒーの香りが部屋をただよっていた。
「おはよう」「あん、おはよう。寝坊したかな。」
「いや、俺が早く起きたんや。今日はベーグルサンドにコーヒーやけど
ええか。」「いいも何も君の家だもん。シャワー浴びる。」
俺に弟がいたら、あんなやろか。
ダニーはしばらく会えずにいる兄のことを思いやった。
書いてる人さん
|つ旦~ 乙華麗です。
一週間分読みました。
これからの展開楽しみです。
生理中で下腹部が痛いけどダニーに子宮をつかれたい(*´д`*)ハァハァ
あっ、続きだ・・・(*´д`*)ハァハァ
ダニーをバイの設定にしたいのですが、
純愛マーティンが重くて、軌道修正が難しくなっています。
私もダニーに子宮を押し上げて欲しいっす。
兄とはほとんど人生を分かつ関係になっているダニーだった。
今のダニー・テイラーの人生を手に入れるきっかけがそうだったのだから。
しかし、彼とて肉親との愛情を全て切り離すことは出来ない。
それが自分の弱さだと思っているダニーだ。
クリームチーズを唇にくっつけてベーグルをほうばるマーティンに
思わず舌で、唇のチーズを舐め取ったダニー。人生が混乱し始めていた。
372 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:44:19 ID:ClCVtiF/
保守AGEします。
ダニーの体調がほぼ完治したところで、ダニー通常勤務にボスは戻した。
ボスの期待がかかっている。ダニーもミスをしたくない気持ちだった。
そこへボスが懇意にしているTVレポーターの失踪事件が始まった。
チーム全員がボスを守る任務だ。
374 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 02:47:07 ID:ClCVtiF/
彼女とはスクープを御取りに随分情報を分けてもらった仲だ。
ボスとしても、彼女の安否が最も気を遣う箇所だった。
優秀なTVレポーター。誰もがターゲットにしてもおかしくない。
腐女子は死んでね
昨日はあっちの板ではワケワカメの祭りだったんですね。
思わず笑ってしまいました。自分の偽者が少なくとも3人位
いたようなw
失踪捜索チームのミス、それは失踪者を無事で確保できないことだ。
今回のTVレポーターの件は、時既に遅しのエンディングとなってしまった。
懇意にしていたボスの喪失感は幾ばくか。想像するだにチームの士気が
下がる結果に終わってしまった。
ダニーもマーティンもボスに声がかけられずにいた。
二人で支局を出て、いつものダイナーに食事しに行った。
マーティンもダニーに触発されて、アボガドハンバーガーにメニューを代えた。
ダニーは今日はビーフパイとチップスだった。
「これからどうする。」「なんか盛り上がらないよね。」
「じゃあ、俺の家に来るか。」「いいかな。」
結局、ブルックリンのダニーの家に行くことになった。
ダニーのアパートはどんどんマーティンの趣味に侵食されつつあった。
観葉植物、アロマライト、山ほどのクラブソーダ。デリのつまみ。それも
ディーン&デルーカで買ったブランド物ばかりだ。
俺のライフスタイルが代わってしまってるわ〜。
ダニーは少しの息苦しさを感じていた。
今日はマーティンがダニーに積極的な態度に出た。
ダニーの洋服を静かに脱がせて、シャワールームに促した。
ダニーがシャボンで泡だらけになっていたところに、マーティンが入って
きた。マーティンの身体の存在感は圧倒的だった。
「マーティン、まだ静かにな。」「分かってるよ。」
マーティンの舌がダニーの肩から首筋にはった。そして熱い口ずけ。
二人はもう止まらなくなっていた。
STUD事件以来の初めてのセックスだ。マーティンはダニーをベッドに誘い
静かに身を横たえた。「いいか、ダニー。」「ああ、ええで。でも痛かったら
やめてな。」「ああ。」ダニーのアヌスに自分の屹立したものを押し付けた。
前回、結局、うまく行かなかったセックスの再開だ。マーティンの心は
有頂天になっていた。
あ、まずい。セックスの再開が2回めになってしまった。。。。
今の二人にとっては挿入も射精も二の次だった。お互いの寝息が隣りから
聞こえる。この安心感が、生死をともにさまよった二人の魂のよりそい
だった。「マーティン、痛い。」「ごめん、やめよう。」「ありがとな。」
「いいんだよ。」「それより二人でキスしながら寝よう。」
「ああ、そうしよう。」甘い時間が流れていった。
『今日は家でラザニアだよ。M.』いつものマーティンの書置きだ。
なぜか拘束力があるようで、従わざるを得ないダニーだった。
これって、結婚みたいやな〜。俺はまだ自由でいたいのに。
そんなダニーの気持ちも知らず、マーティンはお気に入りのトラットリアから
最高のラザニアとサラダを注文していた。
ここへきてぎくしゃくしている二人。しかし一方の1人は気がつかないのだ。
ダニーは複雑な気持ちをかかえてマーティンのアッパーウェストサイドの
アパートに向かった。ジョンが歓待してくれる。「いやっしゃいませ、
テイラー様」「おう、ジョン、元気しとったか?」挨拶もそこそこに
マーティンの部屋へ向かった。圧倒される玄関、その奥に広がる居住スペース
すべてがダニーが思い描いたこともない世界なのだ。
「ダニー、いらっしゃい。」マーティンはすでにTシャツとジャージに着替えて
くつろいでいる。自分もマーティンが買ってくれたTシャツをジャージに着替えて
ソファーに座った。
いつもの書いてる人とは別人なんですが、ちょっと書いてみました。
つまらなかったら申し訳ないっす。
このところマーティンは眠れずにいた。
ダニーへの気持ちを打ち明けたいが拒絶されたら・・・との思いが葛藤していた。
今日もダニーやサマンサに目の下のクマをからかわれたばかりだった。
このままでは頭がおかしくなりそうだ・・・。
いちかばちかやってみよう、マーティンは深夜にもかかわらず電話に手を伸ばした。
何度か呼び出し音がした後、眠そうな声で「はい・・・」とダニーが出た。
「ダニー?、マーティンだけど」
「マーティン?、こんな時間にどないしたんや?事件か?」
「いや事件じゃないけど、どうしても話したいことがあるんだ」
「ファーァ、明日やったらあかんの?」
「今じゃないとダメだ、これを逃すともう・・・」
「うぅーん、ほな今から用意するから一時間待っといてくれや」
「いや、今から僕がそっちに行くよ。」
「そうか、じゃあ待っとくわ」
ダニーは一体何の話なのか訝しげに思いながら眠ってしまった。
チャイムが鳴ってハッと目を覚ます。三十分が経過していた。
寝ぼけまなこのままドアを開けると、えらく真剣な表情のマーティンが立っていた。
「ダニー、こんな時間にすまない・・・」
「まあ上がり、何があったんかわからんけど急ぐんやろ?」
マーティンはダニーを見た。ぼさぼさの寝癖頭にかすれた声。
うすいパジャマを着たダニーは普段より魅力的に思えた。
それに朝立ちしてる!!マーティンは思いを伝えるには今しかないと腹をくくった。
「何か飲むか?コーヒーかオレンジジュースでも」
「じゃあジュースを」
キッチンでシャカシャカとジュースのボトルをシェイクするダニー。
マーティンはどう切り出そうか思いあぐねながらダニーを待った。
ジュースをもらったあともマーティンは黙ったままだった。
「マーティン、何か言えや。オレ寝てしまうで」
「じゃあ言いにくいことだから、寝転んだまま聞いてくれる?」
「それはありがたいな。もう座ったまま寝るとこやったで」
そう言うが早いかダニーはソファーに転がった。
そっと横に座るマーティン。ダニーは目を閉じている。
「こんなこと言いにくいんだけど・・・実は僕はダニーのことが・・・」
一瞬口を閉じたマーティンだったが思い切って言った。
「君が好きでたまらない。夢にまで出てくるぐらい好きなんだ」
とうとう言ってしまった。もう後戻りはできない。
ダニーは驚いて飛び起きた。
「マーティン・・・オレは男やぞ。オレもお前も男や・・・」
言い終わらないうちにマーティンのキスで口を塞がれた。
「マーティン、ちょっとやめい」
「ごめん、ダニー」
マーティンはダニーを押さえ込むと体中を愛撫しはじめた。
「マ、マーティン・・・オレの手を離せ」
マーティンは無言で愛撫を続けた。
首筋、胸、腹筋・・・とうとうへその辺りに差し掛かった。
そこまで来るとマーティンは一気に下着を下ろした。
ダニーの勃起したペニスが露になる。
「マーティン、この変態!!」
「僕にやられて勃ってる君だって変態さ」
吹っ切れたようにつぶやくマーティン。素早くネクタイでダニーの手を括った。
もがくダニーを見てマーティンはもうイキそうになっていた。
キッチンからオリーブオイルを取ってくると、ダニーのアナルにそっと垂らした。
「なるべく痛くないようにするから」
「やめろや、マーティン。オレはイヤなんや」
マーティンはオリーブオイルをまぶした人指し指をそっと差し入れた。
「あぁー、うっうぅ」
やさしく出し入れしながらこねくり回すマーティン。
「そんなにいいのかい?中指も入れてあげるよ」
「あ、あっー、あふぅ、んん」
マーティンが中の一定の場所を擦るとダニーのペニスがピクピクし始めた。
小刻みな律動でそこだけを攻撃するマーティン。
「マーティン、ああー、んん出そうだ」
マーティンは素早く指を抜いた。それと同時にダニーペニスの根本を押さえた。
いやらしい透明な液がだらだらと流れ、卑猥なつやで光っている。
「マーティン・・・」
「ダニーイキたい?」
「・・・・・」
「じゃあダメだ。イキたいなら僕のを咥えて」
ダニーは無言のままマーティンにむしゃぶりついた。
「ああーダニー、いいよ。すごく気持ちいい」
マーティンはダニーの口の中に射精した。ドクンドクンおびただしい量の白濁汁・・。
興奮しているせいか一向に軟らかくならないマーティン。
ダニーの体をそっとうつぶせにした。「ちょっと痛いかもしれないけど力を抜いて」
ダニーのアナルと自身のペニスにたっぷりオイルをぬり、そうっとあてがった。
マーティンはゆっくりと一気に挿入した。「うっ痛、痛い・・・」
入れたままじっと動かさず、背中を舐めながらペニスを擦る。
少しずつならすように出し入れをするとダニーの体が反応してきた。
震えるようなペニスに射精が近いことを感じたマーティンは動きを早めた。
「マーティン、もうあかん。出るで・・・」言うが早いかドクンと脈打ちダニーは
イった。
ダニーのペニスがピクピクとするたびアナルの方にも振動が伝わってきた。
「ダニー、僕もイク」ダニーの腰をぎゅっと引き寄せ打ち付けるように動かすと
中で一瞬大きく膨らむのがダニーにもわかった。
白濁した液体と共にアナルから吐き出されるペニス。
「ダニー、ごめんね」つぶやくように謝るマーティンにダニーは無言のままだった。
二人は黙ったまま横になっていた。ふいにダニーが口を開く。
「マーティン、起きてるか?」
「うん・・・起きてるよ」
「オレは今はショック状態で何も考えられへんのや。だから今夜起こったことは・・
・」
「僕はダニーが好きだ。今日は本当にゴメン、でも・・・」
また沈黙が続いた。窓の外が薄い群青色に変化してきた。
マーティンはそっとダニーの手を握った。
ダニーは何も言わなかったがそっと握り返した。
マーティンははにかんだような笑顔で目を閉じ眠りに落ちていった。
801は初めてなので、おかしいところがあるかもしれません。
スレ汚しスマソ
腐女子は死んでね
告白編読みました。
やっぱり初夜は特別な思い入れがありますよね。
ダニーややっぱり、やられキャラだったんだ。
「なんだか揃いのTシャツとジャージっつうのも恥ずかしいもんやね。」
「何かのスポーツチームみたいだね。」
二人はお互いを見て笑う。「さぁ、ラザニア食おうや。」「ああ。」
「なぁ、マーティン、俺たち、これでええと思うか?」ダニーは口火を切った。
「これでってどういうこと?」「だから、こうやってお互いの家に行き来して
飯食ったり、セックスしたり、泊まることや。」
「僕には全く異存ないけど、ダニーには問題あるの?」
あまりに当たり前にこの生活に順応しているマーティン。
ダニーはこれは言っても仕方がないなという気になってきた。
「いや、問題っちゅうわけやないけど、あまりに心地いいから
このままだと人間腐っちまわないかななんて心配してな。」
「へんなダニー。考え過ぎだよ。幸せは待っててくれないから
手に出来る時に、手に入れないと。」
「なんや、哲学的になってきたなぁ。もうやめよ。」
このぼんぼんには何を話しても無駄やな。
ダニーは諦め、ソーダを持ってTVの前に移動した。
マーティンも喜んでついてくる。
まるで、こいつは子犬や。しっぽが見えるようや。
二人で見ていなかった映画「アイ・ロボット」を見る。
ダニーは疲れていたのか途中で眠ってしまった。
マーティンはダニーを抱き上げ、ベッドへと向かった。
腐女子は死んでね
>>397 こういうのは初めて書いたのでうまく書けたかわかりませんが
感想をいただけて嬉しいです。
いつも書いてくれてる人さま、お邪魔して申し訳ありませんでした。
腐女子は死んでね
>>403 いつも書いている人です。(すみません、でしゃばって)
いつでも大歓迎なので、どんどんスピンオフしちゃいましょう。
当方は、カトリック司祭のジョンを生かすという荒業が使いにくく
(信者なので)、次なるサブキャラー模索中というところです。
ダニーとマーティンが倦怠期カプールになり、火遊びという感じかな。
ダニーは朝5時に目が覚めた。早く寝たせいか気分は爽快だ。
家に帰ってジョギングでもしよ
ダニーはマーティンのようにメモを残さない。それは約束みたいなものだ。
ブルックリン橋を渡る気持ちも晴れ晴れとしていた。昨日は気持ちの半分も
マーティンに話せずいたが、いつか折り合いが付くと思えたからだ。
支局に着くと、マーティンが先に来ていた。
「今日は遅いんだね。」さぐるようなマーティン。
「ああ、ちょっとジョギングしてたんでおそうなった。」
安心したような顔のマーティン。
お前、全部顔に出るで。捜査官としちゃまだまだやな。
さぁいつものチームの仕事が始まった。
腐女子は死んでね
>>405 当直の時は暇なのでちょっと書いてみました。ヘタなので恐縮なんですが。
いつかまた続きを書けたら載せたいと思います。(当直って結構退屈なんで)
マーティンが世話焼き女房のような感じでダニーはちょっとうんざりなんでしょうか?
ドアマンはヤバイですしねぇ。サブキャラもしくはボス登場を期待してます。
カトリック司祭はニュースなどで見る限りショタコンってイメージです。(信者の方なのにスマソ)
ダニーとマーティンが診てもらったドクターはどうでしょう?
腐女子は死んでね
>>409 ヘタではないですよ。読みごたえ十分でした。ハァハァでしたよ。
ドアマンはたいてい60歳過ぎなので、ムリありますね。
ダニーとマーティンが見てもらったERの医師を出しましょうか。
ああ、ジョニクルだと濃すぎるし、グリーン先生だと薄すぎる。
やっぱり影のあるルカ?????
今、本国のファンサイトの壁紙を見てきましたが、ほとんどが
マーティンとダニーのカップリング。この気持ちは万国共通?
腐女子は死んでね
ERのドクターだとまた妙な事態になりそうなので創作のほうがいいかもしれません。
超エロエロドクター希望です。検査みたいなエロさ。
いつも書いてる人に褒めていただけるなんてうれしすぎます♪ありがとう♪
>>414 僭越でございますよ。じゃ、ERドクターで行きましょうか。
なんかマニアックな人物なんでしょうね〜。
ちょっと練ってから書いてみますね。
>>414 さんも続き書いてくださいよ。読みたいですよ。肉弾戦だったからw
腐女子は死んでね
ERドクター楽しみです。
プラクティスのアラン・ショアみたいな感じだと変態っぽくて萌えーです。
ジェームズ・スペイダー事態エロいんですけどね。
続き、また次回当直時になんとか書きたいと思います。
ジェイムズ・スペイダー、変態的ですよね〜。
それでキャラ決定しましょうよ。
どっちが相性がいいか楽しみだし。
続き、期待してます。
ジェームズ・スペイダーで決定ですね。
よろしくお願いします。
普段は行わないことだが、ダニーは今回の緊急処置をほどこしてくれた
アラン・ショア医師にお礼を言いにいくことにした。
NYセントラル病院のERだ。
「アラン・ショア先生をお願いします。」
待たされて40分、ショア氏が現れた。
「ショア先生、FBIのテイラーです。」
「ああ、良く覚えていますよ。久しぶりに手がつりそうなほど縫合した。」
「あの時の事は一生忘れません。」「あなたはFBIでも身体を張った仕事
をしているとお見受けします。辛くないですか。」
正面切って質問されたことのないものだった。
「俺みたいなマイノリティーは、身体を張らなければ上に上がれません。」
「僕と同じだ。WASPはここではマイノリティー。成績を上げないと、上に
上がれません。」
「とにかくありがとうございました。ぜひいつかお礼させてください。」
「ああ、もちろん。」
そういって、名刺交換した二人だった。携帯番号も載っている。
マーティンが押し殺しながらセックスをしているのを知っているダニーだった。
前のような関係に戻れるのだろうか。
このショワ先生は役にたってくれるのだろうか。
翌日、すかさずショア医師から電話が入った。「貴方のPTSDが心配だ。
明日、私のオフィスにきてください。」
自分がPTSDに苛まれているとは思いたくないダニーだったが、ショア医師を
たずねることにした。
ちょっと遅くなったけど、
ダニーの中の人7月9日お誕生日おめでとう!!
今ごろ、酒池肉林のバースデイパーティーかな。エンリケ。
ウホッ、新しいキャラ登場。乙です。ノシ
腐女子は死んでね
ショア医師には偏った性癖があった。気が通った患者や関係者を関係を
持つことと、それがなされなかった場合、街で女性を買うことだった。
どうやら、ショアにとってこのFBI捜査官は気が通った相手になりそうだ
そんな予感を感じていた。
腐女子は死んでね
アラン・ショアはバイの設定か。
売春婦まで買うなんてすごい性癖。プラクティスでも買ってたっけ。
微妙なロンパリでバイで医者、変態風味満載だね。
腐女子は死んでね
882 名前:Socket774[sage] 投稿日:2005/07/11(月) 14:06:35 ID:Bn9G6oq9
大須に行って液晶のアームを見てきますた
どこも品揃えが悪くて、どうやら通販で買うことになりそう・・・
AMPでキモオタの女版を初めてみました(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
883 名前:Socket774[sage] 投稿日:2005/07/11(月) 14:24:40 ID:BCMaKNcQ
>>882 くわしく
885 名前:Socket774[sage] 投稿日:2005/07/11(月) 15:12:46 ID:Bn9G6oq9
>>883 アメ1から、じゃんぱらに行く為
AMPの前を通った時に目撃しますた!
ぼさぼさの長い黒髪の女の人の方で
なんかオーラを出しながら、必死になってガチャガチャをしてました。
髪の毛しばるなり、手入れすれば少しは綺麗になるのに・・・
886 名前:Socket774[sage] 投稿日:2005/07/11(月) 15:15:33 ID:KH4trp2K
>>885 >髪の毛しばるなり、手入れすれば少しは綺麗になるのに・・・
フラグを発生させるポイントだな。
887 名前:Socket774[sage] 投稿日:2005/07/11(月) 15:25:29 ID:EUEhX81V
それはもしかして腐女子と云う動物ではなかろうか
「DR.ショア、自宅でも治療してるんですね。」
ダニーはショアに言われるまま、自宅に来ていた。
「前はボストンでプライベート・プラクティス専門だったんですよ。
NYは競争が激しいので、とりあえずなれるために公共の病院のERを
買って出たんです。そこはいつでも人手不足ですからね。」
まぁ、くつろいでください。何か飲みます?」
「クラブソーダを。」
「DR.ショアはやめてください。アランと。」「それでは俺もダニーと。」
「これで自己紹介は終わったかな。」「まあね。」
「話に入っていいですか。」「どうぞ。」
「正直、ダニー、君の傷を見て目を疑ったよ。僕も相当経験ある医師だと
自負していたけれど、君の傷は想像を超えた。」
「ああ、捜査上、おとりもあるから、あれ位は・・と言いたいところだけど
あの時は死にかけたしな。お世話になりました。」
「僕が何を考えていたか分かりますか。」「ああ?全然。」
「正直、欲情してました。君のきれいな肌にあれだけの傷をつけた奴にも
嫉妬を覚えた。これは医師を超えた意見だな。すまない。」
アランの砂色の目に引き込まれそうになりながら、ダニーは必死で
欲情を抑えていた。 俺にはマーティンがいる。それだけや。
アランはダニーが座っているソファーの隣に腰を下ろした。
腕を肩近くに回す。だがまだ触れてはいない。
「事件の事は思い出しますか?」
「ああ、毎晩夢にでます。」
「不快ですか?」
「ええ、不快だと同時に自分が思ってる人には知られたくない快感を得て
いたのも確かです。」
「自分はマゾだと思いますか?」
ダニーにとっては考えてもみない質問だった。
「正直、わからない。」
「女性との付き合いは?」アランの質問は隙がない。
「ああ、このところご無沙汰だ。」「どれ位?」「2年。」
「その間、同性との付き合いはありましたか?」
「ああ、ありました。」「ステディーは?」
ダニーはためらいなく答えた「はい、います。」
「じゃあ、貴方から外的刺激を求める要素はないわけだ。」
「その通りです。」
アランのセッションは2時間に及んだ。
「先生のセッションの支払いはどうしたらいいでしょう。」
「いずれ僕の方から、請求書を出しますから、安心してください。」
「連邦捜査官の収入の範囲にしてくださいよ。」
「ああ、心得てますから。」
ダニーは今晩は安眠できるような気がした。
アラン・ショア登場GJ!!
ねちっこく執拗な責めを展開しそうでいい。
セクレタリーのジェームズ・スペイダーみたいなキャラなの?
クラッシュの変態ぶりも捨てがたいな。
セクレタリーの抑圧されたきゃらもクラッシュの変態振りも
甲乙つけがだいですね。
腐女子は死んでね
今日は続きないんだ、残念。
前回の続きを書いてみました。どこかおかしくてもさらっと流してください。
444 :
いつもとは別の人 394の続き :2005/07/13(水) 03:43:29 ID:ICsyQWWd
マーティンが眠った後もダニーは寝付けずにいた。
マーティンに犯されて感じるやなんてオレは・・・オレって一体?!!
ゲイじゃないのに、でもコイツのこと嫌いじゃないよな・・・。
堂々巡りのような問答をしているうちに寝てしまった。
何気に目を覚ますと目覚まし時計が転がっているのが見えた。
「えらいこっちゃ、寝過ごしてしもたー」
「マーティン、マーティン、おい起きろや」
あかん、コイツ全然目開けへん。そういえばずっと寝てないみたいやったし。
ダニーはマーティンを寝かせておくことに決め、急いで身支度をすると
置き手紙を残し出て行った。
「ダニー、おはよう。ぎりぎりセーフね、マーティンはアウトかな」
「おはよう、サマンサ。ああ、あいつやったら頭痛で休むって連絡あったで」
「体調悪そうだったもんね。」
やれやれ、気づかれずに済んだ。それにしてもまだケツが痛いわ。
朝バタバタしとったから痛みに気づかんかったんやな。
あいつと今度まともに顔合わせられるやろか・・・。
マーティンは昼過ぎに目を覚ました。すっきりした目覚めが心地よかった。
こんなによく眠れたのは久しぶりだ。んっ?なぜ全裸なんだ?ここは?
いつもと風景が全然違うので一瞬自分がどこにいるのかわからなかった。
そういえばダニーと僕は・・・僕はとうとうヤッてしまったんだー。
ああ、どうしよう。ダニーはどこに?あれ仕事!??
パニックでこけそうになりながらリビングに行くとテーブルの上に手紙があった。
[ボスには休むと伝えておく。腹が減ったら、冷蔵庫のもん勝手に食べてええで。]
ダニーの手紙を読みなんだかホッとした。でもあんなことして殴られるかもしれないな。
ダニーの部屋かぁー、今好きな人の部屋にいるんだよな。マーティンはワクワクしていた。
ウクレレが窓辺に置いてある。昨日無理やり脱がせたパジャマとトランクスが放置されている。
ダニーの生活を肌で感じていた。まだ夢の中にいるみたいだ。
冷蔵庫の中にアボカドとシュリンプのサラダが入っていた。これ、おいしそうじゃん!!
ん、トーフがある。ダニーってこんなの食べてるんだ。
マーティンはサラダを取り出し食べはじめた。ダニーが作ったのかな?なんて考えながら。
ひとしきり食べ終わるとまた眠くなってきた。ダニーのベッドにもぐりこむ。
ダニーの匂いがしてマーティンは興奮した。ダニーに包まれてるみたいだ。
マーティンは全裸なのをいいことにシーツにペニスをこすりつけながら眠った。
ダニーが帰ったとき、マーティンはまだ眠っていた。
キッチンにからっぽのサラダボールが置きっぱなしになっていた。
あいつ、一応メシは食ったんやな。そろそろ起こしたろ。
ダニーはベッドに座った。「マーティン、マーティン」
「ん、ダニー・・・うわぁダニー?!!」マーティンは飛び起きた。
「まだ服も着てへんやん、シャワー浴びてき」
「うん、じゃあ恥ずかしいからそっち向いてて」
ダニーは呆れながらもそっぽを向いた。今更恥ずかしいて何のことやねん。
マーティンがシャワーを浴びている間に部屋をざっと片付けた。
この後話し合いをせんとあかんのやけど、どうやって切り出そう?
ダニーの心は揺れていた。ゲイか否か、ゲイか否か・・・。
マーティンが出てきた。腰にバスタオルを巻いて不安そうに突っ立っている。
「これ着とき、ちょっとサイズが合わんかもしれんけど」
「あ、うん。ありがとう」マーティンはそそくさとシャツを着た。
「それでと、あーオレ今日ずっと考えてたんやけど、まだようわからへん」
「・・・」うつむくマーティン、ちょっと震えているようだ。
「今日、もう一回してみて決めへんか?」
「ええーっ、本当?、僕、頑張るよ!」
二人はマーティンの頑張る発言に反応して笑った。
「じゃあ、オレもシャワー浴びてくるわな」
ダニーがバスルームから出ると、マーティンはもうベッドに入っていた。
なんだか照れくさい。ダニーがベッドに座るとマーティンがキスしてきた。
昨夜はよくわからなかったけど、やわらかくて心地よい感触だ。
ダニーも自然と舌を絡ませる。マーティンのペニスが太腿に触れた。
既にカチンコチンに勃起している。でも嫌悪感は感じない。
ダニーのはまだ半勃起状態だ。マーティンの舌がだんだん下に降りてきた。
「ストップ、マーティン。今日はオレが攻めに回るわ。でないと試しとは言えんやろ」
ダニーは首筋に舌を這わせた。鎖骨の辺りをくすぐりちょっぴり噛みつく。
「ぁぁ」微かな喘ぎ声がマーティンから漏れた。ダニーは調子付いて乳首に吸い付く。
マーティンは手を伸ばし、ダニーのペニスを握った。
ダニーのもマーティンに負けないぐらい勃起していた。
「ダニー・・・、もう欲しい・・・」切ないマーティンの囁きが聞こえた。
「ん、あ、ああ。ちょっと待って」ダニーはココナッツオイルを取り出した。
「今日、帰りに買ってきた。これのほうがええやろ」
ダニーはマーティンのアナルにココナッツオイルを塗りこんだ。
すでに女性器のようにパクパクとひくついている。
「僕は痛くないから思いっきりやっていいよ」
ダニーは正常位でマーティンに挿入した。「あぁん、ダ、ダニー」
マーティンの締まりは最高だった。これは女よりええかもしれんな。
マーティンの頬が紅潮している。ダニーはマーティンの亀頭を擦った。
ダニーは思いっきり腰を振った。「うっダメだ、もうもたない」
「マーティン、オレもや」ダニーの目にマーティンのペニスが精液を吐くのが見えた。
と、同時にダニーも射精した。あまりの快感に鳥肌が立っていた。
気だるい倦怠感の中で二人は寄り添うようにじっとしていた。
「なぁ、マーティン。すごい気持ちよかったで」
「本当かい?じゃあ、僕と?」
ダニーはマーティンにキスした。「これが答えや」
マーティンはダニーに抱きついた。
「ねぇ、今日気になったんだけど、あのウクレレ弾ける?」
「当たり前やん、飾りとちゃうで」
そう言いながらダニーはマーティンの精液を指ですくうと、マーティンの乳首に擦り付けた。
硬くなる乳首を弾く。「この乳も弾けるで」ウクレレの弦を引くように嬲った。
「でもここからは次回や。昨日今日と疲れたからな」
「じゃあ、何か弾いてよ」マーティンは拗ねたように言った。
ダニーはウクレレで「Change The World」を弾いた。
マーティンは歌詞を思い出しながら自分達の未来の暗示ならいいのにと密かに願った。
ウクレレのCHANGE THE WORLD by エンリケ 聴きたい!
454 :
書き手1:2005/07/13(水) 08:44:43 ID:???
次の書き手さん(GJ!)が登場されたので、「書き手1」と名乗らせて
頂きます。今日は代休なので、昼間でも書いてみます。
455 :
書き手1:2005/07/13(水) 08:51:05 ID:???
