85 :
名無しさん@ピンキー:05/03/09 22:52:42 ID:QM/zFLtH
その頃社長は写真を見ていた。
まだモッチーたちに見せずに1人で見ていた。
そんな社長のもとに理屈男が来た。
「何、嬉しそうにしているんだ?」と言い、社長の横に座った。
社長は写真を隠す素振りも見せずに「何?」と普通に言った。
理屈男は「A・ボーイが更衣室で写真がないって叫んでいたからさ。ってこの写真か。」と言い、写真を社長から取った。
「な、何だよ!」社長はびっくりした。
「この子なかなか可愛いね。」理屈男は写真を見て言った。
社長が焦った表情で「オレが盗んだなんて言うなよ!」と言った。
理屈男が「わかったよ。」と一言言った。
社長が「この写真どうするかな…。」と考え込んだ。
悩める社長に理屈男がアドバイスを言った。「お前、相川のこと嫌いだろ。相川の机にでも入れれば。」
それを聞いた社長はすぐに相川の机に写真を入れた。
「あ、ありがとう。」社長は感謝した。
理屈男は「まあ仲間同士だからな。」と言った。
するとA・ボーイが教室に来た。
「デヘデヘ!誰がオレの写真を盗んだんだ!」まだ怒っていた。
すると社長が「じゃあそんなにクラスの香具師疑うなら、机の中探してみろよ!」と言った。
A・ボーイは「デヘデヘ!わかったよ!」と1人1人の机の中を覗きこんだ。
A・ボーイが相川の机の近くに差し掛かったとき、社長は心でざまあみろと思った。
何も知らない相川が教室に来た―。
87 :
名無しさん@ピンキー:05/03/10 18:41:40 ID:ZQRUBWHS
A・ボーイが「デヘデヘ!あった!誰の机だ!」と大声で叫んだ。
すると相川が教室に入ってきた。
「デヘデヘ!相川!テメー、オレのバック荒らしただろ!?」とA・ボーイは相川に言ってきた。
相川はもちろん知るはずが無かった。
相川はこう言った。「今更衣室から来たんだけど。北川と一緒だったから、聞けば。福田でも良いよ。」
A・ボーイは相川の言うとおりか北川に聞いた。
「デヘデヘ!北川!お前相川と一緒だったか!?相川は怪しくなかったか?」
「そうだよ。で相川が何かしたの?は?」北川は怒った顔つきで言った。
A・ボーイは何も言わず、ミッキーたちのところへ行った。
社長は相川がA・ボーイにやられずちょっと悔しがった。
「まあ、あんなバカがするわけないからな。」と気持ちを切り替えた。
A・ボーイは誰がバックを弄ったかを忘れ、ミッキーたちのところへ行った。
「デヘデヘ!ビデオ見ようぜ!」A・ボーイはそう言って、ミッキーのクラスに入った。
ミッキーは「じゃあ行こう!」とA・ボーイ、アッパー、チョコフレークをつれって行った。
「デヘデヘ。本当に入って良いのかよ!」A・ボーイはそう言いながらも視聴覚室へと入った。
ミッキーがビデオを入れ、「じゃあ見るか。」と言ったその時、人の気配を感じた。
チョコフレークが「ちょっと待て!」と言った。
アッパーが「ぐへへへへ!じゃあ俺見てくるよ!」と外を覗いた。
89 :
名無しさん@ピンキー:05/03/11 18:12:38 ID:9SYC0DoF
アッパーが外を覗くと島野がいた。
「ぐもももも!島野ここで何している!」アッパーは奇声を上げた。
島野は「忘れ物だよ!」と言い視聴覚室へ入った。
中に入るとA・ボーイたちがいた。
「デヘデヘ!早く出て行け!」A・ボーイはそう島野に言った。
島野は「わかったよ!何で君たちここにいるの?」と驚いた表情で言った。
ミッキーが出てきて「お前に言う必要はない!」といい島野を蹴り飛ばした。
「な、何するんだ!」島野はミッキーに言った。
「!!」島野は何かを見つけた。
目のあった、チョコフレークは「お前みたいな香具師には見るものじゃないよ!」と罵倒した。
するとA・ボーイは「デヘデヘ!生かしておけないねぇ!」と島野を縛り付けた。
島野は「やめたまえ!君たち!」と叫んだ。
しかし、A・ボーイたちは縄を解かなった。
アッパーは「ぐへへへへ!これから良いものを見せてあげるよ〜。」と奇声を上げた。
ミッキーはビデオをセットした。
ビデオには陵辱されたまにまにの姿が写し出されていた。
「な、何なんだ!」島野は驚いた。
A・ボーイは「デヘデヘ!どうだ!処女喪失の瞬間は!」と言った。
しかし島野はわかっていなかった。
「まったく!早く返してくれよ!」島野は口を尖らせた。
チョコフレークは「仕方ないな」と良いながら縄を解いた。
島野は「いったいさっきのは何なんだ?卑猥すぎるよ!相川君に聞いてみよう!」と相川のところへ行った。
