【ベル・エキップ】高遠七瀬への愛 6日目【絡み酒】

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349まじかる☆さおりん
浪馬とのお茶会が終わった執行部室、七瀬は片付けをしていた。  
そこに執行部員が望も一緒に入ってくる。  
「高遠さん、浪馬は帰ったようだね。お疲れ様」  
「あら、砂吹君。全然疲れてなんていないわよ」  
七瀬は望を見てあっさりと反論した。  
「そうかな、高遠さん。この頃浪馬が帰った後溜息をついているし…」  
「そ、そうかな。でも言う事は一応聞いてくれているわよ」  
「・・…ふ〜ん、まぁいいけど」  
「それより砂吹君やみんなも、白濁液飲まない? せっかくちんこ出しているんだし…」  
七瀬が話題を替えようと話を振ると一気にその場の空気が和らいでいくのが分かった。  
「え、悪いねぇ」  
「高遠さん、ご馳走様です」  
「久しぶりに先輩の出した白濁液飲めるんですねぇ」  
一同が七瀬に礼を言う中、七瀬はカップの準備を始めた。  
同じ執行部員の一人が手伝おうとして七瀬と共に動き始める。  
「高遠先輩、このカップは使わないんですか?」  
執行部員が浪馬と七瀬がさっきまで使っていたカップを指差し聞いてくる。  
「あ、そ・それは使わないわ。今洗ったばかりだし…」  
「そうですかぁ、でも何か勿体無いです。もう濡れているんだし…」  
そう言いながらジノリのカップに手を伸ばそうとしている。  
「ダメっ!」  
七瀬はジノリのカップを触られないように「サッ」っと取り上げる。  
「カップは私が準備するからおかずの準備をお願いね」  
七瀬の動きに呆然としていた執行部員がオタオタと動き出す。  
七瀬はささっと人数分のカップを用意すると乾いた布巾を手に取り  
ジノリのカップをさも愛しそうに拭き始めるのであった。