【ベル・エキップ】高遠七瀬への愛 6日目【絡み酒】
手も温まり、二人で紅茶を飲みながら浪馬は自分の部屋の中を改めて眺める。
七瀬が勧めてくれた紅茶、お揃いのカップ、整理された部屋。
もう一人だけの空間では無くなっていた。
浪馬「さて、では明日の予定を決めましょうか?」
七瀬「うん、でもいいの?」
浪馬「?」
七瀬「ほら、バイト行ってたって、、、」
浪馬「デート資金?それなら大丈夫」
七瀬「そうじゃないの、疲れてるんじゃないかなって?」
浪馬「伊達にキックボクシングやってないってば」
七瀬「うん、、、」
何故バイトなのか、お金が必要か、それは七瀬に言えなかった。クリスマスまで2ヶ月を切っている、
それまでにプレゼントを用意しなければならない。どうしても渡したい物がある、、、
当然ビックボデーでの給料もある。でもそれには手を付けられなかった。
浪馬は今後の事を考えていた。浪人、そして大学。
七瀬とできるだけ長く居たい、そう考えた結果の事だ。
後悔も無いし辛いとも思わなかった。
七瀬「食事とか大丈夫なの?」
浪馬「あーあぁ、なんとか、微妙、、、」
七瀬「、、、、、、」
七瀬は何か考え始める、まるで執行部での仕事をしている時のような真剣な表情。
七瀬「そう、わかったわ!デートの後に必ずわたしの白濁液飲ませてあげる。
その方が安く済むと思うの。たんぱく質豊富だし冷凍すれば結構保つわよ」
嬉しそうに話を進める七瀬を見て浪馬は思う。(ついに七瀬もしゃぶられるの病み付きになったか。)
七瀬「体力がついて!健康に良くて!あ〜何発出そうかしら?
チンカスもしっかり掃除しておくわね!」
七瀬は満面の笑みである。
浪馬「頑張らないとな」
七瀬「?」
浪馬「何でもないよ!」
浪馬は更に頑張ると心に誓うのであった。
そして数時間前の七瀬の中にあった不安の消えていた。