91 :
名無しさん@ピンキー:05/03/12 23:10:50 ID:qkBtKjoI
島野は相川のところへ行った。
「相川君!話が…。」島野は相川を呼び出した。
そして「処女ってどう奪われるのかい?」と相川に聞いた。
相川は戸惑った表情で「えっ!?その…?何で?」と言った。
島野は戸惑う相川に言った。「だって視聴覚室で…。A・ボーイたちに見せられたんだ。」
「A・ボーイたちが?何で?」相川は不思議そうな顔になった。
「オレは知らないよ!」島野は言った。
そこへ話を聞いていた北川が来た。
「おい!誰が奪われたんだ!?」北川は島野に聞いた。
「えっと…。まにまにだよ!」島野は言った。
すると北川は怒り出した。そして「島野!何で知っているんだ!」と島野に怒った。
島野は「まあまあ、怒らないでよ!オレはA・ボーイたちに視聴覚室でビデオを…。」と申し訳なさそうに言った。
北川は鬼の形相で「おい!まだ香具師らいるんだろうな!」と島野に聞いた。
「多分ね。」島野答えた。
すると北川は「相川行くぞ!」と勝手に相川と視聴覚室に行った。
93 :
名無しさん@ピンキー:05/03/14 18:58:51 ID:wK76IbpO
その頃視聴覚室ではA・ボーイたちがまだビデオを見ていた。
「デヘデヘ!このシーンが抜けるな!」と同じシーンを見ていた。
「ぶもももも!ボクちゃん、出ちゃったよ!」とアッパーは出してしまった。
ミッキーが「ったく!はい!」とティッシュをアッパーに渡した。
北川たちは視聴覚室に向かった。
「何でオレまで…。」相川は小声で言った。
北川は「とにかく行くぞ!」と怒った顔つきだった。
(やばいな…。こいつは本気だ。)相川は北川の顔を見て感じた。
A・ボーイたちは北川が怒っているのを知らずにビデオを見るのに夢中になっていた。
ガチャ!ドアから音がした。
「デヘデヘ!誰だ!?」A・ボーイは見に行った。
するとそこには鬼の形相の北川がいた。
「おい!てめえら!」北川はA・ボーイたちに怒鳴りつけた。
「デヘデヘ!何だい?北川君!?」そう言うA・ボーイの表情はどことなく媚った感じでキモい。
「今何見ていた!」北川の怒りは収まらない。
すると奥からミッキーが出てきて「やるのか?あ?」と絡んできた。
北川は「オレがぶっ潰してやる!」とミッキーに殴りかかった。
しかし北川はA・ボーイとチョコフレークに抑えられそうになった。
北川は怒っているのか、抑えてくる2人を一瞬でねじ伏せた。
「な、何!」ミッキーは北川の瞬殺技を見て驚いた。
只者ではないと感じた。
北川はオレも怒れば怖いと言わんばかりの表情を浮かべた。
「さあやるのか?」北川の口調はどことなく自信がある。
するとミッキーが襲い掛かった。北川はミッキーをサラリとかわし、ミッキーの後ろにつき、バックドロップをお見舞いした。
「うぎゃっ!!」ミッキーは倒れた。
「さあ吐いてもらおうか…。」北川がそう言ったとき、アッパーが奥から現れた。
「ぐへへへへ!よくもボクちゃんの仲間を…月に変わってお仕置きしてやる!」
アッパーはそう言って北川に襲い掛かった。
95 :
名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:20:52 ID:9DscwL/T
「ぐもももも!喰らえ!」アッパーは勢いのあるキックを北川に喰らわせた。
「ぐっ!」北川は倒れこんだ。
「おい!オレも行くぞ!」と相川が北川に近づいた。が、北川は相川を制した。
「大丈夫だ!」と力無く言った。
アッパーはこれでもかと言うほど蹴りを喰らわせた。
北川はもうメロメロだった。パンク寸前だった。
アッパーは北川の息の根を止めようとした。
しかし、「おい!」と相川が止めた。
今度は「ぐへへへへ!ボクちゃんのハイパーパンチを喰らえ!」と相川にパンチした。
アッパーの手からはものすごい勢いで手が出ている。
相川は避けきれず。その場で倒れた。
「ぶもももも!最後だな!」とアッパーが止めを刺そうとしたその時
「やめな!」と声がした。
アッパーは後ろを振り向いた。
するとおいとまがいた。
「ぐへへへへ!貴様は誰だ!?」アッパーはおいとまを知らなかった。
おいとまは小さい声で「オイラがお前の相手だ!」とアッパーに食いかかった。
おいとまはアッパーの背後に回り背中にとび蹴りを食らわした。
「ぶもももも!まだまだだ!」アッパーはそう言って、おいとまにパンチした。
しかし、おいとまは軽く交わした。