ダニーは、マーティンには自分がアランのカウンセリングを受けている事を
言わないでいた。なぜか後ろめたい気持ちが先にたつのだ。
浮気してるっちゅうわけやないのに、何やろ、この気持ち。
しかし、実際はプロの医師とはいえ、他人に自分の心を開いてみせる行為は
浮気以上にあたるかもしれない。特にダニーのように人に心を開かない
タイプが、自発的にそうする事自体が、不自然なものだった。
456 :
書き手1:2005/07/13(水) 08:55:04 ID:???
書類箱を運んでいる時、ジャケットの内ポケットにしまっておいたアランの
名刺が、落ちてしまった。それを拾ったヴィヴィアンは
「へぇ、あんたでも精神科医にかかるかね〜。」と冗談まじりにひやかした。
「俺だって悩みの一つ二つあるねんから、ほっといてくれ!」
それを背後で静かに聞いていたマーティンだった。
ダニーが僕に内緒で精神科医と会っているだって?
マーティンの心の中に嫉妬の炎がメラメラと燃えたのをダニーは気がつかなかった。
457 :
書き手1:2005/07/13(水) 08:58:37 ID:???
例によってダニーはフィールドワーク、マーティンはオフィスワークに
振り分けられ、一日ほとんど会わないまま日が暮れた。
聞き込みをしていたダニーの携帯にマーティンから電話が入った。
「はい、テイラー。」「ダニー、僕だよ。今日、家でディナーおごるよ。」
今日は、アランとのカウンセリングの日だった。
「悪い、今日は用事があるさかい、明日でもええか?」
「ごめん、そうか。それなら、明日。じゃあね。」
マーティンは嫉妬の火柱と化していた。 ダニーが浮気?
458 :
書き手1:2005/07/13(水) 09:14:12 ID:???
例によってアランの自宅でのセッションだ。
今日はソファーに寝転がって、ダニーは話していた。
自分の内側をさらけ出すことに慣れてきたダニーだった。
「それで、君は夕食を断ったことをどう感じる?」
「後ろめたさ・・かな。」
「それは、広義に考えれば、君がこのセッションをカウンセリング以上の
ものと感じていることにならないか?僕との逢瀬とか。」
そういうと、アランはダニーのそばに向かっていき、ソファーに腰掛けた。
ダニーのうなじに手を伸ばし、マッサージを始める。
459 :
書き手1:2005/07/13(水) 09:18:08 ID:???
「その相手は、この間の事件の時、君につきそっていた同僚だろう?」
「なぜ、そう特定できる?」
「あれだけ目を赤く腫らして、つきそってくる同僚はいないよ。」
アランはからからと笑い、ダニーへのマッサージを続けた。
「ああ、気持ちがいい。」「特に首から肩甲骨が凝ってるね。」
「デスクワークが苦手やさかい、ちょっとやると凝りますねん。」
「じゃぁ、今日は特別にマッサージでセッションを終わろうか。」
460 :
書き手1:2005/07/13(水) 18:22:32 ID:???
アランはソファーの背を倒した。するとたちまちクィーンサイズ位のベッドの
出来上がりだ。
「わぁ、便利やな〜。」
「それでは、ダニー、服を脱いで。」
「何やて?」「服を脱いで。君だってYシャツをシワにしたくないだろう。」
ダニーは言われるまま、ブリーフ一枚になった。
「うつぶせになって。」アランはバスタオルを持ってきて腰に巻きつけた。
461 :
書き手1:2005/07/13(水) 18:26:28 ID:???
「これからやる施術はハワイに伝わるロミロミだ。
熱い石を身体のツボに置いていくよ。」
アランはレンジから石を取り出し、丁寧にダニーの背中のツボに置いていった。
「それにしてもひどい傷跡だ。」
アランは手で跡をなぞったかと思えば、口ずけを始めた。
「アラン!」
462 :
書き手1:2005/07/13(水) 18:31:01 ID:???
「君は動けない。僕の思うままに出来る。分かるね。」
まるで催眠術だった。振り払えおうとすれば、背中の石もアランも振り払える
はずなのに、身体が動かない。ここに漂うアロマオイルが原因か?
そのうち、あまりの心地よさにダニーは眠りに落ちていった。
「今日は、ここまでかな。お楽しみはこの次だ。」
アランはひとりごちた。このなめらかな身体を思う様蹂躙したい衝動は
強い。だが、まだダニーとは日が浅いので、医師と患者の信頼関係を
築けているとも思えなかったからだ。
463 :
書き手1:2005/07/13(水) 18:32:44 ID:???
その頃マーティンは、ダニーの家と携帯に電話をしまくっていた。
携帯は切られているし、家も留守電だ。
マーティンは心配と嫉妬で身がよじれるほどだった。
ダニー、どこにいるんだ!
ダニーのブリーフはビキニブリーフでしょうか、ボクサーブリーフでしょうか(´-ω-`)
465 :
書き手1:2005/07/13(水) 21:45:36 ID:???
イメージは、黒ビキニブリーフです。
ちなみにマーティンは綿100%トランクスです。
了解しました!!萌え〜〜!!
ダニーは釈然としない思いで自宅に戻った。
考えてみれば、アランもアッパーが自宅だ。マーティンといつ会うとも
限らない。自分が踏み出した危険な一歩をダニーはひしひしと感じるのだった。
アランに惹かれていないわけじゃない。でも俺にはマーティンが
必要なんや。心から。
家でマーティンからの留守電を聞いた。回を増すごとに切迫化している。
マーティンに電話することにした。
「ああ、マーティン、俺や。ごめんな。タレコミ屋とのディールがあってな。
どうしても携帯切らざるを得なかったんや。ごめん。埋め合わせ何しよう。」
「これからダニーの家にいっていい?」断ることは出来なかった。
「ああいいで、待ってるわ。」
20分でマーティンはやってきた。ドアを開けた瞬間ダニーは息が出来ない程
マーティンに力強く抱きしめられた。
「ダニー、僕から離れないで。」
「何言ってんや。俺はお前のそばにずっといるで。うざくなるほどに。」
二人はいつものセックスをし、眠りに入った。
書き手1さま、話がこんがらがるといけないので
次回から「書き手2」と名乗らせていただきますね。よろしくお願いいたします。
470 :
書き手1:2005/07/14(木) 00:25:51 ID:???
>>469 了解しました。よろしゅうお願いします。
これからもダニーとマーティンの魅力を最大限引き出しましょう!
471 :
書き手2:2005/07/14(木) 00:32:10 ID:???
ダニーは陰も含めて魅力的ですよね。
ネタが切れてすくに書けなくなってしまうかもしれませんが、こちらこそお願いいたします。
マーティンとアランがご近所なのが出くわしそうでハラハラしますね。
ちょっと不安定なマーティンが不憫です。
472 :
書き手1:2005/07/14(木) 00:38:21 ID:???
マーティンは常勝で恋愛を過ごしていたはずなので、
今回のダニーの不可思議な行為が許せないのでは?
アランはプラクティスの印象が濃いけれど、もともと変態キャラですから
どうにか膨らませたいです。よろしくお願いします。
473 :
書き手2:2005/07/14(木) 00:45:13 ID:???
内緒でカウンセリングに通われるのはかなりショックですよね。
アランというかジェームズほど変態キャラの似合う男はいないって感じです。
私としてはセクレタリーのキャラかなと想像してます。
お洒落だけど、ヘンな黒ブチメガネをかけてそうなイメージです。
この後どう絡むのか興味津々ですよ。
マーティンのアパートはアッパーイーストとアッパーウエストのどちらなんでしょう?
セントラルパークにも散歩に行ったりするんでしょうか?
書き手の批評スレになっちゃったらつまんないYO!
476 :
書き手1:2005/07/14(木) 21:52:53 ID:???
マーティンのアパートはイーストの方です。
もちろんセントラルパークではジョギングしたりしますが
散歩はしない感じです。
>>476 鍛えた体してるからセントラルパークでジョギングとか散歩してるのかと思ってたよ
478 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:22:44 ID:???
マーティンもある種、ストイックな雰囲気があるので、
ジョギングはあり。
479 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:24:40 ID:???
あとはジムで筋トレって設定してます。
最近はダニーとレスリングばかりですがw
なんとなくだけど、筋トレやプロテインが好きそう>マーティン
481 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:29:47 ID:???
ぼんぼんと思われたくないあまりマッチョに走るって雰囲気ありますね。
482 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:31:06 ID:???
一方のダニーはあんまり気にしなくても太らない体質という感じですが。
>>481 そうかも。ダニーはあんまり食べない(食べなくてもok)なイメージ
最近ここのお話とドラマのがクロスマッチして頭の中で妄想入ってる状態
でもおもしろいからいいよね
484 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:54:56 ID:???
ありがとうございます。
ダニーのランチとマーティンのランチのあまりの違いに、
そういう設定にしました。
でも、エンリケはグッドクックなんですよね。どんな料理が得意なのか
知りたいですね。
485 :
書き手1:2005/07/14(木) 22:57:28 ID:???
今日は落ちますので、どなたか続けていただければ・・・
マーティンと付き合い始めたものの、ダニーは手探りの状態だった。
確かに一緒にいると楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまうほどだ。
マーティンはいろいろなテクニックでダニーの快楽を導き出す。
ダニーにはそれが気になっていた。オレもこの手でマーティンに快楽を与えたい。
あいつの感じてよがる顔がどうしても見たい、涎を垂らすほど感じさせたい。
女性相手には定評のあるダニーだったが、相手は男だ。
努力してみたものの未知の領域ではなかなか事がうまく運ばない。
こんなこと他のヤツに聞くわけにはいかんし・・・。
ダニーにはどうすれはいいのかわからなかった。
487 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:10:14 ID:???
「マーティン、明日ドライブに行かへんか?」
「えっ、ダニーと二人で?」
「他に誰を連れて行くねん?オレの車で二人っきりや。それとも誰か呼ぶか?」
意地悪そうにダニーは付け加えた。「そんなのイヤだよ。絶対二人きりさ」
困ったような笑いを浮かべながら、マーティンは二つ返事で引き受けた。
「お前のそうゆう困った顔が好きや」ダニーは例の流し目でニヤリとした。
マーティンはそれを見て勃起してしまい、誰にも気づかれないようトイレに向かった。
488 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:10:55 ID:???
次の朝、ダニーはマーティンを迎えに行った。
ダニーの愛車はマスタング・コンバーチブルのホワイトだ。
マーティンは大きなバスケットとピカピカのウクレレケースを抱えて待っていた。
「何やそれ?」「食料とええっと僕のウクレレ♪」
「???」「ダニーに教えてもらいたくって・・・ダメ?」
「それは別にかまへんけど・・・」「よかったー、手取り足取り教えてね♪」
はぁー何か調子狂うわ、呑気なやっちゃなぁ。
「クラブソーダもジュースもあるよ、はいこれ」
マーティンのバスケットの中にはベーグルやらスコーンやらが所狭しと並んでいる。
「それでどこに行くのさ?」
「まだ決めてないねん。ぶらっとドライブやけど行きたいとこあるか?」
「ダニーが行きたいところがいいよ」 なにはともあれ出発だ。
「ダニー、幌を開けてオープンカーにしようよ」
「郊外に出たらな。誰が見てるかわからんやろ」
489 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:11:21 ID:???
しばらく走って二人はニュージャージー州ケープ・メイに着いた。
きれいなビーチで一休みしながらマーティンの持ってきたランチを食べる。
マーティンのリクエスト通りウクレレを教えたりして過ごした。
「今夜はここに泊まろか?」観光地なのでモーテルもB&Bもある。
「いいね、そうしよう」マーティンは夜のことを考えて頬を赤らめた。
ぶらぶらと付近を散策し、モーテルにチェックインした。
NYではないせいか、二人とも心身ともにリラックスしている。
シャワーを二人で浴びるとボルテージは最高潮に達した。
490 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:11:55 ID:???
「ダニー」「マーティン」秘密めいた囁きでお互いを呼ぶ。
「マーティン、今日はお前がしたいことを全部言え。オレは言われたとおりにする」
「何でもいいのかい?」「ああ、何でもかまへん。お前のために奉仕したいんや」
マーティンはダニーの目を見て本気だと悟った。あのダニーが僕に奉仕するだって!??
これ以上の申し出が他にあるだろうか、興奮の渦がマーティンを恍惚とさせた。
「じゃあまずは、、ダニーの体を見たい」ダニーは言われるがまま全裸をさらした。
舐めるような視線でジロジロと見られ、ダニーは恥ずかしくなった。
491 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:13:22 ID:???
「次は四つん這いになって。決して声を上げてはいけないよ」
犬のような格好をさせられ、ペニスやアナルに冷たく細い指先が這い回る。
車検のように順々に体を触られ、ダニーもマーティンも欲情しきっていた。
「ぅぅ、ぁあー」とうとう声を出してしまった。ハッとするダニー。
マーティンはニヤニヤしながらペニスを顔の前に突き出した。
「声をあげてはいけないって言ったじゃないか・・・さあ、おしおきだ」
グイっと肉棒をダニーの口に突き立てた。輪状軟骨が圧迫され吐きそうになり涙目になる。
それでもマーティンは容赦なく責め立てる。ダニーのアナルには指が出入りしていた。
「上下の口を犯されるって興奮しない?」ダニーが黙っていると
「返事は?」の問いとともに指の動きがいっそう激しくなった。
「フォ、フゥ、っぃ」「何言ってんだかっ!」叱責されダニーは射精した。
「だめじゃない、まだイクのは早いよっ」マーティンはダニーの口からペニスを抜くと
イったばかりのダニーのペニスを口に含んだ。くすぐったくて暴れるダニー。
マーティンはペニスをやっと解放するとダニーにキスをした。
492 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:13:56 ID:???
「そんなによかったの?」ダニーは真っ赤になった。
「次はどうしたらええんや?」恐る恐るダニーは聞いた。
「今日は正常位でイキたい、もう痛くないだろ」
ダニーは仰向けにされ、足を大きく拡げさせられた。
「丸見えだよ、ダニー。ヒクついちゃって・・・期待してるの?」
マーティンは先っぽだけ挿入した。ダニーが痛くないよう慎重に。
ダニーはマーティンの心遣いが嬉しかった。「もう大丈夫やで」
マーティンは最初はゆっくり、徐々にスピードをあげた。
ダニーの感じるツボはわかっている。時に焦らしながら責めた。
ダニーのペニスはクーパー腺液ですでにヌルヌルの状態だ。
「マーティン、そこ、そこをもっと・・」
マーティンはえぐるようにツボを責めた。ヒクツキが大きくなる。
「うっダニー、い、いっしょに」「うっうっああー」二人は果てた。
マーティンのこらえにこらえた脈動は長く激しかった。
目が霞むほどの快感に二人はさらわれていった。
493 :
書き手2:2005/07/15(金) 03:14:45 ID:???
「マーティン・・・、満足したか?」
「ああ、すごくよかった。ダニーが奉仕するなんて言うから興奮したよ。でも、どうして?」
「オレで満足してるんかなってずっと考えてたんや・・。オレ、ヘタやろ?」
「そんなことないよ、すごく気持ちいい。ダニーじゃなきゃダメだ」
「もしオレがわからんかったらまた教えてな」
「だからー、何も心配ないってば。そうそう、僕はウクレレを教えてもらわないとね」
「お前のテーマソングはWhen You Wish Upon A Starやな」
「ん、えっピノキオかよ・・・」
ダニーは笑いながら「 星に願いを 」を奏でた。マーティンもつられて笑った。
Cape May いかにもマーティンが選びそうな場所。
でもシーズンオフは寂しそうだね。
FOO FIGHTERSのPVで二人のむくつけき男性がモーテルで1晩女装パーティー
して、翌日、またむくつけき男性に戻って街に戻るっていうのを
なぜか思い出してしまいました。
ケープ・メイってドーソンズクリークのケープサイドのモデル?
>>495 それスペースシャワーで見たよ。酔っ払ってトイレにゲロ吐くんだよね。
それがまたブサイクな女装で笑えた。
でも、意外とマーティンとダニーだと綺麗かもしれないw
それ激しく見たい。マーティンに女装させていっしょに街を歩くみたいな。
ダ二ー(*´д`*)ハァハァ
いつも通りの朝だった。マーティンはダニーの家にストックしている
スーツを着て時間差で出勤だ。
「マーティン、俺より先に着けよ。」「なんで?」
「お前は優等生、俺は劣等生だからだよ。」
「何言ってるんだか。じゃ、行くね。」
これから出勤までの短い時間が、ダニーが一人になれる唯一の時間だった。
マーティンのことは大事に想っている。それが恋愛かは分からない。
しかし、両親と兄以外で、こんな気持ちを持った他人は初めてだ。
「また、アランに聞いてみるか。」
502 :
書き手1:2005/07/16(土) 01:07:02 ID:sRZIDI23
「ダニーおはよう。寝癖ついてるよ。」
マーティンの支局でのわざとらしい挨拶だ。
「お年頃やさかい、トイレで治してくるわ。」
マーティンの最近の言動はどうも勘に触る。
ダニーは感じずにはいられなかった。アランとのカウンセリングの頃
から、それに拍車がかかったような気がする。
503 :
書き手1:2005/07/16(土) 01:11:00 ID:???
トイレでアランに携帯を入れる。留守電だった。
「テイラーですが、今日、予約できれば、8時に伺いたいので、
コールバックください。」
そこへ、マーティンが入ってきた。
すかさず、キスをしようとする。
「マーティン、職場やぞ。バレてもいいんかい。」
「僕がどれだけ君にぞっこなのか知らせずにはいられなくて。」
ダニーは怒ったようにトイレから出て行った。
504 :
書き手1:2005/07/16(土) 01:13:35 ID:???
昼ごろアランからコールバックが来た。ちょうど席でマーティンも
ランチを取っていた。
「はい、テイラー。ああ、じゃぁ行きますんで。すんません。」
「ダニー、どこに行くの?彼女のところかな?」
カマをかけるマーティン。ヴィヴもそばにいるので
慎重に言葉を選ばないと悟られる。
505 :
書き手1:2005/07/16(土) 01:15:45 ID:???
「えやないか。放課後は俺の時間や。」
思わず、キツイ口調でマーティンにやり返した。
「俺、聞き込みに行って来るわ。」
そういうと、ランチをもぐもぐ食べているマーティンを残し、
ダニーは支局を後にした。
マーティン@ストーカー化中だね
test
508 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:40:26 ID:???
ダニーは一目散でアッパーウェストサイドのアランの家に向かっていた。
この公園を横切れば、マーティンの家がすぐやな。
携帯から電話をしてみた。思いがけずアランが出た。
「ダニーやけど、今から行ってもええか。」「ああ、ダニーか、どうぞ。」
アランはどうやら寝ていたようだ。
509 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:44:01 ID:???
アランのアパートを訪ねる。
「ダニー、8時のはずじゃなかったか?」
「ごめん。ちょっと職場で嫌なことがあって、来てしもうた。」
「今日は非番でね。昨日30時間勤務だったから寝ていたよ。散らかってて
すまない。」
散らかっているなどとは程遠い、整然としたアパートだった。
NEW YORKERのバックナンバーが順番に積み重ねられているような状態だ。
510 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:49:20 ID:???
「今日はどうした?」アランはレモネードを差し出しながらダニーにたずねた。
「職場恋愛の悩みといえばええんやろか。」
「ああ、あの坊やか。そういえば、あの坊やもERに運ばれたことがあったな。
君たちの仕事はそんなに危険なのか?」
「なぜか俺たちだけにそんな役回りがやってくるって感じかな。」
「彼の傷は君に比べれば大したことがなかったが、君のはひどかった。」
511 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:52:44 ID:???
「あれが要因になって、今の恋愛がうまくいかないと?」
「間接的にはそうかもしれん。奴の気持ちが重くのしかかるようになって
しまってな。庇護者然としてるけど、俺の方が修羅場はくぐってる。
あとここにきていることを、浮気と疑ってる感じなんや。」
アランは微笑まざるを得なかった。あの坊やなら簡単にだませるし、
自分はこの捜査官に惹かれている。
512 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:54:41 ID:???
「それじゃあ、処方箋を書いて、それらしくしよう。精神安定剤だと
仕事に差し障りがあるだろうから、睡眠薬にするね。」
「すまない。」
「で、君の望みは何なんだい。」
「俺は束縛されたくない。」
513 :
書き手1:2005/07/16(土) 23:57:26 ID:???
アランは意を決して言った。
「それなら僕を利用すればいい。君は一人に束縛されると窒息するタイプだ。
誰か他にいたら息抜きが出来るだろう。」
「でもアラン、それは医療行為なんやろか。」
「気にするな。ボランティアーだっていくらでもあるさ。」
そういうと、アランは寝乱れた自分のベッドルームにダニーを誘った。
514 :
書き手1:2005/07/17(日) 00:04:58 ID:???
アランもダニーも無言で衣服を脱いだ。ベッドに入る。
「アラン、君はゲイなのか?」
「いや、違うよ。」「それなら俺と同じや。」
全裸で二人が相対すると、ダニーの色黒さとアランの白さが際立つ。
二人はまず69に入った。お互いに勃起できるかの試しだ。
アランの巧みなテクニックにダニーはすぐに音を上げた。
「アラン、もう俺、我慢できない。」
「じゃあ、ダニー、僕に来い。貫いてくれ。」
アランはその通りにした。マーティンより締まりがいい。
ダニーは数回前後するとイってしまった。
「早いな。」「ごめん。」「じゃあ、いくよ。」
アランがバックに回った。ダニーは四つんばいになって、待っている。
「あぁぁぁ」アランの一撃でダニーは悲鳴を上げた。前後されるたびに
自分が飛んでいくような浮遊感を味わっていた。
アランも狭いダニーのアヌスの中で律動した。そして静寂が訪れた。
515 :
書き手1:2005/07/17(日) 00:18:30 ID:???
マーティンは、何度もダニーの携帯に電話を入れていた。
全て電源が切られていた。
ダニーは、僕に言えないなにかがあるのか?
ダニーの猜疑心は最大限にふくらんだ。
516 :
書き手1:2005/07/17(日) 00:22:09 ID:???
ダニーはアランのベッドで眠りに落ちていた。
アランがダニーを起こす。
「ダニー、次の患者が来る。すまない。」
「ああ、ごめんな。長居してしもうて。」
「君なら大歓迎だよ。今日が最初で最後とは言わないよね。」
「ああ、アランさえよければ。」
ダニーは夕方のアッパーウェストサイドを歩いていた。
おそらくマーティンは何度も電話をしてきただろう。
これから、マーティンに電話しよう。
もう1つのダニー萌えスレに誰かが貼ってくれてた写真見たけど、
エンリケたんは右寄りっぽいかな。。黒ビ(ryの中身。。(´-ω-`)
518 :
書き手1:2005/07/17(日) 00:32:44 ID:???
「マーティン、ダニーや。今日、何時ごろ帰れる?」
「何度も電話したんだよ!ダニー!!」「ブツブツ言う位ならきるで。」
「ああ8時には終わる。」「じゃあ、家で飯でも食おうや。今日は
アフリカンでもええか。」「ああ、分かったよ。」
マーティンは明らかに機嫌が悪い。今日は彼への気持ちを表さないと。
右よりっぽいと思います。
右寄りってめずらくない?もしかして左利きなのかな。
ダニーはチキンソースのクスクスとサラダを用意した。
マーティンにはジンファンデルのワインを用意した。
ブザーが鳴った。マーティンだ。
「ダニー。」「上がってこいや。」
ドアを開けるなり、またマーティンはダニーを抱きしめた。
「会いたかった。「俺もや。今日はクスクスやぞ。うまいはずや。」
「ありがとう!」マーティンは自分がキープしているTシャツとジャージに
着替えて、テーブルに座った。
「今日は泊まるからね。」宣言のような発言だった。
「ああ、ええで。新しいアロマオイルも買ってみたしな。」
ダニーもマーティンのライフスタイルに侵食されていた。
アロマオイル?昔の俺じゃ考えられない。
うんうんやっぱり右寄り決定ですね!!
523 :
書き手1:2005/07/17(日) 00:49:36 ID:???
クスクスとジンファンデルで、マーティンはすっかりいい気分だ。
「マーティン、バスはいるか?」「ううん、ベッドに行く。」
これじゃ、今日は話にならなさそうやな。
ダニーはうつらうつらしているマーティンをベッドに寝かしつけた。
心は今日のアランとのセックスを思い出している。
自分のセクシャルアイデンティティーがどこのあるのか、あるいは
アランとマーティンのどちらに惹かれているのか、ヘテロの付き合いが
今後出来るのか、頭の中は混沌としていた。
524 :
書き手1:2005/07/17(日) 01:03:27 ID:???
「うーん、ダニー愛してる。」
「はいはい、分かったからもう休みいや。」
このぼんぼんは、直感的に腐れ縁になる気がしている。
あとは、ダニーが一人に拘束される生活を良しとするかだ。
マーティンといればFBIでのポジションが守ってもらえる。
これは、大きなアドバンテージだった。アランは一介の精神科医に過ぎない。
ダニーの心は硬く決まった。
でも、時計は左にしてるから右利きだと思うのですが。
確かに珍しい。というか相関関係ありなの?
チンの向きは利き手・効き足に関連するって聞いたことあるけど真偽は不明。
エンリケの目力ってすごい。見てるだけでドキドキしちゃう。
確かに、目が大きいわけじゃないのに、眼力がありますね、エンリケ。
528 :
書き手1:2005/07/17(日) 02:41:56 ID:???
マーティンの規則的な寝息を聞きながら、自分にこれだけ近しい人間を
作ってこなかった今までの人生に思いをはせていた。
でも、マーティン、俺の今までの生活を聞いて、それでも
お前はウンといってくれるんやろか。
ダニーはマーティンが自分を思ってくれる気持ちが強いほど、その壁に
ぶち当たるのだった。
529 :
書き手1:2005/07/17(日) 02:52:21 ID:???
またダニーは、浮気をしている倦怠期の夫婦のような感情も持っていた。
今まで、誰とも本気で付き合わなかった自分が、今、マーティンとアランの
狭間でゆれている。ありえない状況だった。分はマーティンの方が大きい。
しかしアランのあの不可思議な魅力にも抗えないダニーだった。
エロなしスレのほうの写真全部見たけど、ダニーのペニスがどっちよりかわかるような
写真はなかったんですけど・・・その写真で右よりって分かったんですか?
多分デンジャラスビューティー2のプレミアの写真だったと思うけど。
うろ覚えスマソ。
☆ チン マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<続きまだぁ〜??
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
マーティンと距離をとることは難しいことだった。
仕事に差し障りがあるからだ。
アランと距離をとるのはダニーにとっては不可能だった。
セックスセラピー。それによって、どんなにダニーが癒されているか
想像に難くない。
アランは必要以上のことを尋ねない。一方身体に対しては極限まで望む。
ダニーは、アランの手中のはまっていた。マーティンでは決して行えない
心理ゲームだ。
535 :
493の続き 書き手2:2005/07/18(月) 03:34:41 ID:sgn1bxN0
まだダニーとマーティンが付き合い始めた頃のエピなので、内容が単純なんですがスマソ
536 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:35:30 ID:???
ドライブから帰って以来、二人の仲は順調だった。
ダニーが買ってきたココナッツオイルも三本目に突入していたし
お互いの体の性感帯も大分わかってきた。
オフィスでは周囲に気づかれないよう必要以上の接触は避けた。
昼間のよそよそしさの分だけ、夜には倍以上に愛しくなっていた。
絶対に気づかれてはならない、そう思えば思うほど想いは強まっていった。
537 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:36:06 ID:???
マーティンは仕事も私生活も自分の不甲斐なさに自信を失くしていた。
仕事はともかく、自分の身の回りのことがほとんどできないのだ。
料理も掃除も人任せにしてきたツケが回っていた。
ダニーの手料理は最高だ、自分でも一度ぐらいダニーに手料理を振る舞いたかった。
マーティンは早速amazonで「Harumi's Japanese Cooking 」をオーダーした。
ダニーの家にトーフがあったことを思い出し、さすがのダニーでも日本料理は作れないだろうと思ったからだ。
24時間以内に発送とあったが、届くのが待ちきれないマーティンだった。
538 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:36:28 ID:???
一方ダニーはマーティンの企みにまったく気づいていなかった。
今夜はチキンでも焼こかいな、マーティンも来るやろし。
ぼんやりしているとマーティンが横に来て今夜は一緒に帰ろうと誘った。
「ええけど何で?」怪訝そうなダニーにマーティンは目を輝かせながら答えた。
「今夜は僕がディナーを作るのさ。だから帰りに買物に付き合って」
ダニーは驚いたが、すぐにニヤリとした。はてさて、どんなもんが出てきますやら。
539 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:37:06 ID:???
両手いっぱいに買物袋を抱え、マーティンはダニーを従えて意気揚々としていた。
「本当は僕の家で作りたかったんだけど、調理器具が揃ってないからさ・・」
「まあええやん、何でも食べるで。どんなにアレでもなっ」
「すぐにそうやって茶化すんだから!!」脹れながらも内心不安なマーティン。
「じゃあ、始めるよ。一人で作るからキッチンは立ち入り禁止!」
「はいはい、わかってますって、マーサ・スチュワート♪」からかいながらダニーはリビングへ。
マーティンは隠し持っていた本を開き、レシピを確認しながら料理にとりかかった。
作るのはトーフサラダと肉のたたき、トマトとアボカドのバゲットサンドだ。
トーフサラダはともかく、肉のたたきってカルパッチョ?実はぶっつけ本番なのだ。
ええっと肉の回りを焼くだけじゃん、簡単簡単。意外と手際よく作業は進んだ。
540 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:37:55 ID:???
