小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第15章〜

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462司書補 ◆jlXQwsYhgY
あからさまに理多を奥へ誘うかのような香りに、少女はかえって訝(いぶか)しんだ。
(長居しないほうがよさそう…)
まだ多少は濡れるが、雨も間もなく止むに違いない。そう思った理多は再度、注連縄をくぐり、外へ出ようとしていきなり額をぶつけるという異常な現象を目の当たりにした。
「なに………これ……?」
出られない。