そして止めを刺そうとしたとき、アッパーは「オピョピョピョ!ボクちゃんが悪かった。」
と誤り始めた。しかしどことなく怪しい。
相川は「おいとま!もう一発やってやれ!」とおいとまに言った。
アッパーは「わ、わかったよ!」と相川にテープと写真を渡した。
相川がテープと写真を取ったらすでにおいとまは帰っていった。
おいとまは相川たちに拳を上げ去っていった。
「秀ちゃん、結構強いな。」北川はおいとまに脱帽した。
97 :
名無しさん@ピンキー:05/03/17 16:17:37 ID:nBCngPZ5
「これどうする?」相川は写真とテープを持ちながら北川に問いかけた。
北川は眉間にしわを寄せながら「俺に任せろ!」と言って、相川からテープと
写真を貰った。
「ど、どうするの?」相川は北川に聞いた。
「何で?」北川は憮然とした表情で聞いた。
「べ、別に…。」相川は何も言わなかった。
「俺、処分してくるから…。」北川はテープと写真を持って焼却炉に向かった。
(急がなきゃ!)北川はそう思い、焼却炉へ向かった。
しかし、ドーン!誰かとぶつかった。写真がバラバラになった。
(やばい!)北川はそう思い、写真をあわてて拾った。
「私も手伝いましょうか?」と言われた。
北川は拾うに夢中だった。しばらくして「じゃあ手伝って。」と言ってしまった。
(やばっ!他の人にもばれる…)北川は思った。恐る恐る顔を上げた。
するとまにまにだった。
99 :
名無しさん@ピンキー:05/03/19 18:56:11 ID:/PE/wy1r
北川は慌てた。(やばい!まにまにじゃん!)
まにまには自分の写真とは知らずに北川に渡した。
「写真見ちゃった?」北川はまにまにに聞いた。
「いえ…。」まにまには小さな声で言った。
北川はこの写真にまにまにが写っていることを言うか言わないかで迷った。
考えているとき、2人は沈黙状態だった。北川は何かその雰囲気がイヤだった。
(よし!言おう!そして処分してもらおう!)そう決めた。
「あの…。この写真は君が写っているんだ。」
「えっ…?そうですか…。」
「もちろん俺は撮ってないよ!」
「わかってます。」
「君にあげるから処分して!」北川はそう言ってその場から去った。
100
101 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 23:13:38 ID:Fk34eN7J
期待あげ
102 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 23:12:52 ID:D7HxXA69
続きキボーン
期待あげ
104 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 11:49:24 ID:IyuyFYXv
>>104 いやー悪い悪い。素で忘れてた。
つーか話の構想も、だいぶ忘れた。書いてみようか。
牛首奇譚 〜相川と仲間たち番外編〜
「第一夜・三日月」
「遠いところ、よくおこしやす」和服の似合う30代前半の女性が、私達を入口で出迎えてくれた。
動作や着物の色柄などから推測するに、この女性は…「女将さんね」「ああ、そうみたいだな」
名探偵の株を私から掻っ攫うと、まひるは嬉しそうに微笑みかけてきた。「体調は良いのか?」
「フフン、私を誰だと思ってるの?」「…やれやれ」軽口が叩けるなら、体調はもう良いようだな。
「…ところでキョウジ」「なんだ?」「女将さん、美人だね」「ああ、そうだな」「…」「なんだ?ああ。
たしかにお前の言うとおり美人だな」「…」「ん?何だ」「…い〜え、別にぃ?」「…?」相変わらず
訳のわからん女だ。私がちゃんと返事をしたのに、どこか不服そうに私をじっと見ている。
「恭次君、相川さんは『君の方が美人だよ』って言ってもらいたかったんだよ」おどおどした表情
で隣に立っていた男が話し掛けてきた。この男は前田利一(まえだ としかず)。渡瀬研究所の
メンバーの一人だ。いつも怯えたような表情をしているが、合気道サークルの主将を務めるほど
の腕の持ち主だ。一度、頼まれて組み手の相手になった事があるが、素人の私ですら分かる程
の技のキレがあったことを憶えている。さっきの会話どおり、利一は何かにつけて私とまひるの
仲を取り持とうとする、変わった癖がある。そのためか大学で知り合って以来、私とまひると利一
は、いつも校内では行動を共にしていた。
「利一、あいにくだが嘘は嫌いなんでな」「き、恭次君〜。そんなこといったら、相川さん怒るよ?」