だが、安心するのはまだ早かった。アボカドの種を取る時に手にナイフが刺さってしまった。
「痛っ」ダニーが飛んできた。手をとり傷の深さを確かめる。
「貸してみ。大丈夫、かすっただけや。でも手当てせなあかんわ」
ダニーはマーティンを抱えるとリビングへ連れて行った。
「消毒するからちょっと沁みるで、我慢しいや」
傷口に消毒液をかけるとマーティンの体が身震いした。
「大丈夫か?沁みるけどよう効くねん、これ」
マーティンは意気消沈していて泣きそうだった。これでディナーも台無しか・・・。
「さてと、どこまで出来たん?これは・・・日本料理か!!あれ、ほとんど出来てるやん!!」
「なんやこの本は。ああ、これを作りよったんか」ダニーはレシピを見ながら残りの料理を手早く仕上げた。
541 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:38:43 ID:???
ダニーは料理を運んだ。「ほな食べよか」マーティンは黙ったままだ。
「はい、あーんして」ダニーがおどけながら食べものを口に運ぶ。
渋々口を開けるマーティン。ダニーも味見してみた。「うまい!、オレより上手いわ」
「僕って本当ダメなヤツ。仕事も料理も・・・おまけに縦列駐車すら満足にできない」
「何言うてんねん。これもおいしいし、仕事もかなり覚えてきてるで。縦列駐車は初耳やけど・・」
ダニーはマーティンをひざに乗せた。やさしくキスする。
「何でもいっぺんに出来ひんて。無理せんとき」マーティンは弱々しく頷いた。
「縦列駐車できんのやったらお前にはオレの車はまかせられへんな」
頭をコツンと叩かれながら、ますますダニーのことが好きになるマーティンだった。
542 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:39:34 ID:???
ディナーが終わると二人はくつろいでいた。
「さてと、ディナーのお返しをせんとな」ダニーはマーティンのペニスを取り出した。
「ダニー、今日はしたくない」かまわずダニーはやさしく口に含んだ。
萎えたままのペニスが徐々に硬くなっていく。とうとういつもの大きさに膨らんだ。
ダニーは黙々としごき立てた。マーティンの息が荒くなる。「ダニー、イキそう・・・」
それを聞くとますます激しく吸い上げた。卑猥な水音が喘ぎ声とともに部屋に響く。
「うっ、うう、はぁはぁ」マーティンはダニーの口腔にザーメンをぶちまけた。
ダニーは飲み下し、残さず舐め取る。「今度は僕が」
543 :
書き手2:2005/07/18(月) 03:40:27 ID:???
「いや、お前は怪我してるからええんや。それより見といてくれ」
ダニーはマーティンの前に勃起したペニスを晒し、激しくしごき始めた。
「ダ、ダニー?それってまさか・・・」まさかのオナニーショーだった。
マーティンの目を見つめたまま、一心不乱にオナるダニー。
荒い息とともに「マーティン」とつぶやく。絶頂が近いのか手の動きが早まる。
「ダニー、僕の口に出して」マーティンが言うが早いかダニーはマーティンの口にねじ込んだ。
マーティンの顔と口にザーメンが飛んだ。「ハァハァ、ゴメンな、間に合わんかった・・・」
ダニーは顔についた精液をすくうとマーティンの口に擦り付けた。
「ダニー・・・」マーティンは正直感動していた。
「今日はこれでおしまい、傷にバイキンが入ったら難儀やからな」
口をとんがらせるマーティンを、駄々っ子をあやすかのように寝かせるダニーだった。
縦列駐車が出来ないにゲキワロスw
出来ないというか運転そのものが下手そう>マーティン
マーティン、全てに不器用そうな感じがするよね。
出来るのはPC作業だけかな?
547 :
書き手1:2005/07/19(火) 00:00:04 ID:???
そろそろネタもつきてきまして(汗
リクエストを求めます。
>>546 そうそう、何も出来ないボンボンてとこ。
手や指先が滑らかでキレイな気がする。ダニーのオナニーショー見たいぞー!
>>547タソ
アランのセラピーにマーティンが内緒で行って手玉にとられるの巻きは?
でもってダニーとマーティンはお互いにそのことを知らずアランほくそ笑むみたいなのキボン
550 :
書き手1:2005/07/19(火) 00:28:53 ID:???
今日はベトナムで活躍した退役軍人のやりきれない事件だった。
ダニーは少なからず凹んでいるマーティンを誘って、リトルイタリーの
トラットリアに食事に誘った。
マーティンはキャンティを飲んでいる。ダニーはクラブソーダだ。
「人生、性癖が決めてしまうこともあるんだね。」
「人生は大げさやけど、性癖は大きく影響するな。」
「僕と君はどうなるんだろう。」
「このまま本局にばれずに二人で幸せに暮らすってのはどうや。」
「そうだよね、父にも理解してもらったし、僕はそれが一番幸せだ。」
お前はどこまで楽天家なんや。ダニーは心で思った。
「今日はこれからどうする?」ダニーがたずねると
「ダニーの家に行っていい?」という甘え声の答えが返ってきた。
551 :
書き手1:2005/07/19(火) 00:32:02 ID:???
ブルックリン橋を渡るころには、マーティンは転寝をしていた。
俺が悪人やったら、こいつはいつでもヤれるな。
ダニーはほくそえんだ。
家に着くとダニーはマーティンをかかえてアパートに戻った。
ミネラルウォーターを飲ませると、意識が戻ってきた。
552 :
書き手1:2005/07/19(火) 00:37:43 ID:???
「マーティン、起きてるか?俺、すごくお前が欲しい。
やけど、お前がそんな状態じゃムリやな。」
そういうと、ダニーは全裸になって、ベッドに横たわった。
「俺がお前を想ってイクところを見て欲しいんや。」
「ああ、ダニー、ごめん。酔っ払って。君のいきり立ったあれが
見たいよ。」
ダニーは自らのものをしごきたてながら、マーティンにキスを繰り
返した。ダニーのモノはもう限界まで屹立している。
「マーティン、お前の顔にいくで。」
「ああ、ダニー、来て。」
マーティンへの顔射は何度もやっているが、これほど無防備の
マーティンに対しては初めてだった。
マーティンはダニーが放ったものを口にいれ、舐めていた。
553 :
書き手1:2005/07/19(火) 00:40:30 ID:???
「ダニー。美味しいよ。最高だ。」
「ごめんな。タオル持ってくるよって、寝るなよ。」
しかし、ダニーがタオルを持ってくる頃にはマーティンは静かな眠り
についていた。
「マーティン、悪い。俺だけ楽しんでしまったよって。」
そういってタオルでマーティンの顔を綺麗にし、ダニーも眠りに
ついた。
ダニーはベッドに寝転んで天井を見上げていた。
隣にいるのは安っぽい香水の匂いを漂わせている娼婦だ。
マーティンはクワンティコへ研修に行っている。戻るのは明日の予定だ。
マーティンとの最初の夜以来、女と寝ていなかった。
何かがダニーの危機感をあおり、売春婦を買ってしまった。
それは自分はゲイではなく、女とも寝ることが出来るという安易な考えだった。
だが、たやすいように思えた女とのセックスはダニーを奈落の底へ突き落とした。
挿入するまでに時間がかかり、またいつ果てるのかわからないほど萎えきっていた。
555 :
書き手2:2005/07/19(火) 05:34:04 ID:???
ダニーは一旦女から離れた。女は侮蔑したような笑みを浮かべている。
「疲れのせいかな・・・」「あら、よくあることよ。気にすることないわ」
口ではそう言いながらも金がもらえるのかを気にしているようだ。
ダニーはもう一度女にのしかかった。マーティンのことを思い浮かべながら・・・。
マーティンの声、表情、仕種を思い出しながら腰を振る。「うっっ」短くうなると射精した。
安堵などとはほど遠い、虚しさと後悔だけがダニーに残った。
556 :
書き手2:2005/07/19(火) 05:35:03 ID:???
突然玄関のブザーがなった。誰やねんと思いながら面倒くさそうに応じる。
そこにはマーティンが立っていた。「ただいまー、一日早く帰って来ちゃった♪」
ダニーは一瞬頭の中が真っ白になった。部屋の中にはまだ売春婦がいる!!
マーティンが部屋に入るとそこに女がいた。「あら、お友達?」媚びた笑顔で愛想を振りまく。
「これは一体?・・・」どう見ても娼婦としか見えない女を前にマーティンはとまどった。
「ねぇ、あんたもどう?100ドルよ」マーティンはダニーが女を買ったことを悟り、我を忘れた。
「ああ、ヤる、ヤってやるよ!コンドームをよこせ!!」マーティンは女をベッドに押し倒した。
ダニーに裏切られた怒りでいっぱいだったが、ペニスは言うことを聞いてくれなかった。
557 :
書き手2:2005/07/19(火) 05:35:51 ID:???
半勃ち程度で膣に挿入したものの、イク気配すら感じられなかった。
必死に腰だけを動かす。ダニーはマーティンの様子を見ているうちに勃起してきた。
後ろに回りこむと無防備なアナルに一気に挿入した。「あぁーっっ」たまらず声を上げるマーティン。
マーティンのペニスが硬度を増してきた。ダニーが突くたびに女とマーティンが悲鳴を上げる。
女からは侮蔑の表情は消え、快感に悶えている。
ダニーが激しく突き上げると動物のような咆哮をあげながら二人は果てた。
ダニーも少し遅れて射精した。「はぁはぁはぁ・・・」三人とも声も出ない。
558 :
書き手2:2005/07/19(火) 05:37:50 ID:???
女が帰った後もマーティンはベッドから出てこなかった。
ダニーが横に座ると声を上げずに泣いているのがわかった。
「マーティン・・・オレが悪かった。このまま女と出来んようになったらって怖かったんや・・・」
「・・・くっ・・・・・ひっ」必死に声を押し殺しているマーティンの息遣いが切ない。
「でもな、もうわかったんや。女とやりよる間、ずっとお前のことを考えてた。
オレにはお前やないとあかんてことが。許してくれ、マーティン」
「・・・僕が必要ってこと?・・・」消えそうな声で尋ねるマーティンをダニーは抱きしめた。
「ほんまオレが悪かった、お前の存在がここまで大きいとは・・・」ダニーの目にも涙が光った。
「・・・僕もだ」ダニーはマーティンの目じりをそっと拭った。
馬鹿げた自尊心のためにマーティンを裏切り、悲しい思いをさせたことに無性に腹が立っていた。
決して同じ過ちは犯さない、ダニーは心の中で誓った。
マーティンが泣くところGJ!
本当にこんなシチュエーションなら
泣いちゃいそうなボンボンですから。
マーティンを泣かせてからダニーは慎重になっていた。
浮気した上に女嫌いのマーティンに女を抱かせ、自己嫌悪に陥らせたのだから当然だ。
二人の関係は修復されたように見えた。時折見せる弱々しい眼差しだけが気掛かりだった。
あの日以来、マーティンは塞ぎこみがちになった。
それはマーティンが女嫌いになった原因を思い出したからだ。
本人さえ気づいていなかったトラウマに悩まされていた。
無意識のうちに心の奥に閉じ込めた忌々しい記憶を・・・・。
561 :
書き手2:2005/07/20(水) 00:07:07 ID:???
マーティン・フィッツジェラルド、13才。
おとなしく物静かで、はにかみ屋の男の子。
思ったことを口にせず、内に秘める内向的な性格は彼を孤独にしていた。
家でも学校でもいつも一人で本を読んでいた。
ある日、彼は原因不明の高熱を出した。医師や専属の看護士がつきっきりで手当てした。
その甲斐あって一週間ほどで小康状態を取り戻した。
やがて医師は不要になり、看護士だけがついていた。
微熱が続いていたため、毎日の座薬は日課だった。
562 :
書き手2:2005/07/20(水) 00:08:26 ID:???
看護士はマーティン少年の肛門に座薬を入れるとき、いつも快感を得ていた。
少年が冷たさに「んっ、あん、あふぅ」とかわいい声で啼くのだ。
まだ性的に未熟な体は彼女にとって格好の獲物であり、玩具であった。
座薬を入れるだけでは物足りなくなり、ついにペニスに魔の手を伸ばす・・・。
「坊ちゃま、早く治りたいですか?」「もちろんさ!この座薬も恥ずかしいしね・・・」
「わたくし、早く治す方法を知っています。とてもよく効くんですよ」
「それって痛いの?」「いいえ、ちっとも」「じゃあ、それをお願い」
看護士はマーティンのペニスをつまみ上げた。頬が紅くなるマーティン。
無言のままペニスをやさしくしごき始める。
「あっあの、その、ちょっ、ちょっとそこは・・・」慌てるマーティンに「しっ!!」とだけ言う。
マーティンは何が何だかわからなかった。何が自分の体で起きようとしているのか?
「んっ、なんだか熱いしムズムズしてきた・・・、やっやめて怖いよ、怖いっ」
看護士は一向にやめようとはしない。それどころかますます執拗に弄繰り回す。
「ああっ、あん、やっ、ああー」マーティンは初めて射精を経験した。
そしてその強烈な快感は病み上がりの少年の意識を遠いところへ運び去った。
563 :
書き手2:2005/07/20(水) 00:09:20 ID:???
それ以来、看護士はマーティンを嬲り続けていた。
アナルを弄り回し、ペニスを弄ぶ。強制的に射精に追い込むほどアナルを開発したのだ。
そのたびにマーティンは抗えないまま精液を放っていた。
女性器を顔に押し付けられ、長時間の奉仕。そして不本意な童貞の喪失。
父や母に知られたらと思うと、恐怖で抵抗すらできなかった。
相談できる友達も彼にはいなかった。
マーティンは次第にやせ衰えてきた。不審に思った両親が寝室にカメラを仕掛け
陵辱されるマーティンに気づいたのはそれから間もなくのことだ。
あの体験以来マーティンは女性が怖かった。嫌悪感しか抱けないのだ。
いつしかこの記憶は封印され、忘却の彼方へ追いやったはずだった。
564 :
書き手2:2005/07/20(水) 00:10:40 ID:???
売春婦を抱いた夜、嫌々ながらも膣に挿入したことで記憶が甦ったのだ。
あのビラビラとした醜悪な感触がおぞましさとなってマーティンに襲い掛かる。
毎晩うなされていることをダニーには知られたくなかった。
愛する人に知られるのだけは避けたかった。
だがダニーはマーティンのうわ言の内容から大体のことがわかってきた。
察するに難しくないほどマーティンのうわ言はリアルだった。
マーティンの悪夢が始まったとき、ダニーは意を決して彼を起こした。
ハッとするマーティン。全身にぐっしょりと脂汗をかき瞳孔は散大している。
「マーティン、もう大丈夫や。そんなおばはん看護士はここにはいいひんで。オレとお前の二人だけや」
「ダ、ダニー、どうしてそれを?!!」
「毎晩うわ言聞かされたら話が自然と繋がってしもうたんや」
「・・・僕は・・僕は汚れている、汚らわしいんだ・・・」
マーティンはイヤイヤをするように頭を振った。
565 :
書き手2:2005/07/20(水) 00:12:51 ID:???
「いいや、お前は汚れてなんかない。そいつのおかげでオレはお前と愛し合えるんや。
マーティン、俺のせいで嫌なこと思い出させてほんまにすまんと思てる。それもこれも全部オレが悪いんや」
ダニーは泣きながらマーティンにすがりついた。しゃっくりあげながら涙も鼻水も垂れ流しだ。
マーティンはダニーの泣き様に見入った。一目も憚らずこんなに泣いている男を見たことがない。
ラテン系のせいなのかな?ぼんやりとそんなことを考えていた。
「ダニー、もう泣かないで・・・泣くなったら!」取り乱すダニーを見てマーティンは落ち着きを取り戻した。
釈然としなかったが、あの悪夢はもう見ないような気がした。
ダニーはしょげ返っていたが、マーティンの様子を見て少しは安心した。鼻の頭が真っ赤だ。
「ダニー、鼻が赤いぜ!」マーティンがからかった。
ダニーは「オレはトナカイのルドルフっす」と言いながら四つんばいになった。
そして、背中にマーティンを乗せると部屋の中を這い回り、マーティンは笑い転げながらしがみついた。
だが、残念ながら楽しい時は長くは続かなかった。
この後マーティンが誤って玉を引っ張りダニーは悶絶したのだった・・・。
悶絶かよ!
マーティン、気いつけな。男は繊細やさかいに。
567 :
書き手1:2005/07/20(水) 22:58:26 ID:???
ダニーにとっては初めて真近にみるマーティンの父親、ヴィクター・フィッツ
ジェラルドFBI副長官だった。威厳で後光が差しているようだった。
あれがマーティンの親父さんかいな。俺のとは偉い違いやな。
「驚いた?あれが家の親父だよ。」マーティンが後ろから声をかけた。
「ああ、お偉いさんの典型ってタイプやな。お前苦労したやろ。」
「まあね。でも実の父親だしさ。」
実の父親。11歳で両親を亡くし里親を転々としたダニーにとっては
うらやましい言葉でもあった。しかしマーティンは知らない。自分の
過去を。
568 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:03:26 ID:???
「それより、今日どうする?」
「親父さんとメシ食わなくてもええんか?」
「父さんはそれよりNY支局の上層とのディナーを選んだのさ。」
はき捨てるようなマーティンの言葉。この親子の慟哭はダニーには分からない。
「それじゃ、インド料理にでも行こか。」
「ああ、分かった。じゃぁ後で。」
569 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:07:15 ID:???
レンズ豆のカレーとサグチキン、カブリナン。マーティンにとっては
全てエキゾチックなチョイスばかりだ。
おっかなびっくり口に運んでは、子供のように「美味しい」を連発している。
「お前ってほんまアメリカの食事しか食わなかったようやな。」
「ああ、メイドの料理で育ったからね。このナッツ入りのパン、最高に
美味いよ。」どうやらマーティンはカブリナンを気に入ったようだった。
「じゃ、残りはドギーバッグにして持って帰るか。」
「ああ、それって、ダニーの家に行くってことだよね。」
子犬のように目を輝かせるダニー。
570 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:11:06 ID:???
ダニーがインド料理を食べた後の体臭は、自然に香るムスクの香りだった。
マーティンはそれがすでにたまらない。早く胸に顔をうずめて、甘えたかった。
ダニーの家に戻るやいな、マーティンはダニーに飛び掛った。
「お前の方が体重があるんやから、考えてくれよ。」
頭を床にぶつけたダニーが困り顔で言った。
「ごめん、我慢できないから。」
二人のレスリングが始まった。
571 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:17:38 ID:???
今日はマーティンがダニーに手錠を使いベッドヘッドにくくりつけ、動きを
封じて、もて遊ぶ趣向だ。ダニーが動けないのをいいことに、ダニーの身体の
隅々まで味わった。ムスクの香りに囲まれて、マーティンは桃源郷を彷徨って
いるようだった。ダニーは先走りの汁を垂らしながら、マーティンが来るのを
待っている。マーティンは正上位で、ダニーの中に身体を潜らせていった。
「ああぁぁ。」ダニーのもがり声が、マーティンの情熱に拍車をかけた。
572 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:22:05 ID:???
マーティンは猛然と動き出し、自分の情熱をダニーの直腸に爆発させた。
ダニーも自分の腹にザーメンを吐き出した。
「ああ、君とのセックスがどれだけいいか、表現できないよ。」
「どの女よりもか?」ダニーが探るような目でマーティンを見つめる。
「ああ、今までのどのセックスよりもだ。」
573 :
書き手1:2005/07/20(水) 23:33:55 ID:???
ダニーは知らなかった。幼少の頃のトラウマでマーティンが女性との
セックスを毛嫌いしていることを。自分がバイなのと同じで、マーティンも
選択していると思っていた。
マーティンは自分のセクシュアルアイデンティティーをダニーに知られない
ように細心の注意を払っていた。でも誰かにその秘密を相談したいとも
思っていた。そうだ、「ザンジバル」「STUD」事件でお世話になった
アラン・ショア医師に相談してみよう。
マーティン父、すごい迫力でしたね。
人の話どころか息子の話すら聞かないタイプ。
威圧的なせいでマーティンは口も聞けないみたい。
マーティン父、ジャックを目の敵にしているのがいかがなものか。
自分が決めたであろう人事なのに。
息子がジャックを尊敬しているのが気に入らないと見た。
でもジャックもなかなかやるなぁ。
ジャック、全くヒエラルキーと考えなく任務についている姿が尊敬。
だから、マーティンも後を着いていっているんだと思う。
そのあたりはエピ21に書かれるから、お楽しみに。
579 :
565の続き 書き手2:2005/07/21(木) 00:29:37 ID:iup3uigh
ダニーがマーティンと会うのは大抵ダニーの部屋だった。
うらぶれたこの部屋でくつろぐ時間が激務やストレスから身を守っていた。
ぼんやりと夕暮れを眺めながらウクレレを弾く。
ポヨーンとした音色のアバウトさがダニーのお気に入りだ。
頻繁に調律しないと音が狂う気まぐれさも性に合うのかもしれない。
マーティンのアパートの方がゴージャスだったが、
なんとなく居心地の悪さというか、場違いな感じで馴染めなかった。
580 :
書き手2:2005/07/21(木) 00:30:39 ID:???
マーティンはダニーと一緒にいられたら場所はどこでも構わない。
必然的にダニーの部屋にいるのが当たり前になっていた。
お互いに違うことをしたりしているので煩わしくはない。
特に話さなくても、お互い目が合うと微笑みあう。
セックスも最初の頃より回数は減ったものの、満足度は大幅にUPしていた。
分かり合える幸せが二人をより親密にさせた。
581 :
書き手 2:2005/07/21(木) 00:31:52 ID:???
ダニーはマーティンとバスルームにいた。念入りにお互いの体を洗いあう。
不意にダニーはもよおし、マーティンの体に尿をかけた。
うわぁーと驚くマーティンに「マーキングや、お前はオレのもんやからな!!」
マーティンは今までこんなことをされたことがなかったが、負けじとマーキングのお返しをした。
じゃれ合ううちにマーティンはダニーを押さえ込んだ。
後ろ手に押さえつけ上に圧し掛かる。マーティンはミランダ警告を読み上げた。
マーティンは調子に乗ってダニーを縛り、そのままベッドに運ぶ。
582 :
書き手2:2005/07/21(木) 00:32:40 ID:???
ダニーはされるがままになっていた。
こいつ、えらい興奮しとんなぁ。ミランダ警告て・・・あかん、笑いそうや。
ダニーは必死にこらえると「・・・黙秘します」とだけ言った。
マーティンはますます興奮し、ダニーを仰向けにすると腋の下を舐めはじめた。
ダニーはくすぐったくて暴れるが、縛られているのでどうにもならない。
「マーティンやめろ、こそばい」もちろんやめない、それどころかもっとくすぐる。
「黙秘権を行使するんじゃなかったのかい?」ニヤニヤするマーティン。
「うわー、やめ、こっこそばいー。やめてくれー」ダニーは音を上げた。
583 :
書き手2:2005/07/21(木) 00:33:34 ID:???
マーティンの舌はペニスに向かう。浅黒いペニスがぐんにゃりとしている。
わざと周囲から責めはじめた。太腿、睾丸、ペニスの根本。
むくむくとペニスが持ち上がる様子をマーティンは楽しんだ。
執拗に本体を焦らすと、先っぽから透明な雫が流れてきた。
「マーティン、もう何とかしてくれ・・・。我慢できひん」
「フフ、まだダーメ」今日のマーティンは鬼畜モードのようだ。
ダニーの口にペニスを咥えさせるが、ダニーのペニスには手を触れない。周囲を舐めまわすだけだ。
「ダニー、全部飲めよ」マーティンはダニーの頭を掴むと二、三度上下した。
「くっ」一声洩らすとマーティンは射精した。
荒い息をしながらマーティンはペニスを抜いた。
584 :
書き手2:2005/07/21(木) 00:34:29 ID:???
ダニーは期待で目が潤んでいるが、マーティンは横に寝そべった。
「マ、マーティン、このままやったらオレ・・・は、早く」
「このままならどうなるの?見たいなぁ」マーティンはニヤニヤとかわす。
ダニーのペニスははちきれそうにピクピクとしていて射精の瞬間を待っている。
とうとうダニーはうつ伏せになるとシーツにペニスを擦り付け、自分でイった・・・。
「ダニー!!」マーティンは一瞬のことに呆気に取られた。
シーツに残るダニーの精液・・・マーティンはそれを自分のペニスに塗りたくると
またダニーの口にこじ入れた。ダニーは嫌がるがマーティンはねじ込む。
勃起したペニスを引き抜くと、ダニーのアナルに突きたてた。
縛られたままのダニーの体に遠慮なく腰を打ち付ける。
「あふぅ、、あっああー」ダニーも悶えながら動きにあわせて腰を振る。
マーティンが激しく動くとダニーは声を上げながらイった。マーティンもすぐに後を追った。
585 :
書き手2:2005/07/21(木) 00:35:30 ID:???
ぐったりとしたダニーの縛めをほどくと横に寄り添った。
「お前ってわけわからんなぁ。ちょっと危ないんとちゃうか?」
「えっそんなことないと思うけど・・・それより自分でシーツでイクとはね。あーいやらしいなぁ」
ダニーは恥ずかしくて何も言えなかった。シーツの染みが羞恥心を煽った。
「明日、洗濯するの手伝えよ」「うん、やり方も覚えたしね」
「ほな一人でやってもらおかな、マーティンくん」「いっ、それはまだ・・・」
ダニーは軽く仕返しをした。このボンはほんまにかわいい。
マーティンはダニーと一緒にいたがったが、自分でも同じ気持ちになっているのに驚いた。
やれやれ、オレも耄碌したもんやな。ダニーは苦笑いしながらマーティンにキスした。
マーティンはあどけない顔ですでに眠っていた。
口の端から涎が出そうなのを舐め取ると、ダニーも目を閉じ眠りについた。
書き手2さんのが好み。ストレートでおもしれー。
作風だか知らんがヘンなこだわりがなさそうなのもいい。
ウブいマーティン受けも可能ならキボン
自分男らしいダニー萌なんで。
587 :
書き手2:2005/07/21(木) 19:36:53 ID:???
>>586タソ
どうもthxです。書いてて不安なんで、感想いただけると嬉しいです。
ウブいかは微妙ですが、マーティン受けverやってみます。
ダニーは男らしいほうが似合うしね。
588 :
585の続き 書き手2:2005/07/21(木) 23:50:31 ID:iup3uigh
ダニーは汗だくで掃除機と格闘していた。
横からマーティンが不安そうに手元を見つめる。
「くそっ!!」「あかん・・・」「もう頼むから、頼みますわ・・・」
さっきからこんなことばかり口にしている。
ダニーが大枚をはたいて買ったダイソンの掃除機で
マーティンが水を吸い動かなくなってしまったのだ。
「ハァー、ウンともスンとも言わん。さすがの遠心力もお手上げみたいや」
「ゴメンどうしよう・・・そうだ、僕が新しいの買うよ」
「いや、乾いてからもっぺんやってみよ。ちょっと置いとけ」
今回の失敗は痛かった。ダニーはため息をつきながら掃除機を見つめた。
マーティンは何も言えずにただ立ちすくんでいた。
料理をすれば手を切るし、洗濯ではFBIのIDタグを一緒に洗いクタクタにした。
今回はダニーのお気に入りの掃除機をポシャった。
僕っていつもこうだ。失敗ばかりして足を引っ張るだけ・・・。
こんなんじゃいつ捨てられてもおかしくないよ・・・。
「マーティン、乾くまで暇やから出かけよう。コート取ってき」
「あ、ああ」マーティンは掃除機に未練がましい目をやりながら玄関へ向かった。
590 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:54:02 ID:???
ダニーは車に乗った。マーティンが横に乗ろうとすると止め、バックシートに座らせた。
「なんで後ろなの?」「ええから」静かに走り出すマスタング、どこに行くのか見当もつかない。
9ブロックほど走るとスラムに着いた。廃車が通りを占領している。
ダニーはしばらく周辺を回るとちょうど1.5台分ぐらいの駐車スペースを見つけた。
「マーティン、よう見とき」ダニーはゆっくりと前の車の横に並ぶとサイドミラーを確認し角度を合わせた。
そのままハンドルを切り、安全を確かめまっすぐバックし、さらにハンドルを切った。
そして車体をまっすぐにするとすっぽりと駐車スペースに収めた。
見ているだけなのに、マーティンの手のひらは緊張のあまり汗で濡れていた。
「ほな、代わろか。オレは降りて見といたる。そうや、幌開けたるわ。これならわかりやすいやろ」
ダニーは電動スイッチを押すと幌を開けた。確かに見やすい。
「さぁ、前に乗れ。よーく見てあかんと思たら止めるんやで」
マーティンは渋々運転席に座った。大きく息をする。
そろそろと車を出した。ギィューーー、耳慣れない音が響く。
「マ、マーティン・・・サイドブレーキ!!」「あ、ああ・・」
気を取り直して再チャレンジ。前の車に平行に並ぶ。
五分以上かかってやっと止めたものの右後方に擦り傷が付いていた。
マーティンは必死で気づいてないが、ダニーは何も言わないで続けさせた。
591 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:55:01 ID:???
だが一時間もするとマーティンも上手く止められるようになっていた。
安心したのもつかの間、ダニーは無情にも幌を閉めた。
「ダニー?」「FBIの車に幌なんかないやろ、さあ続けろ!」
またもやノロノロとした動きに逆戻りしたものの、今回はそう長くは続かなかった。
二時間の路上講習で、マーティンは縦列駐車をマスターした。
ダニーみたいにヘビのようにスルリというわけにはいかないが、人並みにはなった。
ダニーはそのままマーティンにアパートまで運転させた。
マーティンは車を降りて初めて傷をつけたことに気づいた。その数三箇所・・・。
「ダニー、ここ。あとこれも・・・」「ああ、それ。大したことない、気にすんな」
マーティンは困った顔でダニーを見た。ダニーはこの表情をみると欲情してしまう。
「お前の困った顔を見るのがたまらんわ」耳元で囁かれマーティンは赤くなった。
「よっしゃ、部屋まで競争や。負けたほうが奴隷やで」そういうとダニーは駆け出した。
慌てて追いかけるマーティン。今日の奴隷はマーティンに決まった。
592 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:55:31 ID:???
