驚天動地の愛を叫ぶスレinキャラサロン

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259名無しさん@ピンキー
別れてから、その存在に、あの場所の大きさに気がついた。
少しでも傍で見守っていたかった。
貴方がまだ苦しんでいたなんて知らなかった。
新しい恋で癒されたのだと信じていた。

好きだから、ずっと苦しかった。
言葉では表せないほど、何度も何度も憎んだ。
あまりの感情の揺れに、大海に出た小舟は沈んだ。
何度も、何度も…。
弱さだけが私を打ちのめし、凍るように笑うことを覚えた。
本音なんて、言えなかった。
大嫌いだった。誰よりも大嫌いだった。

でも、救われていた…。貴方の言葉に。
寄せてくれる心に。存在に。
愛憎が自分の胸を渦巻き、どうしようもなかった。
身を守るため、離れるしかなかった。

離れて、初めて後悔した。
本音を言ってあげればよかった。
それがどんなに醜い言葉でも、「大嫌い」という言葉でも
言ってあげればよかった。
彼女は裸で、心から裸で向き合ってくれていたのに。
本音を必要としていたのに。
信じられないのは自分だった。自分の弱さだった。
何もかも、弱さゆえに逃げた。
取り戻せないなんて知りもせず。
260名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 20:23:40 ID:???
もう、彼女は恋人とは呼んでくれない。
去った後に書かれた「あの人は恋人ではなかった」の
一言に凍りついた。
「一番、愛してる」の一言は他者のものだ。
彼女の一番は私ではない。
それでも…私は彼女が一番なのだろうか?
わからない、わからない、わからない…。

いや、わかっている。でも、認めたくない。
それは…辛すぎる。

それでも、近くで見守りたかった。
でも、それは不可能だと知った。
私は一切彼女を傷つけたくないから。
もう、どんな苦しみも与えたくないから。
私がいること自体が彼女を傷つける。
ならば…消えよう。あの場所から、離れよう。

恋とは違うかもしれない。でも、大切に思っていたよ。
どうか、新しい恋を大切にして欲しい。
私のような感情を味あわせないでほしい。
私が願うのは、それだけ…。

恋人として、憎んだ。
人間として、嫌った。
家族のように、愛した。

いまも、愛しているよ。
幸せになって欲しい。
たぶん、気持ちは変わらない。
もう私が泣かせるのだけは、苦しめるのだけは嫌だ。
幸せな夜を重ね、私のことは忘れて欲しい。

月は太陽の光で輝く。
私は光を失った月を見上げるだけ…。