小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第15章〜

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460司書補 ◆jlXQwsYhgY
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ブルブルッと頭(かぶり)を振って、理多は不本意な回想を頭から振り払った。
他人に知られることのない夢の中とはいえ、誘惑に負けてあのような言葉を口にした己の意志の弱さに忸怩たるものを感じる。
「まさか……ううん、あんなの現実にいるわけない……」
理多は自分に言い聞かせるようにして、外を振り返った。