「構うものか。真実に、何のためらぃグッ!」わき腹に鈍い衝撃が走り、思わず呻き声をあげる。
隣では、微笑みながら肘を私のわき腹から離すまひるの姿があった。「お、利一…見ろ。こんな所
に鬼が居やがったぞ」「きょ、恭次君…ボク、もうフォローできないよ」「なにをいう。こいつは立派な
オニじゃ…!!」「…恭次君、先に行ってるね」「…」狙いすましたまひるの拳が、私の鳩尾を確実
に仕留めていた。「…あれれ〜?キョウジくん、なんで蹲ってるのかなァ〜?」「…」乱れた呼吸で
笑顔のまひるを恨めしそうに見つめると、私の意識は薄れていった。
「やれやれ、アンタ達夫婦も飽きないね」禁煙パイプを咥えながら、長髪の女性が私を覗き込んで
いた。この女性は南海鳳(なんかいおおとり)。渡瀬研メンバーから「姉御」という愛称で親しまれて
いる女性だ。面倒見の良さと雰囲気から、誰とも無く付けられた愛称だが、ぴったりだと私は思って
いる。「姉御、すまない」「ん、何さ?」「見たところ、部屋のようだが…運んでくれたのでは無いのか」
「ああ、その礼ならセンセーに言うんだね」にやりと口元に笑みを作ると、親指で後ろのほうの中年
の男性を指差した。「…ああ」なんとか身体を起こすと、その中年の男性に軽く頭を下げる。「先生
すいませんでした」「ハハハ、気にすることは無いよ恭次」この男性こそが私の師であり、みんなの
師でもある渡瀬先生だ。ごつい体とは裏腹に、繊細さとと高い教養の持ち主で皆に好かれている。
私が小説家の道を歩み始めたのも、この人の尽力あっての事だ。
「そうだキョウジ」姉御が私の肩に腕を回してきた。「アタシ達、この旅館貸切状態なんだよ」「何?
そんなに客がいないのか」まあ、こんな所には、誰も来たがらないだろうが。「鳳の言う事は正しい
ですよ恭次」「へえ、それじゃあ…」他の客はいないんですか、と言おうとした私に、姉御が口を挟む。
「ああ、一人しか居ないのさ」「…一人?一人はいるのか」「居るっていってもなあ…なんつーか…」
後頭部を掻きつつ視線を先生に向ける姉御。にっこりとした微笑みのまま、先生が話を繋げる。
「ユニークな御仁です」「そうでしょうね、こんな所に一人で来るんですから」「ハハハ、まぁそういう訳
ではありませんよ」「そうそう、キョウジも会えば分かるよ」「そんなに変わってるのか」「名刺を頂きま
してね、ええっと…」そう言いながら、先生が名刺入れを取り出す。「ああ、ありました。探偵をしている
そうですよ」「探偵?名前は何て言うんですか?」私の言葉に、先生は返事に困ったような顔をした。
「”カズト”さんというそうですよ。なにしろ、それしか名前が書いてませんから」
108 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:48:48 ID:rlVcQGce
109 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 23:38:59 ID:+UavnVFu
あげ
110 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 17:14:26 ID:FnahAXyw
期待上げ
111 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 20:51:44 ID:hHXKB/J3
111ゲット
112 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 16:39:17 ID:hWnV3NFt
>>99続き
その頃相川は家でテスト勉強をしていた。
今度のテストで、100点取ったらご褒美をあげると、アイドルに言われたから必死に勉強をしていた。
ジョージアもご褒美をくれると言っていた。しかし、ジョージアの問題は意地悪なので100点なんぞ取れない。
相川はアイドルの問題だけ、満点を目指している。しかし、相川以外にもモッチーやA・ボーイなど100点を目指しているライバルたちがいる。
相川はライバルに負けまいと必死に勉強している。
勉強がある程度捗った時、ピーンポーンとチャイムが鳴った。
相川は面倒くさそうにドアを開けた。すると、北川がいた。
「どうした?」相川は北川にそう言った。
北川は「勉強しようぜ。」と相川の家に上がり込んだ。
「写真、どうした?」と相川は聞いた。
「あれか…。捨てたよ。」北川は神妙な顔つきで答えた。
「ど、どうしてさ?」相川は驚いた表情で言った。