ダニーは窓辺に立っていた。服を着たままペニスだけをこれ見よがしに出している。
マーティンは跪いてフェラチオの奉仕をしていた。
時折ダニーが「う、ぅぅ」と短く喘ぐ。マーティンのフェラは情熱的だ。
一心不乱に咥え、舐める。見ているだけで感じてきそうだ。
よく見るとフェラチオをしながら自分のペニスをしごいている。
ダニーの嗜虐心に火がついた。
593 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:57:06 ID:???
「マーティン、誰がそんなことしてええって言うたん?」「ぇ・ぁ・・・」
「お前は奴隷やのに自分の快楽を優先する気なんか?」「・・・・・」
「なんやこれは!!先をこんなに濡らして!」ダニーはペニスをいたぶった。
マーティンのペニスは手の中で弄ばれクチュクチュと音を立てている。
イキそうな気配を感じ取ったダニーは根本を紐で縛り上げた。
「これでイキたくてもイカれへん」そわそわするマーティンに言い放つ。
「さあ、仰向けになって足を開け」マーティンは黙って従った。
ダニーはアナルにココナッツオイルを塗ると、指を沈め動かした。
「は、あん、いっいいー」ペニスがピクピクと動き、とろとろの液が流れている。
縛られているのでイケないが、もう射精寸前だ。
594 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:58:25 ID:???
「ダニー、早く外して。イキたいよぉ・・」マーティンはもうたまらない。
「オレに命令するんか?」ダニーは乳首を思いっきり捻った。
「あぁー!!ハァハァ・・・」縛られたペニスから白いものが流れてきた。
垂れ流すような射精にマーティンは頭が狂いそうになった。
イったけどイってない、そんな感覚だ。アナルを突き出すと懇願した。
「早く入れてください。もう、もうダメです」
ダニーは満足げにニヤリとすると、紐を取りアナルにズッキーニを入れた。
「冷たっ、で、でも・・・あっああん」ズッキーニは頻繁に出入りをくり返し
とうとうマーティンはザーメンをぶちまけた。
間髪入れずダニーが挿入した。イったばかりのアナルの収縮を楽しみながら
ザーメンでぬるぬるのペニスを弄ることも忘れない。
「ダニィーー」マーティンのアナルはますます強く締め付けてくる。
「ズッキーニでイクだけやったらもったいないやろ?」
ダニーは速度を次々と変えながらピストンした。
マーティンは続けざまに射精した。「悪い子や、こんなに何回も出して・・・」
ダニーはイクと同時にペニスを抜き、マーティンのペニスに射精した。
すでにドロドロのペニスが、さらに糖衣をまとったように白くなる。
595 :
書き手2:2005/07/21(木) 23:59:18 ID:???
はぁはぁ・・・と荒い息をしながら二人は折り重なった。
マーティンはすでに虚ろな目をしている。ピノキオはオネムのようだ。
ダニーはマーティンを寝かせた。長い一日が終わろうとしている。
車の修理とダイソンか・・・また出費が増えたなぁ。
まぁええわ、アイツも縦列駐車出来るようになったんやし。
ダニーは何気なく掃除機のスイッチを入れた。
ヴィィィィーン、どわぁ、これ直ってるがな!!
明日マーティンに教えたろっと。そうや、これでチンチン吸うて起こしたろ。
想像して笑いながらダニーは早起きすることに決めた。
マーティンの縦列駐車、もう最高です。
捜査以外、本当に何も出来なさそうな気がしてきました。
ダニーの車、マスタングのコンパーティブルというのも似合ってますね。
本当に本人が持っていそう。
マーティンはアラン・ショアに電話を入れてみた。
すぐ本人が出たので安心した。
「ショアですが」
「あ、僕ERでお世話になったFBIのマーティン・フッツジェラルドです。」「
「ああ、その後はいかがですか?」
「おかげさまで、普通に過ごせています。」
マーティンはアランに手短に用件を伝え、アポイントを取った。
明日の夜8時、アランの家だ。
599 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:19:10 ID:???
マーティンが初めて訪れるアランの家は、ジョン・レノンが住んでいた
ダコタハウスの裏手にあたるアッパーウェストサイドだった。
「さぁ、くつろいで。貴方の悩みを聞きましょう。」
アランは、マーティンがダニー・テイラーの相手だと知りながら対応している。
600 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:21:50 ID:???
「実は女性が苦手なんです。それなのに女性を相手にすることになって、
パニックになりました。」
「それで、どうしました?」
「いわゆる3Pで、男性がいたので、イクことは出来ました。」
マーティンは何故自分が女性を苦手としているか13歳の頃のこと
ぽつりぽつりと話した。
601 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:33:43 ID:???
「では、貴方はいわゆる性的なアイデンティティーを決めかねているわけ?」
ショア医師の質問はダイレクトだった。
「いえ、僕が男性を普通に愛し、一生を遂げられるか知りたいんです。」
マーティンは必死だった。30過ぎて結婚しないことを親から攻められ、
どうにもならなくなっていた。そろそろカミングアウトの準備をしなければ
ならない。
602 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:38:19 ID:???
父には間接的、いわば一時的に相談をした案件だが、自分の将来を決定する
診断を精神科医から下されるのは、全く違う話だ。
アランは、完全にバイだと下しているダニーの診断を考えながら、マーティン
に対応していた。
「それなら、試しましょう。」
603 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:40:41 ID:???
アランはさっさと用意し、マーティンをベッドに誘った。
「はぁ、これが診断ですか?」とまどうマーティンを促し、
ベッドインをしてみた。
「貴方がこれからすることに違和感を覚えたら言ってください。」
アランは始めた。
604 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:42:27 ID:???
アランはダニーがしないであろうテクニックを使って、マーティンに臨んだ。
玉の後ろを舐めたり、ころがしたり、ありとあらゆるテクで、マーティンを
喜ばせた。
605 :
書き手1:2005/07/22(金) 02:45:10 ID:???
「アラン、もう待てない!イってもいい?」
ぼんぼんは、耐久力が足りないな。
そう思いながら、アランはイクことを許した。
アランは考えていた。一方は勢力絶倫のヒスパニック、もう一方はすぐに
根を挙げるWASP。いずれにしても、面白いゲームの始まりだった。
書き手2さん( ・∀・ )イイヨイイヨー
マテのFlesh&Mental受け嬉し。つーか「金持ちボン=無能=無力」が
短いながらもよぅくあらわれててかなり好き。
(何か故障したら買い換えれば良しってな思考も深い。
それに応えるダニーの主婦のような堅実さもキャラ的にストライクでナイス)
で、もちろんHも「イったけどイってない」ニヤニヤっす。
ストレートがっちゅんよりもエロい文テクすね。GJ。
続きじゃなくて単発でもいっすからカコイイ野郎っぽいダニーと
「自分ではやってるつもりでもまったくデキない子」なマテでまた是非。
この2人だからやっぱり良いんだなぁと思うっす。
>ダニーの主婦のような堅実さ ←テラワロスw
自分はサイドブレーキすら忘れてるとこがマーティンらしいとオモタ
アランのゲームにも期待。
つーか、マーティンて早漏なのね・・・。
途中で送信してしまった
あの冷酷そうなマーティン父にカミングアウトなんてしたら家を勘当されそう。
アナルに入れたズッキーニ。
あとどうなったんだろう・・・(不安
書き手1さん書き手2さん両方(・∀・)イイヨイイヨーー!!
放送が終わるともう書いてくれないんだろうなぁ。
>この後マーティンが誤って玉を引っ張りダニーは悶絶したのだった・・・。
悶絶したダニー・・・ハァハァ
書き手2さんのマーティンを読んでいたら、
マーティン萌えにもなってきました。
だって、可愛すぎるんだもん。
>そうや、これでチンチン吸うて起こしたろ。
そんな事したら今度はマーティンが悶絶するよ!
614 :
書き手1:2005/07/22(金) 22:48:55 ID:???
放送終わったらどうしましょうね〜。
本国でシーズン2のDVDが出たら書けそうですけど・・・
615 :
書き手 2:2005/07/23(土) 01:38:23 ID:???
シーズン1もあとわずかなんてショック・・・。
一応読みたい方がおられる限りは書こうと思ってます。
NHKがシーズン2もやってくれるといいけど。
>>609 使用済みズッキーニはおそらく捨てたと思われます。
616 :
595の続き 書き手2:2005/07/23(土) 01:39:57 ID:WKsfn+hP
マーティンは久しぶりに自分のアパートにいた。
いつもダニーの部屋に入り浸りなので鬱陶しいだろうと思い
今日はアパートに帰って来たのだ。
自分の部屋なのに落ち着かない、妙な居心地だ。
お気に入りのシェルチェアーに座ってもモヤモヤは晴れなかった。
テレビをつけても内容が素通りしていく。読みたい本もない。
考えるのはダニーのことばかりだ。
まさか、この前みたいに女を抱いてないよね?!!
マーティンは不安になってきた。
でも今日は好きなことをしようと言い出したのは自分自身だ。
電話もしにくい。ああ早く朝になれと祈るマーティンだった。
617 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:40:56 ID:???
その頃ダニーは一人でDVDを見ていた。
[ 摩天楼はバラ色に ]はダニーの好きな映画だ。もう30回以上見ている。
ストーリーもセリフもすべて頭に入っていたが、何度見ても飽きないのだ。
コメディーながらダニーの野心に問いかけるのかもしれない。
よくよく見ると主人公がマーティンに似ている気がした。
そういえば今頃マーティンは何してるんやろ?
なぜか気になったので、ダニーは電話をかけることにした。
618 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:41:37 ID:???
呼び出し音が一度も鳴り終わらないうちにマーティンが出た。
「・・・はい」ものすごく暗い声だ。
「マーティン、オレや。どうしたん?」息を呑む音が聞こえた。
「ダニー、今一人?」「一人やけどなんで?」
「ううん、別になんでもない」「もしかして浮気の真っ最中かもって疑うた?」
「・・・」
「アホやなぁ、もう絶対せーへんって約束したやろ。オレって信用ないんやな」
「ただ、寂しかったんだよ、僕は・・」「じゃあ今からそっちに行こかな?」
「えっ、それ本当?」「ああ。ほな、飛んで行くわ。待っててな」
ダニーは一応スーツやブリーフケースを持ってマーティンのもとへ向かった。
619 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:42:38 ID:???
ダニーが部屋に入るとすぐにマーティンが抱きついてきた。
「寂しかったよー、ダニー」まだ支局で別れてから数時間しか経ってない。
「わかったから、よしよし。じゃあ無理して好きなことしいなんて言わんでええのに」
「へへっ・・・」マーティンはダニーの手を握るといそいそとリビングへ案内した。
マーティンもオレと一緒で孤独なんかもしれんな・・・。
ダニーはマーティンが元気さを装えば装うほど悲しくなった。
「マーティン!!」いきなりダニーはマーティンを強く抱きしめた。
「もう無理すんな。お前のこと鬱陶しいなんて思うわけないやん。ずっと一緒におりたいんや」
「ダニー・・・」息が苦しいほど抱きしめられ、マーティンは夢見心地で目を閉じた。
620 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:43:33 ID:???
ダニーはやさしくキスをした。壊れ物に触れるようにそっとやさしく。
マーティンのシャツのボタンを一つずつ丁寧に外し脱がせた。
首筋から鎖骨、全身にくまなく愛撫を施し、舌をからませる。
処女の女の子を抱くように丁寧で丹念な愛撫だ。
マーティンの呼吸も荒くなり、かすかに喘いでいる。
ダニーはキスをしながらゆっくりと挿入した。
「ん、ふぅ、あぁぁー」マーティンの声がくぐもる。
だがダニーはキスをやめない。口を塞いだままゆっくり律動する。
くぐもった声が嗚咽を洩らすように大きくなった時、マーティンがイッた。
ダニーはそのままじっとしていた。マーティンを見つめて微笑む。
「よかったか?」「ハァハァ、ん、溶けちゃった」
ダニーはマーティンの横に寝そべった。腕枕をして抱き寄せる。
621 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:44:08 ID:???
「ダニーは最後までしないの?」マーティンは不思議そうな顔をしている。
「ああ、今日はええねん。それよりこのまま腕の中に抱いときたいんや」
「あ痛っ!!、何すんねん?」いきなりマーティンがダニーの手を噛んだ。
「ダニーが妙なこと言うからさ」そしてさらに軽く噛んだ。
「あのなぁ、男にはこうゆう時もあるんや。心配すんな」
「僕も男だよ、忘れてるんじゃないの?」拗ねるマーティン。
ダニーはくすっと笑いながらマーティンの髪をくしゃくしゃにした。
そして拗ねたマーティンの頬を両手で包み、額にキスした。
622 :
書き手2:2005/07/23(土) 01:44:50 ID:???
ダニーにはマーティンの気持ちが手に取るようにわかっていた。
今自分が抱いているのは大人の男ではなく、孤独な子供だという気がしてならなかった。
生い立ちか・・・これだけはどんなに隠しても隠しきれん。
何でもないときにひょっこり本性を現すんや。生い立ちだけはあなどれんわ。
ダニーは傍目にはええとこのボンボンに見えるマーティンの陰を思うと苦しかった。
「かわいそうに・・・」心の中でつぶやいたつもりが、声に出ていた。
幸いマーティンは眠っていた。
もう一度髪をくしゃっとするとダニーは出て行った。
624 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:20:13 ID:???
「おはようー、ダニー♪」
「ああ、おはよ・・・」
「おはようマーティン、朝からご機嫌ね。何かいいことあったの?」
「あっサマンサ・・、おはよう。下にいたなんて気づかなかったよ」
マーティンはそそくさとその場を立ち去った。
「ひょっとしたらあいつ、女でもできたんちゃうか」
「かもね、ボンボンもなかなかやるわね!」
ダニーは何気にその場を取り繕った。
625 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:20:46 ID:???
「マーティン、最近馴れ馴れしいぞ。気ぃつけや」
「うん、ゴメン・・・」うつむくマーティン。
「早よ向こう行け!、オレがいじめてるみたいやろ」
マーティンは冴えない表情で席に戻った。
あーあ、また怒られた。これぐらいで怒るなんて・・・。
ダニーの態度が納得できないマーティンは仏頂面のまま仕事に戻った。
ダニーのほうを盗み見たが、ダニーは目も合わせてくれない。
何だよ、ダニー・・・。少しぐらいこっち向いてくれてもいいじゃないか!!
マーティンはだんだんとダニーにムカついてきた。
626 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:21:31 ID:???
仕事が終わると、マーティンは急いで家に帰った。
ダニーに会いたくなかったのだ。こんな気持ちになるのは久しぶりだった。
ピザを取り、ワインを空けた。一人の宴は深夜まで続いた。
どんなに飲んでも酔いが一向に回らない。それほど気持ちが沈んでいた。
マーティンは鏡を見つめた。悲しそうな顔がこちらを見ていた。
ふぅーっとため息をつくと、悲しげな男もため息をついた。
マーティンは鏡に話しかけた。
「僕、何か気に障るようなことした?」「・・・・・」
「何であんなに怒るのさ?」「・・・・・」
「何か言ってよ!!何で僕ばかり責めるの?何か言えったら!!!」
マーティンは鏡を投げ捨てた。ガン、ガッシャーン、派手な音をたてて割れる鏡。
「もう勝手にしろっっ!!」マーティンはそのままソファーに倒れこんだ。
627 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:22:34 ID:???
朝、目を覚ますとベッドにいた。寝覚めが悪いが自業自得だ。
甘い匂いが部屋中に漂っている。
?と思いながらリビングへ行くと昨日の宴の後は何もなかった。
食器も鏡も跡形もなく片付けられている。
キッチンに行くとダニーがいた。「あ・・・・」言葉が続かない。
「おはよう、昨日黙って帰ったから気になったんや。宴会やったら誘ってくれたらええのに」
「宴会なんかじゃないっ・・・。ダニーの・・・ダニーのバカっ!!」
マーティンは怒り泣き寸前だ。
「わかった、わかったから。確かにバカや、オレは。説明が足らんかったんや。
後で話すから朝ごはん、いやもうランチやけどいっしょに食べような」
ダニーはマーティンの好物のフレンチトーストを勧めた。
そしてマーティンのためにメイプルシロップをたっぷりとかけた。
「さぁさ、マーティン」ダニーが勧めるが、「いらないっ!!」
ダニーは困ったような目で見るが、マーティンはそっぽを向く。
「オレせっかく焼いたのに・・・なっ食べさしたろか?」
マーティンは本当はそうしてほしかったが、わざと知らん顔をしてソファーに戻った。
628 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:23:21 ID:???
ダニーはお皿をもって追いかけ、マーティンの横に座るとフォークを差し出した。
「はい、一口だけでもええから食べて。でないと泣くで」ニッコリするダニー。
「じゃ泣けば?」マーティンはいじわるだ。
ダニーは流し目で一瞥をくれるとフレンチトーストを食べた。
予想外のことにマーティンは慌てたが、努めて平静を装った。
「泣くんじゃなかったの?」
「うん、泣くで。全部食べてから。冷めたらイヤやもん」
「もうー、ダニー!!」マーティンの負け。
「あはは、ほらこれ食べ。ちょっと減ってしもたけど」ダニーはマーティンに食べさせた。
口の端にメープルシロップがつき、ダニーは舐めてやった。
629 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:24:00 ID:???
マーティンが食べ終わると、ダニーはメープルシロップをしまおうとした。
だが、あることを思いつき、マーティンのシャツをいきなり剥いだ。
固まるマーティンを押し倒すと、体にシロップをかけ舐め始めた。
甘い香りがマーティンを包む。マーティンもダニーを脱がせると舐め始めた。
唾液とシロップで体がベトベトになるが、二人は互いの体に夢中だ。
マーティンがダニーのアナルを舐めた時、ダニーの体にゾクっとした衝撃が走った。
「ぁぁ、マー・・ティ、もうあかん。いっ入れて」息も絶え絶えのダニー・・・。
「はぁはぁ、じゃあいくよ」マーティンはずぶっと突き入れた。
「んあぁー、はぁん」ダニーが喘ぐ。揺さぶるように動かすとダニーはあっけなく果てた。
630 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:24:53 ID:???
マーティンはダニーの精液をすくうと自らの口に擦り付けた。
塩素のような香りのダニーの精液・・・マーティンは舌なめずりし、うっとりとした。
ダニーはその様子を見て興奮した。「マーティン、もっと動かして・・・」
イったばかりなのにペニスはもう勃起しはじめている。
「よーし、ダニーここだね?ここがキミの泣き所だ」
グリグリとダニーの敏感なスポットを的確に突き続ける。
「うっ、そっそこはー、あぁ、いっぃいー」ダニーは全身が快感に犯されていた。
ぶるっと身震いするとまたもやザーメンを吐き出した。
マーティンもイキそうだったがずっと我慢していた。
ダニーがイッたのを見届けるとようやくアナルの中に射精した。
631 :
書き手2:2005/07/23(土) 04:26:45 ID:???
バスタブに浸かるマーティンの横でダニーは歯を磨いていた。
「自分の精液の味ってイヤやな、お前のやったらええのに。不思議やな」
「僕だってそうだよ。ダニーのはおいしい」真顔で応じるマーティン。
「今度からオレのを舐めた後でキスするの無しな、お互いに」
「うーん、でもキスしたい・・・やっぱ僕はキスする!」
「クククッわかった、でもなるべく精液は無しな」そう言うとダニーは口をゆすいだ。
「昨日のことやけど、職場であんな態度とったらオレらのことバレるかもしれんやろ?
サマンサも床で物拾うてたし、いつどこに誰がいてるかわからんからな」
「・・・うん、それもそうだね」
「お前が嫌いであんな態度とるんとちゃうんやで。それだけは忘れんといてな」
「ああ、わかった。僕が悪かったよ。怒ったりしてゴメンね」
「さっき鏡片付けたけど、あれ何?」
「あの鏡・・・あいつ返事しなかったから割ってやったんだ」
「はぁ?返事なんかするかいな。お前は白雪姫の継母か?じゃなくてピノキオやろ!」
「今度僕のことピノキオって呼んだら殴るよ!!」
「すまんすまん、もう二度と呼ばへんて。ピ、ピーナッツ!」
「それもイヤ、絶対ダメ」マーティンはからかうダニーをバスタブに引きずり込んだ。
632 :
書き手1:2005/07/23(土) 07:01:48 ID:???
ダニーの庇護者的な設定がいいですね〜。
実年齢はエリッククローズの方が上なのに
そう思えないのは何故でしょう?
エンリケの大人の魅力?
何もできないから子供っぽいのかも>マーティン
それに童顔だし。
ダニーはこれまたセクシー過ぎるくらい。マーティンもいいけどやっぱりダニー萌え!
☆ チン マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<続きまだぁ〜??
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
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635 :
書き手1:2005/07/23(土) 23:56:04 ID:???
テスト
今日はNY市民が待ちに待ったサブウェイマッチの日だ。
メッツ狂のダニーとヤンキーズファンのマーティン。
二人が初めて一緒に野球を楽しむ機会がやってきた。
ダニーはコーク、マーティンはビール、それにホットドッグとポップ
コーン。野球観戦の全てが揃っている。
637 :
書き手1:2005/07/24(日) 00:02:39 ID:???
今日は投手戦で、一進一退のゲーム展開だった。
「今日の結果は明日の朝刊を見ることにしない?」
マーティンからの積極的な働きかけだった。
「お前がええなら、俺はかまわんけど。」
二人は自然とダニーのブルックリンのアパートに向かっていた。
638 :
書き手1:2005/07/24(日) 00:07:12 ID:???
「お前さぁ、俺が売春婦を呼んだ時どう思うた?」
「そりゃ、裏切られたとか、僕の奉仕が足りないか。混乱した。」
「すまんなぁ。俺もあの時、自分のIDを確認してたんや。」
「それで、どういう結果だったの?」マーティンはおずおずと聞いた。
「お前以上に俺を幸せにしてくれる相手がいないってことや。」
マーティンは体躯を駆使して、ダニーをソファーに押し倒した。
「ダニー、分かってくれたんだ。僕らは離れられないベターハーフ
なんだよ。」
「どうやら、そうらしいな。」
639 :
書き手1:2005/07/24(日) 00:11:05 ID:???
このボンは本当に俺を生涯の伴侶と思ってるんやろか。
まだ、ダニーは信じられないでいた。同僚とはいえ、FBI副長官の
マナ息子だ。二人でカミングアウトしたら、何がおこるんやろか。
そんな将来を考えないマーティンはダニーと一緒にいられる一瞬
一瞬に命を賭けていた。
神が二人を分かつまで。
結婚式での誓いさえ、頭をぐるぐる浮かんでいた。
640 :
書き手1:2005/07/24(日) 00:36:16 ID:???
マーティンは静かに寝息を立て始めた。
そんなマーティンをお姫様だっこでベッドに運ぶ
ダニーだった。
641 :
書き手1:2005/07/24(日) 00:39:45 ID:???
マーティンのYシャツやパンツを脱がせるのはもはや簡単な技だった。
自分も全裸になり、マーティンの身体に這わせるように横たわる。
お前はほんまに孤独なぼんやったんやな。
兄弟がいるダニーは、マーティンの孤独全てを理解できなかったが、
あの父親の家庭だ。幼少生活は容易に検討が付いた。
俺がこれからお前を守ったるで。
今日はセックスなし、二人の合い寄る魂が触れ合った夜だった。
やっぱりカミングアウトしたらFBIにはいられないよね。
あのマーティンパパにダニーだけ抹殺されそうだし。
賛否両論があるけど、外国は男同士でも結婚できる制度がすごいね。
自分としてはこのまま幸せになってほしい。
643 :
書き手1:2005/07/24(日) 01:25:42 ID:???
ダニーはマーティンより早く目覚めた。
昨日イカなかったせいか今日の朝立ちは、自分でもホレボレする位だった。
隣りで正体無く眠りこけているマーティンを驚かせようと思い、グレープ
シードオイルをマーティンのアヌスに塗りこみ、一気呵成に挑んだ。
さすがのマーティンも目が覚め、「何やってるの、ああぁぁぁぁ」と
嗚咽した。じきにマーティンのものも目覚め、先走りの液で光っている。
「マーティン、俺行くからな、ついて着てや。」
言うも早く、ダニーはマーティンの腰を掴み前後させると、マーティンの
中にペニスの中身をほとばさした。
「ああぁ、ダニー、イク〜」マーティンもほどなく自分のものをシーツに
押し付けた。
644 :
書き手1:2005/07/24(日) 01:29:07 ID:???
「さぁ、今日も仕事や。がんばろな。」
一発抜いて気持ち朝のダニーと違い、朦朧とした中で、イったマーティン
は違っていた。
「ダニー、ずるいよ。僕が正体無い時に攻撃はだめだよ。」
プーッと膨れるマーティンの髪をくしゃくしゃにして、
「お前が、油断しとるんのが、悪いんや。」
そうして、二人はシャワールームへと入っていった。
二人のシーツの洗濯が大変そう。特にマーティンのサービスアパートだと
メイドがやるだろうから・・・・
そこでダニーの生活指導ですよw
>>645 うんうん、他人に見られるのは嫌だよね。
メイドと顔をあわせるのが恥ずかしいよ。
ドアマンのジョンもどう思ってるのやら。
マーティン父がお金握らせれば、息子の生活が
筒抜けになりそうw
ダニーの忠告を聞いてからマーティンはそっけない態度を取っていた。
支局内や人前では気をつける、忠実に教えを守っていた。
気をつけるに越したことはない。
二人の関係を考えると慎重ぐらいのほうが望ましかった。
ダニーの浮気事件以来、合鍵を交換していた。
合鍵がマーティンの心の支えとなっていた。
辛くなるとマーティンはダニーの鍵をぎゅっと握り締めた。
それは一種のお守りのような精神安定剤の役割を果たしていた。
650 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:36:27 ID:???
ダニーのアパートには次第にマーティンの物が増えていた。
マーティンは気にしていないが、ダニーは違った。
こんなもんを人に見られたら・・・・ダニーは放置するわけにいかなかった。
「マーティン、これ全部持って帰り」
「えっ、なんで?僕は要るのに・・・」きょとんとするマーティン。
「見られたらヤバイやろ。こんなん置いとかれへんわ」
「誰か連れ込むのに邪魔だから?」
「まだそんなこと言うてんのか!!、ええ加減にせい!」
「・・・やだ、のけない!、急にそんなこと言い出すなんて怪しいよ」
ハァー、コイツには何言うてもあかんな・・・。ヘンに頑固やで・・・。
クローゼットにはダニーの荷物が詰まっていて余裕はない。
ダニーは外に物が出ているのが嫌いだった。散らかっている気がするのだ。
ダニーは黙ったままメジャーで寸法を測った。
「何測ってんの?」マーティンはダニーのすることが新鮮だ。
「しゃあないからここに棚を置くんや。お前専用のな」
「ええー、僕の?嬉しいよー、ダニー♪」
「ええい、もうわかったから!棚買いに行くで、早よ支度しい」
ダニーは苦笑いしながら身支度をした。
651 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:37:07 ID:???
二人はニュージャージーのIKEAにいた。
ここならありとあらゆる物がそろう。
マーティンははじめて来たのでキョロキョロしている。
ダニーはサイズを確かめながら棚を選んだ。
整理整頓の苦手なマーティン用なので扉は絶対に必要だ。
「マーティン、これでええか?」
「ダニーに任せる。だけどこんなに小さいので入るかな?」
「ん?これは組み立てる前やから小さいけど、完成したらこんなんやで?」
「組み立てる?家具を?」どうやら組み立て式家具を知らないらしい。
ダニーはやれやれと首を振った。とにかく棚は決定だ。
ダニーはこっそりと金の王冠をかぶったカエル王子のぬいぐるみも買った。
まんまるな目がマーティンに似ていて買わずにいられなかったのだ。
幌を開けると荷物を積み、二人はニューヨークへ戻っていった。
652 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:37:45 ID:???
部屋に戻るとダニーはすぐに組み立てに掛かった。
説明書を見ながら板を組む。はめ込み+ネジ釘で頑丈な作りだ。
マーティンも手伝いたかったが、説明書の三番でつまづいた。
その間にも着々と作業は進む。
「ダニー、木ネジって何?木がネジってすごいねぇ」
「ネジて呼んでるけど、ネジじゃなくてはめ込みに使う芯みたいなもんや」
「へぇー、そうなんだ。僕も何か手伝いたいよ」
「ほな、扉の取っ手でも付けといて」
「うん、そうするね」マーティンは部品の所へ行くと取っ手を探した。
取っ手取っ手と、この黒い矢印みたいなのとそれと・・・コレ?
マーティンは取っ手はなんとかわかったものの付け方がわからなかった。
653 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:38:21 ID:???
まごまごしてる内に棚が完成した。「マーティン、あとは取っ手だけやで」
「あ、ああ。はい、これ」バラバラのままの取っ手を渡した。
ダニーはマーティンを扉の前に連れて行き、やさしく説明した。
「そっか、こうすればよかったのかー」マーティンはぎこちない手つきで工具を回した。
何はともあれマーティン用クローゼットの完成。
「開けてみ」ダニーが促すとマーティンは扉を開けた。
「うわー、すごいね。ん、この包みは何?」「ええから、それも開け」
「カエル?何でまた?」「かわいいやろ?一目惚れしてもたから連れて来た」
マーティンはカエル王子を見つめた。口にファスナーが付いている。
ファスナーをあけると舌にハエが縫い付けてあった。
「ダニー・・・あっはっは!!コレ笑える!」ダニーもいっしょに笑った。
654 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:38:53 ID:???
