やはり三角関係に納得するには相手の男の詳細が必要なんだよ。
それに応じてヒロインの心変わりにも説得力が欲しい。
だいたいマンガとかでは主人公(男)が言い寄ってくる女にふらふら・・・
ってパターンが多いような気がするね。
今日読んだ「水の誘惑」とかはヒロインの浮気ありーの流産ありーのいてエ内容だが、
少なくともライバルはいいヤシだったし、紆余曲折ありで元サヤに戻った経過も納得できる。
つまり横の関係を否定した時点でこのシナリオはダメ決定だったわけだ。
まあ確かに攻略必須イベントだけで、他は無視して攻略も可能だろう
しかし、普通はCG・回想があるイベントは必ず見ようとするからな
これが気分の悪くなるイベントが「ホテルでばったり」のような只の立ち絵だけの
イベントなら「わざわざ見ようとするからだボケ」と言われてもしかた無いんだが
「愛のおもいで」なんてのに入ってるもんな、「たまき」の場合
結局な、たまきってゲーム冒頭では、まだ子供なんだよ。
高校生だけど、自己の行動規範は幼稚園児並み、くらいかな?
だけど、公共の場で他者を認識する能力はあるみたいだから、一時的なものだった。
そういう状態のたまきを食い物にした医大生って、最低の人間なんだけど、
そのあたりの描写がおざなり。もうごっそりシナリオの数パートをいきなり
削除したみたいにメチャクチャ。
それに輪をかけて、、今時のプレーヤーは一から十まで解説してもらわ
ないと物語というものを理解できないから、さらに戸惑うし、混乱するんだな。
それが医大生との失恋の痛手で、突然、自分が大人になってしまったから、
たまきはもの凄く戸惑ってる。結果、端から見ると異常な行動に出る。
その表現がうまくないのと、イベント制御のバグがあることから、完成された
物語とは到底呼べない最低の領域まで、このゲームは墜ちていく。
それにここまで、たまきんが叩かれる理由だが、これは現実女性への憎悪をたまきに
転嫁しているんだろうね。
もしもたまきがベタでも幼なじみ、バージン。そしてイベント制御が正しかったら
七瀬よりも人気が出ただろう・・・たまきたん(*´Д`)ハァハァ、なんてね。
成長する物語を書くというのは大変である。
単純に「技術能力が弱い」のを成長させるのが主な手法となるが、
さらに込み入ったものを書こうとするならば
人物の精神的成長(あるいは屈折)を避けることが不可能だからだ。
そしてそのためにはその人物に際だつ「欠点」を設けなければならなくなる。
当然の事ながら見る側はそれに怒りを覚えるだろうし、
作る側は作るのが嫌になるだろう。
変な話を作ると避けて通るよりもっと酷い評価を受ける。
だから欠点は主に悪役にばかり置かれるのだが、
話をより際だたせるためには主人公側にも「欠点」を
用意する必要がある。
とマジで論じてみるテスト。