「別にいいだろ。」北川は言った。
北川は相川にまにまにに会ったことを言わなかった。
言ったら相川にからかわれるのではと思ったからだ。
「秀ちゃん呼ばないか?」と北川は言った。
「別にいいよ。邪魔にならなければね。」相川はそう言ってコードレスを北川に渡した。
113 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 16:28:39 ID:i9yD3nkJ
「もしもし?秀ちゃん?」北川は秀ちゃんに電話した。
「な、何?」秀ちゃんはいつものように小さい声で答えた。
「今からさ、相川の家で勉強しない?」
「い、いいよ。」
数分後おいとまが来た。
「おう!来たか!」相川はおいとまを歓迎した。
「何勉強する?」おいとまは聞いた。
「俺は、アイドルの勉強!」相川は元気よく答えた。
「カズトに聞いてないよ。」おいとまは突っ込んだ。
「俺と秀ちゃんは数学やろっ!」北川はおいとまと一緒に数学を勉強した。
「そういえばさ、本当にアイドルはご褒美くれるのかな?」おいとまはいきなり言った。
「だから勉強しているのさ!」相川は言った。
「お、お前…。」北川は唖然とした。
「じゃあ取ってよ。オイラにご褒美教えてよ。」相川とおいとまは約束をした。
114 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 00:23:30 ID:oQoY0p1N
数日後―。テストの日が来た。
相川は昨日寝るギリギリまで勉強をした。今回のテストに賭ける意気込みが伝わってくる
北川はそう感じた。
そしてテストの時間が来た。
(よしやってやる!)チャイムが鳴った。さあ戦闘開始だ、と言わんばかりにみんな回答を書き始めている。
相川はすこし頭が真っ白になった。
(そんなの出てきたっけ…)心に迷いがあった。
(もうこの際、自分を信じよう。記憶を信じよう。)相川は気持ちで乗り越えた。
心ではもう100点だ。という気持ちもあった。
キンコーンカーンコーン―。チャイムが鳴った。
相川は後ろのから回答を回収された。もう後戻りは出来ない。
ここから先は運に任せるしかない。
果たして相川は100点を取ってご褒美はもらえるのか―。
115 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 19:22:23 ID:APSGWywE
あげ
牛首奇譚 〜相川と仲間たち番外編〜
「第ニ夜・半月」
部屋を後にすると、私は旅館の散策がてら件の”カズト”と呼ばれる人物を探してみる事にした。
立派な作りの廊下を歩いていると、あの女将さんが紅い和服の女の子を連れて歩いてきた。
女将さんは私の姿を見ると、足をとめ深く一礼した。私は女将さんに”カズト”なる人物について
聞いてみることにした。「失礼ですが、こちらに”カズト”さんという方がいらっしゃると…」「ええ。
あの方でしたら、お庭のほうへお出になられました」「そうですか、そりゃどうも」そう言ってすれ
違おうとした瞬間、ぐいっと私の体が後ろに引っ張られた。 思わず倒れそうになる体を建て直し
後ろを振り向いた。
女将さんの隣にいた女の子が、私のズボンをしっかりとつかんでいた。「…私に何か用かな?」
正直、私はこうやって服を引っ張られるのが好きではない。しかし、相手は年端もいかぬ女の子。
努めて紳士的に振舞った私の目をじっと見ながら、その女の子はゆっくりと口を開いた。「あなた
好きな人いるの?」「ははは、こりゃ……ずいぶんとませた子だね。いいや、居ないよ」「嘘でしょ」
「初対面の女の子に嘘ついたってしょうがないだろ?」「…」女の子の眼力に負けじと、女の子の
顔を見つめ返した。女将さんにどこと無く似て綺麗な顔立ちをしているが、肌はまるで人形の様
に白く透き通っている。髪の毛もおかっぱ頭で、遠目に見たら大きな日本人形のようだ。しかし、
じっと見る目の奥の、どことなく不思議な光が、この子が人形ではないと分からせている。
「さて、悪いけど手を離してもらえるかな?」助け舟を求めるように女将さんを見た私は、彼女の
様子に妙な違和感を感じた。何か期待するような、それでいて、恐ろしいものでも見るような目…。
これが、実の娘に投げかける視線だろうか?私の視線に気が付いた女将さんは、その女の子を
咎める様に肩をぽんと叩いた。「椿、お客様が困ってらっしゃるでしょ?手を離しなさい」「…」「椿」
前よりもしっかりとした声で、女の子(どうやら椿という名前のようだ)を咎める女将さん。その声に