マーティンの荷物もすっかり収まり、二人はくつろいでいた。
もちろんカエル王子もソファーの上にいる。
「ダニー、王子の口を見て」そわそわしながらマーティンが言った。
ダニーがファスナーを開けると中にココナッツオイルのボトルが入っていた。
マーティンはすでにシャツを脱ぎ、いたずらっ子のような笑みを浮かべている。
ダニーは理解するとマーティンをうつぶせにした。
「マーティン、この変態め!!」ダニーも服を脱ぎ捨て襲い掛かった。
655 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:40:19 ID:???
アナルにココナッツオイルを塗り十分にほぐしたところでオイルがなくなった。
ダニーは何も言わずにボトルの先を挿入した。
「んんっぁぁん、何これ、ぅぅん」ダニーはボトルを押して空気を入れた。
「ひぃっ、んくっ、ぁぁぁ」身をよじるマーティンをダニーはますます責める。
ボトルを入れたままペニスを咥えると、トロトロの雫が咽喉をつたった。
「ハァハァハァ・・・ダニィ・・・僕はもっもう」切なく喘ぐマーティン。
限界が近そうなのに気づくとダニーはボトルを抜いた。
マーティンを向かい合わせにし正面座位で挿入する。
「んふぅ、ハァハァ」マーティンがダニーにしがみつく。
マーティンの重みでダニーのひざがガクガクしてきたが、
それがまた心地よい振動となった。
マーティンはギュッとしがみつくと大量に射精した。
ダニーのおなかに生暖かいものが飛んだ。
656 :
書き手2:2005/07/24(日) 20:41:02 ID:???
ダニーはそのままバックに体位を変えると思いっきり腰を振った。
マーティンのアナルは酸欠の魚のようにひくついている。
「あぁー、マーティン、くっ・・」ダニーはマーティンの中に出した。
荒い息をしながら天を仰いだ。ふと見るとマーティンの腰に血が滲んでいる。
「ハァハァマーティン、ごめん。力が入って爪がささったみたい。ごめんな」
「ん、そんなに痛くないよ。大丈夫」ダニーは滲んだ血を舐めた。
「っつう・・・舐めたら沁みる・・・でも気持ちいい」
「おいおい、もしかしてマゾっ気あんの?」
「ううん、痛がるとダニーが心配してくれるからね♪」
コイツ・・・ダニーはデコピンをお見舞いすると執拗に傷を舐めた。
「うわぁー沁みるぅ〜」
マーティンは嬉しそうな顔で大袈裟に痛がってみせた。
IKEA(アイケアですね、NYだと)を知らないマーティンさもありなん。
簡素な生活を好むダニーもなるほど。
さすが、いつもディテールに凝った書き手2さんですね。
658 :
書き手2:2005/07/24(日) 23:03:16 ID:???
>>657 マーティンはイームズのシェルチェアーがお気に入りの設定なので
IKEAは知らないもしくは興味ないと思い書いて見ました。
カエル王子は現実に存在してます。なかなかかわいいですよ。
659 :
書き手1:2005/07/24(日) 23:56:07 ID:???
ココナッツオイルは香りがいいですよね。
私はキッチンにあったグレープシードオイルを選んでしまいました。
IKEAのカエル王子、実際に見てみたいです。
今日は色々あったので、私は休みます。
楽しく読ませていただきました。
660 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:11:37 ID:???
ダニーはいわゆるコミットメントフォビアに陥っていた。
一人に拘束される一生を約束することに対する恐れだ。
マーティンは荷物をダニーのアパートに増やし続け、まるで同棲しているかの
ようになっていた。マーティンは将来の事をどう考えているのか。
家庭生活以外の自己実現をどう思っているのか、聞いたことがないから
分からない。
661 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:13:12 ID:???
一方のマーティンは父親が全ての便宜を図ってくれるとたかをくくっていた。
自分がゲイと言おうがバイと言おうが、最愛の人物が男性だろうが、自分を
守ってくれると。
662 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:15:45 ID:???
ダニーはすかさずアラン・ショアに連絡を取った。
精神科医ほど安心できる相手はいない。アランにとっては、底辺のヒスパニックと
良家のWASPのカップルの生き様が面白いゲームでしかなく、それに加担できる
喜びを感じていた。ダニーとのアポは夜の7時だ。
663 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:19:22 ID:???
アランの好みはダニーの方だった。マーティンは自分に似すぎている。
ダニーはワイルドで上昇志向があり、エキゾチックな訛りがアランを萌えさせ
た。それにダニーの体臭。スパイスのせいなのか生まれながらなのか、ダニー
の体臭はたまらなく魅力的なムスクの香りだ。白人にはこの匂いはない。
マーティンのひ弱さも魅力的ではあったが、ダニーの魅力に勝るものではない。
664 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:23:58 ID:???
ダニーがやってきた。いつもより消耗している感じだ。
「ダニー、どうした?ミネラルウォーター飲むかい?」
「ああ、ありがとう。恋愛の悩みっちゅうのはやっかいなもんやな。」
「おいおい、今日は重いなぁ。」
アランはスパークリングウォーターをダニーに渡した。
「ステディーの相手のせいかい?」「ご明察。」「で、どうした?」
「相手が自分の生活にずかずか押し入ってくる。俺には慣れてないことや。」
「それで?」「それが嫌なわけやない。でも自分でも息をしたいんや。」
665 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:27:48 ID:???
「相手に合鍵を渡してるのか?」「ああ、求められたから。」
「まずそれが問題だな。相手に承認させている。権利を。」
「それから?」「自分のプライベートの時間を作る。無理やりでも。」
「ああ、分かった。」「出来るか?」「ああ、相手が嫌がってもそうするよ。」
ダニーはやるべきことが分かった。自分の今までの生涯のほとんどは、
自分だけで決めてきた。他人が近くに寄り添ってきたことは一度もない。
それが、この窒息感を生んでいるのだ。
666 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:34:14 ID:???
「今日はどうする?ベッドでのセッションもOKだが。」
アランは水の中に媚薬を入れていた。チャイナタウンで手に入れた上物だ。
「ああ、アラン。お願いしたい。」ダニーはすでにKO寸前だった。
一人で既にスーツを脱ぎ始めている。
「アラン、ベッドに行ってもいいんかい?」
「ああ、僕もすぐに行く。」
ダニーはすでに全裸になって、自らのモノに手を携えて起たせている。
アランは、ダニーのペニスにマカデミアナッツを塗りこみ、香ばしさを
味わいながら、浅黒いモノに力を注ぎいれた。
667 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:37:45 ID:???
「ハワイアンを相手にしてるようだ。」アランは言った。
「俺はマイアミ産や。味わってくれ。」ダニーは息も絶え絶えだった。
「ダニー、自分でしごけ。」急に命令口調になったアランにダニーは従った。
ダニーは自分のペニスに右手を沿え、一人でやるとおりに手を前後させた。
アランはそれを見て、自分のペニスに手を沿え、挿入できるように硬くさせ
ダニーを後ろ向きにさせた。
668 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:41:58 ID:???
ダニーのアヌスはヒクヒクしながら、挿入を待っていた。
アランの白く立ち上がったペニスをダニーの浅黒いアヌスに突き立てた。
「あああぁ、アラン、俺いくで。」「早いな、ダニー。許さない。」
アランはダニーの根元に紐を巻いて、早く行くのを防いでいた。
「アラン、行かせてくれ。」「僕が行ったらな。」
アランはダニーの狭いアヌスに精の限りを放った。
ダニーも待つことなく、アランの胸に向かって精を放った。あ
669 :
書き手1:2005/07/25(月) 00:47:24 ID:???
終わりのつもりが、プラクティス見ているうちに書いてしまいました。
すまそ。
書き手2さん、すみませんでした。勝手にメール設定してしまいました。
フィードバックしますので、よろしくお願いします。
672 :
書き手2:2005/07/25(月) 09:12:18 ID:???
書き手2です。いいメアドゲトですね。
感想はここに書かれるものだけで十分ですから、フィードバックなんていいですよ。
また続きを夜に載せたいと思います。
カエル王子見てみたいっす。
674 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:04:37 ID:???
可愛い!!でも重量2キロってどんな??
676 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:18:45 ID:???
>>675 2キロもないですよ。それじゃ子供が抱けない。
全長は手から足の先まで約50cm、重さは約250gぐらいです。
重量は2キロの送料適用ってことだったんですね。
びっくらこいた。
678 :
656の続き 書き手2:2005/07/25(月) 23:32:48 ID:ZSivMVFb
マーティンは週に何度かジムに通っている。
このときだけはダニーと別行動だ。
ダニーをジムに誘ってはいるがいつも断られている。
仕方なく一人で体を鍛えているが、最近は上の空だ。
泳いでいてもマシンを使っても身が入らない。
ぼんやりとした状態で鍛えてもさほど効果は出なかった。
ダニーがここにいたらな・・・、僕は一人遊びには慣れていたはずなのに・・・。
679 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:33:43 ID:???
マーティンはダニーの家に行った。
合鍵を持っているので電話をせずに行くのが当たり前になっている。
部屋に入ると真っ暗だ。まだ帰ってないのか?と思いながら
明かりをつけ自分のクローゼットに荷物をしまった。
今日はいつもよりたくさん泳いだ。少しの間だけでも無心になりたかった。
シャワーを浴びずに帰ったので、体から塩素の匂いが漂っていた。
マーティンはダニーの精液を思い出し、ペニスをしごいた。
目を閉じ一心不乱に手を動かす。
手の動きの風圧で塩素臭をまともに吸い込んだ時、マーティンはイった。
そしてそのまま後始末もせずに眠ってしまった。
680 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:34:38 ID:???
ダニーは久しぶりにショットバーに寄り、ミントジュレップを飲んだ。
いつもは飲まないが、なぜか飲みたくなったのだ。
久しぶりに飲むアルコールはダニーにはきつかった。
一杯だけで店を出ると、家に向かって歩き出した。
通りにはたくさんの娼婦がいて、意味ありげな視線を送ってくる。
あかん、オレはもう・・・。目を合わしたら買うてしまいそうや・・・。
ダニーはマーティンへの誓いを思い出し、目を背けながら急いで帰った。
681 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:35:17 ID:???
部屋の中は静まり返っていた。規則正しい寝息だけが聞こえる。
ダニーは起こさないようにそっと近づいた。
そこにはペニスから精液を垂れ流したまま眠っているマーティンがいた。
右手でペニスを握ったままの状態だ。
ダニーは目を疑った。オナニーしたままうたた寝て・・・どないやねん?
しかも精液がついたまま朝勃ちしている卑猥さ・・・。
ダニーはマーティンのペニスに自分のペニスを擦りつけた。
マーティンの精液が潤滑油となってダニーのペニスをくすぐる。
ダニーはそのまましごくとマーティンの顔にかけた。
粘り気のある白い液体が頬と口を伝う。
マーティンはまったく気づかない。変わらず寝息を立てている。
ダニーはブランケットを掛けてやるとベッドへ向かった。
顔の精液はそのままにして・・・。
682 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:36:35 ID:???
明け方、ベッドにマーティンがもぐりこんできた。
ダニーはぐっすり眠っている。なんだかいつもよりいびきが大きい。
背中にピトリとくっつき、手を伸ばしてペニスをつかんだとき、
ダニーの体からアルコールの匂いがしたのに気づいた。
ダニーはお酒を飲んだのか?!!、しかもペニスの先が精液で濡れている。
マーティンは眠気が一気に吹き飛んだ。
「ダニー!!ダニー、起きろよっ!!」マーティンは自分を見失っていた。
自分のほかに酒を飲んで寝る相手がいるなんて!!
僕とは酒なんて飲んでくれないのに・・・。許せないっ!!!
マーティンはダニーを無理やり起こし、まだ寝ぼけているダニーを思いっきり殴った。
「なっ・・・」ダニーは何が起こったのか事態が把握できていない。
「ダニー、僕をまた裏切るなんて・・・。僕は、僕は・・・本気で・・・」
とうとうマーティンは泣き出した。
683 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:37:17 ID:???
「えっ、な、何が・・・?一体何があったん?」まだよくわからないダニー。
「ごまかすなー、酒まで飲んで、他のヤツと寝たくせに・・・」
泣きながら腕を振り回し、手当たり次第に殴りかかった。
「痛っ、何すんねん、このボケが!!」ダニーも殴り返した。
ベッドから落ちるマーティン・・・。だがまだ殴りかかってくる。
とうとう二人は本気のケンカに発展した。
マーティンは浮気を確信し、ダニーは理不尽な怒りを向けられたことに腹を立てた。
マーティンはダニーを床に押さえつけると、しこたま殴りつけた。
ダニーもやり返すがまだアルコールが抜けていない。圧倒的に不利だ。
ダニーが床に倒れこんだ時、マーティンは我に返った。
マーティンはパニックに陥っていた。どうしよう、ダニーが、ダニーが・・・。
マーティンが抱き起こすと、ペッと口にたまった血を吐いた。
唇が破れて流血している。顔も赤く腫れていた。
ダニーをベッドに寝かせると、急いで氷を取ってきた。
「・・・っう」氷を当てるとダニーが呻いた。マーティンは青ざめた。
684 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:37:57 ID:???
どれぐらい時間がたったのかわからないが、空が白くなっていた。
ダニーが当てていた氷は融けていたが、マーティンはボーっとしていて気づかない。
ただ虚しさに打ちひしがれていた。
不意にダニーが立ち上がった。よろめきながら冷蔵庫へ向かう。
マーティンは目で追うだけだ。ノロノロと氷を取り出すダニーを見ていた。
ダニーは氷を二つに分けるとジップロックに入れ、一つをマーティンに渡した。
お互いに無言のまま患部に押し当てた。
685 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:38:47 ID:???
ダニーは出勤の支度をはじめた。マーティンは座ったままだ。
「お前、休むんか?」切れた口角を舐めながら聞いた。
「・・・そんなことしか言うことないの?ふざけんなっ!!」
「何やと、もっぺん言うてみぃ、まだ殴られた訳すらわからんのに!!」
「身に覚えがあるだろっ、卑怯者!!」
再び取っ組み合いになりかけた時、マーティンは拳を下ろした。
「もういいよ、こんなことはもうたくさんだ!」
ダニーには何が何だかまったくわからなかった。
怒らせた理由もまったく見当もつかない。
「マーティン、オレにはさっぱりや。理由を教えてくれへんか?」
「白白しい、酒を飲んで他のヤツと寝たくせに・・・」
ダニーは驚いて昨日の事を一部始終説明したが、マーティンは信じなかった。
686 :
書き手2:2005/07/25(月) 23:39:50 ID:???
ダニーはマーティンをその場に残し、支局に向かった。
変色し、腫れあがった顔に道行く人が振り返る。
ダニーには何もかもがどうでもよく思えた。仕事もマーティンも・・・自分のことさえも。
人に信じてもらえなかったのは初めてではなかった。
児童保護施設で育ったダニーはいつも人から色眼鏡で見られていた。
学校で物が行方不明になると真っ先に疑われるのはダニーだった。
自分の心をガードする術を覚えたのは自然の成り行きだった。
ヘラヘラとしたキャラクターを作り上げ、周囲には人のよさそうな顔を見せていた。
オレはこの前マーティンを裏切った、だから信じてもらわれへんのや・・・。
どこへともなく彷徨い続け、いつしかダニーはハドソン川のほとりにたたずんでいた。
以前は辛いことがあるとよくここへ来てじっと川の流れを眺めていた。
ここに来るのは久しぶりだ。やっと安定した暮らしが送れていたのに・・・。
不意に涙がこみ上げ、嗚咽をもらした。
おとん、おかん、オレはまた人に信用してもらわれへん・・・。
ダニーは溢れる涙を拭いもせず、ただ流し続けた。
今日の話は悲しすぎますね。二人に隙間風が入っている。
それもどちらも浮気していないのに。
マーティンに力一杯殴られたら、さぞかしダニーの顔は腫れていることで
しょう。かわいそうなダニー。
一方書き手1さんのストーリーには悪徳医師アラン・ショアがいます
から、二人が翻弄される様を見たいです。
やっぱりいくら弱いとはいえ、アル中患者がミントジュレップはまずかった
ですね。どうしてダニーが飲みたくなったのかそのあたりが知りたいです。
ジップロック常備のダニーのキッチン見たくない?
近くのデリで簡単に夕食を調達するダニーと、ディーン&デルーカしか
知らないマーティン。そのあたりの違いも書いて欲しいです。
692 :
668の続き:2005/07/26(火) 00:42:08 ID:JcwZjJun
ダニーは心を鬼にして、マーティンと距離を置くことを心に決めた。
そうでなければ、遅かれ早かれ、この関係が終わってしまうと危惧したのだった。
マーティンはダニーが急に冷たくなったのが理解できなかった。
浮気?そんなはずはない。でも、何で僕を拒絶する?
693 :
書き手1:2005/07/26(火) 00:44:14 ID:???
マーティンもジムに行ったり、映画を見たり、ダニーの距離の置き方に
慣れようとしていた。それが大人の男だというものだ。
だが、2週間が過ぎ、二人きりで過ごすことが出来なくなった時、
マーティンは爆発した。
694 :
書き手1:2005/07/26(火) 00:47:09 ID:???
支局で帰り際、マーティンがダニーに詰め寄った。
「今日は帰り予定ある?」「ないけど、何や、藪から棒に。」
「ちょっと捜査で迷ってるから、意見が欲しいんだけど。」
「ああ、いいで。じゃ、夕食でも一緒にするか。」
出来るだけ他の同僚に悟られないよう自然をふるまった二人だった。
695 :
書き手1:2005/07/26(火) 00:50:51 ID:???
マーティンが大好きなディーン&デルーカで夕食を調達する。
アボガドロールとサラダ、ピタパンとローストビーフだ。
「お前ハンニバルなんやないか?」「何それ?」
「羊たちの沈黙の続編で、ハンニバルは機内食をテイクアウトして
原作だとフランスのフォションやったけど映画だとD&Dだったで。」
「へぇ〜、ダニー映画詳しいね。」
696 :
書き手1:2005/07/26(火) 00:55:42 ID:???
ダニーはいつもの下町のアパートにマーティンを招いた。
今やマーティンのものが増えてきて、誰の部屋だか分からないほどだ。
「今日、お前に話すことがあってん。」
「何?」
「俺たち、結婚してるようなカップルなんかなぁ?」
マーティンにとっては当然の質問だった。
「ああ、法的には認可されていないけど、僕はそう思ってる。」
「それって、重くないか?」
「何だよ、急に。」
「俺たちFBIやで。どっちかが捜査中に命を落とすかもしれん。
それが耐えられるやろか?」
697 :
書き手1:2005/07/26(火) 00:59:13 ID:???
「耐えるしかないよ。だって、それが仕事だから。」
「俺のこと、どう思うてる?ただの遊び相手か?」
「何で今日はそんなに厳しいの、ダニー何かあったの?」
ダニーは告白した。自分は精神科医にかかっていると。
そこで、アドバイスされたことを問うていると。
「精神科医なんて、人の悩みを聞いて何ぼの輩だよ。ダニーは信じる
の?」
698 :
書き手1:2005/07/26(火) 01:03:38 ID:???
「僕にとってのダニーは魂の源だよ。君がいなければ、明日がない。」
「そうか・・・」ダニーは口ごもった。
「俺、そういう関係の人間が今までいてないねん。だから、正直、
お前の存在が重い時もある。」
「そういう事だったんだね。だから娼婦買ったりしてるんだ。」
「あれは、一度きりやて。」「僕が重荷なんだ!」
マーティンはジャケットを持って部屋から出て行ってしまった。
ダニーはあえて追わなかった。マーティンにも個人の生活を考えて
欲しかったからだ。マーティンは馬鹿ではない。何かを感じてくれる
はずだ。ダニーは信じた。
699 :
書き手1:2005/07/26(火) 04:41:42 ID:???
マーティンは突然のダニーの発言にショックを受けていた。
こんな時に必要なのは精神科医だ。朝を待たず、すかさず
アラン・ショアに電話をしていた。相手は留守電だったが、
自分の急を告げた。
700 :
書き手1:2005/07/26(火) 04:46:34 ID:???
支局へ出勤する気持ちは重かった。ダニーと会わなければいけない
からだ。ところが、ダニーは一日聞き込み調査を命ぜられており、
間が悪い再会の場を持たないで済んだマーティンだった。
アランからコールバックがあった。
今日の夜8時にセッションの予約が取れた。
マーティンは藁にもすがる思いで、電話を切った。
どっちもなんだか大変なことになってるね。
早く続きが知りたいよー。
どっかのサイトで、ダニーの部屋の写真があったんだけど、台所は
質素かつシンプル。壁に緑のマグカップが引っ掛けてあって、
いかにもジップロック使ってそうな実用的なキッチンだった。
703 :
686の続き 書き手 2:2005/07/27(水) 00:27:57 ID:Qx/c7irZ
ダニーは夜の闇が迫る頃、やっと腰を上げた。
一日を川のほとりで過ごし、朝から何も食べていなかった。
閉店間際のデリに寄り、売れ残りのベーグルサンドを買って帰った。
当然部屋にマーティンの姿はなかった。
ダニーは散らかったままの部屋を眺めながらベーグルを食べたが
二口ほどかじると食べるのをやめた。
目の前には氷を入れていたジップロックが落ちていた。
ダニーはそれらを拾うと二つくっつけて置いた。チャプンと中の水が揺れる。
はぁー・・・大きなため息をつくとダニーは片付けた。
704 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:29:11 ID:???
ダニーは窓を開け、空を見ている。
満月にはあともう少しのいびつな月が明るい光を放っていた。
子供の頃から月や星を眺めるのが好きだった。
両親と重ね合わせていたからかもしれない。
天体望遠鏡で見るのは味気なくてダメだ。肉眼に限る。
「マーティン・・・」何度呟いてもどうなるわけでもない。
だが、呼ばずにいられなかった。
一緒に酒を飲まへんことがそんなにあいつを傷つけたんやろか・・・。
オレにも事情があるのに・・・。
マーティンは理解してくれていると思っていた。
ダニーはダニーなりにマーティンに尽くしていたから・・・。
ダニーは窓を閉めるとベッドに転がった。
705 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:30:09 ID:???
突然ガバッと起き上がり、ダニーはマーティンのクローゼットを開けた。
中は、中の荷物は・・・、ちゃんとそこにあった。いつも通り乱雑に詰め込まれている。
ダニーはその場にへたりこんだ。
マーティンは出て行ったのではないと、嘘でもそう思いたかった。
ダニーはマーティンのTシャツを取り出すと胸いっぱいに匂いをかいだ。
それはダニーのと同じ洗剤の匂いしかしなかった。
ダニーは次から次へとマーティンの匂いを探し、シャツやパンツを引きずり出した。
やっとセーターからマーティンを感じ、ダニーはベッドに入った。
セーターを抱きしめながら目を閉じた。まるでマーティンを抱くように・・・。
706 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:30:54 ID:???
ダニーは翌朝寝過ごし、遅刻ギリギリだった。
ボスの部屋に呼ばれ、昨日の無断欠勤を咎められた。
顔の傷についても聞かれたが、転んだだけ、で済ませた。
デスクに戻るとサマンサが傷のことを聞いてきた。マーティンも近くにいる。
「ダニー、ますますいい男になったじゃない?どうしたの?」
「ああ、恋人に浮気を疑われてな・・・」
「うわぁ怖い恋人ねぇ・・。いつも浮気されてて堪忍袋の緒が切れたんじゃないの?」
「いや、浮気は一回だけ。それ以来裏切ってないんやけど、信用してもらわれへん」
「自業自得よ。一回だけったってやっぱり許せないわよ」
「そうやな・・・。でも何もしてないのに・・・」
「本気でその子が好きなんだ?あのダニー・テイラーがねぇー」
「ああ、本気も本気、正直自分が怖いわ」
「そっか・・・誤解が解けるといいわね。まっとにかく頑張って!!」
ダニーはちらっとマーティンを見たが、視線をかわされた。
707 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:31:48 ID:???
その後、話すきっかけもつかめないままダニーは帰ってきた。
中に入るとマーティンがいた。
「マーティン・・・来てくれたんか」ダニーは抱きつこうとしたがよけられた。
「僕は・・荷物を取りに来ただけだ。あと鍵も返すよ」
「マーティン!!」ダニーはマーティンに飛びかかり首根っこをつかんで締め上げた。
「何でそんなこと言うねん!俺は何もしてないのに・・・くっ・・・。
確かに俺は浮気した。金で女を買うた。今でも女と寝たいときがある。
でもお前がいてるから、オレは女と寝るのやめたんや」
「離してよ、ダニーっ、苦しい」
「うるさいっ!」ダニーはマーティンを押さえつけ、いきなりパンツを引きずり下ろした。
自分のペニスをしごいて立たせると、何の準備もできていないアナルにいきなり挿入した。
痛みでマーティンが呻くが、お構いなしに腰を振り、ペニスをしごきたてた。
マーティンのすすり泣きが聞こえたが、かまわず責めたてる。
さっさと自分だけイクと背中にザーメンをぶちまけた。
それはレイプとしかいいようがない、ただの性行為だった。
708 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:33:00 ID:???
ダニーはぼんやりとしたままのマーティンをベッドに連れて行った。
抵抗しないマーティンを時間をかけて嬲る。
シャワー前の体臭のする体を舐め、足の指を一本ずつしゃぶる。
アナルにも舌を這わせるが、さすがにマーティンが嫌がった。
だが容赦せず、さらに舌をこじ入れる。
マーティンのペニスは反り返り、今にもイキそうだ。
「マーティン、オレのことを信じてくれるなら突いてくれ・・」
ダニーはそう言うと背中を向けた。時間の流れが止まったように思える。
もうだめかと思ったとき、マーティンの手がダニーの体をつかんだ。
マーティンのペニスが入ってきた。「うっうう・・・」ダニーは涙した。
マーティンはダニーの背中にしがみつき、何度か腰を振ると果てた。
そのまま二人は倒れこむ。ダニーは背中の重みがうれしかった。
ぎゅっと体をつかむマーティンの手に自分の手を重ね合わせた。
709 :
書き手2:2005/07/27(水) 00:33:51 ID:???
しばらく無言が続いた。ダニーはマーティンの手を噛んだ。
いつかマーティンがダニーの手を噛んだのと同じように。
「ダニー・・・」マーティンは話かけた。
「・・僕と一緒のときはお酒なんて飲まないじゃない、それなのにどうして?」
「ただ・・・ただ無性に飲みたくなったんや。別に意味はないと思う」
「でもあの時、確かにSEXの痕跡があった・・・」
「だから、あれは・・お前の体を見て興奮したんや。それで一人でしただけや」
「・・・・・」
「ほんまに浮気してきたんやったら、そんな痕跡残しとくわけないやろ?
大体、お前があんな格好で寝とんが悪い。オレがいいひん時にオナニーなんかしよって」
マーティンは顔がカァーっと熱くなった。
ダニーは体をずらすとペニスが触れ合うように位置を合わせた。
「オレにはお前しかおらんねん。浮気するぐらいやったら、別れてから寝る。
お前を悲しませたくない、ただそれだけや!」
ダニーはいつものようにマーティンの髪をクシャっとした。
「んっ、ダニー。わかったよ」マーティンはダニーを信じた。
ダニーのヒゲがぽつぽつ伸びていたが、マーティンはかまわず顔をくっつけた。
チクチクとした刺激がマーティンの心を癒した。
>>702 ダニーの台所の写真なんてあるの?いいねぇ。
台所だけじゃなくて部屋の間取り図みたいなのがあったらおもしろい。
モルダーの部屋の間取り図なら公開されてたんだけどな。
711 :
709の続き 書き手 2:2005/07/28(木) 00:03:46 ID:9QEx/Cu+
ダニーとマーティンはマンハッタンのスシレストランにいた。
今日は血液検査の結果が出たのでそのお祝いをしている。
「ネガティブに!!」二人は乾杯すると視線をからませた。
定期的に血液検査を受けるのはお互いへの思いやりだった。
浮気さえしていなければ感染の心配はほとんど無用だ。
ほとんど儀式的なものといっても過言ではない。
マーティンは何でも共有したがる。もちろん検査の結果も。
ダニーはあまりにもマーティンが喜ぶのでおかしかった。
それだけ心配してたってことかもな・・・。
マーティンにビールを注ぎながら考えていた。
712 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:04:50 ID:???
マーティンはスシにはまり、動けないほど食べた。
苦しいを連発しながらおなかをさすっている。
脂っこいネタばかり頼むので胃がもたれるのも当然だ。
ダニーはマーティンを半ば引きずるように歩いていた。
「早よ歩けや、マーティン!!」いい加減疲れてきたダニーは機嫌が悪かった。
せっかくこの後で楽しもうと思うてたのに・・・。
今日のダニーはヤリたくて仕方がなかった。
右寄りのペニスは早くも上を向きたがっている。
やっとのことで車に乗せるとダニーはスピードを上げた。
「やぁ、マーティン」
アランは暗く沈むマーティンを愛想良く迎えた。
暗い理由は明白だ。ダニーがアドバイスした通りに接したに違いない。
ああ、二人の男の人生を繰るのはなんと面白いことだろう。
「やぁ、アラン。久しぶり。」
「やけに暗いじゃないか、穏やかじゃないねぇ。」
マーティンをソファーに座るように促しアランはスパークリング・うぉーたー
を持ってきた。例の媚薬入りの代物だ。
↑ すみません、700の続きでした。
715 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:05:49 ID:???