ようやく私のズボンから椿の手が離れた。そのまま庭へ行こうとする私に、椿の声が聞こえてきた。
「お兄さんの好きな人、相川まひるっていうのね」「…宿帳を勝手に見るのは感心しないな」この手
の神通力と呼ばれるヤツは、たいてい宿帳とかの名前を書いたものを利用することを知っていた
私は、すぐにそう切り替えした。怯むと思っていた私の反応を嘲る様に、微笑を浮かべる椿。そして
その薄笑いを浮かべた顔で、私に向って一言呟いた。
「もしかすると、まひるさんが殺されちゃうかも」
怯んだのは、私のほうだった。普通小説なんかでは「殺す」だの「死ぬ」だのは何のためらいもなく
使われている。だが、現実世界では別だ。それが今、こんな幼い少女から「殺される」という言葉を
聞かされるとは。私の動揺する様を読み取ったのか、けらけらと声を立てて椿は笑う。
「お兄さん、そうじゃないでしょ?まひるさんの名前が出たからあわててるんでしょ?」…何?何を
言っているんだこの娘は…?冷や汗が伝ってくるのがわかる。ぞっとするような空気に耐え切れず
椿に背中を向けて庭へと走り出した。その背中に、また椿の声が聞こえてきた。
「それじゃあね、相川恭次さん」
庭には、知っている人間しか居なかった。さっきまでの押し潰されそうになる、あるいは恐怖のような
空気とはうってかわって、田舎特有の長閑な世界が広がっていた。私の姿を見て、写真を撮っていた
眼鏡の女性が、手を止めて近づいてきた。「恭次さん!もう大丈夫なんですか?」大きなカメラを手に
持ちながら、心配そうに私を覗き込む。この女性は小野町子(おのまちこ)。渡瀬研は今まで紹介して
きた人物と彼女を合わせた、計6人で全部だ。「やあ小野さん、また写真?」「ええ!ここは本当にいい
とこですね。画になる景色が一杯です」「そうかな?」「そうですよ」にっこりと笑いながら、周りをくるり
と見回すように、小野さんは手を広げた。「ただの木や草でも、場所によって色々違うんですよ。それを
小さなフレームいっぱいに収めるのが、いいんですよ!」「そうか。本当に写真好きなんだね」「え…。
は、はい……本当は恭二さんの…」なぜか言いにくそうに顔を紅くさせて、もじもじとし始める小野さん。
「あれ?私がどうかしたのかな」「い、いえ!別に…」話題を変えるように、再び庭を見渡す小野さん。
「そ、そういえば恭二さん」「ん?何かな」
「宿帳、早く名前書いた方がいいですよ」
117 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 20:34:41 ID:Vtsi2DsC
期待あげ
118 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 18:31:13 ID:MvtNiPen
あげ
閑話休題
しおりん「はい♪ど〜も、しおりんです」
小雪「…」
しおりん「小雪さん、反応悪いよ」
小雪「いきなりこんな所に連れ出して、私にどうしろというのだ。さっさと用件を言え」
しおりん「うわ、小雪さんってキツイ系?一回も登場してないから分からなかったよ」
小雪「…用が無いなら、帰らせてもらうぞ」
しおりん「あ〜ん!まってよ小雪さぁ〜ん」
小雪「…」
しおりん「やあん、その怒った顔もス・テ・キ♥」
小雪「用・件・を・言・え、と言った筈だが」
しおりん「うふふ…そう慌てないで。ねっ?」
小雪「…(こいつ、こんなキャラだったか?)」
しおりん「ええっとね〜、まあこれから何をするかと言いますと。
とりあえず二人であらすじみたいなのを解説していこうと、そんな感じ?」
小雪「なんだそれは。それなら、いつもお前の隣に居る女とやればいいではないか」
しおりん「あン、かおりんはいいの。小雪さんとシたいんだ・か・ら♥」
小雪「は、はぁ?…ま、まあ解説というのなら、してやらんでもないが」
しおりん「さっすがぁ、小雪さんっ!もうっ、大好きっ!」
小雪「こ、こら!いきなり抱きついてくるなッ」
しおりん「うわぁ〜…小雪さんの髪って、サラサラしててとってもいい香り…」
小雪「おい!一体何を……うわぁ?!貴様っ、ど、ど、ど!どこに触っている!」
しおりん「ん〜?小雪さんの、おっぱい」
小雪「ッ!?て、手をどけろッ!こらっ」
しおりん「あぁ〜、おっきくて柔らかくて…ずっとこうしていたい…」
小雪「お、おい!離せと言っているのが聞こえんのか!!は、離せえッ!」
しおりん「うふふ……大丈夫、外には聞こえやしないから♪いっぱい声出していいからね〜」
小雪「う、うわぁ〜ッ!?」
つづく
閑話休題A
しおりん「ふう……お、思わず襲っちゃうところだったわ」
小雪「はぁ、はぁ…(あ、危ないところだった)」
しおりん「それじゃあ気を取り直して…あらすじ、いってみようか?」
小雪「お前一人でやれ。私は帰る」
しおりん「え〜ッ!せっかく小雪さんが同性愛に目覚めたのに〜」
小雪「誰が目覚めるか!というか、あらすじはどうした」
しおりん「あ、そうだった。ゴメンゴメン。
え〜っとね。このスレッドにあるお話は大体
>>12あたりから始まるのよね〜」
小雪「なんだ、その”だいたい”というのは…
>>8や
>>11にも何か書いているだろう」
しおりん「あ、それはね。イントロ部分だから本編とはちょっと違うと思うよ。
ちなみに
>>2-6は登場人物紹介なんだよね」
小雪「なるほど。では新しくスレッドに来た人は
>>12あたりから読めばいいのだな?」
しおりん「小雪ちゃん正解っ!でも一応人物紹介にも目を通した方がいいかも」
小雪「……おい、いつの間にか”ちゃん”で私を呼んでいないか」
しおりん「あっ?呼び捨ての方が、興奮する?」
小雪「…”ちゃん”でもいいが、呼び捨てにはするな。本気で怒るぞ」
しおりん「やだ小雪ちゃんったら…案外ウブなんだね」
小雪「…それで
>>12はどういった話なのだ?」
しおりん「(チッ、スルーしたか…)え、ええっとね〜。まあ主人公の相沢君の私生活かな?」
小雪「なんだ、そのいい加減な解説は。第一に、主人公の名前は相川だろう」
しおりん「う…小雪ちゃんツッコミもキツイね。あっ……じゃあ、アソコはどうなのかな…?ふふ…」
小雪「な、なッ…!?い、いきなり何を言っている!そんな下劣な話に応える義務は…」
しおりん「あれれ〜?わたし、”アソコ”としか言ってないけど〜?」
小雪「あ」
しおりん「ね、ねえねえ。どこのコトだと思ったの〜?ねえねえ〜」
小雪「……」
しおりん「小雪ちゃんの、むっつりスケベ♥」
小雪「…(い、言い返せない……不覚)」
121 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 19:00:11 ID:mg9lJvp0
あげ
122 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 20:05:02 ID:JdRbbZAp
あげ
123 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 18:06:33 ID:PndA45UI
期待
124 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 14:55:22 ID:VHEasFs8
あげ
期待上げ
126 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:47:05 ID:DVTajxQr
あげ
127 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 12:58:32 ID:Hw+gFcW4
あげ
128 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 16:42:52 ID:R1j0MAwi
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129 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 13:24:03 ID:vJRZjGrc
あげ
130 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 18:35:12 ID:hDFVGBXP
あげ
131 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:37:52 ID:rAOgrUwO
捕手
132 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:23:16 ID:KM1dpL4S
捕手
133 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 19:00:18 ID:eRqxCBON
ほほう
夢見る少女じゃいられなーい