家に着いてもマーティンは苦しそうだった。
Tシャツとトランクス姿でだらしなくひっくり返っている。
ダニーはクラブソーダを飲みながらマーティンの様子を窺った。
腹が減るのを待つしかないな・・・その後でお楽しみや。
今日はとことん楽しむんや、記念日なんやから。
ダニーはマーティンを一瞥すると寄り添った。
716 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:06:40 ID:???
「ねぇダニー、子供の頃の夢って何だった?」突然マーティンがたずねた。
「夢?ええっと何やったっけな・・・ああ、アレや」
「アレって?」「今となっては恥ずかしいから内緒や」
「もうー。じゃあさ、ヒントくれない?」
「しゃあないな、えーっとЗдравствуйте !、Какэтопо-русски?」
「ええー・・・何それ?呪文?」意味不明なヒントに困惑するマーティン。
「ロシア語や。こんにちは、これはロシア語でなんて言うんですかってな」
「ますますわからなくなってきた・・・ダメだ、降参!!」
「言うの嫌やなぁ・・・。ほら昔、東西冷戦ってあったやろ?
今のロシアとの対立や。オレ、スパイになるって決めてたんや。
ロシア行って有益な情報集める007みたいなヤツ」
「へぇー、なんかかっこいいね!!、何でやめたの?」
「こんな顔や、しゃべり方やったらバレバレやん、即処刑されてしまうやろ?」
「うーん、確かに・・・」マーティンはおかしくて笑い出した。
717 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:06:53 ID:???
うぁ、一緒に書き始めちゃいましたね。
2さん、どうぞ!!
718 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:07:14 ID:???
「だから言うの嫌やったんや。ほなお前は何になりたかったん?」
「僕はシャンパンツリーの人!!それかなんでも直す人!!」
「うーん、両方ようわからんのやけど・・・。シャンパンの人は注ぐ係りのことか?
なんでも直す人っちゅうのも漠然としてるしなぁ・・・」
「シャンパンツリーは難しいんだよ、ダニー」訳知り顔で力説する。
「なんでも直す人もね、誰かが喜んでくれるじゃないか」
ダニーもおかしくて笑い出した。
コイツ、酔うてんのか?ようわからんけどめっちゃかわいい。
719 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:08:41 ID:???
昔話でひとしきり笑ったせいか、さっきまでの性欲はどこかへいってしまった。
マーティンのおなかはまだ張っている。
「マーティン、おなか引っつけて寝よか?」
「んっ?もう寝るの?まだいろいろ話そうよ」言いながらも目をこするマーティン。
「ほらほら、ピノキオはもう寝る時間やで」
「もうー、ピノキオは禁句って何回言えばわかるのさ!!」
「ほなシャンパンの人や」ダニーはからかった。
ダニーはトランクス一枚になるとマーティンを抱き寄せおなかをくっつけた。
720 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:09:52 ID:???
「ダニー、それも脱ぎなよ」マーティンがにやっとした。
「僕は動けないし、口に物を入れると吐きそう。だから・・・ねっ」
「いつものショーか?お前も好きやなぁ」
「ダニー、僕がいないと思ってやってみて。はい、じゃあ僕は透明になった!」
布団に隠れたマーティンに覗かれながら、ダニーはペニスに手を当てた。
「んっんっ、ああーマーティン!!」大げさに名前を呼んでやる。
「ストップ、ダニー。そんなんじゃダメ。本気でやって」
ダニーは恥ずかしかったが、一人の時のやり方を見せた。
目を閉じ、口はポカンと半開き。そんなに声も出さない。
息遣いだけが荒くなってくる。「ハァハァ、ん、くっ、うっ・・・」
精液を飛ばすとダニーはぐったりした。
マーティンの方を見るとマーティンもオナニーの真っ最中だ。
頬を上気させながら必死に手が上下している。
「あっああー」マーティンは大きくのけぞると射精した。
ダニーはマーティンのを舐めてやった。
「オレのどうやった?」ダニーは感想を聞いた。
「見てのとおりさ。思わず我慢できなくなった」ニヤけるマーティン。
「今度する時はお前が先やで。オレも透明とやらになるから」
マーティンはニヤニヤしながら頷いた。
721 :
書き手2:2005/07/28(木) 00:11:10 ID:9QEx/Cu+
書き手1さん、ニアミスしてしまいました。ごめんなさい。
終わりましたので、続きをどうぞ。
722 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:12:32 ID:???
なんか、一緒に書き始めるあたり、おかしいですね。我々。
今日はトロやサーモンをたんまり食べたそうなマーティン萌えでした。
723 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:15:12 ID:???
「あ、アラン、ありがとう。」
素直に人からもらったものを口にするなよ。
お前が可愛いのはその無垢さだ。
アランはダニーのワイルドさに、マーティンの無邪気さにそれぞれ
魅力を感じていた。
「それで、今日のお題は?」
724 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:18:37 ID:???
「僕の恋人の事なんだけど、突然距離を置こうとか、僕の事が重いとか
言い始めて、何が何だかわからないんだ。」
「君の中で、思い当たる節はないのかい?」
「確かに相手に依存している部分が増えているかもしれない。生活習慣
とか治してもらってるし。」
「典型的な恋愛のアンバランスだな。」
725 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:21:53 ID:???
「アンバランス?」
「追う関係と追われる関係のことさ。それが一致する恋愛はまずない。」
「じゃあ、僕は相手のことを嫌いになればいいとか?」
自虐的にマーティンは吐いた。しかし目はトロンとし始めている。
媚薬がそろそろ効き始めたか。
「端的に言えばそうだが。それとか他の人物も対象に入れるとか。」
「たとえば、アランとか?あぁ、何だか僕、ヘンだ。」
726 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:26:20 ID:???
「ああ、僕なんか適当じゃないか?君より年も少し上だし、まだまだ
元気だってあるよ。」アラン特有のちゃかした言い方だ。
「うん、じゃあ、僕を嬲って。」
「おいおい、サドマゾかい?僕の趣味にぴったりじゃないか。」
アランはそう言って、マーティンのシャツを脱がせ始めた。
ネクタイを裸の首に巻いて少し締めてみる。
マーティンは、すでに局部を起たせている。
アランは部屋着を脱ぐとすぐ全裸になり、マーティンのパンツに手を
かけた。
727 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:28:38 ID:???
「クラッシュって映画知ってるかい?」アランが尋ねる。
媚薬で頭をくらくらさせながらマーティンが薄く答える。「何それ?」
「いわゆる臨死体験をしながらセックスするのが最高っていうテーマ
でね。僕の好きな映画の1本だ。」
「うん?」「だから、今日は君にそれを味わってもらう。」
728 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:34:16 ID:???
そう言うなり、アランはこれも漢方の媚薬クリームをマーティンの
紅く色付くアヌスに塗りたくり、そそり立つペニスを挿入した。
挿入しながら、ネクタイをじりじりと締めていく。
「ああぁぁ、アラン、気持ちいいけど苦しいよ!」
「そんなことじゃ、止めないよ。もっとよがれ、マーティン。」
「あ・・んんん、イく〜。」
マーティンは大爆発を起こした。それと共に収縮したアヌスの中で
アランも大量に精液を放出した。
「最高だよ、マーティン。」ぽんぽんとマーティンの尻を叩き、
アランはシャワールームへと向かった。
媚薬の効果で意識朦朧としているマーティンを残して。
729 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:39:21 ID:???
セントラルパークを横切りながら、マーティンはまだふらふらしていた。
今日のセッションは、僕の関心をダニー100%から減らすため?
小さい頃、寂しがる自分に両親が買い与えたシェパードにすら、
余りある愛情を注いで15年も可愛がったマーティンだ。人を愛する
ことに限度など考えたことがなかった。
今度ダニーに会う時はどうしたらいいんだろう。
結局、マーティンは答えを出せなかった。しかし、自分の首にネクタイで
締められた跡がついているとは全く気がつかなかった。
730 :
書き手1:2005/07/28(木) 00:54:15 ID:???
ドアマンのジョンが快活そうに「久しぶりにテイラー様がお見えですよ。」と
挨拶した。
何でまた今日に限って。頭がぼーっとしてるのに。。。
部屋に入ると、勝手知ったるダニーがクラブソーダにライムを入れて飲んでいた。
「よう、遅かったやないかい。デートか?」
「ダニー、そんなんじゃない。僕も精神科医のところに行ってたんだよ。」
「ほぅ、お前、俺には奴らは人の話を聞いて何ぼの奴らと言っていたくせに。
ようやるわ。」
「それで、用事はなに?」
「いや、ここんとこお前に辛く当たってしもうたから、謝ろうかと思ってな。」
「ダニー、思い直してくれたんだ!」
マーティンは子犬のようにダニーが座るソファーの足元にじゃれついた。
すぐシャツを脱ぎ始める。
「お前、何やの、その首の跡?」
「ん?何のこと?」マーティンはしらばっくれようとしたが、ダニーの詰問は
終わらなかった。
「お前、変なクラブに出入りしてんのか!ザンジバル以来隠してきたのか
そんな癖を!!」
ダニーはセックスプレイ以外考えられなかった。こころなしか、マーティンの
顔がセックス後の時と同じに紅潮している。
「俺、帰るわ。仲直りに来て、相手の遊びを知るなんか、最低のエンディングやな。」
731 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 01:33:01 ID:fTFL5w8Q
733 :
書き手1:2005/07/28(木) 18:34:12 ID:???
マーティンはダニーの話を聞くのが好きだ。
ダニーの内面を知ることができるのも魅力だったが、
一人ぼっちで少年時代を過ごしたマーティンにとって
ダニーの話はいつもおもしろおかしく感じた。
特にSEXの後の寝物語はマーティンを幸せにした。
マーティンが知らないさまざまなダニーの過去。
未知の領域に足を踏み入れるような臨場感があった。
マーティンは自分の人生がカラッポのような気がしてきた。
話したくても適当な内容が見つからない。
せいぜい読んだ本の話ぐらいしか思い当たらなかった。
735 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:48:05 ID:???
ダニーはマーティンが入り浸るようになって家庭を味わっていた。
もう一人ぼっちじゃない。気楽な一人暮らしとは勝手が違い、
うっとおしく感じることもたまにはあるが、それでも一人よりはマシに思えた。
今日は大掃除。二人いると自然と物が増える。
ダニーはクローゼットの点検を始めた。マーティンにも自分の物を片付けさせる。
マーティンは適当に済ませ、ダニーの手伝いをはじめた。
ダニーの持ち物は手入れが行き届いていて、無駄がなかった。
退屈でごそごそしていたマーティンは古びた箱を見つけた。
736 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:48:56 ID:???
「ダニー、これ何?」聞きながら開ける。
中には[ 見えない人間 ]というぼろぼろのペーパーバックと、古い野球のボール、
溶けてねちゃねちゃになったロリポップキャンディーをジップロックに入れた物、
チョコレートの包み紙が入っていた。
「あ・・・・・」ダニーはそれっきり何も言えなかった。
「これはホラー小説かな?」ペラペラとページをめくる。
ダニーはただ黙って見ていた。
「ホラーじゃないみたいだ。このキャンディーのパッケージすごく古いね。
あっ、ひょっとしてこれはダニーの宝箱なの?」
「いや、その・・・」ダニーは言葉に詰まった。
737 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:49:38 ID:???
「ダニー、どうしたの?」マーティンは黙っているダニーを不思議に思った。
「マーティン、それ元の場所に戻しといて」それだけ言うと片付けに戻った。
「これ読んじゃダメかな?」「えっ・・・・・ああ、別にかまへんで」
マーティンはソファーに座って[ 見えない人間 ]を読み始めた。
それはホラーなどではなく、差別される人間の話だった。
そこにいても他人からは見えないという扱いを受けるストーリー。
人々は彼が失敗するまで存在を認めない・・・、まさに見えない人間・・・。
読み続けるうちに知らず知らず涙が溢れた。
それは気楽に読み始めたことを後悔させるほど重い本だった。
738 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:50:25 ID:???
ダニーは片付けが終わりシャワーを浴びている。
マーティンは夢中でペーパーバックを読んでいた。
読み終わるとマーティンは涙を拭き、目を閉じた。
横にはいつの間にかダニーがいた。
「お前もシャワー浴びれば?、汗かいたやろ?」
「うん、そうする・・・」重い足取りでバスルームに向かう。
マーティンがシャワーを浴びている間、ダニーは久しぶりに本を手に取った。
しばらく見つめると元の箱の中に戻し、何事もなかったように扉を閉めた。
739 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:51:29 ID:???
夕食の後、二人はいつものようにベッドルームへ。
全裸で抱き合い、キスを交わしたものの肝心のペニスは萎えたままだ。
まったくSEXする気になれなかった。こんなことは滅多にない。
SEXをあきらめて寄り添うとマーティンが話しかけた。
「ダニー、あの本悲しいね。すごく悲しいよ・・・」
「うん・・・・」天井を見つめたままダニーは短く答えた。
「あの箱の中身って大切なものばかりなんだろ?」
「・・ああ、おとんとおかんの思い出や。おかんにもろた飴はぎゅっと握りしめて溶かしてしもた。
ボールは昔親父とキャッチボールした時のや」
「そっか・・・・。あの本ももらったの?」
「・・・いいや。あれは・・・あれはな、おんなじ境遇やったから仲間みたいに思て・・・。
オレって厄介者やったから・・・」
740 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:52:17 ID:???
マーティンは驚いてダニーを見た。明るくておもしろいダニーが厄介者?
「ダニーが・・厄介者だなんて僕には信じられないよ」
「いいや、どこに行っても厄介者やったんや。普段は無視されてるんやけど
物や金がなくなったらたちまちみんなオレに注目や・・・オレとちゃうのに・・・」
いつの間にかダニーは泣いていた。声が震えている。
「ダニー!!」マーティンはダニーにしがみついた。
「かわいそうに・・・」マーティンもいつしか涙声になっていた。
741 :
書き手2:2005/07/28(木) 21:53:06 ID:???
やがてマーティンはぽつりぽつりと性的虐待を受けた話を始めた。
今まで誰にも話したことがなかったが、自然とその話をしていた。
ダニーは何も言わずにただ聞いていた。
生々しい虐待の様子はダニーの怒りをたぎらせ、
それと同時にマーティンを哀れに思い悲しみで心が沈んだ。
マーティンはたどだとしいながらも話し終えた。
「でもね、僕が一番嫌だったのは両親に見られたことさ。
おかげで助かったけど、あれだけは見られたくなかった・・・。
無理やりSEXさせられてるところなんて・・・死ぬほど恥ずかしいよ」
「そうやな。お前もひどい目に遭うたんやな。そりゃ女なんか嫌いになるわ」
ダニーはもたれるマーティンの髪をくしゃっとしながら言った。
「辛い話さして悪かったな」ダニーはほっぺにキスした。
「今日はもう寝よか」ダニーの言葉に頷き、マーティンは目を閉じた。
今まで誰にも言えなかったことをダニーには話せた。
マーティンにはそれだけで十分満足だった。
ダニーもまた自分のために泣いてくれる人を見つけた喜びに浸っていた。
742 :
書き手1 730の続き:2005/07/29(金) 00:06:08 ID:4ATPIYyr
ダニーはタクシーにも乗らずセントラルパークを歩いていた。
マーティンが変態プレイにはまってる?そな馬鹿な。
心から信じたいダニーではあったが、あの首にくっきりついた緊縛の跡が
その思考を絶っていた。マーティンは俺に秘密があるんやろか。
俺が精神科医と持ってるような秘密が?
ブルックリン橋でタクシーを拾って家路についたダニーだが、全く
一睡も出来なかった。
743 :
書き手1:2005/07/29(金) 00:09:11 ID:???
翌朝の出勤は二人にとって辛いものだった。
不実を責められたマーティンはまぶたを腫らしているし
ダニーは不眠が原因で結膜炎になっていた。
「なーんか家のボーイズ、具合悪そうだね。」
ヴィヴィアンがサムに耳打ちした。
「二人とも女遊びが過ぎるんじゃないの〜?やだやだ」
事情を知らない同僚の想像とはこんなものだ。
744 :
書き手1:2005/07/29(金) 00:54:29 ID:???
>>書き手2さんへ
全然感想が送られてきません。
やっぱり、ヤオイは嫌われ者でしょうかね〜。
745 :
書き手2:2005/07/29(金) 01:30:28 ID:???
そうですね、書いてる本人は楽しんでるんですが・・・。
ジャンルがジャンルだけに感想も書きにくいでしょうしね。
「マーティン、ちょっと」突然ボスに呼び止められた。
「地下駐車場に車を回しておいてくれないか?」
「はい、わかりました」マーティンは地下へ降りていった。
しばらくするとボスが乗り込む。
「クイーンズへ行け」それだけ言うとボスは目を閉じた。
「あのクイーンズのどの辺りなんでしょう?」
「近くまで行ったら起こしてくれ」それっきり会話は途絶えた。
747 :
書き手2:2005/07/29(金) 01:34:04 ID:???
「ボス、そろそろクイーンズなんですが・・・」
「よし、そこのモーテルへ入れ」
「えっ、あっはい」事情が呑み込めないまま付近のモーテルに入った。
部屋にチェックインしたもののマーティンは落ち着かなかった。
「そこに座れ」突然ボスが口火を切った。
「最近仕事はどうだ?慣れたか?」
「ええ、失踪者を探すのは時間との戦いだとわかってきました」
「そうか・・・ダニーとはどうなってる?」
ダニーのこと?えっ何それ、一瞬頭が真っ白になりキョトンとするマーティン。
「ヤツとは寝てるのか?」淡々と詰問され何も答えられない。
黙っていると、「返事がないのはYESと解釈していいんだな?」
「いっいえ、あの違います。違うんです。」動転していて舌が回らない。
「この前からお前たちを観察していてわかったよ、お前はゲイか?」
「え・・・」マーティンはそれっきり何も言えなくなった。
748 :
書き手2:2005/07/29(金) 01:35:17 ID:???
「ヴィクターはお前の性癖を知っているのか?」
「いえ・・・」
「私はお前のお目付け役としてこのことを話さねばならん」
「ボス、それだけは止めてください。父にだけは知られたくないんです」
「あのヴィクターのことだ、お前とダニーのことを話すと
事の真偽も確かめず引き離すだろう」
「ボス、どうかそれだけは止めてください」マーティンは必死に頼んだ。
確かにあの父のことだ、ダニーは地方へ飛ばされ二度と会えなくなる。
749 :
書き手2:2005/07/29(金) 01:36:31 ID:???
「服を脱げ、マーティン」ぼんやりしていて意味がよくわからなかった。
「聞こえないのか、全部脱げと言ったんだ」
「ボ、ボス・・・」平然と言い放つボスにマーティンは従った。
のろのろと服を脱ぎ終えると下半身を隠した。
「手を退けろ、これがヴィクターの息子か」ボスは全身を眺めた。
おもむろにベルトに手をやるとパンツを下ろした。
「マーティン、咥えろ」マーティンは嫌々ながらフェラチオをした。
「言うことを聞けば黙っててやる、わかったなマーティン」
マーティンはそのままフェラチオを続けた。
「よし、後ろを向け」マーティンに馬乗りになると挿入した。
マーティンは嫌だったが、体は感じていた。
「んっはぁはぁ、あぁー」思わず声を上げてイってしまう。
ボスは思いっきり中に射精した。
750 :
書き手2:2005/07/29(金) 01:37:40 ID:???
「ボス、僕はあなたのことを誰よりも尊敬していたのに・・・」
ボスはそれには答えず、身支度をしながら言った。
「私が呼んだらすぐに来い、お前たちの運命を握っているのは私だ」
マーティンは必死に詰め寄った。
「行きます、何でも言うことを聞きますから誰にも言わないで・・・」
「ダニーにも言うなよ、あいつがいなくなると捜査に影響するからな」
「はい・・・」マーティンはそれ以上何も言えなかった。
「帰るぞ、車を出せ」
ボスはそう言うと振り返りもせず出て行った。
ボスキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>>744 あのさ、ぶっちゃけヤオイも確かに嫌われ者だろうけどさ
自分が嫌われてるって考えたほういいよ?w
クイーンズのモーテル以来、週に一度ボスに呼び出されていた。
「マーティン、ちょっと」声がかかる度にビクッとする。
今夜もか・・・。ボスに奉仕するのは苦痛でしかなかった。
ダニーとの関係を続けるためには仕方ないと、
自分に言い聞かせるマーティンだった。
754 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:27:43 ID:???
いつものようにモーテルの一室に二人はいた。
「時間がない、さっさと脱げ」
マーティンは黙って全裸になり、跪いて命令を待った。
ボスは絶対に服を脱がない。パンツを下ろすだけだ。
自分だけが全裸なのも屈辱だった。
浮かない顔で跪くと一生懸命にしゃぶり立たせる。
「ぅぅ・・マーティンいいぞ。よしそこまでだ、ケツを出せ」
その後はバックで挿入。マーティンの反応を楽しみながら揺さぶる。
「ボス、あっぁん・・・はぁはぁ・・・ぅっ」ペニスは正直だ。
知らずに喘ぎ、よがった末、結局射精してしまう。
755 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:28:46 ID:???
「よし、解散。また明日」仕事が終わりホッとしたのも束の間、
「マーティンは私のオフィスへ」
また今夜もボスに・・・。
突然、自分が激しく勃起していることに気づき、狼狽した。
デスクにくっつくようにして下半身を隠す。
「マーティン、お先」ダニーが出て行くのを恨めしげに見ながら
怪しまれないように手を振った。
756 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:29:53 ID:???
「今日はこれを着ろ」ボスは包みをベッドに投げた。
開けてみるとチアガールのユニフォームが!!!。
「ボ、ボス、これは?こんなの嫌です。
僕は、僕はゲイですがこんなものを着るようなオカマではありません!!」
一気に言うとマーティンは目を伏せた。
「嫌か?それでは副長官に電話したほうがよさそうだな」
「ボス、もう止めてください。どうしてこんなことを・・・・」
「さあな、お前のパパにはいつも世話になってるだろ?」
そっか、父への仕返しに僕を嬲っているのか・・・・。
「さあ、着るのか着ないのかどっちだ?ダニーともお別れか?」
渋々マーティンはミニスカートをはいた。
あまりの情けなさに泣きそうになる。
757 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:31:33 ID:???
ユニフォームを着るとボスが興奮しているのがわかった。
「スカートを捲れ!!」下着も女性用を着けさせられている。
女性用下着からはみ出しそうなペニス。
じろじろと視姦されるうちに勃起してきた。
「マーティン、お前には女装の気もあるようだ、見ろ、こんなに大きくして」
そういうとベッドに押し倒した。
後ろからスカートを捲くられ、下着を剥ぎ取られる。
758 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:32:39 ID:???
ギラギラしたボスの目が正気を失っている。
アナルに指を入れられ、ペニスをしごかれる。
「いやっやめて、もう嫌だー」マーティンの泣き声はボスをますます煽るだけ。
いきなり咽喉にペニスを突っ込まれ息ができない。
ボスはマーティンの頭を掴むと激しく腰を振った。
「よし・・・くっ」初めて口内発射され、苦いエグミが広がった。
休む間もなくアナル責めにかかる。いつもなら一度出せば終わりなのに・・・。
759 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:33:30 ID:???
マーティンは自分の意識とは別に快感を得ていた。
ボスの指がくまなくアナルを嬲る。ペニスはもう先走りでぐっしょりだ。
「ボス・・・」「なんだ、もうイきそうか?」
「はい・・・」「おねだりしたらイかせてやる」
「・・・いっ入れてください、もうダメです・・・」
ボスの口の端に笑みが浮かんだ。尻を引き寄せると一気に突いた。
「あっぁぁー、あん、やっ」ボスの巧みな腰使いに酔いしれる。
「あぅ、ふっ、あっぁああー」マーティンは自分からも腰を振ると果てた。
ボスは楽しみながらさらに突き上げ、中に射精した。
760 :
書き手2:2005/07/30(土) 01:34:23 ID:???
「ボス、いつまでこんなことを続けるんですか?
今日のようなことは・・・あんなのは嫌です・・・・」
「何を言っている?、お前もまんざらでなかったじゃないか」
「でも、僕は・・・それに、そろそろダニーにもばれそうだし・・・」
「ダニーか・・・。あいつもまとめてかわいがってやるか?」
「それは・・・それじゃ約束と違います。父とダニーには言わないで・・・」
マーティンは唇を噛んだ。「ボスはバイセクシャルなんですか?」
「いいや、女との付き合いや仕事に疲れただけだ。
上からの圧力もストレスだしな。まったく、お前はいい慰み者だよ」
マーティンにはどうすればいいのかわからなかった。
ダニーがボスの餌食になることだけは避けなければならない、
マーティンはボスの性奴隷になることを嫌々ながらも受け入れた。
そのものずばりな単語が出てくると正直ちょっと気持ち悪い…でも、書き手1さんのも書き手2さんのも面白ーーーーい!!
毎日更新されてるかチェックしてまつ(*´艸`)
ダニー、超好きになっちゃいましたwww
「って思わへんか?」
「・・・・・」
「マーティン?話、聞いてへんの?」
「えっ何?ごめん、ボーっとしてた」
近頃のマーティンは何をしていても上の空だ。
ダニーが理由を聞くが何でもないと言い張る。
「ボスが無理させすぎてんのとちゃうか?」
「ううん、大丈夫。心配しないで」
ダニーはボスにそれとなく聞くことに決めた。
763 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:04:08 ID:???
「ボス、ちょっといいっすか?」
「ダニーか、入れ」
「マーティンのことなんすけど、ちょっと疲れてるみたいなんで」
「ああ、あいつも親父さんの期待に応えようと必死なんだろう」
「あれでも副長官の息子ですもんね」
「それより、お前らはいつからそんなに仲良くなったんだ?」
「いえ、やっぱチームですから」ダニーはさらっと流した。
764 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:04:48 ID:???
ダニーのヤツ、そろそろ怪しんできたか?
マーティンはすぐに態度に出るからな。
ここらで一度かわしたほうがよさそうだ。
「ダニー、今日マーティンと張り込みをする予定なんだが、私と途中で交代してほしい。
クイーンズのパームモーテル102に20時だ」
「了解っす。20時に行きます」
ダニーはマーティンと張り込みできるのが嬉しかった。
765 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:07:00 ID:???
ボスはマーティンを連れて19時にチェックインした。
マーティンが服を脱ぎかけると止め、ソファーに座った。
「ボス、今日はしなくてもいいんですか?」
「ああ、先約があるんでな。不満そうだな、私に抱かれたいのか?」
「いっいえ・・・」マーティンは、自分でも残念に思ったことに驚いた。
実のところ、ペニスは既に勃起していた。隠すように座る。
ボスはマーティンの様子を密かに観察しながらダニーを待った。
766 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:07:51 ID:???
ぴったり20時にドアがノックされた。
恐る恐るマーティンが出るとそこにダニーがいた。
「ダニーっ!」マーティンは驚きを隠せない。
「ボス、交代に来ました」
「時間通りだな、それじゃ後は頼んだぞ。
マーティン、ダニーにいろいろ教えてもらえ」
ボスは部屋を出て行くと、素早く隣の部屋に入った。
767 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:08:40 ID:???
「ダニー、どうしてここに?」
「ボスに交代頼まれただけや」言いながらキスする。
「え・・そうなんだ・・・」マーティンは訳がわからなかった。
「それよりここにはオレとお前だけや。ベッドもあるしな」
ダニーはマーティンの股間をまさぐった。
勃起しているペニスに触れ驚き、早速服を脱がせると
自分も服を脱ぎ捨てた。
768 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:09:11 ID:???
「マーティン、こんなにもの欲しそうにして」
ダニーはマーティンのペニスを咥えると上下にしごき舐めあげた。
「ああ・・ダニー、僕にも」二人は69を始めた。
アナルにも指を這わせ快感を貪る。
「ダニー、入れてもいい?」「ああ、早よ来てくれ・・・」
マーティンはダニーのアナルに挿入すると突きまくった。
「あぁっ、マーテイン・・・んっくっ出っ出るー」
激しく突き上げられ、ダニーは大量に射精した。
マーティンはイきそうになると素早く抜き、ダニーの背中にかけた。
769 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:09:58 ID:???
ダニーは自分とマーティンの精液をペニスに塗ると
マーティンのアナルを嬲った。
マーティンのヒクつくアナルに浅く挿入する。
焦らしながら抜き差しするうちにマーティンがたまらず叫んだ。
「ダニー、早くして。頭がヘンになりそうだ」
それでもダニーは浅く出し入れするだけ。
とうとう我慢ができなくなったマーティンは自ら腰を振りまくった。
「マーティン、そんなに動いたらオレもたへん」
「あぁぁ、ダニーそこ、そこをもっと」
ダニーが腰をグラインドするとマーティンはあっけなく果てた。
ダニーも声を上げながらそのまま中に放出した。
770 :
書き手2:2005/08/01(月) 03:11:01 ID:???
ボスは隣の部屋で様子を窺っていた。
二人の交わる声を聞きながらダニーのことを考え、自慰をしていた。
ダニーか、あいつの体はどんな味だろう?
女たらしの啼く声も聞いてみたいものだ。
三人で楽しむのもおもしろそうだな。
ボスは精液を拭いながら想像に耽った。
「ほなお先にな」
ダニーとマーティンは二人で残業をしていたが、交わす言葉はなかった。
マーティンが意を決して言葉を放った。
「ダニー、僕、話したい事があるから、一緒に帰れないかな。」
「昨日の事か。」「そう。」「ほな一緒に帰ろか。」
772 :
書き手1:2005/08/01(月) 20:51:43 ID:???
まぶたの腫れた男と結膜炎の男、見るからに冴えないビジネスマンの容貌で
二人はミッドタウンを歩いていた。
「ダイナーでも行くか?」ダニーがぽつんとたずねる。
「いや、話しにくいことだから、僕の家でもいい?」「ああ、ええで。」
タクシーを広い、アッパーイーストサイドへ上った。近くのダイナーで
ビーフケバブサンドとペパロニピザを買う。
773 :
書き手1:2005/08/01(月) 20:55:15 ID:???
ジョンが驚いたように「これはお二人お揃いで。」と笑顔で迎えてくれる。
「ああ、ジョン、ただいま。」マーティンはうつむいて挨拶した。
部屋に入ると、ダニーは「はぁ。」とため息をつき、ジャケットを脱いで
ソファーに腰掛ける。マーティンは冷蔵庫から冷えたクラブソーダを出し
バカラのグラスに注いだ。「それで、話って何や。何でも聞いたるで。」
774 :
書き手1:2005/08/01(月) 20:58:59 ID:???
「実は、セックスセラピーに通っているんだよ。」
「セックスセラピーい!?」
「ダニーに冷たくされて、それでブッキングしたんだ。」
「何や、身体が求めたってことかいな。」ダニーははき捨てるように言った。
「違う!そんなつもりなくって、関係修復の糸口を見つけようとしたんだ。」
「それで?」ダニーの態度はまだ冷たい。
775 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:01:32 ID:???
「結論は、僕の君への気持ちが君が僕を思う気持ちより大きすぎて、不均衡に
陥っているって。」
ダニーは、しばらくその言葉を考えていた。確かに、マーティンを疎んじた
のは、彼の気持ちが重くのしかかってきたからだった。その精神科医の見立て
は正しい。
776 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:08:04 ID:???
「何やら難しい心理学用語はわからんけど、それは分かるわ。
お前の気持ちが重かってん。だけど、お前と距離を置くほど
心の中にぽっかり穴が開いたような気がしてな。それで、
昨日、ここで待ってたんや。」
「そうだったんだ。それなのに僕は・・・」
「いや、お前の行動の一部は正しい。精神科医の診断に頼りたい気持ちも
俺自身がそうやから、よく判る。でも、セックスセラピーまでやるか?」
ダニーは自分を棚に上げてマーティンを責めた。
777 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:19:34 ID:???
「だから!謝るよ!!僕は自分の気持ちをもっとコントロールする。
ダニー、まだ、僕たち、付き合えるよね。」
マーティンは必死だった。ダニーを失うかどうかの瀬戸際だったからだ。
ダニーはマーティンと別れるなど考えもしていなかった。これ位の修羅場は
以前の恋愛で何度も経験している。だがマーティンが相手だと、女相手とは
違って、何だか自分自身も追い込んでいくような具合だ。
778 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:32:40 ID:???
「あぁ、ここで別れたらおもろないやろ。まだまだ俺たちお互いを知らなさ
すぎるで。」
「はぁ〜!」マーティンは大きなため息をついた。
「良かった!!」気がつくと頬を伝わる涙が止まらなかった。
「マーティン、そな大げさすぎるから、やめい。愛おしくて抱きたくなるわ。」
「抱いて、セックスセラピーなんかに頼った汚れた僕を抱きしめて!」
779 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:36:04 ID:???
ダニーはシャツを着たままマーティンを抱きしめた。考えてみれば、こういう
格好で二人で抱き合うのは初めてだった。
なんかゲイやら何やら知れんけど、やることは男女と同じやな。
ダニーはそんなことを考えながら、マーティンのネクタイを取り、シャツを
脱がせて、首輪のような緊縛の後に唇をはわせていった。
780 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:45:16 ID:???
ダニーも自らシャツを脱ぎ、全裸になって、マーティンをベッドへ誘った。
マーティンは犬のようにうれしそうについてきた。
おなじみのキングサイズのベッド。ベッドサイドにはココナッツオイルが
置いてある。
「何だか、そのあざ、犬の首輪のようやな。俺、欲しいなぁ、大きな犬。
お前が飼うてた犬より大きい、6フィートの犬。」
すぐに意味を察して、マーティンは犬の鳴き声を始めた。
「キャイーン、バウワウワウ!!」
781 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:56:18 ID:???
「さぁ、犬のチンチンはどうなってるか、見たろ。」
マーティンの局部はすでに期待で先走りの汁をしたたらせていた。
「うほ〜、この犬嫌らしい奴やなぁ。じゃぁ、手で遊んだろか。」
ダニーが手でしごくと局部はさらに反り返り、ひくひくと先端を動かした。
マーティンも我慢できなくなり、自分からココナッツオイルをつかむと
菊門に塗りこんだ。ダニーの硬くなったペニスの先を押し当てると、
後背位で一気に滑り込ませた。
782 :
書き手1:2005/08/01(月) 21:59:59 ID:???
マーティンの背中がうねる。ダニーは特にこのドギースタイルが好きだった。
マーティンの肩甲骨が美しい線を描き、動き出すからだ。
こいつ、本当はあそこに目に見えない羽根を生やしてるやないやろか。
そう、天使や、マーティンは、天使だったんや。
ダニーは久しぶりの喜びに、マーティンの中に自分の精をほとばしらせていった。
その勢いで、マーティンも「キャーン!」と鳴いて、射精した。
ダニーのアパートもマーティンのアパートもザーメン臭がすごそう!!
ベッドのシーツには2人のザーメンやら体臭が染み付いていろんなところの体毛が
抜け落ちてて(・∀・)イイ!!!!
2人の間に挟まれて一緒に寝たいなぁ。
784 :
書き手1:2005/08/01(月) 23:31:09 ID:???
>>783 二人にはファブリーズをお勧めしたいですねw
まぁ綺麗好きなダニーがいますから、生活指導はしていると思います。
785 :
書き手1:2005/08/02(火) 00:05:18 ID:???
白人の体臭とヒスパニック系の体臭って違うんですよね。
そのあたりも今後もっと掘り下げようと思っています。
どうして知ってるかは聞かないでくださいw
両方と付き合ってましたね。(・∀・)ニヤニヤ
787 :
書き手1:2005/08/02(火) 00:25:45 ID:???
だから、この二人に愛情を注いでしまうのかもしれませんですw
今彼はどちらなのですか?(・∀・)ニヤニヤ
書き手1さんのプライベートに興味あり!!(*´∀`*)
789 :
書き手1:2005/08/02(火) 00:37:04 ID:???
今は、マーティンタイプです。でも退屈といえば、退屈かも。
それがこのカキコミに反映されてたら、ごめんなさいですねw
ダニータイプ(あんなに男前ではなかった)はスペイン語、英語が出来る
コスモポリタンタイプでやっぱり遊び人だったなと思います。
790 :
書き手1:2005/08/02(火) 00:41:41 ID:???
マーティンは、メイドの給料を一ヶ月500ドル上げた。NYでも破格の給与
だ。それも全て、自分が出来ないモノの始末をしてくれて、口にチャックを
するという条件つきだ。NYは金が物を言う。金が無くても暮らせるが、暮らし
方が桁はずれに違うのだ。経済的に苦労をしたことのないマーティンには
分からないことだが、ダニーのブルックリンのアパートは確かに自分の
ドアマン付きアパートと違っている。そのあたりも、ダニーが気にしてるんじゃ
ないかと気にしているマーティンだった。でも、それほど彼の過去も経済状態も
知らない自分が口惜しかった。
791 :
書き手1:2005/08/02(火) 00:48:04 ID:???
ダニーの生活はいたってシンプルだった。シャツやスーツを近くの腕のいい
チャイニーズのクリーニング屋に頼んだり、デリで簡単な食事を買って食べる。
そんな毎日だったのに、突然、アッパーイーストに住んでいるマーティンとの
付き合いが始まってしまった。給与は同じだろうと思うが、後ろに控える
ファンドの大きさに慄然とすることもあった。
さすがFBI副長官の息子や。金で困ったことなど全くない人生だったん
やろうな。
かつあげや窃盗を繰り返してきたティーンエイジャーを過ごしてきたダニーは
漠然と、二人の将来を考えていた。俺が隠してきた過去をあいつが知ったら
俺は切り捨てられるんやろか。ダニーはダニーなりに、二人の絆になるものを
求めているのは確かだった。重さを感じる反面、確証も欲しい。
こんな関係、今までになかったな。
今までの泡沫の恋愛関係に終止符を打って、ダニーも落ち着きたいと思い
始めていた。特に、今晩のマーティンの涙を見てから、彼は自分の気持ちの
動きに驚いていた。
わぉ!!羨ましい〜!!今彼と結婚しそうなのかな?
プライベートなこと尋ねちゃって失礼だったね。ごめんよ。
もう寝るから、またね〜。
レスありがとうね。ノシ
793 :
書き手1:2005/08/02(火) 01:04:03 ID:???
>>792 いや〜、彼がNY出身なんでこのスレの助けになっていますんでw
でも話の中身は知らせてません。彼もWATファンなんで、毎週反省会?を
開いて検証してます。プライベートも反映しちゃってるから、また
誰かさんに嫌われちゃうかな?
794 :
書き手1:2005/08/02(火) 01:08:41 ID:???
ダニーはしばらくアラン・ショアとは会うまいと心に決めた。
自分もセックスセラピーで癒されていた身や。マーティンを
責められない。それなのにあいつを責めてしもうた。
ブルックリンのアパートでダニーは寝苦しい夜を迎えていた。
(´A')ウヘァ
一気に読む気が。
てめぇのプライベートなんか興味ねぇよ。 テ ラ キ モ ス
796 :
書き手1:2005/08/02(火) 19:22:15 ID:???
>>795 不快な思いをさせてしまってすみませんでした。
プライベートの創作はいいから本スレにだけは書かないでね
エロ以外であっても隔離から出ない、出さない、汚さない
こちらで語って下さいませ
799 :
書き手1:2005/08/03(水) 00:37:57 ID:???
創作wと思われて甚だ心外ですが、スレ汚しは今後いたしません。
毎晩続きを楽しみにしているのですが、今晩はなしですか?
私も毎晩期待して待ってます。
ただ、書き手1さんと書き手2さんのが入り乱れてて過去レスから読まないと「は???」ってなる時がたまにあるワラ
本当に面白くてハマってるので、明日の放送観てもニヤけてそう(;^_^A
楽しみに続き待ってまーーーーす!!
書き手1、何回も嘘ついてすっかり信用されてないね
そりゃ自爆踊りオハコだもんよ。
自分のことダニーに見立てて書いて(=掻いてw)んじゃね?
テラメガキモスwwwwwwwwwwwwwwwww
書き手2だけでいーのに。
今日の放送の後は1さんも2さんも続きを書いて欲しいな〜。
今日の放送楽しみ((┗(>∀<)┓))
今日の続編楽しみ(*´艸`)
>>802 何回もウソついたっけ?
自爆1回しか知らないや。
804-806あたりはもはや自爆自演にしか見えねんだよな。プゲラッ
>>807 806だけど、804でも805でもないよ。
全部自爆自演と思うあんたの方がプケラッ!
あたし805だけど?マジでファンだよ。作品のだけど。書き手1さんが何をやらかしたか知らないけど、すべてを自演と思うならここに来なきゃいいじゃん。
そんな人を相手にしないで続き書いてくださ〜い☆
何遍も本スレ汚してるからでしょ。
>>809 禿同。
モンクいう人が何でここにくるのかわからんわ。
うそつきとスレ汚しって違わない?
日本語勉強した方がいいね。
文句書き込む人は見なきゃいいんだよ。本スレにだけいればいいのに…って思うんですけど。
書き手1さんはすでに本スレを汚してないんですよね?それならもういいじゃん。こっちで書いてるんだからさ、って思います。
あたしは本スレが面白くないからこっちにきたし。別に801が好きなわけじゃないけど、ヲタっぽい空気が好きだなぁ。
ここ読んで楽しんでおいて文句書いてる香具師って無銭飲食してる
みたいで、嫌です。
とゆーことで、あたしは書き手1さんも書き手2さんも応援してますよ☆
ここはここで楽しくやりましょう!
文句つける人はスルーしちゃいまーす!
この間、書き手1さんがアド載せてたけど、必ず感想メールしますね♪
↑
こうバレバレだと萎えるな…
あたしは書き手1さんじゃないっつの。
なんでそう疑うかなぁ?
てゆーか、自演を疑うしか出来ないあんたは人間としてクズだよね。あたしはあたし一個人として好きだ、読みたい、応援してます、と書いてるだけ。
書き手1さん、なんかあたしのせいで疑惑かけられてごめんなさい。でも本当に応援してます。
疑り深いあんたはここから消えろ。存在価値ないっての。
香ばしいな。粘着がここまで出張してんのかよ。ご苦労なこったwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
自爆たんって芸風が変わらんね。
本当に粘着しつこい。だから粘着かw
書き手1に恨みでもあんのか、あんた。
今日のダニィとマァティンのコンビ、楽しく見れたょwwwwwwwww色んな意味でwwwwwwww
目配せするんだもんなぁwwしかも通じ合ってんだもんwwwwwぅほほ〜〜〜ぃ☆www
今日のダニーとマーティンの夫婦漫才は絶妙だったねw
「発見されたことにしちゃう?」というマーティンのセリフの日本語訳
聞いて、このスレ見てるのかと思ってしまいましたよ。
前はもっと男っぽい言葉使いだったのにw
今夜はダニーに会えて幸せ(´-ω-`)
ダニーって表情がコロコロ変わって本当にキュートだよね。
>>819 どれが自爆たんなのか区別つくあんたが粘着さん?
こちとら、全然わからんよ。
2chってどの板でも自作自演を声高にいう香具師がいるけど、
それしかやることないのかって感じの暇人だよね。
それだけ粘着している証拠。
>>822 自分も思った。かわいいマーティンになっててびっくり。
マジでここ見てたら笑える。
こんな小競り合いやってると、書き手1さんも2さんも戻ってこないかもよ。
粘着、あんたの責任重大なの、わかってるよね。
いつもの時間になっても、書き手さんたちが戻ってこない。
今後が不安。嫌らしいカキコミした人、反省して欲しい。
いっそうのこと、粘着さんが書き手さんたちを駆逐した責任を負って
続編を書くのはどう?書けるもんならさ。
831 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 01:05:21 ID:OGAwCjQR
832 :
770の続き 書き手2:2005/08/04(木) 01:41:07 ID:kCYV+9Ad
ボスはダニーとマーティンの情事を盗み聞きして以来、
ダニーのことが頭を離れなかった。
自分の命を預け、相手の命を預かる、
そんな信頼関係が成り立っているダニーの体に興味が湧いた。
ヴィクターの息子は手に入れたも同然だ。
慰み者としては最高だが、従順すぎて面白みに欠ける。
やはり、ダニーだな・・・。
ボスはペニスに手を伸ばすとダニーを思いオナニーした。
833 :
書き手2:2005/08/04(木) 01:42:42 ID:???
「マーティン、オレにも入れさしてくれ」
激しく後ろから責めたてるマーティンに声をかけた。
「えっ、あ、ゴメン。つい夢中になっちゃって・・・」
ダニーは最近のマーティンの行動に引っかかっていた。
オレ、入れられてばっかりや。何でやろ?
「ダニー、来て・・・」
ダニーはマーティンの目を見つめながら挿入した。
反応を確かめながらピストンする。
「んぁぁ、あ、ああーぃっいいー」マーティンの切ない喘ぎに興奮した。
「マーティン、ここか、ここがええの?」
「ダッダニィ・・うっう、あっああん」マーティンのペニスがびくんとした。
ダニーはさらにペニスをしごきながら挿入を繰り返した。
「マーティン、オレも・・・うっ・・・ハァハァ」
ダニーはぐったりとマーティンの上に倒れこんだ。
834 :
書き手2:2005/08/04(木) 01:43:45 ID:???
「マーティン、なんかオレ入れられてばっかりやと思うんやけど気のせい?」
「そうかな、僕は全然気づかなかったけど。
ダニーのは締まりがいいから自然と入れたくなっちゃうのかも」
ドギマギしながらマーティンは答えた。
ボスにいつも犯されている反動が無意識に出てるんだ・・・・。
「オレな・・・後頭部ヤバくない?」
「えっ?何が?」きょとんとするマーティン。
「いやな、なんか薄くなってへんか?」訝しげなダニー。
「んっ、ハゲ?ってこと?」
「そう、だからあんまり見られるのイヤやなって・・・嫌われたらイヤやん」
マーティンは飽きれて思わず笑った。それどころじゃないんだよ、ダニー・・・
835 :
書き手2:2005/08/04(木) 01:44:38 ID:???
「マーティン、後で私のオフィスへ」ボスの呼び出しだ。
「ごめん、ダニー。ボスのところへ行かなくちゃ」
「またかいな、ほな今日はオレも早よ寝るわ」
ダニーが帰るのを見送りながら、ため息混じりにオフィスに向かった。
「ボス、いいですか?」
「ああ、入れ。ドアを閉めろ」
今日は何をやらされるんだろ・・・またコスプレだったら最悪だ・・・。
いつになくやさしいボスの様子に不安を募らせるマーティンだった。
836 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 18:32:40 ID:OGAwCjQR
書き手2さんが戻ってきてくれて、うれしいage
マーティンは爽快な朝を迎えていた。
失うかもしれなかったダニーの気持ちを確認できたし、
自分のこれからの人生、上手に生きていけそうな気がして
スタバでカフェラテを頼む声もはずんでしまっていた。
一方のダニーは、アランとの仲をどうしたらいいか迷っていた。
一度は会わないと決めたつもりだったが、やはりマーティンの存在は
自分の今までの人生に無かった程重いものだった。自分ひとりで
正確な判断を下せるものか自信がなかった。
838 :
書き手1 :2005/08/05(金) 00:15:32 ID:???
支局へ出勤しても片方は口笛を吹き、片方はダブルエスプレッソで自分を
見直そうとしている状態だ。これがアランの言う恋愛のアンバランスなんだろう。
我慢しきれず、ダニーはアランの携帯に留守電を入れた。
「事態が変わってきたので、また会いたい。ダニーでした。」
アランは、昼過ぎにコールバックしてきた。いつもより疲れた雰囲気だ。
「ER勤務明けで疲れてるんだが、ダニーどうした?」
「留守電の通りですわ。先生が空いてたら会いたいと思って。」
「じゃあ、僕の家に夜9時に来てくれ。」「了解。」
ダニーは、安定を求める気持ちと、コミットメントフォビアの気持ちの
せめぎあいで、自分ではおさまりがつかなくなっていた。そういう時には
専門医の意見に頼る。これがニューヨーカーの生き方だ。
839 :
書き手1 :2005/08/05(金) 00:20:41 ID:???
アランは目の下にクマを作りながらも歓待してくれた。
「やぁ、ダニー、まだ恋の悩みから解き放たれないか。」
ドアを開けるなり、アランは言った。
「ご明察。どうにもこうにもなりませんわ。」
ソファーに腰掛けてダニーは自分の気持ちをアランにぶつけた。
アランはカラカラと笑い、「もてる男の典型的なコミットメント恐怖症だね。」
と診断した。「君には息抜きが必要なんだよ。一人では我慢できない。
その性格は一生変わらないね。」ダニーは反論した。
「でも、今の相手ほど俺にとって大切な相手はいなかった。その相手を
裏切るようなことをしていいんやろか。」
「じゃあ、軽い関係の相手を見つけようじゃないか。相手が刹那しか
求めないような相手を。」
840 :
書き手1 :2005/08/05(金) 00:23:33 ID:???
「そんな具合のいい相手がどこにいまっか?街角で買えとでも?」
ダニーは攻め寄った。
「ダニー、落ち着いて。僕なんかはどうだい。君の人生にからまないし、
いいボランティアになれると思うよ。」
アランの絶妙なコメントにダニーも納得した。売春婦を買うよりよっぽどいい。
相手は心理学の専門家だ。自分とマーティンの仲をスムーズにしてくれると
信じた。
841 :
書き手1 :2005/08/05(金) 00:31:23 ID:???
アッパーから戻るのに、プラザホテルのタクシースタンドで待っている
ダニーの姿を、マーティンは目撃してしまった。
こんな遅い時間に、なんでダニーがホテルの前にいるんだろう!
マーティンは、またぞろダニーの浮気を疑い、気が狂いそうになってしまった。
そんな事を全く知らず、タクシーで自分のアパートに戻るダニーだった。
842 :
書き手1 :2005/08/05(金) 00:45:37 ID:???
ダニーが自宅に着くと留守電が点滅していた。再生する。
「ダニー、まだ僕だけじゃだめなの!もう絶交だよ!!」
荒いマーティンの声が再生された。なんでバレたんやろ。
絶交なんて学生臭い言葉使いよって、本気やろか。
ダニーはぼーっと考えていた。二人が上手くいくために他者を介在させるのが
いけない行為なのかどうか。
なかなか2人は幸せになれないなぁ。
マーティンはボスに連れられてモーテルにいた。
早く終わって帰りたい、そればかり考えていた。
ボスはソファーに座り、マーティンを正面に座らせた。
ボスが尋問するときのスタイルだ・・・マーティンは気圧された。
「マーティン、今日は君に聞きたいことがある」
「は、はい・・・」
「ダニーとはどれ位の頻度で寝るんだ?」
「・・・・」
「聞こえないな、どれくらいの頻度か聞いている!」
「え・・・あ・・週に2回ぐらい・・・」
「で、どんな風にやるんだ?お前は受け専門か?」
「・・・いえ、・・・」
マーティンの煮えきれない態度にボスはキレた。
845 :
書き手2:2005/08/05(金) 01:33:09 ID:???
「もういい、さっさと脱げっ!!」
マーティンは服を脱ぐと身を縮めた。なるべく目立たないように・・・。
「ベッドに寝ろ!!」
マーティンが横たわるとボスは両手両足を大の字に開き、手錠を嵌めた。
「ボス、こんなの・・・いったいどうするんですか?」
「フッ、さっき白状しとけばよかったと後悔するようなことだ」
846 :
書き手2:2005/08/05(金) 01:34:16 ID:???
ボスはアナル用のバイブを取り出すと、いきなり乳首にあてがった。
ヴィーン、鈍い音を響かせながら乳首を嬲り立たせる。
「ぁん、やっやめてー」くすぐったさにマーティンが悶える。
そのままペニスを素通りし、アナルにもぐりこませる。
「ぁぁん、はぁっはぁ、ちょっそこは」すでにペニスは勃起し雫を垂らしている。
「どんな風にダニーとヤるんだ?さあ、答えろ!」
ボスはダニーとのSEXを全て聞き出した。
「よしよし、マーティン。ご褒美だ」
ボスはアナルにバイブを挿入するとスイッチをMAXにした。
「あっああん、ああー、いっいくー」マーティンはあっけなくザーメンを放出した。
847 :
書き手2:2005/08/05(金) 01:35:22 ID:???
ボスは身動きの取れないマーティンにさらに追い討ちをかける。
バイブを抜かないまま放置すると、強制フェラチオをさせた。
「ハァ、ハ、う、うう」マーティンは上も下も責められ意識が遠くなった。
ボスのペニスが射精直前に大きくなったのを感じた途端、
マーティンもまた射精した。口に苦味が広がり正気に戻る。
「マーティン、また出したのか?ここまで変態だとはな」
848 :
書き手2:2005/08/05(金) 01:36:15 ID:???
「ボス・・・もう・・もうやめて下さい・・・」
嗚咽を漏らすマーティンにボスは冷たく言い放った。
「やめてもいいが、ダニーとはお別れだぞ?」
マーティンは泣きながら首を振った。「嫌、それだけは嫌だ・・・」
「さあ、マーティンもう泣くな。そろそろ帰る時間だ。
明日もこの続きをするから予定を空けとけ」
ボスは手錠を外すと出て行った。
849 :
書き手2:2005/08/05(金) 01:37:02 ID:???
さて、いよいよだな。お楽しみは明日だ。
車内でマーティンを待ちながらボスはにやけていた。
ダニー、明日の今頃は私のものだ。
お前を思い、何度自分を慰めただろう。
だが、それも今日で最後。たっぷりかわいがってやる。
ボスの邪まな心は限りなく拡がっていた。
850 :
:2005/08/06(土) 00:00:55 ID:???
ついにボスとダニーの絡み合いですね〜。
一度、書き手1さんがオフィスでのHを書いてましたが、
それ以来なので、楽しみにしてます。
「ダニー、この前のモーテルに19時だ」
「了解っす。また交代すればいいんすか?」
「ああ、だがノックせずに黙って入れ、このことは内密にな。
マーティンにも絶対に言うんじゃないぞ」
ダニーは一瞬不可解な表情を浮かべたが頷いた。
マーティン驚かそうっちゅう魂胆やろか?
まあええわ、あいつと一緒におれるんやし。
ダニーは19時になるのが待ち遠しかった。
852 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:24:32 ID:???
ボスとマーティンは一足先にモーテルに着いた。
ボスは全裸のマーティンに目隠しをすると、
四つんばいにさせ全身にローションを塗った。
アナルには特に念入りに塗りこみ、ほぐすように嬲る。
マーティンは目隠しのせいで、何をされるのかわからない恐怖と
思いがけない快感に身をよじらせていた。
ボスの指が直腸検査のように隅々までくまなく動き回る。
「ぁぁん、ボス・・・」突き出すように腰を上げる。
「どうした、マーティン?」機械のような手は動きを止めない。
「ぁっぁっ・・僕、もっもう・・・」
「なんだなんだ、もう音を上げたか?もう少し辛抱しろ」
ボスは時計を見ながら少しだけ手加減した。
853 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:25:21 ID:???
18:58、そろそろだ。
「よーしマーティン、イキたかったらおねだりしろ。
私に入れてもらえるように頼むんだ!!」
「あぁぁ、ボス、僕のアナルにぶち込んで下さい・・・早く・・」
「入れるだけか?動かさなくていいんだな?」
その時、音を立てずにドアが開いてダニーが入ってきた。
「いっいえ、激しく突いてください・・もうイキそう・・・」
ダニーは目を見張った。何やコレは?!!
「なっ、マ、マーティン?、お前・・何やってんねん!!」
ダニーの声に驚き、慌てて目隠しをとる・・・。ダニーが何故ここに?!!
854 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:26:14 ID:???
「ボス、これは・・・これは一体どうゆうことなんですか?」
マーティンの痴態を目の当たりにし、さすがのダニーもパニクっていた。
「見てのとおりだ、ダニー」ボスはいつもと変わらない。
「マーティンは、副長官殿に黙っているかわりに人身御供になったのだ」
マーティンは顔を上げずに泣いている。
「いつからこんな・・・」マーティンを見ながら訊ねた。
「ダニー、マーティンはお前と別れるのだけは避けたいそうだ。
ボンボンの割りに健気じゃないか」
「もうコイツにこんなことさせるの止めて下さい」
「それがな、私には慰み者として重宝してるんだよ」
「それやったら・・オレが代わりになりますから」ダニーは必死だった。
855 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:27:16 ID:???
「どうかな、マーティンの体は最高だからな。お前のはどうだか」
ダニーは黙って服を脱ぎ捨てるとボスの前に晒した。
「ダニー、マーティンの前で犯されてもいいのか?」
「ええ、仕方がないっす。どうにでもやって下さい」
ボスはペニスを出すとしゃぶらせた。
マーティンより下手だが、屈辱にまみれた表情が嗜虐心をそそる。
856 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:28:03 ID:???
「次はお道具を拝見といこう」アナルをゆっくりと弄る。
「マーティン、お前も傍で見てろ」
しくしくと泣いているマーティンを侍らせ、さらに嬲った。
ダニーはマーティンに見られるのは屈辱だった。
あいつの前でこんなことされてるなんて・・・。
857 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:28:48 ID:???
「・・・んっ・・・く」ダニーは声を上げないように歯を食いしばった。
だが、さすがにペニスの勃起だけはどうにもならない。
散々嬲られ、イキそうになっていた。
「なんだマーティン、感じてるのか?」ボスの声に振り向くと
マーティンが勃起したペニスを隠すように手で覆っていた。
「ダニー、入れてやれ」「えっ、オレが?」
「かわいそうじゃないか、早く楽にしてやれ」
ダニーは渋々マーティンのアナルにあてがった。
すでに限界が近いらしくヒクついている。
「あぁん、ダニー」ダニーは腰を引き寄せると突き上げた。
ダニーが動くたびにマーティンがすすり泣く。
858 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:29:33 ID:???
ボスはマーティンがイキそうなのを見て取ると玉をつかんだ。
「うっ・・・」焦らしプレイに突入だ。このままではイクにイケない。
「ボス、オレはどうすれば?」ダニーは困惑して聞いた。
「私が射精するまでお前らが持ちこたえたら、今後一切手出しはしない。
だが、私より先にどちらかが果てたら、その時は二人とも慰み者だ」
ボスはそう言うと玉から手を離した。
「続けろ」ダニーは再びピストン運動を開始した。
859 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:30:25 ID:???
ダニーはマーティンがイキそうになると玉を掴み、肩を噛んだ。
五分ほどたった頃、ダニーのアナルにボスが挿入してきた。
「あぁぁー、んっんん」思わず声を上げる。
ボスの挿入でペニスが硬度を増し、マーティンも恍惚となる。
ダニーは前も後ろも責められ、限界を感じた。
あかん、オレがイってしもたらオレら二人ともおしまいや・・・。
ダニーは舌を噛んだ。口の端から血が流れる。
860 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:31:16 ID:???
ボスはダニーの穴の締りのよさに酔いしれていた。
激しく動き、グラインドする。
そのたびに適度な弾力が締め返してきた。
これはすごい、予想を遥かに上回る快感だ。
ダニーの体は震えていた。それが余計に感じさせる。
マーティンが振り向くとダニーが苦痛に呻いていた。
口に血がついている。ダニー・・・・マーティンは思いっきり自分の玉を握った。
ものすごい痛みに悶絶しそうになるが、射精する気分は吹き飛んだ。
861 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:32:03 ID:???
だが、その収縮が引き金となり、ダニーは射精しそうになった。
「うっ、ああっ」アナルのひくつきが最高潮になり、ボスも思わず喘いだ。
「くっあぁあ、ダッダニー」どちらが先に果てる?
ダニーの体がびくんと跳ねた瞬間、ボスはイった・・・・。
だが、ダニーもまた跳ねた瞬間、果てていた。
862 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:32:45 ID:???
はぁはぁはぁ・・・荒い息をせわしなく吐きながら三人は折り重なった。
誰も何も言わない、三人とも疲れ切っていた。
それぞれこれからのことを考えていた。
「ボス、ほとんど同時やったと思うんですけど、オレらどうなるんすか?」
「あーほぼ同時か・・・同時の場合なんて想定してなかったな・・・。
それにしてもお前たち、よくやったな。特にマーティン、えらいぞ」
ダニーはマーティンを抱き寄せた。腫れた睾丸が痛々しい。
「時々3Pするというのはどうだ?もちろん副長官には言わない」
ダニーとマーティンは視線を交わし頷いた。
「それでいいっす。絶対に秘密が条件で頼みます」
マーティンはダニーの血を舐めるとそっとキスした。
863 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:33:27 ID:???
ダニーの部屋に帰ってくると二人はベッドに倒れこんだ。
「なぁマーティン、何で黙っとったん?」
「だって・・ダニーには言うなって・・・言ったらばらすって・・・」
「それやったらしゃあないな。とにかくお前も解放してもらえてよかった。
ハァーめっちゃ疲れた・・・もう寝よか?」
ダニーは氷を取ってくると、マーティンを寝かせ睾丸に当てた。
「腫れが引いたらいっぱいイかせたるからな、おやすみ」
言うが早いか、ダニーも横になるとすぐに眠りについた。
864 :
書き手2:2005/08/06(土) 00:36:35 ID:???
書き手2です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
夏期休暇のため、一週間ほど更新できません。
戻ってきましたら、また続きを書く予定ですのでよろしくお願いいたします。
865 :
:2005/08/06(土) 04:05:15 ID:j1cxGbqN
書き手2さん、いつも楽しく読ませていただいています。
夏季休暇中、書き手1さんにがんばっていただいて飢餓状態を脱したいと
思います。お体ご自愛ください。
866 :
書き手1 842の続き :2005/08/06(土) 23:14:55 ID:j1cxGbqN
声を荒げて留守電に伝言を入れたマーティンに、ダニーはあえて
コールバックしなかった。俺はどうせ信じてもらえないキャラなんやな。
あんなに大切に思っている相手の信頼も得られないなんて、俺は生活破綻者
なんやろか。ダニーはまっすぐ矢のように飛んでくるマーティンの攻撃に
半ば辟易しながらも、自らの生活を反省していた。
それにしても、なんでバレたんやろか。
867 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:18:36 ID:???
翌日、マーティンはダニーを避けるようにPCに向かって失踪者の
クレジットカードの使用履歴を調べていた。ダニーはどちからかと
言えば、フィールドワークが得意で、PCの前に数時間も座っているのは
苦痛でしかなかった。
「聞き込みいってきますわ。」ヴィヴィアンにそう言ってダニーは
支局の外へ出た。空気がうまい。よどんだ支局の空気の数倍うまい。
868 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:22:35 ID:???
気がつくとミッドタウンからタクシーに乗って、アランのアパート近くまで
上っていた。アランがいるわけないやろな。一応電話したろ。
予想に反してアランは家にいた。「なんだい、ダニー、今日もセッション
がお望みかい?」「ちょっと寄りたいだけなんやけど。」
「じゃあ上がってこいよ。」アランの部屋はいつも同様整然としていた。
バスガウンを着て、アランはダニーを迎えた。部屋はイランイランの
香りがほのかにした。
869 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 23:27:43 ID:j1cxGbqN
「ごめんな。疲れてるやろ。」「まあね、でも僕のお気に入りのダニー
の頼みだ。聞かないわけにはいかないさ。」
「まぁ、お世辞はそれくらいにして欲しいわ。」「で、どうした?」
「昨日、ここに寄ったのが、相手にばれてん。」「ほう?」
「修復するもなにも、絶交だなんて子供じみた言葉を使われて、
今日は一言も話してない。」
「相手は君を独占したいんだよ。浮気と目される行為全てが許せない。
しかし、君は一人では満足できない性格だ。もしかして、相手は
家の近所に住んでないかい?」「ああ、公園を横切れば奴の家や。」
「じゃあ、ここでセッションするのは危険だな。これからは場所を
変えよう。」「そやな」
870 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:31:13 ID:???
「で、相手との修復はどうしたらええと思う?」
ダニーは真剣だった。今、マーティンを失いたくない。
「素直に精神科医のところに言ったと言えばいいじゃないか。」
「それで奴が信じてくれるかどうか。」「そんなに疑い深いのかい?」
「相手が疑い深いのもあるけど、俺が浮気したのがばれてな、修羅場
やったわ。」「おーダニー、君は本当にスウィンガーだな。
君を型にはめるのは難しいよ。」
871 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:33:35 ID:???
「今日はこれで終わりにしよう。」
アランはダニーを軽く抱きしめて、ドアまで送った。
アランの好きなシャネルのエゴイストの香りに包まれて、
ダニーは家へ向かった。
家に戻ると、暗闇の中、マーティンがソファーに座ってテキーラを
飲んでいた。
872 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:38:00 ID:???
「ああ、びっくりしたで。どうした。」
「それしか言う事ないの?」「俺はやましいことは一つもしてないで。」
「じゃあ、どうして、昨日、プラザのタクシースタンドにいたの!」
「何や、それかいな。俺が通ってるシュリンクのオフィスが近くに
あるんや。あの時間は流しのタクシーがつかまらへんから、プラザ
で待ってた。」
「なんだ、そうだったんだ。」マーティンはダニーに近付いた。
相当酔っ払っている。抱きしめると、ダニーと違うフレグランスの香りが
した。ダニーはディオールのファーレンハイトを使っている。
この香り?アラン?
マーティンはその気持ちを否定して、とにかくダニーに可愛がって
もらいたかった。
873 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:41:20 ID:???
「今日は、いつも以上にサービスしてくれないと許さないよ」
ろれつの回らないマーティンは要求を明確にした。
「ああ、分かった。お前が言うままに何でもするよって、もう
許してくれ。」
マーティンは酔っ払っており満足に自分の洋服も脱げない。
ダニーが手伝って、マーティンを全裸にすると、自分も服を脱ぎ
ベッドへ誘った。
874 :
書き手1:2005/08/06(土) 23:46:34 ID:???
マーティンはのびていた。テキーラの飲みすぎやで。
ダニーはマーティンの勃起したペニスを口に含むと、玉や後ろの筋に
舌を這わせ、マーティンをいかせた。マーティンのザーメンは心なしか
甘い味がした。ダニーは正体なく眠りこけるマーティンの身体に合わせて
スプーンポジションで後ろに回ると、自分の勃起したものをマーティンの
アヌスに照準を合わせて、挿入した。
「ううぅん、はぁ〜」マーティンがやっと反応した。
「マーティン、イクで」「ああ、ダニィーー」ダニーはマーティンの中に
自分の思うたけを放った。
875 :
書き手1:2005/08/08(月) 00:27:58 ID:???
マーティンは朝早く目が覚めた。ダニーが後ろから抱きしめるように
寝ている。
ああ、ダニー、帰ってきたんだ。僕の元に。
二日酔いで頭痛がするマーティンだったが、ダニーの身体からほのかに香る
シャネルのエゴイストの匂いを見逃さなかった。
ダニー、フレグランス代えたのかな。
バスルームを点検する。そこには、いつものファーレンハイトしかなかった。
じゃあどこであの香りがついたんだろう。
同じ香りの人物をマーティンは一人知っていた。分析医のアラン・ショアだ。
まさか、同じ分析医と会ってるのか?
マーティンは混乱した。
876 :
書き手1:2005/08/08(月) 00:32:51 ID:???
一度家に戻って、出直そう。マーティンはダニーの家を後にした。
ダニーは目覚ましで目が覚めた。マーティンの姿を探す。
帰ったんか。マーティン。俺ら修復できたんか。
支局での態度で図るしかなかった。初めて支局へ行くのを臆したダニーだった。
支局へ出勤するとマーティンがすでに出勤していた。
「おはよ、マーティン」「おはよう、ダニー」
今のところ、何もが無かったかのような反応だ。ダニーは安心した。
877 :
書き手1:2005/08/08(月) 00:46:23 ID:???
ダニーがトイレに行くとマーティンが付いてきた。
「やあ。」「やあ。」誰もいないと確かめると、マーティンはたずねた。
「ダニー、香水変えた?」「いや、なんでや。」「いや、何でもない。」
マーティンの疑惑がまた頭をもたげてきた。
やっぱりダニーはエゴイストの相手と会ってる?
「今日は、一緒に食事しよか。」「ああそうだね。」
答えるマーティンの声には力はなかった。
何や、マーティン、意気消沈やな。どうしたんやろ。
自分が撒いた種とは思わず、今日は何を食べようか考えているダニーだった。
878 :
書き手1:2005/08/08(月) 00:54:50 ID:???
今日はタイ料理にした。ブルックリンのタイ料理のデリで、ヤムウンセンと
ソムタムとトムヤンクムを用意したダニーだった。あ、タイ米も忘れずに
用意した。そこへ、チャイム。マーティンだ。
「ようこそ、今日はタイ料理やからお前のためにメコンウィスキー買ったわ。」
「ああ、ありがとう。ダニー。」「何や元気ないな。」
マーティンはジャケットを脱ぎネクタイをはずしてダイニングに座る。
「ねえ、ダニー、ダニーのかかってる分析医ってアランって名前じゃない?」
ダニーはストレートなマーティンの詰問に正直に答えられなかった。
「いや、違うで。お前、なんでおれのシュリンクを知りたがる?」
「たいしたことないんだけど、ダニーの全てが知りたくって。」
879 :
書き手1:2005/08/08(月) 00:57:11 ID:???
「お前、シュリンクとのことは守秘義務やから、お前にも話せないことがある
それは分かって欲しいわ。」
「ああ、ゴメン。君の生活にまた一歩踏み込もうとしちゃって。」
ダニーもマーティンも同じ分析医のアドバイスに従って、関係を深めている。
さぞかしアランにとっては、喜ばしい状況だろう。
880 :
書き手1:2005/08/08(月) 01:01:25 ID:???
マーティンはスパイシーな料理に慣れていないらしく、
「辛い辛い」を繰り返し、メコンウィスキーを空けていった。
「お前、今晩は飲みすぎるなよ。」「ああ、でももう頭ぐるぐるだよ。」
そう言うか早いか、マーティンは早々とベッドに向かって行った。
ああ、今晩も酔っ払いが相手かいな。まぁしゃーないな。
ダニーはシャワーを浴び、自分をしごきたてて、ベッドに向かった。
881 :
書き手1:2005/08/08(月) 01:04:38 ID:???
いびきをかいて寝ているマーティンの後ろ側にまわって、昨日と同じ
スプーンポジションを取った。アランが使っていたマカデミアナッツオイルを
バーグドルフ・グットマンで仕入れていたダニーは、香ばしいナッツの香り
豊かなオイルをマーティンの後ろ側に塗りこんだ。「ううんん。」
眠りながらもマーティンはよがっている。
さぞかし気持ちいい夢を見てるんやろな。マーティン。
882 :
書き手1:2005/08/08(月) 01:09:41 ID:???
ダニーはいきり立った自分をマーティンのピンク色の菊口にあて、
一気に入り込んだ。締まりがよすぎて、すぐイキたくなるが、
それではつまらない。マーティンは、無意識の中で、あそこを立てている。
ダニーはマーティンのイチモツに手を当て、前後にしごき立てた。
「ああぁん、いい。」寝言でマーティンがつぶやく。
「じゃあ、いくで、マーティン。」そう言うやいなや、ダニーはマーティンの
腰を固定して、前後運動を繰り返した。「はぁぁ〜」ダニーはマーティンの
背中に自分の精を吐き出していた。このまま寝たろ。明日は明日の風が吹く。
そう思うと、精液もそのままに、マーティンに寄り添って眠るダニーだった。
あー欝。
2さん早々にカムバック乞う。
1のじゃまったく萌えやしねぇ。
前さ、真性ゲイの香具師がいたじゃん。
あの香具師が書くのも読みたいねぇ。
疑り深いマァティンに萌!!
ダニィもちょーっと抜けてる感があってよんでて楽しいです(*´艸`)
毎週水曜日が楽しみ〜☆
とゆーか、毎週エンディングを観ると欝病併発の過呼吸の発作が出るのはなぜなんだろう…?
>>885 エピ見て(特にダニー&マーティン)毎週興奮しちゃってるってことなのかな?
お大事にね。
本スレで、書き手1さんに間違われて、申し訳ないです。
こっちを応援してますので、続き書いてください。
今日は続きなしなのかな〜。
心にぽっかり穴。
マーティンが横で飲んでるとダニーも飲みたいだろうね。
なんでアル中になったのかこの後のエピで分かるのかな。
アル中のダニーか、萌えるなぁ。
ギャングから更正してアル中も更正して、なぜFBI捜査官になれたのか
そのあたりはS2で出てくるのかな。
>>890 ええー、ギャングだったの?
続きみたいなぁ、NHKやってくれるだろうか・・・
>>890 アル中のダニー萌えですね!
マーティンとの生活の違いが明白になっていくんでしょうね。
二人の仲がどうなるのか心配。
>>885 ちゃんとクリニック通ってますか?お大事にね。(余計なお世話すみません。)
>>889>>892 うんアル中のダニー萌えます・・・が、自傷行為するダニーに萌えます。(←妄想)
>>893さん、ありがとうございます。通院歴15年のベテランです。
アル中にギャングかぁ…ますます萌w
その上、マイアミ市警でしょ。ダニーの過去は秘密が一杯!
NHKに続き放映の嘆願書を出し続けるしかないのかな。
派手なエイリアスすら続き放映しないNHKが地味なFBIを
放映するとは思えないけどね。
みなで「デスパレートな妻たち」をボイコットすればよいのか。
デスパレートな妻たちはブッシュ嫁のジョークネタになってたぐらいだから
派手でおもしろいんだろうな。
FBIはおもしろいけど地味だし、取っ付きが悪いから視聴者も少なげなんだよね。
そうなるとネタは10月発売のDVDだけになりますなぁ。
あたしは、書き手1さんの心理描写と書き手2さんの直接描写両方好き
だから、本放送が終わっても、続けて欲しいと思います。
ぜひFBIのシーズン2を放映して欲しいよね。
DVD買っても、あの関西弁はついてこないんでw
>うんアル中のダニー萌えます・・・が、自傷行為するダニーに萌えます。
いくら妄想だからってこの厨っぷりには驚く。逆に萎え。
厨設定じゃないのじゃ想像も限界なんだろうが、頭悪すぎ。
>>901に同意。
自傷までいくと怖いし、人が体に傷をつけるのなんて見たくない。
そうですね確かに頭悪すぎですよね。
ダニーと自傷癖があった元彼(アメリカ人)を重ねてしまいました。
みなさん気持ち悪いカキコすみませんでした。
いきなりレスがたくさんで驚いた。
>>865-866の自演失敗を無かった事にする為の
ログ流し目的でしょうか。
なんでこう穿った考え方しか出来ないんだろうね。
☆ チン マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<続きまだぁ〜??
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
>>904 同感。
ここまでふてぶてしくて痛い奴は珍しいわ。
以前叩かれてた時にはちょっと同情したけどね。
今思えば、叩かれるだけの理由があったってことだね。
>>908 禿同。
今は1さんと2さんが早く書き込んでくれないか待ってるのに
水差すなんて、なんでここにいるんだろ。
書き手1によって繰り返される自演や自意識過剰にはうんざりだけど
書き手2の話を読むために来てるという人もいます。
自分は書き手1の心理描写とかアラン・ショアの存在とか
続き読みたいと思うけど。
☆ チン マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<続きまだぁ〜??
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
ストーリーと自演とかって関係ないじゃね。
そもそも自演なんて分からないし。
ましてや自意識過剰なんてその人の感じ方次第だし。
おかずの議論はやめようってーの。
自分は1と2のコラボが好き。
二人ともストーリーのある話の展開だから。
一度限りなら誰でも書けるけど、連続して書き続けるのは難しいよ。
>>908 まあ、書き手2には罪はないと思うけどな。
書き手1は痛すぎ。
このスレに引っ込んだフリして本スレを荒らしたりしなければ
よかったのにね。
バレバレだよ。
>>914 同意。そういう意味では書き続けている二人ってすごいよね。
書き手1は普通のOLって言ってたけど、書き手2はどういう人なんだろう。
>>915 随分語気が下がってきたじゃんwテラワロス
あんたが書き手3になってなんか書いたらいいんでねーの。
書き手2はちょっとさっぱりというか、クールな気がする。
919 :
915:2005/08/09(火) 23:04:10 ID:???
語気が下がるも何も、915が最初のレスなんだが。
ま、本スレさえ荒らされなければそれでいいんだよw
そういうのを自演っていうんだよ。
865 名前: 投稿日:2005/08/06(土) 04:05:15 ID:j1cxGbqN
書き手2さん、いつも楽しく読ませていただいています。
夏季休暇中、書き手1さんにがんばっていただいて飢餓状態を脱したいと
思います。お体ご自愛ください。
866 名前:書き手1 842の続き 投稿日:2005/08/06(土) 23:14:55 ID:j1cxGbqN
声を荒げて留守電に伝言を入れたマーティンに、ダニーはあえて
コールバックしなかった。俺はどうせ信じてもらえないキャラなんやな。
あんなに大切に思っている相手の信頼も得られないなんて、俺は生活破綻者
なんやろか。ダニーはまっすぐ矢のように飛んでくるマーティンの攻撃に
半ば辟易しながらも、自らの生活を反省していた。
それにしても、なんでバレたんやろか。
>>921 これのどこが自演なのか、いまだに分からん。
時間も違うし。
IDが同じだ・・・
なーるほど。で、続きは〜?
書き手1がやる気うせなければいいんだが・・・
ここで書き手1さんの自演を鼻の穴を膨らませてサラしている人たちへ。
ストーリーを楽しみにしている人たちには迷惑なので、本スレに戻ったら
どうですか。貴方たちのやっている事ははた迷惑なだけで、少しも
建設的じゃない。
>>926 同意。自分も毎晩楽しみにしているので本当に迷惑。
ここまで追いかけてきてなじるような行為はやめてほしい。
1さんも本スレにはいってないじゃない。
>>926>>927禿同
ここには書き手1さんと、書き手2さんの作品を読みたい人たちがいるだけでいいんじゃないかな?
と言う事で、私も毎晩楽しみに待ってます。
ダニィたん、明日だね。。。ハアハア。。。
今日は雰囲気としてUPなさそう。
ヘンな奴らが来さえしなければ・・・
書き手1さん、がんがってください。応援してます。
こういうことしてるからますます嫌われるんだよねえ
書き手1は
なんつーか書き手1はヒトとして恥ずかしい、存在全てが。
傍観に徹しきれないっていうか、愚度が見たこともないレベル。
ある意味珍獣的で珍しいが、価値は0どころかマイナス。
903 :名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 13:23:31 ID:???
そうですね確かに頭悪すぎですよね。
ダニーと自傷癖があった元彼(アメリカ人)を重ねてしまいました。
みなさん気持ち悪いカキコすみませんでした。
↑これも書き手1だろうな。
気味悪いガイジン元カレ自慢と今時「カキコ」と言ってしまうオヴァ臭
それに突然口調が丁寧になるあたりw
板が板なら半Rだろうに。
●キャラハン・コテハン叩き、煽り、揶揄、釣り、頭のおかしな人は放置してください。
放置すべき対象を放置できない者も放置。
放置を徹底しないと、スレが廃れるだけです。
ダニィ、ドンパチシーン超カッコヨカッタ☆
今日はサマンサと行動かぁ〜ってガッカリしてたんだけど、これはこれでいい感じv
あーんな顔近付けられ尋問受けてるガードマンが裏山w
今日の話はDQNな身内を持つと不幸になるってオチだったのかなぁ?
ヴィヴィアン、素敵な人だ。
来週はまたなんてゆーか、すごい展開になりそうだね。。。
もう戻ってこないのかな?・・・
クラブソーダ片手に待ってるんだけど・・・
クラブソーダ飲みたいなぁ。
ダニーみたいに薄切りのライム入れて飲みたいね!
クラブソーダ。
ダニーは瓶ごとじゃなかったっけ?
来週は痴話喧嘩から一転プロポーズだから、見逃せない!
来週は二人そろって続きを書いてくれることを願ってます。
ダニー、瓶ごとぐびりって男っぽいね!
>>941 同意。
嫌味な煽りは無視して、まったり楽しみたいので
お願いします。
ダニー、コロナビールみたいにライムを瓶に絞りいれて欲しい。
>>932 何でこのスレにいるのか20字以内で答えよ。
今日も更新ないのかなー(ソワソワ)
☆ チン マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<続きまだぁ〜??
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
948 :
1:2005/08/11(木) 01:18:48 ID:???
スレ立てした1ですが、次のスレどうしましょう?
950じゃまだ早いと思うのですが?
ただ一気に進むのがここの特徴なので迷っています。
書き手1の自演擁護を見守るスレになりそうですね。
950 :
1:2005/08/11(木) 01:34:13 ID:???
もうそうゆうのやめませんか?
楽しみにしている人だっているわけですから。
自演だの自演擁護だのと言ったって、結局水掛け論にしかなりませんし、
以後気をつけてもらえば、これ以上追求しなくてもいいと思います。
また本スレに乗り込んでいる誰かさん
書き手の自演と思われるだけなんですけど
学習しましょ
952 :
1:2005/08/11(木) 02:23:26 ID:???
このままの雰囲気だと書き手の人たちも書きにくいと思われます。
早めに次のスレを立てて、仕切り直ししたほうがよさそうですね。
dat落ちしてしまうと読めなくなるので、この中のベストエピとか載せられたらいいのですが・・。
何かいいアイデアがあるといいのですが。皆様のご意見お待ちしております。
>>1 さん 改めて乙です。
このスレを楽しく拝読させていただいています。
確かに、今の雰囲気だと書き手さんたちは書きずらいと思います。
荒らし、煽りなどがなくなればよいのですが。
ベストエピについては、書き手1さんのザンジバル事件、書き手2さんの
縦列駐車事件がいいと思います。よろしくお願い致します。
書き手のキャラが変わらないと無理な気がする
1って、、、アンタ自爆たん=書き手1だろうに。
はぁ〜見苦しい。
>>955 >>1 は書き手1ではないよ。
あの時、別の板に書き手1が間違って立ててたので、
ここの
>>1さんが「キャラサロン」を紹介して立ててあげた。
前の方スクロールすれば状況が分かるよ。
どっちでもポイントがずれてるような
書き手1さんの自業自得だけど
>>955 ってプケラッ。そんな事情も知らないで叩いてたのか。未熟者めが。
自業自得の意味知ってる?
>>950に賛成。
あんたら話してる姿って「○○さんちの子が万引きしたんですって」
「まあ、いやだこと」「そんな人が近所にいるのって腹立たしいわね」
「ほんとに」とくっちゃべってる主婦のようだ。
>>958-960のそういう行為の報いが書き手1に降りかかる事を
自業自得っていうんだよ。
>>955 おまえ他の海外ドラマスレにもいる基地外だろ。
963 :
1:2005/08/11(木) 17:32:16 ID:???
今夜にでも新スレ立てます。
ベストエピは
>>953タソの意見のほかにありますか?
これはというのがありましたら、挙げておいて下さい。
自分としては続きを楽しみにしている中の一人なので、
次スレはマターリと進行していければと思います。
このスレ書き手2が名無しで立てたのかと思ってた
>>1 ちょっと上のレスでハァ??と思うこと書いてるようだけど・・・まぁ頑張って!!
いつも感想書かずにロムってる自分だけど応援してるよ。
966 :
1:2005/08/11(木) 18:27:10 ID:???
>>964 違います、想像力が貧相なので書きたくても無理ですね。スレ立てぐらいしかできません。
>>965 応援どうもありがとう。自分も普段はロム専門。
10時か11時頃に立てますので、それまでに挙げておいて下さると助かります。
そろそろサイトに移ったら?
ブログやメーリングリストでもよいのですが。
何人いるか知らないけど「書き手の続きを熱烈に読みたい人」にだけ
請求制にしてパス発行したら、ある程度自演除けになるかと思う。
海ドラの他ドラマの書き手さんが常識的にやってるんだから
そろそろFBIの書き手さんも常識的範囲内に戻れないかと。
こんなやおい要素が強いスレが存在しないしてしまった事態が
他ドラマであり得ない異常事態。
本スレの為にもFBIの常識的な書き手の為にもここらで
軌道修正してくれませんか?
もし自分が
>>1だったら、
次スレを立てるかどうか書き手1と2の意見を聞いてからにするけどねぇ。
さてさて・・・。
確かに。
そんなに焦ってdat落ちさせる必要は無いと思うけど
焦る理由が?
971 :
1:2005/08/11(木) 21:39:17 ID:???
確かに書き手さんたちの意見を聞いたほうが良いとは思います。
2さんは夏季休暇でお留守のようですし、1さんにいたっては出てきにくい状況でしょう。
自分としては次スレを立てて、心機一転自演騒動を吹っ切れればいいかなと考えています。
本スレとは無関係で進めていければと思うのですが、いかがでしょうか?
お互いに干渉しないようにすれば煽り・荒らし行為も減るのではないでしょうか?
>>967さんの仰ることはごもっともだと思います。ですが、現実にそこまでできるか疑問です。
ただ単に続きを読みたい、そのための次スレではダメでしょうか?
>1さんにいたっては出てきにくい状況でしょう。
書き手1さん名無しで書いていますよ。
> 971
本当に自演でないと言うなら、なぜIDの出る801板で出来ないの?
どう読んでも内容は801だよね。801スレなのに801板に立てないと
いうのも怪しすぎる。どうしても釣り師か荒らしの自演スレに見える。
腐女子の自分はそこがどうしても納得できないんだけど、> 967や私が
納得の出来る回答を出してみてよ。
974 :
1:2005/08/11(木) 22:02:22 ID:???
>>973 以前、書き手1さんが801板に一度スレを立てたのですが、
個人スレ(この場合ですとダニーのみ)の場合は801板ではダメだと言われました。
このキャラサロンは801も可だということで、自分がここに立てたわけです。
これで納得していただけるかはわかりませんが、一応801板に立てて断られたのは確かです。
そんなことより、パーティー抜け出さない?
誤爆?
>967の意見て何様?って感じ。
こんな2chの板でムキになるようなことなの?過干渉でキモい。
自分は書き手2のミランダ警告のがベストエピ。
ごく常識的な意見だよ
ただ単に続きを読みたい、それだけならブログでもメルマガでも
読みたい人だけに配信する形が書き手も読み手も平和でいいんじゃまいか
今までの闇雲なアンチと違って、今出てる意見には耳を傾ける姿勢も必要と思いますよ。
嫌がらせや高圧的な意見ではなく、老婆心や同志として身につまされた助言だと思う。
801を少しでもかじってる人なら分かると思うけど
今までやってきた事(おもに書き手1さんの)は掟破りに近いものがあるんだよ。
書き手としては素晴らしいと思うので、
ネットにおける801のルールというのも少しは学ぶことをお薦めします。
>>801を少しでもかじってる人なら分かると思うけど
>>今までやってきた事(おもに書き手1さんの)は掟破りに近いものがあるんだよ。
すみませんがよくわからないので教えてください。
>>967さんの仰ることはごもっともだと思います。ですが、現実にそこまでできるか疑問です。
どこが疑問か具体的にどうぞ
ちょっとは自分で勉強すりゃいいのに。
801板にでも行って半年ロムれ。
984 :
1:2005/08/11(木) 23:21:42 ID:???
>>981 書き手さんたちがそこまでしてくれるかどうか、自分にはわかりません。
自分のことでしたら答えられますが、そうではないため疑問と書いたのです。
これ以上は答えに困りますね。
もう少し穏やかにいきませんか?
801の掟ねえ、いろいろ面倒な世の中になりましたね。
この時間帯は、書き手1さんが最も活発にレスつける時間帯。
1さんじゃ決めかねる事だとは思うので
できれば書き手1さんに彼女なりの意見を書いて欲しい。
じゃないと1さんが気の毒だ。
>>984 1さんがやってあげる気はないの?
それならなおさら、1さんが勝手にスレを立てず、
書き手の意見を聞かないとだめじゃない。
勝手に立てちゃってるよ・・・。
989 :
1:2005/08/11(木) 23:38:23 ID:???
済し崩しにスレを立てるのだけはやめてね。
991 :
1:2005/08/11(木) 23:41:58 ID:???
書き手さんたちの意見を聞きたいのですが、現在まったくコンタクトがとれません。
ここも残りわずかですので、勝手ながら新スレを立ててきました。
>>987さんの意見もわかりますが、人の作品を勝手に配信するわけにはいきません。
書き手1さん、2さんが来てくれるといいのですが。
残り僅かなら議論用のスレを一時的に立てることもできるべ
>人の作品を勝手に配信するわけにはいきません。
だからこそ書き手を待ち、それまで一時避難所で議論を続けるべきorz
994 :
1:2005/08/11(木) 23:51:38 ID:???
そうですね、軽率でした。
書き手さんたちの意見を聞かずに立てたことは誤ります。申し訳ありません。
あらら〜〜新スレ立っちゃってる。
>>1さんが書き手1さんに次スレどうするか先にメールで問い合わせれば
よかったのにね。
dat落ちを防ぐために書き込みを控えましょうか。
ここでスレ終了
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。